JPS6178715A

JPS6178715A - 化粧料

Info

Publication number: JPS6178715A
Application number: JP20123684A
Authority: JP
Inventors: Shinji Tobe; 信治戸辺; Katsura Shimizu; 桂清水
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1984-09-26
Filing date: 1984-09-26
Publication date: 1986-04-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、日焼は止め及び日焼は後の肌の回復を助ける
効果を有する化粧料に関する。

〔従来の技術〕

従来、日焼は止め用に用いる化粧料としては、ＵＶ−Ｂ
領域紫外線（波長が２９０〜３２０ナノメーター）を吸
収あるいは散乱して肌に到達するのを防ぐＵＶ−Ｂ領域
紫外線防止剤が配合されたものが汎用されてきた。

近年、ＵＶ−Ａ領域の紫外線（波長が３２０〜４００ナ
ノメーター）に対しても関心が高まり、この領域の紫外
線を吸収する物質の発明が出願されている（特開昭５５
−６６５３５号公報）、これは、ＵＶ−Ａ領域紫外線そ
のもの自体のエネルギーはＵＶ−Ｂ領域紫外線に比べて
弱いものの、地表へはＵＶ−Ｂ領域紫外線の１０倍もの
量が到達しており、皮膚中へもＵＶ−Ｂ領域紫外線より
深く浸透することから、ＵＶ−Ｂ領域紫外線によりひき
起こされる紅斑や黒化を促進し、皮Ｊｆ［や皮膚老化の
一因ともなっていると言われているからである。

上記公報中には該ＵＶ−Ａ領域紫外線吸収剤をＵＶ−Ｂ
領域紫外線吸収剤と組み合せることも開示されており、
現在では肌に不自然な粉っぽさを感じさせることなく広
＜２９０〜４００ナノメーターの範囲にわたって紫外線
から肌を守る日焼は止め化粧料が公知となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者等は、これら日焼は止め化粧料について研究を
している過程で、上記ＵＶ−Ａ領域紫外線吸収剤及びＵ
Ｖ−Ｂ領域紫外線吸収剤に加えて、さらにチロシナーゼ
活性阻害剤を用いたならば、日焼は止め効果を増強し、
かつ日焼は後の肌の回復を助ける効果を有する化粧料が
得られることを見い出し、この知見に基づいて本発明を
成すに至った。

〔問題点を解決するための手段〕

すなわち、本発明は、ＵＶ−Ａ領域紫外線防止剤の一種
又は二種以上、ＵＶ−Ｂ領域紫外線防止剤の一種又は二
種以上及びチロシナーゼ活性阻害剤の一種又は二種以上
を含有することを特徴とする化粧料である。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明において用いられるＵＶ−Ａ領域紫外線防止剤は
、例えば、４−（１，１ジメチルエチル）−４°−メト
キシジベンゾイルメタン（商品名：パルソール（登録商
標＞　　１７８９、シボダン社製）や２−ヒドロキシ−
４−メトキシベンゾフェノン及びその誘導体等のＵＶ−
Ａ領域紫外線吸収剤が好ましく、その配合量は、０．０
０５〜１０重量％（以下％と略す）である。

又、本発明に用いられるＵＶ−Ｂ領域紫外線防止剤は、
例えば、２−エチルヘキシル−ｐ−ジメチルアミノベン
ゾエート、α、β−ジ−（ｐ−メトキシシンナモイル）
−α°　−（２−エチルヘキサノイル）−グリセリン等
のＵＶ−Ｂ領域紫外線吸収剤の他、最大粒径０．１μ以
下で平均粒径ｌＯ〜４０ｍμの微粒子粉末等のＵＶ−Ｂ
領域紫外線散乱剤も好適である。微粒子粉末の代表的な
ものとしては微粒子二酸化チタン（特許第９９８４７９
号）がある。

