JPS618688A - ドプラ信号の周波数変換装置 - Google Patents

ドプラ信号の周波数変換装置

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JPS618688A
JPS618688A JP12842384A JP12842384A JPS618688A JP S618688 A JPS618688 A JP S618688A JP 12842384 A JP12842384 A JP 12842384A JP 12842384 A JP12842384 A JP 12842384A JP S618688 A JPS618688 A JP S618688A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はドプラ信号の周波数変換装置、特に反射体の運
動速度を検出又は測定する装置に用いられるドプラ信号
の周波数変換装置の改良に関する。
[背景技術] 一定の繰返し周波数でパルス波を放射して反射体からの
反射波を受信し、送信時間と受信時間とを比較して反射
体までの距離を測定するとともに、受信周波数の変化を
検出して反射体の速度を検出又は測定するパルスドプラ
装置が広く用いられている。
一般に、パルス波を放射する繰返し周波数は反射体まで
の距離に応じて選定されている。しかしながら、遠距離
の被測定体を測定する場合、図射体までの距離に対応し
て定まる繰返し周波数に比較して高い周波iを選定する
と、周知のごとく、実際の距離より近い距離に折返しの
エコーが現出し、距離の判別が困難となる。
また、反射体の速度を測定する場合にも上記と類似の現
象が現われ、反射体の速度によるドプラ周波数に比較し
て低い繰返し周波数を選定すると、折返し現象によって
低い周波数として現われ、速度の判別が困難となる。
これら距離、速度ともに折返し現象を生じさせないで測
定するためには、最大ドプラ周波数fdと繰返し周波数
frとの間に、速度の絶対値だけでなくその正負をも判
別できる装置の場合には、f、 = f、 / 2)速
度の絶対値のみを検出測定する装置の場合には、fd=
 f、なる関係を満たす必要があることが広く知られて
いる。
ここで、速度の正負を判別できる装置において、fd=
 fo−k −V=  f、/ 2(fo:放射する超
音波周波数、k:定数、V:最大速度) から、測定可能な最大速度Vは V=  f  /(2fo−k ) となる。この式から理解されるように、最大速度■を大
きくするために繰返し周波数f、を高くするとすれば、
折返し現象を生じないで測定できる反射体の最大距離が
小さくなるので、高速度の反射体を測定する場合に遠距
離での速度測定ができないという欠点が生じる。
また、放射する超音波周波数を低く選定するとすれば、
パルス幅の狭い送信波を形成することが困難なばかりで
なく、鋭い放射ビームを形成することができず、距離分
解能、方位分解能が低下するという欠点が生じ、遠距離
にあってかつ高速度で運動する反射体の距離と速度を同
時に確定できないという問題がめった。
[発明の目的コ 本発明は前記従来の課題に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、遠距離にあってかつ高速度の反射体の距離、
速度を確定可能なドプラ信号の周波数変換装置を提供す
ることにあ・る。
[発明の構成] 前記目的を達成するために、本発明は、周期的パルス変
調波の放射に基づく反射体からの反射波を受信、増幅し
たドプラ信号と複素参照波とを混合検波し前記ドプラ信
号を複数個の複素信号に変換する複数個の複素信号変換
器と、前記複数個の複素信号の複素積又は共役積を演算
する複素乗算器とを含み、反射体からのドプラ信号を所
望の周波数に変換することを特徴とする。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する。
第1図には、超音波を用いて生体の血流を検出又は測定
する装置に本発明を適用した実施例が示され、安定な高
周波信号を発生する発振器1の出力は分周同期回路2に
供給されており、該分周同期回路2の出力には必要な各
種の同期信号、例えば繰返し周波数、クロックパルス参
照波、制御パルス等の信号が得られる。この一定の繰返
し周波数(例えばak)−1z)の制御パルス100は
、送受切換器3を介して探触子4に入力され、超音波に
変換されて超音波パルス波として生体内に放射される。
生体からの反射波は探触子4と反射体との距離に応じた
遅延時間にて探触子4に受信され、探触子4によって超
音波反射波は電気信号に変換される。該電気信号は送受
切換器3を介して高周波増幅器5に入力されて増幅され
、該高周波増幅器5の出力信号101は2個の帯域フィ
ルタ6.7に入力される。
前記信号101のスペクトルは、繰返し周波数(4kH
2)ごとに現われる線スペクトルであるが、該スペクト
ルの包絡線は駆動パルス幅や探触子の特性で定まり、第
