JPS618680A - 無効電力・直流信号変換器 - Google Patents

無効電力・直流信号変換器

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JPS618680A
JPS618680A JP59128496A JP12849684A JPS618680A JP S618680 A JPS618680 A JP S618680A JP 59128496 A JP59128496 A JP 59128496A JP 12849684 A JP12849684 A JP 12849684A JP S618680 A JPS618680 A JP S618680A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する分野〕 本発明は、無効電力をこれに対応した直流信号に変換す
る無効電力・直流信号変換器に関するものである。
交流回路において電圧と電流との積に、それらの間の相
差の余弦値を掛けた値が有効電力であり、正弦値を掛け
た値が無効電力と定義されている。
有効電力変換器を使用して交流回路における無効電力を
計測する無効電力・直流信号変換器を得る場合には、電
圧と電流の相差に正弦値を掛けるべく、有効電力変換器
を構成する回路の電圧又は電流側の一方にコンデンサを
挿入し、このコンデンサにより電圧又は電流の一方をτ
/2移和させるようにしている。このようなコンデンサ
によるτ/2移相方式の無効電力・直流信号変換器の従
来例を第2図に示す。
〔従来技術〕
第2図において、Vsinωtは交流回路における電圧
入力、Amn(ωを十〇)は同じく電流入力である。ω
は角周波数、eは電圧Vと電流Aとの相差を示す、C1
はf/2移相用のコンデンサで、演算増幅器A1の入、
出力端子間に接続されている。電圧入力■−ωtは演算
増幅器A1に加えられる。したがって、演算増幅器A1
の出力端には(V/ω) sin (ωt +y/2)
      ’ −・・(1)で示す如く、入力電圧V
をf/2移相した電圧が生じる。この電圧は掛算器SW
の1つの入力端子に加えられる。一方、電流人力A9i
11(ωを十〇)は掛算回路SWの他方の入力端子に加
えられ、先の電圧入力と掛算される。その結果、掛算回
路SWの出力は (V・入/ω) ・ me             
       ・・・・・・GOとなる。(2)式は交
流回路1こおける無効電力を表わすもので、これを平滑
することにより無効電力をこれに対応した直流信号に変
換することができる。
このような第2図に示す構成の無効電力・直流信号変換
器はすべて電子部品で構成されるもので、小型で高精度
のものが得らる特徴があり、古典的な電流力計方式を用
いた電力計に取って変って無効電力計として現在広く用
いられている。しかし、第2図の変換器においてはコン
デンサC1によってτ/2移相させているが、コンデン
サによる移相は本質的に角周波数(ωC)により変化す
る。その為、第(2)式より明らかな如くこの式には〔
1/ω)の項が入っており、第2図に示す変換器はユー
ザによって周波数が指定され、メーカではその指定周波
数に見合った変換器を製造しなければならず、極めて効
率が悪いという問題点があった。特に、近時ユーザの範
囲がグローバルになって来たことにより、無効電力変換
器においては周波数特性が大きな問題である。
〔発明の目的〕
本発明はこのような問題点を解決する為になされたもの
で、その目的は一定範囲の周波数(例えば45〜65H
z)において、周波数指定の必要としない電子部品で構
成されるコンデンサ移相方式による無効電力・直流信号
変換器を実現したものである。
〔発明の・構成〕
本発明は上記の目的を達成する為に、交流回路における
電圧又は電流が入力されそのどちらか一方の入力を移相
させるコンデンサ、前記交流回路の周波数に対応した信
号を得る周波数検出回路、前記コンデンサの出力と周波
数検出回路の出力とを掛算する第1の掛算回路、前記交
流回路における電流又は電圧入力のどちらか一方の入力
と第1の掛算回路の出力とを掛算する第2の掛算回路、
及び第2の掛算回路の出力を平滑する平滑回路で無効電
力・直流信号変換器を構成したものである。
以下、本発明の原理回路について説明する。
〔原理回路〕
第1図は本発明に係る変換器の原理的回路図である。図
において、Vsinwtは無効電力を計る交流回路にお
ける電圧、As1n(ωt+6)は同じく電流入力を示
すものである。C1はコンデンサ、A1は演算増幅器で
、f/2移相用の回路が構成されている。Swは掛算回
路、FCは本発明によって設けられた周波数検出回路、
PWMは同じく本発明によって設けられた掛算回路であ
る。
電圧入力VsnωtはコンデンサC1によてτ/2移相
されて(1)式に示す電圧となり、この電圧は掛算回路
PWMの1つの入力端子に加えらる。一方、周波数検出
回路FCは交流回路における角周波数ωを検出する。こ
の角周波数ωに対応した信号は掛算回路PWMの他の入
力端子に加えらる。掛算回路PVMは両入力を掛算し、
その出力端に下式〇)で示す電圧を出力する ω(V/ω) sin (ωを士官/2)襲V in 
 (ωt 士官/2)           ・・・・
・・(3)この電圧は掛算回路Swにおいて電流人力 
A 5in(ω1+th)と掛算される。掛算回路SW
の出力はV4mnt             ・・・
・・・(4)となる。第(4)式は交流回路における無
効電力を表わすものであるが、第(4)式には周波数に
依存する項は入っていない。よって、第1図の回路にお
いては周波数に影響されずに無効電力をこれに対応した
直流信号に変換する変換器を実現することができる。そ
の結果、本発明によれば周波数指定を必要とせず、小型
でIC化に適した高精度の無効電力・直流信号変換器を
効率良く製作することができる。なお、図では電圧入力
をf/2移相しているが電流入力を移相するようにして
もよい〔実施例〕 第3図は本発明に係る変換器の一実施例の回路構成図で
ある。図において、PTは絶縁用変成器、CTは電流変
成器、R1は倍率抵抗器である。交流回路における電圧
Vs+nωtは抵抗器R1を介して変成器PTに加えら
れ、電流As1n(ωt+θ)は変成器CTに供給され
る。A1は演算増幅器、C1はf/2移相用のコンデン
サである。前記変成器FTの2次巻線は演算増幅器A1
の入力端子に接続され、移相用コンデンサC1は演算示
幅器A1の入、出力端子間に接続されている。変成器F
Tを介して得られる電圧入力VanωtはコンデンサC
1によってy/2移和される。I’WMは第1図にいお
いて掛算回路として説明したもので、この回路はコンデ
ンサC1によってw/2移和された電圧入力Vをその振
幅に応じたパルス幅信号に変調するパルス幅変調回路で
構成されている。
掛算回路PWMにおいで、R2はPVM回路の入力抵抗
器、A2は演算増幅器、C2は積分用のコンデンサで、
R2とA2及びC2とにより積分器ICがm威されてい
る。COMは抵抗器R3とR4及びインバータυ1とU
2よりなる比較器である。なお、インバータu1とU2
としては例えばC−MOSで構成したナンドゲートのよ
うな高入力インピーダンスをもつ論理素子であれば良く
、又U1と02の2つを用いたがこれは極性合せ用の為
で、1個であってもよい。前記積分器IQの出力端は抵
抗器R3を介してインバータu1.u2の直列回路に接
続されている。インバータU2の出力端はパルス幅変調
信号出力端子01に接続されると共に、抵抗器R4を介
してインバータU1の入力端に接続され、かつ抵抗器R
5を介して積分器IGの入力端に接続されでいる。イン
バータU2の出力が抵抗器R4を介してインバータU1
の入力側に帰還されることにより、抵抗素子R3,R4
とインバータu1.u2とによってヒステリシスをもつ
比較器COMが構成される。若し、比較器COMにヒス
テリシスを持たないものを用いた場合、特公昭44−1
4662号で示されるように基準電圧源±ESを別個に
必要とする。又、インバータU2の出力端が抵抗器R5
を介して積分器ICの入力端に帰還されることにより、
抵抗素子R3,R4とインバータU1.U2とによって
自走形のパルス幅変調方式の掛算回路PWMが構成され
る。若し、比較器COMの出力を積分回路■Gに帰還し
