JPS6164782A - ポリエチレングリコ−ル蓄熱材 - Google Patents
ポリエチレングリコ−ル蓄熱材Info
- Publication number
- JPS6164782A JPS6164782A JP59185745A JP18574584A JPS6164782A JP S6164782 A JPS6164782 A JP S6164782A JP 59185745 A JP59185745 A JP 59185745A JP 18574584 A JP18574584 A JP 18574584A JP S6164782 A JPS6164782 A JP S6164782A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene glycol
- thermal energy
- energy storage
- heat storage
- storage material
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
囚 産業上の利用分野
本発明は、ポリエチレングリコールの相転移に伴なう熱
の吸収・放出を利用した潜熱利用型の蓄熱材に関するも
のである。
の吸収・放出を利用した潜熱利用型の蓄熱材に関するも
のである。
ＣＢ） 従来の技術
「蓄熱」は太陽熱や工場廃熱など、その発生量と発生時
間が不安定な熱エネルギーを一時的に貯威することによ
って、任意の時間に任意の量の熱エネルギーを消費でき
るようにするだめの技術であり、近年のエネルギー事情
を背景としてますます電要視されている。蓄熱の方法に
は、物質の顕熱を利用する方法と物質の相変化ｍ熱を利
用する方法がちシ、前者は水や岩石のように単位体積当
りの熱容量の大きな物質を用いるもので、単位体積当シ
の蓄熱密度が小さいため、蓄熱槽が非常に大きなものに
なるという欠点があった。
間が不安定な熱エネルギーを一時的に貯威することによ
って、任意の時間に任意の量の熱エネルギーを消費でき
るようにするだめの技術であり、近年のエネルギー事情
を背景としてますます電要視されている。蓄熱の方法に
は、物質の顕熱を利用する方法と物質の相変化ｍ熱を利
用する方法がちシ、前者は水や岩石のように単位体積当
りの熱容量の大きな物質を用いるもので、単位体積当シ
の蓄熱密度が小さいため、蓄熱槽が非常に大きなものに
なるという欠点があった。
これに対して、後者は無機水和塩などを用い、主にその
溶融／凝固の際の溶融潜熱を利用するもので、蓄熱密度
が大きいため、蓄熱槽を小型化できるという利点を持っ
ている。しかし、無機水利塩は過冷却や相分離現象を起
すため、蓄熱材として長期間安定な動作を行わせること
が難しいという欠点がある。また、後者は蓄熱材の融点
が熱の使用目的温度に近くなければならないだめ、使用
できる物質が限られていた。
溶融／凝固の際の溶融潜熱を利用するもので、蓄熱密度
が大きいため、蓄熱槽を小型化できるという利点を持っ
ている。しかし、無機水利塩は過冷却や相分離現象を起
すため、蓄熱材として長期間安定な動作を行わせること
が難しいという欠点がある。また、後者は蓄熱材の融点
が熱の使用目的温度に近くなければならないだめ、使用
できる物質が限られていた。
潜熱型蓄熱材の候補物質のうちでポリエチレングリコー
ルは、１）分子量によって融解温度を制御することがで
きるので、分子量を選択することによって適用温度を決
めることができる、２）過冷却や相分離現象を起こさな
い、３）大量生産されており、安価で安全性が高い、な
どの利点を持っているが、蓄熱材として用いると加熱−
冷却の灯り返しによって短期間のうちに劣化してしまい
、蓄熱能力が失われてしまうという欠点を持っている。
ルは、１）分子量によって融解温度を制御することがで
きるので、分子量を選択することによって適用温度を決
めることができる、２）過冷却や相分離現象を起こさな
い、３）大量生産されており、安価で安全性が高い、な
どの利点を持っているが、蓄熱材として用いると加熱−
冷却の灯り返しによって短期間のうちに劣化してしまい
、蓄熱能力が失われてしまうという欠点を持っている。
（Ｑ 発明が解決しようとする問題点本発明は上記の
点に鑑み、蓄熱密度が大きく、過冷却や相分離現象を起
さず、長期間使用可能な耐久性を持ち、比較的広い温度
範囲に適用できる安価な蓄熱材の提供を目的とするもの
である。
点に鑑み、蓄熱密度が大きく、過冷却や相分離現象を起
さず、長期間使用可能な耐久性を持ち、比較的広い温度
範囲に適用できる安価な蓄熱材の提供を目的とするもの
である。
０ 発明の構成
この目的は、本発明によればポリエチレングリコールに
フェノール化合物あるいはアミンを加えることによって
達成される。
フェノール化合物あるいはアミンを加えることによって
達成される。
本発明では色々な分子量のポリエチレングリコールを使
