JPS6183955A - pHおよびイオン濃度測定装置 - Google Patents

pHおよびイオン濃度測定装置

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JPS6183955A
JPS6183955A JP59203993A JP20399384A JPS6183955A JP S6183955 A JPS6183955 A JP S6183955A JP 59203993 A JP59203993 A JP 59203993A JP 20399384 A JP20399384 A JP 20399384A JP S6183955 A JPS6183955 A JP S6183955A
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electrode
temperature
measured
ion concentration
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JP59203993A
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Sadaichi Murai
村井 貞一
Shohei Tamura
田村 正平
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/4035Combination of a single ion-sensing electrode and a single reference electrode

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種溶液、即ち医用、一般化学用、生物化学、
食品等々に関係する溶液のl)Hおよびイオン濃度を精
密に測らんとする測定装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、溶液のI)Hおよびイオン濃度の測定は、第8図
に示す如く感応電極(ガラス電極又はイオン電極)10
1と、塩化加用溶液102をガラス支持管103内に充
填し、それを流出させる液絡部104と上部に塩化加用
溶液102を補充する補充孔105とを持つ比較電極1
06とよりなる複合電極A′を用い、その起電力を入力
抵抗の高い増巾器にて増巾し、アナログ又はデジタル指
示をなすようにして行って来た。
そして、前記複合電極A′を用いた従来のpHおよびイ
オン濃度測定装置の一例を第9図および第10図にて説
明する。
第9図示のものは、被測定溶液を精密に測らんとするた
めに恒温槽107に入れられた恒温水108で、被測定
溶液容器109と被測定溶液110と複合電極A′の温
度を一定にぜんとするもので、その測定に当っては被測
定溶液容器109の中の被測定溶液110を攪拌器11
1にて攪拌子112を介して攪拌するようになっている
が、上記複合電極A′は塩化加用溶液102が被測定溶
液110内に流出するようになっており、塩化加用溶液
102が複合電極A′の大部分を占めていて、上部に補
充孔105が開口されている。そして支柱113、電極
鋏114で複合電極A′を支え、その起電力を増幅器1
15に導き、第10図に示すようにpH表示器116に
てl)H値を示すように構成されている。この構成のp
H測定器において、pH値の標準較正は、第10図に示
す如く先ずリン酸塩標準液6.863p H(25℃)
の起電力を直流電源117とポテンショメータ118に
よる電位にてI)H表示器116を合せ、次にフタル酸
塩標準液4.004p H(25°C)の起電力を可変
抵抗器119により増巾器115の増巾器を変え(一般
に負饋還をかける)pH表示器116を合せる。これで
標準較正を終り、次に被測定溶液110の起電力をpH
表示器116に表示させpH測定を行って来た。なお、
フタル酸塩標準液の起電力を合せる可変抵抗器119に
直列に入っている可変抵抗器120は、複合電極A′の
温度変化による起電力を補正するもので一般に温度目盛
を附している。或いは可変抵抗器119と120を共通
にして1個にするものもある。
(発明が解決しようとする問題点) このような従来のpHおよびイオン濃度測定装置の複合
電撓の比較電極においては、次のような理由からl)H
およびイオン濃度を正確に測定が出来ないという問題点
があった。即ち、 (1)液絡部104より塩化加用溶液102が流出しな
がら測定するため、それが被測定溶液110に混入し、
そのDH値に変化を起すこともあり、また化学反応を起
すこともある。
(2)塩化加用溶液102が液絡部104を通じて被測
定溶液110に接触する部分において液絡都電位差が生
