JPS618048A - 熱を蓄え分配する用具およびその使用 - Google Patents

熱を蓄え分配する用具およびその使用

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JPS618048A
JPS618048A JP60115172A JP11517285A JPS618048A JP S618048 A JPS618048 A JP S618048A JP 60115172 A JP60115172 A JP 60115172A JP 11517285 A JP11517285 A JP 11517285A JP S618048 A JPS618048 A JP S618048A
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foam layer
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アルノー・バルター・ラツケ
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INDENTOORU AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、断熱(保温)作用かあり、かつ熱、特に表皮
(outer’ 5kin)の表面上の体熱を蓄え分配
する用具に関する。
[発明の背景] 一連の疼痛、痙れんおよび肉体的障害は表皮を流れる血
液循環の不整によって起こる。多くの場合において、こ
れらの軽減または!tj癒は熱の均一・な作用、そして
おそらくは熱と水分の連結作用によって達成される。赤
外線照射、温水ひん、加熱バット、温パックおよびバン
プ剤を用いる治療は通常出費かかさむので、必ずしも容
易に利用し得るとは言えない。又、そのような障害の影
響からは足冷えも生じ、従来の用具では不充分または不
便にしか処置できない。
[発明の要旨コ 本発明の目的は、皮膚領域の局部的過冷却および血液循
環の不整を簡単な方法で治療することにある。そのため
の用具は、簡単に装着でき、便宜に着用でき、容易に脱
着でき、そして技術的に複雑でなく、適当な価格で入手
し得るべきである。
また、本発明の目的は、安定で耐久性があり、そして従
来より使用されているフオーム(発泡体)層および発泡
体製品よりは容易に破裂または破壊しない、改良された
一般的な断熱(保温)用具を提供することにある。
さらに本発明の目的は、熱、特に表皮表面の体熱を蓄え
そして分配するための発泡体材料の厚い層よりなる用具
を開発することにある。即ち、上記の製品の開発の段階
において、4 m mを超える厚さのフオーム(発泡体
)層は体熱をよく蓄え得るものの、表皮表面上に充分に
体熱を分配しないことが判明している。従って、そのよ
うな厚いフオーム層は公知のように局所的な熱の蓄積を
生ずる。然しなから、表皮の表面に熱を蓄えそして分配
する新規用具の利用に際しては、圧縮応力に対し゛てク
ッションおよびバジングを向上させるために、もっと厚
いフオーム層を使用することが望まれる。
[発明の詳細な記述] 上記の目的は、 a)0.8乃至8mm厚のフオーム層(1)または編織
布、皮革、コルクまたはプラスチック製の皮膚適合性層
(1)、 b)可撓性熱伝導性金属層(2)およびC)毛羽立てら
れていてもよい0.8乃至8mm厚のフオーム層(3)
、 よりなる用具により達成される。
従って、本発明は、 a)0.8乃至4+nm厚のポリエチレン(PE)フオ
ーム層(1)。
b)可撓性熱伝導性金属層(2)およびc)O、,8乃
至4mm厚の可撓性フオーム層(3)、 よりなる表皮部分の体熱を蓄え分配する用具を提供する
ものである。
なお本明細書において各構成部材の名称に付した番号(
文字Sを含む)は、それぞれ添付した図面の番号に対応
するものであるが、本発明の態様が添付図面によって制
限されるものではないことは言うまでもない。
金属層はアルミニウムまたは銅の箔あるいは金網からな
るのが好ましい。アルミニウム箔は最も安価である。銅
製の箔または金網は熱伝導性が良好である。さらに、銅
製金網は高い機械的負荷を担持し得るので、着用時に強
い機械的応力にさらされる用具においては好ましく用い
られる。
本発明の用具は、例えば靴の中敷の形に成形されて、足
冷えの治療のために通常のはき物中に挿入され足裏の表
皮の下に着用され得る。本発明の用具を身体の他の部分
に装着する場合には、自己粘着性プラスターを用いて身
体表面に固定するのが好ましい。自己粘着性プラスター
の代りに、織物性包帯、ストッキングまたはソックスに
よってで位置固定してもよい。他の好ましい実施態様と
しては、外側フオーム層上にベルクロ(Velcro)
・ストリップファスナーを取り付けることである。これ
が取り付けられてなる本発明の用具は、このファスナー
を有する弾性包帯を用いることによって身体に容易に装
着され得る。
フオーム層の一方または両方に皮膚適合性自己粘着性層
を設け、この上に除去し得る(可剥性)保護膜を設ける
ことも可能である。使用前に保護膜を剥ぎ取り、用具を
皮膚に直接密着する。両方のフオーム層に自己粘着性層
を設けである場合には、用具を二回用い得る。所望によ
り、PEフオーム層の皮膚に面する表面ばかりか、フオ
ーム層の両面を織物材料の皮膚適合性層で被層すること
ができる。この織物層は熱を伝導しかつ水分を吸収し得
るものである。この層で本発明の用具を堅固に被覆する
と、発泡体材料を機械的に安定化するのにも役立つ。織
物材料としては特に綿製のものが考慮される。フランネ
ル、編み織物、および自己粘着性の不織布、たとえば西
ドイツ国ハンブルクのバイエルスドルフ社(Be1er
sdorf AG )から市販されているフィクソムル
番ストレッチ(Fixomull 5tratch)が
特に適している。
本発明の用具は安価であり、そして簡単に便宜に着用し
得る。本発明の用具の全ての実施態様は、表皮fに体熱
を蓄えそして分配するものである。この体熱はさもない
と外気中に放散されてしまう。ポリエチレンは皮膚とよ
く適合するので、0.8乃至4 m m、好ましくはl
乃至2 m m厚のPEフオーム層が発散される熱のみ
ならず水分を蓄えるのに好適である。4可撓性で熱伝導
性の金属中間層は用具内に熱を均一・に分配するので、
血液循環の悪い皮膚部分が良い部分から温められる。
0.8乃至4mm、好ましくはl乃至2 m m厚の可
撓性フオーム層が更に設けられていて、外気から金属層
を保温し、かつ金属層から外へ熱が放射することによる
熱の損失を防ぐ。このフオーム層もまたPE発泡体から
なっていてもよい。然しながら、基本的にはポリウレタ
ン(PU)などの他の発泡体材料も好適である。
可撓性熱伝導性金属層は、本発明の用具を更に安定ぜし
め、耐摩耗性にせしめ、そして容易に破裂したり破損し
たりしないようにせしめる利点も与える。この効果は、
単に金属箔をフオーム層に接合することによって得られ
る。高い機械的応力下で使用される用具は、金網の金属
層を有することが好ましい。銅製の金網がこの目的に対
して特に適している。一般に、金属箔は少なくとも0.
