JPS6183139A - 高濃度ホルマリンの製造方法 - Google Patents
高濃度ホルマリンの製造方法Info
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- JPS6183139A JPS6183139A JP59201833A JP20183384A JPS6183139A JP S6183139 A JPS6183139 A JP S6183139A JP 59201833 A JP59201833 A JP 59201833A JP 20183384 A JP20183384 A JP 20183384A JP S6183139 A JPS6183139 A JP S6183139A
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- Japan
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- formalin
- absorption
- methanol
- formaldehyde
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はメタノール、空気、水、ホルムアルデヒドから
成るガスを銀触媒と接触させてホルマリン(ホルムアル
デヒド水溶液)を製造する方法の改良に係わるもので、
複数直列より成る吸収塔の第1吸収塔において、第1吸
収塔液と反応生成ガスを向流接触させて高濃度ホルマリ
ンを製造する方法に関するものである。
成るガスを銀触媒と接触させてホルマリン(ホルムアル
デヒド水溶液)を製造する方法の改良に係わるもので、
複数直列より成る吸収塔の第1吸収塔において、第1吸
収塔液と反応生成ガスを向流接触させて高濃度ホルマリ
ンを製造する方法に関するものである。
(従来技術およびその問題点)
一般に工業用に使用されているホルムアルデヒド水溶液
は、メタノールと空気を主原料として、水蒸気、不活性
ガスまたはホルムアルデヒドを添加した原料ガスを、銀
触媒(メタノール過剰法)あるいは鉄・モリブデン触媒
(空気過剰法)と接触させた後、得られる反応生成ガス
を複数直列の吸収塔へ導き、吸収塔で水またはホルマリ
ンに吸収凝縮させてホルマリンを製造している。
は、メタノールと空気を主原料として、水蒸気、不活性
ガスまたはホルムアルデヒドを添加した原料ガスを、銀
触媒(メタノール過剰法)あるいは鉄・モリブデン触媒
(空気過剰法)と接触させた後、得られる反応生成ガス
を複数直列の吸収塔へ導き、吸収塔で水またはホルマリ
ンに吸収凝縮させてホルマリンを製造している。
しかし、従来のホルマリンはその組成の半分以上が水で
あり、ホルマリンを輸送する上でかなり不経済である。
あり、ホルマリンを輸送する上でかなり不経済である。
またホルマリンの用途の大半は合板用尿素樹脂接着剤、
フェノール樹脂等の原料であるが、近年これらの樹脂は
その製品濃度を高くする傾向にちり、従って、京料であ
るホルマリン中のホルムアルデヒド濃度50 M竜%以
上と云う、いわゆる高濃度ホルマリンの要求が強くなっ
てきた。また上記樹脂用ホルマリン以外の分野でも用途
によってはホルマリンの高濃度化の要求は強くなってき
ている。
フェノール樹脂等の原料であるが、近年これらの樹脂は
その製品濃度を高くする傾向にちり、従って、京料であ
るホルマリン中のホルムアルデヒド濃度50 M竜%以
上と云う、いわゆる高濃度ホルマリンの要求が強くなっ
てきた。また上記樹脂用ホルマリン以外の分野でも用途
によってはホルマリンの高濃度化の要求は強くなってき
ている。
この壁な高濃度ホルマリンを得る方法としては、従来は
ホルムアルデヒド濃度50重量%以下のホルマリンを、
減圧濃縮することによって得られていた。しかし、この
方法はホルマリン製造設備とは別に濃縮設備、吸収塔お
よび吸収塔付帯設備、真空ポンプ等の設備が必要であり
、且つホルマリン濃縮用蒸気も使用するので製造コスト
が高いという問題点がある。近年は高濃度ホルマリンを
製造する方法として、上記の様に減圧濃縮法によらずホ
