JPS6189557A - 硫黄−35による有機分子の標識化 - Google Patents

硫黄−35による有機分子の標識化

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JPS6189557A
JPS6189557A JP19752485A JP19752485A JPS6189557A JP S6189557 A JPS6189557 A JP S6189557A JP 19752485 A JP19752485 A JP 19752485A JP 19752485 A JP19752485 A JP 19752485A JP S6189557 A JPS6189557 A JP S6189557A
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    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/531Production of immunochemical test materials
    • G01N33/532Production of labelled immunochemicals
    • G01N33/534Production of labelled immunochemicals with radioactive label

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、硫黄−3s (S−35)  で有機分子、
とくに有機高分子を標識化された分子に標識する方法及
び試薬そしてそれらのオートラジオグラフィーに於ける
利用に関するものである。5−35+187.2日の半
減期を持ち、0.167メーガエレクトロンボルトのエ
ネルギーのイータ粒子の生成を伴い崩壊する。非放射性
同位体を含まない5−35は約1500キユリー/ミリ
モルの比活性を持ち、これは、市販されており利用する
ことができる。5−35を含む栄養物を適当な微生物に
資化させ、希望の化合物を合成させる方法では、限られ
た範囲の有機化合物(含硫アミノ 酸やタウリンを含む
もの)しか生産されることがない。ポIJ 6プチド類
では各々を5−35で標識したアミノ酸の利用を含む骨
の折れる方法によって合成は可能である。他の化合物は
、同位体交換の技術や他の合成法で標識することが可能
だが、一般に低い比活性を示すもののみである。標識さ
れるべき化合物の特定のかつ希望の基を標識する5−3
5標識試薬に関しては、一般的なものは無い。
対照的に、l−125標識試薬については、数多く報告
が有り、特に蛋白質やポリはプチドの標識にもひろく利
用されている、アミノ基とカップリングする試薬で最も
よく知られているのは、ポルトン−ハンター(Bolt
on−Hunter)試薬であり、これはニー125で
標識化した3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン
酸N−サクシニミジルであってジュイ、ジュイ、ランゴ
ノ(J、J、Langone)のメンツズ イン エン
ザイモロジー(Methodsin Enzymolo
gy) 、 73 、6 、112−127 の総説に
著されている通りである。もう一つの同様な試薬は、t
ert−ブトキシカルボ=#−L−(ニー125)ヨー
ドチロシン N−ヒドロキシサクシニミドエステルであ
りこれは、ポルトン・ハンター(Bolton−EIu
nter)  試薬より優れている、反応後のペプチド
が簡単に保護基をはずすことができ、出発物質と同じ電
荷を持つ標識化合物にすることができるという利点を有
する。
■−125で標識された蛋白質やポリはプチドは、オー
トラジオグラフィーによる分析にひろく利用されている
。この方面への応用には、5−35で標識された蛋白質
やポリはプチドはニー125で標識したものと比べより
短い感光時間と優れた分解能(検体のパンPやスポット
のうち近接しているもの同志を区別できる能力)を、与
えることかできる。トリチウム標識試薬、例えばH−3
プロピオン酸N−サクシニミジル((3EI)NSP)
、についても報告はよ(なされている。(3H)NSP
で標識された分子は100キュリー/ミリモル11換ア
ミノ基末端の比活性のものにしかならず、それゆ1s−
35で標識された分子より低い感度のものとなる。すな
わち、蛋白質やポリ、、1プチドな5−35で標識する