用するがまた、ハイサーム、サームエス、カロリア、シ
リコンオイルなど各種の流体と混ぜてスラリー状として
も使用する。
用するがまた、ハイサーム、サームエス、カロリア、シ
リコンオイルなど各種の流体と混ぜてスラリー状として
も使用する。
本発明に用いられるフェノール化合物あるいはアミンと
しては、フェノ−μ、クレゾール、ヒドロキノン、カテ
コール、アニソール、キシレノール、Ｎ−ニトロソアニ
リン、Ｎ−二トロンアミン、フェニレンジアミン、エチ
レンジアミン及ヒソレらの物質の誘導体などが挙げられ
る。これらの物質は単独で用いてもよいし１．２種以上
混合して用いてもよい。
しては、フェノ−μ、クレゾール、ヒドロキノン、カテ
コール、アニソール、キシレノール、Ｎ−ニトロソアニ
リン、Ｎ−二トロンアミン、フェニレンジアミン、エチ
レンジアミン及ヒソレらの物質の誘導体などが挙げられ
る。これらの物質は単独で用いてもよいし１．２種以上
混合して用いてもよい。
使用にあたっては、ポリエチレングリコールにこれらの
物質を加省た後、攪拌して混合しても良いし、加熱して
融解させたポリエチレングリコ−μにこれらの物質を溶
解混合させても良い。また、流体と混ぜてスラリー状と
なったポリエチレングリコールに添加しても良い。
物質を加省た後、攪拌して混合しても良いし、加熱して
融解させたポリエチレングリコ−μにこれらの物質を溶
解混合させても良い。また、流体と混ぜてスラリー状と
なったポリエチレングリコールに添加しても良い。
フェノ−〜化合物あるいはアミンのポリエチレングリコ
−〃に対する添加量は通常数重量％で良いが、蓄熱体の
使用期間により、それが長い場合は添加量を増やすなど
、適宜増減することができる。
−〃に対する添加量は通常数重量％で良いが、蓄熱体の
使用期間により、それが長い場合は添加量を増やすなど
、適宜増減することができる。
■ 発明め実施例
以下に本発明の代表的な実施例を示す。
実施例／
分子＊／７０〜２２０万のポリエチレングリコール３７
に２．２′−メチレンビス（乙−ｔ−〕〕゛チルーｐ−
クレゾーｐ４を車量％（／２０ｑ）加えて混合した後、
試験管中で、３０℃から６時間かけて７６０°Ｃまで上
げ、その温度に５時間保持し、その後、Ｓ時間かけて３
０°Ｃまで冷却し、３０°Ｃに５時間保持するという７
日／回の３０°Ｃ−１５０°Ｃの加熱冷却サイクルを／
、５カ月間繰り返した。こうして空気存在下でＺ！力月
間の蓄熱−放熱実験を行った試料を示差走査熱量計で融
解熱量を測定した結果、はとんど熱量の低下が見られな
かった。
に２．２′−メチレンビス（乙−ｔ−〕〕゛チルーｐ−
クレゾーｐ４を車量％（／２０ｑ）加えて混合した後、
試験管中で、３０℃から６時間かけて７６０°Ｃまで上
げ、その温度に５時間保持し、その後、Ｓ時間かけて３
０°Ｃまで冷却し、３０°Ｃに５時間保持するという７
日／回の３０°Ｃ−１５０°Ｃの加熱冷却サイクルを／
、５カ月間繰り返した。こうして空気存在下でＺ！力月
間の蓄熱−放熱実験を行った試料を示差走査熱量計で融
解熱量を測定した結果、はとんど熱量の低下が見られな
かった。
実施例２
分子量３０００のポリエチレングリコール３Ｌｉに２．
２′−メチレンビス（乙−ｔ−ブチル−クレゾー）ｖ
）をグ重量％Ｃ／２ＯＮｆ’）加えて良く混ぜた後、試
験管中で実施例／と同様の／．ｊカバ間の蓄熱−放熱実
験を行った。その結果、はとんど蓄熱量の低下が見られ
なかった。
２′−メチレンビス（乙−ｔ−ブチル−クレゾー）ｖ
）をグ重量％Ｃ／２ＯＮｆ’）加えて良く混ぜた後、試
験管中で実施例／と同様の／．ｊカバ間の蓄熱−放熱実
験を行った。その結果、はとんど蓄熱量の低下が見られ
なかった。
実施例３
分子ｉ１０００のポリエチレングリコ−／Ｌ／ Ｊ ９
に２．２′−メチレンビス（乙−も−）゛千μーｐーク
レゾー／Ｉ／）をグ恵量％（／２０’Ｒ１）加えて混合
した後、試験管中で実施例／と同様のＺ５５カ間の蓄熱
−放熱実験を行った。その結果、はとんど蓄熱量の低下
が見られなかった。
に２．２′−メチレンビス（乙−も−）゛千μーｐーク
レゾー／Ｉ／）をグ恵量％（／２０’Ｒ１）加えて混合
した後、試験管中で実施例／と同様のＺ５５カ間の蓄熱
−放熱実験を行った。その結果、はとんど蓄熱量の低下
が見られなかった。
実施例グ
分子量３０００のポリエチレングリコ−ＩＶ３９に２，
乙ジーｔーフ゛チルクレゾー〜を４を重量％（／２０Ｍ
ｆ／）加えて良く混ぜた後、試験管中で実施例／と同様
の／より月間の蓄熱−放熱実験を行った。その結果、ｔ
ｌとんど蓄熱量の低下が見られなかった。
乙ジーｔーフ゛チルクレゾー〜を４を重量％（／２０Ｍ
ｆ／）加えて良く混ぜた後、試験管中で実施例／と同様
の／より月間の蓄熱−放熱実験を行った。その結果、ｔ
ｌとんど蓄熱量の低下が見られなかった。
実施例ｊ
分子量３０００のポリエチレングリコ−１３９ＫＮ−フ
