JPS6170526A - 光フアイバによつて導波される光の位相を変調するための装置および方法 - Google Patents

光フアイバによつて導波される光の位相を変調するための装置および方法

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JPS6170526A
JPS6170526A JP60179234A JP17923485A JPS6170526A JP S6170526 A JPS6170526 A JP S6170526A JP 60179234 A JP60179234 A JP 60179234A JP 17923485 A JP17923485 A JP 17923485A JP S6170526 A JPS6170526 A JP S6170526A
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phase
piezoelectric element
light guided
electrode
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JP60179234A
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オールドリツチ・エム・ラズニツカ・ジユニア
チン・ラン・チヤン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11へ11 この発明は光通信およびセンサシステムに関する。特に
、この発明は光ファイバによって伝達される光エネルギ
の位相を変調するための方法および装置に関する。
位相変調装置は、情報が電磁波によって伝達される通信
またはセンサシステムの本質的な構成要素である。位相
変調器により、電磁搬送信号に検知できる位相のシフト
を付は加えることができる。
位相のシフトは、受信機において解読され、検知された
情報がそこから抽出される。
′H!irt&波は周波数に依存する特性を有している
したがって、可視光、赤外線、マイクロ波およびミリ波
のエネルギはN磁現象に関し異なる物理的な現われ方を
示す。周波数特性の結果、電磁波の位相に対し予め選択
された変化を与えるための方法および手段はその周波数
に依存する。
極めて将来性のある通信およびセンサの技術は、光ファ
イバを介しての適当に変調された光エネルギの伝達に頼
っている。この光フアイバ技術は、他の電磁システムに
よって達成された従来のそれらを越えたバンド幅および
周波数域での確実な伝達の可能性を与える。
過去において、光フアイバセンサシステムに用いるため
の位相変調器を開発する試みは、光ファイバに対し力を
加えてその屈折率を変化させるという電気機械的なシス
テムに依存していた。本質的に、このような機械的な力
は予め選ばれた方法でファイバにストレスを与える。こ
のストレスはファイバ材料の光弾性特性により、所望の
位相変化を結果的に与える。
光ファイバを移動する光エネルギの位相を変調するため
の電気機械的な方法の例は、゛スクイザバ ー (5QtleeZer)″および゛ストレッチt−
−(stretcher ) ”として知られる形式の
装置を含む。それらの名前が示すように、これら、の装
置は光ファイバに対し異なったタイプの物理的応力を与
える。
スクイザ−においては、圧電性のセラミック化合物であ
るPZTのような変形可能な物質の板がファイバのどち
らかの側に位置決めされる。ファイバから覆いが除去さ
れて、そのクラッドが直接PZT板から圧、力を受ける
ように露出される。印加電圧に応答して変形するセラミ
ックであるPZT材料は、予め定められた電気信号に応
答してその光軸を横切る方向に光ファイバに力を印加す
るようにされている。この力は光ファイバのコアをさら
に稠密にし、それによりそのエネルギ伝達部分の屈折率
を増大させる。この結果、ファイバ内の光の伝搬定数が
スクイザ−の近傍で変化し、このような光の位相が予め
定められた様に変化する。
数学的には、スクイザ−によって生じる位相シフトΔφ
は以下の関係式によって主として支配される。
Δφ=−2πΔnL/λ 但し、λは光源の波長、 Δnはファイバのコアの屈折率の変化 りはファイバの長さ ストレッチャーにおいては、電極どして機能する金属で
被覆された内表面および外表面を有する圧電性物質の円
筒のまわりに光ファイバが巻かれる。半径方向に極性化
された圧電性材料に適正に電圧を印加することにより、
円筒の円周の収縮および膨張を制御可能とすることがで
きる。その結果、円筒の表面に巻かれた光ファイバの長
さは変化し、光ファイバを移動する光に予め定められた
位相変化を与えることができる。ストレッチャーの近傍
において光ファイバを移動する光の位相のシフトを表わ
す関係式は次式で与えられ′る。
Δφ==2πnΔL/λ 但し、nはファイバのコアの屈折率、 ΔLはファイバの長さの変化である。
ストレッチャーはファイバのコアを圧縮してその結果そ
の屈折率を変化させ、光の位相を変化させる。しかし、
通路長を変化させることによって発生される位相変化は
増大したコア密度による位相変化よりも影響が大きい。
   − 上述の装置は、機械的に光ファイバに応力を与えること
により、非可逆的でかつ不所望の永久的な構造の変化を
発生する。さらに、これらの電気機械的な装置は駆動圧
電材料の機械的な応答時間によって制限される周波数領
域を有し、それぞれを低周波(5メガヘルツ以下)の装
置としてのみ実用的にする。バンド幅の制限は極めて厳
密に変調器の実用範囲に制限を与える。通信システムに
おけるバンド幅は伝達される情報の量を規定する。
高い動作周波数は、低周波数領域のノイズの影響を最小
化することによりセンサの精度を高くする。
1五m この発明は光ファイバを伝搬する光の位相を変調するだ
めの装置を提供することにより先行技術の欠点を克服す
るものである。装置は、体積弾性波を発生するための手
段と弾性波を光ファイバの選択された部分へ送り込むた
めの手段とを含む。
この発明はさらに、光ファイバによって伝搬される光の
位相を変調するための方法を提供する。
この方法は、弾性波を発生し、弾性波をファイバへ送り
込み、それにより波がファイバによって導を 波される光と相互作用するステップ中含む。
位相変調器は光周波数変換器の本質的な構成要素として
用いられる。この発明は、弾性波を発生。
するための手段と光ファイバの選択された部分へこの波
を送り出すための手段とを含む。
この発明の特徴および利点は以下の詳細な説明からさら
に明らかとなろう。この詳細な説明は、この発明を例示
する一連の添付図面とともに参照して・行なわれる。詳
細な説明および図面においては、参照番号はこの発明の
様々な特徴に関連し、図面および詳細な説明の同様の参
照番号はこの発明の同様の特徴を示している。
好ましい−・ ]の8 第1図はこの発明に従う位相変調器10の斜視図である
。第1図から、そこに例示される装置の、     2
’)(7)好ましい実施例のうちの一方0外部0構造の
得ることができる。
変調器10は一般に、石英または他の適当な機械的かつ
光学的に不活性な材料からなるブロック14を含む。実
質的に平面的なトランスデユーサ18がブロック14の
上側表面にエポキシ樹脂または他の適当な接着剤の層1
6によって固定される。光ファイバ12は、ブロック1
4内の、第2図および第3図において示される弓形のチ
ャンネル19内に固定される。ファイバ12は、保護用
のプラスチック被膜内に封入された溶融シリカガラス等
からなる不純物注入されたコアおよびその周囲を取囲む
クラッドを備える。ファイバ12の詳細は第1図には示
されていないが以下に明らかとなろう。光ファイバ12
が通過する弓形のチャネル19は、トランスデユーサ1
8に隣接してファイバ12の一部分を固定するために、
ブロック14の上側の表面に開口部を含む。
第2図および第3図はそれぞれ第1図の切断線2−26
よび3−3に沿ってとられた変調器10の側面J5よび
正面の断面図である。光ファイバのための弓形のチャネ
ル19は、第2図に最もよく示される。ファイバ12は
クラッド22によって取囲まれた適当にドープされたコ
ア20を備える。
この伎術分野においてよく知られているように、コア2
0およびクラッド22の互いに異なる屈折率間の関係は
、ファイバ12によって実質的にコ゛ ア20内を最小