ための一般的な方法及び試薬が望まれている。本発明は
その要求を満たすうえに、現在のニー125標識試薬を
利用する方法に比べ安全性が向上している。
第一の特徴として、本発明は反応性の有する基を持つ有
機分子の標識化の方法をもたらすもので、その方法は、
合価アミノ酸やタウリンを人工的に高濃度で5−35で
標識したものの誘導体であり該有機分子の反応性基と反
応性のカップリング基を持つ標識試薬を用意すること、
及び反応性基とカップリング基との反応によって標識試
薬と有機分子とがカップリングする条件下で有機分子と
標識試薬を共存せしめることから成るものである。
もう一つの特徴は、本発明は、合価アミノ酸やタウリン
を人工的に高濃度で5−35で標識したものの誘導体で
あり、標識すべき有機分子の反応基に対して反応性のあ
るカップリング基を持つ標識試薬を供与するものである
ことである。
本発明の方法は、標識試薬と有機分子をカップリングさ
せることを′含む、有機分子の性質は重大なことでばな
いが、本発明は、高分子との関係に於いては特に重要で
ある。例えば、蛋白質とポリはプチドはプロテインブロ
ツテインク(proteinblotti、ng)への
応用として広(利用されており、この方法で有利に標識
することができる。/l!′機分子は反応性のMる基を
持つが、唯一の必要条件はそれが標自ト試薬のカップリ
ング基と反応することであるから、その性質は重大なこ
とではない、蛋白質やポリペプチドにおいては反応性の
有る基とは、一般的に言って第一級アミノ基あるいはチ
オール基であろう。他に可能性があるのは、フェノール
性水酸基、脂肪族性水酸基、イミダゾール及びグアニジ
ル基であろう。
標識試薬は、合価アミノ酸、例えばシスティン、システ
ィン酸、シスチンそして、特にメチオニン、及びタウリ
ンの誘導体である。二つまたはそれ以上の別々の異性体
が存在する場合にはこれらのアミノ酸のd−または!−
異性体を用いてもよく、あるいは異性体の混合物でもよ
い。    ゛その試薬は一般的には少なくとも1キュ
リー/ミリモルの比活性にて人工的に高濃度にされた5
−35で標識され、この程度で充分な比活性となる用途
もいくつか有る。オートラジオグラフィーを含む他の用
途には100キュリー/ミリモル以上できれば1000
キュリー/ミリモル以上の高い比活性が要求される。こ
れらの標識試薬は、各々の標識されたアミノ酸から調製
することができるが、これら全ては高い比活性のものが
市販されている。アミノ酸を基にした5−35標識試薬
の長所は高い比活性のものが調製できることであるが、
このことは5−35で標識化した化合物に一般的にあて
はまることではない。
標識試薬は、標識すべき有機分子の持つ反応性のある基
と反応するカップリング基を持つ。必ずという訳ではな
いが、通常カルボキシル基が修飾されてカップリング基
となる。よく用いられるカップリング基は、カルボジイ
ミドの存在下でカルボン酸とN−ヒドロキシルサクシニ
ミト9の縮合でそしてこれは穏やかな反応条件で一級ア
ミノと容易にカップリングをする。
もう一つ似たカップリング基は、水溶性を向上させたN
−スルホサクシニミジル基であり、N−ヒドロキシスル
ホサクシニミドから誘導される。
マレイミドを基本形とするカップリング基はチオール基
との反応に適している。ヒト°ラジドを基本形とするカ
ップリング基は炭水化物との反応に適している。他、多
くのカップリング基について文献として報告されており
使用してもよい。ザラジオケミカルセンター テクニカ
ル ブリティン(The RadiochemicaI
Centre Technicax Bulletin
)79/6に1蛋白質標識試薬と応用への参考1として
完壁ではないが、表が与えられており、蛋白質やポリは
プチドの異なった反応性のある基について、各々に適し
た反応と標識試薬とについての参考文献が載っている。
本発明に含まれる標微試薬のアミノ基は、自己縮合が起
こらぬように採掘する必要が有る。アミノ保a基につい
ては文献に詳しく記載されている。
広汎な記載のある本としては、「有機合成に於ける保護
基J (”Protective Groups in
 OrganicSynthesis”)、ティー、ダ
ブル、グリーン著(T、W、Greens )、198
1 ジュイ、ワイリー アンド サン(J、Wiley
& 5on)があり218は−ジを参照せよ。特に重要
