JPS6185900A - 耐電磁波電子機器 - Google Patents
耐電磁波電子機器Info
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- JPS6185900A JPS6185900A JP20888384A JP20888384A JPS6185900A JP S6185900 A JPS6185900 A JP S6185900A JP 20888384 A JP20888384 A JP 20888384A JP 20888384 A JP20888384 A JP 20888384A JP S6185900 A JPS6185900 A JP S6185900A
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- Japan
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- electromagnetic wave
- casing
- electronic circuit
- dielectric
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は高周波フィルタを備えた耐電磁波電子機器に関
する。
する。
従来、この種の耐電磁波電子機器においては、導電性ケ
ーシング内に電子回路及び高周波フィルタを設け、この
高周波フィルタを前記電子回路と外部回路から延在する
接続導線との間に接続するとともに前記導電性ケーシン
グに接続して、放送局、アマチュア無線局、市民無線局
、パーソナル無線システム、軍用レーダ等の電ｆｉｌ波
発生源から生じる各種電磁波が前記接続導線に入射した
ときこの接続導線に誘導される高周波電流を前記高周波
フィルタにより磁波して前記導電性ケーシングに流出さ
せるようにしたものがある。
ーシング内に電子回路及び高周波フィルタを設け、この
高周波フィルタを前記電子回路と外部回路から延在する
接続導線との間に接続するとともに前記導電性ケーシン
グに接続して、放送局、アマチュア無線局、市民無線局
、パーソナル無線システム、軍用レーダ等の電ｆｉｌ波
発生源から生じる各種電磁波が前記接続導線に入射した
ときこの接続導線に誘導される高周波電流を前記高周波
フィルタにより磁波して前記導電性ケーシングに流出さ
せるようにしたものがある。
しかしながら、このような構成においては、上述した高
周波誘導電流が前記高周波フィルタに流入する前に前記
接続導線から前記導電性ケーシング内に電磁波成分とし
て放射されて前記電子回路に入射したり、或いは前記高
周波フィルタから前記導電性ケーじ／ングに流出した画
周波誘導電流が当該導電性ケーシングからその内部へ電
磁波成分として放射されて前記電子回路に入射したりす
ると、この電子回路にゲインの高い増幅素子等の耐電磁
波機能が非常に低い回路素子が含まれている場合には、
かかる回路素子への前記放射電磁波成分に基（高周波電
流成分の流入により同回路素子、即も前記電子回路の誤
動作を招くという問題がある。
周波誘導電流が前記高周波フィルタに流入する前に前記
接続導線から前記導電性ケーシング内に電磁波成分とし
て放射されて前記電子回路に入射したり、或いは前記高
周波フィルタから前記導電性ケーじ／ングに流出した画
周波誘導電流が当該導電性ケーシングからその内部へ電
磁波成分として放射されて前記電子回路に入射したりす
ると、この電子回路にゲインの高い増幅素子等の耐電磁
波機能が非常に低い回路素子が含まれている場合には、
かかる回路素子への前記放射電磁波成分に基（高周波電
流成分の流入により同回路素子、即も前記電子回路の誤
動作を招くという問題がある。
そこで、本発明はこのようなことに対処すべく、高周波
フィルタを備えた耐電磁波電子機器において、上述した
導電性ケーシング内における放射電磁波成分の電子回路
への入射を遮断するようにしようとするものである。
フィルタを備えた耐電磁波電子機器において、上述した
