JPS6176046A - ブラシ保持器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は整流子電動機のためのアーム形ブラシ保持器
に関する。

［従来の技術］ 電動機ハウジングに固定されたブラシ保持器支持枠を備
え、電動機内部空間の中で軸方向に延びる保持ピンがそ
の軸方向の一端をブラシ保持器支持枠に一体に付加成形
され、各ブラシ支持アームがブラシと反対側のその自由
端により保持ピンの自由な他端上に、接線方向に傾動可
能にかつ軸方向に位置固定に、保持されている整流子電
動機のためのアーム形ブラシ保持器システムは、ドイツ
連邦共和国特許出願公開第３０２３８０３号明細書によ
り知られている。

この公知のアーム形ブラシ保持器システムにおいてはブ
ラシ支持アームは、その一端に付加成形された開放形の
軸受ブツシュをブラシ保持器支持板上に軸方向に付加成
形された保持レールの自由端上につり掛けられると共に
、アーム形ブラシ保持器の間に掛けられた又は張られた
引張りばねにより、その他端に成形されたポケットに挿
入されたブラシを介して整流子に押圧される。軸方向の
位置確保のためにブラシ支持アームをあらかじめつり掛
けた保持レールの自由端上には、ある方法で成形された
端板がセルフロックしながら挿着されている。付加成形
された案内用縁スリットを用いて端面から軸方向のハウ
ジング開口部に挿入可能なブラシ保持器支持板は、ブラ
シ支持アームの傾動可能な支持のために付加成形された
保持レールを備え、軸方向にのみ離型可能なおす型を用
いて製作可能な、かつｌ軸方向にのみ装着可能な１個の
プラスチック射出成形部品として構成されている。

［発明が解決しようとする問題点］ この発明は、アーム形ブラシ保持器システムの製作及び
組み立てのためのハンドリング用取っ手の数を、全自動
製造ラインのために更に減らすことを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この目的はこの発明に基づき前記の種類のアーム形ブラ
シ保持器システムにおいて、ブラシ保持器支持枠に一体
に付加成形された保持ピンが突出ピンとして構成されて
おり、ブラシ支持アームのブラシと反対側の自由端がス
リーブ形の端部により突出ピンを包み込み、かつブラシ
保持器支持枠と軸方向に位置固定のスナップ結合するま
で、突出ピン上にその自由端から挿着できることにより
達成される。この発明の有利な実施態様は特許請求の範
囲第２項以下に記載されている。

この発明に基づくアーム形ブラシ保持器システムにより
、軸方向に操作するただ１回の７１ンドリングだけによ
りブラシ支持アームをブラシ保持器支持枠に明確に固定
可能に組み立てることができる。同時に両ブラシ支持ア
ームを取り付ける際、及び両ブラシ支持アームを装着し
たブラシ保持器支持枠をハウジングの中に挿入する際、
及び電動機回転子の組み立ての際に、両ブラシ支持アー
ムが、これらアームを定められた相互間隔に保ち一緒に
成形されかつ折り取り可能な橋絡柱を備えた、１個の注
型部品特にプラスチック射出成形部品の部分であること
により、更に簡単化が可能となる。その際両ブラシ支持
アームがその環状の端部を同時に突出ピン上に軸方向に
挿着でき、かつそのブラシを装着したブラシ側端部の間
に整流子電動機の回転子の整流子が軸方向に自由に挿入
できるような相互間隔に、両ブラシ支持アームが橋絡柱
により保持されていることは合目的である。

そして電動機の全組み立て後、かつ場合によっては組み
込まれたブラシシステムの回路接続の前に、両ブラシ支
持アームの間の４ｉ！Ｉ絡桟が容易に折り取られる。そ
れによりブラシは整流子に接触するために解放される。

射出成形の際に既に定められた両ブラシ支持アームの相
対位置により、別の部品例えば雑音抑圧チョークの装着
、及びチョーク相互の、また両ブラシ支持アームのブラ
シとの、更に外部接続プラグとの結線もまた非常に簡単
となる。