じる。もともと比較電極106及び複合電極A′として
は液絡都電位差が無いこと、或いは被測定溶液110の
濃度の変化に対しても、液絡部104が変化しないこと
が望しい。しかし被測定溶液110の濃度が上る(例え
ば酸性度が強くなる)と、液絡部104の電位差が大き
くなる傾向がある。例えば一般に25℃においてリン酸
塩標準液6.863p’Hとフタル酸塩標準液4.00
4p Hにて標準較正を煤酸塩標準液1.679p H
を測定した場合、およそ0.04〜0.06p 8以上
の起電力誤差が出てくる。
(3)液絡部104から塩化加工溶液102が被測定溶
液110中に流出するため、液絡部電位の安定に時間が
かかる。
(4)一般に測定時において塩化加工溶液102の補充
孔105を開けて、即ち一気圧で測定をする。そのため
圧力の高い(又は低い)溶液をそのまま測定すれば、被
測定溶液110が液絡部104を通じて塩化加工溶液1
02中に逆流する。それにより液絡都電位差が変動する
ことはいうまでもなく、また圧力が低ければ塩化加工溶
液102の流出が非常に早くなる。
(5)最近は公害の理由で内部電極に水銀を用いる甘木
電極の代りに、銀−塩化銀(AC+ −Aq d)電極
を用いるようになったが、銀−塩化銀は塩化加工溶液1
02、即ち高濃度の塩素イオン溶液により溶出し、液絡
部104を結まらせ、そのため当然ながら液絡部104
の電位差が変動する。
(6)塩化加工溶液102が流出するため、当然塩化加
工溶液102の補充を要する。補充を怠ると塩化加工溶
液102が流出しな(なり、液絡部104の液間電位差
が大巾に変動する。
(7)塩化加工溶液102の補充孔105は支持管10
3の上方部に設けられていて、補充孔105の下まで塩
化加工溶液102が入っており、被測定溶液容器(ビー
カー)109が一般に開放型で、比較電極106が溶液
の入れものであると、第9図および第10図のような精
密な恒温槽107に入れても温度を一定にすることが出
来ない。
従って温度が一定でない時は、起電力がドリフトして、
標準較正、被測定溶液の測定も絶えず変動し、正確なp
Hおよびイオン濃度の測定が困難であった。
上述の通りpHおよびイオン濃度測定用電極である比較
電極及び複合電極は問題点が多いのにも拘らず、それに
代るべき新規なるpHおよびイオン濃度測定用電極が提
供され゛ていなかった。
以上要約すれば、従来のpHおよびイオン濃度測定装置
に於いては、被測定溶液と電極の温度を一定にすること
が、常に困難であり、且起電力はドリフトにより定らず
、正確なpHおよびイオン濃度の測定は困難で、然も起
電力のドリフトをポテンションメータおよび可変抵抗器
の手動調整により追随しなければならないという問題点
があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記のような従来の問題点に着目してなされた
もので、従来の塩化加工溶液を液絡部より流出させるタ
イプの欠点を除去するために、pHおよびイオン濃度を
感じない膜状または棒状に形成したカーボンを使用し、
塩化加工溶液および内部溶液を流出させない比較電極と
し、これを感応電極(ガラス電極)、温度検出素子等を
組合せたI)Hおよびイオン濃度検出用の複合電極とす
ると共に、更にその複合電極を支持板により上下に区分
し、下方部を検出部分となし、且検出部分の上方に熱遮
断手段を備えることにより、上記問題点を解決しようと
することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明はp−)−1およ
びイオン濃度を感じない膜状または棒状に形成したカー
ボン8を用いた比較電極2と感応電極1と温度検出素子
3とを一体に備えて形成した複合電極Aに熱遮断手段5
を備えしめ、被測定溶液6と複合電極への検出部分とを
恒温装置を備えた被測定溶液容器7に密閉し、且標準液
の各温度に於けるpH値およびイオン濃度値を記憶せし
めて較正、測定並びに算出を行う手段を備えたことを特
徴としている。
(作用) 上述のように構成された本発明の作用は次の通りである
本発明装置の比較電極2にはpHおよびイオン濃度を感
じないカーボン8を使用しであるために、比較電極2の
内部溶液16が被測定溶液6内に流出することがなく、
内部溶液16を補充する必要がない。そして、pHおよ
びイオン濃度の測定に当って被測定溶液6と複合電極A
の検出部分とを恒温装置を備えた被測定溶液容器7に密
閉して、恒温装置により温度制御をなして被測定溶液6
と複合電極Aの検出部分との温度を一定にして測定する
。この温度を一定にすることにより、複合電極への起電
力はドリフトが少なく、応答時間が早くなり、前記起電
力を増巾器の入力に導き、増巾指示をすることにより、
