JPS6182741A

JPS6182741A - 歯科診療システム

Info

Publication number: JPS6182741A
Application number: JP20362884A
Authority: JP
Inventors: 吉行　秀敏; 仁吉田
Original assignee: Takara Belmont Corp
Current assignee: Takara Belmont Corp
Priority date: 1984-09-28
Filing date: 1984-09-28
Publication date: 1986-04-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、歯科の大きな診療室を数室の診療スペースに
仕切り、各診療スペースに診断、治療用の器具を配設し
た歯科用診療システムに関するものである。

〔発明の技術的背景およびその問題点〕従来のこのよう
な歯科診療システムは、間仕切りを以って各診療スペー
スを区画し、これにＸ−レイ、デンタルライト、エアー
タービン、スピットン等の診断、治療器具をそれぞれ単
独で配設すると共に、収納庫、テーブル等を持ち込んで
いた。

そのため、各診療スペース内はこれ等の診断、治療器具
が乱雑に配設されるので、診断、治療器具の使い勝手が
悪く、又医師と助手との動線が交り合って両者の作業を
やり難くしたり、診療スペース内の有効スペースを狭く
する等の欠点があった。

しかも、各診断、治療器具への電気配線や、ガス、エア
、給水、排水等の配管が、それぞれに単独に行なわれる
ため、工事費が高くなるばかりでなく、補修も行い難い
ものであった。

〔発明の目的〕

本発明は従来の診療システムの前述の欠点を除去するた
めのもので、一つの箱体の一側に医師用の診断、治療器
具を、他側面に助手用の器具を予じめ配役しておくこと
により、両者の動線の交わりを防止し、作業を行い易く
し、これ等の診断、治療器具の使い勝手を高め、又配線
、配管の数の減少と整理を計り、工事費の減少と補修の
容易さを確保するものである。

そして、診療スペースの端に配設される筐体は一側面に
診断、治療器具を配設せず、壁面に対向する部分にこれ
等の器具が配設されている無駄を無くし、且つ端の診療
スペースでも前記と同様な状態が確保できることを目的
とするものである。

本発明の他の目的は、間仕切り面に収納庫、引出し等を
整理して取付け、診療スペース内の整理と美化を計り、
且つ有効スペースを増やすことにある。

〔発明の実施例〕

以下に本発明の一実施例を図面について説明する。

第１図〜第４図において、Ａは平面長方形の筐体で、そ
の上面の長手方向の一側にはＬ字形のアーム１の基端が
回動自在に取付けられ、他端には自由に曲がる関節を以
って先端のデンタルライト２が任意の位置に移動して所
要の方向に向けられるよう、フリニアーム３が設けられ
ている。

また、アーム１の基端には、腕部材４ａが回動自在に取
付けられ、その先側にはシザースアーム４が回動自在に
取付けられ、このシザースアーム４を開いてｖ字状角度
を変えたりすることによってシザースアーム４の先端に
取付けられたＸ−レイ５を任意の位置に移動し、シザー
スアーム４との間に設けた関節で、所要の方向に向ける
ことができるようになっている。

筐体Ａの長手方向の端面には、自由に回転する回転機構
６を介してロック機構８を有するシザースアーム９の基
端が取付けられ、シザースアーム９の先端にはド）ター
テーブル１０が取付けられている。

このシザースアーム９は７字形、Ｌ字形等に自由に曲折
することができるもので、シザースアーム９の曲折状態
が変っても、ドクターテーブル１０は常に水平状態を維
持するもので、又シザースチーム９内にはエアーチュー
ブ、バキュームチューブ、水チユーブ等を通し、ドクタ
ーテーブル１０に載置されるエアータービン等の工具、
治療具に高圧空気、真空、水等を供給するようになって
いる。

筐体Ａの長手方向の一側面には、螢光燈を内蔵し、表面
に曇りガラスを張ったフィルムビューワ−１１、Ｘ−レ
イ５のコントロールを行うためのコントロールパネル１
２が設置されている。

Ｘ−レイ５のコントロールは、コントロールパネル１２
による他に、図示していないリモートコントロール装置
によりコントロールパネル１２内の操作用装置を動作さ
せ、リモートコントロールすることもできる。

筐体Ａの長手方向の他側面には蛇口１３を有するスピッ
トン１４が可倒アーム１５によって、これを倒すことに
より引出すことができ、蛇口１３からの給水を受けて患
者がうがいを行うこと等ができるようになっている。

又、第１６図〜第１９図に示すように、筺体Ｂも平面長
方形に形成され、その−側面には筐体Ａと同様にフィル
ムビューワ−１１とコントロールパネル１２が形成され
ると共に、その下方には先端にドクターテーブル１０を
取付け、その下方には先端にドクターテーブル１０を取
付け、中間にロック機構８を有するシザースアーム９の
基端が回転機構６を介して取付けられている。

