JPS6177799A - 可搬式の可燃性ガス濃度制御装置 - Google Patents

可搬式の可燃性ガス濃度制御装置

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JPS6177799A
JPS6177799A JP59201105A JP20110584A JPS6177799A JP S6177799 A JPS6177799 A JP S6177799A JP 59201105 A JP59201105 A JP 59201105A JP 20110584 A JP20110584 A JP 20110584A JP S6177799 A JPS6177799 A JP S6177799A
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は原子炉格納容器内の可燃性ガスの濃度を制御す
る装置(以下FC8と略す)に係り、特に原子力発電設
備に例えば1台設誼して、これを事故の発生したプラン
トに運搬して使用でき、るような可搬式の可燃性ガス濃
度制御装置に関するものである。
〔発明の背景〕
Fe2は原子炉における冷却材喪失事故時(以下LOC
Aと略す)に原子炉格納容器内に発生する可燃性ガス(
水素及び酸素)を可燃限界c4度(水素4 Vot%、
酸素5VoA%)に到達する以前に、これらを積極的に
燃焼させることにより可燃性ガスの濃度を制御する装置
である。
可燃性ガスの発生するメカニズムは、LOCA時に燃料
棒が露出しヒートアップした時に起こる水−金属反応に
よる水素の発生、及び、核分裂生成物による水の放射線
分解VC伴う水素及び酸素の発生がある。
従来これらの対策として、水−金属反応による水素の発
生に対してはあらかじめ格納容器内を不活性ガス(窒素
ガス)で置換しておき、酸素濃度を抑え、また水の放射
線分解による水素、酸素の発生に対してはFe2により
対処するという方法が一般的であつ之。
第6図、第7図は従来のFe2を示したもので、通常1
プラントに2基設置されている。系統はプロア1、ヒー
タ2、再結合器3、冷却器4、気水分離器5、主配管6
、再循環配管7、入口流量制御弁8、再循環流量制御弁
9、冷却水制御弁10から成っている。機能の概略は、
プロア1でドライウェル11から可燃性ガスを吸込み、
ヒータ2で約720Cに加熱し、再結合器3に導く。再
結合器3で水素、酸素が再結合し、生成した水蒸気は冷
却器4で水Vこ戻さ扛る。気水分離器5は水と未燃焼の
ガスを分前し、また分離したガスの一部を再循環配管7
:・こ分岐し、吸込配管に戻す機能を持っている。再循
環配管7は大破断事故等でドライウェル内の可燃性ガス
4度が高くなった場合、再結合が過度に進展し、システ
ムが破損するのを防止する為の設備である。気水分離器
5を出た刀く及び未燃焼ガスは残留熱除去系から冷却器
4の冷却のために供給されたスプVイ冷却水と共にサプ
レッションチェンバ12に戻る。丈プレッションチェ/
バ12は、前記FC8からの戻りガスにより圧力が高く
なるとバキュームプ/−力13が開放してドライウェル
11内にガスが流入し圧カバランス分保持するようにな
っている。吸込ガス流量は入口流量制御弁9、及び再循
環流量制御弁本系統の運転は事故後30分以内にまず格
納容器隔離弁14.15を開放し、次にヒータ2の電源
を投入し暖機を開始する。暖機開始後3時間以内に再結
合器3は所定の温度に達するので、流量を通常運転状態
に設定し、運転状態に入るものである。
水の放射線分解に関しては水の放射線分解による水素、
酸素の発生は、核分裂生成物が崩壊を終えるまで続くわ
けではなく、気相中の水素濃度がある程度高くなると静
水中(非沸騰水中)では水分解し発生する水素、酸素量
と再結合し減少する水素、酸素量が平衡状態となシ、実
質的には水分解はそれ以上進展しなくなるということが
明らかになった。従って、水の放射線分解による水素。
酸素の発生に対処したFe2は必要ないとの考え方が一
般化し、最近のグジント合理化案ではFe2の削除とい
う案が出され、実施に移されようとしている。
しかし、この場合でも安全余裕の確保のため全部削除す
るのではなく、原子力発電所に少なくとも1基は設置し
、事故時にはこれを事故プラントに搬入するようにして
万一の場合に対処するという考え方が固まりつつある。
これを従来のFe2を単に可搬式としたもので達成しよ
うとした場合、従来FC3はグラフト毎に設置されるこ
とを前提として設計されているため、電源、冷却系等は
プラント側から供給を受けなければならず、各プラ/ト
にこれらの設備を設けることはせっかく可搬式としFe