02mmの厚さを有し、好ましくは0.08乃至0.3
mmの厚さである。これより薄い箔は充分な安定性を与
えず、そして温かい領域から冷たい領域への良好な熱伝
導を阻害する。一方、これより厚い箔は、本発明の用具
がその全表面にわたって皮膚に対応し得ない程に用具を
硬質にする。
アルミニウムまたは銅製の金網が用いられる場合には、
そのワイヤの直径は0.05乃至0.5mfnである。
メツシュの開口部はワイヤ直径の3乃至6倍であり、広
口メツシュを有する金網は放射熱の分配が悪い。
金網を使用すると、皮膚表面から発散される水分が少な
くとも部分的に開口性の気泡構造である発泡体(部分的
連続気泡フオーム)を通って蒸発する可能性がある。金
属箔が用いられる場合には、水分もまた隔離される。従
って、これらの用具を用いて、用具で被履された皮膚部
分を湿熱による治療に処することも可能である。
靴に挿入される靴の中敷として本発明の用具を使用する
実施態様においては、金属箔の使用は水分を隔離するこ
とになるので一方では外部からの水分は足に到達しえな
いけれども、他方では水分および汗が足から逃げること
もできない。従って、靴の中敷の態様において熱伝導性
金属中間層として金属フィルムを用いるかまたは金網を
用いるかは、それぞれの使用目的に依る。
金属層と二つの発泡体層との接合は、使用される合成物
質および金属によく接着する既知の接着剤を用いて既知
の方法で実施し得る。製造技術の見地からは、自己粘着
性フオームウェブを使用して金属箔または金網に接着す
るのが特に好ましい。広口メツシュ金網を用いる場合に
は、二つのフオーム層を接着剤で接触させて金網をその
間にしっかりと接合させる。
二つの発泡体(フオーム)層の厚さは使用目的により変
わる。靴の中敷の場合に厚いフオーム層は足の裏にクッ
ション作用を与え、そして時として所望のマツサージ作
用をも与える。
首および肩部の治療に本発明の用具を用いる場合には、
薄いものは余りふくらまず良好な外観を与えるので薄い
態様が好ましい。この目的のためには、自己粘着性層を
もつ用具が都合よく使用できる。腕および脚部の皮膚に
対しては、包帯、ストッキング等またはベルクロ・スト
リップファスナーを用いて簡単な方法で装着される態様
のものが好ましく、これにより着用しやくなる。
ポリエチレンフオームは皮膚に適合するのみならず耐水
性であるため、使用後に熱水および洗剤で清浄にして再
使用し得るので衛生上からも好ましい。又、ポリエチレ
ンフオームは靴の中敷に利用し得る。この場合には付着
した汗を除去するために、靴の中敷を洗浄して再使用し
得る。これらの場合に、各々0.8乃至4mm厚の、即
ち合体して1.6乃至8 m m厚のフオーム層は洗浄
操作において破裂または破損するかもしれないので、金
属層の補強および安定化効果はかなり有益である。靴の
中敷め場合にもフオーム層は織物で被履されていてもよ
い。
本発明の靴の中敷は、特に足の輪郭および靴の内側の輪
郭と良くかみあい、従って足の裏と靴間に最適にかつ直
接に接触するとの利点を有する。
外側フオーム層がポリエチレン(PE)製である場合に
は、要求される洗浄工程数を軽減することができる。
両方のフオーム層に自己粘着性層が設けられている場合
には、両方の層の材料としてPEを用い得る。
本発明の用具は勿論、人間の皮膚のみならず、動物に対
しても用いることができる、包帯、ストッキングまたは
ベルクロ・ストリップファスナーを有する実施態様が動
物の毛の部分および生皮に対して好ましく使用される。
上記用具について更に研究した結果、これら用具は体熱
を蓄えそして分配するのに適しているのみならず、保温
用としても好適に用い得ることが認められた。特に、可
撓性熱伝導性金属層は本発明の用具をより安定にかつ耐
摩耗性にせしめること、および発泡体のみからなる層の
場合には破裂または破損するが、金属層があるとそのよ
うな破裂または破損は生じないことが明らかであった。
二つの独立気泡PEフオーム層を中間アルミニウム箔に
接合せしめたものよりなる用具は保温の目的に用いるの
に特に好適である。
アルミニウム箔の介在により、用具は保温のみならず蒸
気遮断壁としても作用する。しかしながら、絶縁材が透
湿性であることを希゛望するならば、用具を穿孔し得る
。孔は水蒸気を透過せしめる。しかも保温性は殆ど完全
に保持される。
本発明の用具の利用分野は、用具が床、壁および屋根を
断熱するために用いられる建築業および土木業である。
更に、自動車組立、織物業、スポーツ用品業、冷凍機組
立の分野においても本発明の用具を用い得る。
更に、水泳プール、パイプおよび加熱装置の保温(断熱
)および湿気に対する絶縁材の分野に用い得る。パジン
グ用挿入物として、航空機製造および造船の分野におい
ても用い得る。又、病院。
特に隔離病棟において強い体液排出性疾患の患者用の使
い捨てシートおよびカバーとしても用い得る。
本発明の用具を一般の断熱用として用いる場合には、独
立気泡フオーム層(好ましくは自己粘着性層)を部屋に
面した表面上で連続気泡フオーム層と接合する。これに