の損失で導波される光を規定する。
ブロック14の外部には、金属またはプラスチックのど
ちらかを含む適当な材料からなる被824がファイバ1
2を取囲み、環境からの保護を与えかつさらに損失を最
小にする。この発明の教示は等方性および異方性(たと
えば複屈折)の光学特性の両方の光ファイバに対し等し
く適用可能である。
トランスデユーサ18は好ましくは、アルミニウムのよ
うな適当な導電性材料で形成される上側の電極28と下
側の電極30との間に挾まれた1層の圧電性物質26か
ら形成される。変調器10に用いるための好ましい圧電
性材料はニオブ酸リチウムである。
圧25位26は、電源32から交番極性の電圧を印加す
るとトランスデユーサ18の平表面に対し垂直な方向に
伝搬する弾性波を発生する。層26を形成する物質は、
ファイバ12に対し垂直方向または同一直線上のどちら
かの振動が弾性波エネルギの縦または剪断モードを発生
するように極性化される。
以下に詳細に議論されるように、層26の振動はファイ
バ12の光軸に対し垂直な方向に伝搬する弾性波を発生
する。よく知られているように、この体積弾性波の中心
周波数の波長はJii26の厚さの2分の1に等しい。
電橋28および30は真空蒸着または他の′FiI!1
!形成技法を用いてこの発明の実車に対し適当な厚さに
形成される。
断面構造において、ブロック14内の弓形のチャネル1
9は凸形の底端部34と凹形の楔40および42を含む
不連続な端部によって規定される。
ファイバ12(被膜24を取除いて)を取囲むエポキシ
または他の適当な接着剤の連続層39の上側および上側
の端部36および38は第1図において見られるように
、ファイバと弓形のチャネル19の下側および上側の表
面との間にそれぞれ挿入される。接@Wa39はファイ
バ12をブロック14内に固定】る。
ファイバ12はクラッド22の上側の表面で相・ 互作
用領域46を形成する実質的に平らにされた部分を含む
。相互作用領域46は好ましくは適当なラッピング剤(
研磨剤)を用いてファイバ12を研磨し、そこからクラ
ッド22の一部分を除去することによって準備される。
相互作用領域46はたとえばエポキシ樹脂である適当な
接着剤の接@層49によって平面的な下側の電極30に
固定される。平らにされた部分46は、体積弾性波をコ
ア20内へ送り出すためにトランスデユーサ18とファ
イバ12との間の相互作用の領域を与える。一般的な導
波路として、曲率半径が約20センチの場所において1
25マイクロメータの直径を有する外側のクラッドを有
するファイバ12は長さが約18−20センチの相互作
用領域46を形成する際に、最大の深さ約10マイクロ
メータ1    まで研磨される。
たとえばレーザ(図示せず)のような光源からの光はコ
ア20によって規定される光学的通路内をファイバ12
を介して伝達される。コア20とクラッド22の互いに
異なる屈折率により、移動する光エネルギはコアに閉込
められる。コアの屈折率はクラッドの屈折率よりも大き
く、コア2゜によって伝搬される光は内部全反射に対す
る臨界角よりも小さな角度でコア/クラッド界面に衝突
する。したがって、ファイバ12によって導波される光
の実質的にすべては、コア/クラッド界面における内部
反射によってコア20内に維持される。この光がブロッ
ク14内のファイバ12の部−分、特に相互作用領域4
6に隣接するその部分を通過するとき、光は圧電層26
のそれぞれの側の電極28および30に印加される極性
を変化させた電圧に応答して圧電性トランスデユーサ2
0゜18の振動によって送り込まれる体積弾性波と相U
作用する。
下側の電極30.接着層49および圧電層26の形状お
よび材料は、それらの結合された音響インピーダンスが
相互作用領域46の反対側のファイバ12の部分の音響
インピーダンスと整合するように選ばれている。音響イ
ンピーダンスを整合させることにより、位相変調器シス
テム1oに与えられるエネルギに応答してファイバ12
のコア20に伝達される最大のアコースティックエネル
ギが確実に伝達される。好ましい実施例は、100ミク
ロンのオーダの厚みを有するたとえば結晶性ニオブ酸リ
チウム(Li Nb Os )である圧電性物′lI2
