JPS6191598A - 放射線遮蔽体 - Google Patents
放射線遮蔽体Info
- Publication number
- JPS6191598A JPS6191598A JP21272484A JP21272484A JPS6191598A JP S6191598 A JPS6191598 A JP S6191598A JP 21272484 A JP21272484 A JP 21272484A JP 21272484 A JP21272484 A JP 21272484A JP S6191598 A JPS6191598 A JP S6191598A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- radiation
- aggregate
- specific gravity
- uranium
- Prior art date
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- Pending
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- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は原子炉や燃料再処理施設等において放射線を遮
蔽するための放射線遮蔽体に関する。
蔽するための放射線遮蔽体に関する。
「従来の技術」
原子炉や燃料再処理施設等では、放射線源から放出され
る各種の放射線を吸収し、その有害な影響から人体や機
器を保護するために、その周囲に放射線遮蔽体が設けら
れている。
る各種の放射線を吸収し、その有害な影響から人体や機
器を保護するために、その周囲に放射線遮蔽体が設けら
れている。
このような放射線遮蔽体の材料の一つにコンクリートが
ある。コンクリートは堅固であり、また低コストで種々
の形状のものを容易に作ることができるので、−1i1
Qに広く用いられている。特にガンマ線に対しては比重
の大きい物質はど遮蔽性能が高いことから、重コンクリ
ートを用いることがある。
ある。コンクリートは堅固であり、また低コストで種々
の形状のものを容易に作ることができるので、−1i1
Qに広く用いられている。特にガンマ線に対しては比重
の大きい物質はど遮蔽性能が高いことから、重コンクリ
ートを用いることがある。
ところで従来の重コンクリートでは、その骨材として重
晶石、磁鉄鉱あるいは鋼材の打ち抜き片等が用いられて
いる。ところがこのような重コンクリートでは、その骨
材の性質上、比重は高い場合でも6g/cm3程度が限
度である。
晶石、磁鉄鉱あるいは鋼材の打ち抜き片等が用いられて
いる。ところがこのような重コンクリートでは、その骨
材の性質上、比重は高い場合でも6g/cm3程度が限
度である。
「発明が解決しようとする問題点」
このように従来のコンクリート製の放射線遮蔽体では、
比重が高い場合でも6 g / c m3程度が限度で
あるので、強いガンマ線に対する遮蔽性能を十分とする
にはその厚さをかなり厚くしなければならないという問
題があった。
比重が高い場合でも6 g / c m3程度が限度で
あるので、強いガンマ線に対する遮蔽性能を十分とする
にはその厚さをかなり厚くしなければならないという問
題があった。
本発明はこのような事情に鑑み、コンクリート製である
にも拘らず比重がより一層高い放射線遮蔽体を提供する
ことをその目的とする。
にも拘らず比重がより一層高い放射線遮蔽体を提供する
ことをその目的とする。
「問題点を解決するための手段」
本発明では、骨材として劣化ウランを用いたコンクリー
トによって形成し、比重を従来の重コンクリート製のも
のよりも高くすることができるようにしたものである。
トによって形成し、比重を従来の重コンクリート製のも
のよりも高くすることができるようにしたものである。
「実施例」
以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例における放射線遮蔽体の一部
を表わしたものである。この放射線遮蔽体は、骨材1と
して劣化ウランを用いたコンクリート2によって構築さ
れている。劣化ウランによる骨材1の形成方法には次の
いくつかの方法が考えられる。
を表わしたものである。この放射線遮蔽体は、骨材1と
して劣化ウランを用いたコンクリート2によって構築さ
れている。劣化ウランによる骨材1の形成方法には次の
いくつかの方法が考えられる。
■金属ウランあるいは二酸化ウランをアルミニウムや鉄
等からなる容器に封入する。
等からなる容器に封入する。
■粉末状の酸化ウランにベントナイト等の添加物を加え
て混合し、更にポリビニルアルコールやメチルセルロー
ズ等の水溶液(固定剤)を加えてクリーム状とし、乾燥
させて固化させる。
て混合し、更にポリビニルアルコールやメチルセルロー
ズ等の水溶液(固定剤)を加えてクリーム状とし、乾燥
させて固化させる。
■前記■の方法によって得られたものにアルミ −ニウ
ムを蒸着して被覆する。
ムを蒸着して被覆する。
■前記■の方法によって得られたものを更に焼結してセ
ラミック状とする。
ラミック状とする。
ところで劣化ウランの比重は金属ウランの場合18、’
85g/cm3であり、二酸化ウランの場合10.97
g/cm3であるので、この放射線遮蔽体の比重を6〜
15g/cm’程度とすることができる。放射線遮蔽体
の比重がこのように高いと、ガンマ線に対する遮蔽性能
はより一層高められることになる。
85g/cm3であり、二酸化ウランの場合10.97
g/cm3であるので、この放射線遮蔽体の比重を6〜
15g/cm’程度とすることができる。放射線遮蔽体
の比重がこのように高いと、ガンマ線に対する遮蔽性能
はより一層高められることになる。
例えば骨材として劣化ウランを用いたコンクリートの比
重が13g/cm3であるとすると、第2図において実
線で示すように、放射線遮蔽体の厚さが増大するに従っ
て1MeVのガンマ線の透過率が急激に減衰されること
になる。これに対し、骨材として鉄を用い、比重が5
g / c m3 の従来の重コンクリート製の放射線
遮蔽体では、同図において一点鎖線で示すように緩慢に
減衰される。
重が13g/cm3であるとすると、第2図において実
線で示すように、放射線遮蔽体の厚さが増大するに従っ
て1MeVのガンマ線の透過率が急激に減衰されること
になる。これに対し、骨材として鉄を用い、比重が5
g / c m3 の従来の重コンクリート製の放射線
遮蔽体では、同図において一点鎖線で示すように緩慢に
減衰される。
従ってこの例の場合jこは、放射線遮蔽体の厚さを従来
の重コンクリート製のものの1/4程度とし−でも、ガ
ンマ線の透過率をほぼ同じとすることができる。
の重コンクリート製のものの1/4程度とし−でも、ガ
ンマ線の透過率をほぼ同じとすることができる。
なお上記実施例では骨材1として劣化ウランを用いたコ
ンクリート2のみで放射線遮蔽体を構築しているが、こ
れに限定されるものではない。例えば第3図に示すよう
に、骨材1として劣化ウランを用いたコンクリート壁2
の両側(または片側)に、骨材として砂や砂利を用いた
普通コンクリート壁3(あるいは重コンクリート壁)を
設けてもよい。また例えば第4図に示すように、コンク
リート壁2の両側くまたは片側)に鋼板4を設けてもよ
い。このようにすれば、図示しない放射線源から放出さ
れた中性子線がコンクリート壁2に吸収され、このとき
ガンマ線が発生してもこれは普通コンクリート壁3ある
いは鋼板4に吸収され、従って中性子線を遮蔽すること
もできる。
ンクリート2のみで放射線遮蔽体を構築しているが、こ
れに限定されるものではない。例えば第3図に示すよう
に、骨材1として劣化ウランを用いたコンクリート壁2
の両側(または片側)に、骨材として砂や砂利を用いた
普通コンクリート壁3(あるいは重コンクリート壁)を
設けてもよい。また例えば第4図に示すように、コンク
リート壁2の両側くまたは片側)に鋼板4を設けてもよ
い。このようにすれば、図示しない放射線源から放出さ
れた中性子線がコンクリート壁2に吸収され、このとき
ガンマ線が発生してもこれは普通コンクリート壁3ある
いは鋼板4に吸収され、従って中性子線を遮蔽すること
もできる。
また上記実施例では放射線遮蔽壁を直接構築しているが
、骨材として劣化ウランを用いたコンクリートによって
ブロックを形成し、これを積み重ねることにより放射線
遮蔽壁を構築するようにしてもよい。
、骨材として劣化ウランを用いたコンクリートによって
ブロックを形成し、これを積み重ねることにより放射線
遮蔽壁を構築するようにしてもよい。
「発明の効果」
以上説明したように本発明によれば、比重をより一層高
めることができるので、遮蔽性能が向上する。また例え
ば従来と同一の遮蔽性能を碍ようとすれば遮蔽体の厚さ
を薄くすることができ、ひいては作業や機器配置のため
のスペースの確保が容易となり、また施設の小型化を図
ることも可能となる。また劣化ウランはウラン−235
を核燃料とするために濃縮したとき副産物として大量に
発生し、しかも従来ではそのまま貯蔵放置される場合が
多かったのであるが、これを有効に利用することができ
ることになる。
めることができるので、遮蔽性能が向上する。また例え
ば従来と同一の遮蔽性能を碍ようとすれば遮蔽体の厚さ
を薄くすることができ、ひいては作業や機器配置のため
のスペースの確保が容易となり、また施設の小型化を図
ることも可能となる。また劣化ウランはウラン−235
を核燃料とするために濃縮したとき副産物として大量に
発生し、しかも従来ではそのまま貯蔵放置される場合が
多かったのであるが、これを有効に利用することができ
ることになる。
第1図は本発明の一実施例における放射線遮蔽体の一部
を示す断面図、第2図は同放射線遮蔽体の厚さとガンマ
線の透過率の関係を示す図、第3図および第4図はそれ
ぞれ本発明の他の各実施例における放射線遮蔽体の一部
を示す断面図である。 1・・・・・・劣化ウラン製の骨材、 2・・・・・・コンクリート壁)、 3・・・・・・普通コンクリート壁、4・・・・・・鋼
板。
を示す断面図、第2図は同放射線遮蔽体の厚さとガンマ
線の透過率の関係を示す図、第3図および第4図はそれ
ぞれ本発明の他の各実施例における放射線遮蔽体の一部
を示す断面図である。 1・・・・・・劣化ウラン製の骨材、 2・・・・・・コンクリート壁)、 3・・・・・・普通コンクリート壁、4・・・・・・鋼
板。
Claims (1)
- 骨材として劣化ウランを用いたコンクリートによって形
