JPS6157511B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6157511B2 JPS6157511B2 JP53049370A JP4937078A JPS6157511B2 JP S6157511 B2 JPS6157511 B2 JP S6157511B2 JP 53049370 A JP53049370 A JP 53049370A JP 4937078 A JP4937078 A JP 4937078A JP S6157511 B2 JPS6157511 B2 JP S6157511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel strip
- ring
- spring ring
- oil scraping
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 37
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 37
- 238000007790 scraping Methods 0.000 claims description 20
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 20
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/06—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
- F16J9/064—Rings with a flat annular side rail
- F16J9/066—Spring expander from sheet metal
- F16J9/069—Spring expander from sheet metal with a "C"-shaped cross section along the entire circumference
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/06—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
- F16J9/064—Rings with a flat annular side rail
- F16J9/066—Spring expander from sheet metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ある輪郭をもつた断面を有し、か
つ、ほぼ軸方向に延びる互いに違いの重なり合つ
た切り込みを備えた鋼帯ばねリングと、この鋼帯
ばねリングにより支持された少なくとも一つ以上
に薄板リングとを有する複数部材よりなる油かき
取りリングに関する。
つ、ほぼ軸方向に延びる互いに違いの重なり合つ
た切り込みを備えた鋼帯ばねリングと、この鋼帯
ばねリングにより支持された少なくとも一つ以上
に薄板リングとを有する複数部材よりなる油かき
取りリングに関する。
ピストン−ピストンリング組立体の損失を低下
させ、またその摩耗性を改善するために、自動車
工業においては、なかんずく、上述した型の一方
においてできるだけ少ない接線力でシリンダー壁
に圧力を加え他方においてできるだけ一様な油か
き取り作用を備えた油かき取りリングが要求され
る。この油かき取りリングの接線力の減少は、そ
の鋼帯ばねリングにＵ字形に折曲げられた断面形
状を有し、切り込みにより多数のばねリング部分
に分けられた構造を採用することによつて容易に
達成することができる。しかしながらこの接線力
の減少が大きい場合は、その薄板リングのシリン
ダー壁面に対する押圧力が低くなり、したがつて
そのシリンダーのストローク面における理想的な
円形から偏倚した輪郭に対する補償がほんの僅か
しかなされず、オイル消費量および効率低下の増
大をもたらすような通路が生ずるようになる。し
かしながらこのよう接線力の減少そ関連するいわ
ゆる形状補充能の低下の補償は主としてその薄板
リングの半径方向の肉厚を減少させることによつ
て達成することがきる。
させ、またその摩耗性を改善するために、自動車
工業においては、なかんずく、上述した型の一方
においてできるだけ少ない接線力でシリンダー壁
に圧力を加え他方においてできるだけ一様な油か
き取り作用を備えた油かき取りリングが要求され
る。この油かき取りリングの接線力の減少は、そ
の鋼帯ばねリングにＵ字形に折曲げられた断面形