よって、さらに秀れた遮音材と゛しても作用する。自己
粘着性層は可剥性保護膜、例えば場所固定する直前に除
去し得る油引き紙性のフィルムで被服するのが好ましい
。これらの層を湿気および蒸気透過性にする場合には、
上記の如く穿孔すればよい。
独立気泡PE発泡体の容積重量およびアルミニウム箔の
厚さは使用目的により変え得る6′本発明の材料は手ご
ろな価格で製造され、圧延され、貯蔵され、輸送されそ
して加工される。加工中にも秀れた機械的特性を保持す
るので長時間にわたって所望の保温性を保持し得る。
ホットメルト型接着剤または火炎貼り合せによってPE
発泡体とアルミニウム箔とを接合するのが好ましい。ア
ルミニウムおよびポリエチレンを接着し得る他の接着剤
も用いることができる。
通気が必要な時は、本発明の用具は穿孔し得る。孔は相
互に10乃至20mmMれて位置するのが好ましい。孔
の直径は1乃至5 m mの範囲内が好ましい。
PE発泡体の容積重量は広範囲に変化し得る。
一般に、20乃至150kg/m3の範囲内である。靴
の中敷の場合は、30乃至120kg/m3の容積重量
が有用であることが認められた。
低機械的応力を有する単なる保温材料として使用する時
には、低い体積密度が利用される。他の選択基準は保温
が要求される程度である。特に靴の中敷として用いる場
合には、予め組み立てられた積層物は加熱および加圧下
で成形され、その体積密度が増大するとの利点がある。
更に研究の結果、皮膚に面するフオーム層1の代りに織
物、皮革、コルクまたはプラスチック製の皮膚適合性層
を用いることにより一層改良することができ、これによ
り、保温性PEフオーム層が介在することなく可撓性熱
伝導性金属層2を表皮と接触せしめ得ることを発見した
。身体表面から放射される熱はもっと迅速かつ均一に分
配され、局部的蓄熱が起こることが避けられる。均一に
分配された熱は、0.8乃至4mm厚の可撓性フオーム
層3によって再び蓄えられる。
特に、本発明の用具か靴の中敷または水底の構成部材と
して使用される場合には、フオーム層3と接触して、更
に可撓性熱伝導性金属層2゛および0.8乃至4 m 
m厚の独立気泡ポリエチレン発泡体からなる可撓性フオ
ーム層3°を設けるのが好ましいことが認められた。
本発明のそのような中敷および靴の水底構成部材は次の
ような基本的利点を有する。
1゜足が接触する表面の温度を迅速に調整し、均一温度
にする。足接触面から発散される熱を最適な程度に蓄え
、足全面にわたって継続的に心地よく温める。
2゜足底が均一に温められるので発汗が減少し、足接触
面の水分が減少する。
3゜本発明の中敷は足の形状に応じて変形し得るので、
心地よい感じを与える。
4゜水底の厚さは驚くほど薄いが、然し実質的にもっと
厚い材料を用いても得られない効果を与える。
この理由は、本発明においては良好な熱伝導体と断熱材
を組み合せたからである。これら二種の全く異なった型
の材料の組合せは、良好な断熱性を得るために断熱材の
みを使用して良好な熱伝導性材料の使用を避ける職人に
よっては考えられなかったことである。最初は逆説とも
思われるこの組合せは良好な熱貯蔵のみならず、その部
分にわたって良好な熱分配をせしめる。従って、局所的
過熱または過冷が起こることが防止される。この局所的
加熱および過冷は疼痛、横紋筋、局所的発汗および足の
ほてり(burning feet)を起こすことが知
られている。従って、靴の水底に本発明の用具を使用す
ることにより、長い間熱望されてきた最適な靴の本底の
間2題を解決することができる。従来より使用されてき
た靴の水底は保温が不充分で足冷え(cold fee
t )を起こしたり、または保温が良すぎて局所的過熱
、発汗および足のほてりを起こしたりしてきた。
独立気泡ポリエチレン発泡体は水分または汗で充満され
ない(その切断端からも侵入しない)ので、靴の水底お
よび中敷として用いるのに好ましい。本発明の用具は独
立気泡発泡体から構成されているので、内部および外部
の水分のいずれによってもその効果が損なわれることが
ない。又、この使用材料はバクテリアおよび真菌類など
の微生物によって侵されないので、無臭性を保持し、外
来臭が付着することがない。又、石鹸水または洗濯機に
よって損傷されることなしに容易に清浄し得る。従って
、中敷および本底に対する現在の衛生規格に合致する。
使用する発泡体の比容を適当に選択することによって、
中敷または水底が自然に各人の足裏の表面に合致するよ
うに永久変形し得る。従って、着用者に最適の心地よさ
と感じを一グーえることができる。
二つの可撓性熱伝導性金属層2と2“およびそれに接触
する二つのフオーム層3と3“を使用することによって
、最適の保温および熱分配性を有する二つの熱室が形成
され、靴底によって冷えが遮断される。本発明の中敷を
使用する場合には温度差が大きい場合においても他方側
に感する温度差は少しであるが、これに対して従来の材
料の場合には断熱力のもっと大きな材料を使用しても層
の他方側の温度変化は激しい。このことは、保温材料に
