JPS6159730B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は全若しくは部分的な人工尿管
（ureteral Prosthesis）に関するものである。

公知の人工尿管はその使用において種々なる困
難さと複雑さを有している。それが出合うところ
の困難には次のようなものがある：該人工器官を
患者の大きさに適応させる要求はユガミ及びその
結果としての欝滞の危険を招き、また該人工器官
の移動の危険を招くこと；人工尿管を存在せしめ
る配置が、しばしば、永続的な欝滞の結果である
ところの残留水腎症を惹起すると；また、該人工
尿管の存在位置が、尿感染及びこれら感染を複雑
にする結石症をしばしば招くこと。

これらの困難性は、いくつかの因子に帰因する
ものであり、特に該器官の多小大きな剛性、その
形状、その孔の横断面、その内表面の性質及び逆
流防止システムの存在或は不存在に帰因してい
る。

上記困難性を解消しようとした公知の人工尿管
には「スクラシル（Scursil）」（ローヌ・プーラ
ン社登録商標、ジメチルポリシロキサンと呼ばれ
る）から作られた「まつすぐな」人工器官があ
り、それは周囲組織に該器官を吻合するために
「ローデルゴン（Rhodergon）」から作られたマフ
（muff）を有している。

「スクラシル」から作られたこれら真直な人工
尿管の存在においてそれらがその膀胱端に逆流防
止バルブを有していることを述べる記述がある
〔ブリテイツシユ・ジヤーナル・オブ・ウロロジ
イ（British Journal of Urology）（1974），46、
415―424〕けれども、それにも拘らず、「スクラ
シル」から作られ且つローヌ・プーラン社によつ
て1967年以来遂行されてきた真直な人工尿管は、
逆流防止弁を備えてはいないのである。それは、
高品質の内表面を提供すことが必要であるからで
あり、ローヌ・プーラン社は、加硫されたシリコ
ーン・エラストマの滑らかな皮膜の助けによつ
て、外部−少なくとも部分的に−と同様に該器官
の内部壁を塗布する（lacquering）プロセスを遂
行しているのである。しかしながら、この塗布プ
ロセスは逆流防止弁への適用が著しく困難である
ので、塗布によつて得られる高品質の内面と逆流
防止弁の両者を有する、前記文献に従つて提案さ
れた如き器官を製造することが実用的であるとは
認められていなかつたのである。

このことは、「スクラシル」尿管−膀胱人工器
官に関するローヌ・プーラン社によて頒布された
印刷物に特に明確に為されている。

上記の人工尿管はその不充分なフレキシビリテ
イ或は非伸張性のためにそつくりそのまま上記の
問題を解消するものではない種類のものであるた
め、他の人工尿管が、また、同じ会社から提案さ
れている。その器官はまた「スクラシル」から作
られたものであるが、可撓性の、伸張性のラセン
状のチユーブに形成されているので、器官に与え
ることが望まれる大きさに従つて変化する長さを
有している。そのような器官は、また、ユガミの
問題と同様に、患者の大きさに該器官を適応せし
めるときの問題を解消する。

しかしながら、これらのラセン状器官は、前記
「まつすぐな」人工尿管のように、逆流防止弁を
有しておらず、また蠕動機構を有していない。該
器官に蠕動機構がないことにより、尿の流出が妨
害されることとなるのであり、それ故これら器官
もまた上述した全ての困難を解消し得るものでは
ないのである。

その真上に記述された人工尿管が、更にその前
に提案された（本質的に剛性のある或は増強され
たチユーブからなる）人工尿管に対して優れてい
ることは明白であるけれども、それらは流出に対
して望ましくない抵抗を有しており、それ故尿感
染及び結石症と同様に結果的に生じる欝滞の危険
を阻止することが出来ない結果となるのである。

上記文献においては、また、尿の流出に便宜を
与える適当な蠕動機構を確保するために、腎臓と
膀胱との間の遠心ポンプを配置せしめることが提
案された。そこでは、該ポンプは直流電動機で駆
動され、その間歇的な操作はインパルス発生器に
よつて制御されている。