正確なI)Hおよびイオン濃度の測定が可能である。ま
た、被測定溶液容器7を密閉して温度を一定にすること
はpHの標準とする標準液を測定の目的に於けるpH標
準値に精密に較正できることになると共に、pHおよび
イオン濃度測定の精度を高めることとなり、更にpH標
準液の各温度に於ける標準値を記憶させ、複合電極Aの
温度検出素子3の検出温度により、測定する所望の温度
に於けるpH標標準向直取り出し、増巾器並びに指示計
を自動的に調整することにより、較正を自動的になし得
る。
(実施例) 本発明の実施の一例を図に就いて説明するに、本発明は
第2図に示すように感応電極(ガラス電極)1と比較電
極2および温度検出素子3をできるだけ小さくして、そ
の支持管4の上方部分に熱′111手段5を設けて複合
電極Aを形成すると共に、第4図に示すように該複合電
極Aと被測定溶液6を恒温装置を備えた被測定溶液容器
(ビーカー)7に入れ、その被測定溶液容器7を封入す
る構造とする一方、更に該被測定溶液容器7を前記恒温
装置により精密に温度制御できるようにして形成しであ
る。
そして、更に詳細に説明すると、本発明の複合電極への
比較電極2には活性化処理を施した新規なl)Hおよび
イオン濃度をほとんど感じない膜状または棒状に形成し
たカーボン8が使用されている(第2図はカーボン8が
膜状のものであり、また第3図はカーボン8が棒状のも
のである。)前記活性化処理を施したカーボン8は次の
ようにして製造される。すなわち、 過塩素酸と硝酸と水との混酸でグラファイトを煮沸し、
水洗い後泥状グラファイトとし、更にこの泥状グラファ
イトに四塩化炭素を加え、塩素と窒素よりなる混合ガス
を通過させつつ加熱して後、窒素ガスのみを用いて、更
に加熱後冷却してカーボン微粉末を得る第1工程と、第
1工程によって得られたカーボン微粉末にテフロンまた
はプラスチック粉末を混合し、この混合物をロールプレ
スし、又は型に圧入して所定の厚さに成型後冷却してカ
ーボン膜又はカーボン棒を得る第2工程と、第2工程に
よって得られたカーボン膜を2枚又はカーボン棒を2本
台々極として稀@酸溶液中で電解することにより活性化
処理を施して膜状または棒状としたカーボンを1qる第
3工程とによりカーボン8を得るものである。
一般に、pH値を測定せんとする場合、ガラス電極とカ
ーボンを使用・した比較電極(ここではカーボン比較電
極と呼称する)との起電力Eは、次の通りである。
E= (p Hi −p Hx ) α+Eas −(
(p 1−1i ’−I) HX )β+1eas’ 
−ΔEγ)−−−(1)ここで pl−1iニガラス電橿の内部溶液のpH値(25℃に
おいてpH7,oo) pHi’:比較電極の内部溶液のpH値(25℃におい
てp H7,00) pHX:被測定溶液のpH値 αニガラス電極のN ernstの係数、0.1983
T (mv/I)H)、Tは給体温度 β:カーボン比較電極の起電力係数、各pH値において
殆んど0である。
Easニガラス電極の真の不斉電位差 Eas’:カーボン比較電極の真の不斉電位差ΔEγニ
ガラス電極の内部電極とカーボン比較電極の内部電極と
の電位差 である。
以上を考察するに、カーボン比較電極の起電力係数βが
、各1)H値において殆んどOであるとすると、ガラス
電極とカーボン比較電極間の起電力は次のようになる。
E −(1)  Hi  −1)  HX  )  α
+Eas−Eas’  +ΔEγ ・ ・ ・ (2) 次にガラス電極とカーボン比較電極とにより、中性リン
酸塩標準液6.863p H(25,00℃において)
と7タル酸標準液4.004p H(25,00℃)に
より標準校正を行い、次で被測定溶液pHxを精密に測
定しようとすると、標準液の較正1)H値および被測定
溶液のpH値がドリフトして、測定値がなかなか安定し
ないのが普通である。標準液の較正1)H値および被測
定溶液のllH値が、ドリフトにより定まらない原因の
大部分は各部の温度が一定にならないためである。
即ち、 ■ガラス電極の内部溶液のpHi  (25℃において
pH7,ooとする)は、温度により第5図に示す如き
非直線の変化をするのである。
■ガラス電極の起電力は、αをN erstの係数(0
,1983Tmv/p Hlここに王は給体温度)とす
るとこれと同様に変化をすることになる。
■これと同様にガラス電極の内部電極も電位が温度と共
に変動する。
■比較電慟の内部電極に関しても■と同様である。
但し■と■とは、相似に出来ておれば、温度変化があっ
ても同電位であるから殆んど打消されることになる。
■被測定溶液のp)−1xも温度と共に、その値が標準
液より大きく変わるのが普通である。
尚、■ガラス電極の不斉電位差Easは被測定溶液のp