エニＡ／−Ｎ’−シクロヘキシル−ｐ−フェニレンジア
ミンをグ重量％（７２０〜）加えて混合した後、試験管
中で実施例／と同様の／！力月間の蓄熱−放熱実験を行
った。その結果、はとんど蓄熱量の低下が見られなかっ
た。
エニＡ／−Ｎ’−シクロヘキシル−ｐ−フェニレンジア
ミンをグ重量％（７２０〜）加えて混合した後、試験管
中で実施例／と同様の／！力月間の蓄熱−放熱実験を行
った。その結果、はとんど蓄熱量の低下が見られなかっ
た。
比較例
分子量７７０〜２２０万、３０００、１０００のポリエ
チレングリコール３９を試験管に封入し、実施例／と同
様に／カバ間の蓄熱−放熱実験を行った後、示差走差熱
量計で融解熱量を測定したところ、劣化により融解熱量
はほとんどＯとなっており、蓄熱能力がなくなっていた
。
チレングリコール３９を試験管に封入し、実施例／と同
様に／カバ間の蓄熱−放熱実験を行った後、示差走差熱
量計で融解熱量を測定したところ、劣化により融解熱量
はほとんどＯとなっており、蓄熱能力がなくなっていた
。
［Ｆ］ 発明の効果
本発明は以上説明したように、ポリエチレングリコール
にフェノール化合物あるいはアミンを加えることによっ
て、ポリエチレングリコールの長期間の繰シ返し使用に
おける劣化を防止したものであり、こうして得られた蓄
熱材は、安価で蓄熱密度が大きく、過冷却や相分離など
の欠点がなく、長期間の使用に際しても蓄熱能力が低下
しないので、安定な蓄熱動作が可能であり、分子量を適
当に選ぶことによって比較的広い温度範囲に適用できる
ことから、太陽エネルギーや工場屍熱などの熱エネルギ
ーの回収・利用に好適なものである。
にフェノール化合物あるいはアミンを加えることによっ
て、ポリエチレングリコールの長期間の繰シ返し使用に
おける劣化を防止したものであり、こうして得られた蓄
熱材は、安価で蓄熱密度が大きく、過冷却や相分離など
の欠点がなく、長期間の使用に際しても蓄熱能力が低下
しないので、安定な蓄熱動作が可能であり、分子量を適
当に選ぶことによって比較的広い温度範囲に適用できる
ことから、太陽エネルギーや工場屍熱などの熱エネルギ
ーの回収・利用に好適なものである。
Claims (1)
- ポリエチレングリコールにフェノール化合物あるいはア
ミンを加えて成ることを特徴とする蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59185745A JPS6164782A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | ポリエチレングリコ−ル蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59185745A JPS6164782A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | ポリエチレングリコ−ル蓄熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6164782A true JPS6164782A (ja) | 1986-04-03 |
| JPS6367833B2 JPS6367833B2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=16176113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59185745A Granted JPS6164782A (ja) | 1984-09-05 | 1984-09-05 | ポリエチレングリコ−ル蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6164782A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006169286A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Soushin:Kk | 蓄熱材と蓄熱器具、及び蓄熱方法 |
-
1984
- 1984-09-05 JP JP59185745A patent/JPS6164782A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006169286A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Soushin:Kk | 蓄熱材と蓄熱器具、及び蓄熱方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6367833B2 (ja) | 1988-12-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |