JPH0130111B2 - - Google Patents

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JPH0130111B2
JPH0130111B2 JP59128496A JP12849684A JPH0130111B2 JP H0130111 B2 JPH0130111 B2 JP H0130111B2 JP 59128496 A JP59128496 A JP 59128496A JP 12849684 A JP12849684 A JP 12849684A JP H0130111 B2 JPH0130111 B2 JP H0130111B2
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frequency
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signal
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Eiji Hayashi
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Publication of JPH0130111B2 publication Critical patent/JPH0130111B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R21/00Arrangements for measuring electric power or power factor
    • G01R21/001Measuring real or reactive component; Measuring apparent energy
    • G01R21/003Measuring reactive component

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  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する分野〕 本発明は、無効電力をこれに対応した直流信号
に変換する無効電力・直流信号変換器に関するも
のである。
交流回路において電圧と電流との積に、それら
の間の相差の余弦値を掛けた値が有効電力であ
り、正弦値を掛けた値が無効電力と定義されてい
る。有効電力変換器を使用して交流回路における
無効電力を計測する無効電力・直流信号変換器を
得る場合には、電圧と電流の相差に正弦値を掛け
るべく、有効電力変換器を構成する回路の電圧又
は電流側の一方にコンデンサを挿入し、このコン
デンサにより電圧又は電流の一方をπ/2移相さ
せるようにしている。このようなコンデンサによ
るπ/2移相方式の無効電力・直流信号変換器の
従来例を第2図に示す。
〔従来技術〕
第2図において、Vsinωtは交流回路における
電圧入力、Asin(ωt+θ)は同じく電流入力であ
る。ωは角周波数、θは電圧Vと電流Aとの相差
を示すC1はπ/2移相用のコンデンサで、演算
増幅器A1の入、出力端子間に接続されている。
電圧入力Vsinωtは演算増幅器A1に加えられる。
したがつて、演算増幅器A1の出力端には (V/ω)sin(ωt+π/2) …(1) で示す如く、入力電圧Vをπ/2移相した電圧が
生じる。この電圧は掛算器SWの1つの入力端子
に加えられる。一方、電流入力Asin(ωt+θ)は
掛算回路SWの他方の入力端子に加えられ、先の
電圧入力と掛算される。その結果、掛算回路SW
の出力は (V・A/ω)・sinθ …(2) となる。(2)式は交流回路における無効電力を表わ
すもので、これを平滑することにより無効電力を
これに対応した直流信号に変換することができ
る。
このような第2図に示す構成の無効電力・直流
信号変換器はすべて電子部品で構成されるもの
で、小型で高精度のものが得らる特徴があり、古
典的な電流力計方式を用いた電力計に取つて変つ
て無効電力計として現在広く用いられている。し
かし、第2図の変換器においてはコンデンサC1
によつてπ/2移相させているが、コンデンサに
よる移相は本質的に角周波数(ωC)により変化
する。その為、第(2)式より明らかな如くこの式に
は(1/ω)の項が入つており、第2図に示す変
換器はユーザによつて周波数が指定され、メーカ
ではその指定周波数に見合つた変換器を製造しな
ければならず、極めて効率が悪いという問題点が
あつた。特に、近時ユーザの範囲がグローバルに
なつて来たことにより、無効電力変換器において
は周波数特性が大きな問題である。
〔発明の目的〕
本発明はこのような問題点を解決する為になさ
れたもので、その目的は一定範囲の周波数(例え
ば45〜65Hz)において、周波数指定の必要としな
い電子部品で構成されるコンデンサ移相方式によ
る無効電力・直流信号変換器を実現したものであ
る。
〔発明の構成〕
本発明は上記の目的を達成する為に、交流回路
における電圧又は電流が入力されそのどちらか一
方の入力を移相させるコンデンサ、前記交流回路
の周波数に対応した信号を得る周波数検出回路、
前記コンデンサの出力と周波数検出回路の出力と
を掛算する第1の掛算回路、前記交流回路におけ
る電流又は電圧入力のどちらか一方の入力と第1
の掛算回路の出力とを掛算する第2の掛算回路、
及び第2の掛算回路の出力を平滑する平滑回路で
無効電力・直流信号変換器を構成したものであ
る。以下、本発明の原理回路について説明する。
〔原理回路〕
第1図は本発明に係る変換器の原理的回路図で
ある。図において、Vsinωtは無効電力を計る交
流回路における電圧、Asin(ωt+φ)は同じく電
流入力を示すものである。C1はコンデンサ、A
1は演算増幅器で、π/2移相用の回路が構成さ
れている。SWは掛算回路、FCは本発明によつて
設けられた周波数検出回路、PWMは同じく本発
明によつて設けられた掛算回路である。
電圧入力VsinωtはコンデンサC1によてπ/
2移相されて(1)式に示す電圧となり、この電圧は
掛算回路PWMの1つの入力端子に加えらる。一
方、周波数検出回路FCは交流回路における角周
波数ωを検出する。この角周波数ωに対応した信
号は掛算回路PWMの他の入力端子に加えらる。
掛算回路PWMは両入力を掛算し、その出力端に
下式(3)で示す電圧を出力する。
ω(V/ω)sin(ωt+π/2) =Vsin(ωt+π/2) …(3) この電圧は掛算回路SWにおいて電流入力Asin
(ωt+φ)と掛算される。掛算回路SWの出力は V・Asinφ …(4) となる。第(4)式は交流回路における無効電力を表
わすものであるが、第(4)式には周波数に依存する
項は入つていない。よつて、第1図の回路におい
ては周波数に影響されずに無効電力をこれに対応
した直流信号に変換する変換器を実現することが
できる。その結果、本発明によれば周波数指定を
必要とせず、小型でIC化に適した高精度の無効
電力・直流信号変換器を効率良く製作することが
できる。なお、図では電圧入力をπ/2移相して
いるが電流入力を移相するようにしてもよい。
〔実施例〕
第3図は本発明に係る変換器の一実施例の回路
構成図である。図において、PTは絶縁用変成器、
CTは電流変成器、R1は倍率抵抗器である。交
流回路における電圧Vsinωtは抵抗器R1を介し
て変成器PTに加えられ、電流Asin(ωt+θ)は
変成器CTに供給される。A1は演算増幅器、C
1はπ/2移相用のコンデンサである。前記変成
器PTの2次巻線は演算増幅器A1の入力端子に
接続され、移相用コンデンサC1は演算示幅器A
1の入、出力端子間に接続されている。変成器
PTを介して得られる電圧入力Vsinωtはコンデン
サC1によつてπ/2移相される。PWMは第1
図において掛算回路として説明したもので、この
回路はコンデンサC1によつてπ/2移相された
電圧入力Vをその振幅に応じたパルス幅信号に変
調するパルス幅変調回路で構成されている。
掛算回路PWMにおいて、R2はPWM回路の
入力抵抗器、A2は演算増幅器、C2は積分用の
コンデンサで、R2とA2及びC2とにより積分
器IGが構成されている。COMは抵抗器R3とR
4及びインバータU1とU2よりなる比較器であ
る。なお、インバータU1とU2としては例えば
C−MOSで構成したナンドゲートのような高入
力インピーダンスをもつ論理素子であれば良く、
又U1とU2の2つを用いたがこれは極性合せ用
の為で、1個であつてもよい。前記積分器IGの
出力端は抵抗器R3を介してインバータU1,U
2の直列回路に接続されている。インバータU2
の出力端はパルス幅変調信号出力端子01に接続
されると共に、抵抗器R4を介してインバータU
1の入力端に接続され、かつ抵抗器R5を介して
積分器IGの入力端に接続されている。インバー
タU2の出力が抵抗器R4を介してインバータU
1の入力側に帰還されることにより、抵抗素子R
3,R4とインバータU1,U2とによつてヒス
テリシスをもつ比較器COMが構成される。若し、
比較器COMにヒステリシスを持たないものを用
いた場合、特公昭44−14662号で示されるように
基準電圧源±Esを別個に必要とする。又、イン
バータU2の出力端が抵抗器R5を介して積分器
IGの入力端に帰還されることにより、抵抗素子
R3,R4とインバータU1,U2とによつて自
走形のパルス幅変調方式の掛算回路PWMが構成
される。若し、比較器COMの出力を積分回路IG
に帰還しない場合には、上記の特許公報で示され
るように、系の周期を決める為のクロツクパルス
を発生させる発振器を別個必要とする。
FCは交流回路の周波数Fに対応した信号を得
る周波数検出回路で、周波数Fを検出する周波数
検出器FDと、この周波数検出器FDの出力信号の
逆数1/Fに対応したアナロの電圧を得る逆数回
路F1とで構成されている。A3は逆数回路FI
の出力電圧の極性を反転する極性反転回路であ
る。前記演算増幅器A1の出力端は周波数検出器
FDを介して逆数回路FIに接続されている。逆数
回路FIの出力端は前記比較器COMを構成するイ
ンバータU1,U2の電源端に接続されると共
に、極性反転回路A3と抵抗器R6の直例回路を
介して前記積分器IGの入力端に接続されている。
抵抗器R6の抵抗値は前記した抵抗器R5の2倍
となつている。
OUTは無効電力に対応した直流信号を取出す
出力回路で、この回路は第1図で説明した掛算回
路としてのスイツチ素子SW、平滑回路FL、及び
出力端子02よりなつている。スイチSWは前記
掛算回路PWMの出力端子01に接続されてい
る。平滑回路FLは演算増幅器A2、及びこの演
算増幅器の入、出力端子間に接続された平滑用の
コデンサC3と抵抗器R7で構成され、スイツチ
SWによつて断続された電流Aを平滑する。その
平滑回路FLの出力は無効電力VARに対応した直
流信号として出力端子02より取出される。この
ような構成に係る本発明の変換器についてその動
作を設明すると次の如くなる。
交流回路における電圧Vと電流Aは夫々変成器
PTとCTに加えられる。変成器PTの2次側に生
じる電流をi1とすると、演算増幅器A1の出力
より取出されるコンデンサC1の電圧降下Viは
下式で示す如く角速度ω、即ち被測定の交流回路
における周波数Fに反比例する。
Vi=−j×i1×1/ωC1 …(5) この電圧Viは入力の交流電圧Vに対してπ/
2移相されたものとなる。このように周波数Fに
反比例すると共にπ/2移相された電圧Viは抵
抗器R2を介して掛算回路PWMに加えられる
が、以後の説明において電圧Viによつて抵抗器
R2を流れる電流を−Ivとする。一方、電圧Vi
は周波数検出回路FCを構成する周波数検出器FD
にも加えられる。これにより、被測定交流回路の
周波数Fが検出される。この検出信号は逆数回路
FIに加えられて1/Fに対応したアナログの電
圧に変換される。この変換された電圧をEsとす
ると、電圧+Esは掛算回路PWMの比較器COM
を構成するインバータU1,U2の電源端に加え
られ、又極性反転回路A3に加えられて極性反転
される。極性反転された電圧−Esは抵抗器R6
を介して掛算回路PWMにおける積分回路IGの入
力端に加えられる。以後の説明において、電圧−
Esによつて抵抗器R6を流れる電流を−Isとす
る。
ここで、掛算回路PWMを構成する積分器IGの
出力端、比較器COMを構成するインバータU1
の入力端、インバータU2の出力端の電位を夫々
e1,e2,e3とすると、e1,e2,e3の
各波形は第4図の1,2,3の如く示される。e
3は3で示される如く+Esで表わされる電圧と
なり、この電圧は抵抗器R5を介して積分器IG
の入力端に帰還される。以後の説明において、電
圧+Esによつて抵抗器R5を流れる電流+2Isと
する(R6=2R5)。よつて、積分器IGは入力
電圧Viによる電流−Ivと、電圧+Esによる電流
+2Is及び電圧−Esによる電流−Isとを加算積分
する。正常な動作状態において、過変調にならな
いように、|Iv|∝|Is|に選ばれているので、
比較器COMが電圧+Esを出力している期間、積
分器IGは(−Iv)と(+Is)とを加算積分し、そ
の積分出力e1は第4図1のT1で示す如く一定
の傾斜で減少する。そして、このT1の期間、電
圧e2は抵抗器R3とR4で定まる傾斜で第3図
2で示す如く下降し、その電圧がインバータU1
のスレツシユホールド電圧Vsに達するとe1と
インバータU2の出力電圧e2のレベルが“0”
となる。インバータU2の出力e2、即ち電圧+
Esが0Vになると、積分器IGは−(Iv+Is)の電流
を加算積分する。その結果、積分器IGの出力e
1は第2図1のT2期間で示す如くT1期間より
急激な傾斜で上昇する。積分器IGの出力電圧e
1が正の方向に向い始めると、電圧e2も上昇
し、その値がVsに達するe2は急激に上昇する。
このような第4図の2に示す波形の電圧e2がイ
ンバータU1に加えられるので、インバータU2
の出力端の電圧e3は第4図の3で示す如く+
Esの電圧となる。このように、積分器IGにはT
1の期間電圧Viと電圧+Es及び−Esの加算値に
対応した電流の和が与えられ、T2の期間電圧
Viと電圧−Esに対応した電流の和が与えられる。
即ち、積分器IGはそれに与えられる電圧の和が
零になるように駆動される。よつて、パルス幅変
調回路を構成する掛算回路PWMにおいて、系の
平衡状態においては下式(6)が成立する。
(Vi+Es)・T1/(T1+T2)+(Vi-Es) ・T2/(T1+T2)=0 …(6) (6)式において、(T1+T2)=T…一定 (6)式よりViを求めると(7)式となる。
Vi=Es(T1−T2)/(T1+T2) …(7) ここで、電圧Viの値は交流回路における電圧
Vに対して移相用のコンデンサC1を経ることに
より(4)式で示す如く角周波数ωに反比例する。
又、電圧ESも逆数回路FIを経ることにより1/
ωに対応したものとなる。よつて、(7)式は Vi/ω=(Es/ω)(T1-T2)/(T1+T2) …(8) となる。この(8)式は第1図回路における第(3)式に
相当するもので、ωの項が相殺され、周波数に依
存する項が無くなる。
このように、移相用のコンデンサC1の電圧降
下は被測定の交流回路における周波数Fに反比例
する。そして、この反比例した電圧が掛算回路
PWMに加えられて周波数Fに反比例した逆数回
路FIの出力電圧Es/ωと掛算される。したがつ
て、掛算回路PWMは周波数Fが変化してもその
周波数の変化には応動せず、入力電圧Vの振幅に
よつてのみその変調度が変る第(8)式で表わされ、
そして第4図の3で示される波決のパルス幅変調
信号を出力する。このパルス幅変調信号は端子0
1より取出され、出力回路OUTにおける掛算用
のスイツチSWに与えられる。スイツチSWはこ
のパルス幅変調信号によつてその開閉が制御さ
れ、T1の期間ONになり、T2の期間OFFにな
るようになつている。
一方、交流回路における電流Aは変成器CTに
より所定の値に変換され、掛算用のスイツチ素子
SWに与えられる。スイツチSWは前記したよう
に掛算回路PWMの出力信号によつてその開閉が
制御され、これによりスイツチSWの入力側に供
給される電流AがON、OFFされる。このON、
OFF信号は平滑回路FLに加えられて平滑される。
ところで、(8)式の(T1−T2)/(T1/T2)
は下式(9)で表わされる。
(T1-T2)/(T1+T2)=(T1+T2-2T2) /(T1+T2)=1−2T2/(T+T2) …(9) スイツチSWは片側切換えなので(T1−
