JPS6176166A - ポンプレス人工肺装置 - Google Patents
ポンプレス人工肺装置Info
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- JPS6176166A JPS6176166A JP19878284A JP19878284A JPS6176166A JP S6176166 A JPS6176166 A JP S6176166A JP 19878284 A JP19878284 A JP 19878284A JP 19878284 A JP19878284 A JP 19878284A JP S6176166 A JPS6176166 A JP S6176166A
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- gas
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分Ｙｆ］
本発明は、血液潅流用のポンプが不要な人工肺装置に関
する。
する。
［従来の技術］
シリコーン膜等の均質膜や、ポリプロピレンまたはテフ
ロン等の疎水性素材からなる多孔質膜を用いて構成され
る脱型人工肺は、例えば特開昭５４−１６００９８号等
により既に公知である。これら脱型人工肺は、中空糸の
膜面を介して気体と血液とを接触させ、その間でガス交
換を行わせるものである。
ロン等の疎水性素材からなる多孔質膜を用いて構成され
る脱型人工肺は、例えば特開昭５４−１６００９８号等
により既に公知である。これら脱型人工肺は、中空糸の
膜面を介して気体と血液とを接触させ、その間でガス交
換を行わせるものである。
このような脱型人工肺には、中空糸膜の中空部に血液を
流し、中空糸膜の外部に気体を流すもの（内部潅流方式
）と、その逆に、中空糸膜の中空部に気体を流し、外部
に血液を流すもの（外部潅流方式）との二つの方式があ
る。
流し、中空糸膜の外部に気体を流すもの（内部潅流方式
）と、その逆に、中空糸膜の中空部に気体を流し、外部
に血液を流すもの（外部潅流方式）との二つの方式があ
る。
内部潅流方式では、血液を多数の中空糸膜に均等に分配
供給すれば血液のチャンネリング（偏流）はないものの
、中空糸膜の中空部を流れる血液は完全な層流であり、
酸素摂取能（単位膜面植当りの酸素移動速度）を上げる
ためには中空糸膜の内径を小さくすることが必要であり
、このために １５０〜３０〇−程度の内径を有する中
空糸膜が人工肺用として開発されている。
供給すれば血液のチャンネリング（偏流）はないものの
、中空糸膜の中空部を流れる血液は完全な層流であり、
酸素摂取能（単位膜面植当りの酸素移動速度）を上げる
ためには中空糸膜の内径を小さくすることが必要であり
、このために １５０〜３０〇−程度の内径を有する中
空糸膜が人工肺用として開発されている。
しかしながら、径を細くしても血液が層流流動する限り
は酸素摂取能が飛躍的に向上するものではなく、径を細
くするにつれて血液の潅流圧力が上昇すると同時にクロ
ンキング（凝血による中空部の閉塞現象）が多発し、実
用上大きな問題となっている。また、一般的に人工肺で
は、中空糸膜が数万禾束ねられた東として用いられてお
り、これら多数の中空糸膜のそれぞれに充分に気体を分
散供給するには特別の配慮が必要である。気体の分散供
給が不充分である場合には、炭酸ガス除去能（単位膜面
積当りの炭酸ガス移動速度）が低下する。
は酸素摂取能が飛躍的に向上するものではなく、径を細
くするにつれて血液の潅流圧力が上昇すると同時にクロ
ンキング（凝血による中空部の閉塞現象）が多発し、実
用上大きな問題となっている。また、一般的に人工肺で
は、中空糸膜が数万禾束ねられた東として用いられてお
り、これら多数の中空糸膜のそれぞれに充分に気体を分
散供給するには特別の配慮が必要である。気体の分散供
給が不充分である場合には、炭酸ガス除去能（単位膜面
積当りの炭酸ガス移動速度）が低下する。
一方、外部潅流方式ではガスを均等に分配することが可