そのような遠心ポンプシステムは望ましい蠕動
機構を与えるが、それにも拘らず該ポンプの挿入
並びにそれを制御するための附属の電気及び電子
システムの挿入は多くの不利益をもたらしてい
る。これらの間には、挿入の目的のための外科的
介在の複雑性、装置の比較的不充分な適合性及び
結石症を生ずる〓皮の形成（若しくは結晶化した
無機塩）が数えられねばならず、それ故それらの
ポンプの挿入はその不利益がその利点よりも大き
くなるために発展され得なかつたのである。

また、管状のダイアフラム・ポンプによつて人
工尿管における尿の流出を助けることが提案さ
れ、それは人工尿管内に挿入されており、また胸
膜盲管内に挿入された液圧システムを伴ない、且
つ患者の呼吸動作の影響下に上記ポンプの転移を
制御している。

しかしながら、このシスムは大きな複雑さを有
しており、挿入に要求される必要な外科的介在や
そのような挿入から生起する影響の複雑性のため
に挿入することが困難であるのと同様に組み立て
るのが困難であつて、それ故システムは尿管補綴
によつて持ち出された問題を解消する目的のため
には実際上採用し得ないのである。

ここにおいて、本発明の目的とするところは、
上述の文献に従つて提案された公知の人工尿管よ
りも医業の実際の要求によりよく合致する改善さ
れた全若しくは部分的人工尿管を提供することに
あり、特にその使用における周囲の体組織との良
好な適合性や、患者のサイズへの順応性や、ヒズ
ミ問題を解消するフレキシビリテイや、尿の流出
を助けるために望ましいポンプ作用を与える構成
によつて、前記公知の器官により惹起されている
上述した困難性を減少せしめ、また単一の簡単な
外科的手法の使用によりその挿入
（implantation）を可能にし、更に大きな及び／
又は複雑な制御機構を不要としたものである。

かかる本発明は、耐尿性の且つ生理的に受容し
得る可撓性物質（flexible material）の一般的に
管状の部材からなり、該管状部材がその長さに沿
つて少なくとも一個の永久的なユガミ
（distortion）を有し、且つその下流端に少なくと
も一個の逆流防止弁（anti−reflux valve）を有
すると共に、該永久的なユガミが、人工尿管とし
ての使用において前記弁と共働して、該器官の挿
入された患者の生理的動きの影響の下で該器官の
内容積を変化せしめるように形成され、その動き
が前記可撓性管状部材を変形させる結果となり、
それによつてポンプ作用が該器官において得られ
る。全若しくは部分的人工尿管を提供するもので
ある。

本発明の人工器官において、前記弁は、上述の
永久的なユガミ部と共働し、そのために患者の体
の種なる部分の生理的動きの作用の下で該器官の
管状部材の内容積が変化せしめられ、それによつ
て望ましいポンプ作用が提供されるのである。該
永久的なユガミ部は、前記器官の挿入の通常の方
向である管状部材の主たる長手方向軸に関して或
る角度、通常90゜よりも小さい角度を形成する少
なくとも一つの屈曲部の形態である。該ユガミ部
は、有利には、少なくとも一個の「Ｖ」字型形状
のものであり、そこには二個若しくはそれ以上の
「Ｖ」字型形状が含まれ、それらは相並んで若し
くは器官の長手方向軸の向かい合う側の何れかに
配置され得る。また、本発明に従う人工尿管に与
えられる永久的なユガミ部は、円形のループ若し
くは丸味をつけた角を有する適当な多角形の形態
であり得る。該永久的なユガミ部は、また、ベロ
フラム（Bellofram）型のダイアフラム形態のも
のであり、或は逆流防止弁と共働して要求された
ポンプ作用を為し得る他の形状のものであり得
る。

