JPS6157895A

JPS6157895A - グリツパ装置

Info

Publication number: JPS6157895A
Application number: JP59179632A
Authority: JP
Inventors: 正人進藤
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1984-08-29
Filing date: 1984-08-29
Publication date: 1986-03-24
Also published as: JPH0548439B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は高速増殖型原子炉に用いられる燃料交換機や炉
内中継装置、その他の各種プラグ類を取扱うグリッパ装
置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

原子炉の燃料交換作業は、原子炉容器上部に設けられた
遮蔽プラグを貫通して炉心構成要素を取扱う燃料交換機
を上記原子炉容器内部に据付けることによって行われる
。またこの燃料交換機に交換用の炉心構成要素を引渡す
炉内中継装置の据付は作業、更には炉心構成要素を観察
する為の水平ナトリウム透視装置の取付は作業も、上記
燃料交換機の据付けと同様に行われる。

しかして上記原子炉の運転に際しては、上記燃料交換機
、炉内中継装置や水平ナトリウム透視装置等を原子炉内
から引抜き、その遮蔽プラグ貫通孔に各種プラグ類が挿
入される。

さてこのような燃料交換機、炉内中継装置、水平ナトリ
ウム透視装置、および各種のプラグ類の原子炉内への装
着とその引抜き作業は、グリッパ装置を用いて行われる
。このグリッパ装置は、内部に上述した機器をグリッパ
により吊下げて上記機器の収納部である遮蔽プラグ貫通
孔部へ輸送する輸送ケーシングと、輸送ケーシング内を
上下動されて上記グリッパに吊下された機器を輸送ケー
シング内から原子炉内へ挿入したり、或いは原子炉内か
ら輸送ケーシング内へ上記機器を引抜くように制御され
るグリッパ駆動機構等により構成される。

然し乍ら、従来この種の装置にあっては次のような問題
があった。

即ち、第５図（ａ）（ｂ）に示すように、底部にグリッ
パ１を備えたグリッパ駆動機構２を内部に上下動自在に
収納してなる輸送ケーシング３は、原子炉本体４の遮蔽
プラグ貫通孔５上に接続筒６を介して結合され、その内
部が外部から遮蔽される。この状態で輸送ケーシング３
の下端部に設けられたドアバルブ７を開放し、巻上げ機
構８を駆動して前記グリッパ駆動機構２を吊下げている
ワイヤ９を繰出す。これによってグリッパ駆動機構２は
、そのガイドローラ１０を前記輸送ケーシング３の内部
に形成されたガイドレール１１に沿わせて前記輸送ケー
シング３内を下降する。

そして、前記遮蔽プラグ貫通孔５に装着された遮蔽プラ
グ１２の頭部に設けられたハンドリングキャップ１３に
前記グリッパ１を継合させてグリップした後、前記巻上
げ機構８を駆動してワイヤ９を巻上げて、第６図（ｂ）
に示すように遮蔽プラグ１２を前記遮蔽プラグ貫通孔５
から引抜いている。

その後、上記貫通プラグ１２を輸送ケーシング３の内部
に収納し、前記ドアバルブ７を閉塞すると共に、遮蔽プ
ラグ貫通孔５に設けられたドアバルブ１４を閉塞した後
、前記遮蔽プラグ１２を輸送している。尚、図中１５は
シール部材である。またこの遮蔽プラグ１２の前記遮蔽
プラグ貫通孔５への装着は、上述した引抜きと逆の手順
で行われる。

ところが第６図（ａ）（ｂ）に示すように、前記遮蔽プ
ラグ貫通孔５の内部に収納されるような前記燃料交換機
等の小径の機器１６を装着・引抜きするような場合、前
述したようなグリッパ駆動機構２は遮蔽プラグ貫通孔５
に規制されて上記機器１６の収納位置まで降りることが
できない。そこで従来では、前記輸送レーシング３の内
部に沿ってガイドされるグリッパ駆動機構２に代えて、
前記遮蔽プラグ貫通孔５の内部に挿入可能な小径のグリ
ッパ駆動機構１７を用いて、その作業を行うようにして
いる。

然し乍ら、このように作業対象物に応じてグリッパ駆動
機構を交換することは非常に煩わしく、作業効率の低下
を招いている。しかも、上記の遮蔽プラグ貫通孔５内に
挿入可能な小径のグリッパ駆動機構１７は、輸送ケーシ
ング３内を前記グリッパ駆動機構２のようにガイドされ
ることなく上下動するので、その上下動に伴って横振れ
を生じ易い。この結果、グリッパ駆動機構１７の下降位
置と前記遮蔽プラグ貫通孔５の開口部との間の位置ずれ
が生じ易く、グリッパ駆動機構１７を遮蔽プラグ貫通孔
５内に円滑に挿入し難いと云う不具合があった。また種
々形状のグリッパ駆動機構を準備する必要があるので、
物量の増大を招き不経済であった。

〔発明の目的〕

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、原子炉に遮蔽プラグ貫通孔を介
して装着される種々の機器の交換作業を、グリッパ駆動
機構の交換を必要とすることなしに簡易に、且つ効率良
く行うことのできる実用性の高いグリッパ装置を提供す
ることにある。