能であり、かつ血液の流れに乱れが発生することが期待
できるものの、血液のチャンネリングによる酸素加不足
あるいは滞留部に於いて凝血が生じ易いという問題点が
あった。しかし、血液の流れに対して中空糸膜をほぼ直
交するように配設すると、平行に配設したものに比較す
ると血液の流れの乱れが大きくなるため、酸素摂取能を
向上させることができると同時に、血液の滞留部の発生
についてもかなり抑制できることが判明した。
能であり、かつ血液の流れに乱れが発生することが期待
できるものの、血液のチャンネリングによる酸素加不足
あるいは滞留部に於いて凝血が生じ易いという問題点が
あった。しかし、血液の流れに対して中空糸膜をほぼ直
交するように配設すると、平行に配設したものに比較す
ると血液の流れの乱れが大きくなるため、酸素摂取能を
向上させることができると同時に、血液の滞留部の発生
についてもかなり抑制できることが判明した。
また、従来の人工肺装置に於いては、いずれの場合にも
血液を送液するためのポンプが必要とされ、中空糸膜を
配したガス交換機能部の前後の各々にポンプが設置され
るのが通例であった。しかし、血液送液用ポンプは高価
であり、血液の損傷を招くおそれがあると同時に、血液
量、血圧等に依存させてその回転数を決定して作動させ
る必要があり、人工肺装置を大型化、複雑化する要因と
なっていた。したがって、呼吸不全症等に対して長期呼
吸補助を行うＥＣＭＯ（Ｅｘｔｒａ Ｃｏｒｐｏｒｅａ
ｌＭｅｍｂｒａｎｅ Ｏｔｙｇｅｎａｔｉａｎ） と
して使用する場合には、このような血液送液用ポンプを
必要としないコンパクトな人工肺装置の開発が望まれて
いた。
血液を送液するためのポンプが必要とされ、中空糸膜を
配したガス交換機能部の前後の各々にポンプが設置され
るのが通例であった。しかし、血液送液用ポンプは高価
であり、血液の損傷を招くおそれがあると同時に、血液
量、血圧等に依存させてその回転数を決定して作動させ
る必要があり、人工肺装置を大型化、複雑化する要因と
なっていた。したがって、呼吸不全症等に対して長期呼
吸補助を行うＥＣＭＯ（Ｅｘｔｒａ Ｃｏｒｐｏｒｅａ
ｌＭｅｍｂｒａｎｅ Ｏｔｙｇｅｎａｔｉａｎ） と
して使用する場合には、このような血液送液用ポンプを
必要としないコンパクトな人工肺装置の開発が望まれて
いた。
［発明が解決しようとする問題点］
本発明者等は、このような模型人工肺装置の問題点を克
服し、呼吸不全症に対する呼吸補助装置としてのみなら
ず、肺高血圧症に対する右心房補助装置としても機能さ
せることができ、ＥＣＭＯとして使用するのに適した人
工肺装置を提供すべく鋭意検討した結果、本発明を完成
するに至った。
服し、呼吸不全症に対する呼吸補助装置としてのみなら
ず、肺高血圧症に対する右心房補助装置としても機能さ
せることができ、ＥＣＭＯとして使用するのに適した人
工肺装置を提供すべく鋭意検討した結果、本発明を完成
するに至った。
本発明の“目的は、酸素摂取能、炭酸ガス除去能に優れ
、血液送液用ポンプを必要とせず、したがって血液への
機械的損傷も少なく、場合によっては体内植え込み型と
しても作動可能な人工肺装置を提供することにある。
、血液送液用ポンプを必要とせず、したがって血液への
機械的損傷も少なく、場合によっては体内植え込み型と
しても作動可能な人工肺装置を提供することにある。
［問題点を解決するための手段］
すなわち本発明の人工肺装置は、多数の多孔質中空糸膜
を内蔵し、酸素を含むガスは該中空糸膜の中空部を流れ
、血液は該中空糸膜の外側を流れるよう構成され、血液
導入口、血液導出口、ガス導入口およびガス導出口を有
するガス交換ハウジングと、前記血液導入口に接続し血
管と直接接続可能な血液導出口間と、前記血液導出ｑに
ｖｃ続し血管と直接接続可能な血液導出管とを有してな
る人工肺装置であって、血液流ｆｉ １０００ｃｃ／
ｗｉｎのときの該ガス交換ハウジングの血液導入口と血
液導出口間の圧損、該血液導入管の圧損および該血液導
出管の圧損との総和が２５ｍｍ＋Ｈｇ以下であることを
特徴とする。