なアミノ保護基は以下のとおりである: 酸性条件下で開裂する: 1、 カルバミン酸 t−゛ブチル 2 カルバミン酸 1−メチル−1−(1−アダマンチ
ル)エチル 3、カルバミン酸 2−トリメチルシリルエチル塩基性
条件下でしく1裂する: 1、 カルバミン酸 9−フルオレニルメチルz カル
バミンGf9−(2−スルホノフルオルニルメチル3、
カルバミン酸 2−ホスホノエチル4、カルバミンd 
 1,1−ジメチル−2−シアノエチル5、アセトアミ
ド ピリジニウム 中性条件下で開裂: 1、 カルバミン1ン 8−キノリル 光分解で開裂: 1、 カルバミン酸 メタ−ニトロフェニルこれらの逆
洗、保護基としては、芳香族アジド基のような光活性化
を受ける基となるように選択することができ、高い比活
性の放射性と光年安定性の二機能性の試薬をつくること
がある。光アフィニティー試薬についての総説は[生化
学と分子生物学における光生成試薬J (’Photo
generateclreagentain bioc
hemistry and molecu larbi
olog’)、エイチ、ベイリー署(H,Bayley
)、1983(エルセピア(ε1sevier) ) 
 という本に記されている。光活性化を受ける基は、活
性比されると近接したものと無差別に反応する。それゆ
え特定の反応性ある基を狙って反応させることはできな
い。
この理由のため、本発明においては、このような光活性
化をうける基をカップリング基として利用することにつ
いて考えていない。
代りにアミノ19.のアミノ基をN−サクシニミジルや
ヨードアセチルなどに変えてカップリング基を作ること
が可能である。こういう場合、カルボン酸はエステル化
して保1i3iすればよい。本発明による望ましい標識
試奈は以下の式で表せられる。
e) タウリ:/     HO3”SCM2CMmf
)  (al、11))、(c)ldlの脱炭酸誘導体
 すなわちZ*5CH2CH2CH2NHY 等々(R
) g g)  1al(b)(c)[d)の脱アミノ化誘
導体 すなわちz*5ca2ca2aH2coY等h RI 以上(D tjc 式中テ*3は人工的に高11Fit
に5−35を含むSを示すものとする。
Rはないか或はあれば0か02かアルキル基を示す。
Xは三級ブトキシカルボニルや光年安定化するような保
護基を示す。
YはN−サクシニミジルのようなカップリング基を示す
モして Zは不活性な、例えばアルキル基又は光子安定
な基を示す。
これら標識された試薬は、標識されたアミノ酸やタウリ
ンから標準的な化学合成の経路で調製できる。
次に挙げる反応の図式1から5は、関連する化学反応を
要約したものである。これらの図式の甲には以下の略号
が使われている。
*S は5−35の濃度を上昇させであるSを示す。
BOCはtart−ブトキシカルボニルを示す。
NH3はN−ヒドロキシサクシニミド、又は(標識化合
物の部分をなす時は)N−サクシニミジルを示す。
BOC−ONは2−(tθrt−プトキシカルボニルオ
キシイミ/)−2−フェニルアセト¥トリルを示す。
DCCはジシクロへキシルカルボジイミドを示す。
per TFAは過三フッ化酢酸を示す。
MCPBAはメタクロロ過安息香酸を示す。
これらの要約は、全てを網碌しようとするものではない
、従って図1式1でメチオニンをもとにしたどの試薬も
酸化してスルホンかスルホキシドにすることもできる丁
これらの反応につ(・て一つの試薬についてのみしか例
示してはいないが。
更に図式1.2.3と4それぞれにおいて、示されては
いないが、どのアミノ酸も脱炭酸、脱アミノ化のどちら
も可能であるであろう。脱炭酸や脱アミノ化は通常、誘
導体化前に行なうものであろう。このような脱炭酸もし
くは脱アミノ化したアミノ酸を基にした標識試薬はカッ
プリング基を持つが保護基は持たないであろう。
本発明によって標識されるべき有機分子の性質は重大な
ことではない。この方法により標識可能な高分子の種類
には、核酸、オリゴサツカライド、ポリサッカ2イド、
ヘテロポリサッカライドが含まれる。しかし本発明は、
特に蛋白質とポリペプチド9の標識に重要であるといえ
よう。なお、蛋白質とポリペプチドという語は定義され
る範囲も広く糖タンパク、リポタンツク、核タンツク、
ムコタンパク、ヘムタンパク及びレクチンをも含む。
他の化合物で、有効に標識できるものは、ビオシチンの
ようなビオチン類似体とヨード0ピンやアジドピンとい
ったカルシウムチャンネル阻害剤類似体及び関連化合物
等である。
本発明の方法は、反応性のある基を持つ有機分子、と(