6の層を有しかつ2000オングストロームのオーダの
厚みを有するアルミニウム電極を有する。
Wj26のla !インピーダンスは装置の設計を支配
し、したがって第2図および第3図の相対的な大きさは
例示を明確にするために実際とは幾分か異なっている。
しかし、この発明はこの詳細な説明に添付される特許請
求の範囲によって規定される変調器1oの相対的な構造
形状において振動の全領域を含むことを意図するもので
ある。
この技術分野においてはよく知られているように、ファ
イバ12によって導波される光エネルギと伝搬弾性波と
の相互作用により、伝達される光エネルギの結果的に生
じる位相のシフトを予言することができる。この位相の
シフトはファイバのコア20の物質内でこの物質に物理
的に応力を与えることなく双極子モーメントを再配置す
るというよく知られた音響−光学効果により生じる。こ
の位相シフトの大ぎさは主として、電源32によって系
に与えられる電力と相互作用領域46の長さとの第1次
の関数である。
位相シフトは方程式(1)に従って影響を受ける。トラ
ンスデユーサ18によって送り込まれる弾性波はファイ
バ媒体の屈折率に予め定められた変化Δnを結果的に与
える。この屈折率の変化はファイバー2内で発生される
弾性歪波の大きさの直接の関数である。この大きさAは
次式で与えられる。
A=  [2PV3 ] 1/2 [d  ] −’/
2但し、P:弾性波の強さ V:ファイバ媒質内における弾性波の速度 d :ファイバの密度である。
弾性波の強さPはI&1132によって入力されるシス
テムの電力の関数である。夕闇の挿入損失が存在するの
で、弾性波の強さは入力された電力よりも幾分か小さい
。挿入損失はプロセスのこの部分におけるエネルギ変換
効率を表わす。この発明のプロセスおよび装置に従う位
相変調の全体の効率は誘起された位相のシフトΔφを電
源32を駆動するために入力された電力で割った商とし
て測定され、前述の電気−機械的なシステムおよび方法
によって用いられるものよりも有意に高い。電気−機械
的なシステムは本質的に装置の機械的特性によって制限
を受ける。
第4図は前述の弾性〜光学原理に従って動作する交番位
相変調器48の讐一部破断斜視図である。
しかし、以下に明らかになるように、m4図の位相変調
器48はファイバのコアにおける弾性波の強度密度を増
強する単純化された設計によって特・1    徴付け
られる。位相変調器48はコア20とクラッド22との
みを備える光フーアイバ12aの被膜のない相互作用領
域53を収納するようにされた一般的に円筒形の形状を
備える。   一平面形のトランスデユーサ18に対応
する圧電性トランスデユーサ51は、クラッド22の予
め選択された部分に固定されかつ取巻く。トランスデユ
ーサ51は、圧電性材料の長く延びた円筒形の区間50
.外部の電極52および内部の電極54を含む。内部電
極52は内部電極52と電圧源(図示せず)との間の電
気的接触を容易にづるためのパッド(図示せず)に対し
便利な位置を与える比較的短い円筒状の突出部分56を
含む。容易、に接触することのできる外部電極54に関
しては突出部分56に対応する領域は必要ではない。
位相変i1器48は価格の低減と効率の増大という利点
を与える。位相変調器48はまず保護用の被膜を除去し
て光ファイバのクラッド・22を露出さVることによっ
て形成される。突出部分56を含む内部電極は次に真空
蒸着法等を用いてクラッド22上に蒸着される。円筒形
の区間50は好ましくは、以下に開示されるように一般
的に乾燥され処理されたとき、圧電性のセラミック層を
形成する多くのゲルのうちの1個を用いて形成される。
それぞれが10’、−10’の原子を含有する太き一°
ざが10−1000オングストロームの粒子からなる硬
質の多孔性の分散体であるゲルの形態により今述べた円
筒形を含む無限に多くの層の幾何的配置を構成すること
ができる。区間50を形成するためのゲルは“°ゾルゲ
ル”族の多くのメンバーを含む。ゾルゲルは、1個また
はそれ以上の金属−有機化合物、溶剤としてのアルコー
ルおよび乾燥された薄膜の多孔性および硬度を安定化さ
せるための適当な触媒を含有するシリカゲルを含む。
位相変調器48に用いるための適当なゾルゲルはS!0