H値を測定する時は、殆んど無関係であるが、温度変化
によりその値は変化する。
■この現象はカーボン比較電極の不斉電位差E as’
 についても、■と同様である。
以上■からのは温度の変化によりI)H値が変わること
になる。よってドリフトを少くし精密に、例えば1/1
,0OOp H程度の精度で測定せんとするには少くと
も■〜■を1/100℃以下の安定度で温度を一定にす
る必要がある。
更に■l)Hの標準較正に使用する中性リン酸塩標準液
の各温度におけるl)、Hliaは、第6図に示す通り
で温度上昇と共にpH値が下る傾向にある。
■またフタル酸塩標準液の各温度におけるpH値はH7
図の通りであって、温度上昇と共にI)H値が上がる傾
向と共に低温側において反転する傾向にある。
今(1)式および(2)式においては25℃(標準の温
度として)における各変動を述べたのであるが、30℃
においては次の通りになる。内部溶液pH1は25℃か
ら30℃になると、pH7,00からp H6,99に
なる。中性リン酸塩標準液は25°Cから30″Cにお
いては、pH6,863から0日6.851と−0,0
12pH変動し、フタル酸塩標準液が25°Cから30
℃に変動すると、1)H4,004からp)(4,01
1へと千0.007pHだけ変化する。
これらのことは何れもpH測定に際して温度を一定化す
ることの必要性を示している。
ここで複合電極Aとは、感応電極(ガラス電極)1、比
較電極2及び温度検出素子3とを一体にまとめて形成さ
れたものをいう。更に詳細に第2図によって説明すると
、複合電極Aの外郭を形成する支持管4は薄いガラス製
支持管4′ と、該ガラス製支持管4′の上方にプラス
チック製支持管4″を嵌着して形成されている。ガラス
製支持管4′の下部にpHを感じるガラスII!J9を
一体に溶着し、更にガラス製支持管4′の内周壁に円筒
状の区画壁10の下端部を溶着すると共に、該区画壁1
0の上方部をガラス製支持管4′の上方部に固設した支
持板11に垂設固定して比較電極部室12と感応電極部
室13とに区画形成する。そして比較電極部室12の一
方には開口部14が穿設され、該開口部14に前記工程
によって1qられた膜状カーボン8を熱圧縮性チューブ
15により固着しく第3図の棒状カーボン8は接着材1
5′により固着されている)、比較電極部室12内の内
部溶液16がもれないようにすると共に、内部溶液16
及び内部電極17に接触できるよう形成する。また比較
電極部室12の他方には小孔18を穿設して温度検出素
子3を嵌着して露出させ、更に前記支持板11には比較
電極用の内部電極17、感応電極用の内部電極1つ及び
温度検出素子3の各上端部を密嵌固定すると共に、前記
各比較電極部室12及び感応電極部室13内に夫々比較
電極用の内部溶液16、感応電極用の内部溶液20を充
填して検出手段となるカーボン8、内部溶液16.2o
及び内部電極17.19を支持板11の下方部に装置す
る。ここで感応電極1の内部溶液20は中性の標準液を
用い、感応電極1の内部電極19は銀−塩化銀電極を用
い、また比較電極2の内部溶液16及び内部電極17は
感応電極1の内部溶液20及び内部電極19と同様なも
のが望ましい。
次に、複合型mAの上方部と下方部を熱遮断するには次
のようにする。すなわち、支持板11上方のプラスチッ
ク製支持管4″の空隙部21にプラスチック発泡材等の
熱′alfyi材22を充填するか、或いは空隙部21
を真空として熱遮断手段5を設け、更に各内部電極17
.19に接続された内部電極線23及び温度検出素子3
に接続された接続線24を出来るだけ細い線にして検−
山部分からの熱伝導を小としてリード線25に接続して
、キャップ26を経て外部へ内部電極17.19の起電
力を取り出すように形成されている。
以上説明したように、この複合電極Aはl)Hを殆んど
感じない膜状または棒状に形成されたカーボン8を有す
る比較電極2、感応電極1、温度検出素子3をまとめた
検出部分と熱遮断手段5を設けた熱遮断部分とよりなっ
ていて、従来の塩化加重溶液が容器の液絡部から流出す
る複合電極とは違い、上記複合電極△は第4図に示すよ
うに被測定溶液容器7内の被測定溶液6と共に全体を密
閉して使用する。
すなわち、被測定溶液容器7は金属製で、その内面にプ
ラスチックコーティング27が施しである。28は被測
定溶液容器7を密閉する蓋(発泡プラスチックで表面は
排水性のテフロンの如きプラスチックが望しい)であっ
て、複合電極へと一体であるのが好しい。2つはサーモ
モジュール(電子式温度制御素子)であって、その平滑
にした面を被測定溶液容器7のこれも平滑な外面に密着
させる。30はサーモモジュール2つの熱を放散するフ
ァン(送風機)である。31は被測定溶液容器7に埋め
