JPS6179465A - 蛋白質分画方法及び装置 - Google Patents

蛋白質分画方法及び装置

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JPS6179465A
JPS6179465A JP59199659A JP19965984A JPS6179465A JP S6179465 A JPS6179465 A JP S6179465A JP 59199659 A JP59199659 A JP 59199659A JP 19965984 A JP19965984 A JP 19965984A JP S6179465 A JPS6179465 A JP S6179465A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明によって提供される方法と装置は、蛋白質を含む
溶液から蛋白質画分を連続的に分離するために有用であ
る。
〔従来の技術〕
人の血液は、およそ35チの赤血球、白血球、血小板の
ような細胞成分と、残シの65%の血漿と呼ばれる液体
からなる。血漿は、細胞と血小板を懸濁させ、それは、
約90%の水と7%の蛋白質および3チの種々の他の有
機及び無機可溶物からなる。血漿の蛋白質成分は、種々
の異なった蛋白質画分からな)、たとえばアルブミン、
フイブ1)/)Iン、ガンマグロブリン、アルファグロ
ブリン、ベーターグロブリン等を含んでいる。
種々の人の病気治療のために、血漿蛋白質画分を分離し
、濃縮され、特定の単一画分のみが、患者に投与される
ことが所望される。たとえば、特に患者治療のために血
漿からアルブミンを分離し、分離されたアルブミンを濃
m’ti、とじて提供することが所望される。
血漿から蛋白質画分を分離する方法は、E、 J。
Cohn等によって開示されている(米国特許第2.3
90,074号及びJ、 Am、 Chgrn、 So
c、58(1946)P2S5−475)。蛋白式画分
は、エタノールのような沈澱剤を添加し、血漿浴液を所
望のpH1温度、エタノール濃度、イオン強度に調整す
ることによって、所望の画分を沈澱させ分離される。
コーンの方法は、基本的には、種々の蛋白質を連続的に
浴液から沈澱させるバッチ過程からなる。
蛋白質は、まず画分■として、最初に沈澱する血漿中の
フイブリノゲン等を含有する画分にグループ分けされる
。次に、r−グロブリンを含有する画分u+mが共に沈
澱する。次いで脂質とα−グロブリンに富んだ画分IM
−1が沈澱し、さらに残ったα−グロブリンが、β−グ
ロブリンと共に画分IV−4として沈澱する。上清に残
ったアルブミンは、次に画分Vとして沈澱し、これは、
濃縮アルブミンを提供する。
各々のケースにおいて、所望の画分が沈澱した後は、上
清血漿の条件を、次の画分を沈澱させるために調整され
る。この次の沈澱操作のために上清を一定の平衡条件に
調整する処理の間に、溶液中に残存する所望の蛋白質画
分も沈澱する。たとえば、上清か先の画分を沈澱させる
ための条件に調整されているとき、アルブミンは沈澱し
、先の画分を夾雑させ、最終的に回収しうるアルブミン
の量をも減少式せる。加えて、バッチ処理はよ)時間を
要する処理方法である。
かくして、回収される所望の純反の蛋白質量を最大にす
る簡単で効果的な連続的蛋白質沈澱分画法の技術が要望
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、蛋白質を含む水溶液から蛋白質画分を
連続的に分離するための方法、及びその方法のだめの装
置を提供することである。沈澱剤と特定の蛋白質画分の
沈澱粒子を含む懸濁液は、懸濁液タンク中に準備される
。懸濁液は、特定のpH1温度、沈澱剤鑓度に調整され