T2)/(T1+T2)は(9)式の1/2となり、下式(10)
で表わされる。
(T1−T2)/(T1+T2) =1/2{1−2T2/(T1+T2)} =1/2−T2(T1+T2) …(10) (8)式と(10)式により、 T2/(T1+T2)=1/2−V/Es …(11) スイツチ素子SWによつて断続され平滑回路FLに
流入する電流をAiとすると、Aiはその包絡線が
入力電流Aに比例し、第(11)式より次の関係式で表
わされる。
Ai=A・T1(T1+T2) =A・(1/2−V/Es) =A/2−V・A/Es …(12) 平滑回路FLの出力端からは(12)式の平均値(直流
分)が取出される。(12)式の右辺第1項は交流分の
みであるので、その平均値は零となる。この為、
平滑回路FLの出力電圧をEoとすると、 Eo=V・A/Es …(13) となる。ここで、電圧入力VはコンデンサC1に
よつてπ/2移相されている。したがつて、(13)
式は Eo=(V・A/Es)sinθ …(14) となる。(14)式のEoは交流回路における無効電
力VARを表わすものであるが、前記したように
π/2移相させるコンデンサC1の出力と周波数
Fに反比例した電圧Esを掛算回路PWMに加える
ことによつてパルス幅変調した信号は、周波数に
影響されず、入力電圧Vの振幅のみに比例する。
よつて、(14)式に示すVAL出力は周波数Fの影
響を受けないものとなる。このVAR信号は出力
端子02より取出される。この取出された信号は
図示しない指示計器或いはデイジタル電圧計に加
えられてアナログ指示或いはデイジタル表示され
る。
第5図は第3図の変換器の一実験例を示すもの
で、横軸に周波数(Hz)を、縦軸に誤差(%)を
とつてある。この実験例で示されるように、商用
周波数(45〜65Hz)の範囲において誤差をほぼ
0.4%以内におさえることができた。このように、
本発明においては一定周波数の範囲において周波
数に影響されずに無効電力をこれに対応した直流
信号に変換する変換器をパルス幅変調方式による
有効電力変換器を応用して実現することができ
る。したがつて、本発明によれば周波数指定を必
要とせず、小型でIC化に適した高精度の無効電
力・直流信号変換器を効率良く製作することがで
きる。
なお、第1図に示す周波数検出器FDとこの周
波数検出器FDの出力の逆数をとる逆数回路FIと
は公知の種々の回路が用いられるが、その一例を
第6図に示す。第6図において、FDが周波数検
出回路、FIが逆数回路、BAはバツフアー増幅
器、A3は第1図に示す極性反転回路である。バ
ツフアー増幅器BAの出力は電圧+Esとして第3
図に示す比較器COMを構成するインバータU1,
U2の電源端に加えられ、極性反転回路A3の出
力−Esは抵抗器R6を介して積分器IGに加えら
れる。周波数検出器FDは演算増幅器A5とツエ
ナーダイオードDzよりなるもので、演算増幅器
A5の出力端からは交流回路における周波数Fに
対応した矩形波出力が取出される。逆数回路FI
はトランジスタQ、演算増幅器A6、コンデンサ
C3、ダイオードD及び抵抗器R7〜R9よりな
るもので、演算増幅器A6、コンデンサC3及び
ダイオードDにより一方の積分器IG1を構成し
ている。トランジスタQは周波数検出器FDの出
力の半波毎にONとOFFを繰返す。トランジスタ
QがONのとき、負の電圧源−Vが抵抗器R9を
介して電流iとして積分器IG1に加えられる。
その結果、積分器IG1の出力は第7図の1部分
で示す如く増加する。積分器IG1の出力の波高
値をVpとすると Vp=1/C3・i・t=1/C3・i・1/2F
…(15) となる。トランジスタQがOFFになると電圧源
+Vが抵抗器R7,R8を介して積分器IG1に
加えられ、積分器IG1の出は第7図2で示すよ
うに急激に減少する。第7図に示す積分器IG1
の出力の面積Sは S=(t−Vp)/2 …(16) で表わされる。一周期をTとすると、面積Sの平
均値S/Tは∝1/Fであるので、(15)式と
(16)とにより S/T=k/4C3・1/F・i …(17) K……定数 となり、演算増幅器A6出力電圧Esの平均値は