おいて非常に一般的であり、特に従来に靴の中敷および
本底の場合に一般的である。
本発明の用具は表皮の他の部位に使用しても効果がある
。従って、種々の形状に設計されたプラスターとして皮
膚に用いると、心地よい苦痛軽減効果または治癒効果を
与える。そのようなプラスターは自己粘着性プラスター
により身体に装着させる。自己粘着性プラスグーの代り
に、包帯、ストッキングまたはソ・ンクスにより装着せ
しめてもよい。他の好ましい実施態様においては、ベル
クロ・ストリップファスナーを外側フオーム層上に設け
る。本発明の用具は、ベルクロ・ストリップファスナー
を有する弾性包帯を用いた時に最も容易に装着せしめ得
る。可剥性保護膜で被服された皮層適合性の自己粘着性
層を皮膚適合性層1」二に設けることも可能である。使
用前に保護膜を剥ぎ取り、用具を皮膚に直接装着させる
。所望により、皮膚適合性層lに血液循環を促進する物
質、特に従来医薬合剤どして効果があると認められてい
る物質を含浸させることも可能である。そのような血液
循環促進物質の例としてはカラシ、パプリカまたはトウ
カラシ(Fructus Gapsici )から得ら
れる物質であり、0.5乃至5重量%の量で」1記の層
中に含有させる。
皮膚適合性層lについては、全ての皮膚適合性の織物、
皮革、コルクおよび合成物質が用い得る。綿、羊毛、ポ
リアミド、ポリエステルおよび再生セルロースから作ら
れた織布または編織布を使用するのが特に好ましい。本
発明の用具を靴の本底に使用する時には、皮革、コルク
および皮Ia適合性プラスチック層も使用してよい。そ
のような皮膚適合性層は一般にそれ自身は保温性を有し
ないので、身体表面から発散された熱は可撓性熱伝導性
層に運ばれそして再分配される。ポリエチレンフオーム
層が使用される場合には、いくらか局所的蓄熱が観察さ
れるので余り利用すべきでない。通常の方法では発汗、
足のほてりおよび熱の不適切な再分配が起こる。局所的
温度差は少なくとも不快に感するので、本発明の後述の
実施態様の用具の方がもっと心地よいものとして気づく
であろう。
可撓性熱伝導性金属層としては、アルミニウムまたは銅
の箔あるいは金網からなるものが好ましい。アルミニウ
ム箔は最も安価でありそして最も加工し易いので特に好
ましい。蒸着によって形成された十分な厚さの金属層を
有するプラスチ・ンクフィルムを使用することも可能で
ある。然しなから、金属層は横方向に熱を運び去り得る
充分な厚さであることを要する。
0.8乃至4mm厚の可撓性フオーム層は独立気泡ポリ
エチレン発泡体からなるのが好ましい。
この発泡体材料は適当な価格で人手でき、良好な絶縁性
、機械的特性を有し、不要な湿気または液体を取り入れ
ない。然し、PU(ポリウレタン)などの他の発泡体も
用い得る。
本発明においては、各層を相互に接合するので安定性お
よび#摩耗性が増し、そしで個々の層よりb破裂しにく
いし、破損し難い。
所望により、本発明の後者の用具は穿孔または溝孔を設
けて透湿性または透水性にし得る。保温性および熱分配
性は殆ど完全に保持され得る。
これらの用具は前記の用具と同じ方法にて一般の断熱用
として用い得る。
本発明の研究の課程において、4 m mよりも厚いフ
オーム層は体熱を十分に蓄えるものの、外皮の表面に十
分に分配しないことが判明している。
そのような厚いフオーム層は公知のように蓄熱を生じる
。しかしながら、これらフオーム層は圧縮応力に対して
向上したクッシゴン作用およびパジング作用を与えるの
で、外皮表面の熱を蓄え分配する新規な用具のある種の
応用においては、そのような厚いフォーl一層を使用す
ることが望ましい。
そのような応力においては、 a)2乃至8mm厚の独立気泡性フオーム層(1)、 b)IIT撓性熱性熱伝導性金属層2びc)2乃至8m
m厚の独立気泡性フオーム層(3)、 よりなり、フオーム層1および3の片方または両方の外
側表面が毛羽立てられている用具が好適であることが認
められた。毛羽は、3乃至12mmの間隔で設けられた
、深さ0.8乃至3mmの台形形状の切込みの並行な交
差線で形成されており、そして切込みの深さはフオーム
層の厚さの20乃至50″%であり、切込みの幅は毛羽
面の10乃至30%であることが好ましい。
切込みは表皮部分にいくらかの熱分配をすることになる
ので、毛羽表面は不要な蓄熱ケ生じない。発泡体表面め
大部分は平面のままで残っているので、小部分のみが熱
が切込みを通して分配されるように作用する。平滑表面
の部分が70%よりも減少すると、−力では望ましくな
い不快感をかえる緊張点を生じ、また他方では不十分な
蓄熱を生ずる。
νJ込みの深さはフオーム層の厚さの20乃至50%の
範囲内である。これより浅いと熱分配が不七分になり、
これより深いと機械的強度が低下する。
毛羽立ては適当な加熱ロールを用いて加熱加圧丁で実施
するのか好ましい。そのような加熱加圧処理はフオーム
層の表面をいくらか圧縮し1本発明の用具の機械的特性
を向上させる。従って、本発明の用具はハチの巣状に毛
羽立てられている。
表面には切込みの平行交差線の配置により起毛三角形、
