JPS6168984A - 引違い戸の簡易錠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、建物開口部の引違い戸Ｓこ取付けらｎて、引
違い戸を施錠すると共るこ引違い戸によって建物開口部
を密閉状に閉しることができ、しかも防犯上位れた節易
掟に関する。

（従来の技術） 一般に、建物開口部にスライド自在に取付けられると共
に開口部を飼じた状態において前後に重合状となる建具
枠を有する前後一対の引違い戸が用いられている。従来
、このような引違い戸を施錠するものとしては、前方建
具枠に挿入保持された１ｆｔネジ体を後方建具枠に固定
された：１ｔｊ（ネソ体Ｃ二螺着するものや、第１１図
に示すように前方建具枠１の側端面１゛に回転自在に支
持される雄体２を後方建具枠３側端面３゛に固定される
コ字型の雌体４に挿入して係止する簡易錠５がある。

（発明が解決しようとする問題点） 用達い戸を施錠した場合には、風雨の浸入が防止される
ことが望まれる。そのためには前方建具枠の後端面と後
方建具枠の前端面とが密着され、しかも各用達い戸が閉
じ方向に押圧されて開口部を密閉状に閉じる必要がある
。しかし、従来のネジを利用して施錠するものにおいて
は、前方建具枠の後端面と後方建具枠の前端面とを密着
することはできるが、各用達い戸を閉じ方向に押圧する
ことはできない。そこで、第１１図に示す簡易錠５では
雄体２の雌体４への挿入周縁部６を、挿入につれて幅広
とすると共に、周縁部６から回転中心７までの距離を次
第に短かくし、これにより各用達い戸８，８の閉じ方向
への押圧と、各建具枠１，３の密着とを図っている。し
かし、この簡易錠５は各建具枠１．３の側端面１’、３
’　に取付けられるために、用達い戸８，８に透明のガ
ラスが用いられる場合は外部から取付位置がわかり、ガ
ラスを切断されて容易に解錠されて防犯上好ましくない
。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記に鑑み、用達い戸を施錠すると共に開口部
を密閉状に閉じることができ、しかも防犯上位れた簡易
錠を提供することを目的とし、その目的達成のために採
用する技術的手段の特徴とするところは建物開口部にス
ライド自在に取付けられると共に開口部を閉じた状態に
おいて前後に重合状となる建具枠を有する前後一対の用
達い戸の簡易錠であって、前方建具枠に前後方向移動自
在かつその移動軸まわりに回転自在に保持される係止体
と、後方建具枠に固定されると共にその建具枠前端面に
沿った開口を有する被係止体とをＯＮえ、前記係止体の
後端面から引分は部と引寄せ部とか、係止体の前後移動
によって前方建具枠後端！　１ 面から所定寸法出没自在かつ前記開口に挿脱自在に連設
され、引分は部は係止体の回転中心から偏心した押圧面
を有し、該引分は部の開口内での回転によって一対の用
達い戸を閉じ方向に押圧すべく、押圧面がその回転によ
って押圧接当する被押圧面が開口周縁に沿って設けられ
、さらに引寄せ部が開口内で回転することによって被係
止体を引き寄せて前方建具枠後端面と後方建具枠前端面
とを密着すべく、引寄せ部と被係止体後端面との間に介
在するカム面が形成された点にある。

（作　用） 用達い戸で建物開口部を閉じたときに、前方建具枠に保
持された係止体を後方に移動させてからその移動軸まわ
りに回転させることにより、前方建具枠後端面から引分
は部と引寄せ部が突出して被係止体の開口に挿入され、
開口内で引分は部と引寄せ部とが回転することになる。

そうすると、引分は部の押圧面は係止体の回転中心から
偏心しているために、開口周縁に沿って設けられた被押
圧面を一対の用達い戸の閉じ方向にその偏心寸法、に対
応して押圧することができる。また、引寄せ部の前方建
具枠後端面からの突出寸法は所定寸法とされているため
に、引寄せ部と被係止体との間に介在するカム面によっ
て引寄せ部が開口内で回転すると被係止体は係止体側に
相対的にｆ多動することになる。これにより引寄せ部が
突出している前方建具枠の後端面と被係止体が固定され
ている後方建具枠の前端面とを密着させることができる
。