ない場合には、上記の特許公報で示されるよに、系の周
期を決める為のクロックパルスを発生させる発振器を別
個必要とする。
FCは交流回路の周波数Fに対応した信号を得る周波数
検出回路で、周波数Fを検出する周波数検出器FDと、
この周波数検出器FDの出力信号の逆数1/Fに対応し
たアナ口の電圧を得る逆数回路FTとで構成されている
。A3は逆数回路Flの出力電圧の極性を反転する極性
反転回路である。前記演算増幅器A1の出力端は周波数
検出器FDを介して逆数回路Flに接続されている。逆
数回路FIの出力端は前記比較器COMを構成するイン
バータu1.u2の電源端に接続されると共に、極性反
転回路A3と抵抗器R6の直例回路を介して前記積分器
ICの入力端に接続されている。抵抗器R6の抵抗値は
前記した抵抗器R5の2倍となっている。
OUTは無効電力に対応した直流信号を取出す出力回路
で、この回路は第1図で説明した掛算回路としてのスイ
ッチ素子SW、平滑回路FL、及び出力端子02よりな
っている。スイチSWは前記掛算回路PWMの出力端子
01に接続されている。平滑回路FLは演算増幅器^4
、及びこの演算増幅器の入、出力端子間に接続された平
滑用のコデンサc3と抵抗器R7で構成され、スイッチ
SWによって断続された電流Aを平滑する。その平滑回
路FLの出力は無効電力WARに対応した直流信号とし
て出力端子02より取出される。このような構成に係る
本発明の変換器についてその動作を説明すると次の如く
なる。
交流回路における電圧■と電流人は夫々変成器PTとC
Tに加えられる。変成器PTの2次側に生じる電流を1
1とすると、演算増幅器A1の出力より取出されるコン
デンサC1の電圧降下Viは下式で示す如く角速度ω、
即ち被測定の交流回路における周波数Fに反比例する。
V + = −j xilX 1/ωCI      
 −(5)この電圧Viは入力の交流電圧Vに対してM
/2移相されたもとなる。このように周波l#Fに反比
例すると共にf/2移和された電圧Viは抵抗器R2を
介して掛算回路PWMに加えられるが、以後の説明にお
いて電圧Vjによって抵抗器R2を流れる電流を−Iv
とする。一方、電圧Viは周波数検出回路FCを構成す
る周波数検出器FDにも加えられる。
これにより、被測定交流回路の周波数Fが検出される。
この検出信号は逆数回路Flに加えられて1/Fに対応
したアナログの電圧に変換される。この変換された電圧
をEsとすると、電圧中Esは掛算回路PWMの比較器
COMを構成するインバータU1.U2の電源端に加え
られ、・又極性反転回路A3に加えられて極性反転され
る。極性反転された電圧−Esは抵抗器R6を介して掛
算回路PW阿における積分回路IGの入力端に加えられ
る。以後の説明において、電圧−Esによって抵抗器R
6を流れる電流を−Isとする。
ここで、掛算回路PWMを構成する積分器IGの出力端
、比較器COMを構成するインバータU1の入力端、イ
ンバータU2の出力端の電位を夫々el。
e2.e3とすると、el、e2.e3の各波形は第4
図の(1) 、 @、 (3)の如く示される。c3は
(3)で示される如<+Esで表わされる電圧となり、
この電圧は抵抗器R5を介して積分器IGの入力端に帰
還される。以後の説明において、電圧中Esによって抵
抗器R5を流れる電流を+2Isとする( R6−2R
5)。よって、積分器IGは入力電圧Viによる電流−
1vと、電圧+E3による電流+2!S及び電圧−Es
による電流−Isとを加算積分する。正常な動作状態に
おいて、過変調にならないように、IIv 1cclI
s Iに選ばれているので、比較器COMが電圧+Es
を出力している期間、積分器IGは(−1v)と(十I
s)とを加算積分し、その積分出力c1は第4図(1)
のT1で示す如(一定の傾斜で減少する。そして、この
T1の期蜀。
電圧c2は抵抗器R3とR4で定まる傾斜で第3図C)
で示す如く下降し、その電圧がインバータU1のスレッ
シュホールド電圧Vsに達するとclとインバータU2
の出力電圧c2のレベルが0°′となる。
インバータU2の出力e2.即ち電圧中EsがOvにな
ると、積分器ICは−(lv+Is)の電流を加算積分