2およびpb  (7r X Ti I−X ) Oa
を含む。区間50のための多孔性の硬質の誘電体薄膜は
、内部金属電極54に隣接して浸漬塗装処理によって形
成される。
光ファイバは粘性のゾルゲル溶液中へ何度も浸漬される
。各々の積層の厚みは従来の回転および。
緩慢引上げ技法によってIII御される。適当な全体の
湿った厚みが達成された後、その積層被膜はべ一ギング
され、その液体成分が除去され、良質のセラミック薄膜
が得られる。平面型トランスデユーサ18の比較的高価
な結晶N+Oaと異なり、ゲル化合物の液相構造および
高い揮発性により、光ファイバの溶融点よりも十分低い
温度で固体材料からなる円筒形の層を形成することがで
きる。
外部電極52は次にJIi50上に真空蒸着される。
硬質の誘電体薄膜を含むファイバは次に高温のシリコン
オイル浴槽に浸される。電極52および54間に円筒形
の区間50の双極子を整列させるために高電圧が印加さ
れ、その結果圧電性材料が対称的な内側方向および外側
方向の半径方向の振動のために極性化される。交流電流
源(図示せず)は、トランスデユーサ51の電極52お
よび54間に電気的に接続される。
円筒形のトランスデユーサ51は電極52.54の組合
わせにより形成される。円筒形の区間50は電源からの
振動信号に応答して予め選択された周波数で内側方向お
よび外側方向に振動し、体積弾性波を発生する。体積弾
性波は光ファイバ1クダ 2a内へ送り出され、弾性歪波を光ファイバ12aに沿
った光エネリレギの伝搬方向に垂直な方向に伝搬させる
。この弾性波の波頭は半径方向を向いており、光ファイ
バ12aと同心円の一連の円周を形成する。各々の伝搬
する歪波の波頭の直径は時間とともに単調に減少する。
位相変調器48の音響効率は2つの構造的な意味におい
て平面的な装@1oのそれよりも増強されている。第1
に、ファイバ12aとトランスデユーサ51との相互作
用領域は円筒形の区rm 50の全体の長さにわたって
いる。この長さを通じてクラッド22とトランスデユー
サ51との間には何ら感知し得る分離は存在しない。し
たがって、円筒形のトランスデユーサ51の全体が弾性
波をファイバ12aと送り出す。
ざらに、弾性エネルギを有する波はコア20へ収束Jる
ので、変調するための弾性波頭がコア21   0の側
を通過した後先行技術の実施例において発生する弾性エ
ネルギの消費が避けられる。さらに、位相’awJ器4
8において表面を飛出す弾性波から弾性波エネルギが効
率的に反射される。したがって、実際に共鳴空洞である
光ファイバ12aのサイズおよび音響インピーダンスと
組合わせて、円筒形のトランスデユーサ51へ印加され
る周波数を適当に選択することによって、確実に、反射
されたエネルギが新しく飛出す変調波頭のエネルギ成分
を再強化することが可能となる。
この発明の光ファイバに隣接する圧電性トランスデユー
サの制御された振動は、ファイバ内へ適当な弾性波を送
り出す機能をする。このファイバに対する効果は、スク
イザ−(図示せず)を形成する圧電性材料の板の誘起さ
れた運動により生じるものと異なる。したがって、スク
イザ−が電気光学的に7?イバの変形をさせて位相シフ
トを生成するにもかかわらず、この発明は音響−光学プ
ロセスによって位相シフトを生成する。
誘起される効果における違いは、スクイザ−の圧電性材
料の板に対してこの発明の圧電性トランスデユーサの薄
さすなわちバルクのないことにより発生する。スクイザ
−の板は通常ミリメータがらセンタメータの範囲内にあ
り、この発明の移相器の薄膜圧電性トランスデユーサの
厚みはミクロンの範囲(好ましくは10ミクロンより小
さい)であり、はぼ3桁はど薄い。この重要な違いに従
って、光ファイバに隣接するこの発明の圧電性トランス
デユーサの振動運動は測定できるほどファイバのコアを
圧縮しない。というよりはむしろ移相器へ入力されるエ
ネルギの部分は容量性の圧電性材料によって吸収される
一方、周波数に依存する量が弾性波エネルギへ変換され
る。この過程はスクイザ−内では発生しない。むしろ、
スクイザ−へ与えられるエネルギの実質的にすべてがフ
ァイバコアの屈折率を変換する機能をする誘電性のスク
イザ−のプレート内に蓄積される。
