JPS6169901A - 紡機用金属トラベラ - Google Patents
紡機用金属トラベラInfo
- Publication number
- JPS6169901A JPS6169901A JP19355584A JP19355584A JPS6169901A JP S6169901 A JPS6169901 A JP S6169901A JP 19355584 A JP19355584 A JP 19355584A JP 19355584 A JP19355584 A JP 19355584A JP S6169901 A JPS6169901 A JP S6169901A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveler
- wire rod
- metallic
- spinning
- spinning machine
- Prior art date
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- Pending
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は精紡機、撚糸機等に使用する紡機用金属トラベ
ラに関するものである。
ラに関するものである。
従来の技術
従来、精紡機や撚糸機に用いられている紡機用金属トラ
ベラには一般に硬鋼線材が用いられ、横形、縦形、コニ
カル形等各種の形状に成形され、焼入れ、焼戻しによる
硬化処理やニッケルメッキやクロムメッキ等の表面旭理
が施され、それぞれの用途に応じて使用されている。
ベラには一般に硬鋼線材が用いられ、横形、縦形、コニ
カル形等各種の形状に成形され、焼入れ、焼戻しによる
硬化処理やニッケルメッキやクロムメッキ等の表面旭理
が施され、それぞれの用途に応じて使用されている。
発明が解決しようとする問題点
しかるに、最近の高生産、高速紡出が行われる厳しい紡
出条件と操業能率の向上が要求される紡績業界に於ては
安定操業と経済的な観点から耐摩耗性に優れ、長寿命で
トラベラ焼けが少なく、更には糸切れ、糸毛羽の少ない
トラベラが要求されている。
出条件と操業能率の向上が要求される紡績業界に於ては
安定操業と経済的な観点から耐摩耗性に優れ、長寿命で
トラベラ焼けが少なく、更には糸切れ、糸毛羽の少ない
トラベラが要求されている。
従って上記硬鋼線材のト2べ之では高速運転時の耐摩耗
性、耐熱性が不十分であシ、寿命の点で上記要件を溝足
させるに至らないという問題があった。
性、耐熱性が不十分であシ、寿命の点で上記要件を溝足
させるに至らないという問題があった。
そのため、W + MO+ Or 、 V 、 co等
を含有する鋼を用いて高硬度の金属トラベラを得る方法
も考えられたが、炭化物が凝固する時に縞状あるいは網
状に局部的に炭化物が偏析して存在することか多く、金
属トラベラをリングに嵌合する場合に折損したシ、リン
グに高速で摺接回転する際に折損しやすいという問題が
あった。
を含有する鋼を用いて高硬度の金属トラベラを得る方法
も考えられたが、炭化物が凝固する時に縞状あるいは網
状に局部的に炭化物が偏析して存在することか多く、金
属トラベラをリングに嵌合する場合に折損したシ、リン
グに高速で摺接回転する際に折損しやすいという問題が
あった。
問題点を解決するための手段
本発明の紡機用金属トラベラは上記従来の問題点を解消
するものであシ、少なくともO:0.7〜1.6 %、
V:1.0〜10%、C!O:4.0〜16チを含有す
る高速度工具鋼の粉末を尭結圧密化した材料より線材に
加工し、上記線材より所定のトラベラ形状に成形し、熱
処理によって均一微細な炭化物を分布する金属組織に形
成したことによシ、高生産、高速紡出の条件下に於て糸
切れ、糸毛羽が少なく、靭性、耐摩耗性並びに耐熱性に
すぐれた長寿命の紡機用金属トラベラを提供するもので
ある。
するものであシ、少なくともO:0.7〜1.6 %、
V:1.0〜10%、C!O:4.0〜16チを含有す
る高速度工具鋼の粉末を尭結圧密化した材料より線材に
加工し、上記線材より所定のトラベラ形状に成形し、熱
処理によって均一微細な炭化物を分布する金属組織に形
成したことによシ、高生産、高速紡出の条件下に於て糸
切れ、糸毛羽が少なく、靭性、耐摩耗性並びに耐熱性に
すぐれた長寿命の紡機用金属トラベラを提供するもので
ある。
以下本発明の紡機用金属トラベラの1実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
実施例
0:1.25q6、Or:4.0%、W:6.0%、M
7C3,0%、v : s、 O%、ao:a、o%を
含有し、残部が鉄よりなる高速度工具鋼の微粉末t−H