、それによQて特定の蛋白質画分が選択的に沈澱する。
懸濁液の一部は、還流とし−C1懸濁液タンクから流出
される。特定蛋白質画分の蛋白質を含む蛋白質水溶液は
、連続的に還流と混合され、それによって混合還流が′
A製避れる。蛋白負浴液中の特定蛋白質画分の蛋白質の
少なくとも一部分は、混合還流中に懸濁された先に沈澱
した特定の蛋白質画分粒子と共に沈床する。混合還流は
jピ濁液タンクに再び流入される。懸濁液の一部分も又
、連続的に、懸濁液タンクから生産物流に流入される。
沈澱した特定の蛋白質画分の粒子は、生産物流から回収
される。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕第1図に蛋白
質含有水溶液から特定の蛋白質画分を回収するための、
本発明の一般的方法が開示されている。
蛋白質の水溶液から沈澱した特定蛋白質画分の粒子を含
む懸濁tloは、沈澱剤と緩衝液を貯留したタンク12
において、特定温度で混合される。
w、fA液中の緩衝液と沈澱剤の量は、ある一定のpH
と沈澱剤濃度を与え、特定温度において、特定の蛋白質
画分のみが沈澱する。かくして、他の蛋白質は、浴液中
に残存する。
懸濁液の一部は、還流14のタンクから流出される。特
定蛋白質画分の蛋白質を含む新鮮蛋白質溶液は、混合還
流18となる還流14に16を通じて流入される。少な
くとも、新鮮蛋白質溶液中の特定蛋白質画分の一部は、
混合還流中で先に沈澱した特定蛋白質画分の粒子と共に
沈澱する。混合還流は、タンク12の懸濁液中に再流入
される。
懸濁液の一部は、生産物流によってタンク12から流出
さnる。生産物流は、沈澱した特定蛋白質画分粒子が上
清から分離され回収される分離装置22に送られる。
所望によシ、上記過程は、上清に残存する特定蛋白質画
分の回収のために、先行する段階から次の段階に移送さ
れる連続的なほとんどの段階において適用可能である。
このような方法において、この過程は、すべての所望蛋
白質画分が分離されるまで、所望のpH1温度、沈澱剤
濃度の異なった条件で、各段階において繰シかえずこと
ができる。
この発明の実施例において使用される基本的な分離化学
は、C0ArL(コーン)によって開発された(  E
、J、Coんル等、 5tparattorb 工nt
o  Fractionsof Poottin an
d Lipoproteirb Ctrmpontnt
z、 J。
Ayn、Chem、SaC,,68(1946)、P2
S5−475)。
第2図は蛋白質を含む溶液から上述の過程によって、蛋
白質画分を分離するために使用された装置24の好まし
い実例をシステム的に示すものである。
タンク26は、蛋白質を含む溶液から沈澱する特定蛋白
質画分の粒子を含む上清28を貯留するために使用され
た。沈澱粒子は、タンク内の攪拌機30によって懸濁液
中に分散状態が保たれる。
別々の供給容器32,34.36は、各々緩衝液、液体
沈澱剤、新鮮蛋白質含有溶液を供給する。
本発明において好適な沈澱剤は、アルコール、アセトン
、および他の水と混和性の有機溶媒である。エタノール
は、好ましめ沈澱剤であシ、以下ではエタノールを使っ
て実例を示した。しかし他の沈澱剤も、所望によシ好適
に用いうる。
パイプ管38は、エタノールすなわち沈澱剤タンクと懸
濁液タンク26の上部を接続する。パイプ管38の計量
ポンプは、エタノールをタンク34から懸濁液タンク2
6の上部に流入させる。
好ましくは、スプレィ式流出口42は、管38の末端に
あシ、エタノールを懸濁液に流入させるために、霧状に
して流出される。
以下に詳細に記述されるように、タンク26の懸濁液の
水散は、タンクの最上部以下に維持される。好ましくは
、スプレィ式流出口42は、タンクの懸濁液の最上部表