導電性ケーシング内における放射電磁波成分の電子回路
への入射を遮断するようにしようとするものである。
このような問題を解決するにあたり、本発明の構成は、
導電性ケーシング内に配設した電子回路と、外部回路か
ら延在する接続導線と前記電子回路との間に接続される
とともに前記導電性ケーシングに接続されるようにこの
導電性ケーシング内に配設した高周波フィルタとを備え
た耐電磁波電子機器において、高周波損失の高い材料か
らなる高周波吸収部材により前記導電性ケーシング内に
て前記電子回路を包囲するようにしたことにある。
導電性ケーシング内に配設した電子回路と、外部回路か
ら延在する接続導線と前記電子回路との間に接続される
とともに前記導電性ケーシングに接続されるようにこの
導電性ケーシング内に配設した高周波フィルタとを備え
た耐電磁波電子機器において、高周波損失の高い材料か
らなる高周波吸収部材により前記導電性ケーシング内に
て前記電子回路を包囲するようにしたことにある。
しかして、このように本発明を構成したことにより、放
送局、アマチュア無線局、パーソナル無線システム、軍
用レーダ等の電磁波発生源からの電磁波が前記接続線路
に入射してこの接続線路に高周波誘導電流を発生させた
とき、この高周波誘導電流が高周波フィルタに流入する
前に前記接続線路から電磁波成分として前記導電性ケー
シング内に放射されたり、或いは前記高周波誘導電流が
高周波フィルタにより濾波されて前記導電性ケーシング
に流出した後電磁波成分として同導電性ケーシング内に
放射されても、これら各放射電磁波成分が前記高周波吸
収部材によりその高周波損失特性に基き吸収されて前記
電子回路への入射を遮断されるので、当該電子回路が、
ｉ５ｉ＋電磁波機能が非常に低い回路素子を有する場合
にも、この回路素子が上述した導電性ケーシング内にお
ける放射電磁波成分の影響を受けることな（常に正しく
動作することとなり、その結果前記電子回路の動作を適
正に維持し得る。
送局、アマチュア無線局、パーソナル無線システム、軍
用レーダ等の電磁波発生源からの電磁波が前記接続線路
に入射してこの接続線路に高周波誘導電流を発生させた
とき、この高周波誘導電流が高周波フィルタに流入する
前に前記接続線路から電磁波成分として前記導電性ケー
シング内に放射されたり、或いは前記高周波誘導電流が
高周波フィルタにより濾波されて前記導電性ケーシング
に流出した後電磁波成分として同導電性ケーシング内に
放射されても、これら各放射電磁波成分が前記高周波吸
収部材によりその高周波損失特性に基き吸収されて前記
電子回路への入射を遮断されるので、当該電子回路が、
ｉ５ｉ＋電磁波機能が非常に低い回路素子を有する場合
にも、この回路素子が上述した導電性ケーシング内にお
ける放射電磁波成分の影響を受けることな（常に正しく
動作することとなり、その結果前記電子回路の動作を適
正に維持し得る。
以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第１
図及び第２図は、車両に装備された電子制御システムの
全体構成を示しており、この電子制御システムは、当該
車両の各所に配置したセンサ、アクチュエータ等の各種
電装品Ｕｌ、Ｕ２゜（）３．ｔＪ４．Ｌノ５と、これら
各電装品Ｌｌｌ、Ｕ２゜Ｕ３．Ｕ４．Ｕ５に各人出力信
号線Ｗｌ、Ｗ２゜Ｗ３．Ｗ４．Ｗ５をそれぞれ介し接続
した本発明を通用してなる電子装置Ｄ（当該車両の車室
内、エンジンルーム内、トランク等車体の内側に配置さ
れている。）とを備えている。かかる場合、各入出力信
号線Ｗ１〜Ｗ５は電子装置りとの間の相り１的配置関係
に基づきそれぞれ長くなっている。
図及び第２図は、車両に装備された電子制御システムの
全体構成を示しており、この電子制御システムは、当該
車両の各所に配置したセンサ、アクチュエータ等の各種
電装品Ｕｌ、Ｕ２゜（）３．ｔＪ４．Ｌノ５と、これら
各電装品Ｌｌｌ、Ｕ２゜Ｕ３．Ｕ４．Ｕ５に各人出力信
号線Ｗｌ、Ｗ２゜Ｗ３．Ｗ４．Ｗ５をそれぞれ介し接続