また、引寄せ部と被係止体とのカム面を介しての保合に
より、引分は部の押圧面と開口の被押圧面との保合が保
持され、用達い戸のスライドか規制される。そして、簡
易錠は建具［卆に遮られて外部からは取付位置が見えな
い。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基き説明する。

第１図乃至第７図は本発明の実施例に係り、９は鋼材層
の簡易錠であって、建物開口部１０に左右方向にスライ
ド自在に取付けられた一対の用達い戸１３．１３に取付
けられている。各用達い戸１３．１３は開口部１０を閉
じた状態において前後に重合状となる建具枠１１．１２
を有する。

簡易錠９は前方建具枠１１に前後方向移動自在かつその
移動軸まわりに回転自在に保持される係止体１４と、後
方建具枠１２に固定されると共にその建具枠１２前端面
１２゛　に沿った開口３３を有する被係止体１５とを備
えている。

係止体１４は前端がフランジ１６とされた段付円柱形状
に機械加工によって形成されたもので、フランジ１６の
前端中央からは摘み取付軸１８が延設されている。該摘
み取付軸１Ｂの先端に摘み１９が挿入され、ネジ２０に
よって固定される。また、係止体１４の後端面からは前
後方向に沿う引分は部２１と該引分は部２１先端から直
交状に引寄せ部２２とか一体に連設されて１字形状を呈
している。ここで、係止体１４の回転中心から最も径方
向に偏心した引分は部２１の側面は押圧面２３とされて
いる。

そして、係止体１４は保持筒体２４を介して前方建具枠
１１に保持されることになる。この保持はまず後端が取
付フランジ２５とされた保持筒体２４を前方建具枠１Ｎ
こその軸芯を前後方向に一致させて挿入し、該保持筒体
２４内にバネ座金２６とハネ受けりング２７とで挟持さ
れる圧縮コイルハネ２８が遊挿される。ここでハネ座金
２８は保持筒体２４内部の段部３２に保合する。次いで
係止体１４か挿入されるごとにより、ハネ２８ば係止体
１４に巻装状となる。ここでバネ受はリング２７は係止
体１．１前輪の前記フラユ／シ１６と係合する。そして
、矩形取付板２９の通孔３０に係止体１４の摘み取付軸
１８が挿通されて取付板２９は保持筒体２４の取付フラ
ンジ２５に重合状となり、一対のビス３１．３１を介し
て取付板２９と取付フランジ２５とが前方建具枠１１前
端面に固定される。これにより、係止体１４は前方建具
枠１１に前後方向移動自在かつその移動軸まわりに回転
自在に保持される。

また、係止体１４の前後移動によって引分は部２１と引
寄せ部２２とが前方建具枠１１後端面１１゛　から出没
自在とされる。ここで、段付円柱形の係止体１４の段部
１７は、係止体１４を所定寸法後方に移動させると前記
バネ座金２６に接当し、係止体の後方への移動を規制す
る。この係止体の後方への移動が所定寸法に規制される
ことにより、前述の引分は部２１と引寄せ部２２との前
方建具枠１１後端面１１゛　からの　　　　　、ｌ出没
も所定寸法に規制される。

次に、被係止体１５は矩形板状でその中央には矩形の開
口３３が開設されている。そして、前記係止体１４の前
後移動軸に対応した位置に開口３３が位置するように、
被係止体１５は後方建具枠１２前端面１２’に沿ってビ
ス３４．３４を介して固定されている。ここで、後方建
具枠１２の開口３３後方部分は繰抜かれて凹部３５とさ
れている。これにより、引分は部２１と引寄せ部２２と
は前方建具枠１１後端面１１゛　からの出没により、開
口３３に挿脱自在とされている。