成されたことを特徴とする放射線遮蔽体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21272484A JPS6191598A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | 放射線遮蔽体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21272484A JPS6191598A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | 放射線遮蔽体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6191598A true JPS6191598A (ja) | 1986-05-09 |
Family
ID=16627379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21272484A Pending JPS6191598A (ja) | 1984-10-12 | 1984-10-12 | 放射線遮蔽体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6191598A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06279078A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-04 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 重コンクリートの製造方法 |
WO1996023310A1 (en) * | 1995-01-23 | 1996-08-01 | Lockheed Idaho Technologies Company | Stabilized depleted uranium material |
US6120706A (en) * | 1998-02-27 | 2000-09-19 | Bechtel Bwxt Idaho, Llc | Process for producing an aggregate suitable for inclusion into a radiation shielding product |
JP2006518446A (ja) * | 2003-01-13 | 2006-08-10 | フォルスター,ヤン | 放射線に対して防御された建築物のための建築構造体 |
JP2008304303A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Fujita Corp | 中性子遮蔽体 |
FR3132590A1 (fr) | 2022-02-07 | 2023-08-11 | Orano | Procédé de préparation d’un matériau cimentaire de blindage contre les rayonnements ionisants |
-
1984
- 1984-10-12 JP JP21272484A patent/JPS6191598A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06279078A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-04 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 重コンクリートの製造方法 |
WO1996023310A1 (en) * | 1995-01-23 | 1996-08-01 | Lockheed Idaho Technologies Company | Stabilized depleted uranium material |
US5786611A (en) * | 1995-01-23 | 1998-07-28 | Lockheed Idaho Technologies Company | Radiation shielding composition |
US6120706A (en) * | 1998-02-27 | 2000-09-19 | Bechtel Bwxt Idaho, Llc | Process for producing an aggregate suitable for inclusion into a radiation shielding product |
JP2006518446A (ja) * | 2003-01-13 | 2006-08-10 | フォルスター,ヤン | 放射線に対して防御された建築物のための建築構造体 |
JP2008304303A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Fujita Corp | 中性子遮蔽体 |
FR3132590A1 (fr) | 2022-02-07 | 2023-08-11 | Orano | Procédé de préparation d’un matériau cimentaire de blindage contre les rayonnements ionisants |
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