JPS618512A - 触媒燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、燃焼ガスを触媒を用いて燃焼させる触媒燃焼
装置に関する。

従来例の構成とその問題点 従来のこの種の触媒燃焼装置は、第１図、第２図に示す
ように、触媒層の予熱ヒータ手段とじて燃料ガス供給管
１を設けた燃焼器本体２の触媒層′３内に直接コイル状
の電熱線５を配置していた。

この構成では、 （＋）　　熱伝導率の低い保温層４内に電熱線５を配置
しているため、予熱時に電熱線５近傍の保温材の部分的
な加熱に伴ない全面に渡って十分なる触媒活生が得られ
ず、着火立上り時における燃料ガスの未燃焼ガス（生ガ
ス）や有害燃焼成分の発生量が多くなったり、予熱に長
時間を要していた。

（１１）電熱線５を人の手により任意に配置するもので
あるから、組立工数がかかる他、電熱線５の位置ズレな
どにより、断線や感電の恐れがある。

等の欠点を有していた。

発明の目的 本発明はかかる従来の問題を解消するため、Ｐｄ。

Ｐｔなどを主成分とする触媒層が、着火時において全面
に渡って十分に活生化せしめ、燃料生ガスや有害燃焼成
分の発生を抑制すると共に予熱時間を短縮することを目
的とする。

発明の構成 本発明は、絶縁耐熱材料からなる多孔板に電熱線を装着
したヒータプレート体を触媒層と保温層との間に介在せ
しめたものである。

この構成により、燃焼初期の予熱点火は勿論、燃焼立上
りにおける触媒層の温度並びにガス流分布の均一化を図
り十分なる活生化を保持し、燃料化がヌやＣＱ、ＨＣ等
の有害燃焼成分の発生が抑制、並びに予熱時間の短縮が
図れる。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第３図、第４図を用いて説明す
る。

第３図、第４図において、６は燃焼器本体で、燃料ガス
均圧室７、無機耐熱繊維にＰｄ、Ｐｔ等の触媒を担持し
た触媒層８、ヒータプレート体９、耐熱セラミック繊維
等の断熱材よりなる保温層１０より構成されている。ヒ
ータプレート体９は、合成マイカやセラミックシート等
からなる多数の透孔１１を有する多孔板１２の両端部に
複数の引掛部１３を設け、ニクロム線等の電熱線１４を
第４図の如く、順次引掛は止めにて多孔板１２の保温層
１０に対向した面に集中して設けている。

１５は燃料ガス供給管、１６は電熱線の引出線、１７は
ヒータの予熱温度を検出するサーミスタである。

上記構成において、燃焼開始前にヒータプレート体１２
に通電、発熱させることにより、触媒層８を予熱し、そ
して、触媒Ｎ８の温度をサーミスタ１７で検出し、その
検出温度（例えば２５０〜３００°Ｃ）に基いて、燃料
ガス供給機構（図示せず）を作動させ、燃料ガス供給管
１５より均圧室７内に燃料ガスが供給される。次に均圧
室７内で均圧されたガスは、保温層１０、ヒータプレー
ト体９の多孔板１２を介して触媒層８内に流入する。

この時、燃料ガスが電熱線１４の高温部に触れ着火、そ
して、その近傍の触媒層から順次触媒燃焼が行なわれ、
触媒層８が常に十分なる活生を保持する温度、す々わち
３５０〜５００°Ｃに保って安定燃焼が持続される。

即ち、触媒燃焼装置では、触媒層８を常に十分なる活性
状態に保持することが肝要であり、そのためには、上記
のように触媒層８を３５０〜５００°Ｃに保持すると共
に、点火初期においては、予熱時間、並びに入力電力量
の制約もあり、触媒Ｍ８を２５０〜３００’Ｃに予め一
様に加燃し、そして、燃料ガス流分布の均一化を図り、
触媒自己燃焼で定常燃焼に早期に移向することがクリー
ン燃焼のポイントとなる。

そこで、本触媒燃焼装置では、予熱点火用として、絶縁
耐熱材料からなる多孔板１２に電熱線１４を装着したヒ
ータプレート体９を触媒Ｎ８と保温層１０との間に介在
することにより、予熱時においてヒータプレート体９を
全体を高温度に保持することで、触媒層８の温度（２５
０〜３００）の均一化を図ると共に、多孔板１２の整流
効果により触媒層８における燃料ガス流分布の均一化が
図れる。これにより、予熱後の燃焼立上り過程における
、触媒燃焼面からの燃料がヌや未燃焼有害成分（ＣＱ、
ＨＣなど）の発生が大巾に抑制でき、前記ポイントで記
したように短時間に定常燃焼に移向して、クリーンな燃
焼が達成できる。

又、ヒータプレート体９がユニット化されているため、
製造時の組立が容易の他、電熱線１４の位置ズレ等がな
く断線や感電の心配がない。

この他、従来例のような繊維状の保温層１０に比較して
熱伝導率が大きい多孔板１２に近接して電熱線１４を設
けているので、電熱線１４の局部異常加熱が抑制でき、
触媒の熱的損傷や、ヒータ断線を防止し耐久性の向上が
図れる。

さらに、ヒータプレード体９は電熱線１４が保温層１０
側に面した多孔板１２に集中して配置され、且つ触媒層
８に近接して設けているため触媒層８を損傷することな
く効果的に加熱できるので燃焼立上り時のクリーン燃焼
の促進、並びに予熱時間の短縮が図れる等の効果がある
。

本実施例では多孔板１２の片面に集中して電熱線１４を
装着した構成を示したが、この他、電熱線１４を多孔板
１２に巻付けてもよい。

発明の詳細 な説明したように本発明は予熱点火用として、絶縁耐熱
材料からなる多孔板に電熱線を装着したヒータプレート
体を触媒層と保温層との間に介在したもので、 （１）予熱後の燃焼立上り時における触媒層の温度均一
化、並びに燃料ガス分布の均一化を図り燃料ガスや有害
燃焼成分の発生を抑制、クリーン燃焼が達成できる。

（２）　　ヒータプレート体のユニント化構成で、組立
工数の削減できると共に、電熱線の位置ズレによる断線
や感電が防止できる。

（３）電熱線の異常高温度に伴なう断線や触媒の熱的損
傷を受けることなく、予熱時間の短縮が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の触媒燃焼装置の縦断面図、第２図は第１
図の電熱線配役状態を示す平面図、第３図は本発明の触
媒燃焼装置の縦断面図、第４図は第３図のヒータプレー
ト体の平面図である。 ８・・・触媒層、９・・・ヒータプレート体、１０　・
保温層、１２　多孔板、１４・・電熱線。 第１図 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁耐熱材料からなる多孔板に電熱線を装着した
   予熱点火用のヒータプレート体を触媒層と保温層との間
   に介在してなる触媒燃焼装置。
2. （２）ヒータプレート体は保温層側の多孔板面に集中し
   て電熱線を装着してなる特許請求の範囲第１項記載の触
   媒燃焼装置。
3. （３）多孔板が合成マイカ、セラミックシート、アスベ
   スト等の耐熱絶縁材料からなる特許請求の範囲第１項記
   載の触媒燃焼装置。