した本発明を通用してなる電子装置Ｄ（当該車両の車室
内、エンジンルーム内、トランク等車体の内側に配置さ
れている。）とを備えている。かかる場合、各入出力信
号線Ｗ１〜Ｗ５は電子装置りとの間の相り１的配置関係
に基づきそれぞれ長くなっている。
（第２図参照）。
電子装置りは、第１図に示すごと（、金属良導体からな
るケーシング１０を有しており、このケーシング１０の
前壁１１に形成した長穴１１ａには、各入出力信号線Ｗ
ｌ−Ｗ５に接続したコネクタ２０ａに連結してなるコネ
クタ２０が嵌着されている。但し、ケーシング１０は当
該車両の車室内、エンジンルーム内、トランク等の車体
の内側の適所に非接地状！３（即ち、絶縁状態）にて組
付けられている。ケーシング１０内にては、高周波フィ
ルタ３０が、電子回路４０と共に本発明の要部を構成す
る高周波吸収部材５０に埋設されており、高周波フィル
タ３０はその各信号線！１〜β５にて両コネクタ２０．
２０ａを介し各入出力信号線Ｗ１〜Ｗ５にそれぞれ接続
されるとともにその接地導線１６にてケーシング１０の
底壁１２に接続されている。かかる場合、高周波フィル
タ３０は無線周波数ｒとの関連にて第３図にて破線Ａに
より示すような濾波特性を有するローパスフィルタとし
て機能する。
るケーシング１０を有しており、このケーシング１０の
前壁１１に形成した長穴１１ａには、各入出力信号線Ｗ
ｌ−Ｗ５に接続したコネクタ２０ａに連結してなるコネ
クタ２０が嵌着されている。但し、ケーシング１０は当
該車両の車室内、エンジンルーム内、トランク等の車体
の内側の適所に非接地状！３（即ち、絶縁状態）にて組
付けられている。ケーシング１０内にては、高周波フィ
ルタ３０が、電子回路４０と共に本発明の要部を構成す
る高周波吸収部材５０に埋設されており、高周波フィル
タ３０はその各信号線！１〜β５にて両コネクタ２０．
２０ａを介し各入出力信号線Ｗ１〜Ｗ５にそれぞれ接続
されるとともにその接地導線１６にてケーシング１０の
底壁１２に接続されている。かかる場合、高周波フィル
タ３０は無線周波数ｒとの関連にて第３図にて破線Ａに
より示すような濾波特性を有するローパスフィルタとし
て機能する。
電子回路４０は高周波フィルタ３０の後方に位置してそ
の各信号線４１〜４５ （それぞれ各信号線β１−６５
に対応する）にて高周波フィルタ３０に接続されており
、この電子回路４０には、ゲインの高い差動増幅器等の
耐電磁波機能が非常に低い回路素子が含まれている。高
周波吸収部材５０は、多数のフェライト４５）粒５１〜
５１を一様に分布して含有してなるシリコン樹脂、エポ
キシ樹脂、発泡スチロール等のバインダーにより形成さ
れているもので、この高周波吸収部材５０は各信号線Ｅ
１〜２５、接地導線１６、高周波フィルタ３０、各信号
線４１〜４５及び電子回路４０を内蔵して第１図にて示
す位置に保持しつつケーシング１０内に充満状態にて封
入されている。かかる場合、各フェライト粉粒５１〜５
１は、高周波損失を高くするようなＸ３磁率μを有して
おり、高周波吸収部材５０は各フェライト粉粒５１〜５
１の高周波損失特性のもとに無線周波数ｆとの関連で第
３図にて一点鎖線Ｂにより示すような遮断効果を有する
。なお、高周波吸収部材５０は直流及び数Ｍ ＨＺ以下
の周波数に対しては絶縁体として機能する。
の各信号線４１〜４５ （それぞれ各信号線β１−６５
に対応する）にて高周波フィルタ３０に接続されており
、この電子回路４０には、ゲインの高い差動増幅器等の
耐電磁波機能が非常に低い回路素子が含まれている。高
周波吸収部材５０は、多数のフェライト４５）粒５１〜
５１を一様に分布して含有してなるシリコン樹脂、エポ
キシ樹脂、発泡スチロール等のバインダーにより形成さ
れているもので、この高周波吸収部材５０は各信号線Ｅ
１〜２５、接地導線１６、高周波フィルタ３０、各信号
線４１〜４５及び電子回路４０を内蔵して第１図にて示
す位置に保持しつつケーシング１０内に充満状態にて封
入されている。かかる場合、各フェライト粉粒５１〜５
１は、高周波損失を高くするようなＸ３磁率μを有して