工P処理により焼結圧密化し、熱間圧延、温間引抜、冷
間引抜、及び冷間圧延等によシ所定断面形状の線材を得
、第1図イ)(ロ)Hに示す様に成形機によシ所定の横
形トラベラ(1)、コニカル形トラベラ(2)、縦形ト
ラベラ(3)等に成形し、焼入れ後焼戻しを行りてEマ
800以上の硬度を有する紡機用金属トラベラを形成し
た。
7C3,0%、v : s、 O%、ao:a、o%を
含有し、残部が鉄よりなる高速度工具鋼の微粉末t−H
工P処理により焼結圧密化し、熱間圧延、温間引抜、冷
間引抜、及び冷間圧延等によシ所定断面形状の線材を得
、第1図イ)(ロ)Hに示す様に成形機によシ所定の横
形トラベラ(1)、コニカル形トラベラ(2)、縦形ト
ラベラ(3)等に成形し、焼入れ後焼戻しを行りてEマ
800以上の硬度を有する紡機用金属トラベラを形成し
た。
上記トラベラの断面金属組織は第2図に示す如く、トラ
ベラのiルチンサイト基地(4)中に球状の硬い炭化物
(Illが均一微細に分布し、この炭化物がトラベラ走
行時、リング接触表面で有効に働いて減摩特性を発揮す
る。
ベラのiルチンサイト基地(4)中に球状の硬い炭化物
(Illが均一微細に分布し、この炭化物がトラベラ走
行時、リング接触表面で有効に働いて減摩特性を発揮す
る。
なお、トフベラ形成素材として用いる高速度工具鋼中に
は少くともC量が0.7〜1.6 % (伸線上0.7
〜1.8 %が最も良い)、V量が1.0〜10チ、C
O盆が4.0〜141%の範囲含まれるこ へと
が望ましく、・少ないと耐摩耗性に劣り、またそれ以上
く多いと巨大炭化物の発生により靭性が低下し、加工性
が著るしく低下する。
は少くともC量が0.7〜1.6 % (伸線上0.7
〜1.8 %が最も良い)、V量が1.0〜10チ、C
O盆が4.0〜141%の範囲含まれるこ へと
が望ましく、・少ないと耐摩耗性に劣り、またそれ以上
く多いと巨大炭化物の発生により靭性が低下し、加工性
が著るしく低下する。
また、上記成分以外にも、Cr : 3.8〜4.5チ
、W : 5.0〜20%、Mo: 6.5%以下を適
宜含有することができる。ま九、トラベラ表面はニツケ
ルメツギ、分散メッキ、樹脂コーティング等の被覆をす
ると耐摩耗性、なじみ性がよシ向上する。
、W : 5.0〜20%、Mo: 6.5%以下を適
宜含有することができる。ま九、トラベラ表面はニツケ
ルメツギ、分散メッキ、樹脂コーティング等の被覆をす
ると耐摩耗性、なじみ性がよシ向上する。
また、粉末を焼結圧密化する方法としてHIP法以外に
熱間押出法、熱間プレス法などがある。
熱間押出法、熱間プレス法などがある。
上記本発明の紡機用企5薫トラベラf、Lメ下に示す条
件で紡出テストを行った。
件で紡出テストを行った。
糸:エステル/綿 45′日
リング=3.2悶7ランジ4】囲ダ
ト2ペラ:YSlll Al110
スピンドル回転数: 25000 r−99m紡出テス
トの結果は第3゛図に示す如く本発明品(4)は従来品
(日に比べ20日経過時に於て摩耗量が約40憾も減少
し、64滑特性も向上し、トラベラ焼は発生の頻度が減
少して寿命も格段に向上した。
トの結果は第3゛図に示す如く本発明品(4)は従来品
(日に比べ20日経過時に於て摩耗量が約40憾も減少
し、64滑特性も向上し、トラベラ焼は発生の頻度が減
少して寿命も格段に向上した。
また、糸切れ数については第4図に示す如く使用初期に
於て従来品(日に比べ若干少ないが、日数経過に従って
安定状態を持続し、寿命が約2倍延長された。
於て従来品(日に比べ若干少ないが、日数経過に従って
安定状態を持続し、寿命が約2倍延長された。
発明の結果
本発明の紡機用金属トラベラは少なくともC: 0.7
〜1.6%、v: 1.0〜10%、(1!O:4.Q
〜16チを含有する高速度工具鋼の粉末を焼結圧密化し
た材料を伸線、熱処理により均一微細な炭化物を分布す
る金属組織の金属トラベラを形成することができるので
、従来の如く縞状、あるいは網状に局部的に炭化物が偏
析することによる、トラベラのリングへの嵌合時、ある
いはリングに高速で摺接回転する際の折損等の発生がな
く、靭性を著るしく向上することができるものである。
〜1.6%、v: 1.0〜10%、(1!O:4.Q
〜16チを含有する高速度工具鋼の粉末を焼結圧密化し
た材料を伸線、熱処理により均一微細な炭化物を分布す
る金属組織の金属トラベラを形成することができるので
、従来の如く縞状、あるいは網状に局部的に炭化物が偏
析することによる、トラベラのリングへの嵌合時、ある
いはリングに高速で摺接回転する際の折損等の発生がな
く、靭性を著るしく向上することができるものである。
また、均一微細な炭化物を分布する企パ組織を有してい
るので、従来品に比べ耐熱性、耐摩耗性がすぐれ、トラ
ベラ焼は発生の頻度を著るしく減少し、長寿命を図るこ