第5図はこの発明に従った音響光学移相器を複数個含む
単一側波帯周波数変換器59の部分的な概略構成を示す
図である。周波数変換器59は上述のようなこの発明の
個々の移相器の利点をUδえ、かつさらに従来の周波数
変換器と比較して単純化された配置および構成および高
い効率を含む様々な利点を与える。
ずべてファイバで構成される装置の周波数変換器59は
ただ例示のためにのみ、複屈折の光ファイバ58を取巻
く13個の移相器60.62.64.66.68.70
.72.74,76.78゜80.82および84を含
む。外部の被膜はファイバ58から除去されており、か
つ各々の移相器は第4図に示される一般的に円筒形の配
置からなっている。移相器の内部電極は共通の接地バス
86に接続される。
移相器の外部電極は位相電圧φ4.φ2およびφ、を与
える3相電源(図示せず)によって電気的に駆動される
。示されるように、これらの駆動用の正弦波の電圧波形
は、120度ずつ位相が離れてJ5す、複屈折ファイバ
58に沿って配置される移相器を駆動する。駆!Q電圧
に関して言えば、移相器は3つの″゛セルcell)”
に分離される。
ファイバ58に沿って移動すれば、各々のセルの第1の
移相器が共通の正弦波波形φ、によって駆動され、第2
の移相器が第1の共通電圧波形よりも120度進んだ第
2の共通の波形φ2によって駆動されかつ第3の移相器
がさらに第2の共通の電圧波形よりも120度進んでい
る第3の共通の電圧波形φ、によって駆動されるのが見
られる。
移相器はファイバ58に沿って同相の移相器間の分離距
離Bが1ビード長に等しくされて配置される。よく知ら
れているように複屈折ファイバのビード長はファイバ内
を伝搬する光の自由空間における波長λ。をファイバの
複屈折率Δnで割ったるものとして特定化される。
よく知られた光学理論に従って、上述のように配列され
る移相器の配置は複屈折ファイバ58のコア内を移動す
る弾性波を誘起することにより、光伝送の周波数に予め
定められたシフトを生じさせる。光伝達の位相応答の場
合には、周波数のシフトの大きさは周波数変換器を形成
する複数個の位相変調器を駆動する3つの位相の電圧の
ピーク値に比例する。さらに明らかになるように、ファ
イバの周波数変換器領域を通過した後、誘起された移動
弾性波の周波数だけ信号は周波数が上昇する。駆動電圧
の位相化により出力から不所望の高調波を除去すること
ができ、単一側波帯のみが残される。このような単一側
波帯周波数変調は周波数変換器に対し一般的に望ましい
特徴でありかつ特に改良された回転センサシステムの設
計においては利点となる。さらに、すべてファイバから
なる装置の同一直線上の配置(インライン配置)により
確実に伝送信号損失を最小化することができ、これは任
意のセンサまたは通信システム設計の付加的な目的でも
ある。
以上のように、この発明は光フアイバ内を移動する光エ
ネルギの位相を変調するための装置および改良された方
法を与えることが見られた。動作。
が音響−光学原理に依存する変調器は、機械的および物
質の能力に依存する先行技術の技法の固有の欠点を除去
する。さらに、装置は容易に製造されかつ極めて有用な
周波数変換器のための本質的な構成部品を与える。
この発明がその好ましい実施例を参照して説明されてき
たが、それはこれに限定されるものではない。ざらに、
この発明の範囲は特許請求の範囲のグループおよびその
等価物によって規定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に従う位相変調器の斜視図である。 第2図は第1図の線2−2に沿ってとられた位相変調器
の断面図である。 第3図は第1図の線3−3に沿ってとられた位相変調器
の断面図である。 第4図はこの発明に従う位相変調器のイ■の実施例の一
部破断斜視図である。 第5図は第4図に従った複数個の位相変調器で形成され
る周波数変換器4器を示す図である。 図において、10は位相変調器、12は光ファイバ、1
6は接着層、18はトランスデユーサ、20はコア、2
2はクラッド、24は被nQ、26゛は圧電性材料、2
8.30は電極、46は相互作用領域、48は位相変調
器、50は圧電層、51はi〜ランスデューサ、52.