ルマリン製造工程で直接製造する方法が開発されており
、例えばメタノールと空気の反応によって得られる反応
生成ガスと吸収塔で得られる低濃度ホルマリン中ノン器
と吸収塔の間で接触させ低濃度ホルマリンを高濃度ホル
マリンとする方法(特開昭49−101312)、反応
生成ガスの1部を冷却して低濃度ホルマリンとして1部
を凝縮分離した後、残存反応生成ガスを吸収させて高濃
度ホルマリンとする方法(特開昭58−144339)
などがある。特開昭49−101312の方法は、低濃
度ホルマリンを150〜700’Cの雰囲気で反応生成
ガスと接触させるため、得られる高濃度ホルマリンの温
度が高くなり、1部は重合が進みバラホルムアルデヒド
が生成したり、またカ二ノツアロ反応により高濃度ホル
マリン中のギ酸濃度が上昇する等の問題点がある。特開
昭58−144339の方法では、反応生成ガスの冷却
器に用いる冷却水の温度について規定していないが、冷
却水温度が低い場合、冷却器の伝熱面で反応生成ガスが
急冷されて伝熱面にパラホルムアルデヒドが生成し、経
日的に冷却器の伝熱面の汚れ係数が大きくなる等の問題
点が考えられる。
ホルムアルデヒド濃度50重量%以下のホルマリンを、
減圧濃縮することによって得られていた。しかし、この
方法はホルマリン製造設備とは別に濃縮設備、吸収塔お
よび吸収塔付帯設備、真空ポンプ等の設備が必要であり
、且つホルマリン濃縮用蒸気も使用するので製造コスト
が高いという問題点がある。近年は高濃度ホルマリンを
製造する方法として、上記の様に減圧濃縮法によらずホ
ルマリン製造工程で直接製造する方法が開発されており
、例えばメタノールと空気の反応によって得られる反応
生成ガスと吸収塔で得られる低濃度ホルマリン中ノン器
と吸収塔の間で接触させ低濃度ホルマリンを高濃度ホル
マリンとする方法(特開昭49−101312)、反応
生成ガスの1部を冷却して低濃度ホルマリンとして1部
を凝縮分離した後、残存反応生成ガスを吸収させて高濃
度ホルマリンとする方法(特開昭58−144339)
などがある。特開昭49−101312の方法は、低濃
度ホルマリンを150〜700’Cの雰囲気で反応生成
ガスと接触させるため、得られる高濃度ホルマリンの温
度が高くなり、1部は重合が進みバラホルムアルデヒド
が生成したり、またカ二ノツアロ反応により高濃度ホル
マリン中のギ酸濃度が上昇する等の問題点がある。特開
昭58−144339の方法では、反応生成ガスの冷却
器に用いる冷却水の温度について規定していないが、冷
却水温度が低い場合、冷却器の伝熱面で反応生成ガスが
急冷されて伝熱面にパラホルムアルデヒドが生成し、経
日的に冷却器の伝熱面の汚れ係数が大きくなる等の問題
点が考えられる。
(問題を解決するための手段)
本発明者らはこれら従来技術の問題点を解決するため、
さらには既存のホルマリン製造設備をできるだけ改良せ
ずに高濃度ホルマリンを製造する方法について鍾々研究
を重ねた結果、メタノール、空気、水、ホルムアルデヒ
ドから成る原料ガスを銀触媒と接触させて得られる反応
生成ガスを、複数直列からなる吸収塔の内筒1吸収塔へ
導き、循環している第1吸収塔液と反応生成ガスを向流
で気液接触させ、反応生成ガスの1部を吸収凝縮させる
ことにより、ホルムアルデヒド濃度55〜65重量%、
メタノール濃度2.5〜4.0重量%の高濃度ホルマリ
ンを製造する方法を見出し、本発明を完成させた。
さらには既存のホルマリン製造設備をできるだけ改良せ
ずに高濃度ホルマリンを製造する方法について鍾々研究
を重ねた結果、メタノール、空気、水、ホルムアルデヒ
ドから成る原料ガスを銀触媒と接触させて得られる反応
生成ガスを、複数直列からなる吸収塔の内筒1吸収塔へ
導き、循環している第1吸収塔液と反応生成ガスを向流
で気液接触させ、反応生成ガスの1部を吸収凝縮させる
ことにより、ホルムアルデヒド濃度55〜65重量%、
メタノール濃度2.5〜4.0重量%の高濃度ホルマリ
ンを製造する方法を見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、メタノール1モルに対して空気0
.5〜2.0モル、ホルムアルデヒドを0.01〜0.