する。その結果、積分器IGの出力c1は第2図〔1〕
のT2期間で示す如<TI期間より急激な傾斜で上昇す
る。積分器ICの出力電圧c1が正の方向に向い始める
と、電圧c2も上昇し、その個がVsに達するc2は急
激に上昇する。このような第4図のC)に示す波形の電
圧c2がインバータU1に加えられるので、インバータ
υ2の出力端の電圧c3は第4図の(3)で示す如(十
Esの電圧となる。このように、積分器IGにはT1の
期間電圧Viと電圧子Es及び−ESの加算値に対応し
た電流の和が与えられ、T2の期間電圧V+と電圧−E
Sに対応した電流の和が与えられる。即ち、積分器IQ
はそれに与えられる電圧の和が零になるように駆動され
る。よって、パルス幅変調回路を構成する掛算回路PW
Hにおいて、系の平衡状態においては下式(6)が成立
する。
(Vi+Es)41/(TI+72)+(Vi−Es)
42/(T1+72)=O−(6)(6)式において、
 (T1+T2)=T −・・一定(6)式よりVjを
求めると(7)式となる。
V j −Es(TI−T2)/(T1+T2)   
      +++■ここで、電圧Viの値は交流回路
における電圧■に対して移相用のコンデンサC1を経る
ことにより■式で示す如く角周波数ωに反比例する。又
、電圧ESも′I&数回路Flを経ることにより1/ω
に対応したものとなる。よって、■式は V+/ ta −(Es/ cm )  (TI−72
)/(丁1+72)     −(8)となる。この(
8)式は第1図回路における第(3)式に相当するもの
で、ωの項が相殺され、周波数に依存する項が無くなる
このように、移相用のコンデンサC1の電圧降下は被測
定の交流回路における周波数Fに反比例する。そして、
この反比例した電圧が掛算回路PWMに加えられて周波
数Fに反比例した′&数回路Flの出力電圧Es/ωと
掛算される。したがって、掛算回路PWMは周波数Fが
変化してもその周波数の変化には応動せず、入力電圧V
の振幅によってのみその変調度が変る第(8)式で表わ
され、そして第4図の(3)で示される波形のパルス幅
変ill信号を出力する。このパルス幅変l11信号は
端子01より取出され、出力回路OUTにおける掛算用
のスイッチSwに与えられる。スイッチSWはこのパル
ス幅変調信号によってその開閉が制御され、T1の期間
ONになり、T2の期間OFFになるようになっている
一方、交流回路における電流人は変成器CTにより所定
の値に変換され、掛算用のスイッチ素子Swに与えられ
る。スイッチSwは前記したように掛算回路PVHの出
力信号によってその開閉が制御され、これによりスイッ
チSwの入力側に供給される電流人がON、OFFされ
る。このON、OFF信号は平滑回路FLに加えられて
平滑される。
ところで、(8)式の(TI−72)/r丁1+72)
は下式(9)で表わされる。
(TI−T2)/(T1+丁2)−(T1+T2−2T
2)/(TI+72)−1’−272/(TI+T2)
      ・・・・・・(9)スイッチ5wt士片側
切換えなので(Tl−T2)/I’T1+T2)は(9
)式の1/2となり、下式αΦで表わされる。
(TI−72)/(TI÷72)−1/2(1−272
/(T1+72) )−1/2−TZ/(T1+T2)
          ・・・・・・0Φ(8)式と60
式により、 T2/(T1+72)−1/2−V/Es      
           ・++ ・++ (11)スイ
ッチ素子SWによって断続され平滑回路FLに流入する
電流をAtとすると、Atはその包路線が入力電流Aに
比例し、第(11)式より次の関係式で表わされる。
At璽A−TI/(TI+72) =A−(1/2−V/Es)=A/Z−V−人/Es 
      ・・+   (12)平滑回路FLの出力
端からは(12)式の平均値(直流分)が取出される。
(12)式の右辺第1項は交流骨のみであるので、その
平均値は零となる。この為、平滑回路FLの出力電圧を
Eoとすると、Ro =V−A/Es        
    ・” −(13)となる。ここで、電圧入力■
はコンデンサC1によってτ/2移相されている。した