状を有し、切り込みにより多数のばねリング部分
に分けられた構造を採用することによつて容易に
達成することができる。しかしながらこの接線力
の減少が大きい場合は、その薄板リングのシリン
ダー壁面に対する押圧力が低くなり、したがつて
そのシリンダーのストローク面における理想的な
円形から偏倚した輪郭に対する補償がほんの僅か
しかなされず、オイル消費量および効率低下の増
大をもたらすような通路が生ずるようになる。し
かしながらこのよう接線力の減少そ関連するいわ
ゆる形状補充能の低下の補償は主としてその薄板
リングの半径方向の肉厚を減少させることによつ
て達成することがきる。
Ｕ字形に曲げられた断面を備え、かつ、切り込
みにより多数のばねリング部分に分けられた鋼帯
ばねリングと、Ｕ字形の各辺の上にそれぞれ上側
からと下側とから載せられた薄板リングを有する
三つの部材よりなる油かき取りリングは例えば米
国特許第2695825号および同2893801号により公知
である。
みにより多数のばねリング部分に分けられた鋼帯
ばねリングと、Ｕ字形の各辺の上にそれぞれ上側
からと下側とから載せられた薄板リングを有する
三つの部材よりなる油かき取りリングは例えば米
国特許第2695825号および同2893801号により公知
である。
しかしながら上記米国特許第2695825号による
鋼帯ばねリングでは、半径方向の押圧力をもたら
すために軸方向外向きに曲げられたそのＵ字形の
各辺の端部は小さな半径方向の肉厚を有する板リ
ングを採用することができない。というのはそれ
によつて条件づけられた半径方向の小さな構造深
さのため、特にその取付けに際してその油かき取
りリングの全体、あるいはそのばねリングによつ
て支持された薄板リングがピストン溝から滑り抜
けてしまう危険、すなわち、いわゆるポツプアウ
トの危険がもたらすからである。したがつて前記
米国特許第2893801号の提案によれば、その鋼帯
ばねリングのＵ字形辺の端部と軸方向外向きに曲
げるのではなくて、この曲げだしをＵ字辺のほぼ
中央部分で行い、そして辺の残りの自由端の部分
を取りつけに際してより外方のピストン溝側面に
支持させて接するようにし、それより原理上小さ
な半径方向肉厚の薄板リングの採用を可能として
いる。しかしながらこのように解決方法はまだ充
分に満足なものではなく、というのは実際には与
えられたピストンリング溝の隅の部分が、その簡
略化された図においてもほとんどの場合に表わさ
れているように直角ではなくて、その溝の側面と
溝の壁面の間の角度は加工条件に基いて丸みを帯
びているからである。したがつてその溝底への上
記辺の自由端の当接は不可能であり、すなわち言
いかえるならばそのリングをピストンに対して芯
合わせする際にその溝隅半径と等しい半径方向の
移動長さが完全に利用され得ないということであ
る。
鋼帯ばねリングでは、半径方向の押圧力をもたら
すために軸方向外向きに曲げられたそのＵ字形の
各辺の端部は小さな半径方向の肉厚を有する板リ
ングを採用することができない。というのはそれ
によつて条件づけられた半径方向の小さな構造深
さのため、特にその取付けに際してその油かき取
りリングの全体、あるいはそのばねリングによつ
て支持された薄板リングがピストン溝から滑り抜
けてしまう危険、すなわち、いわゆるポツプアウ
トの危険がもたらすからである。したがつて前記
米国特許第2893801号の提案によれば、その鋼帯
ばねリングのＵ字形辺の端部と軸方向外向きに曲
げるのではなくて、この曲げだしをＵ字辺のほぼ
中央部分で行い、そして辺の残りの自由端の部分
を取りつけに際してより外方のピストン溝側面に
支持させて接するようにし、それより原理上小さ
な半径方向肉厚の薄板リングの採用を可能として
いる。しかしながらこのように解決方法はまだ充
分に満足なものではなく、というのは実際には与
えられたピストンリング溝の隅の部分が、その簡
略化された図においてもほとんどの場合に表わさ
れているように直角ではなくて、その溝の側面と
溝の壁面の間の角度は加工条件に基いて丸みを帯
びているからである。したがつてその溝底への上
記辺の自由端の当接は不可能であり、すなわち言
いかえるならばそのリングをピストンに対して芯
合わせする際にその溝隅半径と等しい半径方向の
移動長さが完全に利用され得ないということであ
る。
したがつて本発明の課題はある輪郭の断面を有
し、そしてほぼ軸方向に延びる互い違いの重なり
合つた切り込みを有する鋼帯ばねリングを用い
て、できるだけ小さい半径方向の肉厚を有すると
共にその取付けが確実で良好な心合わせが可能で
ある薄板リングの使用が可能となるような複数部
材よりなる油かき取りリングを作り出すことであ