54は電極、53は相互作用領域、59は周波数変換器
である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 特許出願人 リットン・システムズ・ インコーホレーテッド 代  理  人  弁理士  深  見  久  部(
ばか2名)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ファイバによつて導波される光の位相を変調す
    るための装置であつて、 弾性波を発生するための手段と、 弾性波をファイバの予め選択された部分へ送り込むため
    の手段とによつて特徴付けられる、光ファイバによつて
    導波される光の位相を変調するための装置。
  2. (2)前記弾性波を発生するための手段は、圧電素子と
    、 前記圧電素子の振動を誘起するための手段とを含む、特
    許請求の範囲第1項記載の光ファイバによつて導波され
    る光の位相変調装置。
  3. (3)前記圧電素子の振動を誘起するための手段は、 圧電素子の第1表面と光ファイバとに隣接する第1の電
    極と、 前記圧電素子の反対側の表面に隣接する第2の電極と、 前記電極の各々に接続されて予め選択された周波数を有
    する交流電圧源とを含む、特許請求の範囲第2項記載の
    光ファイバによつて導波される光の位相変調装置。
  4. (4)前記第1の電極、第2の電極および圧電素子は実
    質的に平面型のトランスデューサを形成する、特許請求
    の範囲第3項記載の光ファイバによつて導波される光の
    位相変調装置。
  5. (5)前記光ファイバは、前記第1の電極に隣接する平
    坦な部分を含むことを特徴とする、特許請求の範囲第4
    項記載の光ファイバによつて導波される光の位相変調装
    置。
  6. (6)前記圧電素子と第1電極との組合わせ音響インピ
    ーダンスは前記光ファイバの音響インピーダンスと整合
    する、特許請求の範囲第5項記載の光ファイバによつて
    導波される光の位相変調装置。
  7. (7)前記第1の電極、前記第2の電極および前記圧電
    素子は実質的に円筒形のトランスデューサを形成する、
    特許請求の範囲第3項記載の光ファイバによつて導波さ
    れる光の位相変調装置。
  8. (8)光ファイバによつて導波される光の位相を変調す
    るための方法であつて、 予め選択された周波数の弾性波を発生するステップと、 前記弾性波を送り込んでそれが光と相互作用するように
    するステップとを備えることを特徴とする、光ファイバ
    によつて導波される光の位相変調方法。
  9. (9)前記エネルギ波を発生するステップは、ファイバ
    に隣接してトランスデューサを接続するステップと、 前記トランスデューサを予め選択された周波数で駆動す
    るステップとを備えることによつてさらに特徴付けられ
    る、特許請求の範囲第8項記載の光ファイバによつて導
    波される光の位相変調方法。
  10. (10)前記トランスデューサは圧電素子を含む、特許
    請求の範囲第9項記載の光ファイバによつて導波される
    光の位相変調の方法。
  11. (11)前記圧電素子は実質的に平面型の結晶素子を備
    える、特許請求の範囲第10項記載の光ファイバによつ
    て導波される光の位相変調方法。
  12. (12)前記圧電素子は実質的に円筒形である、特許請
    求の範囲第10項記載の光ファイバによつて導波される
    光の位相変調方法。
  13. (13)前記圧電素子は薄膜のセラミックである、特許
    請求の範囲第12項記載の光ファイバによつて導波され
    る光の位相変調方法。
  14. (14)複屈折光ファイバによつて導波される光の周波
    数を変調するための周波数変換器であつて、 進行弾性波を発生するための手段と、 前記進行弾性波をファイバの予め選択された部分に送り
    込むための手段とによつて特徴付けられる、周波数変換
    器。
  15. (15)前記進行弾性波を誘起するための手段は、 ファイバに沿つて配置される複数個の圧電素子と、 前記複数個の圧電素子の各々の位相のずれた振動を誘起
    するための手段とを含む、特許請求の範囲第14項記載
    の周波数変換器。
  16. (16)前記位相のずれた振動を誘起するための手段の
    各々は、さらに、 前記素子の第1の表面と光ファイバとに隣接する第1の
    電極と、 前記素子の反対側の表面に隣接する第2の電極と、 前記電極の各々に接続された予め選択された周波数を有
    する交流電圧源とを含む、特許請求の範囲第15項記載
    の周波数変換器。
  17. (17)前記第1電極、前記第2電極および前記圧電素
    子は実質的に円筒形のトランスデューサを形成する、特
    許請求の範囲第16項記載の周波数変換器。
  18. (18)前記圧電素子の各々は隣接する圧電素子から1
    ビード長離れて配置され、かつ隣接する圧電素子は12
    0度位相がずれて振動することを特徴とする、特許請求
    の範囲第17項記載の周波数変換器。
JP60179234A 1984-08-31 1985-08-14 光フアイバによつて導波される光の位相を変調するための装置および方法 Pending JPS6170526A (ja)

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