がって、 (13)式はEo −(V−A/Es) s
inθ        −−−−−・(14)となる。
(14)式のEoは交流回路における無効電力VARを
表わすものであるが、前記したようにり/2移和させる
コンデンサC1の出力と周波IFに反比例した電圧Es
を掛算回路PWMに加えることによってパルス幅変調し
た信号は、周波数に影響されず、入力電圧■の振幅のみ
に比例する。よって、(14)式に示すVAL出力は周
波数Fの影響を受けないものとなる。このV入R信号は
出力端子O2より取出される。この取出された信号は図
示しない指示計器或いはディジタルwL圧計に加えられ
てアナログ指示威いはディジタル表示される。
第5図は第3図の変換器の一実験例を示すもので、横軸
に周波数(Hz)を、縦軸に誤差(%)をとっである。
この実験例で示されるように、商用周波数(45〜65
Hz)の範囲において誤差をほぼ0.4%以内におさえ
ることができた。このように、本発明においては一定周
波数の範囲において周波数に影響されずに無効電力をこ
れに対応した直流信号に変換する変換器をパルス幅変調
方式による有効電力変換器を応用して実現することがで
きる。
したがって、本発明によれば周波数指定を必要とせず、
小型でIC化に適した高精度の無効電力・直流信号変換
器を効率良く製作することができる。
なお、第1図に示す周波数検出器FDとこの周波数検出
器FDの出力の逆数をとる逆数回路Flとは公知の種々
の回路が用いられるが、その−例を第6図に示す。第6
図において、FDが周波数検出回路、Flが逆数回路、
B肩よバッファー増幅器、八3は第1図に示す極性反転
回路である。バッファー増幅器BAの出力は電圧+Es
として第3図に示す比較器COMを構成するインバータ
U1.U2の電源端に加えられ、極性反転回路A3の出
力−Esは抵抗器R6を介して積分器IQに加えられる
。周波数検出器FDは演算増幅器A5とツェナーダイオ
ードDzよりなるもので、演算増幅器^5の出力端から
は交流回路における周波数Fに対応した矩形波出力が取
出される。
逆数回路FIはトランジスタQ、演算増幅器A6.コン
デンサC3,ダイオードD及び抵抗器R7〜R9よりな
るもので、演算増幅器へ66コンデンサC3及びダイオ
ードDにより一方向の積分器1(ilを構成している。
トランジスタQは周波数検出器FDの出力の半波毎にO
NとOFFを繰返す。トランジスタQがONのどき、負
の電圧源−■が抵抗器R9を介して電流jとして積分器
ICIに加えられる。その結果、積分器IG1の出力は
第7図の■部分で示す如く増加する。積分器IG1の出
力の波高値をvpとするとV p = 1/C3・1−
t−1/C3・j・172F    ・・・(15)と
なる。トランジスタQがOFFになると電圧源十■が抵
抗器R7,Rgを介して積分器IGIに加えられ、積分
器ICIの出は第7図(2)で示すように急激に減少す
る。第7図に示す積分器IG1の出力の面積Sは S=  (t−Vp)/2         −(16
)で表わされる。−周期をTとすると、面積Sの平−均
値S/Tはtcel/Fであるので、(15)式と(1
6)とにより S/T−k / 4C3・1/p−j        
  ・・・(17)k・・・・・・定数 となり、演算増幅器A6の出力電圧Esの平均値は周波
数Fに逆比例したものとなり、これはコンデンサC4と
抵抗器RIOによって取出される。周波数F()!z)
に対する逆数回路FTの出力電圧Esの特性を第8図に
示す。
第3図では単相2線式(1Φ/2W)の無効電力・直流
信号変換器の実施例であるが、第3図の回路を応用する
ことにより、単相3線式(1Φ/3W)、3相3線式(
3Φ/3W)、或いは3相4線式(3Φ/4W)の無効
電力・直流信号変換器を得ることができる。第9図はそ
の総合回路図で第3図の一部回路をブロック化し、第3
図と同一の部分は第3図と同一符号を付す。第9図の回
路において、〔1Φ/2W〕のときは変圧器FTIと変
流器CTIの回路が用いられる。(1Φ/3W)のとき
は変圧器PT1.PT2と変流器CT1.C70の回路
が用いられる。(3Φ/3W)のときは変圧器PT1.