ＵＶ−Ｂ領域紫外線防止剤の配合量は０．０５〜１０％
である。

更に、本発明に用いられるチロシナーゼ活性阻害剤は、
例えば、胎盤抽出物、ビタミンＣあるいはビタミンＣサ
ルフェート、ビタミンＣジパルミテート等のビタミンｃ
　Ｋ導体等が好ましく、その配合量は、０．０１〜１０
％である。

本発明の化粧料には、上記の必須成分に加えて、必要に
応じて油性成分、保湿剤、界面活性剤、保護コロイド剤
、防腐剤、色材、キレート剤及び香料等が配合される。

〔実施例〕

次に実施例によって本発明を更に詳細に説明する。本発
明はこれにより限定されるものではない。

配合量は重量％である。

（以下余白）カ餌列１、■津式列１〜３　　　乳液く製法〉Ａ相、Ｃ相各々を加熱溶解した後、人相にＣ相を除々に
添加して攪拌し、ホモミキサーで均一に分散した後、攪
拌冷却して乳液を得た。

（以下余白）カ餅列２、且謹釘列４　　クリーム（以下余白）〈製法〉Ａ相、Ｃ相各々を加熱溶解した後、Ａ相にＣ相を除々に
添加して攪拌し、ホモミキサーで均一に分散した後、攪
拌冷却してクリームを得た。なお、Ｃ相は攪拌冷却の途
中で添加する。

実施例３　化粧水（Ａ）精製水　　　　　　　　　　　　　７８．６６グ
リセリン　　　　　　　　　　　５．０プロピレングリ
コール　　　　　　　４．０染　斡　　　　　　　　　
　　　　通量２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン−５−スルフォン酸ＮａＦ　　　Ｏ，０２ビタ
ミンＣサルフェート　　　　　　０．０２（Ｂ）エタノ
ール　　　　　　　　　　　　１０．０モノラウリン酸
（２０ＥＯ）　　　１．５ポリオキシエチレンラウリルエーテル（２０ＥＯ）　　　０．５オレイルア
ルコール　　　　　　　　０．１２−エチルヘキシル−
ｐ−ジメチルアミノヘンシェード　　　０．１香料　　　　　　　０．１防腐剤　　　　　　　　　　　　　　通置く製法〉室温下でＡ、Ｂ各相を混合溶解した後、Ａ相にＢ相を加
え可溶化して化粧水を得た。

実施例４　パック（Ａ）ネｎ製水　　　　　　　　　　　　　４３．３’
／　／Ｌ、ｔ；　フ　ト　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　５．０カオリン　　　　　
　　　　　　　　８．０二酸化チタン（最大粒径０．１
μ以下、平均粒径ｌＯ〜４０ｍμ）７．０酢酸ビニル樹脂エマルジョン　　　　１５．０ビタミン
Ｃ２，０（Ｂ）エタノール　　　　　　　　　　　　　３．０ポ
リビニルアルコール　　　　　　　１０．０（Ｃ）エタ
ノール　　　　　　　　　　　　２．０香料　　　　　
　　０．５防腐剤　　　　　　　　　　　　　　通量（Ｄ）オリー
ブ油　　　　　　　　　　　　　３．０４−（１，１ジ
メチルエチル）一４゛−メトキシジベンゾイルメタン　１．０ビタミン
Ｃジパルミテート　　　　　　０．２く製法〉人相にＢ相を添加し、７０°Ｃに加熱して溶解する。

次にＣ相、Ｄ相を順次添加、攪拌した後、冷却してパッ
クを得た。

〔発明の効果〕

ＵＶ−Ａ領域紫外線及びＵＶ−Ｂ領域紫外線の防止効果
試験をモルモット（１群７匹）を用いて行った。

ＵＶ−Ａ領域紫外線防止効果試験は、申出等（サンライ
トアンドマン（Ｓｕｎｌｉｇｈｔ　ａｎｄ　Ｍａｎ）、
５９１頁、東大出版、１９７４年〉の方法に準し、あら
かじめ、８メトキシソラレンを８　ｗＩｇ／　Ｋｇ経口
投与し、ＵＶ−Ａ領域紫外線に過敏なモルモットを作成
し、光源として東芝ＦＬ−４０８ＬＢランプ（大ＩＩＩ
ａｘ：３６０ｎｍ　）を用いて、化粧料無塗布、実施例
１．２及び比較例１．２．３塗布に対して行った。

