JPS6185918A - 眼検査用視標装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、透過型視標を有する眼検査用視標装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来からこの種の眼検査装置は視力検査装首として多用
され、装置に内挿した透光性或いは不透光性の視標を被
検者に呈示して検査を行っている。透光性視標を用いた
場合にはその視標を照明する方法として、視標面の背後
に照明用光源を配置する方法と、２個以上の光源を配置
して視標面を背後と観察側の両方向から照明する方法と
が採られている。そして不透光性視標の場合には、視標
面のｎＱ側に光源を配置する方法が通常採用されている
。

視力検査のだめのランドルト環等を表示するための視標
部材としては、従来の紙やフィルムから液晶まで種々存
在するが、正確な検査を行うためには、被検者が行い易
い視標の暗記が不可能な点や、モータ等の機械的駆動部
品を必要とせずに視標呈示を可変とすることが可能な点
において、液晶を用いることが好適とされている。

液晶視標としては、液晶の裏側に反射板を配置する不透
光性の反射型液晶視標と、反射板の代りに拡散板等を置
いて背後から照明する透光性の透過型液晶視標とがある
が、反射型では視標の手前側から照明するために、ラン
ドルト環等の視標の影が反射板に映り、視標が二重にな
って検査に悪影響を及ぼすので、影のできない透過型液
晶視標が好ましい。

ところで、視力検査において重要なこととじては、視標
面の明るさが約３００〜７００ルクスであること・視野
が広いこと・視標のコントラストが高いこと等が挙げら
れる。これらの屯を従来装置について検討してみると２
視標而の明るさについては適当な光源の彦根によって解
決可能であり問題は無いが、ｒＪ！ｌ察視野と視標のコ
ントラストの点については未だ改良の余地が残っている
。即ち、透過型液晶を視標に用いる場合に、視野を広く
するには大型液晶を使用して背後から興、明すればよい
が、このような大型液晶を用いると装置が極めて高価と
なるので優れた解決方法とは云えない。

また、光源を視標の背後と観察側の両方に配置した装置
の場合に、視標のコントラストが低下してしまうという
欠点、及び光源が２個以ト必要となるという欠点が生ず
る。つまり、従来装置は透過型液晶を用いることによっ
て、成る程度まで正確な検査を可能としてはいるが、視
標のコントラスト・観察視野・製造コスト等の点で末だ
十分に満足のいく装置であるとは云い難いのである。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述の従来装置の欠点を解消し、小型
液晶視標を使用しても広視野及び視標の高コントラスト
を得ることを可能とする眼検査用視標装置を提供するこ
とにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、視標を用
いて眼検査を行う装置において、不透明の周辺枠部を有
する透過型視標と、該視標を背後から直接又は第１の導
光手段を介して照明するための光源と、該光源からの光
束の一部を前記視標の周辺枠部にｒ！１察側から視標部
に比べ強く入射させるための第２の導光手段とを具備す
ることを特徴とする眼検査用視標装置である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明を視力検査用視標装置に適用した第１の
実施例を示し、被検眼Ｓに正対しランドルト環等を表示
する透過型液晶視標ｌの斜め背後に光源２が配置されて
いる。液晶視標ｌは不透明な枠部３で周囲を支持され、
液晶視標１の背後に導光手段として第１の反射ミラー４
、観察側の斜め上方に同様１こ導光手段として第２の反
射ミラー５がそれぞれ配され、液晶視標１と第１の反射
ミラー４との間に拡散板６が設けられ、第２の反射ミラ
ー５の中央部には黒色の遮光部材７が取り付けられてい
る。そして、第１の反射ミラー４は光源２からの光束の
一部を拡散板６に導き、第２の反射ミラー５は光源２か
らの光束の一部を枠部３に導くように配置されている。

光ｒＡ２から出射された光束は、第１の反Ｏｎ　ミラー
４により反射されて上方に向い、拡ハシ板６により拡散
された後に液晶視標ｌを背後から１１＜Ｉ明し、被検眼
ＳによりランドルトＳ等が透過光として観察される。一
方、光？ｇ、２から出射された光束のうち、第２の反射
ミラー５のＣ光部材７に到達した光束はこのＣ光部材７
によって遮ぎられ、遮光部材７の周辺の第２の反射ミラ
ー５上に到達した光束が、反射ミラー５によって反射さ
れて枠部３を口ｑ明し、被検眼Ｓにより枠部３の反射光
として観察される。