PT2と中性点N及び変流器CT1.C70の回路が用
いられる。(3Φ/4W)のときは変圧器PTI。
PT2 、PT3と中性点N及び変流器CT1.C70
、C70の回路が用いられる。(1Φ/3W)、(3Φ
/3W)及び(3Φ/4W)のとき、掛算回路PWMは
それぞれの相に各別に用いられるが、周波数検出回路F
Cは共通に用いられる。このような変換器においては出
力端子02より(1Φ/2W)、(1Φ/3W)、(3
Φ/3W)、及び(3Φ/4W)における無効電ツノを
周波数に影響されることなしに、これに対応した直流信
号としてそれぞれ取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る無効電力・直流信号変換器の原理
的回路図、第2図は従来の変換器の一例の回路図、第3
図は本発明に係る無効電力・直流信号変換器の一実施例
を示す接続図、第4図は第3図の変換器の動作を説明す
る為の図、第5図は第3図の変換器の特性を示す図、第
6図は第3図の変換器に用いられる周波数検出回路FC
の一例の回路図、第7図は第6図回路の動作を説明する
為の図、第8図は第6図回路の特性を説明する為の図、
第9図は本発明に係る多相の無効電力・直流信号変換器
の実施例の回路図である。 C1・・・f/2移相させるコンデンサ、H・・・積分
器。 COM・・・電圧比較器、PWM・・・掛算回路、SW
・・・掛算用のスイッチ素子、PL・・・平滑回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交流回路における電圧又は電流が入力されそのど
    ちらか一方の入力を移相させるコンデンサ、前記交流回
    路の周波数に対応した信号を得る周波数検出回路、前記
    コンデンサの出力と周波数検出回路の出力とを掛算する
    第1の掛算回路、前記交流回路における電流又は電圧入
    力のどちらか一方の入力と第1の掛算回路の出力とを掛
    算する第2の掛算回路、及び第2の掛算回路の出力を平
    滑する平滑回路を具備した無効電力・直流信号変換器。
  2. (2)前記周波数検出回路を周波数検出器とこの周波数
    検出器の出力に反比例した信号を得る逆数回路とで構成
    し、かつ第1の掛算回路を積分器及びこの積分器の出力
    を所定のレベルの電圧と比較するヒステリシスを有する
    電圧比較器とよりなりこの電圧比較器の出力と前記コン
    デンサの出力及び前記周波数検出回路の出力とが前記積
    分器に加えられ交流回路における電圧又は電流入力の振
    幅に応じたパルス幅変調信号を得るパルス幅変調回路で
    構成したことを特徴とする特許請求範囲第(1)項記載
    の無効電力・直流信号変換器。
  3. (3)前記電圧比較器を入力抵抗器に直列に接続された
    第1及び第2のインバータとこの第2のインバータの出
    力を第1のインバータに抵抗器を介して帰還してなる構
    成としたことを特徴とする特許請求範囲第(2)項記載
    の無効電力・直流信号変換器。
  4. (4)前記電圧比較器を入力抵抗器に直列に接続された
    第1及び第2のナンドゲートとこの第2のナンドゲート
    の出力を第1のナンドゲートに抵抗器を介して帰還して
    なる構成としたことを特徴とする特許請求範囲第(2)
    項記載の無効電力・直流信号変換器。
  5. (5)前記周波数検出器を演算増幅器の入、出力端子間
    にツェナーダイオードを接続してなる構成としたことを
    特徴とする特許請求範囲第(2)項記載の無効電力・直
    流信号変換器。
  6. (6)前記逆数回路を前記周波数検器の出力によって駆
    動されるトランジスタ及びこのトランジスタの出力側に
    接続された一方向積分器で構成してなる特許請求範囲第
    (2)項記載の無効電力・直流信号変換器。
  7. (7)前記第1の掛算回路と第2の掛算回路を各相毎に
    持ち、周波数検出回路と平滑回路は共通として多相の無
    効電力・直流信号変換器を構成したことを特徴とする特
    許請求範囲第(1)項記載の無効電力・直流信号変換器
  8. (8)前記第1の掛算回路をパルス幅変調回路で構成し
    、第2の掛算回路をスイッチ素子で構成したことを特徴
    とする特許請求範囲第(7)項記載の無効電力・直流信
    号変換器。
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