JPS6159114A - 小型ボイラ−の空気温度補償用ダンパ−微調器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は空気予熱器を備えた小型ボイラーにおいて、燃
焼用空気量の温度補償を行うダンパー微調器に係るもの
である。

［発明の技術的背景とその問題点］ 従来、空気予熱器を備えた小型ボイラーでは、空気量調
節器としてのダンパーは燃焼量に応じて常に一定の位置
に維持するように構成されている。

しかし、この従来の方法によると着火時と定常燃焼時と
では燃焼装置入口の空気温度に大きな変化があり、この
空気温度の変化によって圧損が変わり風量の変化が生じ
る。このため、起動時の低温−での着火性を確実にすべ
く、ダンパー開度を定常燃焼時で絞り加減に設定してい
る場合が通常である。従って定常燃焼時の燃焼性が低下
し空気予熱器の効果を十分発揮するに至っていない。

［発明の目的］ 本発明は上記のような事情に鑑みなされたもので、その
目的は、着火時の空気温度の高低に無関係に、着火性と
燃焼性の両方を常に最適に保ち、空気予熱の効果を十分
に発揮させる空気温度補償用ダンパー微調器を提供する
ことにある。

［本発明の概要］ 上記目的を達成づるために本発明では、燃焼ガスを利用
して燃焼用空気を予熱する空気予熱器を備えた小型ボイ
ラーにおいて、空気ダクトに設けられたダンパーと、ダ
ンパー軸に連動連結されたストッパーと、封液を収容し
たシリンダー及びピストンを備えており、封液の膨脹・
収縮によりピストンを介してストッパーの位置を調節り
る駆動調節器と、加熱空気流通部に接する感温筒中に封
液を収容してなる感温器と、駆！＠ｌＩ調節器の封液部
と感温器の封液部とを連通する連絡管とを設けたことを
特徴とする。

し発明の実施例］ 以下、本発明を図面に従って説明する。第１図は本発明
の一実施例の構成図、第２図は第１図の要部詳細図、第
３図は第２図の■−■断面図である。ボイラー（２）に
併置して空気予熱器（１）が設けられる。ボイラーと空
気予熱器とは、煙道０４）にて燃焼ガス路が連通され、
上部空気ダクト（３１）にて空気流路が連通されている
。空気予熱器はさらに下部空気ダクト（３２）にて送風
閤（１印と連通されている。即ち燃焼用空気は送風機ａ
ｅの働きにより下品空気ダクトから空気予熱器に入り、
空気予熱器で燃焼ガスと熱交換を行い加熱され、上部空
気ダクト（３１）を通ってボイラーの燃焼装置−に至る
ように構成されている。下部空気ダクトには、駆動装置
Ｏｅの作動にて回転するダンパー軸（５）に固定してダ
ンパー（４）が設けられている。駆動装置ｕｌｌＤは燃
焼装置（Ｑに応じて作動するように構成されている。ダ
ンパー軸の一端にはダンパーの作動により回動するスト
ッパー（６）が設けられる。このストッパーの回動部に
は空気温度の補償を行うためにピストン端部が当接する
ように調整ネジ面を介して駆動調節器印が設けられる。

この駆動調節器印はシリンダー（８）とピストン（９）
並びにシリンダーに封入される封液■とからなり、ピス
トンの初期設定位置の調節は調整ネジ面にて行われる。

感温器―は加熱空気部にあたる上部空気ダクト（３１）
に挿設される。この感温器は感温筒０１）とその筒内に
封入される封液■とからなり、その封液部は毛細管等か
らなる連絡管但にて、駆動調節器の封液部と連通してい
る。

以上の構成においてその作用を説明する。まず、ボイラ
ー運転前に調整ネジにて基準空気温度に対するピストン
のストッパーとの当接位置を調節する。次にボイラーを
運転に移行すると駆ＩＪ装置の働きにより、ダンパーを
始動燃焼量の位置にセットし、送風は・燃焼装置の稼動
により燃焼が開始する。燃焼開始時は空気予熱器が十分
に働かす冷態起りＪ１′空気抵抗が少ないので空気量過
多となる。

そこで駆動調節器の働きによりダンパーは絞りぎみにセ
ットされる。その後燃焼の継続により空気予熱が行われ
ると空気抵抗が大きく空気不足となる。ところが空気予
熱により感温器が加熱され感温筒内の封液が膨脹し駆動
調節器のピストンを作動させてダンパーを開き空気量を
一定に保つ。

［発明の効果］ 本発明は以上のように構成されており、微調器により空
気温度を検知してダンパー開度をＩｊｆｌ調整するので
、着火時には、ピストンが引込んだ状態で過剰空気を絞
って着火させ、安定した着火性を得ることができ、定常
燃焼時にはピストンが伸びた状態で不足空気を補い良好
な燃焼を得ることができる。また、燃焼時間が長く昼夜
で空気温度が変化する場合にも、空気温度の変化を検知
し、ダンパー開度を微調するため、常に一定の空気量で
燃焼させることができる。このため、燃焼性も常に最良
の状態に維持できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は第１図の
要部詳細図、第３図は第２図の■−■断面図である。 （１）は空気予熱器　　　　（２）は小型ボイラー（３
）は空気ダクト （３１）は上部空気ダクト （３２）は下部空気ダクト （４）はダンパー （５）はダンパー軸　　　　（６）はストッパー（７）
は封液　　　　　　　（８）はシリンダー（９）はピス
トン　　　　　ｑ■は駆！Ｉｌ調節器０Ｄは感温筒　　
　　　　（２）は感温器■は連絡管　　　　　　０４）
は煙道 口は燃焼装置　　　　　ｔｌｅは駆動装置ｑ′７）は調
整ネジ　　　　　ｑ印は送風曙特許出願人　　　　　三
浦工業株式会社代表者　三浦　保 第　１　図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼ガスを利用して燃焼用空気を予熱する空気予熱器（
   １）を備えた小型ボイラー（２）において、空気ダクト
   （３）に設けられたダンパー（４）と、ダンパー軸（５
   ）に連動連結されたストッパー（６）と、封液（７）を
   収容したシリンダー（８）及びピストン（９）を備えて
   おり、封液（７）の膨脹・収縮によりピストン（９）を
   介してストッパー（６）の位置を調節する駆動調節器（
   １０）と、加熱空気流通部に接する感温筒（１１）中に
   封液（７）を収容してなる感温器（１２）と、駆動調節
   器（１０）の封液部と感温器（１２）の封液部とを連通
   する連絡管（１３）とを設けたことを特徴とする小型ボ
   イラーの空気温度補償用ダンパー微調器。