る。
し、そしてほぼ軸方向に延びる互い違いの重なり
合つた切り込みを有する鋼帯ばねリングを用い
て、できるだけ小さい半径方向の肉厚を有すると
共にその取付けが確実で良好な心合わせが可能で
ある薄板リングの使用が可能となるような複数部
材よりなる油かき取りリングを作り出すことであ
る。
この課題は本発明にしたがえばその鋼帯ばねリ
ングの内周面に半径方向内向きのスペーサ脚部を
若干個設けることによつて解決される。これらの
スペーサ脚部は例えば上述のタイプの鋼帯ばねリ
ングの内周面に、規制正しい間隔をおいて若干個
のＵ字形辺を半径方向内向きに延長させることに
より構成することができる。この場合、この延長
はそのＵ字形の上辺または下辺の一方だけについ
行なうことができ、あるいはこれらＵ字形の上辺
と下辺の両方について交互に位置をずらせて形成
されていてもよい。その製作においては、鋼帯材
料からパンチングするに際して個々のばねリング
部分のＵ字形辺の延長部は鋼帯材料の一側または
両側に規制正しい間隔で、または交互に位置をず
らせて、その鋼帯材料の全幅にわたり切り残され
るようにするのが好ましい。残りの全ばねリング
部分はこれに反してその所要幅に切られている。
引続いての曲げだし工程に際してそのスペーサ脚
部の自由端は唯平らに、かつ半径方向内向きに曲
げられ、そのようにしてこれらのスペーサ脚部は
ばねリングの側部平面内またはその内側に位置す
ることができる。次に残りのばねリング部分のＵ
字形辺の自由端は公知の如く薄板リングを半径方
向に支持するために軸方向外向きに曲げられる。
ングの内周面に半径方向内向きのスペーサ脚部を
若干個設けることによつて解決される。これらの
スペーサ脚部は例えば上述のタイプの鋼帯ばねリ
ングの内周面に、規制正しい間隔をおいて若干個
のＵ字形辺を半径方向内向きに延長させることに
より構成することができる。この場合、この延長
はそのＵ字形の上辺または下辺の一方だけについ
行なうことができ、あるいはこれらＵ字形の上辺
と下辺の両方について交互に位置をずらせて形成
されていてもよい。その製作においては、鋼帯材
料からパンチングするに際して個々のばねリング
部分のＵ字形辺の延長部は鋼帯材料の一側または
両側に規制正しい間隔で、または交互に位置をず
らせて、その鋼帯材料の全幅にわたり切り残され
るようにするのが好ましい。残りの全ばねリング
部分はこれに反してその所要幅に切られている。
引続いての曲げだし工程に際してそのスペーサ脚
部の自由端は唯平らに、かつ半径方向内向きに曲
げられ、そのようにしてこれらのスペーサ脚部は
ばねリングの側部平面内またはその内側に位置す
ることができる。次に残りのばねリング部分のＵ
字形辺の自由端は公知の如く薄板リングを半径方
向に支持するために軸方向外向きに曲げられる。
以下に本発明を添付の図面を参照して詳細に説
明する。第１図は本発明による油かき取りリング
の一実施例の鋼帯ばねリングのパンチング形状を
示す平面図、第２図は本実施例が取付けられた状
態を示すピストン溝の断面図である。
明する。第１図は本発明による油かき取りリング
の一実施例の鋼帯ばねリングのパンチング形状を
示す平面図、第２図は本実施例が取付けられた状
態を示すピストン溝の断面図である。
第１図において、鋼帯の両側から横断方向に延
びる切り込みによつて分離されたウエブ部分と、
各ウエブ部分が鋼帯の長手方向に延びるばねリン
グ部分１により連結されている状況が示されてい
る。各ばねリング部分１と、それがつないでいる
横断方向の２本のウエブとで通例、Ｕ字形の辺１
３，１４がつくられる。そこで、これら多数のば
ねリング部分１のうち規則正しい間隔を置いて若
干個のものだけがばねリング部分２として選択さ
れ、鋼帯材料の全幅３一ぱいに打ち抜かされてい
る。残りのばねリング部分１は幅４で打ち抜かれ
ている。第１図ではばねリング部分２のうちの１
個だけが示されているが、これはあとでスペーサ
脚部として用いられる。第２図はピストン溝６を
有するピストン５の一部と、それに対応するシリ
ンダー壁面７を示す。ピストン溝６は丸みをつけ
られた隅部８および９を溝底１８と側面１７の間
に有している。挿入された三つの部材よりなる油
かき取りリングは１個のＵ字形に折り曲げられた
鋼帯ばねリング１０とその各Ｕ字形の辺１３およ
び１４の上にのせられた２個の薄板リング１１，
１２より構成されている。鋼帯の幅４にわたつて
切り出されたＵ字形の辺１３および１４はそれら
の端部１５および１６において薄板リング１１，
１２を支持するために軸方向に曲げられているけ
れども、鋼帯材料の全幅３にわたつて打ち抜かれ
たばねリング部分２はスペーサ脚部として平ら
