JP3370389B2 - 視力検査装置 - Google Patents

視力検査装置

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JP3370389B2
JP3370389B2 JP20400293A JP20400293A JP3370389B2 JP 3370389 B2 JP3370389 B2 JP 3370389B2 JP 20400293 A JP20400293 A JP 20400293A JP 20400293 A JP20400293 A JP 20400293A JP 3370389 B2 JP3370389 B2 JP 3370389B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、外乱光の影響を極力低
減して視力検査精度の向上を図ることができる視力検査
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、視力検査装置には、筺体内に
視標と凹面鏡とを設置すると共に、この視標と凹面鏡と
の間に半透鏡を介在させ、半透鏡を透過させて視標を凹
面鏡に投影し、凹面鏡に投影された視標を半透鏡により
反射させて、視標の像を被検者に呈示するものが知られ
ている。 【0003】この従来の視力検査装置では、視標と半透
鏡との間でかつ視標の近傍に偏光板が視標照明光学系の
光路に進退可能に設けられている。 【0004】両眼視機能の検査においては、被検者は偏
光メガネを装用してあるいはビジョンテスター等の偏光
レンズを装用して検査を受けることになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
視力検査装置では、蛍光灯等の外乱光が筺体内に入射
し、この外乱光が半透鏡により反射されて凹面鏡に導か
れ、この凹面鏡により反射された外乱光が再び半透鏡に
より反射されて、被検者に向かって出射される。 【0006】このため、被検者は呈示された視標を視認
する際に、外乱光の影響を受けることになり、従来の視
力検査装置では、半透鏡の透過率Tと反射率Rとの比率
が5:5に設定されているので、外乱光の入射光量を1
とすると、半透鏡による2回反射により、その外乱光の
1/4の光量が戻ってくる(凹面鏡の反射率を考慮から
除く)ことになり、外乱光の影響が極めて大きい。 【0007】一方、半透鏡の透過率と反射率との比率を
異ならせることにすると、両眼視機能検査に支障が生じ
るおそれがある。 【0008】 【0009】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、両眼視機能検査に支障を生じることなく外乱光の
影響を極力低減して視力検査精度の向上を図ることがで
きる視力検査装置を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の視力検査装置は、筐体内に視標と凹面鏡とを設置する
と共に、前記視標と前記凹面鏡との間に半透鏡を介在さ
せ、前記半透鏡を透過させて前記視標を前記凹面鏡に投
影し、該凹面鏡に投影された視標を前記半透鏡により反
射させて、視標の像を被検者に呈示する視力検査装置に
おいて、前記半透鏡の可視光に対する反射率値がその透
過率値よりも小さくされ、前記視標と前記半透鏡との間
に偏光板が介在され、該偏光板の偏光軸と被検者が装用
する偏光メガネの偏光軸又はビジョンテスターの偏光軸
とが前記半透鏡の反射率値と透過率値との差異に基づく
偏光方向のずれに対応して相対的にずらされていること
を特徴とする。 【0011】 【作用】本発明に係わる視力検査装置によれば、視標は
半透鏡を透過して凹面鏡に投影される。凹面鏡はその視
標を半透鏡に向けて反射する。視標はその半透鏡の反射
により被検者に呈示される。外乱光の影響による見えに
くさを解消するために、半透鏡の可視光に対する透過率
値と反射率値とを異ならせた場合、両眼視機能検査に支
障が生じるおそれがあるが、本発明によれば、偏光板の
偏光軸又は被検者が装用する偏光レンズの偏光軸とを半
透鏡の反射率値と透過率値との差異に基づく偏光方向の
ずれに対応してずらしてあるので、両眼視機能検査に支
障が生じるのを防止できる。 【0012】 【0013】 【実施例】以下に、本発明に係わる視力検査装置の実施
例を図面を参照しつつ説明する。 【0014】図1において、1は筺体である。この筺体
1の内部は暗箱となっている。この筺体1には視標照明
光学系2と凹面鏡3とが設けられている。視標照明光学
系2は光源4、コンデンサレンズ5、拡散板6、視標
7、偏光板8が設けられている。 【0015】拡散板6は照明光をやわらげるために使用
され、視標7は拡散板6を介して照明される。視標7に
は複数種のものが準備され、図2はその一例としてのラ
ンドルト環チャートである。 【0016】視標照明光学系2には視標7が選択して挿
入される。偏光板8は視標7の近傍に設けられている。
この偏光板8は両眼視機能検査のときに視標照明光学系
2の光路に挿入される。その偏光板8の設計については
後述する。 【0017】凹面鏡3と視標照明光学系2との間には、
半透鏡9が照明光学系2の光軸Oに対して45度の角度
で配置されている。この半透鏡9は平行平面ガラス板に
誘電体膜を付着することにより形成される。この半透鏡
9はその透過率と反射率との比率が約7:3になるよう
に設計されている。 【0018】視標7は符号P1で示すように半透鏡9を
透過して凹面鏡3に投影され、この凹面鏡3により反射
されて符号P2で示すように再び半透鏡9に向けられ、
この半透鏡9により符号P3で示すように被検者の左眼
E1、右眼E2が存在する方向に反射される。これによ
り、被検者に視標7の像7´が呈示されることになる。
その像7´の呈示位置はこの実施例では被検者の前方約
5mの位置である。 【0019】外乱光は符号P4で示すように筺体1内に
入射して半透鏡9により反射されて凹面鏡3に導かれ
る。この凹面鏡3により反射された外乱光は符号P5で
示すように半透鏡9により反射されて被検者に向かうこ
とになるが、半透鏡9の反射率が0.3であるので、半
透鏡9の2回反射により、外乱光P4の入射時の光量に
対して出射時の光量が約10分の1(0.09)程度と
なり、半透鏡9の透過率Tに対して反射率Rの比率を小
さく設定することにより、外乱光P4の影響を極力少な
くすることができる。 【0020】すなわち、半透鏡9の反射率を0.5に設
計した従来の場合に較べて、この実施例では、(0.