好ましくは、第二の逆流防止弁が該永久的なユ
ガミ部より上流の管状部材に設けられる。一般
に、該人工器官の使用において尿管断端内に挿入
される該器官の上流端は、好ましくは、そのチユ
ーブの上流端が体組織の壁の如き障害物（それ
は、そのように形成されていない管状部材の上流
端を閉塞する）に偶然に接する時でさえ、尿の流
出が行なわれるように形成される。

本発明は、更に詳しくは、その製造に適する手
段やかかる人工器官が含まれる補綴アツセンブリ
と同じく、前記規定に合致する部分的な或は全人
工尿管に関するものである。

本発明の上記の及び更に好ましい態様は、実施
例によつて、即ち添附の図面に示されたいくつか
の好ましい具体例の以下の記述から明らかとなろ
う。

第１図乃至第８図は、本発明に従う人工尿管の
八種の具体例の長手方向軸に沿つた断面図を示し
ており；そして 第９図乃至第１５図は、尿管断端または腎盂内
に挿入せしめられるように意図された前記人工尿
管の上流端の種々なる形態を示す拡大縦断面部分
図である。

しかしながら、これらの図面並びにその対応し
た記述部分は単に本発明の主題を示すことのみに
提供されたものであつて、それを制限するもので
は決してない。

第１図乃至第８図の各々において、本発明に係
る全若しくは部分的な人工尿管は、永久的なユガ
ミ部を有する通常の管状部材からなり、そしてそ
の上流端及び下流端の各々の領域において、適当
なリハビタブル（rehabitable）材料から作られ
たリング２，３が設けられている。加えて、該人
工器官は、該器官を膀胱に容易に吻合させ得るよ
うに、下流即ち膀胱側の端部附近に適当なリハビ
タブル材料から作られたフランジ４を、通常の方
法において、備えている。該フランジは、該器官
の通常の長手方向軸に平行か若しくは該軸に関し
て傾斜するかの何れかに配置し得る。

該人工尿管には、また、図示した具体例の場合
において該器官の下流端に配置された逆流防止弁
５が備えられている。

かかる人工尿管の管状部材における永久的なユ
ガミ部は、第１〜８図に示されるように、次の形
態を含んで種々なる形を取り得る： 屈曲形状１……第１図に図示； 「Ｖ」形状６……第２図に図示； 二つのリンクされた「Ｖ」形状７，８からな
る； 「Ｚ」形状……第３図に示されるように、管状
部材９の通常の長手方向軸の各々の側に配置さ
れている； 「Ｗ」形状１０……第４図に図示； 二つの隣接した屈曲部１１及び１２……第５図
に図示； 円形ループ１１３……第６図に図示若しくは向
きを変えてそれ自身に実質的に戻るいくらかの
他の構造１４……第７図に図示；又はベロフラ
ム（Bellfram）タイプのダイアフラム１５……
第８図に図示；又は 逆流防止弁５に共働して、ポンプ様作用を為
し得るその他の均等なユガミ部。

該永久的なユガミと逆流防止弁との結合は、本
発明の人工器官がそれの挿入される生体の自然の
生理的動作の影響下に、特に呼吸動作、歩行中の
脊柱に関する身体の側方動作及び、もし充当する
ならば、腹部内臓の動きの影響下に、該器官の容
積の変化によつてポンプ作用を為すことを可能に
するのである。

加えて、本発明に従う人工尿管は、好ましく
は、使用時に尿管断端内に或は腎臓の杯若しくは
腎盂内に挿入せしめられるその上流端において或
る改善が為されている。該改善は、該管状部材の
上流端が障害物、特に身体組織の壁に対して、例
えば腎盂の側壁に対して偶然に当接するようにな
るところでさえ、かかる上流端が人工尿管内の尿
の通常の流出を許容するように形成せしめられて
いることにある。また、有利には、該人工尿管の
管状部材９の上流端は、周囲組織に対する損傷の
可能性を最小限にするために丸められた縁１６に
形成されている。

更により有利には、該管状端部の上流端は、該
上流端が体組織の壁の如き障害物に対して圧挫さ
れたときでさえ、尿の流出を許容するように形成
されている。特に好ましい構成のいくつかの例が
第１０〜１５図に示されている。