に、かつ、半径方向内向きに延びている。
びる切り込みによつて分離されたウエブ部分と、
各ウエブ部分が鋼帯の長手方向に延びるばねリン
グ部分１により連結されている状況が示されてい
る。各ばねリング部分１と、それがつないでいる
横断方向の２本のウエブとで通例、Ｕ字形の辺１
３，１４がつくられる。そこで、これら多数のば
ねリング部分１のうち規則正しい間隔を置いて若
干個のものだけがばねリング部分２として選択さ
れ、鋼帯材料の全幅３一ぱいに打ち抜かされてい
る。残りのばねリング部分１は幅４で打ち抜かれ
ている。第１図ではばねリング部分２のうちの１
個だけが示されているが、これはあとでスペーサ
脚部として用いられる。第２図はピストン溝６を
有するピストン５の一部と、それに対応するシリ
ンダー壁面７を示す。ピストン溝６は丸みをつけ
られた隅部８および９を溝底１８と側面１７の間
に有している。挿入された三つの部材よりなる油
かき取りリングは１個のＵ字形に折り曲げられた
鋼帯ばねリング１０とその各Ｕ字形の辺１３およ
び１４の上にのせられた２個の薄板リング１１，
１２より構成されている。鋼帯の幅４にわたつて
切り出されたＵ字形の辺１３および１４はそれら
の端部１５および１６において薄板リング１１，
１２を支持するために軸方向に曲げられているけ
れども、鋼帯材料の全幅３にわたつて打ち抜かれ
たばねリング部分２はスペーサ脚部として平ら
に、かつ、半径方向内向きに延びている。
本発明にしたがい製作された鋼帯ばねリングは
次のような利点を有している。すなわち薄板リン
グの心合わせのためには少数のスペーサ脚部のみ
が必要、かつ十分であるので他のばねリング部分
には薄板リングの支持材としての機能を負担させ
て、スペーサ脚部は薄板リングの半径方向肉厚と
は無関係に自由な長さを選択することができ、し
たがつて油かき取りリングの半径方向の取付け深
さの調節が任意に、かつ容易に行なわれる。ま
た、スペーサ脚部が前記公知例に見られるように
Ｕ字辺の中間で軸方向に曲げられることなくＵ字
辺と同一の平面内で半径方向内方に延長されるこ
とができるので、組立てられた状態において、通
常半径がつけられているピストン溝の隅部を外し
てピストン溝の底まで延びることができる。この
ことはリング心合わせの自由度を高める結果をも
たらす。そこでスペーサ脚部以外のばねリング部
分により支持される薄板リングとして、所望の小
さな接線力に対応する小さな半径方向肉厚を選定
すことが可能となり、シリンダーボアの断面によ
く適合し得るものとすることができる。同時に組
立てのときはこれらのスペーサ脚部をピストン溝
内における支持材として用いることにより半径方
向肉厚の小さい板リングの場合でも組立てが容易
である。また一般に、スペーサ脚部を心合せに必
要な若干個に限定することにより、より良好なば
ね特性が得られることも知られている。
次のような利点を有している。すなわち薄板リン
グの心合わせのためには少数のスペーサ脚部のみ
が必要、かつ十分であるので他のばねリング部分
には薄板リングの支持材としての機能を負担させ
て、スペーサ脚部は薄板リングの半径方向肉厚と
は無関係に自由な長さを選択することができ、し
たがつて油かき取りリングの半径方向の取付け深
さの調節が任意に、かつ容易に行なわれる。ま
た、スペーサ脚部が前記公知例に見られるように
Ｕ字辺の中間で軸方向に曲げられることなくＵ字
辺と同一の平面内で半径方向内方に延長されるこ
とができるので、組立てられた状態において、通
常半径がつけられているピストン溝の隅部を外し
てピストン溝の底まで延びることができる。この
ことはリング心合わせの自由度を高める結果をも
たらす。そこでスペーサ脚部以外のばねリング部
分により支持される薄板リングとして、所望の小
さな接線力に対応する小さな半径方向肉厚を選定
すことが可能となり、シリンダーボアの断面によ
く適合し得るものとすることができる。同時に組
立てのときはこれらのスペーサ脚部をピストン溝
内における支持材として用いることにより半径方
向肉厚の小さい板リングの場合でも組立てが容易
である。また一般に、スペーサ脚部を心合せに必
要な若干個に限定することにより、より良好なば
ね特性が得られることも知られている。
さらに製造上からも、幅の狭い鋼帯を用いるこ
とにより材料の節約が期待されこのような多量生
産品の場合に意義がある。このことは特にスペー
サ脚部が一方にだけ存在する場合で、この場合も
機能上は足りる。スペーサ脚部が両側に配置され
る場合であつても、複数の鋼帯ばねリングをスペ
ーサ脚部の位置をずらせて隣り合わせて１枚の鋼
帯から打抜くことにより材料を節約できる。