に多くの反応性のある基を持つ蛋白質やペプチドのよう
な高分子と標識試薬とを反応させることである。この反
応の化学は、標準的でありその標識試薬のカンプリング
基の性質に依存する。
蛋白質とベプチrを標識することについて、本反応はポ
ルトン−ハンター(Bo1ton4unter)試薬に
よっておこる反応と似たものである。しかしポルトン−
ハンター試薬は、分離して極小量の揮発性の125工2
を遊離するという欠点を持つことが知られている。ニョ
ウ化化合物についてこの欠点は確かにとても現実的問題
である。この理由で、使用前のベンゼン留去の際活性炭
のトラップを使うの、つ・普通である。本発明の5−3
5標識試薬はこの欠点がない。
例として、蛋白質のリジンのイプシロン位のNH2基と
メチオニンをもとにした標識試薬との反応は次のように
すること1ノ・できる。
ここで保護基Xは、つけたままにしておくこともできる
しはずして−級アミノ基を生じさせることもできる。は
ずした時は、これによりもとの分子と同じ電荷を持たせ
ることができる。Xが光活性化する基とすれば、例えば
受容体といった別の蛋白質に標識試薬/蛋白質複合体を
クロスリンクするように、これを活性化することが可能
である。
別の特徴として、本発明は、少なくとも50キュリー/
ミリモルうまくすれば少なくとも100キュリー/ミリ
モルの比活性にて5−35で標識し蛋白質やポリペプチ
ドのような高分子をも含む。
本発明による方法がこれだげ高い比活性での高分子の標
識化をはじめて可能にしたものである。
本発明の方法で我々が標識した化合物としては、プロテ
ィンA1抗マウス免疫グロブリン全抗体、抗ウサギ免疫
グロブリン全抗体及びストレゾタビジンがある。同様の
方法で標識可能な化合物としては、F(ab’)2フラ
グメント、蛋白質の分子量マーカー及びレクチンがある
これらの化合物は、人為的に5−35を高濃度に含ませ
た含硫アミノ酸から誘導された試薬で修飾された側鎖を
持つという特徴を持つ。これら生成物のうちの多くは、
各々独立した新物質であり、本発明の範囲内に含まれる
ものである。標識された化合物は、分子中の反応性の基
の数や試薬と反応基質のモル比によって通常少なくとも
1キュリー/ミリモルの比活性を持ち、うま(すると5
0キュリー/ミリモル以上の比@性を持つ。
5−35で標識された生成物は、オートラジオグラフィ
ーを含む応用面で特に価値あるものである。この手法で
は放射性標識された物質の上に直接写真のフィルムを置
く。銀ハロゲン化物の結晶がエマルジョンの甲にあり、
5−35より放射されるベータ粒子に反応する。飽和状
態になるまでは放射されたベータ粒子の数が増えるに従
いフィルムはより黒くなる。
本文に記された試薬は、蛋白質をボリアクリルアミツゲ
ルから膜(例えばニトロセルロース)の表面に移してか
ら免疫化学的方法で検出を行なうプロッティング(bl
otting) 実験に、特に有用である。この手法に
ついては、ジエイ、エム、ゲルショニ(J、M、Ger
shoni)らによりアナリテイカルバイオケミストリ
ー誌(Analytical Biochemistr
y)1311−15(1983)に総説が著されている
蛋白質のプロッティングに最も広く利用されている放射
活性の検出試薬は、ニー125で標識された蛋白質及び
ポIJ dプチドである。しかし5−35で標識された
蛋白質及びポリはプチドはこれに比べいくつか長所を持
つ。それは次のようなことである。
a)S−35の半減期(812日)はニー125の半減
期(60日)より長い。
b)ポルトン−ハンター(Bolton−Hunter
)試薬を使ってのニー125での蛋白質やポリはプチド
の標識化に於いては、前述の様に、揮発性の12町2に
より幾分危険である。
0)■−125より生ずるガンマ想は、写真のフィルム
を通り抜けてしまい、それゆえ放出されるエネルギーの
うちのわずかだげがフィルムにとらえられ、フィルムに
記録されることになる。はとんどのエネルギーは無駄に
なるのである。この問題は、増感スクリーンの利用(フ
ィルムを増感 ”スクリーンと試料の間にはさんで行な
う)によっである程度解決されるが、この感度の改善は
、分解能を犠牲にすることによって得られ総体的に、我
々の研究によれば、ニー125で標識した化合物の代り
に5−35で標識した化合物を使えば感度と分解能の向
上が同時に得られることがわかった。
これらの長所があるにもかかわらず、オートラジオグラ
フィーを検出法として利用する時、5−35で標識され