2を削除しても、その効果が十分生かされないという欠
点があり、この欠点の解決が急がれている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、Fe2を運転するのに必要な機能を全
てFC8自身に持たせ、かつそれを運搬車と一体になっ
た可搬式の可燃性ガス濃度制御装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明の特徴は、原子炉の事故時に格納容器内の可燃性
ガス濃度を制御するために再結合器、ヒータおよび冷却
設備を備える可燃性ガス濃度制御系において、前記可燃
性ガス濃度制御系を運搬者に搭載し、再結合器の外周に
設けられた配管の−部を2重配管としてその2重配管の
内側に運搬車の排気ガスを通し、外側には格納容器内の
雰囲気ガス全通すことにより可燃性ガスを加熱する前記
ヒータの熱源として前記運搬車の排気ガスを利用するよ
うに溝成し、更に前記冷却設備はラジェータ、ファン、
ポンプおよび配管からなるクローズド再循環方式にした
点にある。
〔発明の実施例〕
FC8を可搬式とする場合問題となるのは電源及び冷却
設備である。電源については、FC8のうち最も多電力
を必要とするのはヒータで全体の約70%を占めている
。本発明ではこのヒータの代シに加熱源とじて運搬車の
排気ガスを使用し、また他の電力については運搬車のエ
ンジンによう駆動される発電機により供給できのように
した。
また、冷却設備については、ラジェータ、ファン。
ポンプからなるクローズド再循環方式とし、外部からの
冷却水なしに冷却できるようにした。すなわち本発明に
よるFC3は、FC8を運転するのに必要な電源、冷却
系等の機能をFC8自身に備え、それらとxl ’+:
R車とを有機的に;古今させたものであろう 可搬式FC5の効果を活かすには元に記したように、F
CS運転のた・うの゛α源設備、冷却系等の必要機能を
FC8自身に保有させる必要がある。
しかし、必要電源を運搬車のエンジンにより、駆動され
る発電機により全て供給しようとした場合、エンジン及
び発電機容量を非常に大きなものとしなくてはならず、
その結果、大きな運搬車とな夛、搬入する一9J分の制
約条件が増大し問題となる。
本発明ではFC8の必要電力の内、最も大きな比率を占
めるこ一タ熱源を運搬車のエンジンの排気ガスを利用す
るようにしたもので、これにより必要電源容量が低減で
さ、運搬車のエンジンでも十分駆動できる発電機容量に
することが可能となった。又、冷却系についても、ラジ
ェータ、ファン、ポンプ等から成るクローズド再循環方
式とし、外部から冷却水の共給金受けることなく冷却で
きるようにした。
以下、本発明の具体的な一実施例全第1図〜第5図によ
り説明する。
本発明は主系統がブロア1、ヒータ2、再結合器3、冷
却器4、気水分離器5、主配管6、主配管ジヨイント部
27から構成される。これらは従来FC3と同じで、又
機能も同じである。
本発明では構造的にヒータ2、冷却器4、配管ジョイン
27、電源系、及び運搬車に特徴があるので以下それら
について詳述する。
(aン   【ニータ ヒータ2は熱源として運搬車のエンジンから排気管23
で導かれる排気ガスが用いられる。すなわち、ヒータ2
は再結合器3の廻りをらせん状配管16が囲っており、
らせん状配管16内をドライウェル11内の雰囲気ガス
が通過するようにして再結合により発生する熱をガスが
受熱し易くなっている。このらせん状配v16は第4図
に示すように2重配?33造になっていて、内部の管に
運搬車の排気ガスを通過させることにより、排気ガスと
ドライウェル11からの雰囲気ガスとの間で熱交換がで
きる構造になってい己。
また本系統にはヒータ2の温度VA節をするため排気ガ
スをらせん状配管16に通さず直接出口排気管23に導
くバイパス菅17と、七のバイパス流量を調節するバイ
パス流量制呻弁18、およびバイパス流量制御弁18に
信号を送るヒータ温度計19とを設けている。
再結合器3の入口温度は約720C−!でヒーティング
を必要とする。現在の一般的な車の二/ジン直後の排気
ガス温度は約800Cである。従って放熱しないよう排
気管23に断熱材を巻いてひけばらせん状配管16の排
気ガス温度を720C以上に保持するのは可能である。
なお、熱容量的にFC,3が定格で運転した場合に72
00までヒートアップするのに要する熱量が排気ガスか
ら供給できるかという点に関しても以下に示すように十
分可能であることがわかった。
電源は発電機により、PCBの必要電力を供給している
状態という条件における熱量収支。