1モノペ水蒸気0.3〜0.6モルから成る混合ガスを
銀触媒と接触させて得られる反応生成ガスを複数直列よ
り成る吸収塔の第1吸収塔に導き、第1吸収塔液を循環
させて反応生成ガスと第1吸収塔液を向流接触すること
により吸収・凝縮を行い、第一吸収塔々底温度が75〜
90°C1第1吸収塔々頂温度が60〜85℃となるよ
うに、第1吸収塔液の循環ラインに設置した付唄冷却器
で、冷却水に55℃以上の温水を用いて、第1吸収塔の
塔底・塔頂温度を調節しながら第1吸収塔よりホルムア
ルデヒド濃度55〜65tt%、メタノール濃度2.5
〜4.0重量%の高濃度ホルマリンを製造する方法であ
る。
.5〜2.0モル、ホルムアルデヒドを0.01〜0.
1モノペ水蒸気0.3〜0.6モルから成る混合ガスを
銀触媒と接触させて得られる反応生成ガスを複数直列よ
り成る吸収塔の第1吸収塔に導き、第1吸収塔液を循環
させて反応生成ガスと第1吸収塔液を向流接触すること
により吸収・凝縮を行い、第一吸収塔々底温度が75〜
90°C1第1吸収塔々頂温度が60〜85℃となるよ
うに、第1吸収塔液の循環ラインに設置した付唄冷却器
で、冷却水に55℃以上の温水を用いて、第1吸収塔の
塔底・塔頂温度を調節しながら第1吸収塔よりホルムア
ルデヒド濃度55〜65tt%、メタノール濃度2.5
〜4.0重量%の高濃度ホルマリンを製造する方法であ
る。
本発明の詳細な説明する。
本発明は、メタノール1モルに対しホルムアルデヒド0
.01〜0.1モル、空気0.5〜2.0モルの混合ガ
スを得た後、100〜240°Cに加熱し、この混合カ
スに水蒸気をメタノール1モルに対しo、3〜0.6モ
ルに加えて、メタノール、2気、水、ホルムアルデヒド
の4成分混合ガス(以下原料ガスと呼ぶ)とし、この原
料ガスを120〜240°Cの温度に保ちながら反応器
へ導く。上記水蒸気添加後反応器迄の配管は、凝縮が起
きないよ5に保温材を取げげ、必要て応じて原料ガスを
加熱できるようにしておく。これは凝縮が起きた場合、
凝縮したものがホルムアルデヒド水溶液となり、それが
加熱されてパラホルムアルデヒドとなり、さらにタール
状物質へ変化し、配管及びメタノール蒸発器と反応器の
間に設置した原料の伝熱面等を汚し、運転を困惟な状態
にするためである。反応器へ導かれた原料ガスは、55
0℃〜700°Cの温度の銀触媒と接触させ、メタノー
ルの脱水素反応を行なわせた後の反応生成ガスを反応器
と一体構造となった廃熱ボイラーで130〜160’C
迄温度を下げた後、複数直列から成る吸収塔の内、第1
吸収塔に導く、第1吸収塔において第1吸収塔液を循環
し、反応生成ガスと第1吸収塔液を向流で気液接触させ
、反応生成ガスの1部を吸収凝縮させ、この吸収凝縮に
伴う吸収熱を第1吸収塔液の循環ラインに設置した第1
吸収塔冷却器で脱熱し、第1吸収塔々頂温度を60〜8
5℃、第1吸収塔々底液相温度を75〜90℃の範囲に
、好ましくは第1吸収塔々頂温度と第1吸収塔々底液相
温度の温度差を3〜8℃とすることばよって、ホルムア
ルデヒド濃度55〜65重量%、メタノール濃度2.5
〜4.0重モチの高濃度ホルマリンを得ることができる
。
.01〜0.1モル、空気0.5〜2.0モルの混合ガ
スを得た後、100〜240°Cに加熱し、この混合カ
スに水蒸気をメタノール1モルに対しo、3〜0.6モ
ルに加えて、メタノール、2気、水、ホルムアルデヒド
の4成分混合ガス(以下原料ガスと呼ぶ)とし、この原
料ガスを120〜240°Cの温度に保ちながら反応器
へ導く。上記水蒸気添加後反応器迄の配管は、凝縮が起
きないよ5に保温材を取げげ、必要て応じて原料ガスを
加熱できるようにしておく。これは凝縮が起きた場合、
凝縮したものがホルムアルデヒド水溶液となり、それが
加熱されてパラホルムアルデヒドとなり、さらにタール
状物質へ変化し、配管及びメタノール蒸発器と反応器の
間に設置した原料の伝熱面等を汚し、運転を困惟な状態
にするためである。反応器へ導かれた原料ガスは、55
0℃〜700°Cの温度の銀触媒と接触させ、メタノー
ルの脱水素反応を行なわせた後の反応生成ガスを反応器
と一体構造となった廃熱ボイラーで130〜160’C
迄温度を下げた後、複数直列から成る吸収塔の内、第1
吸収塔に導く、第1吸収塔において第1吸収塔液を循環
