JPS6179461A - 液体の殺菌方法及びその装置 - Google Patents

液体の殺菌方法及びその装置

Info

Publication number
JPS6179461A
JPS6179461A JP20050684A JP20050684A JPS6179461A JP S6179461 A JPS6179461 A JP S6179461A JP 20050684 A JP20050684 A JP 20050684A JP 20050684 A JP20050684 A JP 20050684A JP S6179461 A JPS6179461 A JP S6179461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
ultraviolet
bacteria
ultraviolet rays
columnar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20050684A
Other languages
English (en)
Inventor
吉倉 廣
健二 山本
田端 覚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP20050684A priority Critical patent/JPS6179461A/ja
Publication of JPS6179461A publication Critical patent/JPS6179461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、液体飲料等に含まれる細菌類、ウィルス等の
殺菌方法及びその装置に関するものである。
(従来技術) 液体飲料、殊に醸造飲料の腐敗についての研究が過去、
種々なされている。例えば清酒には、その貯蔵中に腐敗
するいわゆる火落ちがあり、その原因は火落菌と称され
る細菌の作用によることが明らかになっている。火落ち
を防止するためには火落菌の殺菌あるいは除菌が必要で
あり、フィルタによるろ過除菌や、熱殺菌等の研究があ
る。
また、古く紫外線による殺菌の試みが行なわれている[
■佐藤寿衛ほか醸試報・72・1(1918)、■市川
部分ほか醸工・36・510(194g)、■銘木明治
ほか日本醸造協会雑誌第51巻539(1956)参照
コ。
しかしこれらの試みでは、紫外線による殺菌のメカニズ
ムが十分明らかでなく、また清酒に与える影響が具体的
に把握できなかったために紫外線の使用は困鑑であると
結論づけている。例えば、上記■の資料によれば、市販
の低オゾン紫外線殺菌ランプ(15W)を使用し、試料
をペトリ皿に入れて40(!!1の距離から紫外線を一
定時間(10,20,30,40分)照射し、その結果
、紫外線による殺菌効果は認められるが、にんにく様の
臭気を強く示し、飲用には供し得ないものとなってしま
うと結論づけている。上記実験のように、紫外線を10
分以上も照射すると、殺菌のみでなくアミノ酸まで変性
してしまい、そのためにんにく様の臭気を発するものと
思われる。
現今では、通常、清酒製造の最終段階で65〜70℃程
度の熱処理が施され、このいわゆる火入れによって火落
菌を殺菌する方法が採られている。なおこの火入れは、
殺菌のみでなく残存酵素を破壊して変質を防ぐ役目もす
る。ところがこの熱処理も、上記効果を得る外に、蛋白
質をも変性させ、味を落とすという問題点があった。
(発明の目的) 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、極めて効果的に殺菌し、かつ液体そのもの
の変質を伴わない液体の殺菌方法及びその装置を提供す
るものである。
(発明の構成) 本発明では、殺菌すべき液体を柱状又は膜状にして連続
的あるいは間欠的に流し、これに紫外線′を照射するが
、ここで使用する紫外線は核酸が特異的に極大吸収する
波長の紫外線であることに最も大きな特徴を有する。即
ち、核酸は紫外線を強く吸収するが、波長260nm付
近にその極大値を有する。従ってこの波長の紫外線を細
菌類等の微生物に照射すると、細胞内のDNA(デオキ
シリボ核酸)に損傷を与え、そのため遺伝情報が破礫さ
れて微生物は容易に死滅する。紫外線の照射時間もわず
か数秒でよいから液体そのものの変性はない。
(実施例) 以下5図面により実施例を詳細に説明する。なお、実施
例では、殺菌すべき液体を、清酒製造工程において熟成
もろみを圧縮ろ過した原酒(又は新酒という)として説
明する。通常この原酒は前述のように65〜70℃で加
熱殺菌されるが、ここではその加熱殺菌の代りに本発明
による殺菌方法が適用される。
第1図は1本発明の第1の実施例を示したものであり、
1は紫外線をよく透過する、例えば石英からなる液体導
通管で、図示しないタンクAの原酒を液体導通管1を通
してタンクBに移す。液体導通管1を通る原酒の流れは
連続的もしくは間欠的とする。2は液体導通管1の周囲
を取り巻くように配置された複数の紫外線ランプで、こ
のランプから発せられる紫外線はその波長が260nI
II付近にある。3は内面が鏡面となっている反射筒で
あり、ランプ2から発せられ、この反射筒3で反射した
光は全て液体導通管1へ向かうようになっている。本発
明者等の実験によれば、ある銘柄の原酒中を紫外線が通
過する際、その一部が吸収されてlaw進む毎に光量が
略1/3になるという結果がでた。従って直径2afi
の円柱状の流れに対してその周囲から紫外線を均一に照
射すると、その照射光量(密度)の1/3以上の光量に
全ての原酒が曝されることになる。
以上のように構成された本実施例では、ランプの総出力
、ランプ長及び原酒の流速から決まる紫外線照射時間等
の設計的事項にもよるが、核酸が特異的に極大吸収する
波長の紫外線を使用することによって、わずか数秒で十