おり、高周波吸収部材５０は各フェライト粉粒５１〜５
１の高周波損失特性のもとに無線周波数ｆとの関連で第
３図にて一点鎖線Ｂにより示すような遮断効果を有する
。なお、高周波吸収部材５０は直流及び数Ｍ ＨＺ以下
の周波数に対しては絶縁体として機能する。
以上のように構成した本実施例において、放送局、アマ
チュア無線局、市民無線局、パーソナル無線システム、
軍用レーダー等の電磁波発生源からの各種電磁波Ｅ（無
線周波数ｆを有する）が第２図に示すごと（当該軍両に
入射すると、この電磁波Ｅに基づ（高周波誘導電流Ｉが
各入出力信号線Ｗ１〜Ｗ５に誘導され両コネクタ２０２
．２０を通り各信号線７！ｌ−ｊ！５に流入する。する
と、高周波誘導電流Ｉのうち高周波フィルタ３０の遮断
効果の低い無線周波数領域Δｆ （第３図参照）に対応
する成分が高周波フィルタ３０に流入することなく部分
的に電磁波成分として各信号線β１〜１５からの高周波
吸収部材５０内に放射されるとともに、−刃高周波フィ
ルタ３０により濾波された高周波誘導電流■の残余の成
分が接地導線１６からケーシング１０の底壁１２に流入
し然る後ケーシング１０の内表面から高周波吸収部材５
０内に電磁波成分として放射される。
チュア無線局、市民無線局、パーソナル無線システム、
軍用レーダー等の電磁波発生源からの各種電磁波Ｅ（無
線周波数ｆを有する）が第２図に示すごと（当該軍両に
入射すると、この電磁波Ｅに基づ（高周波誘導電流Ｉが
各入出力信号線Ｗ１〜Ｗ５に誘導され両コネクタ２０２
．２０を通り各信号線７！ｌ−ｊ！５に流入する。する
と、高周波誘導電流Ｉのうち高周波フィルタ３０の遮断
効果の低い無線周波数領域Δｆ （第３図参照）に対応
する成分が高周波フィルタ３０に流入することなく部分
的に電磁波成分として各信号線β１〜１５からの高周波
吸収部材５０内に放射されるとともに、−刃高周波フィ
ルタ３０により濾波された高周波誘導電流■の残余の成
分が接地導線１６からケーシング１０の底壁１２に流入
し然る後ケーシング１０の内表面から高周波吸収部材５
０内に電磁波成分として放射される。
このように各信号線！１〜１５及びケーシング１０の内
表面から高周波吸収部材５０内に電磁波成分が放射され
ると、これら各電磁波成分が高周波吸収部材５０により
各フェライト粉粒５１〜５１の高周波損失特性との関連
で確実に吸収されて電子回路４０に入射することなく遮
断される。これにより、電子回路４０の耐電磁波機能が
特に低い回路素子がケーシング１０内における上述の放
射電磁波の影習を受けることなく常に正しく作動し得る
。因みに、高周波フィルタ３０及び高周波吸収部材５０
の無線周波数ｒとの関連における総合遮断効果を実験に
より確認したところ、第３図の実線Ｃにより示すごとく
、高周波フィルタ３０または高周波吸収部材５０の単独
による遮断効果より相当程度改善し得ることが分った。
表面から高周波吸収部材５０内に電磁波成分が放射され
ると、これら各電磁波成分が高周波吸収部材５０により
各フェライト粉粒５１〜５１の高周波損失特性との関連
で確実に吸収されて電子回路４０に入射することなく遮
断される。これにより、電子回路４０の耐電磁波機能が
特に低い回路素子がケーシング１０内における上述の放
射電磁波の影習を受けることなく常に正しく作動し得る
。因みに、高周波フィルタ３０及び高周波吸収部材５０
の無線周波数ｒとの関連における総合遮断効果を実験に
より確認したところ、第３図の実線Ｃにより示すごとく
、高周波フィルタ３０または高周波吸収部材５０の単独
による遮断効果より相当程度改善し得ることが分った。
なお、前記実施例においては、高周波吸収部材５０をケ
ーシング１０内に充満させるようにしたが、これに代え
て、第４図に示すごとく、高周波フィルタ３０と電子回
路４０との間にてケーシング１０内に隔壁１０ａを設け
、この隔壁１０ａの第４図にて図示左側におけるケーシ
ング１０内の空間部分に高周波吸収部材５０を充満させ
るように実施してもよい。
ーシング１０内に充満させるようにしたが、これに代え