自動化装置により遂行すべき組み立てステップの数はこ
の発明の別の実施態様に基づき、ブラシがブラシ支持ア
ームのブラシ側端部のポケットの中に−Ｈに埋め込み成
形され、それによりブラシ保持器の構成部品として供給
されてブラシ保持器と共に１部品として組み立てできる
ことにより。

更に減少される。ブラシ支持アームに固定すべき引張り
ばねの端部の簡単な組み立てのために、軸方向の自由端
を有する軸方向に延びたピンがブラシ支持アームに一体
に付加成形され、環状に形成された端部を有する引張り
ばねがこのピンに挿着可能にかつセルフロックしながら
引掛は可能に保持されている。有利ないわゆる積み上げ
式組み立てを念頭に置いて１組み付けられたブラシ支持
アームの軸方向の固定のための突出ピンとスナップ止め
具とを付加成形されたブラシ保持器支持枠、ないしは雑
音抑圧手段を収容するための付加成形されたポケット及
び中間に成形された橋絡柱を備えたブラシ支持７−ム自
身が、それぞれ鋳造技術上軸方向にのみ離型可能でかつ
１軸方向にのみ装着可能な部品として構成されている。

［実施例］ 次にこの発明に基づくアーム形ブラシ保持器システムの
１実施例を示す図面によりこの発明の詳細な説明する。

第１図は軸方向のハウジング開口部に挿入されたアーム
形ブラシ保持器システムの正面図、第２図は第１図に示
すアーム形ブラシ保持器システムの一部破断側面図、第
３図は第１図に示すブラシ保持器支持枠のまだ装着され
ていない状態での正面図、第４図は第２図に示すブラシ
保持器支持枠の縦断面図、第５図は第３図に示すブラシ
保持器支持枠の下面図、第６図は個々のブラシ支持アー
ムの正面図、第７図は第６図に示すブラシ支持アームの
縦断面図、第８図は橋絡柱により相対位置に固定され埋
め込み成形されたブラシを備えた二つのブラシ支持アー
ムの正面図、第９図は第６図に示すブラシ支持アームの
切断線ＩＸ−■にょる断面図、第１０図は第６図に示す
ブラシ支持アームの切断線Ｘ−Ｘによる断面図である。

第１図においては閉鎖型整流子電動機の電動機ハウジン
グ２が部分断面図で示されている。電動機ハウジング２
の端側か開放された軸方向開口部の中に、電動機ハウジ
ング２の半径方向厚さと同程度の大きさの僅かな半径方
向壁厚を有する図示のようなブラシ保持器支持枠３が端
側から挿入されており、挿入後に対向してこかれた軸受
シールドにより図示されていない方法で最終的に固定さ
れる。案内と同時に電動機ハウジング２の軸方向開口部
の封止のために、加えてブラシ保持器支持枠３は周方向
において電動機ハウジング２の外側ばかりでなく内側で
も縁スリット３７．３８により軸方向開口部にかぶさっ
ている。

ブラシ保持器支持枠３の後壁上には軸方向に向いた突出
ピン３１．３２が付加成形され、この突出ピン上にその
自由端からスリーブ形の端部５１．６１を有するブラシ
支持アーム５，６が挿着され、ブラシ支持アームは付加
成形された突起６３．６４によりブラシ保持器支持枠３
に付加成形された対応するラー、チ３３．３４又は３５
゜３６の後に引っ掛かり、それにより突出ピン３１．３
２に傾動可能に支持されたブラシ支持アーム５．６が軸
方向に固定される。特に第１図及び第２図から分かるよ
うに、ブラシ保持器支持枠３の中には雑音抑圧器として
キャパシタ！０が保持され、また両ブラシ支持アーム５
．６に４６１個の雑音抑圧チョーク１１又は１２が保持
されている。第９図から分かるように、ブラシ支持アー
ム５．６は雑音抑圧チョークの保持範囲にポケット状凹
所６６を有し、その開放された軸方向からこの凹所の中
に雑音抑圧チョークを挿入しかつ保持突起６７を越えて
引掛けることにより固定可能である。