た蛋白質やポリはプチドがニー125でラベルされたも
のにとってかわっていないということは、驚りべきこと
である。この理由は、一般式な5−35標識試粟がなか
ったことと高い比活性の標識化合物の調製することが難
しいということのためだと考えられる。本発明による標
識試銚と調製法はこの問題を解決するはずである。
5−35標識化合物とニー125標識化合物はいっしょ
に使って二重オートラジオグラフィーの手法に利点を与
える。試料を、一部分を5−35で標識し、別の部分を
ニー125で標識することでオートラジオグラフィーに
適したものとする。
試料の上に写真のフィルムをのせ、次に紙をのせそして
第二の写真フィルムをのせる。第一のフィルムは5−3
5とニー125の両方の放射性輻射を記録し第二のフィ
ルムはニー 125からのもののみを記録する。従って
二つの蛋白質の場所と濃度(あるいは他の化学種につい
てのこれらのこと)の試料中での値がわかる。これが−
回のオートラジオグラフィー実験でわかるのである。
標識試薬は組織切片上の受容体の分布をオートラジオグ
ラフィーで研究をするのに利用するために受容体結合物
質を標識するのにも利用できる。
現時点では、H−3とニー125とがこの研究に利用さ
れている。例えば、 アール、クイリオy (R,、Quirion)ら、ラ
イフサイxン、x、誌(Lite 5cience) 
33 、227−230(1983)及びシー、ダブル
、シュルツ(C,W。
5hu1t)ら、ベプチズ誌(Peptides) 3
 1073−1075(1983)。これらの受容体は
極微量しかないので3Bを利用してのオートラジオグラ
フに1−3ケ月を要する。
5−35の高い比活性と高ベータエネルギー(、[(−
:l)0.0186メガエレクトロンボルトに比べ5−
35のは0.167メガエレクトロンボルト)とは、5
−35で標識した結合物質を用いれば、感光時間を太い
に短縮する。l−125の検出にはよく増感スクリーン
が利用されるが、結果として分解能を悪くする。5−3
5には、こういうものは不要でこのための分解能の劣下
もない。
以下の実施例は、本発明を例示するものである。
実施例1はメチオニンを基にした標識試薬の調製法につ
いて述べたものである。
実施例2は実施例1の標識試薬と反応させて蛋白質を標
識する方法について述べている。
天施例3は5−35とニー125で標識された蛋白質を
用いた二重標識の実験について述べている。
実施例4はニー125で標識した蛋白質のかわりに5−
35で標識したものを使ったオートラジオグラフィーで
より良い分解能と短い感光時間が可能であることを示す
実験について述べている。
実施例1 を経て調製する。メチオニンのアミノ基を、tθrt−
ブトキシカルボニル基(BOC)で保護し、ジシクロヘ
キシルカルボジイミト” (DCC)を使いメチオニン
とN−ヒドロキシルサクシニミドを縮合させてカルボキ
シル基を活性化する。生成物をHPLCテ精製する。
N B b)N回、’DCC 実験法 35S、メチオニン(SJ204.2キユリー、50ミ
サギユ+1  /々111トソにル l−1/活轢C8
A1’> 1nnOキュリー/ミリモルジオキサン溶液
)30ミリリツトルの水浴液を攪拌しトリエチルアミノ
100マイクロリツ、トル(トリエチルアミノ234マ
イクロリツトル/ミリリツトルジオキサン溶液)と2−
(ニーブトキシカルボニルオキシイミノ)−2−フェニ
ルアセトニトリル(BOC−fM) 160マイクロリ
ツトル(500ミリグラム/ミリリツトルジオキサン溶
液)を加える。その反応物を3時間室温で攪拌スる。ジ
オキサンの大部分を減圧下でロータリーエバポレーター
で留去し水屋は酢酸エチルで抽出(10ミリリツトルず
つ2回)する。その水層に酢酸エチル10ミIJ IJ
ットルと5パーセントクエンハ浴液1.4 ミ+) +
)ットルを加え、その混合物室温で10分攪拌する。有
機層と水層を分離し、更に水層な酢酸エチルで(10ミ
リリツトルずつ4回)抽出する。減圧により酢酸エチル
を完全に除き、乾燥したジオキサン40ミリリツトルI
C交換する。ジシクロへキシルカルボジイミド160マ
イクロリツトル(500ミリグラム/ミリリツトルジオ
キサン浴故)を加えて後N−ヒドロキシサクシニミド1
25マイクロリットル(400ミリグラム/ミリリツト
ル乾燥ジオキサン溶液)を加え攪拝したまま室温で一晩
おく。沈澱となったジシクロヘキシル尿素を濾別し残っ
た溶液なHPLCで精製する。その生成物は以下に記述