て、第４図に示すごとく、高周波フィルタ３０と電子回
路４０との間にてケーシング１０内に隔壁１０ａを設け
、この隔壁１０ａの第４図にて図示左側におけるケーシ
ング１０内の空間部分に高周波吸収部材５０を充満させ
るように実施してもよい。
また、前記実施例において、高周波吸収部材５０が、フ
ェライト粉粒５１〜５１を含有するバインダーにより形
成された例について説明したが、これに代えて、フェラ
イト以外の磁性材料の粉粒、誘電材料の粉粒、抵抗材料
の粉粒、或いは磁性材料、誘電材料及び抵抗材料の少な
くとも二つの混合粉粒を含有するバインダにより高周波
吸収部材５０を形成してもよく、また、上述した各材料
単独の粉粒集合体或いは各材料混合の粉粒集合体のみに
より高周波吸収部材５０を形成してもよく、かかる場合
、磁性材料、誘電材料及び抵抗材料として、それぞれ、
高周波損失特性を高くする通磁率μ、誘電率ε及び導電
率σを有するものを採用する。
ェライト粉粒５１〜５１を含有するバインダーにより形
成された例について説明したが、これに代えて、フェラ
イト以外の磁性材料の粉粒、誘電材料の粉粒、抵抗材料
の粉粒、或いは磁性材料、誘電材料及び抵抗材料の少な
くとも二つの混合粉粒を含有するバインダにより高周波
吸収部材５０を形成してもよく、また、上述した各材料
単独の粉粒集合体或いは各材料混合の粉粒集合体のみに
より高周波吸収部材５０を形成してもよく、かかる場合
、磁性材料、誘電材料及び抵抗材料として、それぞれ、
高周波損失特性を高くする通磁率μ、誘電率ε及び導電
率σを有するものを採用する。
また、本発明の実施にあたっては、高周波吸収部材５０
に代えて、第５図に示すごとく、第１〜第５の誘電体Ｊ
ｉｉｆ ５０ ａ〜５０ｅを重合してケーシング１０内
に封入して実施してもよく、かかる場合には、第１誘電
体層５０ａの誘電率εａ及び誘電体損失ｔａｎδａ、第
２誘電体層５０ａの誘電率εｂ及び誘電体損失ｔａｎδ
ｂ、第３誘電体層５０ｃの誘電率εＣ及び誘電体損失ｊ
ａｎδＣ１第４誘電体眉５０ｄの誘電率εｄ及び誘電体
損失ｔａｎδｄ１並びに第５誘電体Ｆｉ５０ｅの誘電率
εｅ及び誘電体１ｒ５失ｔａｎδｅがそれぞれ第６図に
示すごとき無線周波数特性を有するようにすれば、各誘
電体Ｐｔ ５０ ａ〜５０ｅのｆｆｌ失のピーク領域が
分散するため、無線周波数「の広い領域に亘り上述した
ケーシング１０内への放射電磁波成分を効率よく吸収し
得る。かかる場合、各誘電体層５０３〜５０ｅに代えて
第１〜第５の磁性体層、第１〜第５の抵抗層、或いは磁
性体層、抵抗層及び誘電体層の少なくとも二種類の混合
層をケーシング１０内に封入して実施しても、上述と同
様の効果を達成し得る。このようなことは、上述した各
層に代えて、磁性材料、誘電材料或いは抵抗材料の粉体
を含有するバインダーの複数層をケーシング１０内に封
入しても同様に実現できる。
に代えて、第５図に示すごとく、第１〜第５の誘電体Ｊ
ｉｉｆ ５０ ａ〜５０ｅを重合してケーシング１０内
に封入して実施してもよく、かかる場合には、第１誘電
体層５０ａの誘電率εａ及び誘電体損失ｔａｎδａ、第
２誘電体層５０ａの誘電率εｂ及び誘電体損失ｔａｎδ
ｂ、第３誘電体層５０ｃの誘電率εＣ及び誘電体損失ｊ
ａｎδＣ１第４誘電体眉５０ｄの誘電率εｄ及び誘電体
損失ｔａｎδｄ１並びに第５誘電体Ｆｉ５０ｅの誘電率
εｅ及び誘電体１ｒ５失ｔａｎδｅがそれぞれ第６図に
示すごとき無線周波数特性を有するようにすれば、各誘
電体Ｐｔ ５０ ａ〜５０ｅのｆｆｌ失のピーク領域が
分散するため、無線周波数「の広い領域に亘り上述した
ケーシング１０内への放射電磁波成分を効率よく吸収し
得る。かかる場合、各誘電体層５０３〜５０ｅに代えて
第１〜第５の磁性体層、第１〜第５の抵抗層、或いは磁
性体層、抵抗層及び誘電体層の少なくとも二種類の混合
層をケーシング１０内に封入して実施しても、上述と同
様の効果を達成し得る。このようなことは、上述した各
層に代えて、磁性材料、誘電材料或いは抵抗材料の粉体
を含有するバインダーの複数層をケーシング１０内に封