そして、引分は部２１の開口３３内での回転によって前
記押圧面２３が押圧接当する被押圧面３６が、開口３３
の鞍方向周縁−例に沿って設けられている。

本実施例では、周縁−側から後方突出壁３７を突設し、
その内壁面を被押圧面３６としている。このような突出
壁３７を設けずに、開口３３の内周壁面を被押圧面３６
としてもよい。但し、本実施例のように突出壁３７を設
けることにより、押圧面２３との接触面積が大きくなっ
て安定して大きな押圧力が生じる。

この押圧面２３による被押圧面３６の押圧は、第６図に
示すように係止体１４の回転中心３８から押圧面２３ま
での偏心寸法Ｘが、その回転中心３８から被押圧面３６
までの寸法Ｙよりも大きくされ、その寸法差Ｚだけ被係
止体１５を係止体１４に対して相対的に左右方向へ移動
させることになり、これにより一対の引違い戸１３．１
３は閉じ方向に押圧される。

また、被押圧面３６の対向側の開口３３周縁からは、開
口３３内に張出状に凸部３９が設けられている。該凸部
３９は第７図に示すように中央部が被係止体１５後端面
１５゛　よりも膨出状とされ、その膨出面がカム面４０
とされている。また、カム面・１０の両端・１０”。

４０”　は被係止体１５後端面１５゛　よりも没入状と
されている。これにより、引寄せ部２２か開口３３内で
回転することにより、引寄せ部２２の突出寸法は所定寸
法に規制されているために、引寄せ部２２がカム面４０
上に案内摺動されると被係止体１５は係止体１４側に相
対移動することになる。そして、カム面４０の被係止体
１５後端面１５“からの膨出寸法を引寄せ部２２の前方
建具枠１１後端面１１゛　からの所定突出寸法に対応さ
せた所定寸法とすることにより、被係止体１５の係止体
１４側への相対多動によって前方建長枠１１後端面１１
゛　と後方建具枠１２前端面１２゛　とを密着させるこ
とができる。εこで、カム面４ｏの両端４０”、４０”
は被係止体１５後端面１５′　よりも没入状とされてい
るために、引寄せ部２２がカム面・１０上へ案内される
際に引っかかるおそれはない。なお、カム面４０中夫に
引寄せ部２２が没入状に係合する凹部を設けておけば、
係止体１４の回り止めをすることができて好ましい。

上記のように構成された簡易錠９において引違い戸１３
．１３の施錠を行なうには、第１図の解錠状態にある係
止体１４を摘み１９を持って後方移動させ、第２図に示
すように引分は部２１と引寄せ部２２とを開口３３内に
挿入状態とする。そして摘み１９を９０度回転させると
開口３３内で引分は部２１と引寄せ部２２とが回転して
第３図に示すように、一対の引違い戸１３．１３は閉じ
方向に押圧されると共に前方建具枠１１後端面１１゛　
　と後方建具枠１２前端面１２゛　とは密着する。また
引寄せ部２２と被係止体１５とのカム面４０を介しての
保合により引分は部２１の押圧面２３と開口３３の被押
圧面３６との係合が保持され、引違い戸１３．１３の左
右方向スライドが規制されることになり、施錠がなされ
る。これにより引違い戸１３．１３を施錠すると共に、
引違い戸１３．１３によって建物開口部１０を密閉状に
閉しろことかできる。しかも、簡易錠９は建具枠１１．
１２に遮られて外部からは取付位置が見えないので、防
犯上傾れたものである。

なお、摘み取付軸１８を係止体１４から着脱自在とし、
施錠時にア１］脱させることができるようにしておけば
、容易に解錠することができず防犯上さらに好ましいも
のである。

この簡易錠９の解錠は、摘みＩ９を再び９０度回転させ
れば、ハネ２７の弾性力によって係止体１４は後方に移
動させられ再び第１図の解錠状態となる。

なお、係止体１４は第８図に示すように棒材て折曲げ形
成したり、第９図に示すように複数の打数板状部材４１
を重合接着することにより所要の形状に形成することに
より、上記実施例のように機械加工により形成するより
もコストを低減できる。