〔発明の概要〕

本発明は原子炉本体の所定の機器収納部に収納される機
器をグリッパにより吊下し、この機器を内部に収納して
輸送する輸送ケーシング内に上下動自在に設けられて上
記グリッパを駆動するグリッパ駆動機構を、前記輸送ケ
ーシングに設けられたガイドに沿って該輸送ケーシング
内を上下動するグリッパ・ガイドハウジング内に収納し
て前記輸送ケーシング内を上下動する構成とし、前記原
子炉本体の所定の機器収納部にはグリッパ・ガイドハウ
ジングから離れてグリッパ駆動機構のみが挿入されるよ
うに構成したことを特徴とするものである。

また同時に、上記グリッパ・ガイドハウジングのグリッ
パ駆動機構収納開口部とグリッパ駆動機１．　　　　　
構の上記グリッパ・ガイドハウジングへの挿入上端部と
に、セルフオリエンテーション機構を構成するテーパ部
をそれぞれ形成し、またグリッパ・ガイドハウジングの
内部にキーを設ける等して、その一体化収納を相互に位
置決めした状態で円滑に行われるようにしたものである
。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明する
。

第１図乃至第４図は実施例装置の構成とその作用を示す
図である。尚、従来装置と同一部分については同一符号
を付して説明する。

この装置は第１図にその全体構成を示し、また第２図に
要部構成を示すようにグリッパ１を備えたグリッパ駆動
機構２１をグリッパ・ガイドハウジング２２内に収納し
、上記グリッパ駆動機構２１を上記グリッパ・ガイドハ
ウジング２２と一体的に輸送ケーシング３内を上下動さ
せるようにしたものである。

即ち、グリッパ・ガイドハウジング２２は、グリッパ駆
動機構２１を内部に収納可能な筒型形状を有し、その上
部に内側張出しフランジ部２３を形成すると共に、その
下端部内周面に面取り形成したテーパ部２４を設けてい
る。またこのグリッパ・ガイドハウジング２２の外周部
には、前記輸送ケーシング３の内周面に設けられたガイ
ドレール１１により案内されるガイドローラ２５が設け
られており、このガイドに沿って前記輸送ケーシング３
内を上下動自在な構成となっている。尚、このグリッパ
・ガイドハウジング２２の上下動範囲は、輸送ケーシン
グ３の下端部に設けられたストッパ２６によって、該輸
送ケーシング３の内部だけとなるように制限されている
。

ところで、このグリッパ・ガイドハウジング２２の内部
に収納されるグリッパ駆動機構２１は、その頭部周面に
面取り形成されたテーパ部２７を有している。このテー
パ部２７と前記グリッパ・ガイドハウジング２２のテー
パ部２４とのセルフオリエンテーション作用によってそ
の相互の中心位置合せがなされ、グリッパ駆動機構２１
はグリッパ・ガイドハウジング２２の下端部より挿入さ
れるようになっている。この際、グリッパ駆動機構２１
は、その周面に設けたキー２８を上記グリッパ・ガイド
ハウジング２２の内周面に設けられたキー溝２９に嵌合
させて方向位置決めされて、上記ガイドハウジング２２
内に挿入される。そして、グリッパ駆動機構２１はその
頭部を前記フランジ部２３に係止させて該グリッパ・ハ
ウジング２２内に一体的に収納される。

しかして、前記グリッパ駆動機構２１はグリッパ・ガイ
ドハウジング２２を挿通する前記ワイヤ９により吊下さ
れて前記輸送ケーシング３の内部から前記遮蔽プラグ貫
通孔５に亙って上下動制御される。尚、このグリッパ駆
動機構２１の上下動の駆動は前記巻上げ機構８によって
行われる。そして、グリッパ駆動機構２１が輸送ケーシ
ング３の内部に存在する間、グリッパ駆動機構２１は前
記グリッパ・ガイドハウジング２２の内部に収納され、
前記グリッパ・ガイドハウジング２２はそのフランジ部
２３を上記グリッパ駆動機構２１の頭部に係止した状態
で、該グリッパ駆動機構２１と一体的に前記輸送ケーシ
ング３の内部を上下動するようになっている。

またグリッパ駆動機構２１を輸送ケーシング３の内部か
ら更に下降させた場合、グリッパ・ガイドハウジング２
２が前記ストッパ２６によって輸送ケーシング２２の下
端部に位置規制されるので、グリッパ駆動機構２１は上
記グリッパ・ガイドハウジング２２から離れて単独で下
降することになる。この結果、グリッパ駆動ｌ！構２１
のみが前記遮蔽プラグ貫通孔５内部に入込んで行くこと
になる。そしてグリッパ・ガイドハウジング２２から離
れたグリッパ駆動機構２１の巻上げ時には、前記テーパ
部２４．２７のセルフオリエンテーション作用によって
その位置合せがなされ、グリッパ駆動機構２１がグリッ
パ・ガイドハウジング２２内に一体化収納された後、こ
のグリッパ・ガイドハウジング２２と共に前記輸送ケー
シング３内を上昇することになる。