入しても同様に実現できる。
また、本発明の実施にあたっては、高周波吸収部材５０
に代えて、第７図に示すごとく、複数の誘電体包囲層５
０Ａ、５０Ｂ、５０Ｃをケーシング１０内に封入しても
よく、かかる場合、各誘電体包囲層５０Ａ、５０Ｂ、５
０Ｃの誘電率及び誘電体損失が第６図に示す場合と実質
的に同様の互いに異なる無線周波数特性を有するように
すれば、第５図の変形例と同様の効果を達成し得る。こ
のようなことは、高周波吸収部材５０に代えて、複数の
磁性体包囲層、複数の抵抗体包囲層、磁性体、誘電体及
び抵抗体の少なくとも二種類の包囲層の複数混合層、磁
性材料、誘電材料或いは抵抗材料の粉体を含有する複数
のバインダー包囲層或いはバインダー包囲層の材質を異
にする複数の混合包囲層をケーシング１０内に封入して
も同様である。
に代えて、第７図に示すごとく、複数の誘電体包囲層５
０Ａ、５０Ｂ、５０Ｃをケーシング１０内に封入しても
よく、かかる場合、各誘電体包囲層５０Ａ、５０Ｂ、５
０Ｃの誘電率及び誘電体損失が第６図に示す場合と実質
的に同様の互いに異なる無線周波数特性を有するように
すれば、第５図の変形例と同様の効果を達成し得る。こ
のようなことは、高周波吸収部材５０に代えて、複数の
磁性体包囲層、複数の抵抗体包囲層、磁性体、誘電体及
び抵抗体の少なくとも二種類の包囲層の複数混合層、磁
性材料、誘電材料或いは抵抗材料の粉体を含有する複数
のバインダー包囲層或いはバインダー包囲層の材質を異
にする複数の混合包囲層をケーシング１０内に封入して
も同様である。
また、本発明の実施にあたり、高周波吸収部材５０を、
例えば抵抗材料の粉体を含有するバインダーにより形成
する場合には、電子回路４０の外周をシリコン樹脂或い
はエポキシ樹脂からなる包囲１ｉ５０ｂにより包囲して
実施してもよい。
例えば抵抗材料の粉体を含有するバインダーにより形成
する場合には、電子回路４０の外周をシリコン樹脂或い
はエポキシ樹脂からなる包囲１ｉ５０ｂにより包囲して
実施してもよい。
第１図は本発明に係る電子装置の断面図、第２図は第１
図の電子装置を採用した電子制御システムを車両に装備
した状態を示す図、第３図は第１図の高周波フィルタ及
び高周波吸収部材の各単独の電磁波遮断周波数特性及び
総合電磁波遮断周波数特性を示すグラフ、第４図及び第
５図は第１図の電子装置の各変形例を示す断面図、第６
図は第５図における各誘電体層の誘電率及び誘電体損失
の無線周波数特性を示すグラフ、並びに第７図及び第８
図は第１図の電子装置の他の変形例をそれぞれ示す断面
図である。 符号の説明 ｌＯ・・・ケーシング、３０・・・高周波フィルタ、４
０・・・電子回路、５０・・・高周波吸収部材、５０ａ
〜５０ｅ・・・誘電体層、５０Ａ〜５０Ｃ・・・誘電体
包囲層、Ｄ・・・電子装置、ｐｌ−Ｉ１５・・・信号線
、ｐ６・・・接地導線、ＬＪＩ−Ｕ５・・・電装品、Ｗ
１〜Ｗ５・・・入出力信号線。
図の電子装置を採用した電子制御システムを車両に装備
した状態を示す図、第３図は第１図の高周波フィルタ及
び高周波吸収部材の各単独の電磁波遮断周波数特性及び
総合電磁波遮断周波数特性を示すグラフ、第４図及び第
５図は第１図の電子装置の各変形例を示す断面図、第６
図は第５図における各誘電体層の誘電率及び誘電体損失
の無線周波数特性を示すグラフ、並びに第７図及び第８
図は第１図の電子装置の他の変形例をそれぞれ示す断面
図である。 符号の説明 ｌＯ・・・ケーシング、３０・・・高周波フィルタ、４
０・・・電子回路、５０・・・高周波吸収部材、５０ａ
〜５０ｅ・・・誘電体層、５０Ａ〜５０Ｃ・・・誘電体
包囲層、Ｄ・・・電子装置、ｐｌ−Ｉ１５・・・信号線
、ｐ６・・・接地導線、ＬＪＩ−Ｕ５・・・電装品、Ｗ
１〜Ｗ５・・・入出力信号線。
Claims (1)
- 導電性ケーシング内に配設した電子回路と、外部回路か
ら延在する接続導線と前記電子回路との間に接続される
とともに前記導電性ケーシングに接続されるようにこの
導電性ケーシング内に配設した高周波フィルタとを備え