四角形または六角形が形成されるのが好ましい。
本発明の用具が片面のみ毛羽立てられている時にはそり
易い。従って、両面を毛羽立てて製品が平滑な平面状に
あり、そったり巻かれたりしないようにすることが好ま
しい。
本発明の用具に使用する発泡体としては、独立気泡PE
軟質発泡体が好ましい。然し、他の独立気泡発泡体、特
に軟質発泡体(高弾性発泡体)も用い得る。
可撓性金属層は、金属箔または金網から構成され、たと
えばアルミニウムまたは銅からなるものである。特に好
ましいものはアルミニウム箔である。
本発明の新規用具はサンダルの水底、クッション、マッ
ト、ベッド上敷きとして用いるのに好適である。
これら本発明の用具は衛生的であり、簡単な方法で清浄
にし得る。フオーム層が厚いので用具は向上したクッシ
ョン効果を与え、平滑ではあるがもっと薄い製品よりも
心地よい感じを与える。
ベビーマットとじて使用する場合にはその一方の面を織
物で被履し、他方の面をPVC等の洗濯可能なプラスチ
ックで被履するのが好ましい。そのようにすると、遊ば
せたり横たわらせたりまたは包んだりするのに好適であ
る。
サンダルの本底として本発明の用具を使用する場合には
、本発明によれば皮膚に接する表面のみを毛羽立て、他
面を希望せざるスリップを避けるために床によく密着す
る程度にざらざらにしておくことが好ましい。簡易化の
目的で、床に面する表面のみを毛羽立てることも可能で
ある。
靴、ブーツ、サンダル、スポーツ化等の中敷および水底
の構成部材として用いる場合には、これらが、 a)原厚2乃至8 m m、好ましくは3乃至5mmの
独立気泡ポリエチレンフオーム層(1)、b)0.02
乃至0.08mm、好ましくは0.03乃至0.05m
m厚の可撓性熱伝導性金属層(2)、 C)原厚2乃至8mm、好ましくは3乃至5mmの独立
気泡ポリエチレンフオーム層(3)、および d)編織布の皮膚適合性層(S)、 よりなり、そして該層1.2.3およびSを積層して一
体化し、この積層物を熱および圧力の作用によって整形
外科的に足中央部位およびかかと部位を成形し、足前方
部位を平らに圧縮し、層3とSの部分を毛羽立てること
によって、更に改良し得ることが認められた。
金属層としてはアルミニウムが好ましく、編織布層Sと
17ては綿トリコントが好ましい。
特に、整形外科的成形はかかと部位において横に浮上ら
せ、足中央の内側部位においてふくらませることよりな
り、好ましくは意図的に矯正(broken −up)
することである。矯正は5字変形を意味し、この変形に
よってかかと部位は足前方部位よりも高く位置される。
この整形外科的変形および矯正は着用の心地よさと同時
に、はき物の底に対する中敷の永久的なかみ合わせの良
さをもたらす。これは婦人靴において、特に高いがかき
の靴の場合に重要である。従って、本発明の中敷はパン
プスに使用するのに最適である。
特に本発明の中敷においては、整形外科的成形、圧縮お
よび毛羽立て後に足前方部位の積層物の厚さが足中央お
よびかかと部位よりも小さい。
もっと強く圧縮すると、保温性は低下するが、着用心地
はよくなる。然しなから、表面を毛羽立てそして中間に
金属フィルムがあるので足前方部は良好に均一に温めら
れ、かかとおよび足中央部からの過剰の熱は足前方部位
に導かれる。
毛羽立ては、空気および湿気を微小循環せしめかつ血液
循環を促進するマツサージ効果をもたらす。本発明に従
って加熱加圧により成形され、圧縮されそして毛羽立て
られた中敷は、未処理の積層物よりも」1記の効果が秀
れている。比較のための実施は、加熱加圧下で独立気泡
ポリエチレン発泡体中の気泡の球形からレンズ形への変
形が決定的な影響、を与えることを示唆している。更に
、加熱加圧下でのこの永久変形は長期応力下における中
敷の形状の安定性の増大をもたらすために、その使用寿
命が大いに延長される。
整形外科的変形は着用心地を向上せしめるのみならず、
かかとおよび足中央部位から平らな層とするための圧縮
により保温性が低下させられた足前方部位への熱の再分
配を向上せしめる一0皮膚適合性織物層Sも着用心地を
向上させ、かつ空気および湿気の分配をも改良せしめる
本発明により変形された中敷についてざらに正確な測定
を行なったところ、強く圧縮すると毛羽立て部分3とS
における保温性は金属箔の他の側の部分1における保温
性よりも低いことがわかった。このことは、下方の非毛
羽立てフオーム層lが高い温度偏差即ち冬期の寒さおよ
び夏期の暑さを主に遮断する作用をもたらす。金属層2
は局部的温度差を再分配せしめる。上方の圧縮されたフ
オーム層もいくらか保温する、詳しくは個々の毛羽間の
微小範囲で足裏の熱交換を行なう。毛羽の形成はいくら
かマツサージ作用を与え、特に足に負担がかかったのち
その負担から解放された時にマツサージ作用をもたらし
、これによって血液循環が促進される。
織物層、二つの異なったフオーム層および蒸着アルミニ
ウムの格子フィルムよりなる市販の中敷を用いて比較し
たところ、点集点(paint−focal)熱供給に
