JPS617438A - 顕微鏡用液浸油 - Google Patents
顕微鏡用液浸油Info
- Publication number
- JPS617438A JPS617438A JP12639284A JP12639284A JPS617438A JP S617438 A JPS617438 A JP S617438A JP 12639284 A JP12639284 A JP 12639284A JP 12639284 A JP12639284 A JP 12639284A JP S617438 A JPS617438 A JP S617438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- immersion oil
- liquid
- oil
- microscope
- diene polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は顕微鏡用液浸油に関し、さらに詳しくは特に螢
光顕微鏡用の液浸油として好適な液浸油に関する。
光顕微鏡用の液浸油として好適な液浸油に関する。
顕微鏡の倍率を高める方法の１つとして対物レンズの開
口数を大きくする液浸法が採用されている。この場合に
用いる液浸油としてはグリセリン。
口数を大きくする液浸法が採用されている。この場合に
用いる液浸油としてはグリセリン。
シリコン油、カーギル油等が知られている。
しかしながら、グリセリンは吸湿性があり、屈折率も低
く、シリコン油は高粘度であり、屈折率が低いという欠
点がある。また、カーギル油はポリ塩化ビフェニル（Ｐ
ＣＢ）を含んでいるため、人体に有害であるという重大
な欠点を有している。
く、シリコン油は高粘度であり、屈折率が低いという欠
点がある。また、カーギル油はポリ塩化ビフェニル（Ｐ
ＣＢ）を含んでいるため、人体に有害であるという重大
な欠点を有している。
本出願人は、上記欠点のない顕微鏡用液浸油として特定
の鎖状炭化水素とジフェニルメタン等の混合物を開発し
たが、この液浸油は螢光を発する物体等の観察に用いら
れる螢光顕微鏡用液浸油としては不適当である。
の鎖状炭化水素とジフェニルメタン等の混合物を開発し
たが、この液浸油は螢光を発する物体等の観察に用いら
れる螢光顕微鏡用液浸油としては不適当である。
そこで本発明者は、上記のような欠点がなく、しかも螢
光の発生も極力抑制された液浸油を開発すべく検討を重
ねた結果、液状ジエン系重合体を基油とし、これに特定
の化合物を配合したものが有効であることを見出し、か
かる知見に基いて本発明を完成したのである。
光の発生も極力抑制された液浸油を開発すべく検討を重
ねた結果、液状ジエン系重合体を基油とし、これに特定
の化合物を配合したものが有効であることを見出し、か
かる知見に基いて本発明を完成したのである。
すなわち本発明は、液状ジエン系重合体に、液状オレフ
ィン系重合体、液状飽和炭化水素、脂肪族飽和アルコー
ル、脂環式アルコールおよびエステルの中から選ばれた
少なくとも１種の化合物を配合してなる顕微鏡用液浸油
を提供するものである。
ィン系重合体、液状飽和炭化水素、脂肪族飽和アルコー
ル、脂環式アルコールおよびエステルの中から選ばれた
少なくとも１種の化合物を配合してなる顕微鏡用液浸油
を提供するものである。
本発明に用いる液状ジエン系重合体としてはポリブタジ
ェン、ポリイソプレン、ポリクロロプレンなどがあり、
分子量１５００〜８０００程度のものが好適である。こ
れらの中ではポリブタジェンが特に好ましい。
ェン、ポリイソプレン、ポリクロロプレンなどがあり、
分子量１５００〜８０００程度のものが好適である。こ
れらの中ではポリブタジェンが特に好ましい。
次に、該液状ジエン系重合体に配合する化合物のうち液
状オレフィン系重合体としてはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン、ポリイソブチレンなどがあり、分
子量１５００〜８０００のものが好ましい。液状飽和炭
化水素としては各種のものを使用しうるが、ベンクン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、流動パラフィ
ンなどが好ましい。また、脂肪族飽和アルコールとして
はメタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール
、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタツール、オクタ
ツールなどが好適に用いられる。脂環式アルコールとし
てはシクロブタノール、シクロペンタノール、シクロヘ
キサノール、シクロヘプタツール、シクロオクタツール
、シクロブチノール、シクロベンテノール、シクロヘキ
セノール。
状オレフィン系重合体としてはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン、ポリイソブチレンなどがあり、分
子量１５００〜８０００のものが好ましい。液状飽和炭
化水素としては各種のものを使用しうるが、ベンクン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、流動パラフィ
ンなどが好ましい。また、脂肪族飽和アルコールとして
はメタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール
、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタツール、オクタ
ツールなどが好適に用いられる。脂環式アルコールとし
てはシクロブタノール、シクロペンタノール、シクロヘ
キサノール、シクロヘプタツール、シクロオクタツール
、シクロブチノール、シクロベンテノール、シクロヘキ
セノール。
シクロヘプテノール、シクロオクテノール、ジシクロペ
ンタノール、ジシクロヘキサノール、ジシクロベンテノ
ール、ジシクロヘキセノールなどがある。エステルにつ
いても各種のものを使用でき、飽和もしくは不飽和カル
ボン酸エステル（たとえハ酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ジシクロペンチル、マレイン酸メチル、マレイン酸エ
チル、フマル酸メチル、フマル酸エチルなど）やグリセ
リンエステル（トリエステル、ジエステル、モノエステ
ル）等がある。これら化合物は単独で使用してもよく、
２種以上を組合せて使用してもよい。
ンタノール、ジシクロヘキサノール、ジシクロベンテノ
ール、ジシクロヘキセノールなどがある。エステルにつ
いても各種のものを使用でき、飽和もしくは不飽和カル
ボン酸エステル（たとえハ酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ジシクロペンチル、マレイン酸メチル、マレイン酸エ