管状部材９の上流端は、第１０図における如く
ベベル（bevell）１７とされ得、第１１図におけ
る如くコーン（cone）若しくはくさび形１８の
形状であり、或は第１２図における如く角ばつた
切欠きを有する端末壁で提供され、第１３図にお
ける如くスロツト２０であり、或は第１４図にお
ける如く盤状に形成された切欠き２１であり得
る。また、他の同様な構成の形状も可能である。

加えて、体組織に対して管状部材９の上流端１
６が圧挫される場合においてでさえ該部材９内に
尿の連続的な流出を許容するために、第１５図に
示される如く側壁に少なくとも一つのオリフイス
２２を上流端の附近の管状部材９に設けることが
出来る。一つよりも多くのオリフイスが設けられ
るときには、それらは勿論種々なる相対的な配列
で配置され得る。

有利には、第１０〜１５図の具体例の各々にお
ける管状部材の上流端の端部は、周囲体組織への
損傷を避けるために、丸められたエツジに形成さ
れている。

本発明に従う全若しくは部分的な人工尿管は、
尿耐性の、生理的に受け入れ得る可撓性材料から
製造せられ、好ましくは例えばシリコーン、ポリ
ウレタン或は他の類似物の如き可撓性プラスチツ
ク材料から製造され、そして望ましくは少なくと
も内表面には「完全」な表面が提供されている。

この「完全」な表面は、適当なプロセスでそれ
が製造されるときにその上に与えられる。例え
ば、アジヤンス・ナシヨナル・ド・バロリザシヨ
ン・ド・ラ・ルシエルシユーアンバールの仏国特
許第7707091号の主題であるプロセスによつて或
はローヌ・プーランの仏国特許第7104613号の主
題であるプロセスによつて与えられる。

永久的なユガミ部は、上述したプロセスの一つ
によつて或は他の適当なプロセスによつて、その
製造過程において、本発明に従う全若しくは部分
的な人工尿管の管状部材に導入され得る。

逆流防止弁を有せず且つ如何なる「蠕動機構」
も備えていない従来の人工尿管の製造者の声明、
即ち該器官に対して土台となる腎盂及び尿管断端
が例えば逆流防止弁などの配備によつて該器官に
ポンプ機構を備える必要なく生理的方法において
空にされるよう主張の傾く声明に反して、上述の
文献にて遂げられた実験は、該文献に従う人工器
官から「ポンプ作用」或は「蠕動機構」を無くす
ことが尿の適当な流出に対して重大な障害を構成
し、そしてその結果として感染及び欝滞の帰着へ
導くことを明らかにする。

これとの対比において、患者の身体の種々なる
部分の生理的動きから生じる前記人工器官の容積
における変化を与える管状部材の永久的なユガミ
部との共働的な結合において該管状部材の下流端
に配置された、それ自体では公知の逆流防止弁を
含む、本発明に従う人工尿管の特別の構成は、前
記器官を通じて尿の通常の流出を順次に容易にす
るポンプ作用を生じるのである。

本発明に従うこの新しい人工尿管は、該ポンプ
作用に加えて、他の重要な利点を備えている。特
に、そのフレキシビリテイは患者のサイズに対す
る該人工器官の容易な適合を許容する。加えて、
本発明に合致する人工器管の特別の構成は、小さ
な横断面直径、例えば３mmよりも小さな直径の使
用を許容する。これは、尿の線流速を増大し且つ
小さな管腔尿道への吻合術を容易にする結果を有
している。