両ブラシ支持アーム５．６は引張りばね４により第１図
又は第８図に示した整流子に対しブラシ７．８を介して
押圧される。引張りばね４の簡単な組み立てのためにブ
ラシ支持アーム５．６には軸方向に向いた突出ピン５２
．６２が付加成形され、その自由端から環状の端部４１
，４２を有する引張りばね４をその他の組み立てるべき
部品と同様に軸方向に押し込み可能であり、環状の端部
４１．４２が第９図に示すラッチ６２１の後で引掛けて
止６られる。ブラシ支持アーム５．６に保持されたブラ
シ７．８はこの発明の実施態様に基づき、ブラシ支持ア
ーム５，６の射出成形の際に埋め込み部品として一緒に
埋め込み成形されるので、別個の加ニステップ又は組み
立てステップとしてあらかじめ単独に成形されたポケッ
トの中にブラシを別個に圧入することは行われない。第
１０　図１＊壁６５により三方向を包囲されたブラシ支
持アーム６のブラシ８を示す。

第８図に示すように、埋め込み成形されたブラシ７．８
を有するアーム形ブラシ保持器システムのブラシ支持ア
ーム５，６は、折り取り可能な橋絡柱９を備えた１個の
プラスチック射出成形部品として製作されるのが有利で
あり、この橋絡柱は引張りばね４の取り付けのために設
けられたブラシ支持アーム５，６のピン５２．６２の間
に間隔ａを置いて一体に付加成形されるのが合目的であ
り、それによりブラシ７，８の整流子側の滑り面の間に
整流子１が挿入できるような距離にブラシ７．８が保持
される。橋絡柱９により位置を保持されかつ埋め込み成
形されたブラシ７．８を有するブラシ支持アーム５．６
には、自動化可能な雑音抑圧チョーク１１．１２の押し
込み及びブラシ支持アームと接続経路の位置決めの後に
例えば超音波溶接により電気接続が行われる。続いてピ
ン５２．６２上にはセルフロックするスナップ位置まで
引張りばね４が挿入される。このように橋絡桟９を介し
て結合された二つのブラシ支持アーム５．６を含む予備
組み立てされた部品は、ブラシ支持アーム５，６のスリ
ーブ状の端部を円筒形の突出ピン３１．３２として構成
されたブラシ保持器支持枠３の回転中心上に押し込まれ
、スナップ結合が掛けられブラシ支持アーム５，６が突
出ピン３１．３２上で軸方向の運動を阻止される０組み
立てられかつ接続された部品を備えたブラシ保持器支持
枠３の完全な組み立て後に、及び場合によっては全ブラ
シシステムの回路接続工程の前に、橋絡桟９は折り取ら
れブラシ７．８が整流子ｌへの接触のために解放される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は軸方向のハウジング開口部に挿入されたアーム
形ブラシ保持器システムの正面図、第２図は第１図に示
すアーム形ブラシ保持器システムの一部破断側面図（第
３図のＩＩ−ＩＩ線断面図）、第３図は第１図に示すブ
ラシ保持器支持枠のまだ装着されていない状態での正面
図、第４図は第２図に示すブラシ保持器支持枠の縦断面
図、第５図は第３図に示すブラシ保持器支持枠の下面図
、第６図は個々のブラシ支持アームの正面図、第７図は
第６図に示すブラシ支持アームの縦断面図、第８図は橘
絡桟により相対位置に固定され埋め込み成形されたブラ
シを備えた二つのブラシ支持アームの正面図、第９図は
第６図に示すブラシ支持アームの切断線ＩＸ−ＩＸによ
る断面図、第１０図は第６図に示すブラシ支持アームの
切断線Ｘ−Ｘによる断面図である。 １・・・整流子、　　？・・・電動機ハウジグ、３・・
Φブラシ保持器支持枠、　　４・・串引張りばね、　　
５．６・・・ブラシ支持アーム、　　７゜８・・・ブラ
シ、　　９・ｅ・橋絡桟、　　１０・・・キャパシタ、
　　　　１１，１２・・・雑音抑圧チョーク、　　　　
３１，３２・・・突出ピン、４１．４２・・・環状に形
成された端部、５１．６１−拳・スリーブ形の端部、　
　　５２゜６２、・・ピン、　　　５６，６６・・・ポ
ケット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）電動機ハウジングに固定されたブラシ保持器支持枠
   を備え、電動機内部空間の中で軸方向に延びる保持ピン
   がその軸方向の一端をブラシ保持器支持枠に一体に付加
   成形され、各ブラシ支持アームがブラシと反対側のその