周波数Fに逆比例したものとなり、これはコンデ
ンサC4と抵抗器R10によつて取出される。周
波数F(Hz)に対する逆数回路Esの特性を第8図
に示す。
第3図では単相2線式(1Φ/2W)の無効電
力・直流信号変換器の実施例であるが、第3図の
回路を応用することにより、単相3線式(1Φ/
3W)、3相3線式(3Φ/3W)、或いは3相4線
式(3Φ/4W)の無効電力・直流信号変換器を得
ることができる。第9図はその総合回路図で第3
図の一部回路をブロツク化し、第3図と同一の部
分は第3図と同一符号を付す。第9図の回路にお
いて、(1Φ/2W)のときは変圧器PT1と変流器
CT1の回路が用いられる。(1Φ/3W)のときは
変圧器PT1,PT2と変流器CT1,CT2の回路
が用いられる。(3Φ/3W)のときは変圧器PT
1,PT2と中性点N及び変流器CT1,CT2の
回路が用いられる。(3Φ/4W)のときは変圧器
PT1,PT2,PT3と中性点N及び変流器CT
1,CT2,CT3の回路が用いられる。(1Φ/
3W)、(3Φ/3W)及び(3Φ/4W)をとき、掛
算回路PWMはそれぞれの相に各別に用いられる
が、周波数検出回路FCは共通に用いられる。こ
のような変換器においては出力端子02より
(1Φ/2W)、(1Φ/3W)、(3Φ/3W)、及び
(3Φ/4W)における無効電力を周波数に影響さ
れることなしに、これに対応した直流信号として
それぞれ取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る無効電力・直流信号変換
器の原理的回路図、第2図は従来の変換器の一例
の回路図、第3図は本発明に係る無効電力・直流
信号変換器の一実施例を示す接続図、第4図は第
3図の変換器の動作を説明する為の図、第5図は
第3図の変換器の特性を示す図、第6図は第3図
の変換器に用いられる周波数検出回路FCの一例
の回路図、第7図は第6図回路の動作を説明する
為の図、第8図は第6図回路の特性を説明する為
の図、第9図は本発明に係る多相の無効電力・直
流信号変換器の実施例の回路図である。 C1……π/2移相させるコンデンサ、IG…
…積分器、COM……電圧比較器、PWM……掛
算回路、SW……掛算用のスイツチ素子、FL……
平滑回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流回路における電圧V又は電流Aが入力さ
    れそのどちらか一方の入力を移相させるコンデン
    サC1、 前記交流回路に於ける周波数を検出する周波数
    検出器FDとこの周波数検出器の出力信号の逆数
    に対応した電圧を得る逆数回路F1で構成された
    周波数検出回路FC、 入力抵抗器R2と積分用のコンデンサC2及び
    演算増幅器A2とよりなり前記交流回路における
    電圧V又は電流信号Aが加えられる積分器IGと、
    この積分器の出力端子に接続された抵抗器R3と
    この抵抗器に直列に接続された第1及び第2のイ
    ンバータU1,U2とインバータU2の出力をイ
    ンバータU1に抵抗器R4を介して帰還してなる
    ヒステリシスを有する電圧比較器COMと、前記
    インバータU2の出力を積分器IGを構成する演
    算増幅器A2に帰還する抵抗器R5よりなり、前
    記周波数検出回路FCの出力電圧を前記インバー
    タU1とU2の電源電圧として与えると共に、極
    性反転回路A3及び抵抗器R6を介して前記積分
    器IGを構成する演算増幅器A2に加えるように
    したパルス幅変調回路PWM、 このパルス幅変調回路によつて得られるパルス
    幅変調信号によつて駆動され前記交流回路におけ
    る電流A又は電圧信号Vを断続するスイツチ素子
    SW、 このスイツチ素子によつて断続された信号を平
    滑する平滑回路FL、 及びこの平滑回路の出力を取出す出力端子O2
    を具備してなる無効電力・直流信号変換器。
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