チル、フマル酸メチル、フマル酸エチルなど）やグリセ
リンエステル（トリエステル、ジエステル、モノエステ
ル）等がある。これら化合物は単独で使用してもよく、
２種以上を組合せて使用してもよい。
液状ジエン系重合体と上記化合物を配合するにあたって
は、光の分散性、屈折率、粘度などの性質が液浸油とし
て適正なものとなるように配慮すべきである。まず、ア
ツベ数で示される光の分散性については４０乃至５８の
範囲が適当であり、屈折率は１．５乃至１．６が適当で
ある。さらに、粘度については１００〜５００００ｃＳ
ｔ （３７，８℃）、好ましくは１０００〜１００００
ｃＳｔ （３７，８℃）とすべきである。そのほか不乾
性、低螢光性、耐候性、耐食性。
は、光の分散性、屈折率、粘度などの性質が液浸油とし
て適正なものとなるように配慮すべきである。まず、ア
ツベ数で示される光の分散性については４０乃至５８の
範囲が適当であり、屈折率は１．５乃至１．６が適当で
ある。さらに、粘度については１００〜５００００ｃＳ
ｔ （３７，８℃）、好ましくは１０００〜１００００
ｃＳｔ （３７，８℃）とすべきである。そのほか不乾
性、低螢光性、耐候性、耐食性。
透明性、解像力９色収差などが良好であることも液浸油
に要求される性質である。
に要求される性質である。
上記の要求性能を満足させるため、液状ジエン系重合体
４０〜８０重量部、好ましくは５０〜６５重量部と前記
化合物２０〜６０重量部、好ましくは３５〜５０重量部
の割合で配合する。
４０〜８０重量部、好ましくは５０〜６５重量部と前記
化合物２０〜６０重量部、好ましくは３５〜５０重量部
の割合で配合する。
本発明の顕微鏡用液浸油を調製するには、上記成分を配
合し、３０〜６０℃の温度で攪拌しながら十分に混合す
ればよい。
合し、３０〜６０℃の温度で攪拌しながら十分に混合す
ればよい。
本発明の液浸油は前記した要求性能のすべてを満足する
ものであり、人体に対する毒性もない。
ものであり、人体に対する毒性もない。
また、従来の液浸油と比較して螢光の発生量が少ないの
で、螢光顕微鏡用に適している。
で、螢光顕微鏡用に適している。
次に、本発明の実施例を示す。
実施例１〜４
液状ジエン系重合体と所定の化合物をそれぞれ所定の割
合（重量部）で配合し、攪拌槽にて５０℃にて４時間攪
拌し十分に混合した。その後、室温まで冷却して液浸油
を得た。この液浸油について各種性能の評価をした。結
果を第１表に示す。
合（重量部）で配合し、攪拌槽にて５０℃にて４時間攪
拌し十分に混合した。その後、室温まで冷却して液浸油
を得た。この液浸油について各種性能の評価をした。結
果を第１表に示す。
比較例１，２
液浸油としてカーギル油（比較例１）またはシリコン油
（比較例２）を用い、それぞれの性能を評価した。結果
を第１表に示す。
（比較例２）を用い、それぞれの性能を評価した。結果
を第１表に示す。
また、通常の場合、螢光顕微鏡は光源として超高圧水銀
ランプなどを使用して螢光を励起させる紫外線を発する
。この場合に用いられる励起光としてはＵ励起、■励起
、Ｂ励起、Ｇ励起があり、各励起光において螢光の発生
量が少ないことが望ましい。実施例１〜４および比較例
１，２の各励起光における螢光強度（相対強度）を第２
表に示す。
ランプなどを使用して螢光を励起させる紫外線を発する
。この場合に用いられる励起光としてはＵ励起、■励起
、Ｂ励起、Ｇ励起があり、各励起光において螢光の発生
量が少ないことが望ましい。実施例１〜４および比較例
１，２の各励起光における螢光強度（相対強度）を第２
表に示す。
Ｕ ２．５ ４．０ ２０．０ ６．０ ２５．０
３２．ＯＶ １．２ ２．０ １．８ １．０
２．８ ４．４Ｂ Ｏ，３０，３０，３０，
３０，３０，４Ｇ Ｏ，２０，２０，２０，２０，
５０，４手続争甫正書（自発） 昭和６０年６月２７Ｆ１
３２．ＯＶ １．２ ２．０ １．８ １．０
２．８ ４．４Ｂ Ｏ，３０，３０，３０，
３０，３０，４Ｇ Ｏ，２０，２０，２０，２０，
５０，４手続争甫正書（自発） 昭和６０年６月２７Ｆ１
Claims (2)
- （１）液状ジエン系重合体に、液状オレフィン系重合体
、液状飽和炭化水素、脂肪族飽和アルコール、脂環式ア
ルコールおよびエステルの中から選ばれた少なくとも１
種の化合物を配合してなる顕微鏡用液浸油。 - （２）液状ジエン系重合体４０〜８０重量部と液状オレ
フィン系重合体、液状飽和炭化水素、脂肪族飽和アルコ
ール、脂環式アルコールおよびエステルの中から選ばれ
た少なくとも１種の化合物２０〜６０重量部とを配合し
てなる特許請求の範囲第１項記載の液浸油。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12639284A JPS617438A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 顕微鏡用液浸油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12639284A JPS617438A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 顕微鏡用液浸油 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS617438A true JPS617438A (ja) | 1986-01-14 |
| JPH0413687B2 JPH0413687B2 (ja) | 1992-03-10 |
Family
ID=14934001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12639284A Granted JPS617438A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 顕微鏡用液浸油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS617438A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0209621A2 (en) * | 1985-07-15 | 1987-01-28 | Idemitsu Petrochemical Co. Ltd. | An immersion oil for microscope |
| JPS63151913A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-24 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 顕微鏡用液浸油 |