とが可能となった。
るので、従来品に比べ耐熱性、耐摩耗性がすぐれ、トラ
ベラ焼は発生の頻度を著るしく減少し、長寿命を図るこ
とが可能となった。
また、従来品に比べ初期糸切れは余シ変すないが安定操
業が持続でき、特にスピンドル回転数25000 r、
p、m 以上の高速精紡分野に於ける安定操業が図るこ
とができる等優れた効果を有する発明である。
業が持続でき、特にスピンドル回転数25000 r、
p、m 以上の高速精紡分野に於ける安定操業が図るこ
とができる等優れた効果を有する発明である。
第1図(イ)、(ロ)、(/→は夫々本発明の1実施例
を示す紡機用金属トラベラの正面図、第2図は同断面金
属組織図、第8図は同使用日数とトラベラ摩耗減量との
r!A係を示す曲線図、第4図は同使用日数と糸切れ数
との関it−示す曲線図である。 +11・・・横形トラベラ、(2)・・・コニカル形ト
ラベラ、(3)・・・縦形トラベラ、(4)・・・マル
テンサイト基地、(6)・・・炭化物 第 1r;1 第2図 第3図 イ吏用日牧
を示す紡機用金属トラベラの正面図、第2図は同断面金
属組織図、第8図は同使用日数とトラベラ摩耗減量との
r!A係を示す曲線図、第4図は同使用日数と糸切れ数
との関it−示す曲線図である。 +11・・・横形トラベラ、(2)・・・コニカル形ト
ラベラ、(3)・・・縦形トラベラ、(4)・・・マル
テンサイト基地、(6)・・・炭化物 第 1r;1 第2図 第3図 イ吏用日牧
Claims (1)
- 少なくともC:0.7〜1.6%、V:1.0〜10%
、Co:4.0〜16%を含有する高速度工具鋼の粉末
を焼結圧密化した材料より線材に加工し、上記線材より
所定のトラベラ形状に成形し、熱処理によって均一微細
な炭化物を分布する金属組織に形成したことを特徴とす
る紡機用金属トラベラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19355584A JPS6169901A (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 | 紡機用金属トラベラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19355584A JPS6169901A (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 | 紡機用金属トラベラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169901A true JPS6169901A (ja) | 1986-04-10 |
Family
ID=16309991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19355584A Pending JPS6169901A (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 | 紡機用金属トラベラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6169901A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265114A (en) * | 1975-11-25 | 1977-05-30 | Mitsubishi Metal Corp | Sintered tool steel having good wear resistance and toughness |
JPS58144456A (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-27 | Nachi Fujikoshi Corp | 粉末高速度工具鋼 |
-
1984
- 1984-09-13 JP JP19355584A patent/JPS6169901A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265114A (en) * | 1975-11-25 | 1977-05-30 | Mitsubishi Metal Corp | Sintered tool steel having good wear resistance and toughness |
JPS58144456A (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-27 | Nachi Fujikoshi Corp | 粉末高速度工具鋼 |
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