更に、第１６図〜第１９図に示すように、筐体Ｃも平面
長方形に形成され、その上面には筐体Ａと同様に、その
長手方向の一側にはＸ−レイ５がシザースアーム４で、
又他側にはＬ字形のアーム１の基端が回動自在に取付け
られ、該アーム１の先端にはデンタルライト２がフリー
アーム３を介して設けられている。

そして、筐体Ｃの一側面には、蛇口１３を有するスピッ
トン１４が可倒アーム１５によって引出せるようになっ
ている。

今、上記の筐体Ａ、Ｂ、Ｃの３種類を使用して散文の診
療スペースを作る場合を第５図〜第７図について説明す
る。

第５図の場合は細長い室内に３つの診療スペースを作る
場合で、左側の壁面には筺体Ｃを、第１と第２の診療ス
ペース、第２と第３の診療スペースの間には筐体Ａを、
第３の診療スペースの右側の壁面には筺体Ｂを設置した
ものである。

従って、第１の診療スペースにおいては、筺体Ｃからス
ピットン１４、デンタルライト２、Ｘ−レイ５を、筺体
Ａからドクターテ−ブル１０、フィルムビューワ−１１
、コントロールパネル１２により筺体ＣのＸ−レイ５を
使用できる。

第２の診療スペースにおいては、左側の筺体Ａからスピ
ットン１４とデンタルライト２、Ｘ−レイ５を、右側の
筐体Ａからドクターテーブル１０、フィルムビューワ−
１１、コントロールパネル１２によって左側の筐体Ａの
Ｘ−レイ５を使用できる。

第３の診療スペースにおいても同様に、左側の筺体Ａか
らスピットン１４とデンタルライト２、Ｘ−レイ５を、
右側の筺体Ｂからドクターテーブル１０、フィルムビュ
ーワ−１１、コントロールパネル１２によって左側の筺
体ＡのＸ−レイ５を使用できる。

尚、診療スペースの数を増減する場合には、前記のもの
よりも筺体Ｂ、Ｃ間に筐体への数を増やすことによって
行われるものである。

上記の第５図の診療スペースは一列に直線状に設置され
たものであるが、第６図、第７図に示すように筺体Ａを
４５゛方向を変えて、或いは９０’変えることによって
Ｌ字状に配設することも可能である。

上記実施例中、１６は患者用の椅子、第１６図、第１９
図の１８は口腔洗浄器具を載置する受台で、シザースア
ーム１７で筺体Ｃに取付けられている。

各診療スペース間、及び閉鎖面は間仕切で区画され、そ
の間仕切の所要面には棚、引出し、収納庫、天板等が取
付けられるようになっている。

以下、これについて第８図〜第１３図と共に説明する。

間仕切を設置する床面には従来から知られている任意の
方法を採用してパネル板２０が立設され、これを連続す
ることによって診療スペースの間仕切りが行なわれる。

このパネル板２０には口状の溝体２１が取付けられてい
て、その内部にナツト２２を収容することができるよう
になっている。

前記の棚等を取付ける場所のパネル板２０にはこれと間
中の枠体２３を沿接させ、その背面２３ｄを通してネジ
２２ａをナンド２２に螺合することによって枠体２３を
パネル板２２に取付ける。

枠体２３の天面２３ａ、棚面２３ｂには取付孔２３ｃが
穿設されている。・この枠体２３に装着される天板２４には下面に支脚２４
ａが突設され、天板２４を天面２３ａ１棚面２３ｂ上に
載置し、天板２４を通して止ピン２５、カチット、ビス
等を取付孔２３ｃに挿入すると、支脚２４ａは枠体２３
の背面２３ｄに接して天板２４を支持し、天板２４が枠
体２３に取付けられる。

収納庫、棚、引出し等を取付ける場合には、枠体２３の
棚面２３ｂによって形成される一区画の正面内寸法と略
同−の外形寸法を有する外箱２６の上面に係止壁２６ａ
を形成し、これを天面２３ａ又は棚面２３ｂの後下側に
挿入して係止させる。

次に、外箱２６の下内面２６ｂを通して天面２３ａ又は
棚面２３ｂの取付孔２３Ｃにビン２５、カチット、ビス
等を挿着することによって外箱２６を枠体２３に取付け
る。

この外箱２６に扉２９を付けたものが収納庫であり、左
右内壁に棚桟を付けて棚板３０を載置すれば棚となる。

或いは外箱２６にゴミ箱３１を予めセットしておくこと
もできる。

又、この外箱２６に引出し２８を収容する時は次のよう
に構成する。

外箱２６の左右内壁に等間隔で、外面近くと奥端に切欠
き２６ｃを設けた載置機２６ｄを取付ける。

載置機２６ｄの間隔より僅かに少い高さで、外箱２６の
左右内壁と略同中の引出しカバー２７の側辺２７ａには
、下方に突出して前記切欠き２６Ｃに嵌入する突片２７
ｂと、内面に案内レール２７ｃが取付けられている。