を内蔵し、酸素を含むガスは該中空糸膜の中空部を流れ
、血液は該中空糸膜の外側を流れるよう構成され、血液
導入口、血液導出口、ガス導入口およびガス導出口を有
するガス交換ハウジングと、前記血液導入口に接続し血
管と直接接続可能な血液導出口間と、前記血液導出ｑに
ｖｃ続し血管と直接接続可能な血液導出管とを有してな
る人工肺装置であって、血液流ｆｉ １０００ｃｃ／
ｗｉｎのときの該ガス交換ハウジングの血液導入口と血
液導出口間の圧損、該血液導入管の圧損および該血液導
出管の圧損との総和が２５ｍｍ＋Ｈｇ以下であることを
特徴とする。
［発明を実施するための好適な態様］
以下、本発明の人工肺装置につき図面を参照しつつより
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第１図は１本発明の人工肺装置を示す模式図であり、第
２図は、そのガス交換ハウジング部の一態様例を示す縦
断面図（ａ）および一部欠截平面図（ｂ）である。
２図は、そのガス交換ハウジング部の一態様例を示す縦
断面図（ａ）および一部欠截平面図（ｂ）である。
本発明の人工肺装置は、第１図に示されるように、基本
的には血液のガス交換機能を果すガス交換ハウジング１
と、血液導入管２と、血液導出管３とから構成され、所
望により血液導出管３の途中に脱気手段４が配設されて
もよい。
的には血液のガス交換機能を果すガス交換ハウジング１
と、血液導入管２と、血液導出管３とから構成され、所
望により血液導出管３の途中に脱気手段４が配設されて
もよい。
ガス交換ハウシング１の内部には、多数の多孔質中空糸
膜５が固定部材６により固定され、これらの部材により
ハウジング１の内部は、中空糸ｖ！５の外側を血液が流
れる接触室７と中空糸膜５の内部空間に酸素を含む気体
を供給するための気体流路５とに区分されている。ハウ
ジング１は、気体導入口９、気体導出口ｌＯ１血液導入
口１１および血液導出口１２を有している。また、中空
糸膜５は接触室７内をほぼ直線状で通過し、相い向かい
あう二つの固定部材６により、それぞれの開口両端を気
体流路８に向は開口を保ちつつ固定されている。
膜５が固定部材６により固定され、これらの部材により
ハウジング１の内部は、中空糸ｖ！５の外側を血液が流
れる接触室７と中空糸膜５の内部空間に酸素を含む気体
を供給するための気体流路５とに区分されている。ハウ
ジング１は、気体導入口９、気体導出口ｌＯ１血液導入
口１１および血液導出口１２を有している。また、中空
糸膜５は接触室７内をほぼ直線状で通過し、相い向かい
あう二つの固定部材６により、それぞれの開口両端を気
体流路８に向は開口を保ちつつ固定されている。
ガス交換ハウジング１の具体的な内部構造としては種々
の態様をとることができるが、接触室７を含むその血液
流路の有する圧損ができるだけ小さいものであり、かつ
酸素摂取能、炭酸ガス除去能に優れたものであることが
好ましい、より具体的には、血液流量１０００ｃｃ／
ｆｆ１ｉｎのときの該ガス交換ハウジング１の血液導入
口１１から血液導出口１２へ至る血液流路の有する圧損
が、２０ｍｍ’Ｈｇ程度以下のものであることが望まし
い。
の態様をとることができるが、接触室７を含むその血液
流路の有する圧損ができるだけ小さいものであり、かつ
酸素摂取能、炭酸ガス除去能に優れたものであることが
好ましい、より具体的には、血液流量１０００ｃｃ／
ｆｆ１ｉｎのときの該ガス交換ハウジング１の血液導入
口１１から血液導出口１２へ至る血液流路の有する圧損
が、２０ｍｍ’Ｈｇ程度以下のものであることが望まし
い。
ガス交換ハウジング１に対する上記要求性能を満たすに
は、第２図に示されるように、ガス交換ハウジング１が
浅箱状の形状として形成され、接触室７内の中空糸膜５
が、血液の流れ方向とほぼ直行するよう配設されること
が好ましい。ここでいう血液の流れ方向とは、血液を接
触室７内に流した際に実際に形成される血液流の流れ方
向をいうのではなく、接触室７内での血液の入口から出
口へ向かう方向をいう。また、接触室７内に配設された