| JPH0334713A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-14 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 表面実装型圧電振動子 |
| WO2004090602A1 (ja) * | 2003-04-02 | 2004-10-21 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 顕微鏡用液浸油 |
| JPWO2006080250A1 (ja) * | 2005-01-25 | 2008-08-07 | Jsr株式会社 | 液浸型露光システム、液浸型露光用液体のリサイクル方法及び供給方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50105144A (ja) * | 1974-01-28 | 1975-08-19 |
-
1984
- 1984-06-21 JP JP12639284A patent/JPS617438A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50105144A (ja) * | 1974-01-28 | 1975-08-19 |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0209621A2 (en) * | 1985-07-15 | 1987-01-28 | Idemitsu Petrochemical Co. Ltd. | An immersion oil for microscope |
| JPS63151913A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-24 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 顕微鏡用液浸油 |
| JPH0334713A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-14 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 表面実装型圧電振動子 |
| WO2004090602A1 (ja) * | 2003-04-02 | 2004-10-21 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | 顕微鏡用液浸油 |
| JPWO2004090602A1 (ja) * | 2003-04-02 | 2006-07-06 | 出光興産株式会社 | 顕微鏡用液浸油 |
| JP4490915B2 (ja) * | 2003-04-02 | 2010-06-30 | 出光興産株式会社 | 顕微鏡用液浸油 |
| JPWO2006080250A1 (ja) * | 2005-01-25 | 2008-08-07 | Jsr株式会社 | 液浸型露光システム、液浸型露光用液体のリサイクル方法及び供給方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413687B2 (ja) | 1992-03-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1016698B1 (en) | Use of a solvent composition containing an oxyisobutyric acid ester as a solvent in coatings, adhesives and printing inks | |
| BRPI0410529A (pt) | composições de aldeìdos e de álcoois derivados de óleos de sementes e processos para prepará-los | |
| US20080032913A1 (en) | Masking of mineral oil odor and fragrancing of mineral oils | |
| RU2007102084A (ru) | Содержащий тритерпен агент образования олеогеля, содержащий тритерпен олеогель и способ получения содержащего тритерпен олеогеля | |
| EP0209621A2 (en) | An immersion oil for microscope | |
| US4465621A (en) | Immersion oil for microscopy and related applications | |
| JPS617438A (ja) | 顕微鏡用液浸油 | |
| EP0274731B1 (en) | Immersion oil for microscopy | |
| US6221281B1 (en) | Liquid immersion oil | |
| JPH11269317A (ja) | 液浸油 | |
| JP5113355B2 (ja) | 顕微鏡用液浸油 | |
| KR970070169A (ko) | 유압 유체 | |
| DE10308610B4 (de) | Immersionsflüssigkeit für die Mikroskopie bei Wasserimmersion | |
| AU3454397A (en) | A lubricant comprising an alkyl-substituted naphthaline and an ester | |
| JP4490915B2 (ja) | 顕微鏡用液浸油 | |
| JPH11160623A (ja) | 顕微鏡用液浸油 | |
| JPH0413688B2 (ja) | ||
| JP2004240246A (ja) | 顕微鏡用液浸油 | |
| DE102006060210A1 (de) | Dieselkraftstoffzusammensetzung mit hohem Ethanolgehalt | |
| JP6699857B2 (ja) | 顕微鏡用液浸油 | |
| JP2018021958A (ja) | 顕微鏡用液浸油 | |
| DE102012014091A1 (de) | Immersionsöl für ein Mikroskop | |
| JPH0529090B2 (ja) | ||
| JP4715287B2 (ja) | 燃料油用流動性向上剤 | |
| JPS63118118A (ja) | 顕微鏡用液浸油 |