従って、引出しカバー２７を載置機２６ｄの間に挿入し
て、奥いっばいまで押し込むと突片２７ｂが切欠き２６
ｃに嵌入して引出しカバー２７は抜き取れないようにな
る。

次に、左右に案内ローラ２８ａ等の案内片を有する引出
し２８を、その案内片を案内レール２７Ｃに挿入して引
出し２８を引出しカバー２７に挿入し、引出し２８を外
箱２６にセントすることができる。

従って、引出しカバー２７を外箱２６の載置機２６ｄ毎
にセットすれば、各段密接した状態で引出し２８がセッ
トされるが、載置機２７ｄの間隔を置いて引出しカバー
２７をセットすれば、引出しカバー２７の上面は棚とし
て使用することができる。

このようにして、引出し２８の設置段数は任意に設定で
き、且つ引出しカバー２７の上面を棚とすることもでき
る。

ドクターテーブル１０を常に水平に保つシザースアーム
９、及びその回転機構６、ロック機構８は第１４図、第
１５図のように構成されている。

筐体Ａ、Ｂに取付けられて固定される支体６ａに、シザ
ースアーム９の基体９ａから突出している軸６ｂが回動
自在に支承され、その回動によってシザースアーム９は
任意の方向に回動できる。

又、ドクターテーブル１０もシザースアーム９の受体９
Ｃから突出している軸９ｄに嵌合し、シザースアーム９
に対し、任意の向きに向けられる。

前記基体９ａと中間体９ｅ、及び該中間体９ｅと受体９
Ｃとの間は、それぞれ平行で且つ等間隔な支点９ｆで枢
支される枠杆９ｇｔｓ９ｇ２と９−ｔＬｌ　、９ｈ２と
で連結され、前記の支点９ｆの関係でドクターテーブル
１０を移動し、枠杆９ｇｔ、９ｇ２及び９ｈ１．９ｈ２
の角度が変ってもドクターテーブルｌＯは水平を維持す
る。

そして、中間体９ｅに設けたピン９１に連杆９ｊで連結
されているロッド９ｋを、枠杆９ｇｌに対して調節でき
る螺体９１に挿通し、該螺体９１とロッド９にの支片９
ｋｌとの間にバネ９ｍを架設する。

枠杆９ｇｔ、９ｇ２を垂直状態より傾斜状態とすると、
支点９ｆとピン９１との位置関係でロッド９ｋが螺体９
１内に押し込まれるようになり、従ってバネ９ｍが圧縮
され、その押圧力がピン９１に伝達され、その力によっ
て枠杆９ｇ＋、９ｇ２はその傾斜角度を維持する。

同様に、受体９ｃの支点９ｆに取付けられた支片９ｎに
連杆９ｐで連結されているロッド９ｑを、枠杆９ｈ１に
対して調節できる螺体９ｒに挿通し、該螺体９ｒとロッ
ド９ｑの受片９（１１との間にバネ９ｓを架設する。

そのため、枠杆９ｈｒ、９ｈｚが垂直状態がら傾けられ
ると、前記と同様にしてロッド９ｑが螺体９ｒに押し込
まれてバネ９が圧縮されてその方が支片９ｎに伝えられ
、枠杆９ｈ＋、９ｈ２の傾斜角度が維持される。

螺体９１，９ｒを枠体９　ｇ　１ｔ　９　ｈ　ｒに対し
て調節し、バネ９ｍ、９ｓの圧縮力を加減して枠杆９ｇ
ｔ　　、９ｇｚ及び９　ｈｌ　ｓ　９　ｈ２の傾斜保持
力を調節するものである。

中間体９ｅと枠杆９ｇ１．９ｈ＋　とを連結する支点９
ｆには、それぞれ支点８ａで枢支され、バネ８ｂで押開
されているロック片８ｃ、８ｄの弧状凹所８ｅが嵌合し
ている。

ロック片８ｃ、８ｄの他辺には、シリンダ８ｆ内に挿入
さ゛れた対向するピストン８ｇが接しておリ、且つシリ
ンダ８ｆはエア接続口８ｈが設けられている。

このエア接続口８ｈは通常圧縮空気が供給されていて、
その圧力でピストン８ｇはバネ８ｂに抗して押開してお
り、そのためロック片８ｃ、８ｄの弧状凹所８ｅは支点
９ｆを締め付け、これによって支点９Ｃの回転を阻止し
て中間体９ｅに対する枠杆９　ｇ＋　　）９　ｇ２及び
９ｈｔ、９ｈ２の傾斜角度を確保する。