し、反応生成ガスと第1吸収塔液を向流で気液接触させ
、反応生成ガスの1部を吸収凝縮させ、この吸収凝縮に
伴う吸収熱を第1吸収塔液の循環ラインに設置した第1
吸収塔冷却器で脱熱し、第1吸収塔々頂温度を60〜8
5℃、第1吸収塔々底液相温度を75〜90℃の範囲に
、好ましくは第1吸収塔々頂温度と第1吸収塔々底液相
温度の温度差を3〜8℃とすることばよって、ホルムア
ルデヒド濃度55〜65重量%、メタノール濃度2.5
〜4.0重モチの高濃度ホルマリンを得ることができる
。
但し、第1吸収塔冷却器の冷却水温度は55°C以上と
しなければならない。好ましくは58〜60℃が最適で
ある。これは第1吸収塔で製造される高濃度ホルマリン
は、それ自体を55℃以下の温度にすると白濁を開始し
、これがパラホルムアルデヒドの固形物として高濃度ホ
ルマリン中に存在する様になるので、このパラホルムア
ルデヒドが第1吸収塔冷却器の伝熱面に付着し、伝熱面
の汚れ係数が大きくなって連続運転ができな(なる。
しなければならない。好ましくは58〜60℃が最適で
ある。これは第1吸収塔で製造される高濃度ホルマリン
は、それ自体を55℃以下の温度にすると白濁を開始し
、これがパラホルムアルデヒドの固形物として高濃度ホ
ルマリン中に存在する様になるので、このパラホルムア
ルデヒドが第1吸収塔冷却器の伝熱面に付着し、伝熱面
の汚れ係数が大きくなって連続運転ができな(なる。
しかし、冷却水温度をあまり高くすると第1吸収塔冷却
器の設計を行う場合、伝熱面積が大きくなり不経済であ
る。さらに第1吸収塔冷却器の冷却水温度を55℃以上
とするために、蒸気等地の熱源を用いては不経済である
ので、冷却水温度を55℃にするためには、例えば図1
に示す様な設備が経済的である。
器の設計を行う場合、伝熱面積が大きくなり不経済であ
る。さらに第1吸収塔冷却器の冷却水温度を55℃以上
とするために、蒸気等地の熱源を用いては不経済である
ので、冷却水温度を55℃にするためには、例えば図1
に示す様な設備が経済的である。
図1について具体的に説明すると、冷却水タンク4に冷
却水として工業用水またはボイラー用軟水等Eを入れ、
冷却水ポンプ5にて第1吸収塔冷却器3へ供給し、核冷
却器3で循環させている第1吸収塔液りと熱交換させた
後の冷却廃水Eを冷却水タンク4へ戻す途中に、冷却廃
水E゛を脱熱して冷却水タンク4の温度を55℃以上に
温度調節するための熱交換器6を設置することによって
、第1吸収塔冷却器3の冷却水E温度を55℃以上に温
度調節する事が可能である。
却水として工業用水またはボイラー用軟水等Eを入れ、
冷却水ポンプ5にて第1吸収塔冷却器3へ供給し、核冷
却器3で循環させている第1吸収塔液りと熱交換させた
後の冷却廃水Eを冷却水タンク4へ戻す途中に、冷却廃
水E゛を脱熱して冷却水タンク4の温度を55℃以上に
温度調節するための熱交換器6を設置することによって
、第1吸収塔冷却器3の冷却水E温度を55℃以上に温
度調節する事が可能である。
図2てついて具体的に説明すると、本図は図1の第1吸
収塔冷却水の温度調節1機構を取り入れたホルマリン製
造設備を示すものであり、メタノール蒸発器10でメタ
ノールa、ホルムアルデヒドガスまたはホルマリンbを
空気Cを吹きこみながら蒸発させた後、1〜2に9/c
rAり砲和蒸気dを添加しメタノール、ホルムアルデヒ
ド、空気と水からなる混合ガスAを予熱器20で120
〜240’Cの温度として、反応器30に供給する。そ
して銀触媒40IF:、接触させて得られた反応生成ガ
スBを第1吸収塔1に導き第1吸収塔1においてホルム
アルデヒド濃度55〜65係のホルマリンを製造し、第
1吸収塔1で吸収されなかった未吸収ガスCは第2吸収
塔7でほぼ完全に吸収されホルムアルデヒド濃度50チ
以下のホルマリンIIJ″−得られる。
収塔冷却水の温度調節1機構を取り入れたホルマリン製
造設備を示すものであり、メタノール蒸発器10でメタ
ノールa、ホルムアルデヒドガスまたはホルマリンbを
空気Cを吹きこみながら蒸発させた後、1〜2に9/c
rAり砲和蒸気dを添加しメタノール、ホルムアルデヒ
ド、空気と水からなる混合ガスAを予熱器20で120
〜240’Cの温度として、反応器30に供給する。そ