対する保温性(断熱性)は約10のファクターで改良さ
れることを示した。従って、冬期に寒さから保護するた
めに1士もっと厚い中敷を使用することが要求された。
然し、そのような厚い中敷は夏期には発汗を増大しかつ
足のほてりを引き起こす。従って、本発明の用具は同じ
厚さで夏期も冬期も使用でき、最適の着用心地良さを一
年中にわたって与え得る最初のものである。
特に本発明の特徴は良好な熱伝導体と良好な断熱材とを
組合せたことにある。本発明の改良中敷においては、毛
羽立てられ特に強く圧縮された層3と皮膚適合性織物層
Sとの併用、毛羽立て部分における空気と湿気の循環お
よび積層物の足中央部位およびかかと部位における整形
的成形によって効果は増大される。足前方部位における
本発明品の保温性の減少は金属層の良好な熱伝導性によ
って補償される。足前方部位において平らな本底部を形
成するための圧縮は、薄い中敷特に婦人のはき物用の中
敷を製造することを可能とする。
これらの中敷を靴完成品の構成部材とすることも勿論可
能である。この目的のために、中敷を予め作成しそして
通常の靴、ブーツ、サンダル等に接着剤で接合してもよ
い。一般にポリエチレン発泡体は永久的に接着せしめる
ことは非常に困難なので、水底構成部材の底側に織物を
積層し、次いでこの織物をはき物の中敷に接着する。
本発明の中敷の製造においては予め皮膚適合性編織布お
よび所望により、水底構成部材を接合するために底に存
在すべき織物層をそれぞれのポリエチレンフオーム層に
接着する。この接着は火炎融着により簡単に行ない得る
。接着剤を用いて接合することも可能であり、負荷時に
おける永久安定性および十分なレジリエンスをもつホ・
ントメルト型接着剤またはサーモ接着剤が用い得る。
層1.2.3およびSから積層物を予め製造したのち、
その積層物を好ましくは一工程で加圧下120乃至17
0t’Cで成形し、圧縮し毛羽立てる。加圧成形し、圧
縮しそして毛羽立てた後、積層物の厚さは初期の20乃
至80%の厚さとなる。基本的には予め毛羽を設けた材
料を用いて製造し得るけれども、毛羽構造の少なくとも
一部は次工程の整形的変形および平坦な本底部を作成す
るための圧縮工程で失われる。従来品とは反対に、本発
明の中敷は平坦でなく整形された形状を有しており、好
ましい一実施態様においては前記の如く矯正される。
添付の図面を用いて本発明の好ましい実施態様を説明す
ると、 第1図は、本発明の中敷を示す; 第2図は、自己粘着性プラスターを有する本発明の用具
を示す: 第3図は、ベルクロ・ストリップファスナーを有する本
発明の用具を示す; 第4図は、金網を有する本発明の用具の断面図である; 第5図は15両面に皮膚適合性自己粘着性層およ。
び可剥性保護膜を有する本発明の断面図である:第6図
は、中敷の他の一実施態様を示す;第7図は、本発明の
角が円形にされた長方形クッションの隅(角)の部分を
示す; 第8図は、第7図のクンジョンの断面図である; 第9図は、整形外科的に成形された中敷の長手方向およ
び横手方向の断面図である。
各図において、引用番号は以下に定義される意味を有す
る: 1  :PEフオーム層、あるいは編織布、皮革、コル
クまたはプラスチックからなる皮膚適合性層、 2 :金属層、 2′:金属層、 3 :可撓性フオーム層、 3゛:独立気泡PE発泡体からなるフオーム層 4 :自己粘着性層、 5 :ペルクロ令ストリップファスナ一層、6 :自己
粘着性層、 7 :可剥性保護膜、 8 :毛羽立てフオーム層、 S :織物材料の層。
第6図に示す本発明の中敷の好ましい一実施態様におい
ては、中敷は次に示す番号の構成部材から構成される: l :高度に吸収性の綿織物、 2  :20pLm厚のアルミニウム箔よりなる金属層
、 3 :比容67kg/m3であって2mm厚の独立気泡
ポリエチレン発泡体の層、 2’:2gm厚のアルミニウム箔よりなる層、および 3゛:比容100kg/m”であって1mm゛ 厚の独
立気泡ポリエチレン発泡体の層。
更に、フオーム層3′を着色して綿織物の明るい表面と
容易に区別し得るようにし、中敷を靴の正しい位置に常
にあるようにせしめ得る。
本発明のプラスターにおいては、番号は以下の層を表わ
す: 1:綿織物製の層、 2:307pm厚のアルミニウム箔製の層、3:比容3
0kg/m3であって3mm厚の独立気泡性ポリエチレ
ン発泡体の層。
本発明の製品と、織物、連続気泡フオーム層、独立気泡
フオーム層およびアルミニウム蒸着層を有するプラスチ
ックフィルムよりなる市販品とを用いて温度比較測定を
実施した。試料の片面上2cmの距離で5.60Cの初
期局所温度差で試験したところ、本発明の中敷の反対側
の各温度差はちょうど0.100であり、一方において
市販品中敷の反対側で測定した温度差は0.70Cであ
った。本発明品とは反対に、市販品は皮膚から離れた表
面にアルミニウム蒸着層をもつプラスチックフィルムが
存在しており、一方において本発明では熱を良く伝導す
るアルミニウム箔が織物層の下に直ちに存在している。
本発明の中敷の全厚は3mm少々であり、市販品は5.
