JPS6177686A - 軽量コンクリ−トの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は軽量コンクリートの製造方法に関し、特に通常
の軽量骨材を用いた軽量コンクリートを製造するに当っ
て、耐凍結融解性が大きくポンプ圧送可能な軽量コンク
リートの製造方法に関する。

（従来の技術） 軽量コンクリートに用いられる軽量骨材は、その内部に
空隙が多く（内部空隙の量は５０％を占める）、吸水率
が著しく大きくコンクリートの品質管理が非常に難しい
。このため、吸水率の差がフレッシュ軽量コンクリート
及び硬化軽量コンクリートの品質に及ぼす影響は大きい
。

特に、凍結融解性、ポンプ圧送性に関する問題　。

は大きく、凍結融解性は、軽量骨材の管理方法（よって
大きく変シ、ポンプ圧送性については、日本建築学会の
規準ではポンプ圧送は不可としている（軽量骨材の吸水
性のためにポンプがつｔシボンプ圧送ができない）。

従来の軽量コンク１７−　トの混線方法（製造方法）は
、砂とセメントをまず混ぜ合せ均一とした抜水を加えて
モルタルを製造する。その後、粗骨材を加えて混ぜ合せ
コンクリートとしている。この場合、モルタル中には豊
富な自由水があり粗骨材を混入した時に、粗骨材に吸水
されて、上で述べたような問題を生じることが多い。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、通常の軽量骨材を用いた軽量コンクリートの
製造方法において、その混線方法を変えることによシ、
従来技術の有する欠点を解消し、耐凍結融解性が大きく
ポンプ圧送可能な軽量コンクリートの製造方法を提供し
ようとするものである。

（問題点を解決するための手段） すなわち、本発明はセメントの約５０％と、そのセメン
ト量の２０〜３０％の水及び混和材の約５０％を混合し
て硬練りのセメントペーストを製造した後、これに粗骨
材を混合した後、残りのセメントを混合し、続いて残シ
の砂を混合し、最後に残シの水及び混和材を混合するこ
とを特徴とする軽量コンクＩＪ　−トの製造方法である
。

本発明は、海洋コンクリート構造物、コンクリートバー
ジ、船などの製作に使用される軽量コンクリートの製法
として有利に適用することができる。

従来の一般的な軽量コンクリートの製造方法は″、まず
、セメント全量、水全量、砂全量、混和材料全量を加え
て混ぜ合せた後、軽量骨材を加えて混ぜ合せ軽量コンク
リートとする。この方法では、吸水性の大きい軽量骨材
が吸水するために流動性の悪化（このためポンプ圧送は
不可とされている）を起し、凍結融解抵抗性も悪くなる
。また、軽量骨材を予め水に浸して水を吸うだけ吸わせ
ておいてから用いる方法も考えられるが、この場合でも
ポンプ圧送不可で、もちろん凍結融解性も悪い。

これに対し本発明では、軽量骨材の吸水を妨げるために
、まず、セメントの約５０％（全量の）、そのセメント
量の２０〜３０％の水及び混和材料の約５０％（全量の
）を加えて混ぜ合せ水分の少ない硬練りのセメントペー
ストを作夛、これに軽量骨材を加えて混ぜ合せる。こう
すると、軽量骨材の表面全体に水を通しＫくいセメント
ペーストの膜が形成される。更に残りのセメントを混ぜ
合せることによシこの膜が強化される（余分な水分をセ
メントが吸収し固くなるため）。こうして、砂の全量を
加えて混ぜ合せ、最後に残りの水、混和材料を加えると
軽量コンクリートができ上る。本発明方法では、軽量骨
材の表面に形成されたセメントペーストの膜によシ吸水
が妨げられ、性能が改善されるのである。

（具体例） 以下に１実験室で行った試験結果について示す。

表１に示す配合について従来の方法と本発明方法により
混ぜ合せ比較した。材料の状態は両者とも全く同一であ
る。

注）軽量骨材は絶乾状態 混ぜ合せ方法 ム、従来の方法 ■　セメント、水、砂、混和剤の全量を加え混ぜ合せる
。

■　軽量骨材を加え混ぜ合せる。

Ｂ０本発明による方法 ■　七メン）　ｚ　２５ｋｙ（全量の５０％）、水５４
ゆ（セメント２２５ｋｇの２４％）、混和剤？−２５に
９（全量の５０％）を加え混ぜ合せる。

■　軽量骨材全量を加え混ぜ合せる。

■　残りのセメント２２５ｋｌＰを加え混ぜ合せる。

■　砂全量を加え混ぜ合せる。

■　残シの水８五５ｋｇ、混和剤２−２５ｋｌｉｌを加
え混ぜ合せる。

それぞれの方法で混ぜ合せて製造したコンクリートにつ
き、そのやわらかさをスランプ試験（Ｊ工８Ａ１１０１
）によって測定した。その結果は次の通りであった。

ム、従来の方法 水が不足して、パサパサで試験にならない（コンクリー
トとして不合格） Ｂ１本発明による方法 スランプ２４６Ｆｇ％良好なコンクリートが得られた。

上記試験結果から、従来の方法では、流動性に寄与する
はずの水が軽量骨材に吸水されて少くなりパサパサにな
るが、本発明による方法では吸水が妨げられ、やわらか
な良好なコンクリートが得られ、本発明の製造方法の優
れた点が理解されるであろう。

（効果） 本発明方法によると、吸水性の大きい粗骨材の表面にで
きたセメントペーストのため、残りの水、砂を加え混ぜ
合せても、粗骨材の吸水が妨げられる。このため、従来
、粗骨材の吸水性のため困難とされていたポンプによる
圧送が可能となる。また、同じく粗骨材が吸水するため
に、軽量コンクリートは凍結融解に弱いとされていたが
これも改善される。

復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. セメントの約５０％と、そのセメント量の２０〜３０％
   の水及び混和材の約５０％を混合して硬練りのセメント
   ペーストを製造した後、これに粗骨材を混合した後、残
   りのセメントを混合し、続いて残りの砂を混合し、最後
   に残りの水及び混和材を混合することを特徴とする軽量
   コンクリートの製造方法。