分な殺菌効果を得ることができ、かつこのように極めて
短時間の照射であるから蛋白質への影響はほとんどなく
、従って殺菌後も原酒本来の味を保持することができる
なお、タングAとBの間に液体導通管を複数本設けても
よいし、液体導通管を偏平な管としてその片側又は両側
に紫外線ランプを配置してもよい。
さらに、より安価な液体導通管とするには、石英管の代
りに紫外線をよく透過する薄い高分子シート、例えばサ
ランフィルム等をチューブ状にして用いることもできる
。この場合、チューブの外側をかご様のもので補強する
第2図は1本発明の第2の実施例を示したもので、螺旋
状に形成した液体導通管4の中心軸部に紫外線ランプ5
を配置したものである。勿論、ここで使用される液体導
通管は、紫外線をよく透過する材質でできており、ラン
プ5は、核酸が特異的に極大吸収する波長の紫外線を出
すランプであることは言うまでもない。
第3図は、本発明の第3の実施例を示したものである。
この例では、液体導通管6に複数の穴7を設け、この穴
に紫外線ランプ8を挿入しである。
9はランプの電源、 10は紫外線強度を検知する紫外
線センサ、11はセンサ10からの検知情報に基づいて
電源9を制御するコントローラである。本実施例によれ
ば、液体導通管6を流れる原酒がその内部から紫外線を
照射される形となり、また、紫外線強度が常に一定にな
るように制御される。
第4図は、本発明の第4の実施例を示しており、ここで
は液体導通管を使用せずに殺菌すべき液体(原酒)13
を膜状あるいは柱状にして自然落下させる。14は複数
の紫外線ランプで、落下する液体に略平行に配置され、
またこのランプに対向設置された反射板15とともに、
落下する液体に対し効率のよい紫外線照射を行なうこと
ができる。勿論この部分は、外部からの菌の侵入のない
無菌室内に設置される。
以上の実施例では、殺菌すべき液体として清酒の場合に
ついて説明したが、本発明は、醸造飲料は勿論、その他
殺菌を必要とする液体全般に適用し得るものである。
ここで注意すべきことは、紫外線のヒトに対する作用で
ある。大量の紫外線を受ければ皮膚癌などを誘発する危
険性がある。従って本発明に係る装置としては遮蔽を十
分にして紫外線が外部に漏れないようにする必要があり
、また、装置が大型で紫外線を発生しているところへや
むをえず近付く場合は、専用の防護服を着用しなければ
ならない。次に紫外線耐性菌についてであるが、清酒製
造工程全般にわたって紫外線を照射し続ければ発生し得
るが、工程のごく一部において照射する場合はほとんど
生じ得ない。
(発明の効果) 以上説明したように1本発明によれば、殺菌すべき液体
を膜状あるいは柱状の流れとし、この流れに対して、核
酸が特異的に極大吸収する、波長が260nm付近の紫
外線を照射することによって液体そのものの変性を起こ
すことなく、液体に含まれる細菌類、ウィルス等の微生
物を完全に死滅させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例の構成図、第2図、第
3図、第4図は、それぞれ本発明の第2、第3、第4の
実施例の構成図である。 1.4.6  ・・・液体導通管、 2,5.8.14
・・・紫外線ランプ、  3 ・・・反射筒、  7・
・・穴、 9 ・・・電源、 10・・・紫外線センサ
、13・・・液体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体を柱状、層状等にして連続的又は間欠的に流
    し、これに核酸が特異的に極大吸収する波長の紫外線を
    照射して、前記液体に含まれる細菌類、ウィルス等の微
    生物を死滅させることを特徴とする液体の殺菌方法。
  2. (2)液体を柱状、層状等にして連続的又は間欠的に流
    す紫外線透過性の液体導通管と、該導通管内を流れる液
    体に核酸が特異的に極大吸収する波長の紫外線を照射す
    る紫外線ランプとからなり、前記液体に含まれる細菌類
    、ウィルス等の微生物を死滅させることを特徴とする液
    体の殺菌装置。
  3. (3)前記液体の柱状、層状等の厚さは、照射される紫
    外線光量の略1/3以上の光量に全ての液体が曝される
    厚さであることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項
    記載の液体の殺菌装置。
  4. (4)液体を柱状、層状にして自然落下させる手段と、
    自然落下する液体に核酸が特異的に極大吸収する波長の
    紫外線を照射する紫外線ランプとからなり、前記液体に
    含まれる細菌類、ウィルス等の微生物を死滅させること
    を特徴とする液体の殺菌装置。
  5. (5)前記液体の柱状、層状等の厚さは、照射される紫
    外線光量の略1/3以上の光量に全ての液体が曝される
    厚さであることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項
    記載の液体の殺菌装置。
JP20050684A 1984-09-27 1984-09-27 液体の殺菌方法及びその装置 Pending JPS6179461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20050684A JPS6179461A (ja) 1984-09-27 1984-09-27 液体の殺菌方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20050684A JPS6179461A (ja) 1984-09-27 1984-09-27 液体の殺菌方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6179461A true JPS6179461A (ja) 1986-04-23