する多くの標識化反応における挙動により、HPLC及
びTLC上で市販されている基準試料0ト標識化合物)
と比較・確認した。収率〜25パーセント、  SA>
1000キュリー/ミリモル過沃素酸テトラブチルアン
モニウムを使うことにより酸化型の試薬を得ることがで
き、これはより安定で水に可溶性の生成物を与える。シ
スティン、システィン酸及びシスチンに由来する標識試
薬も同様にして得ることができる。
実施例2 j −〇−NH−CH−(CH2)4−NH235SLR(
,0 ■ f1 区 実験法 35SLR(lミリキュリー/ミリリットルば
/ゼン溶液) 10 ミIJキュリーを緩やかな乾燥窒
素気流下で蒸発乾固する。反応容器の内壁を100マイ
クロリツトルの乾燥ベンゼンで注意深く洗い、ベンゼン
を窒素気流下で留去する。その反応を氷冷し蛋白質(1
0ミリグラム/ミリリットル燐酸緩価g(pH&6)溶
液)を加える。、30分後手ロシン水溶液(18ミリグ
ラム/ミリリツトル)100マイクロリツトルを加え反
応を終了させる。生成物の精製はセファデックスG25
でのクロマドグ之フィーによって行なう。収率2〇−5
0ノーセント5A200−1000キュリー/ミリモル
(蛋白質に含まれるMH2量と蛋白質と使用した35S
LRのモル比とに依存)この反応を利用して5−35標
識化されたものとしては、 プロティンA 77チ一マウス免疫グロブリン全抗体、アンチ−ウサギ
免疫グロブリン全抗体、ストレプタビジン 生成物の性能は、プロティンプロッティング(prol
;ein blotring)実験における挙動により
検定し、また反却の125ニ一標識化化合物と比較した
実施例3 二重標識 35B及び125工で標識したプロティンAと特異的な
第二抗体は二つのフィルムを使う1回のオートラジオグ
ラフィー過程での蛋白のプロット(blot)において
、同−試料中の二つの抗原を検出、区別する機会を与え
る。
ヒト脳のホモジェネートを5DS−ポリアクリルアミド
ゲルで電気泳動しニトロセルロースにうつしとった。そ
のプロットをβ−チューブリンに対するモノクローナル
抗体続いて35Bで標識した抗マウス免疫グロブリン抗
体(5マイクロキュIJ−1比活性〜240キュリー/
ミリモル)にて探索しそしてさらにα−チュー゛プリン
に対するモノクローナル抗体、引き続いて  工で標識
した抗マウス免疫グロブリン(5マイクロキユリー、比
活性〜1600キュリー/ミリモル)にて探索した。
次にこの上に直接35Sと125工(すなわちαとβ−
チューブリン)を検出するフィルムを置き、このフィル
ムの上に紙をおいてその上に1251スなわちα−チュ
ープリンのみを検出する第二のフィルムをおくことでオ
ートラジオグラフィーを行なった。
実施例4 35Bで標識した蛋白質を使う場合の短い感光時間と高
分解能についての利点を示すために、35Sで標識した
抗ウサギ免疫グロブリン抗体と  エでライルした同じ
ものとをヒトの脳のホモシェードを使う実験系で比較し
た。ヒト脳ホモジエネー)(200マイクログラム蛋白
質)を5DS−ytソリアクリルアミド上電気泳動しニ
トロセルロース上にうつしとってからヒト大脳に対する
ウサギ抗血清にて探索した。抗原抗体複合物は3SSで
標識した抗ウサギ免疫グロブリン抗体(5マイクロキュ
リー;比活性〜240キュリー/′ミリモル)か125
工で標識した同じもの(5マイクロキュリー;約160
0キユリー/ミリモル)のいずれかで検出乞行なった。
358−で標識した蛋白質を使った場合にバンドがより
はっきりと分かれていた。
はっきりと分かれたバンドの像を得るのに358で標識
した抗ウサギ免疫グロブリンを用いると四時間以内の感
光時間で充分であったが、一方、125工で標識した試
薬を用いると増感スクリーンを使っても16時間は必要
であった。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)人為的に高濃度にS−35で標識された含硫アミ
    ノ酸またはタウリンの誘導体であり、かつ有機分子の反
    応性のある基に対して反応性があるカップリング基(c
    oupling group)を持つ標識試薬を作製し
    、そしてその反応性のある基とカップリング基との反応
    でその標識試薬とその有機分子を結合させる条件下でそ
    の標識試薬とその有機分子を連結させることを特徴とす
    る、反応性のある基を持つ有機分子の標識方法。