面に設置されている。その結果、エタノールは、懸濁液
の表面上にスプレィされる。懸濁液の表面上へのスプレ
ィは、回収される蛋白質の変性をおこす泡立ちを抑制す
る。
所望により、−以上のスプレィ流出口を、懸濁液表面に
均一にエタノールをスプレィするために設置できる。
緩衝液タンク32は、パイプ管44によって、懸濁液タ
ンク26の上端に接続されている。管44の計量ポンプ
は、タンク32からタンクの上端に緩衝液全流入させる
。エタノールの場合には、好ましくは、スプレィ流出口
48は、管44の末端に設置され、タンク中に緩衝液が
流入するとさ、霧状にて流出される。スプレィ流出口4
8は、好ましくは、タンクの懸濁液の上部表面28!の
上に設置きれ、緩@w、は、懸濁液の表面上にスプレィ
さnる。エタノールをスプレィする場合には、緩衝液の
スプレィは泡立ちを抑制する。さらに、所望によシ、タ
ンク内に緩衝液をスプレィするために1つ以上の流出口
も設置できる。
タンク内にスプレィされるエタノールと緩衝液の小滴の
粒子サイズは可能なかぎ9小さいほうが好ましく、それ
は懸濁液内にエタノールと緩衝液を混入させるだめの所
要時間を最少にする。混合時間が減少すれば、特定の画
分よシ他の画分から蛋白質の沈澱を抑制することを見い
だした。かくして、混合時間を減少するために、小滴で
エタノールと緩衝液を供給することによって、不必要な
沈澱を減少させ、逆に生産物の純度をあげ、回収率を上
昇させる。
装置24の代表的具体例は、エタノールのスプレィ排出
口42と緩衝液のスプレィ排出口48が、約50と10
0μmの間の粒子径のエタノールと゛緩衝液の小滴を供
給する。平均粒子径が50と100μmの間であるとい
うことは、望ましくない画分の沈澱を実質的になくすに
十分な早さで混合されると考えられる。かくして、どの
ようなサイズの小滴を供給するスプレィ排出口も使用し
うるが、より好ましくは、平均小滴粒子径100μm以
下の小滴を供給するものである。
加えて、蛋白質懸濁液にエタノールを加えることは、蛋
白質の変性をおこしがちな部分的過加熱をおこす。霧状
にして、タンク内へアルコールをスプレィすることは、
このような過加熱を減少させ、それによって蛋白質の変
性がおこるのを防ぐ。
上述のように、特定の蛋白質画分は、懸濁液28のpH
、エタノール濃度、温度を特定の条件に保持することに
よって沈澱する。そして、特定画分の蛋白質は、沈澱し
、一方他の蛋白質画分は、溶液中に残存する。
懸濁液のpHは、図の50に示す自動pH調節モニタリ
ングシステムによって調整される。図の装置において、
pHシステムは、pHコントローラー54をへて緩衝液
測定ポンプ46に作動的に接続されるタンク内のpH感
知機52からなる。
実施する際には、特定の蛋白質画分の沈澱のために所望
のpHがコントローラー54によって調整される。測定
ポンプ46は、緩衝液のタンク32から懸濁液のタンク
26への流入を所望のpHに調整するため自動的に調節
される。
特定の蛋白質画分の沈澱がpH値に依存しているときは
、緩衝液は、酸性又は塩基性にすることができる。この
発明で使用することのできる緩衝液は、以下によシ詳細
に記述される。
タンク12の中の懸濁液の温度は、自動温度調節・モニ
ターリングシステムによって管理される。
沈澱反応は、発熱性のため、懸濁液は、所望の範囲内メ
温度を維持するために冷さねばならない。
好ましくは、冷却機56は、冷却剤が流れるタンク26
の上部に設置されねばならない。自動温度モニターリン
グ・調節システムは、適当な冷却剤条件を維持し、懸濁
液の温度は、自動的にその所望の値に維持される。
自動pH・温度調節のために有用なシステムは、商業的
に入手できる。
還流系58は、タンクからの懸濁液を排出するために懸