こんだ温度検出素子で、これにより被測定溶液容器7、
被測定溶液6、複合電極Aの温度を検出、増巾し、サー
モモジュール2つを制御し、所望の温度にぜんとするも
のである。尚、温度検出素子31は複合電極Aの温度検
出素子3と同様なものが望しい。
被測定溶液6のpH値および温度を一定にするため攪拌
子32及びこれを回転させる攪拌器33を備える。34
は被測定溶液容器7の熱遮断と隔置を兼ねた台である。
第1図によりサーモモジュール29による温度制御方法
について説明する。すなわち、温度設定器35に温度を
設定し、比較増巾器36に導く、又温度検出素子31に
て被測定溶液容器7の温度を検出し、スイッチ37を通
り、温度増巾器38にて増申し出力を穐度表示器39に
て湿度を示すようにする。温度増巾器38の出力の一部
を比較器36に導き温度設定器35よりの信号と比較し
、比較器36の出力を更に制御増巾器40に導き、その
出力をサーモモジュール29に接続し温度制御を行う。
次ぎに、第1図により本発明のpHおよびイオン濃度測
定方法を説明する。
(1) 先ず複合電極Aを第4図と同様の温度制御の出
来る待機用の被測定溶液容器7に入れられた蒸溜水又は
中性リン酸塩標準液の中に入れ、温度を例えば25.0
0℃にして待機させる。
(2) 次に同様の構造の温度制御の出来る被測定溶液
容器7中の洗滌液(例えば蒸溜水)を25.00℃にし
て、(1)の待機中の複合電極へを容器中より取出し洗
滌する。
(3) 被測定溶液容器7を所望の温度にするため、温
度設定器35を設定しくこの場合25℃)、その信号を
比較増巾器36にて比較増巾制御する。
被測定溶液容器7に埋めこんだ温度検出素子31の信号
をスイッチ37に導き、更に温度増巾器38にて増巾変
換し、次に温度表示器39にて温度を表示させる(この
場合25.00℃)。以上の様に予め25℃に温度制御
された中性リン酸塩標準液(6,863p H)の被測
定溶液容器7の蓋28を取り、!28に固定された複合
電極Aを被測定溶液6中に沈める。次に複合電極Aの温
度検出素子3を被測定溶液容器7の温度検出素子31に
スイッチ37により切換える。これは被測定溶液6と複
合電極Aの温度をより精密に測定せんとするためである
。攪拌器33にて攪拌子32を回転させ、被測定溶液6
の温度およびpH値を一定にさせて止める。安定した状
態にて複合電極への起電力をpH増巾器41に導き増巾
する。従来の電極で従来の方法での起電力は精密に測定
すると長い時間ドリフトするが、本測定装置は被測定溶
液6、複合型II Aとも精密に温度を一定にしである
のでドリフト時間は短い。目標とする精度が1/1.0
OOp H辷60μ■であるならばその数分の−1即ち
10μ■の桁で起電力が数分間変動しない時をもって終
値、即ち測定の真のpH起電力とする。終値、即ちI)
Hの起電力が数分動かぬことを判定する判定器42を通
じて、記憶器(メモリー〉43に記憶させると同時に必
要によっては起電力表示器44にて表示する。
(4) 次に中性リン酸塩標準液より、複合電極Aを引
上げ、(2)と同様に複合電極へを洗滌する。又中性リ
ン酸塩標準液の容器に蓋をする。
(5) 次にフタル酸塩標準液(25,00℃で4.0
04p H)の容器の蓋をとり、蓋28付の複合電極A
を被測定溶液6中に沈める。蓋28により外気を遮断し
、熱の放散を防ぐと共に、二酸化炭素ガスCO2による
標準液のpH値の変化を防ぐものである。(3)と同様
の操作により、記憶と必要に応じて表示とを行う。これ
で中性リン酸塩標準液と7タル酸塩標準液とによる標準
較正を終了する。
(6) 次に洗滌その他の操作は(2)と(4)と同様
に行う。
(7) 被測定溶液6の被測定溶液容器7の蓋28をと
り、蓋28付の複合電極Aを被測定溶液6中に沈め、こ
の場合にも(3)と(5)と同様の操作を行い、被測定
溶液6のl)H又はイオン濃度測定を終了する。その測
定結果から後述する(9)の算出式(3)によりElH
値又はイオン濃度値を算出する。
(8) 蓋28付の複合電極Aは被測定溶液6の測定終
了と共に、被測定溶液6より引上げ、(2)、(4)と
(6)と同様の操作を行い、更に待機用溶液容器にもど
し待機させる。以上恒温容器は待機用恒温容器、中性リ
ン酸塩標準液用恒温容器、フタル酸塩標準液用恒温容器
、被測定用溶液恒温容器および洗滌溶液用恒温容器の複
数個あれば好ましい。
(9) 被測定溶液の算出は次の通りである。
ここで、 pHc −pHac りHX:被測定溶液のl)Hllm pi−1xe:被測定溶液を複合電極で測定した起電力 DHce:中性リン酸塩標準液を複合電極で測定した起
電力 pl−lace:フタル酸塩標準液を複合電極で測定し
た起電力 pHc:中性リン酸塩標準液のpHl直(25℃で6.