かくしてこのように構成された本装置にＪｚれば、グリ
ッパ駆動機構２１はグリッパ・ガイドケーシング２２と
一体的に輸送ケーシング３の内部を上下動し、且つその
上下動がガイド体によってガイドされた安定な状態で行
われるので、例えば第１図に示すように遮蔽プラグ１２
のように遮蔽プラグ貫通孔５の上部に突出した大型形状
の機器を取扱う場合には、前記第５図（ａ）（ｂ）に示
した従来装置と全く同様にその作業を行うことができる
。つまり、グリッパ駆動機構２１とそのグリッパ・ガイ
ドハウジング２２が一体的に作用して従来のグリッパ駆
動機構２と同様に機能するので、その交換作業を安定に
効率良く行うことが可能となる。

また第３図および第４図に示すように燃料交換機の如き
遮蔽プラグ貫通孔５の内部に収納された小径の機器１７
の交換作業を行う場合には、グリッパ・ガイドハウジン
グ２２と一体的に輸送ケーシング３の下端部まで下降さ
れたグリッパ駆動機構２１が、」１記グリッパ・ガイド
ハウジング２２から離れて単独で遮蔽プラグ貫通孔５の
内部へ下降するので、従来のようにグリッパ駆動機構を
交換することなく、その交換作業に供することができる
。しかもこの際、グリッパ駆動機構２１は上述したよう
にグリッパ・ガイドハウジング２２に一体的に収納され
、且つ安定にガイドされて輸送ケーシング３内を上下動
するので、従来のようにグリッパ駆動機構１６が横揺れ
する等の不具合を招くことがない。

また、グリッパ・ガイドハウジング２２から離れたグリ
ッパ駆動機構２１は、そのセルフオリエンテーション作
用によって安定、確実に中心位置合せがなされ、且つキ
ー２８とキー溝２９とにより方向位置合せがなされてグ
リッパ・ガイドハウジング２２に再収納されるので、分
離構造としたことによる不具合を招来することもない。

〔発明の効果〕

従って本発明によれば、取扱い機器によってグリッパ駆
動機構を交換すると云う煩わしさがなくなり、その作業
効率の大幅な向上を図り得る。また取扱い機器に応じて
複数種類のグリッパ駆動機構を準備する必要がないので
、その装置物量の簡易化を図り得る。しかも、グリッパ
駆動機構を常に安定に輸送ケーシング内を上下動させる
ことができるので、その横揺れに起因する問題も全く生
じない等の実用上多大なる効果が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置の概略構成を示す図、第
２図は実施例装置の要部を拡大して示した図、第３図お
よび第４図は実施例装置の作用を説明する為の図、第５
図（ａ）（ｂ）および第６図（ａ＞（ｂ）は従来装置の
構成とその問題点を説明する為の図である。１・・・グリップ、２，１７・・・グリッパ駆動機構、
３・・・輸送ケーシング、４・・・原子炉本体、５・・
・遮蔽プラグ貫通孔、６・・・接続筒、７，１４・・・
ドアバルブ、８・・・巻上げ装置、９・・・ワイヤ、１
０・・・ガイドローラ、１１・・・ガイドレール、１２
・・・遮蔽プラグ、１６・・・機器、２１・・・グリッ
パ駆動機構、２２・・・グリッパ・ガイドハウジング、
２３・・・フランジ部、２４．２７・・・テーパ部、２
５・・・ガイドローラ、２６・・・ストッパ、２８・・
・キー、２９・・・キー溝。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 −１４＝

Claims

【特許請求の範囲】

（１）原子炉本体の所定の機器収納部に収納される機器
をグリッパにより吊下し、この機器を内部に収納して輸
送する輸送ケーシングと、このグリッパを駆動するグリ
ッパ駆動機構を上記輸送ケーシング内から前記所定の機
器収納部に亙って上下動させる手段と、上記グリッパ駆
動機構を内部に一体的に収納し、前記輸送ケーシングに
設けられたガイドに沿って該輸送ケーシング内を上下動
するグリッパ・ガイドハウジングとを具備したことを特
徴とするグリッパ装置。
（２）グリッパ駆動機構は、グリッパ・ガイドハウジン
グに設けられたガイドにより位置決めされて該グリッパ
・ガイドハウジング内に収納されるものである特許請求
の範囲第１項記載のグリッパ装置。
（３）グリッパ・ガイドハウジングのグリッパ駆動機構
収納開口部、およびグリッパ駆動機構の上記グリッパ・
ガイドハウジングへの挿入上端部には、セルフオリエン
テーション機構を構成するテーパ部がそれぞれ形成され
てなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のグ
リッパ装置。
（４）輸送ケーシングは、その下端部にグリッパ・ガイ
ドハウジングの移動を規制し、グリッパ駆動機構を該グ
リッパ・ガイドハウジングから分離させるストッパを設
けてなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
グリッパ装置。
（５）グリッパ・ガイドハウジングとグリッパ駆動機構
とは、２重同心円筒構造をなすものである特許請求の範
囲第１項記載のグリッパ装置。