   自由端を保持ピンの自由な他端上に、接線方向に傾動可
   能にかつ軸方向に位置固定して保持されている整流子電
   動機のためのアーム形ブラシ保持器システムにおいて、
   ブラシ保持器支持枠（３）に一体に付加成形された保持
   ピンが突出ピン（３１；３２）として構成されており、
   ブラシ支持アーム（５；６）のブ ラシ（７；８）と反対側の自由端がスリー ブ形の端部（５１；６１）により突出ピン （３１；３２）を包み込み、かつブラシ保持器支持枠（
   ３）と軸方向に位置固定のスナップ結合するまで、突出
   ピン（３１：３２）上にその自由端から挿着できること
   を特徴とするブラシ保持器。 ２）それぞれほぼ一平面上で傾動可能であり、かつその
   ブラシ側の端部を整流子の向かい 合った側面にブラシを介して接触している少なくとも二
   つのブラシ支持アームを備え、両ブラシ支持アーム（５
   、６）が、これらアーム（５；６）を定められた相互間
   隔に保つ 一緒に成形されかつ折り取り可能な橋絡桟 （９）を備えた、１個の注型部品特にプラスチック射出
   成形部品の部分であることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のブラシ保持器。 ３）両ブラシ支持アーム（５；６）がそのスリーブ形の
   端部（５１；６１）を同時に突出ピン（３１；３２）上
   に軸方向に挿着でき、かつそのブラシ（７、８）を装着
   したブラシ側端部の間に整流子電動機の回転子の整流子
   （１）が軸方向に自由に挿入できるような相互間隔（ａ
   ）に、両ブラシ支持アーム（５；６）が橋絡桟（９）に
   より保持されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項記載のブラシ保持器。 ４）橋絡桟（９）により結合されたブラシ支持アーム（
   ５、６）の間に引張りばね（４）が張られ、ブラシ（７
   、８）を装着したブラシ支持アーム（５；６）端部の整
   流子（１）に対する運転時のブラシ押圧力を得るように
   したことを特徴とする特許請求の範囲第２項又は第３項
   記載のブラシ保持器。 ５）軸方向の自由端を有する軸方向に延びたピン（５２
   ；６２）がブラシ支持アーム（５；６）に付加成形され
   、引張りばね（４）が環状に形成された端部（４１：４
   ２）をこのピンの上に挿着可能に及び／又はセルフロッ
   クしながら引掛け可能に保持されることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれか１項に記載
   のブラシ保持器。 ６）橋絡桟（９）が軸方向に延びる両ピン （５２；６２）の間に配置されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第５項記載のブラシ保持器。 ７）樹脂注型された特に樹脂射出成形されたブラシ支持
   アームを備え、ブラシ（７；８）がブラシ支持アーム（
   ５；６）のブラシ側端部に一緒に埋め込み成形されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第６項
   のいずれか１項に記載のブラシ保持器。 ８）ブラシ支持アーム（５、６）の中に軸方向に部品を
   装着可能なポケット（５６；６６）が成形され、雑音抑
   圧チョーク（１１； １２）及び／又はキャパシタ（１０）が収容されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第７項の
   いずれか１項に記載のブラシ保持器。 ９）組付けられたブラシ支持アームを軸方向に固定する
   ために突出ピンとスナップ止め具とを付加成形されたブ
   ラシ保持器支持枠、ないしはポケット、ピン及び場合に
   よっては中間に橋絡桟を付加成形されたブラシ支持アー
   ムが、それぞれ鋳造技術上軸方向にのみ離型可能なかつ
   １軸方向にのみ装着可能な部品として構成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第８項のい
   ずれか１項に記載のブラシ保持器。