濁液タンクの流入口58cLに接続されておシ、−1方
タンクへの懸濁液の還流のために流出口58Aに接続さ
れている。好ましくは、還流される懸濁液は、泡立ちを
防ぐために、懸濁液の表面28αよ)下位部分に、流入
される。還流ポンプ60は、懸濁液の還流系の流入口と
流出口の間の還流管58に設置される。
新鮮蛋白質浴液は、蛋白質供給タンク36から、58を
接続している。蛋白質溶液のポンプ66は、新鮮蛋白質
耐液をタンク36から、管58の還流系に流入させる。
そして、新鮮蛋白質は、混合機64内で還流懸濁液と混
合される。これは、還流系の混合機とタンク26の間の
位置に設置された混合機の下流に混合還流を形成する。
好ましくは、新鮮蛋白質溶液は連続的に、連続蛋白質分
離を可能にする系にポンプ流入される。
上述のように、還流となる懸濁液タンクから排出される
懸濁液は、溶液から特定蛋白質画分を沈澱させるだめに
、pH1工タノール濃度、温度の適当な条件に調節され
る。かくして、新鮮蛋白質溶液中に含まれる特定画分の
蛋白質は還流系を通過する懸濁液のうち、先に沈澱した
特定蛋白質画分粒子の上に沈澱する。
新鮮蛋白質溶液からの特定蛋白質画分の沈澱は、混合還
流がタンク26に再流入する時間に実質的に影響を受け
る。特定蛋白質画分は、還流系中において先に沈澱した
粒子の上に沈澱する傾向にあるので、沈澱の平均粒子径
は増加する。このことは、懸濁液から沈澱の分離を容易
にし、この工程からの回収率を上昇させる。
加えて、流入する新鮮蛋白質浴液は沈澱のために平衡条
件をもたらすバッチ工程のようにpH1温度条件をさほ
ど変えない。かくして、この発明の方法によるとき、蛋
白質の変性はよ)少ない。
特定蛋白質画分を沈澱させるために必要とされる懸濁液
中のエタノール濃度は、流入される新鮮蛋白質溶液の量
に基づいて、タンク26内へのエタノールの流入速度を
調整することKよって維持される。
特定蛋白質画分の沈澱粒子は、タンクから懸濁液を除去
し、遠心機のような分離装置に懸濁液を流入式せること
によって回収される。
実施例において、懸濁液は管67をへて生産物回収タン
ク68に流入する生産物流として懸濁液タンク26から
除去される。
生産物として、タンクから除去される懸濁液の量は、タ
ンクを一定しはルに保持するために、系に流入させる物
質量との関係で調節される。所望のレイルは、70で示
したレベル調節系によって自動的に維持される。レベル
調節系7oは、懸濁液タンクと生産物タンク68の間の
管67にある排出弁74に連続して作動する浮子72を
設置する。弁74は所望の懸濁液タンクのレベルを維持
するために、レベル調節系からの信号によってしぼシ開
閉をする。
懸濁液は、生産物回収タンク68からポンプ78によっ
て遠心@76に流入する。ポンプ管80にあシ、それは
生産物タンク68と遠心機76をつなぐ。所望ならば、
生産物回収タンクはなくすこともできるし、又懸濁液は
直接に懸濁液タンクから遠心機に送ることもできる。
沈澱した特定の蛋白質画分の粒子は、遠心機によって1
@濁液から分離され、上清(又は遠心物)および特定の
蛋白質画分粒子よりなるベイストを形成する。そして特
定蛋白質画分粒子と遠心物は回収される。
所望により、最初の蛋白質画分が装置24を使って蛋白
質浴液から回収された後、同じ装置は最初の分離によっ
て回収された遠心物から別の蛋白質画分を回収するため
に使用できる。この工程はすべての所望の蛋白質画分が
分離されるまで繰シ返すことができる。
互換的にそして好ましくは、装置24のような装置の大
多数は連続作動によって供給される。このような系にお
いて、各々の装置24は蛋白質溶液から特定の蛋白質画
分を分離するための工程又はモジュールを有する。例え