2図Aに示されるように、例えば中心周波数が3MH2
である広帯域のスペクトルとなっており、また信号10
1は、第2図Bの6f、 7fで示される濾過帯域の異
なる特性を有する2個のフィルタ6.7によって濾過さ
れるので、該フィルタ6.7の出ノj信号102,10
3のスペクトルは、第2図Cに示されるように、中心周
波数的2.9M Hz  (6s)、3.1MHz  
(7s)の2つの異なる包絡線を持つスペクトルとなる
運動する反射体を測定する場合には、周知のごとく、受
信波の周波数は反射体速度と送信周波数に比例したドプ
ラ偏移を受けるので、運動する反射体が探触子に近づく
ときのスペクトルは第2図の破線で示されるように包絡
線が変化する。従って、フィルタ6.7の出カスベクト
ルにおいても包絡線が変化し、特−にスペク1ヘル7S
の周波数成分はスペクトル6Sの周波数成分より高いの
でJ:り大きな偏移を持って包絡線が変化することとな
る。
このようにして得られた前記フィルタ6.7の出力信号
102,103は、それぞれ複素信号変換器201,2
02に入力されて複索信号に変換される。該複素信号変
換器201は2個のミキサ8.9と90度移相器12と
2個の低域フィルタ14.15から構成され、また複素
信号変換器202も複素信号変換器201と同様に、ミ
キーリ10゜11と90度移相器13ど低域フィルタ1
6.17から構成されおり、以下に複素信号変換器20
1゜202での信号変換を説明する。
信号102,103の出ツノスペクトル6s、 7sは
繰返し周波数の整数倍の多数の線スペクトルから成立し
ているが、説明を簡単にするため単一の中心スペクトル
に着目し、この周波数をfl、f2)振幅をA、時間を
tとすると、信号102゜103は Acos2π(f1+  k flv ) t    
  (1)Acos2π(f  +  k f2 v 
)t     (2)で表わされる。
ここでkは比例定数、■は速度、kflvとkf2vは
ドプラ効果による周波数の変化分を示す。
そして、前記信号102は開閉器31の端子31fを介
してミキサ8,9に入力され、該ミキサ8,9の他方の
入力には参照波信号104が分周同期回路2から開閉器
33の端子33fを介して入力される。該参照波信号1
04の周波数は繰返し周波数の整数倍の連続波周波数f
1(2,9MH7)にてミキサ8に入力されており、ま
た参照波信号104の他方は90度移相器12により9
0疫移相されてミキサ9に入力されている。従って、ミ
キサ8とミキサ9に入力される参照波信号は位相が90
度異なった信号となり、これは振幅を1とすると、次の
式で表わされる。
cos2π flt             ・・・
(3)S1n2πf1t・・・(4) 上記(3)式を複素数の実数部、(4)式をその虚数部
とすれば、両式をまとめて複素参照波となるので、ミキ
+j8,9によって演算されたミキサ出力信号は互いに
複素関係にある信号となる。
この結果、これらミキサ8,9の出力信号には、(3)
式と(1)式の積に比例した信号106が発生する。該
信号106は、次式 %式% で表わされ、5oOkl−1z以上の周波数成分を遮断
する低域フィルタ14に入力されることによって(5)
式の2f1(5,8Ml(Z )の高周波成分は除去さ
れ、出力信号110は次式で表わされる信号となる。
Acos2zr  flkvt           
−(6)同様にして、ミキサ9では(1)式と(4)式
の積に比例した出力が現われるので、低域フィルタ15
の出力信号111は A 5in2πf  kvt          −(
7)で表わされ、(6) 、 (71式の信号をまとめ
ると、次式で表わされる複素信号となる。
z1=A (cos2πf1kvt +1sin2πf
1kVt )=x+iy1          ・・・
(8)ここで、iは複素記号であり、x  、  yl
は次式%式% 一方、複素信号変換器202では、複素参照波の周波数
は繰返し周波数の整数倍の連続波周波数f2(3,1M
H2)となっており、2個の出力信@112.113は
複素信号変換器201と同様に複索式で表わせば次式と
なる。
Z  −A (COS2πf  kvt + ! 5i
n27r  12 kVj )=X   +  i  
y2                     ・・
・ (10)ここで、x 、■ は次式で表わされる。
X  =ACO32πf、、 kvt、。
y  =Asin  2yr  f2kvt     
   −(11)以上のようにして求められたアナログ
信号Z1゜Z2は演算精度を上げるためアナログデジタ
ル変換器18.19.20.21によってデジタル信号
に変換され、これら4個のデジタル信号×1゜Vl、X
、V2は乗算器22,2.3.24.25及び加減算器
26.27で構成された複素乗算器203に入力される
そして、該乗算器22.23,24.25では、xl 
° xl・ yl ° y2・ 8 ° yl・ xl