FC8のヒータを除いた必要電力は約5Qkw/h(本
発明ではヒータの熱源は車の排気ガス金利用している)
であるから、これを発生するに要するエンジンの必要出
力Pは、 P= 5oX1o”Xl、36X10−’(PS/W)
=68PSこれに発電機、その他の効率を考慮し、エン
ジンは100PSで運転しているとする。
又、エンジンの燃料消費率を200 g/PS−hトス
ると、100PSのエンジンの1時間当たりの燃料消費
率Wは、 QV= 0.2 X 100= 20 kg / hと
なる。
ガソリンの発熱量は約10,000 kcat/ kg
であるから100P8出力のエンジンでは1時間当たり
、10000X20=2X10’kcat/h発熱する
。このうち、排気ガスとして放散されるのは約35%で
あるから、 2X10’ Xo、35= 70000kcat/hと
なる。
一方、Fe2が定格運転している時の流量は250m3
/11であるから、この流量を7000(20C→72
0?:)加熱するのに要する熱量はガスの比熱を0.2
5 kcat/kg、密度を1.2kg/m3(20C
空云)とすると、 Q=250 ×1.2X0.25X700=50000
 kcal/hとなる。
従って100PSで運転しているエンジノであれば、そ
のエンジン0排気ガスにょシ、定格運転で運転している
Fe2の流量を、再結合反応するのに必要な720Cま
で加熱するのに十分な熱量を有していることがわかる。
なお実際にはFe2が定格運転を開始すれば再結合器3
から0反応熱も、ヒータ2の熱源として利用できるので
上記した程のエンジン出力は要しない。
申)冷却器 冷却器4はラジェータ20.フアン21、ポンプ22及
び配管類からなるクローズド再循環方式である。これよ
り外部からの冷却水の供給なしに冷却が可能となる。す
なわち、冷却器4内にスプレィされた水はラジェータ2
0に導かれて、冷却され、ポンプ22により再び冷却器
4にスプレィされる。ラジェータ20の容量は再暗合器
4の出口温1’7770cから、サプレッションチェン
バ12に戻す温度120Cまで降下するのに必要な熱量
約50.000 kcat/hを放散する容量のものと
する必要がある。
(C)  配管ジヨイント 本発明は可搬式であるため、ドライウェル11から吸込
み、サプレッションチェンバ12KJH’ための配管6
はその接続部でジヨイント構造としなければならない。
Fe2はPCVバウンダリを形成するので、漏洩につい
ては十分注意する必要はあるが、φ故時にFe2を起動
する必要のある期間はPCV内の圧力がほぼ大気圧に戻
っているから、配管ジヨイ7トは7ランジによるボルト
正構造で十分である。また、配管6のジヨイント部27
(第1図参照)の手前の部分の一部をフレキシブル管と
することによりジヨイント部の接続を容易に行える構造
にできる。
(d)電源系統 プロア1、パルプ9,18、ファ/21、ポンプ22等
を駆動する電源系統は、運搬車のエンジン24により駆
動される発電機25から供給される。Fe2のヒータ2
の電力を除いた必要電力は約5Qkw/hであるから、
これヲ、駆動するエンジン出力は68PSでちゃ、更に
発電機25、及び駆動ギア26の効率を考慮しても、エ
ンジン出力は100PSで十分である。100P8のエ
ンジノは一般の乗用車の平均出力であり、エンジンを特
に大きくするという必要はない。発電機25の駆動は運
搬車の走行用ギアから発電機7駆動用のギアに切替える
ことにより行う。従って、若干変速機の改造が必要とな
る。
(e)  運搬車 運搬車は100F8以上のエンジノを掩し、且つFe2
.発電機を積載する大きさのものが必要であるから、中
型トラック(4〜4.5トン)程度のものが妥当である
。運搬車にはりV−ン車と同様に車体を安定させるだめ
のビームアームヲ設ff−’(いる。稼動中はこのビー
ムアームを使用して車体を安定化させる。また運搬車の
排気管23は排気口27がジヨイント構造になっており
、二玉転中は建11の排気口開口部と接続され、排気は
屋外に放出されるようになっている。なお、排気管23
は一部が7レキシプルになっておシ、ジヨイント部での
接続がし易い構造になっている。
次に、本発明のFC8の操作1機能について詳細に説明
する。
本発明によるFC8を事故プラントに設置する場合、設
遣場作は運搬車が進入可能な広い場所を必要とすること
から、原子炉建屋アウターボックス廃棄物貯、蔵置のト
ランクエリア、あるいは大物コ入口が考えられる。FC
3設置場所には格納容器ドライウェル11に通じる配管
、及びサブレノンヨンチェンバ12に通じる配管を開口
させておき、糸入した本発明のFC8の吸込配管及び戻
り配管を前記配管に接続する。また、運搬車の排気管2
3を屋外に開口した排気口に接続することにより排気ガ
スが、建屋外に導かれるようにしている。
FC8k所定の位置に搬入したならビームアームを出し
、運搬車が動かないよう固定する。次に、FC8の主配
管6の吸込部と出口部を配管ジヨイント27で接続し、
さらに隔離弁14.15を開ける。さらに運搬車の変速
機を発電磯25の廁動用ギア26 K 9J?’lえ運
搬車のエンジン24を起動し、発電及びヒータ2の暖機
を開始する。従ってこの時点でプロア11冷却水ポンプ
22は起動する。ヒータ2が所定の温度(約7zoc)
に達したなら、バイパス流量制御弁18をコントロール
して適格運転を開始する。
以上述べた本発明の実施例によれば、従来のFC8を単
に可1般式とした場合などと比較し、以下に示すように
特■の効果を達成できる。
(1)  プジント設計の合理化 従来のFC8を単に事故プラントに搬入する場合は電源
設備、冷却設備はグランHσに用意する必要が、ちるが
、本−AI311によるFC8ではFC8が必要とする
機能を全てPC8自身が持つのでFC8のための電源設
備、冷却設備を各グランド番で設ける必要はなくサイト
全体のコストは大巾に低減できる。′!、/ζ、FC8
のだめの電源も必要ないから、非才用ディーゼル発電機
等の所内電源容量も低減することが可能となる。
(2)運転のための準備作業の簡易化 本発明では冷却器4の冷却水はクローズド再循環方式で
あるから外部から冷却水を供給する必要がなく、このた
め冷却水配管の接続作業が不要になり設置作業が簡単に
なる。
(3)安全性の向上 本発明では冷却器4の冷却水はクローズド再循環方式で
あるから、外部から冷却水を供給する為の配管の接続が
ない。従って接続部から冷却水の漏洩がなく安全性が向
上する(冷却水は直接PCV雰囲気に触れるので放射能
を含んでいる可能性がある。)。
(4)  メンテナンス性の向上 原子炉建屋から分離して待機する本発明の可搬式FC3
では、電源設備、冷却系設備がFC8自身に備えられて
いるので、プラント運転状態の如何によらずこれら機器
、系統のメンテナンスが可能となる。
(尋 運転性の向上 本発明では電源設備、冷却系設備はFC8自身が持つの
で事故時の所内電源の使用状況、RHR系(原子炉残留
熱除去系)の運転モード状況(従来FC8を単に搬入し
た場合はRHR系から冷却水の供給を受けることKなる
)に衣らず任意にFC8を運転することが可能となり、
運転性が向上する。
第8図〜第13図は本発明の変形例を示したものである
。各図において第1図〜第7図と同一符号を付した部分
は同−若しくは相当する部分を示している。以下これら
について説明する。
第8図及び第9図に示す実施例は冷却器4の冷却水を直
接格納容器雰囲気に触れるスプレィ方式でなく、チェー
プ式熱交換方式としたものである。
すなわち、冷却器4胴側(又はチューブ側)には再結合
器3から出た未燃焼ガスが、チューブ側(又は胴側)に
は冷却水が循環し、熱交換をするという構造にしたもの
である。
この実施例によれば、冷却水は直接洛納容器雰囲気に触
れることはないので、核分裂生成物を含まないクリーン
な状、態で冷却水を循環させることができる。従って、
例えばポンプ22のシール部等から系外に冷却水が漏洩
するようなことが仮にあったとしても、周辺が汚染され
る可能性はない。
第10図及び第11図に示す実施例は冷却器4を空冷と
した場合のものである。冷却4は複数のチューブ28か
ら成っておシ各々のチューブにはフィンがついている。
再請合器4を出たガスは6各のチューブ28を通過する
間に7アン2工がら送風される冷風により冷却される。
本実施例では、動的機器がファン21だけなので構造が
簡単になシ、また系外に漏洩する可能性のある冷却水な
どは使用されないので、安全性は非常に高くなる。
第12図及び第13図て示す実施例は、運搬車のエンジ
ン24により駆動される発電機25を積載せずにプロア
1、ポンプ22、ファン21等の駆動電力源を所内電源
から供給するようにしたものである。この場合、電源ケ
ーブル29がFC8本体に設けておいて、こnを所内電
源コンセントに接続して電力の供給を受ける。本実施例
によれば、運搬車のエンジンから駆動される専用発電機
、及びこれを駆動する機器は不要となり運搬車の構造が
簡単になるから保守点検が容易になる。
以上述べたように、本発明ではFe2が必要とする機能
をF’C8自身が持つようにしたのでプラント毎のFe
2のための電源設備や冷却系設備が不要となり、サイト
全体のコストが大巾に低減する。