ば、先の工程からの遠心物は、遠心物容器77に集めら
れ、そしてこの遠心物は新鮮蛋白質浴液として、次の工
程処理がされる。処理工程数は分離される蛋白質画分の
数に依存する。
この発明に率じて蛋白質を含む血漿浴液から特定蛋白質
画分の大多数を連続的に分離する装置24の使用例は以
下に説明する。
実施例1 血漿から蛋白質画分■の分離上記した装置2
4に類似の装置を使って、蛋白質画分Iは、血漿から沈
澱され回収される。0.1モル酢酸と8%容量のエタノ
ールからなる緩衝液が調製され、緩衝液タンク32に注
入された。
53.3%容量のエタノール溶液からなる沈澱剤が調製
され、エタノールタンク34に注入された。
pH約7.99の新鮮血漿か調製され、血漿蛋白質溶液
又は血漿タンク36に注入された。
処理を始めるために、緩衝液ポンプ46、還流ポンプ6
01沈澱剤ポンプ40、および蛋白質浴液ポンプ66の
すべてを、各々の液を懸濁液タンク26Vc流入させる
ために同時に作動させた。ポンプの準備は、以十の様で
ある。蛋白質ポンプは、1分間当シ1000ゴに調節さ
れる。沈澱剤ポンプは、1分間当り174mA’に調節
される。緩衝液ポンプは1分間当り711+L(に調節
される。そして、還流ポンプは1分間当Biolに調節
される。
タンク26中の懸濁液は1分間当9100回転する攪拌
器又はイ/ベラ−によって完全に混合され、そしてタン
ク上部の冷却容器56を通過することによって、約−2
Cに冷却される。温度は自動温度記録・調節等によって
、自動的に一2Cに保持される。タンク36の血漿、タ
ンク32の緩衝液およびタンク34のエタノールは約+
20から約−5Cに維持され、懸濁液タンク内に流入さ
れる。
懸濁液のpHが約7.0に達したとき、pH調整機は7
.0にセットされる。pHはその後、自動的に要時緩衝
液ポンプを作動させて、この値付近(抽出サンプルの(
)(IJ定によって6.85と7.14の間)に維持さ
れる。
タンク内への懸濁液28の流入初期において、画分工の
蛋白質が浴液から沈澱する。けれども、初期においては
他の蛋白質画分も沈澱するかもしれない。しかし、これ
らは画分Iの沈澱物が平衡条件になれば、溶液に再溶解
される。画分Iを沈澱させる懸濁液の条件はpHが約7
,0、温度が約−2C,エタノール濃度が8体積チであ
る。
懸濁液タンク26に流入させる懸濁液の童は約301に
調整される。30nのとき、懸濁液の水面は、タンクの
上端以下となり、緩衝液とエタノールは、上述の様にス
プレィされうる。tLjjkは液量調節機70によって
自動的に調節される。かくして、液おが、301K達し
たとさ、新鮮血漿、エタノール2よび緩衝液がタンク内
に流入されるのと同じ速反で、流出ロア4から連続的に
i濁液が流出ちれる。懸濁液のタンク内での予想される
留置時間は24分間であった。懸濁液はタンク26から
タンク68に流出され、次いで、タンク68から分離の
ために、遠心機76にポンプによって流入さnる。−分
Iの沈澱物は、遠心機から回収され、そして遠心物は回
収後さらなる処理に付される。
以下の例に示すように、1以上の特定の蛋白質画分が、
上述の分離によって回収された遠心物から分離された。
実施例2では、蛋白)X画分u+mが実施例1で得た遠
心物から分離てれた。実施例3では、蛋白質画分IV−
1が、実施例2で調製された遠心物から分離された。実
施例4では、画分1’/−4が、実施例3で調製された
遠心物から分離された。実施例5では、画分Vが実施列
4で調製された遠心物から分離された。
実施例1から5の処理条件は、次のように表1に要約さ
れる。
実施例3及び5においては、懸濁液タンクに、エタノー
ルは加えられなかった。理由は、遠心物嬬実施例2及び
4から各々回収され、それらが各々実施例3及び5で使
