JPS6182351A - 光磁気記録媒体を有するカ−ドの熱プレス法及び熱プレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の目的 ［産業上の利用分野］ この発明は光磁気記録媒体を有するカードに関するもの
である。

近年、ＩＤカードやキャッジコアＪ−ドやバンクカード
として各種の情報を記録したカードが普及して来ている
。

そのにうむカードの１種として最近光磁気記録媒体を利
用したカードが開発されている。

［従来の技術］ 光磁気記録媒体は第４図に示すようにＭｎＢ１等の強磁
性体簿膜からなる光磁気記録媒体３１を用いるもので、
このような薄膜を磁石３２を用いた外部磁界で一様に磁
化しておき、強力なレーザ光３３で照射ｌノて加熱する
と、照射された部分３４では磁化が反転する。これによ
り情報を書き込むことができる。一方、この薄膜に低出
力の読出し直線偏光を照射すると、直線偏光の偏光面が
カー効果或いはファラデー効果により磁化の向きに応じ
て右廻りと左廻りに回転するので、その差を検出するこ
とにより、情報を読み取ることができる。

光磁気記録媒体を有するカードは、このような光磁気記
録媒体を基体上に取りつけ、さらにこの基体を他のカー
ド部材と貼合してカードを構成するものである。

上記のようなカードを製造する場合に、光磁気記録媒体
を有する基体をカード基材等の他のカード構成部材に貼
合する場合には第５図に示すような熱プレス装置３５を
使用し、上下の熱ａ３６ａ。

３６ｂの間に押圧力を伝達するクッション材３７や鏡面
板３８を介して光磁気記録媒体３１を有する基体４２や
カード基材４３を挾み、熱盤３６ａ。

３６ｂで加熱押圧して基体４２とカード基材４３を貼合
し、カード４４を製造したのである。

しかるに、この光磁気記録媒体に害ぎ込まれた情報ビッ
トは、前述の通り、カー効果或いはファラデー効果を利
用して検出されるから、従って光１に気記録媒体に縞状
磁区構造などの磁区のパターンが残っているとビットの
有無が判定しにくいので、予め、媒体全域の磁化の向き
を膜面に対して上向きか下向きに揃えておく必要がある
。

従来、プラスデックカードの主流はＰｖＣ製であり、数
枚のシー１〜状のカード構成部材が上記の如き熱プレス
装置によって貼合される。この貼合の時には１００℃〜
２００℃の高温で加熱されるのであるが、この加熱湿度
がキコーリー濡度や補＠温度に近いので、光磁気記録媒
体の磁化の向きを貼合に先立って予め揃えておいたとし
ても、磁化の向きが乱れてしまい、特性が得られない。

また、これとは反対に、貼合によりカード化した後に媒
体の磁化の向きを印加磁界により揃えようとすると、カ
ードを加熱する必要があるので、カードが変形してしま
うという問題があり、その解決をするための技術の開発
が望まれている。

［発明が解決しようとする問題点］ この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、予め揃えられた磁化の向きが乱れて無駄になること
がな（、かつ成形後のカードに変形を来す加熱を必要と
することなく、媒体全域の磁化の方向を良好に揃えるこ
とが可能であり、縞状の磁区構成などの磁区パターンが
残ることがなく、かつカードの貼合が容易な光磁気記録
媒体を有するカードの熱プレス法及びそれに使用する熱
プレス装置を提供することを目的とするものである。

（ロ）発明の構成 ［問題を解決するための手段］ この目的に対応して、この発明の光磁気記録媒体を有す
るカードの熱プレス法は、光磁気記録媒体を含むカード
部材を他のカード部材と貼合してカードを形成する場合
において、前記光磁気記録媒体に対して垂直な直流磁界
を印加した状態において加熱、加圧して前記貼合を行う
ことを特徴と１ノでいる。

また、この発明の熱プレス装置は複数のカード構成部材
を加熱しつつ押圧して貼合する熱プレス装置であって、
前記押圧をする部材中に磁石を備えることを特徴として
いる。

以下、この発明の詳細を一実施例を示ず図面に−５一 ついて説明する。

この発明のカードの熱プレス法においては、光磁気記録
媒体を含むカード部材を他のカード部材と貼合する際に
、加熱、加圧と同時に光磁気記録媒体面に垂直な直流磁
界を印加する。