5mm厚である。他の好ましい実施態様においては、7
mmの間隔で相互に1α角に平行切込みの形にて毛羽が
表面に設けられている。この切込みは2mm幅の頂部お
よび1mm幅の底辺の台形の形状にあり、深さは1.5
cmである。フオーム層は通常5 m mの厚さを有す
る。よって、切込みの底部でのフオーム層の厚さは3.
5mmである。アルミニウム箔は30pm厚であり、そ
の両側の材料は50k g / m 3の比容の独立気
泡PE軟質発泡体である。
上部および下部フオーム層を異なった色にインクで着色
してよい。サンダルは、前部において適当な大きさの織
物または発泡体のストラップをひっくり返して二層の間
で接着剤で接合するか、または側面を融着または接着剤
で付着せしめる。下底表面は同じ方法で毛羽立ててもよ
いし、あるいはもっと細かな形状とされていてもよい。
第9図において、かかとおよび足中央部位の大きな矢印
は足から中敷への熱の流れを示す。足前方部位における
小さな矢印は熱が中敷から足へ供給されるのを示す。足
裏に接する表面は四角形またはひし形パターンにて毛羽
が設けられているのが好ましい。例えば約5mm間隔で
0.5乃至1mmのくさび形のぎざぎざの形にて毛羽が
設けられているのが好ましい。
ポリエチレンフオーム層lと3の原料として、原比容が
67 k g / m ”のアルベオ(Alveo )
社のポリエチレン発泡体No、1503から作成した3
mm厚の自己粘着性層を用いた。仕上り中敷の積層物の
全厚は足前方部位においては2.8乃至3.2mm、か
かと部位においては4.2乃至4.6mm厚であった。
端およびへり部分においてポリエチレンフオーム層1の
厚さは3mm以上である。
中敷はS字曲線に形状化されている、即ち矯正されてい
ることが長手方向の断面図から明らかである。
下部フオーム層1は平滑で靴の本底に適合するようにな
っていることが断面図から明らかであろう。反対に、中
敷の側縁は持ち上げられておりくさび形にテーパーにさ
れているので、整形変形により心地よい着用感を与える
この実施態様において、金属層2は40μm厚のアルミ
ニウム箔より構成されている6所望により、アルミニウ
ム箔を穿孔して加熱加圧成形の際にガフ交換を可能なら
しめてもよい。更に、フオーム層1と3を穿孔してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、未発′明の中敷を示す図である。 第2図は、自己粘着性プラスターを有する本発明の用具
を示す図である。 第3図は、ベルクローストリップファスナーを有する本
発明の用具を示す図である。 第4図は、金網を有する本発明の用具の断面図である。 第5図は、両側に皮膚適合性自己粘着性層および可剥性
保護膜を有する本発明の用具の断面図である。 第6図は、中敷の他の実施態様を示す図である。 第7図は、本発明により円形にされた角を持つ長方形ク
ッションの角部を示す図である。 第8図は、第7図のクッションの断面図である。 第9図は、整形的に成形された中敷の長手方向および横
方向の断面図である。 1:PEフオーム層、または織物、皮革、コルクまたは
プラスチック製の皮膚適合性層、2二金属層、2°:金
属層、 3:可撓性フオーム層、3゛:独立気泡PE発泡体から
なるフオーム層、 4:i己粘着性プラスター、 5:ベルクロ・ストリップファスナー、6:自己粘着性
層、7:可剥性保護膜。 8:毛羽立てフオーム層、 S:織物の層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。a)0.8乃至8mm厚のフォーム層または編織布
    、皮革、コルクまたはプラスチック製の皮膚適合性層、 b)可撓性熱伝導性金属層および c)毛羽立てられていてもよい0.8乃至8mm厚のフ
    ォーム層、 よりなる断熱し、かつ熱、特に表皮部分の体熱を蓄え分
    配する用具。 2。a)0.8乃至4mm厚のPEフォーム層、 b)可撓性熱伝導性金属層および c)0.8乃至4mm厚の可撓性フォーム層、 よりなる表皮部分の体熱を蓄え分配する用具。 3。a)編織布、皮革、コルクまたはプラスチック製の
    皮膚適合性層、 b)可撓性熱伝導性金属層および c)0.8乃至4mm厚の可撓性フォーム層、 よりなる表皮部分の体熱を蓄え分配する用具。 4。a)2乃至8mm厚の独立気泡性フォーム層、 b)可撓性熱伝導性金属層および c)2乃至8mm厚の独立気泡フォーム層、 よりなり、そしてフォーム層a)およびc)の片方また
    は両方の外表面が毛羽立てられている表皮部分の熱を蓄
    え分配する用具。 5。金属層がアルミニウムまたは銅よりなる箔あるいは
    金網であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第4項のいずれかの項記載の用具。 6。フォーム層c)が独立気泡性PEフォームより構成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかの項記載の用具。 7。用具が靴の中敷の形状にあることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項もしくは第5項記載の用具。 8。用具が自己粘着性プラスターによって身体に装着さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第2項もしくは第
    5項記載の用具。 9。用具が織物包帯、ストッキングまたはソックスで身
    体に装着されることを特徴とする特許請求の範囲第2項
    もしくは第5項記載の用具。 10。用具のフォーム層c)上にベルクロ・ストリップ
    ファスナーが設けられていることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項もしくは第5項記載の用具。 11。用具のフォーム層a)およびc)の片方または両
    方の上に、可剥性保護膜で被履された皮膚適合性自己粘