用されたので、所望画分の沈澱のために適当なエタノー
ル濃度を有しているからである。
上記の実施例によって回収された特定蛋白質画分の代表
的な蛋白質の分析は、表益に示した。数値は、重量%で
示した。
表2 この実施例で、画分Vにおいて、新鮮血漿から少なくと
も約82%のアルブミンが回収されたことになる。
蛋白質を含む溶液から特定の蛋白質画分を分離する処理
過程のために好ましい装置および分離をおこなうために
有用な装置についての上記に説明した。当業者に自明の
変更も、本発明には含まれ離する本発明の処理工程の原
理を示す図式である。
第2図は、本発明の処理によって蛋白質含有溶液から蛋
白質画分を分離するための装置の一例を示す。
代理人 弁理士(8107)佐々木 清 隆(ほか3名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次の(a)〜(g)からなる蛋白質を含む水溶液か
    ら特定蛋白質画分を分離する装置; (a)沈澱剤、緩衝液、および蛋白質を含む水溶液を個
    々に貯蔵する容器; (b)蛋白質を含む水溶液から沈澱した蛋白質を含む懸
    濁液タンク; (c)沈澱剤を貯蔵容器から懸濁液タンクへ移送する通
    路; (d)緩衝液を貯蔵容器から懸濁液タンクへ移送する通
    路; (e)懸濁液タンクから蛋白質粒子の懸濁液を流出する
    ために、タンクの一端に接続され、さらにタンクの中へ
    蛋白質粒子の懸濁液を流入させるために、タンクの他端
    に接続された還流系からなる還流通路; (f)蛋白質溶液を、還流系において流送されている蛋
    白質粒子の懸濁液中に流入させるために、容器から還流
    系に移送させる通路; (g)懸濁液を沈澱蛋白質粒子画分と上清に分離するた
    めに、懸濁液タンクから分離装置へ、蛋白質粒子懸濁液
    を移送する通路。 2)(a)上清を分取するために、分離装置に接続され
    た容器と、(b)第2の装置の蛋白質溶液供給容器とな
    る第1の装置の上清分取容器に連続的に接続される第2
    の装置を付加された特許請求の範囲第1項に記載の装置
    。 3)沈澱剤を容器から懸濁液タンク内へ移送する当該通
    路が、少なくとも一つの排出口を有し、それは沈澱剤を
    タンク内に流入させ、約100μm以下の平均粒子径を
    もつ霧に沈澱剤を分散させることができる特許請求の範
    囲第1項に記載の装置。 4)緩衝液を容器から懸濁液タンク内へ移送する当該通
    路が、少なくとも一つの排出口を有し、それは緩衝液を
    タンク内に流入させ、約100μm以下の平均粒子径を
    もつ霧に緩衝液を分散させることができる特許請求の範
    囲第1項に記載の装置。 5)次の工程よりなる蛋白質含有溶液から特定蛋白質画
    分を回収する方法; (1)懸濁液タンクに、沈澱剤と特定蛋白質画分の沈澱
    粒子を含有する懸濁液を供給する工程;(2)特定蛋白
    質画分を選択的に、沈澱させるために、一定のpH、温
    度、沈澱剤濃度に懸濁液を維持する工程; (3)懸濁液タンクから懸濁液の一部を流出させ還流に
    する工程; (4)特定の蛋白質画分を含む蛋白質溶液を還流と混合
    させ、混合還流を得、これによつて蛋白質溶液中の特定
    蛋白質画分の少なくとも一部を、混合還流中に懸濁され
    た先に沈澱した特定蛋白質画分粒子の上に沈澱させる工
    程; (5)懸濁液タンクに、混合還流を再流入させる工程; (6)懸濁液タンクから、懸濁液の一部分を生産物流と
    して流出する工程; (7)生産物流から沈澱した特定蛋白質画分粒子を回収
    する工程。 6)タンク内の懸濁液の上部水面に、緩衝液をスプレイ