ここで、液晶視標１はランドルト環等の視標を表示する
ための透過型視標によって構成されているが、透過型エ
レクトロクコミック材料を用いても同様な結果を得るこ
とができる。また、遮光部材７は液晶視！！Ｊ１の観察
側を照明する光路中に設ければよいが、光源２が成る程
度の大きさを有するときには、遮光部材６を液晶視標ｌ
に近付けると、液晶視標ｌのコントラストをより高める
ことができる。なお、遮光部材７は実施例のように非反
射型の部材でなくとも、第２の反射ミラー５に設けた開
口部としてもよい、また、遮光部材７は反射ミラー５と
同じサイズとして、遮光部材７に反射子分！σを持たせ
て周辺の枠部３が液晶視標１に比べ強く照明されるよう
にしてもよい。

この実施例では視標として液晶を使用するので、従来の
ように視標の暗記の防止や、駆動部品を必要としない視
標呈示を可能とし、更に透過型視標の使用により、液晶
視標の影が反射板に映ることによる像の不鮮明さを避は
イＪすることは勿論のこと、反射ミラー４，５を設ける
ことにより光源数を減らすことが可能となり、しかも第
２の反射ミラー５に遮光部材７を設けることによって、
液晶視標ｌの周辺の枠部３のみの照明又は液晶視標ｌの
周辺の枠部３に液晶視標ｌよりも強い照明を可能とし、
被検眼Ｓには液晶視標１と共に枠部３の部分が見え、液
晶視標１のコントラストを低下させることなく視野を広
げることが可能となる。

第２図は第２の実施例を示し、第１図と同一の符号は同
−又は同等の部材を表している。ここで、被検眼Ｓ、液
晶視標１、枠部３、拡散板６の相互の位置関係は第１図
と同様であるが、光源２は観察光軸上に詮かれた液晶視
標１の背後に配だされ、光源２の周辺に複数本から成る
光ファイバ束８のそれぞれの一端部が配置され、光ファ
イバ束８の他端部は枠部３の周辺に配置されている。

なお、光ファイバ束８の末端角度は液晶視標１を照明し
ないように調節されている。

このようにして、光源２からの光束は拡散板６を介して
液晶視標ｌを照明すると共に、光ファイバ束８により上
方に導かれ枠部３を照明する。この第２の実施例も先の
実施例と同様な効果が得られ、被検眼Ｓは高いコントラ
ストと広い視野により液晶視標１を観察することができ
る。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る眼検査用視標装置は、
反射ミラーや光ファイバ等の導光手段を介して１個の光
源から光束を複数方向に導き、視標の背後及び観察側の
両方向から照明し、しかも観察側の導光手段として一部
遮光機能を有する反射ミラー或いは光ファイバ等を使用
することにより、視標の周辺枠部を視標部に比べて強く
照明し、視標のコントラストを低下させることなく広視
野を確保することができ、液晶視標を小型のままで、よ
り高精度の検査を可能とする利点を有している。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る眼検査…視標装着の実施例を示すも
のであり、第１図は第１の実施例の要部斜視図、第２図
は第２の実施例の要部斜視図である。 符号１は透過型液晶視標、２は光源、３は枠部、４．５
は反射ミラー、６は拡散板、７は遮光部材、８は光ファ
イバ束、Ｓは被検眼である。 特許出願人　　　キャノン株式会社 、・”ｔ゛ 代　理　人　弁理士　日　比　谷　征　彦□図面 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、視標を用いて眼検査を行う装置において、不透明の
   周辺枠部を有する透過型視標と、該視標を背後から直接
   又は第１の導光手段を介して照明するための光源と、該
   光源からの光束の一部を前記視標の周辺枠部に観察側か
   ら視標部に比べ強く入射させるための第２の導光手段と
   を具備することを特徴とする眼検査用視標装置。 ２、前記視標を透過型液晶とした特許請求の範囲第１項
   に記載の眼検査用視標装置。 ３、前記視標を透過型エレクトロクロミック材料とした
   特許請求の範囲第１項に記載の眼検査用視標装置。 ４、前記第１の導光手段を前記視標の背後に設けた反射
   ミラーとした特許請求の範囲第１項に記載の眼検査用視
   標装置。 ５、前記第２の導光手段を前記視標の観察側に設けた反
   射ミラーとした特許請求の範囲第１項に記載の眼検査用
   視標装置。 ６、前記反射ミラーは前記視標を照明しないように一部
   遮光機能を有するようにした特許請求の範囲第５項に記
   載の眼検査用視標装置。 ７、前記第２の導光手段を複数本の光ファイバとした特
   許請求の範囲第１項に記載の眼検査用親機装置。