前述したところから明らかなように、本発明は
より判然とした方法で先に記述された製造の方法
並びにその適用の利点に決して限定されるもので
はない。かえつて、本発明は、特許請求の範囲で
定義された本発明の範囲から逸脱しない限りにお
いて、当業者の知識に基づくそれらの全べての変
形を包含するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は、それぞれ本発明に従う人
工尿管の具体例の長手方向軸に沿つた断面図であ
る。第９図乃至第１５図は、それぞれ尿管断端ま
たは腎盂内に挿入せしめられるように意図された
本発明に係る人工尿管の上流端の種々なる形態を
示す拡大縦断面部分図である。 １：屈曲形状、２，３：リング、４：フラン
ジ、５：逆流防止弁、６，７，８：Ｖ形状、９：
管状部材、１０：Ｗ形状、１１，１２：屈曲部、
１３：円形ループ、１４：多角形構造、１５：ベ
ロフラム型ダイアフラム、１６：縁、１７：ベベ
ル形端、１８：くさび形端、１９，２１：切欠
き、２０：スロツト、２２：オリフイス。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 周囲組織に適合する可撓性プラスチツク材料
   から作られた、尿並びに生体に適合する、ポンプ
   効果を有する一般に管状の部材を含む人工尿管に
   して、該部材がその流路の少なくとも一箇所に該
   流路を修正する永久的なユガミを有し、且つその
   膀胱端に少なくとも逆流防止弁を備え、該弁が前
   記永久的なユガミと共働して該生体の生理的動き
   の作用の下に前記人工器管の容積を変化せしめ、
   以て望ましいポンプ効果を作り出すことを特徴と
   する全若しくは部分的人工尿管。 ２ 前記永久的なユガミが、前記管状部材の流路
   の少なくとも一箇所に設けられた屈曲形状であつ
   て、該管状部材にポンプ効果を与える特許請求の
   範囲第１項記載の人工尿管。 ３ 前記永久的なユガミが、単一の若しくは複数
   の「Ｖ」字形状である特許請求の範囲第１項記載
   の人工尿管。 ４ 前記永久的なユガミが、複数の「Ｖ」字形状
   であつて、それらが該器官の軸に関して同一の側
   に配置されている特許請求の範囲第３項記載の人
   工尿管。 ５ 前記永久的なユガミが、複数「Ｖ」字形状で
   あつて、それらが該器官の軸に関して両方の側に
   配置されている特許請求の範囲第３項記載の人工
   尿管。 ６ 前記永久的なユガミが、円形ループ或は丸め
   られた角を有する多角形の如き閉じた構造の形状
   である特許請求の範囲第１項記載の人工尿管。 ７ 前記永久的なユガミが、ベロフラムタイプの
   形状を採る特許請求の範囲第１項記載の人工尿
   管。 ８ 前記永久的なユガミの上流に、前記管状部材
   の流路内に導入された第二の逆流防止弁が更に設
   けられた特許請求の範囲第１項乃至第７項のいず
   れかに記載の人工尿管。 ９ 膀胱端に対して反対側の、尿管断端内または
   腎盂内に挿入される端が、丸味をつけられた縁を
   含む特許請求の範囲第１項乃至第８項のいずれか
   に記載の人工尿管。 １０ 前記端が、周囲壁に対する偶然的な適用に
   よる該端の破壊の場合においてでさえ、尿の流出
   のために隙間が形成されるような形状とされてい
   る特許請求の範囲第９項記載の人工尿管。 １１ 前記端が、ベベル、コーン、カツプ若しく
   はそれらに類似の形状で終る特許請求の範囲第１
   ０項記載の人工尿管。 １２ その側壁の端部に配置された一つ若しくは
   一つよりも多くの切り目を設けた特許請求の範囲
   第９項乃至第１１項のいずれかに記載の人工尿
   管。 １３ 前記端が、該端の附近に、該器官の側壁に
   配置された一つ若しくは一つ以上の側穴を含む特
   許請求の範囲第９項乃至第１１項のいずれかに記
   載の人工尿管。 １４ 前記隙間が、丸味のつけられた縁を含む特
   許請求の範囲第９項乃至第１３項のいずれかに記
   載の人工尿管。 １５ 膀胱に対するその吻合が、該器官の軸に関
   して斜めに傾いて配備された、適当なリハビタブ
   ル組織で作られたフランジの助けによつて、行な
   われる特許請求の範囲第１項乃至第１４項のいず
   れかに記載の人工尿管。