又、ＵＶ−Ｂ領域紫外線防止効果は、描出等（ジャーナ
ル・オブ・ソサエティ・オブ・コスメチック・ケミスト
（Ｊ、　Ｓｏｃ、　Ｃｏｓｍｅｔ、　Ｃｈａｏｓ、）第
３３巻、９〜１日頁、１９７４年〉の方法に準じて、東
芝ＰＬ−４０Ｓｆ！ランプ（人ｌ１ａｘ　：　３０５ｎ
ｍ　）を用いて、化粧料無塗布、１．２及び比較例１．
２．４塗布に対して行った。

結果を表−１及び表−２に示す。いずれも各照射時間で
紅斑を起こした動物数で示している。

（以下余白）表−１表−２実施例１．２は、未塗布の場合及び比較例１．２．３．
４と比較して、ＵＶ−Ａ領域紫外線及びＵＶ−Ｂ領域紫
外線を完全に防止し、日焼は止め化粧料として非常に優
れていることが確認された。

次に日焼は防止効果及び日焼けの肌の回復効果を使用テ
ストにて評価した。使用テストは、２０〜３０代の女性
１５名を被験者として１．実施例１及び比較例１．２．
３を試料とし、夏の海浜で行った。

結果を表−３に示す。表−３中の数字は、１５名中各項
目の効果を良い（満足した）と回答した人の数である。

表−３（以下余白）表−３から明らかなように、実施例１、即ちＵＶ−Ａ領
域紫外線防止と、ＵＶ−Ｂ領域紫外線防止剤及びチロシ
ナーゼ活性阻害剤を含む本発明の乳液は、日焼は防止及
び日焼は後の回復効果に優れていることが確認された。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ＵＶ−Ａ領域紫外線（波長が３２０〜４００ナノ
メーター）防止剤の一種又は二種以上、ＵＶ−Ｂ領域紫
外線（波長が２９０〜３２０ナノメーター）防止剤の一
種又は二種以上及びチロシナーゼ活性阻害剤の一種又は
二種以上を含有することを特徴とする化粧料。
（２）ＵＶ−Ａ領域紫外線防止剤が４−（１，１ジメチ
ルエチル）−４−メトキシジベンゾイルメタン又は２−
ヒドロキシ−４’−メトキシベンゾフェノンである特許
請求の範囲第（１）項記載の化粧料。
（３）ＵＶ−Ｂ領域紫外線防止剤が２−エチルヘキシル
−ｐ−ジメチルアミノベンゾエート、α、β−ジ−（ｐ
−メトキシシンナモイル）−α’−（２−エチルヘキサ
ノイル）−グリセリン又は最大粒径０．１μ以下で平均
粒径１０〜４０ｍμの微粒子二酸化チタンである特許請
求の範囲第（１）項又は第（２）項記載の化粧料。
（４）チロシナーゼ活性阻害剤が胎盤抽出物、ビタミン
Ｃ、ビタミンＣサルフェート又はビタミンＣジパルミテ
ートである特許請求の範囲第（１）項ないし第（３）項
のいずれかに記載の化粧料。
（５）ＵＶ−Ａ領域紫外線防止剤の含有料が全量中の０
．００５〜１０重量％である特許請求の範囲第（１）項
ないし第（４）項のいずれかに記載の化粧料。
（６）ＵＶ−Ｂ領域紫外線防止剤の含有量が全量中の０
．００５〜１０重量％である特許請求の範囲第（１）項
ないし第（５）項のいずれかに記載の化粧料。
（７）チロシナーゼ活性阻害剤の含有量が全量中の０．
０１〜１０重量％である特許請求の範囲第（１）項ない
し第（６）項のいずれかに記載の化粧料。