3)2/(0.5)2=0.36であり、従来に較べて外
乱光P4の影響を約2.8分の1に減少させることがで
きる。 【0021】両眼視機能検査を行うときには、被検者は
ビジョンテスターあるいは偏光メガネを装用して視標7
の像7´を視認する。図3において、符号10は偏光メ
ガネである。この偏光メガネ10の偏光レンズ10aは
右45度の偏光軸11を有し、偏光レンズ10bは左4
5度の偏光軸12を有する。 【0022】半透鏡9の透過率Tと反射率Rとの比が
5:5である場合には、以下に説明する理由により、図
4に示すように偏光板8の偏光レンズ10aに対応する
半分8aの偏光軸13を右45度に設計し、偏光板8の
偏光レンズ10bに対応する半分8bの偏光軸14を左
45度に設計すれば、左眼E1は視標7aの像のみを視
認でき、右眼E2は視標7bの像のみを視認でき、両眼
視機能検査に支障は生じない。 【0023】すなわち、半透鏡9の透過率Tと反射率R
との比が5:5の場合には、P成分の透過振幅Tp、S
成分の透過振幅Ts、P成分の反射振幅Rp、S成分の
反射振幅Rsは概略以下のごとくになる。 【0024】Tp=0.58、Ts=0.42、Rp=
0.42、Rs=0.58 従って、P成分の透過反射振幅は(0.58×0.4
2)1/2となり、S成分の透過反射振幅は(0.42×
0.58)1/2となり、P成分の振幅、S成分の振幅と
も同量となるので、半透鏡9を透過反射した視標照明光
の偏光軸13、14の回転はなく、垂直水平に対して4
5度の角度を保ったまま、視標照明光が左眼E1、右眼
E2に達することになる。 【0025】これに対して、半透鏡9の透過率Tと反射
率Rとの比が7:3の場合には、P成分の透過振幅T
p、S成分の透過振幅Ts、P成分の反射振幅Rp、S
成分の反射振幅Rsは概略以下のごとくになる。 【0026】Tp=0.83、Ts=0.57、Rp=
0.17、Rs=0.43 従って、半透鏡9を透過反射した視標照明光のP成分の
振幅とS成分の振幅との量が異なり、その比により偏光
軸は tan-1((Tp×Rp)1/2/(Ts×Rs)1/2)= =tan-1((0.141)1/2/(0.245)1/2)〜
37.2°となり、レンズ10a、10bの45°の偏
光軸11、12に対してそれぞれ7.8°ずつずれるこ
とになる。 【0027】従って、偏光板8の偏光軸13、14を4
5度に設計すると、両眼視機能検査に支障を生じること
になる。 【0028】そこで、図4に示すように、偏光板8の偏
光軸13、14が破線で示すように偏光レンズ10a、
10bの偏光軸11、12に対して半透鏡9の反射率値
と透過率値との差異に基づき45°から約7.8度だけ
あらかじめずらされている。 【0029】このように偏光板8の偏光軸13、14を
設計すると、視標の半透鏡9の透過、反射により偏光レ
ンズ10a、10bの偏光軸11、12の方向と一致
し、従って、従来通り左眼E1は視標7aの像のみを視
認でき、右眼E2は視標7bの像のみを視認できる。 【0030】なお、偏光板8の偏光軸13、14をずら
す代わりに被検者が装用する偏光メガネ10の偏光軸1
1、12又はビジョンテスター等の偏光軸をずらしてお
いてもよい。 【0031】 【効果】本発明は、以上説明したように構成したので、
両眼視機能検査に支障を生じることなく外乱光の影響を
極力低減して視力検査精度の向上を図ることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる視力検査装置の全体構成を示す
図である。 【図2】図1に示す視標の一例を示す図である。 【図3】偏光メガネの説明図である。 【図4】偏光板の偏光軸の説明図である。 【符号の説明】 1…筺体 3…凹面鏡 7…視標 8…偏光板 9…半透鏡 10…偏光メガネ 10a、10b…偏光レンズ 11〜14…偏光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 筐体内に視標と凹面鏡とを設置すると共
    に、前記視標と前記凹面鏡との間に半透鏡を介在させ、
    前記半透鏡を透過させて前記視標を前記凹面鏡に投影
    し、該凹面鏡に投影された視標を前記半透鏡により反射
    させて、視標の像を被検者に呈示する視力検査装置にお
    いて、 前記半透鏡の可視光に対する反射率値がその透過率値よ
    りも小さくされ、前記視標と前記半透鏡との間に偏光板
    が介在され、該偏光板の偏光軸と被検者が装用する偏光
    メガネの偏光軸又はビジョンテスターの偏光軸とが前記
    半透鏡の反射率値と透過率値との差異に基づく偏光方向
    のずれに対応して相対的にずらされていることを特徴と
    する視力検査装置。
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