    することによつて、懸濁液を特定pHに維持させること
    からなる特許請求の範囲第5項に記載の方法。 7)タンク内の懸濁液の上部水面に、沈澱剤をスプレイ
    することによつて、懸濁液を特定沈澱剤濃度に維持させ
    ることからなる特許請求の範囲第5項に記載の方法。 8)沈澱剤がエタノールである特許請求の範囲第5項に
    記載の方法。 9)次の工程よりなる蛋白質含有溶液から特定蛋白質画
    分を回収する方法; (1)懸濁液タンクから、懸濁液の一部を流出させ、蛋
    白質を含む水溶液から沈澱した特定蛋白質画分の粒子を
    含む還流とする工程; (2)特定の蛋白質画分の蛋白質を含む新鮮蛋白質溶液
    を還流と混合させ、混合還流とし、それによつて新鮮蛋
    白質溶液中の特定蛋白質画分の蛋白質の少なくとも一部
    を、混合還流中に懸濁した先に沈澱した特定蛋白質画分
    粒子の上に沈澱させる工程; (3)混合還流を懸濁液内に、再流入させる工程; (4)懸濁液タンクから、懸濁液の一部を、生産物流と
    して流出させる工程; (5)沈澱した特定蛋白質画分粒子を、生産物流から回
    収する工程。 10)さらに、緩衝液の特定量と沈澱剤の特定量を別々
    に、懸濁液タンクの上部から液表面にスプレイし、これ
    らを懸濁液と混合することによつて、特定蛋白質画分を
    選択的に沈澱させるために十分なpHと沈澱剤濃度に調
    整する工程を含む特許請求の範囲第9項に記載の方法。 11)沈澱剤がエタノールである特許請求の範囲第10
    項に記載の方法。 12)次の工程からなる蛋白質含有溶液から特定蛋白質
    画分を回収する方法; (a)懸濁液タンクにおいて、蛋白質を含む溶液から沈
    澱した特定蛋白質画分の蛋白質粒子の懸濁液、沈澱剤、
    混合懸濁液を特定の蛋白質画分を選択的に沈澱させるた
    めに十分なpHと沈澱剤濃度にするために供給される緩
    衝液を、共に混合する工程; (b)懸濁液タンクから懸濁液の一部を流出させ、還流
    とする工程; (c)特定蛋白質画分の蛋白質を含む新鮮蛋白質浴液を
    還流と混合させ、混合還流とし、それによつて、新鮮蛋
    白質溶液中の特定蛋白質の少なくとも一部を、混合還流
    に懸濁された先に沈澱した特定蛋白質画分の上に、沈澱
    させる工程; (d)懸濁液タンク内へ、混合還流を再流入させる工程
    ; (e)タンクから懸濁液の一部を生産物流に流出させる
    工程; (f)生産物流から沈澱した特定の蛋白質画分粒子を回
    収する工程。 13)沈澱剤がエタノールである特許請求の範囲第12
    項に記載の方法。 14)懸濁液タンク内の懸濁液の水面上に、霧状にして
    、緩衝液と沈澱剤をスプレイすることからなる特許請求
    の範囲第12項に記載の方法。 15)次の工程からなる蛋白質含有溶液から特定蛋白質
    画分を分離するための連続的方法; (1)蛋白質溶液から沈澱した特定蛋白質画分の蛋白質
    粒子含有懸濁液を含む懸濁液タンク内に、沈澱剤の一定
    量を流入させる工程; (2)懸濁液タンク内で、懸濁液と沈澱剤を混合する工
    程; (3)懸濁液タンク内で、懸濁液のpHと温度をモニタ
    ーする工程; (4)懸濁液タンク内に、緩衝液を流入させ、懸濁液の
    pHを一定値に維持するために、懸濁液内に緩衝液を混
    合する工程; (5)懸濁液タンクから懸濁液の一部を連続的に流出さ
    せ、還流とする工程; (6)特定蛋白質画分の一部を含む新鮮蛋白質溶液の一
    定量を、還流中に連続的に流入させ、そして新鮮蛋白質
    溶液と還流を共に混合して混合流とする工程であつて、