  。
y2がそれぞれ演算され、乗算器22と23の出力は加
減算器26に入力されており、また乗算器24.25の
出力は加減算器27に入力される。
ここで、加減算器26を加算器、加減算器27を減算器
として動作させると、複素乗算器203のの出力Z。(
X、Y)のX、Yは次式となる。
X= x  −x、、 十v1− ’y2−(12)Y
= x  −yl−Xi  −y2      ・(1
3)上記X、Yは次式に示されるように(8) 、 (
10’1式の71.Z2の共役積の実数部と虚数部にな
っている。
zo=z1−z2′ =(X  +1y1)  (xl−iY2)1  x2
+ yl ° y2 +i(x   −yl−xl   ・  V2  )=
X+  iY                   
・・・(14)そして、(12) 、 (13)式は、
(9) 、 (11)式を代入して計算すると次式のよ
うになる。
X=A  (CO32πf  kVt−COS2πf2
kvtY=A2(cos2yr f kvt −5in
2yr f1kvt一5in2πf  kvt −5i
n2yr  f2kvt )、   = A  S+n
2yr (fz−fl) kvt   ・・−(16)
・このようにして求められた複素乗算器203の出力X
、Yは演粋器28に入力され、次式で示される弾出式に
よって振幅Aが演算される。
(X  +Y2)” = (A’ ) 1/4−A・・
・(17)そして、演算器28の出力は除算器29.3
0に入力され、これら除算器の他方の入力端子に入力さ
れている信号X又はYは演算器28の出力信号、すなわ
ちAで除算される。
従って、各除算器29.30端子C及びdの出力は(1
5)、 (16)、 (17)式から求められ次式とな
る。
Acos2π(f  −fl) kVt      ・
(1g)As1n2π(f  −fl) kVt   
   ・(19)また、加減算器26.27を前述の場
合と逆に26を減算器、27を加算器として動作させる
と、(12)、 (13)式は次となる。
X”= x  −X   V  −V2    −(2
0)Y′=× ・ y1+×1・ y2     ・・
・(21)上記X′、Y′は次式に示されるように71
゜Z2の複素積の実数部、虚数部になる。
Zo′=71 ・72 = (x1+1y1)  (x2+1y2)−xl  
・ ×2   ’1  ・ y2+ 1〈 x Φ V
+X”V2) =x−+iy−・・・(22) この(22)式は、(15)、  (16)式と同様に
計算すると、次の(23)、 (24)式になる。
X= As1n2π(f  + f  ) kvt  
 ・(23)Y=A 25in2π (f   十  
fz )  kvt    ・ ’(24)そして、除
算器29.30においてAで除算され、端子c、dの出
力は次式となる。
Acos2π(f  + fl) kvt      
・(25)As1n2π(f 十f ) kvt   
 −(26)次に、開閉器31.32,33.34の接
点を端子e側に切り換えると、101の信号はミクサ8
.9.10.11に加わると共に他方の入力端子に入力
される参照波の周波数は、繰返し周波数の整数倍の連続
波の周波数f。に変更される。このときの動作は(25
)、  (26)式でf  −f2=[0としたものと
同じであるから、次式となる。
A cosaπ fokvt         −(2
5′)ASin47r fokVt         
・(26′)このとき、変換器201のみの動作は前述
の周波数f1のときの動作と同じであるから、110゜
111の端子A、Bから得られる信号は次式となる。
A cos2πfo kvt           7
 (27)Astn2πfokvt         
 −(28)この信号は従来の直交検波器の出力の信号
と同じである。
従って、(27)、 (281式と、本発明を実施した
ときに得られる(1B)、 (19)式とを比較すれば
、送信の中心周波数f。の代わりにfl−f2(3,1
MHz −2,9MHz )すなわち、200kH7で
送信波を放射したとき得られるドプラ信号と同一である
ことが理解される。
以上のように、本発明によれば、繰返し周波数f 1送
信周波数[。を変更することなく、このf を実質上f
−f2に変更した時のドプラ信号が得られ、前述したよ
うに、foは3M+−12゜f −・ [は200kH
zであるから3M1−IZのときに比較して15倍の最
大速度を測定することが可能となる。− また、(25)、 (261式又は(25) −、(2
6)一式で示される端子C,dの出力信号はfl−1−
f2(3,IMHz +2.9MHz = 6MHz 
)または21o(2x 3M1−(z = 6Mt(z
 )を放射したときに得られるドプラ信号となる。この
ことは、被検体に6MHzを放射した場合と実質上同じ
ドプラ信号が得られることであり、f  、  foを
変更しないで低速度の反射体の速度を精度良く測定する