それぞれの中空糸膜５は、第２図に示されるようにほぼ
直線としてかつそれぞれが平行を保つよう並べて配設さ
れるのが好ましいが、何本かの中空糸膜が東としてかつ
それら中空糸膜の束の中心軸に対して４５度程度までの
角度で巻かれるようにして配設されてもよい、接触室７
の内部は、血液の流れる方向を横切る方向に設置されか
つ中空糸膜の設置方向に対して垂直な方向に幅をせばめ
るよう構成された血液流路部１３と、この血液流路部１
３を介してわけられその内部に中空糸膜５を内蔵する複
数の小室１４とに区分けされている。血液流路部１３に
は、接触室の厚み方向に伸びるような態様で支柱が配設
されてもよい。接触室７の内部にこのような血液流路部
１３を設けるのは、接触室の厚み方向についても血液流
の乱れを生じさせて血液のチャンネリングを防止するた
めである。
は、第２図に示されるように、ガス交換ハウジング１が
浅箱状の形状として形成され、接触室７内の中空糸膜５
が、血液の流れ方向とほぼ直行するよう配設されること
が好ましい。ここでいう血液の流れ方向とは、血液を接
触室７内に流した際に実際に形成される血液流の流れ方
向をいうのではなく、接触室７内での血液の入口から出
口へ向かう方向をいう。また、接触室７内に配設された
それぞれの中空糸膜５は、第２図に示されるようにほぼ
直線としてかつそれぞれが平行を保つよう並べて配設さ
れるのが好ましいが、何本かの中空糸膜が東としてかつ
それら中空糸膜の束の中心軸に対して４５度程度までの
角度で巻かれるようにして配設されてもよい、接触室７
の内部は、血液の流れる方向を横切る方向に設置されか
つ中空糸膜の設置方向に対して垂直な方向に幅をせばめ
るよう構成された血液流路部１３と、この血液流路部１
３を介してわけられその内部に中空糸膜５を内蔵する複
数の小室１４とに区分けされている。血液流路部１３に
は、接触室の厚み方向に伸びるような態様で支柱が配設
されてもよい。接触室７の内部にこのような血液流路部
１３を設けるのは、接触室の厚み方向についても血液流
の乱れを生じさせて血液のチャンネリングを防止するた
めである。
接触室７内の中空系膜５の充填率は、１０〜５５％であ
ることが好ましい。ここでいう充填率とは、接触室７の
容積に対する中空糸膜５の占める容積の割合をいう、充
填率が１０％より小さい場合は血液のチャンネリングが
生じ易く、また、５５％より大きくなると血液の流動抵
抗が過大となり、接触室の圧損が増大すると同時に溶血
を誘発することがある。
ることが好ましい。ここでいう充填率とは、接触室７の
容積に対する中空糸膜５の占める容積の割合をいう、充
填率が１０％より小さい場合は血液のチャンネリングが
生じ易く、また、５５％より大きくなると血液の流動抵
抗が過大となり、接触室の圧損が増大すると同時に溶血
を誘発することがある。
また、ガス交換を受ける血液を適温に保つために、本発
明の人工肺装置には熱交換手段が付設されてもよく、例
えばガス交換ハウジング１の接触室７の外側にジャケッ
ト式の熱交換手段を付設することができる。
明の人工肺装置には熱交換手段が付設されてもよく、例
えばガス交換ハウジング１の接触室７の外側にジャケッ
ト式の熱交換手段を付設することができる。
本発明の人工肺装置内に設置される中空糸膜５としては
、ガス透過性に優れた多孔質中空糸膜が使用され１例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂からなる微多孔質の中空糸膜が好適に使用できる。
、ガス透過性に優れた多孔質中空糸膜が使用され１例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂からなる微多孔質の中空糸膜が好適に使用できる。
気体は、気体導入口９からハウジング１内の気体流路８
へ供給され、中空糸膜５の内部を流れ、接触室７内で中
空糸膜５を介して血液とガス交換を行ない、酸素が減少
し、炭酸ガスの増加した気体となって気体流路８′へ導
かれた後、気体導出口１０から排出される。なお、気体