863p H) pHac:フタル酸塩標準液のDH1it!(25℃で
4、 004f)H) である。
以上の如く(3)式を用いI)H値又はイオン濃度値を
算出する。算出の方法は温度増巾器38の出力の一部を
温度pH(II変換記憶器45および46に入れる。中
性リン酸塩標準液の各温度におけるpH値(例えば1℃
毎の時は第6図より算出して)を温度、l)H値変換記
憶器45に記憶させる。
計算器47に前記(3)式の算出式をプログラムしてお
いて、中性リン酸塩標準液の温度、pHH値換記憶器4
5およびフタル酸塩標準液の温度、DHH値換記憶器4
6よりの数値を送る。又8中性リン酸塩標準液、および
フタル酸塩標準液の校正の起電力値と被測定溶液の起電
力値を記憶している記憶器43よりの信号も計算器47
に導き、プログラムにしたがって算出し、出力をt)H
値表示器48にて表示する。以上各温度において精密に
安定にすることにおいて被測定溶液を安定精密に短い時
間にて測定出来る。
(発明の効果) 本発明は上述のようであるから、従来のpHおよびイオ
ン濃度を測定する場合に比べて比較電極を安定化し、且
温度に対する影響を少なくし、従ってドリフトを減少せ
しめ短時間に結果を求め得ると同時に、その求める値も
精度を一段と向上させることができ、また従来の手動調
整による測定にかわって自動調整測定ができ、これによ
り精度を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体を示すブロック図、第2図は本発
明を構成する膜状のカーボンを使用した複合電極の断面
図、第3図は同棒状のカーボンを使用した複合電極の部
分断面図、第4図は本発明を構成する複合電極を恒温容
器に装置した状態を示す断面図、第5図、第6図は中性
リン酸塩標準液のI)H値/温度の説明図、第7図はフ
タル酸塩標準液のpH値/温度の説明図、第8図は従来
の複合電極の断面図、第9図は従来の複合電極を上部が
開放された恒温容器に装置した状態を示す断面図、第1
0図は従来の複合電極を用いたpHおよびイオン濃度測
定装置の説明図である。 図中、1は感応電極、2は比較電極、3は温度検出素子
、5は熱遮断手段、6は被測定溶液、7は被測定溶液容
器、8はカーボン、Aは複合電極である。 昭和59年10月 1日 外1名 314図 箪5WJ 第6図 ji7!!1 第8図 II9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. pHおよびイオン濃度を感じない膜状または棒状に形成
    したカーボンを用いた比較電極と感応電極と温度検出素
    子とを一体に備えて形成した複合電極に熱遮断手段を備
    えしめ、被測定溶液と複合電極の検出部分とを恒温装置
    を備えた被測定溶液容器に密閉し、且標準液の各温度に
    於けるpH値およびイオン濃度値を記憶せしめて較正、
    測定並びに算出を行う手段を備えたことを特徴とするp
    Hおよびイオン濃度測定装置
JP59203993A 1984-10-01 1984-10-01 pHおよびイオン濃度測定装置 Pending JPS6183955A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6251245B1 (en) * 1998-10-28 2001-06-26 Kobe Denpa Kabushiki Kaisha Detecting and analyzing apparatus for positive ions and negative ions in a liquid
JP2016028234A (ja) * 2014-07-09 2016-02-25 アークレイ株式会社 緩衝剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6251245B1 (en) * 1998-10-28 2001-06-26 Kobe Denpa Kabushiki Kaisha Detecting and analyzing apparatus for positive ions and negative ions in a liquid
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