ことが可能となる。
また、本発明によれば、放射波の周波数や繰返し周波数
を変更することなくドプラ信号周波数を変換できるので
、検出又は測定する速度に応じて所望の変yA量にて行
う高精度の速度測定をも可能とする。
更に、端子a、bの信号は、端子c、dの信号と同様に
ドプラ情報を含んでおり、端子a、b。
c、dの出力は位相検波ビデオ信号又は直交検波ビデオ
信号として用いることができる。
第3図には、本発明により周波数変換されたドプラ信号
を用いた装置(第1図の204の部分)か示されており
、これは一般に用いられる形式のパルスドプラ装置であ
る。前記端子c、d又は端子a、bの周波数変換部から
のドプラビデオ信号は第3図C,D端子に接続され、こ
の信号はデジタルアナログ変換器50.51でアナログ
信号に変換されて、サンプルホールド回路52.53に
入力される。前記分周同期回路2(第1図)から送られ
るサンプリングパルスは送信時間から所定の時間遅れで
サンプルホールド回路52.53に加わるので、所定の
距l111(深度)にJ3ける反射体のドプラ信号が取
り出される。そして、該ドプラ信号は低域フィルタで構
成されたドプラフィルタ54’、55で不要な信号が除
去され、演算回路56に入力されており、演算回路56
の出力は測定表示器57に入力され、演算された反射体
の速度が表示される。
このほか、端子a、b、C,dの出力信号は、位相検波
されたビデオ信号を必要とする他の形式のドプラ装置に
供給することもでき、ドプラ装置としては、このビデオ
信号を繰返し周期に等しい遅れ時間を設けた遅延線の入
出力信号の位相差や相関を求めて流速分布を測定表示す
る装置や入出力信号の振幅差を検出する移動目標検出(
MTIドプラ)装置等の二次元ドプラ装置に応用可能で
である。
[発明の効果] 以上説明したJ:うに、本発明によれば、放射波の周波
数やパルス繰返し周波数を変更することなくドプラ信号
周波数を変更できるので、遠距離かつ高速度の反射体の
距離、速度を正確に測定することができ、また低速度の
反射体においても従来と比較して高精度の速度測定が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るドプラ信号の周波数変換装置の好
適な実施例を示すブロック図、第2図は周波数変換され
るドプラ信号を説明するスペクトル図 第3図は実施例装置により得られたドプラ信号を用いる
パルスドプラ装置のブロック図である。 1 ・・・ 発振器 2 ・・・ 分周同期回路 3 ・・・ 送受切換回路 4 ・・・ 探触子 5 ・・・ 増幅器 6.7 ・・・ 帯域フィルタ 8.9.10.11  ・・・ ミキサ12.13  
・・・ 90度移相器 14.15,16. 17  ・・・ 低域フィルタ1
8.19,20.21 ・・・ アナログデジタル変換器 22.23,24.25  ・・・ 乗算器26.27
  ・・・ 加減算器 28 ・・・ 演算器 29.30  ・・・ 除算器 50.51  ・・・ デジタルアナログ変換器52.
53  ・・・ サンプルボールド回路54.55  
・・・ ドプラフィルタ56 ・・・ 演算回路 57 ・・・ 表示回路 201.201  ・・・ 複素信号変換器203 ・
・・ 複素乗算器 204  ・・・ パルスドプラ装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周期的パルス変調波の放射に基づく反射体からの
    反射波を受信、増幅したドプラ信号と複素参照波とを混
    合検波し前記ドプラ信号を複数個の複素信号に変換する
    複数個の複素信号変換器と、前記複数個の複素信号の複
    素積又は共役積を演算する複素乗算器とを含み、反射体
    からのドプラ信号を所望の周波数に変換することを特徴
    とするドプラ信号の周波数変換装置。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の装置において、複素
    信号変換器は受信したドプラ信号をそれぞれ異なる帯域
    を持つ複素信号に変換する複数個の複素信号変換器から
    なることを特徴とするドプラ信号の周波数変換装置。
  3. (3)特許請求の範囲(1)記載の装置において、複素
    乗算器から出力された複素信号の実数部の2乗とその虚
    数部の2乗との和の4乗根により出力複素信号を除算す
    る除算器を備えたことを特徴とするドプラ信号の周波数
    変換装置。
JP12842384A 1984-06-23 1984-06-23 ドプラ信号の周波数変換装置 Granted JPS618688A (ja)

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Cited By (1)

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