た耐電磁波電子機器において、高周波損失の高い材料か
らなる高周波吸収部材により前記導電性ケーシング内に
て前記電子回路を包囲するようにしたことを特徴とする
耐電磁波電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59208883A JPH0652835B2 (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | 耐電磁波電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59208883A JPH0652835B2 (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | 耐電磁波電子機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6185900A true JPS6185900A (ja) | 1986-05-01 |
| JPH0652835B2 JPH0652835B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=16563692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59208883A Expired - Fee Related JPH0652835B2 (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | 耐電磁波電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0652835B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62114498U (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-21 | ||
| WO2009001752A1 (ja) * | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Yanmar Co., Ltd. | 電子機器の取り付け構造 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5512479U (ja) * | 1978-07-13 | 1980-01-26 | ||
| JPS5636163U (ja) * | 1979-08-25 | 1981-04-07 |
-
1984
- 1984-10-04 JP JP59208883A patent/JPH0652835B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5512479U (ja) * | 1978-07-13 | 1980-01-26 | ||
| JPS5636163U (ja) * | 1979-08-25 | 1981-04-07 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62114498U (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-21 | ||
| JPH0514560Y2 (ja) * | 1986-01-10 | 1993-04-19 | ||
| WO2009001752A1 (ja) * | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Yanmar Co., Ltd. | 電子機器の取り付け構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0652835B2 (ja) | 1994-07-06 |
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