導入口９から供給される酸素を含む気体は、もちろん純
粋な酸素であってもよい。また、酸素を含む気体は、通
常は、圧力ボンベ内に貯えられた酸素ガスを所望により
他のガスと混合し、減圧弁を介して気体導入口９に接読
することにより供給される。
へ供給され、中空糸膜５の内部を流れ、接触室７内で中
空糸膜５を介して血液とガス交換を行ない、酸素が減少
し、炭酸ガスの増加した気体となって気体流路８′へ導
かれた後、気体導出口１０から排出される。なお、気体
導入口９から供給される酸素を含む気体は、もちろん純
粋な酸素であってもよい。また、酸素を含む気体は、通
常は、圧力ボンベ内に貯えられた酸素ガスを所望により
他のガスと混合し、減圧弁を介して気体導入口９に接読
することにより供給される。
一方、人体から取り出された血液（静脈血）は、血液導
入管２を介して血液導入口８からハウジング１内の接触
室７へ供給され、接触室７内で中空糸ＩＩ！２５の内部
を流れる酸素を含む気体と中空糸膜５を介してガス交換
を行ない、血液が静脈血から動脈血化された後、血液導
出口９から血液導出管３を介して体内へ戻される。
入管２を介して血液導入口８からハウジング１内の接触
室７へ供給され、接触室７内で中空糸ＩＩ！２５の内部
を流れる酸素を含む気体と中空糸膜５を介してガス交換
を行ない、血液が静脈血から動脈血化された後、血液導
出口９から血液導出管３を介して体内へ戻される。
従来１人体に対し人工肺装置を使用するに際しして股静
脈へ復液させる方法、股静脈から脱血して腋下静脈へ復
液させる方法、股静脈から脱血して股動脈へ復液させる
方法等が代表的なものであった。これに対し、血液潅流
用ポンプを具備しない本発明の人工肺装置を使用するに
際しては。
脈へ復液させる方法、股静脈から脱血して腋下静脈へ復
液させる方法、股静脈から脱血して股動脈へ復液させる
方法等が代表的なものであった。これに対し、血液潅流
用ポンプを具備しない本発明の人工肺装置を使用するに
際しては。
６圧を血液潅流用の圧力として使用するため、右心室ま
たはその近傍の肺動脈に血液導入管２を接続し、左心房
またはその近傍の肺静脈に血液導出管３をｖｃ続して使
用するのが適当である。
たはその近傍の肺動脈に血液導入管２を接続し、左心房
またはその近傍の肺静脈に血液導出管３をｖｃ続して使
用するのが適当である。
本発明の人工肺装置を構成する血液導入管２と血液導出
管３とは、ポリ塩化ビニル等を素材とし、好ましくは抗
血栓処理されたもので、ハウジング１との接続端とは他
端は、いずれもそのまま血管と直接接続可能に構成され
ている。ここでいう血管と直接接続可能であるとは、も
ちろん、カニュレーションされた血管のカニウレに接続
することをも包含する。
管３とは、ポリ塩化ビニル等を素材とし、好ましくは抗
血栓処理されたもので、ハウジング１との接続端とは他
端は、いずれもそのまま血管と直接接続可能に構成され
ている。ここでいう血管と直接接続可能であるとは、も
ちろん、カニュレーションされた血管のカニウレに接続
することをも包含する。
これら管２および３は、血液流量１０００ｃｃ／ ｗｉ
ｎのときの圧損の和が５ｒｒｒｒａＨｇ程度以下となる
ようにチューブの管径および長さが選定される。これら
管２および３の圧損の和が５ｍｍＨｇを超える場合には
、ガス交換ハウジングｌを前述したように構成し、血液
流路の圧損を小さくしても人工肺装置全体としての圧損
が大きく、長期間、６圧のみを血液潅流用の圧力として
使用することができず、ボンプレス人工肺装置としての
目的を達成すること ′ができない。血液導入ｖ２は
ハウジング１の血液導入口に接続し、血液導出管３管は
ハウジング１の血液導出口に接続してそれぞれ構成され
るが、これら管２および３とハウジング１とは固着結合
される必要はなく、取り外し可能に構成されてももちろ
んよい。
ｎのときの圧損の和が５ｒｒｒｒａＨｇ程度以下となる
ようにチューブの管径および長さが選定される。これら
管２および３の圧損の和が５ｍｍＨｇを超える場合には
、ガス交換ハウジングｌを前述したように構成し、血液