  2. (2)該有機分子が、蛋白質とポリペプチドから選択し
    た高分子であるものとする特許請求の範囲第(1)項に
    記載の方法。
  3. (3)その反応性のある基がリジンのイプシロン位のア
    ミノ基若しくは、N末端の一級アミノ基であるものとす
    る特許請求の範囲第(2)項に記載の方法。
  4. (4)その標識された有機分子が少なくとも50キュリ
    ー/ミリモルの比活性を有するものとする特許請求の範
    囲第(1)項より第(3)項のうちのいずれかの項に記
    載の方法。
  5. (5)該有機分子がプロテインA、抗マウス全抗体、抗
    ウサギ全抗体及びストレプタビジンから選択した蛋白質
    であるものとする特許請求の範囲第(1)項より第(4
    )項のうちいずれかの項に記載の方法。
  6. (6)人為的に高濃度にS−35で標識された含硫アミ
    ノ酸またはタウリンの誘導体であり、標識されるべき有
    機分子の反応性のある基に対して反応性があるカップリ
    ング基を持つ標識試薬。
  7. (7)その含硫アミノ酸がメチオニン、メチオニンスル
    ホキシド、メチオニンスルホン、システイン、システイ
    ン酸及びシスチンから選択されるものとする特許請求の
    範囲第(6)項記載の標識試薬。
  8. (8)そのカップリング基がN−サクシニミジルまたは
    N−スルホサクシニミジル基であるものとする特許請求
    の範囲第(6)項または第(7)項記載の標識試薬。
  9. (9)いずれのアミノ基も保護基で保護されているもの
    とする特許請求の範囲第(6)項より第(8)項のうち
    いずれかの項に記載の標識試薬。
  10. (10)その保護基が光活性化可能でそれによつて該試
    薬を二機能性にするものとする特許請求の範囲第(9)
    項に記載の標識試薬。
  11. (11)以下に示す式のうちのいずれかを有する特許請
    求の範囲第(6)項より第(9)項のいずれかの項に記
    載の標識試薬 a)(メチオニン)▲数式、化学式、表等があります▼ b)(システイン)▲数式、化学式、表等があります▼ c)(システイン酸)▲数式、化学式、表等があります
    ▼ d)(シスチン)▲数式、化学式、表等があります▼ e)(タウリン)HO_3^*SCH_2CHNHY f)前記(a)(b)(c)(d)の脱炭酸誘導体、す
    なわち▲数式、化学式、表等があります▼など g)前記(a)(b)(c)(d)の脱アミノ化誘導体
    、すなわちZ^*SCH_2CH_2CH_2COYな
    どただし^*Sは人為的に高濃度にS−35を含むSを
    意味する。 Rは無いかあるいはあればO又はO_2又はアルキル基
    を意味する。 Xは保護基である。 Yはカップリング基である。そして Zは不活性基または光不安定性の基である。
  12. (12)S−35で標識され少なくとも50ミリキュリ
    ー/ミリモルの比活性を有する蛋白質及びポリペプチド
    から選択した高分子物質。
  13. (13)その標識基が特許請求の範囲第(6)項から第
    (11)項のうちのいずれかに記載した標識試薬のその
    残基であるものとするS−35で標識された蛋白質及び
    ポリペプチドより選択した高分子物質。
  14. (14)固体膜と、検出されるべき分子に対して反応性
    を有する放射性標識された物質とを接触させ、未反応標
    識化物質を除き、その膜をオートラジオグラフィーにか
    けることがら成る方法において、標識物質がS−35で
    標識されていることを特徴とする固体膜に付着した分子
    の検出方法。
  15. (15)組織切片と、検出されるべき受容体に対して反
    応性を有する放射性標識された物質とを接触させ、未反
    応標識化物質を除き、その組織切片をオートラジオグラ
    フィーにかけることから成る方法において標識物質がS
    −35で標識されていることを特徴とする組織切片中の
    受容体の検出方法。
  16. (16)その放射性標識された物質が特許請求の範囲第
    (12)項または第(13)項で請求した高分子である
    ものとする特許請求の範囲第(14)項または第(15
    )項記載の方法。
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