    着性層が設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項もしくは第5項記載の用具。 12。PEフォーム層a)の皮膚と接する表面上に織物
    製の皮膚適合性層が設けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項もしくは第5項乃至第10項のいず
    れかの項記載の用具。 13。フォーム層a)とc)の両方に織物製の皮膚適合
    性層が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項もしくは第5項記載の用具。 14。フォーム層c)に接触して、可撓性熱伝導性金属
    層および0.8乃至4mm厚の独立気泡性PEフォーム
    よりなる可撓性フォーム層がさらに設けられていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項、第3項もしくは第
    6項記載の用具。 15。用具が靴の中敷の形状にあることを特徴とする特
    許請求の範囲第14項記載の用具。 16。用具が靴の本底の一構成部材であることを特徴と
    する特許請求の範囲第14項記載の用具。 17。用具が自己粘着性プラスターによって身体に装着
    されることを特徴とする特許請求の範囲第3項もしくは
    第6項記載の用具。 18。用具が織物包帯、ストッキングまたはソックスに
    よって身体に装着されることを特徴とする特許請求の範
    囲第3項もしくは第6項記載の用具。 19。用具のフォーム層c)上にベルクロ・ストリップ
    ファスナーが設けられていることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項もしくは第5項記載の用具。 20。用具の皮膚適合性層a)上に、可剥性保護膜で被
    履された皮膚適合性自己粘着性層が設けられていること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項もしくは第6項記載
    の用具。 21。毛羽が、3乃至12mmの間隔で設けられた、深
    さ0.8乃至3mmの台形形状の切込みの並行交差線で
    形成されており、そして切込みの深さはフォーム層の厚
    さの20乃至50%であり、切込みの幅は毛羽面の10
    乃至30%であることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項記載の用具。 22。用具がサンダルの本底の形状にあることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項または第21項記載の用具。 23。用具がクッション、マットまたはベッド上敷きの
    形状にあることを特徴とする特許請求の範囲第4項また
    は第21項記載の用具。 24。特許請求の範囲第1項乃至第6項および第14項
    のいずれかの項記載の用具の断熱用としての使用。 25。a)0.8乃至4mm厚のPEフォーム層、 b)可撓性熱伝導性金属層および c)0.8乃至8mm厚の可撓性フォーム層、 よりなる用具の断熱用としての使用。 26。a)2乃至8mm厚の独立気泡性フォーム層、 b)可撓性熱伝導性金属層および c)2乃至8mm厚の独立気泡性フォーム層、 よりなり、該フォーム層a)およびc)の片方または両
    方の外表面が毛羽立てられている材料の、サンダルの本
    底、クッション、マットまたはベッド上敷きとしての使
    用。 27。a)原厚が2乃至8mmの独立気泡性ポリエチレ
    ンフォーム層、 b)0.02乃至0.08mm厚の可撓性熱伝導性金属
    層、 c)原厚が2乃至8mmの独立気泡性ポリエチレンフォ
    ーム層および d)織物製の皮膚適合性層、 よりなり、該層a)、b)、c)およびd)が積層され
    て一体化されており、積層物が足の中央部およびかかと
    部位が整形外科的に熱および圧力の作用によって成形さ
    れ、足前方部位が平らに圧縮され、そして層c)とd)
    の部分が毛羽立てられている中敷および本底構成部材。 28。金属層b)がアルミニウムからなることを特徴と
    する特許請求の範囲第27項記載の中敷および本底構成
    部材。 29。織物層が綿トリコットからなることを特徴とする
    特許請求の範囲第27項もしくは第28項記載の中敷お
    よび本底構成部材。 30。積層物が矯正されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第27項乃至第29項のいずれかの項記載の中
    敷および本底構成部材。 31。成形、圧縮および毛羽立て後の積層物の厚さが初
    期厚の20乃至80%であることを特徴とする特許請求
    の範囲第27項乃至第30項のいずれかの項記載の中敷
    および本底構成部材。 32。a)原厚が2乃至8mmの独立気泡性ポリエチレ
    ンフォーム層、 b)0.02乃至0.08mm厚の可撓 性熱伝導性金属層、 c)原厚が2乃至8mmの独立気泡性ポ リエチレンフォーム層および d)織物製の皮膚適合性層、 よりなり、かつ該層a)、b)、c)、およびd)が積
    層されて一体化してなる中敷および本底構成部材の製造
    法において、成形、圧縮および毛羽立て後に積層物の厚
    さが初期厚の20乃至80%になるように、積層物を加
    圧下で120乃至170°Cの温度で整形外科的に足の
    中央部およびかかと部位を成形し、足前方部位を平らに
    圧縮し、そして層c)とd)の部分を毛羽立たせること
    を特徴とする中敷および本底構成部材の製造法。
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DE3420121A1 (de) 1985-12-05

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