流路の圧損を小さくしても人工肺装置全体としての圧損
が大きく、長期間、６圧のみを血液潅流用の圧力として
使用することができず、ボンプレス人工肺装置としての
目的を達成すること ′ができない。血液導入ｖ２は
ハウジング１の血液導入口に接続し、血液導出管３管は
ハウジング１の血液導出口に接続してそれぞれ構成され
るが、これら管２および３とハウジング１とは固着結合
される必要はなく、取り外し可能に構成されてももちろ
んよい。
血液導入管２はできる・だけ圧損を小さくするためにそ
の途中には何も配設されない直管とされるのが適当であ
る。しかし、血液導出管３管については、ハウジング１
内でガス交換の実施された血液が気泡を含んだ状態で体
内へ復液されのを防止するためにその途中に、前述した
ように脱気手段４が配設されてもよい。
の途中には何も配設されない直管とされるのが適当であ
る。しかし、血液導出管３管については、ハウジング１
内でガス交換の実施された血液が気泡を含んだ状態で体
内へ復液されのを防止するためにその途中に、前述した
ように脱気手段４が配設されてもよい。
［発明の効果］
このような本発明の人工肺は、酸素摂取能、炭厳ガス除
去能に潰れ、かつ人工肺装置全体としての血液流路の有
する圧損が低いため、血液潅流用ポンプを必要としない
ため血液への機械的損傷も少なく、取り扱いが簡易なも
のである。また、体内植え込み型としても作動可能なＥ
ＣＭＯとして使用することもできる。
去能に潰れ、かつ人工肺装置全体としての血液流路の有
する圧損が低いため、血液潅流用ポンプを必要としない
ため血液への機械的損傷も少なく、取り扱いが簡易なも
のである。また、体内植え込み型としても作動可能なＥ
ＣＭＯとして使用することもできる。
［実施例］
以下、本発明の人工肺装置につき実施例に従ってより詳
細に説明する。
細に説明する。
実施例１
第２図に示したような内部構造を有するガス交換ハウジ
ングの血液導入口および血液導出口に、内径８ｍｍφ、
長さ５０ｃｍのポリ塩化ビニル製の血液導入管および血
液導出管を接続して人工肺装置を構成した。
ングの血液導入口および血液導出口に、内径８ｍｍφ、
長さ５０ｃｍのポリ塩化ビニル製の血液導入管および血
液導出管を接続して人工肺装置を構成した。
なお、ハウゆング内に充填された中空糸膜は、ポリプロ
ピレン製の微多孔質の中空糸膜で、その内径は約２００
ｕ＋、外径は約２４４μｓであり、ハウジング内の接触
室における該中空糸膜の外表面積は約１ｍ’、充填率は
約２５％であった。
ピレン製の微多孔質の中空糸膜で、その内径は約２００
ｕ＋、外径は約２４４μｓであり、ハウジング内の接触
室における該中空糸膜の外表面積は約１ｍ’、充填率は
約２５％であった。
この人工肺装置を１２〜１５に、ｇの３頭の雑種犬に対
して適用した。人工肺装置のプライミング血液量は １
．８０ ｃ ｃであった。血液潅流にはポンプを使用せ
ず、右心室近傍の肺動脈に血液導入管を接続し、ガス交
換ハウジングを通して血液導出管を左心房近傍の肺静脈
に接続し、右心室の抽出力のみによるボンプレスＥＣＭ
Ｏとして肺動脈完全遮断後４時間使用し、その経過を観
察した。
して適用した。人工肺装置のプライミング血液量は １
．８０ ｃ ｃであった。血液潅流にはポンプを使用せ
ず、右心室近傍の肺動脈に血液導入管を接続し、ガス交
換ハウジングを通して血液導出管を左心房近傍の肺静脈
に接続し、右心室の抽出力のみによるボンプレスＥＣＭ
Ｏとして肺動脈完全遮断後４時間使用し、その経過を観
察した。
その結果、シャントン流量（心拍出量）は７５０〜１３
００ｃｃ／ ｍｉｎで、収縮期動脈圧は８０− １５０
ｍｍＨｇに保たれていた。人工肺の入口部圧は、右心室
圧力を反映しており、４０〜５０／ ＯｍｍＨｇの拍動
流により人工肺は潅流された。圧損は、人工肺装置全体
として５〜１０ｍ＋ｏＨｇを示した。
００ｃｃ／ ｍｉｎで、収縮期動脈圧は８０− １５０
ｍｍＨｇに保たれていた。人工肺の入口部圧は、右心室
圧力を反映しており、４０〜５０／ ＯｍｍＨｇの拍動