して銀触媒40IF:、接触させて得られた反応生成ガ
スBを第1吸収塔1に導き第1吸収塔1においてホルム
アルデヒド濃度55〜65係のホルマリンを製造し、第
1吸収塔1で吸収されなかった未吸収ガスCは第2吸収
塔7でほぼ完全に吸収されホルムアルデヒド濃度50チ
以下のホルマリンIIJ″−得られる。
本発明はこの様な方法で第1吸収塔から高濃度ホルマリ
ンを得ることが出来る。
ンを得ることが出来る。
尚、本発明はこの様に第1吸収塔の操作温度を高くして
いるので、第1吸収塔での未吸収有効成分(HCHO、
CH30H等) 4!、ヤヤ多くナル力、これは後続す
る第2吸収塔以下の吸収塔の吸収液温度を下げることに
よって、最終吸収塔からの有効成分の逸散を防止するこ
とが出来る。
いるので、第1吸収塔での未吸収有効成分(HCHO、
CH30H等) 4!、ヤヤ多くナル力、これは後続す
る第2吸収塔以下の吸収塔の吸収液温度を下げることに
よって、最終吸収塔からの有効成分の逸散を防止するこ
とが出来る。
例えば後半の吸収塔の吸収液のホルムアルデヒド濃度が
2〜30重電チ、メタノール蒸発器が1.0重量%以上
あれば、後半の吸収塔冷却器の冷却水温度は00C以下
の冷媒を用いても良い。
2〜30重電チ、メタノール蒸発器が1.0重量%以上
あれば、後半の吸収塔冷却器の冷却水温度は00C以下
の冷媒を用いても良い。
(発明の効果)
本発明は、この様に既存のホルマリン製造設備を殆んど
変更することな(、高、′農産ホルマリンを製造するこ
とを可能にしたものでちって、極めて経済的な方法であ
る。然も得られた反応生成ガスや吸収液も高温に1暴さ
れることもないので、高濃度ホルマリン中の蟻酸の含有
量も低く品質面でも優れている。
変更することな(、高、′農産ホルマリンを製造するこ
とを可能にしたものでちって、極めて経済的な方法であ
る。然も得られた反応生成ガスや吸収液も高温に1暴さ
れることもないので、高濃度ホルマリン中の蟻酸の含有
量も低く品質面でも優れている。
実施例−1
メタノール235重量部、空気301重量部、水85重
量部、ホルムアルデヒド11部から成る原料ガスを、6
20°Cの温度で銀触媒と接触させ、得られた反応生成
ガスを、反応器と一体となった廃熱ボイラーを用いて1
50°C迄冷却した後、第1吸収塔へ導き、第1吸収塔
々頂温度78℃、第1吸収塔々底液相温度を82℃とす
ることによって、第1吸収塔よりホルムアルデヒド濃度
62重量%、メタノール濃度3.5重量%、水分濃度3
4.5重量%、ギ酸濃度0.005重量%の高濃度ホル
マリンを150部製造することができた。
量部、ホルムアルデヒド11部から成る原料ガスを、6
20°Cの温度で銀触媒と接触させ、得られた反応生成
ガスを、反応器と一体となった廃熱ボイラーを用いて1
50°C迄冷却した後、第1吸収塔へ導き、第1吸収塔
々頂温度78℃、第1吸収塔々底液相温度を82℃とす
ることによって、第1吸収塔よりホルムアルデヒド濃度
62重量%、メタノール濃度3.5重量%、水分濃度3
4.5重量%、ギ酸濃度0.005重量%の高濃度ホル
マリンを150部製造することができた。
図1は本発明の方法を実施する循環ライン中の冷却ライ
ン部分を示す概略図であり、図2は図1の冷却ラインを
取り入れた本発明方法のホルマリン製造プロセス概略図
である。 a、メタノール、b、ホルムアルデヒドガスまたはホル
マリン、C0空気、d、1〜2 kg /cm ga相
蒸気、へ原料ガス、B1反応生成ガス、C0第1吸収塔
出ロガス、D、高飛兜ホルマリン、E、第1吸収塔冷却
器冷却水、E:第1吸収塔冷却器冷却廃水、1(工業用
水、■、低@晩ホルマリン、J、排ガス、l、第1吸収
塔、2.第1吸収塔循環ポンプ、3、第1吸収塔冷却器
、4.冷却水タンク、5、冷却水ポンプ、6.冷却廃水
用熱交換器、7.第2吸収塔、8.第2吸収塔冷却器、
10.メタノール蒸発器、20.原料ガス加熱器、30
、反応器、40.銀触媒 。
ン部分を示す概略図であり、図2は図1の冷却ラインを
取り入れた本発明方法のホルマリン製造プロセス概略図
である。 a、メタノール、b、ホルムアルデヒドガスまたはホル
マリン、C0空気、d、1〜2 kg /cm ga相
蒸気、へ原料ガス、B1反応生成ガス、C0第1吸収塔