また、Fe2のだめの電源が必要ないことから非常用デ
ィーゼル発電機等の所内電源容量を低減することも可能
となる。
本発明では冷却器4の冷却水はクローズした再循環方式
としているから、外部から冷却水を供給する必要がなく
、配管の接続作業が不要になり、設置作業が簡単になる
また、本発明では冷却器4の冷却水はクローズした再循
環方式であるから、外部から冷却水を供給する為の配管
の接続がなく、従って接続部から冷却水の漏洩がなく安
全性も向上する。
原子炉連星から分離して事故に備える本発明の可搬式F
C8では電源設備、冷却設備がF’C8自身に備ってい
るので、プラント運転状態の如何によらずに一+A器、
系統のメンテナンスが可能となる。
さらに本発明では、電源設備や冷却設備はFC8自身が
待つので事故時の所内電源の使用状況、Rf(R系の運
転モード状況(従来F’C8を単に搬入した場合はRH
R系から冷却水の供給は受けることになる)によらず任
意にFe2を運転することが可能となり、運転性が向上
する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、Fe2 (可燃性ガス濃度制御装置)
を運転するのに必要な機能を全てFC8自身に狩だせ、
かつそれを運搬車と一体にした可搬式の可燃性ガス濃度
制御装置を提供できる。したがって、発電所に本発明装
置を一台設けるだけで、どのプラントで事故が起きても
対応でき、1発電所に2Jする可燃性ガス一度制御装は
の設置コストが従来に比べ大幅に低減される効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明装置の1実施例を示す図で、第
1図及び第2図は系統図、第3図は要部の構造を説明す
る説明図、第4図は再結合器の部分の断面図、第5図は
全体構造を説明する図、第6図は従来装置の系統図、第
7図は第6図の要部の構造を説明する図、第一8図及び
第9図は本発明の第2の実施例を示す系統図、第10図
及び第11図は本発明の第3実施例を示す系統図、第1
2図及び第13図は本発明の第4実施例を示す系統図で
ある。 1・・・ブロア、2・・・ヒータ、3・・・再結合器、
4・・・冷却器、5・・・気水分離器、6・・・主配管
、7・・・再循環配管、8・・・冷却水上弁、9・・・
入口流量制御弁、10・・・再循環流量制御弁、11・
・・ドライウェル、12・・・サブレツショ/チェンバ
、13・・・バキュームブレーカ、14・・・隔離弁(
吸込側)、15・・・隔離弁(吐出側)、16・・・ら
せん状2重配管、17・・・排気ガスバイパス管、18
・・・バイパス流量制御弁、19・・・温度計、20・
・・ラジェータ、21・・・ファン、22・・・ポンプ
、23・・・排気管、24・・・エンジン、25・・・
発電機、26・・・発電機、駆動ギア、27・・・配管
ジヨイント、28・・・冷却器チェーツブ、29・・・
外部電源用ケーブル。 \1−ン 寮30 茅S(2] 第6の 算12囚 2〃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原子炉の事故時に格納容器内の可燃性ガス濃度を制
    御するために再結合器、ヒータおよび冷却設備を備える
    可燃性ガス濃度制御系において、前記可燃性ガス濃度制
    御系を運搬者に搭載し、再結合器の外周に設けられた配
    管の一部を2重配管としてその2重配管の内側に運搬車
    の排気ガスを通し、外側には格納容器内の雰囲気ガスを
    通すことにより可燃性ガスを加熱する前記ヒータの熱源
    として前記運搬車の排気ガスを利用するように構成し、
    更に前記冷却設備はラジエータ、ファン、ポンプおよび
    配管からなるクローズド再循環方式としたことを特徴と
    する可搬式の可燃性ガス濃度制御装置。 2、特許請求の範囲第1項において、電源設備は運搬車
    のエンジンにより駆動される発電機から供給することを
    特徴とする可搬式の可燃性ガス濃度制御装置。 3、特許請求の範囲第1項または第2項において、前記
    冷却設備の冷却は格納容器内の雰囲気ガスを通す為のフ
    ィンを付けた複数本のチューブ、及び前記チューブに送
    風するファンからなる空冷により行なわれることを特徴
    とする可搬式の可燃性ガス濃度制御装置。
JP59201105A 1984-09-26 1984-09-26 可搬式の可燃性ガス濃度制御装置 Granted JPS6177799A (ja)

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