    その際懸濁液の温度は特定温度に維持され、その結果、
    新鮮蛋白質溶液中に含まれる特定蛋白質画分の少なくと
    も一部分が、混合還流内に懸濁された先に沈澱した特定
    蛋白質画分の粒子上に沈澱される工程; (7)懸濁液タンク内に、混合還流を連続的に流入させ
    る工程; (8)懸濁液タンクから、懸濁液の一部を生産物流中に
    流出させる工程; (9)生産物流から、沈澱した特定蛋白質画分と上清を
    分離させる工程。 16)沈澱剤が、懸濁液の表面上にスプレイされる特許
    請求の範囲第15項に記載の連続的方法。 17)沈澱剤が、約100μm以下の平均粒子径をもつ
    た霧としてスプレイされる特許請求の範囲第16項に記
    載の連続的方法。 18)沈澱剤が、エタノールである特許請求の範囲第1
    5項に記載の連続的方法。 19)緩衝液が、懸濁液の表面上にスプレイされる特許
    請求の範囲第15項に記載の連続的方法。 20)緩衝液が、約100μm以下の平均粒子径をもつ
    た霧としてスプレイされる特許請求の範囲第19項に記
    載の連続的方法。 21)次の工程よりなる血漿から蛋白質画分を分離する
    連続的多段方法; 第1工程; (a)沈澱剤の一定量を、血漿から沈澱した画分 I の
    蛋白質粒子を含む懸濁液のタンク内へスプレイすること
    ; (b)タンク内で、懸濁液と沈澱剤を混合すること; (c)タンク内で、懸濁液のpHと温度をモニターする
    こと; (d)タンク内へ、緩衝液をスプレイし、懸濁液のpH
    を特定値に、維持するために、懸濁液と緩衝液を混合す
    ること; (e)タンクから懸濁液の一部を連続的に流出させ、還
    流とすること; (f)画分 I の蛋白質を含む新鮮血漿の一定量を還流
    内に連続的に流入させ、新鮮血漿と還流を混合させ混合
    還流とすること(その際、懸濁液の温度は、混合還流を
    一定温度に維持するように調整され、その結果、新鮮血
    漿に含まれる画分 I の蛋白質の少なくとも一部分が、
    混合還流中に懸濁された先に沈澱した画分 I の粒子上
    に沈澱する);(g)タンク内に混合還流を連続的に再
    流入させること; (h)タンクから、懸濁液の一部を第 I 工程の生産物
    流中に連続的に流出させること; (i)第 I 工程の生産物流から沈澱画分 I の蛋白質粒
    子と画分II/IIIの蛋白質を含む上清を分離させること
    ; 第2工程; (j)上清の溶液を第1工程から、第2工程の還流中へ
    流入させること(その際、第2工程の還流は、画分II/
    IIIの蛋白質粒子の懸濁液からなり、そしてpH、温度
    、沈澱剤濃度は、画分II/IIIの蛋白質の回収のために
    、画分II/IIIの蛋白質粒子を選択的に沈澱させるべく
    調整される)。 22)各処理工程が、画分Vの蛋白質が沈澱され、回収
    されるまで、繰り返えされる特許請求の範囲第21項に
    記載の連続的多段方法。 23)沈澱剤がエタノールである特許請求の範囲第21
    項に記載の連続的多段方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6368038B1 (en) 1995-09-04 2002-04-09 Nakasu Denki Kabushikigaisha Washer for securing electrical conduction at connections

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