出ロガス、D、高飛兜ホルマリン、E、第1吸収塔冷却
器冷却水、E:第1吸収塔冷却器冷却廃水、1(工業用
水、■、低@晩ホルマリン、J、排ガス、l、第1吸収
塔、2.第1吸収塔循環ポンプ、3、第1吸収塔冷却器
、4.冷却水タンク、5、冷却水ポンプ、6.冷却廃水
用熱交換器、7.第2吸収塔、8.第2吸収塔冷却器、
10.メタノール蒸発器、20.原料ガス加熱器、30
、反応器、40.銀触媒 。
Claims (1)
- 1)メタノール1モルに対して空気0.5〜2.0モル
、ホルムアルデヒド0.01〜0.1モル、水蒸気0.
3〜0.6モルから成る混合ガスを銀触媒と接触させ、
得られる反応生成ガスを複数直列より成る吸収塔の第1
吸収塔に導き、第1吸収塔液を循環させて反応生成ガス
と第1吸収塔液を向流接触することにより吸収・凝縮を
行い、第1吸収塔々底温度が75〜90℃、第1吸収塔
々頂温度が60〜85℃となるように、第1吸収塔液の
循環ラインに設置した付属冷却器で冷却水に55℃以上
の温水を用いて、第1吸収塔の塔底・塔頂温度を調節し
ながら第1吸収塔よりホルムアルデヒド濃度55〜65
重量%、メタノール濃度2.5〜4.0重量%の高濃度
ホルマリンを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59201833A JPH0629204B2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 高濃度ホルマリンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59201833A JPH0629204B2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 高濃度ホルマリンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6183139A true JPS6183139A (ja) | 1986-04-26 |
JPH0629204B2 JPH0629204B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=16447650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59201833A Expired - Lifetime JPH0629204B2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 高濃度ホルマリンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629204B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010127942A (ja) * | 2008-11-29 | 2010-06-10 | Bayer Materialscience Ag | ホルムアルデヒド水溶液の製造方法 |
JP2012524046A (ja) * | 2009-04-20 | 2012-10-11 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | アミナールの段階を介したmdaの製造方法 |
CN104248939A (zh) * | 2014-09-16 | 2014-12-31 | 江苏凯茂石化科技有限公司 | 一种银法甲醛装置中的甲醇氧化器 |
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1984
- 1984-09-28 JP JP59201833A patent/JPH0629204B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010127942A (ja) * | 2008-11-29 | 2010-06-10 | Bayer Materialscience Ag | ホルムアルデヒド水溶液の製造方法 |
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