また、上記実施例ではカム面４０は被（係上体１５後端
面１５”より中央部が膨出状で両５Ａ４０’、４０“が
没入状とされており、引寄せ部２２をその回転方向に拘
らず案内できるようにしているが、第１０図に示すよう
に下半部４０ａを膨出状とし上手部４０ｂを没入状とし
てもよい。この場合、引寄せ部２２は上半部４０ｂ側か
ら下半部４０ａ側への一方向回転によってしかカム面４
０上に案内されないために、係止体２２の回転範囲を所
定範囲に規制し、保持筒体２４の取付ｔ＆２９表面に係
止体１４の回転方向に対応して「開・閉」の文字を記載
しておくと便利である。

なお、カム面４０は被係止体１５側に形成する必要はな
く、引寄せ部２２側に被係止体１５後端面１５゛　　と
の間に介在するように形成してもよい。

また、上記実施例では左右方向にスライド自在な引違い
戸を示したが、上下方向にスライド自在な引違い戸にも
本発明を適用できるのは勿論のことである。

（発明の効果） 本発明による簡易錠は、建物開口部の引違い戸に取付け
られて引違い戸を施錠すると共に、引違い戸によって建
物開口部を密閉状に閉じることができるので風雨の浸入
を防ぐことができ、しかも建具枠に遮られて外部からは
取付位置を見ることかできないので犯上位れたものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は本発明の実施例に係り、第１図（イ
）は引違い戸に取付けられた簡易掟の解錠状態での縦断
側面図、第１図（Ｉ＋）は同キイ断平面図、π２藺は同
係止体を後方移動させた状態での帝断則面図、第３図（
イ）は同施錠状態での〒ｉイ断側面図、第３図（ロ）は
同施錠状態での縦断平面口１、第４図は簡易錠の分解斜
視図、第５図は引違い戸に取付けられた簡易錠の正面図
、第６図・イ、口は引分は部の作用説明図、第７図はカ
ム面の形状説明断面図、第８図及び第９図はそれぞれ異
なった実施例に係る被係止体の斜視図、第１０図は異な
った実施例に係る被係止体の斜視図である。第１１図は
従来例に係る簡易錠の斜視図である。 ９−簡易錠、１〇−建物開口部、１１−前方３．を長枠
、（１１゛　　−後端面）　、１２−後方建具枠、＋１
２’−前端面）　、１３−　引違い戸、１４−係上体、
１５−被係止体、０５’−後端面）、２１〜引分レナ名
ｂ、２２−弓１寄せ部、２３−押圧面、３３−開口、３
６−被１甲圧面、・ｔ。 −カム面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、建物開口部１０にスライド自在に取付けられると共
   に開口部１０を閉じた状態において前後に重合状となる
   建具枠１１、１２を有する前後一対の引違い戸１３、１
   ３の簡易錠９であって、前方建具枠１１に前後方向移動
   自在かつその移動軸まわりに回転自在に保持される係止
   体１４と、後方建具枠１２に固定されると共にその建具
   枠１２前端面１２′に沿った開口３３を有する被係止体
   １５とを備え、前記係止体１４の後端面から引分け部２
   １と引寄せ部２２とが、係止体１４の前後移動によって
   前方建具枠１１後端面１１′から所定寸法出没自在かつ
   前記開口３３に挿脱自在に連設され、引分け部２２は係
   止体１４の回転中心から偏心した押圧面２３を有し、該
   引分け部２１の開口３３内での回転によって一対の引違
   い戸１３、１３を閉じ方向に押圧すべく押圧面２３がそ
   の回転によって押圧接当する被押圧面３６が開口３３周
   縁に沿って設けられ、さらに引寄せ部２２が開口３３内
   で回転することによって被係止体１５を引き寄せて前方
   建具枠１１後端面１１′と後方建具枠１２前端面１２′
   とを密着すべく、引寄せ部２２と被係止体１５後端面１
   ５′との間に介在するカム面４０が形成されたことを特
   徴とする引違い戸の簡易錠。