この場合の加熱温度は１００℃〜２００℃であり、また
加圧力は数Ｋ（１／ｃ＾数＋Ｋ（Ｊ／ａｔ？であり、こ
のような加熱・加圧条件は従来の加熱・加圧条件と同じ
である。磁界の強さは数１０００〜数１０００　００で
あることが望ましい。この場合に磁界を発生させる磁石
は電磁石でも良く、また永久磁石でもＪ：い。磁化の方
向は光磁気記録媒体の膜面に対して下向きか或いは上向
きに揃え、または予め磁化の向きが揃っている場合はそ
の磁化の向ぎが乱れない方向にする。いずれにしても、
データが書き込まれるときの印加磁界の向きと逆にして
おく必要がある。

次に、以−［の熱プレス法で使用する熱プレス装置につ
いて説明する。

第１図は熱プレス装置の１例であり、熱プレス装置１は
上下の熱器２ａ、２ｂを備える。熱器２ａ、２ｂには鉄
心３及びコイル４からなる複数の電磁石５が内蔵されて
いる。この電磁石５は六方晶フェライト、アルニコ、レ
アアースコバルト等を用いた永久磁石で代替することが
できる。

また、必要に応じてクッション６、鏡面板７を備えてい
る。これらの構成部材のうち電磁石５以外のもの、すな
わち上下の熱器２ａ、２ｂの本体、クッション６、鏡面
板７は非磁性材料で構成Ｊる必要がある。鏡面板７とし
てはＣｒメッキした１８−８ステンレス鋼を使用するこ
とができる。

熱器２ａ、２ｂの本体は任意の加熱源により加熱する。

電磁石５の磁界の向きはカード４４の仕様に合せて決定
される。

［作用コ このように構成された熱プレス装＠１においては、カー
ド４４を構成する基体４２、カード基材４３及びその他
のカード構成部材を重ねて上下の熱器２ａ、２ｂで挾み
、または必要に応じてクッション６、鏡面板７とともに
挾み、電磁石５により磁界をカード４４に作用さ′ｔ！
ながら、加熱、加圧する。これによって、電磁石５によ
る磁界の印加により）ｙ−ド４４の基体／Ｉ２上の光磁
気記録媒体の磁化の崩向が行なわれると同時に、カード
構成部材の熱圧貼合が完了し、カード４４が完成する。

（ハ）発明の効果 このように、この発明の熱プ１ノス法及び熱プレス装置
によれば、光磁気記録媒体に磁化の方向の崩向と、カー
ドの熱圧貼合による完成が同時に行なわれるので、予め
揃えられている光磁気記録媒体の磁化の方向を熱プレス
の際に乱づことがなく、従って完成したカードの光磁気
記録媒体には縞状の磁区構造などの磁区パターンが残る
ことが＜ｒ　＜、ビットの有無の判定が容易となり、デ
ータの正確な占込み、読み取りを可能にする。また、カ
ード完成後に光磁気記録媒体の磁化の方向を面白するた
めに高湿に加熱する必要もないので、熱にＪ、リカード
を損傷或いは変形させるおそれもない。

（ニ）他の実施例 第２図には他の実施例に係わる熱プレス装置１　ｂが示
されている。

この熱プレス装置１ｂは複数のカード４４の熱プレスを
同時に行うことができるものである。前述の実施例の熱
プレス装置１が電磁石５を上下の熱器２ａ、２ｂに内蔵
しているのに対し、この実施例の熱プレス装置１ｂでは
、電磁石５若しくはそれに代替し得る永久磁石を鏡面板
７ｂに内蔵させている。

すなわち、鏡面板７ｂはフレーム１１を有し、そのフレ
ーム１１の上下両面に外側が鏡面を゛なす板１２を取り
つけ、フレーム１１ど板１２との間隙に電磁石５を内蔵
している。

フレーム１１、板１２は非磁性材料で構成することが望
ましい。

このような鏡面板７ｂは熱プレスの際に熱プレスすべき
カード４４と交互に重ねた状態で熱器２ｃ、２ｄの間に
セットする。

【図面の簡単な説明】

−〇　　− 第１図はこの発明の一実施例に係る熱プレス装置の断面
説明図、第２図はこの発明の他の実施例に係る熱プレス
装置の断面説明図、第３図は鏡面板の断面説明図、第４
図は光磁気記録媒体の情報書込みの原理を示す説明図、
及び第５図は従来の熱プレス装置を示す断面説明図であ
る。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光磁気記録媒体を含むカード部材を他のカード部
   材と貼合してカードを形成する場合において、前記光磁
   気記録媒体に対して垂直な直流磁界を印加した状態にお
   いて加熱、加圧して前記貼合を行うことを特徴とする光
   磁気記録媒体を有するカードの熱プレス法。
2. （２）複数のカード構成部材を加熱しつつ押圧して貼合
   する熱プレス装置であって、前記押圧をする部材中に磁
   石を備えることを特徴とする光磁気記録媒体を有するカ
   ードの熱プレス装置。