JPS618645A - カプラ組立品試験機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は試験機に係り、特にトラクターとトレーラを連
結するカプラの諸機能を試験、検査するのに適したカプ
ラ組立品試験機に関するものである。゛ カプラはトラクターに積載し、トレーラのキングピンと
連結してトレーラを牽引するものであり安全性を最も重
要視されるものである。

すなわちカプラは多くの部品によって構成されているが
１組立品として円滑な連結機能と離脱機能を有し、牽引
荷重あるいは旋回、急発進、急制動に耐える十分な強度
が要求される。また操作レバーの解錠力も均等であるこ
とが望ましく、トラニオンブラケットの取付孔など寸法
的にも互換性“を有するものでなければならない。

ところが現状ではカプラを構成する各部品単独の寸法検
査は実施されているものの、カプラ組立品としての諸機
能検査は殆ど行なわれていないの。

が実状である。

従って、カプラの連結ミス、走行中のトレーラ脱落事故
などを誘発するなど、業界では安全性、信頼性向上のた
め品質保証体制の確立が強く望まれていたところである
。

本発明の目的は、カプラ組立品に要求される諸機能を簡
便に検査し得るカプラ組立品試験機を提・１゛　　　供
するにある。

以下本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。第
１図はカプラ組立品試験機の平面図、第２図は側面図、
第３図は上昇シリンダーの側面図、第４図は第２図のＡ
−Ａ断面図を示すものである。

摺動面１を有しカプラ組立品２の諸機能をテストする試
験台３と、この試験台３の上方に架装せる架台４と、摺
動面１と同一高さの摺動面１ａを有し試験台３と隣接し
て設置せる準備台５とによって構成されるものである６ 細部について説明すると、カプラ組立品２は摺動台６の
上に固着せる取付台７に位置決めピン８及び締金９によ
って固定し、試験台３はカプラ組立品２の前方に水平牽
引シリンダー１０（実質的には押圧するシリンダー）と
上昇シリンダー１１を配設し、準備台５と対向する側面
に摺動台６に連結せる移動シリンダー１２を固着するも
のである。

また架台４はカプラ組立品２の中央部に対応する下面に
前後方向に案内溝１３を有し、この案内溝１３には摺動
部材１４を懸吊し、この摺動部材１４の前端には水平牽
引シリンダー１０と接触する荷重変換器１５を備え、後
端には下方にキングピン１６を固着し摺動部材１４に潜
入せるキングピン保持具１７に連結せる水平シリンダー
１８を有するものである。

ざらに上昇シリンダー１１のロッド１９の上端にはワイ
ヤロープあるいはチェノなとの可撓部材２０を係合せる
重錘２１を載置し、この可撓部材２０の他端にはカプラ
組立品２の操作レバー２２に係合し得る係止片２３を有
するものである。

以上の構成により次に作用効果を説明する。

まず移動シリンダー１２を作動させて摺動台６に固着せ
る取付台７を準備台５の上に移動する。

この位置でカプラ組立品２を位置決めピン８及び締金９
によって固定する。この時カプラ組立品２の上面はほぼ
水平になるようにジヤツキ（図示せず）などを用いて調
整し、操作レバー２２は連結準備状態に位置するもので
ある。

ついで移動シリンダー１２によってカプラ組立品２を試
験台３の位置に移動する。

ここで水平シリンダー１８が作動してキングピン保持具
１７に固着せるキングピン１６を前進させ、カプラ組立
品２にキングピン１６を連結する。

次に水平牽引シリンダー１０が作動し、摺動部材１４及
びキングピン保持具１７を介してキングピン１６を後方
に押圧する。従ってカプラ組立品２には牽引荷重が作用
するもので、この牽引荷重は荷重表示計（図示せず）に
よって認知することができる。この牽引荷重試験に合格
すると水平牽引シリンダー１０が収縮する。

その後上昇シリンダー１１が作動しロッド１９が伸張し
重錘２１を持ち上げ併示片２３＆操作レバー２２に係合
する。上昇シリンダー１１が作動してロッド１９が収縮
すると、定量の重錘２１によって操作レバー２２を開錠
位置に移動する。

次に水平シリンダー１８が作動してキングピン１６を後
退させ、カプラ組立品２からキングピン１６を離脱させ
る。

ここで係止片２３を操作レバー２２がら外し、再び移動
シリンダー１２が作動してカプラ組立品２を準備台５の
位置に移動させて一連の試験検査を完了するものである
。

上述せる一連の試験工程によってチェックし得る寸法及
び機能を列記すると下記の通りである。

１、取付台７に立設せる位置決めピン８によってカプラ
組立品２の取付孔の寸法、位置が正常であることを確認
することができる。

２、キングピン１６を係合することにより、錠の寸法及
び連結機能を確認し得る。

３、水平牽引シリンダー１０を作動させ、カプラ組立品
２に所望の牽引荷重を作用させ、要部の強度を確認する
ことができる。

４、定量の重錘２１により操作レバー２２が規定荷重内
で操作できることを確認し得る。

５．キングピン１６を後退させることにより離脱機能が
正常であることを確認できる。

尚、カプラ組立品は型式、容量によって取付孔の寸法、
位置、全高、キングピンの寸法などが異なるので、取付
台７及びキングピン１６を取替ることにより、任意のカ
プラ組立品の試験、検査を実施し得るものである。

以上の説明で明らかなように、本発明によるカプラ組立
品試験機はカプラ組立品の寸法検査とともに規定の強度
、要求される正常な機能を備えていることを容易に確認
し得るものであり、安全性の向上と品質保証に著しい効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は側面図、第３図は上昇シリン
ダーの側面図、第４図は第１図のＡ−Ａ断面図である。 １：摺動面　２：カプラ組立品　３：試験台４：架台　
５：準備台　６：摺動台 １０：水平牽引シリンダ・−１１：上昇シリンダ１２：
移動シリンダー　１３二案内溝 １４：摺動部材　１５：荷重変換器 １６：キングピン　１７：キングピン保持具１８：水平
シリンダー　１９：ロッド ２０：可撓部材　２１：重錘　２２：操作レバー２３：
係止片 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 摺動面を有しカプラ組立品の試験を行なう試験台と、該
   試験台の上方に架設せる架台と、上記摺動面と同一高さ
   の摺動面を有し上記試験台と隣接して設置せる準備台と
   からなり、上記カプラ組立品は摺動台上に固着せる取付
   台に固定し、上記試験台は、カプラ組立品の前方に水平
   牽引シリンダーと上昇シリンダーを配設し、準備台と対
   向する部位に摺動台に連結せる移動シリンダーを固着し
   、上記架台はカプラ組立品の中央部に対応する下面に前
   後方向に案内溝を有し、該案内溝には摺動部材を懸吊し
   、該摺動部材の前端には上記水平牽引シリンダーと接触
   する荷重変換器を備え、後端には下方にキングピンを固
   着し摺動部材に潜入せるキングピン保持具に連結せる水
   平シリンダーを有し、上記上昇シリンダーのロッドには
   上端に可撓部材を係合せる重錘を載置し、可撓部材の他
   端はカプラ組立品の操作レバーに係合し得る係止片を有
   することを特徴とするカプラ組立品試験機。