そして、枠杆９ｇ１．９ｇｚ及び９ｈ＋、９ｈ２の傾斜
角度を変える時にのみ、圧縮空気を中断しバネ８ｂの力
で弧状凹所８ｅを開いてそのブレーキを解除し、バネ９
ｍ、９ｇの力でバランスを取っているため軽い力で枠杆
９ｇ１．９ｇｚ及び９ｈ＋、９ｈ２の傾斜角度を変えて
、ドクターテーブル１０を任意の位置に移動する。

この移動が完了すると、再びシリンダ８ｆ内に圧縮空気
を導入してロック状態とするものである。

〔発明の効果〕

本発明は、以上に説明したように、各診療スペース間に
配設される筐体には、その−側面に医師の使用するフィ
ルムビューワー、Ｘ−レイの操作装置等の治療、診断器
具が配設され、他側面にはスピソトン等の助手が使用す
る器具が配設されているので、医師と助手の動線が診療
スペース内で交叉し、作業がやりにくくなることがない
。

そして、Ｘ−レイ、デンタルライト、ドクターテーブル
等は、隣り合っている診療スペースの何れ側からも使用
できるように配設されているので、診療スペースの設置
状況に応じて使い方を決定できる。

又、端部の壁面に接する診療スペースには、−側面に前
記の器具を配設していないから、筐体の壁面側に使用で
きない器具が配設される無駄がなく、この＃療スペース
でも他の診療スペースと同じ様に各器具を使うことがで
きる。

更に、各器具は最も使い勝手が良いように、シザースア
ームを使う等して筐体に配設されているから、動線の交
叉しないことと相俟って診断、治療効率を高め得る。

しかも、筐体内で各器具への配線、配管はとりまとめて
整理されて一本化しであるため、床面等の配線、配管は
単純となり、工事費の減少と補修の容易さを確保できる
。

一方、各診療スペースを区画する仕切り壁には収納庫、
棚、引出し、ゴミ箱等が整理された状態で取付けられる
ので、診療スペース内が乱雑となることがなく、有効ス
ペースが確保されて診断、治療効率を高め、又診療スペ
ースの美化にも役立つものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は筐体の正面図、第２図、第３図はその反対側面
の側面図、第４図はその平面図、第５図〜第７図はそれ
ぞれ診療スペースの配置例を示す平面図、第８図は仕切
り用のパネル板への棚等の取付状態の斜面図、第９図は
パネル板への枠体取付状態、第１０図は枠体への天板取
付状態、第１１図は枠体への箱体取付状態を夫々示す要
部の断面図、第１２図は箱体の分解状態の斜視図、第１
３図は引出し分解状態の斜視図、第１４図はドクターテ
ーブル用シザースアームの断面図、第１５図はそのロッ
ク機構の断面図、第１６図は端の診療スペース用筐体の
正面図、第１７図、第１８図はその反対側面の側面図、
第１９図はその平面図である。Ａ、Ｂ、Ｃ・・・・・・筐体、２・・・・・・デンタル
ライト、５・・・・・・Ｘ−レイ、６・・・・・・回転
機構、８・・・・・・ロック機構、９・・・・・・シザ
ースアーム、１０・・・・・・ドクターテーブル、１１
・・・・・・フィルムビエーワー、１４・・・・・・ス
ピットン、２０・・・・・・パネル板、２４・・・・・
・天板、２６・・・・・・外箱、２７・・・・・・引出
しカバー、２８・・・・・・引出し、２９・・・・・・
扉、３０・・・・・・棚板、３１・・・・・・ゴミ箱。特許出願人　　　タカラベルモント株式会社第２図第３図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）相反する２側面のうちの一側面に医師用診断、治
療器具を、他側面にアシスタント用治療器具を配置した
共用筐体によって診療室内を区画して診療スペースを形
成し、かつ前記診療室の前記医師用診断、治療器具と対
向する壁面にはアシスタント用治療器具専用のアシスタ
ント用筐体を、また前記診療室の前記アシスタント用治
療器具と対向する壁面には医師用診断、治療器具専用の
医師用筺体を配置したことを特徴とする歯科診療システ
ム。
（２）相反する２側面のうちの一側面に医師用診断、治
療器具を、他側面にアシスタント用治療器具を配置した
共用筐体によって診療室内を区画して診療スペースを形
成し、かつ前記診療室の前記医師用診断、治療器具と対
向する壁面にはアシスタント用治療器具専用のアシスタ
ント用筐体を、また前記診療室の前記アシスタント用治
療器具と対向する壁面には医師用診断、治療器具専用の
医師用筺体を配置し、さらに前記アシスタント用筐体お
よび医師用筺体を除く壁面に引出し、収納庫、棚、ゴミ
箱等の収納載置器具を設置したことを特徴とする歯科診
療システム。