流により人工肺は潅流された。圧損は、人工肺装置全体
として５〜１０ｍ＋ｏＨｇを示した。
この人工肺装置使用中の血液、交換ガスおよびシャント
流量から算出した酸素加能およびＣ０２除去能は、シャ
ント流量１０００ｃｃ／ ｆｆ１ｉｎ ／ゴあたりそれ
ぞれ約５５ｃｃ／ ｆｆ１ｉｎ 、約７０ｃｃ／ｍｉｎ
であった。また動脈血は、 ＰＯ２１００〜２００ｍｍ
Ｈｇ、 Ｐ Ｃ０□３０〜４５ｍｍＨｇの範囲にあった
。
流量から算出した酸素加能およびＣ０２除去能は、シャ
ント流量１０００ｃｃ／ ｆｆ１ｉｎ ／ゴあたりそれ
ぞれ約５５ｃｃ／ ｆｆ１ｉｎ 、約７０ｃｃ／ｍｉｎ
であった。また動脈血は、 ＰＯ２１００〜２００ｍｍ
Ｈｇ、 Ｐ Ｃ０□３０〜４５ｍｍＨｇの範囲にあった
。
４時間経過後、人工肺装置を取り外し元の自然状態に復
元したが、３頭とも良好な血液ガス、血行状態を示した
。
元したが、３頭とも良好な血液ガス、血行状態を示した
。
第１図は、本発明の人工肺装置を示す模式図であり、第
２図は、そのガス交換ハウジング部の一態様例を示す縦
断面図（ａ）および一部欠截平面図（ｂ）である。
２図は、そのガス交換ハウジング部の一態様例を示す縦
断面図（ａ）および一部欠截平面図（ｂ）である。
Claims (1)
- １）多数の多孔質中空糸膜を内蔵し、酸素を含むガスは
該中空糸膜の中空部を流れ、血液は該中空糸膜の外側を
流れるよう構成され、血液導入口、血液導出口、ガス導
入口およびガス導出口を有するガス交換ハウジングと、
前記血液導入口に接続し血管と直接接続可能な血液導入
管と、前記血液導出口に接続し血管と直接接続可能な血
液導出管とを有してなる人工肺装置であって、血液流量
１０００ｃｃ／ｍｉｎのときの該ガス交換ハウジングの
血液導入口と血液導出口間の圧損、該血液導入管の圧損
および該血液導出管の圧損との総和が２５ｍｍＨｇ以下
である人工肺装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19878284A JPS6176166A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | ポンプレス人工肺装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19878284A JPS6176166A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | ポンプレス人工肺装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6176166A true JPS6176166A (ja) | 1986-04-18 |
Family
ID=16396821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19878284A Pending JPS6176166A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | ポンプレス人工肺装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6176166A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0298363A (ja) * | 1987-10-30 | 1990-04-10 | Terumo Corp | 中空糸型人工肺 |
-
1984
- 1984-09-22 JP JP19878284A patent/JPS6176166A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0298363A (ja) * | 1987-10-30 | 1990-04-10 | Terumo Corp | 中空糸型人工肺 |
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