Family

ID=16425443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20050684A Pending JPS6179461A (ja) 1984-09-27 1984-09-27 液体の殺菌方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6179461A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019017496A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 日機装株式会社 流体殺菌装置
WO2019065126A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 ウシオ電機株式会社 殺菌方法、殺菌装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019017496A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 日機装株式会社 流体殺菌装置
WO2019065126A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 ウシオ電機株式会社 殺菌方法、殺菌装置
JP2019062989A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 ウシオ電機株式会社 殺菌方法、殺菌装置
US11642548B2 (en) 2017-09-28 2023-05-09 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Sterilization method and sterilization apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4116429B2 (ja) 紫外線放射を用いて流体中の微生物を不活性化する方法
CN101738254B (zh) 在生物液体中灭活微生物的方法
Csapó et al. Effect of UV light on food quality and safety.
US5376281A (en) Water purification system
EP1263480B1 (en) Device and method for pathogen inactivation of therapeutic fluids with sterilizing radiation
JP6588093B2 (ja) 流体殺菌システム及び流体殺菌方法
Koca et al. Ultraviolet light applications in dairy processing
JP2004513034A (ja) 梱包用消毒方法
Chawla et al. UV light application as a mean for disinfection applied in the dairy industry
RU2650484C2 (ru) Непрерывный способ герметизации с применением ультрафиолетовых лучей спектра "с" при стерилизации бутылок
EP1084080B2 (en) Method for preventing replication in cryptosporidium parvum using ultraviolet light
Datta et al. Ultraviolet and pulsed light technologies in dairy processing
JP3037936B2 (ja) 光照射による殺菌方法
JPS6179461A (ja) 液体の殺菌方法及びその装置
CN110678084A (zh) 杀菌方法、杀菌装置
Guerrero-Beltran et al. Ultraviolet-C light processing of liquid food products
WO1997033629A1 (en) Ultraviolet purification of biological fluids, blood sera and other contaminated solutions
CN111032577A (zh) 水处理设备
JP4547186B2 (ja) 殺菌装置
JP2004201535A (ja) 保存性および香味の優れた醸造食品の製造方法、並びに該方法に使用する発酵済み醸造食品の殺菌処理装置
JPH0295491A (ja) ミネラルウォーターの殺菌、除菌方法およびその装置
JP3758927B2 (ja) 水の光殺菌方法
WO2017126237A1 (ja) 培養生産物の処理装置、培養生産物の処理方法、及び培養生産物の精製装置
Nissar et al. UV Pasteurization Technology Approaches for Market Milk Processing
JP7336088B1 (ja) 内容物充填システム