とにより材料の節約が期待されこのような多量生
産品の場合に意義がある。このことは特にスペー
サ脚部が一方にだけ存在する場合で、この場合も
機能上は足りる。スペーサ脚部が両側に配置され
る場合であつても、複数の鋼帯ばねリングをスペ
ーサ脚部の位置をずらせて隣り合わせて１枚の鋼
帯から打抜くことにより材料を節約できる。
第１図は本発明に従う油かき取りリングのため
のバネ鋼帯の一部分のパンチング状態の１例を示
す図であり、第２図は本発明に従う三つの部材よ
りなる油かき取りリングが組み込まれた状態にお
けるピストン溝の断面図を示す。 １……ばねリング部分、２……ばねリング部分
（スペーサ脚部）、３，４……幅、５……ピスト
ン、６……ピストン溝、７……シリンダー壁、
８，９……隅部、１０……鋼帯ばねリング、１
１，１２……薄板リング、１３，１４……Ｕ字形
の辺、１５，１６……端部、１７……ピストン溝
側面、１８……ピストン溝底。
のバネ鋼帯の一部分のパンチング状態の１例を示
す図であり、第２図は本発明に従う三つの部材よ
りなる油かき取りリングが組み込まれた状態にお
けるピストン溝の断面図を示す。 １……ばねリング部分、２……ばねリング部分
（スペーサ脚部）、３，４……幅、５……ピスト
ン、６……ピストン溝、７……シリンダー壁、
８，９……隅部、１０……鋼帯ばねリング、１
１，１２……薄板リング、１３，１４……Ｕ字形
の辺、１５，１６……端部、１７……ピストン溝
側面、１８……ピストン溝底。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 鋼帯ばねリングと、該鋼帯ばねリングにより
支持された少なくとも一つの薄板リングよりな
り、該鋼帯ばねリングは、鋼帯の両縁からその横
断方向に交互に延びて鋼帯の中央部分で重なり合
う切り込みと鋼帯の両縁部分にそれぞれ一対の切
り込みの間に形成された一連のばねリング部分と
を有し、かつ、鋼帯両縁部が折り曲げられて前記
ばねリング部分がそれぞれ異なる平面上にあるよ
うな断面輪郭を形成している複数部材よりなる油
かき取りリングにおいて、 一連の前記ばねリング部分のうちの若干個が、
鋼帯ばねリングの半径内方向に平に延長され鋼帯
ばねリングの全周にわたり分散設置されたスペー
サ脚部を形成していることを特徴とする複数部材
よりなる油かき取りリング。 ２ スペーサ脚部を形成しないばねリング部分が
鋼帯ばねリングの軸方向外方に折り曲げられて薄
板リングの半径方向の支持材となる特許請求の範
囲第１項に記載の油かき取りリング。 ３ 鋼帯ばねリングの断面輪郭がほぼＵ字形を呈
し、その２個の辺が半径方向内方に延びている特
許請求の範囲第１項または第２項に記載の油かき
取りリング。 ４ Ｕ字形の各辺の上に各一個の薄板リングが載
つている特許請求の範囲第３項に記載の油かき取
りリング。 ５ Ｕ字形の辺が鋼帯ばねリングの半径方向内方
に延長され各スペーサ脚部はこの延長部により形
成された特許請求の範囲第３項または第４項に記
載の油かき取りリング。 ６ すべてのスペーサ脚部がＵ字形辺の一方の辺
にのみ、かつ、一定の間隔で形成された特許請求
の範囲第１項ないし第５項のいずれか一つに記載
の油かき取りリング。 ７ スペーサ脚部が鋼帯の両縁に互い違いに、か
つ、一定の間隔で形成された特許請求の範囲第１
項ないし第５項のいずれか一つに記載の油かき取
りリング。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE2720297A DE2720297C2 (de) | 1977-05-06 | 1977-05-06 | Mehrteiliger ölabstreifring |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53139052A JPS53139052A (en) | 1978-12-05 |
| JPS6157511B2 true JPS6157511B2 (ja) | 1986-12-06 |
Family
ID=6008182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4937078A Granted JPS53139052A (en) | 1977-05-06 | 1978-04-27 | Oil scraping ring consisting of a plurality of parts |
Country Status (10)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4183544A (ja) |
| JP (1) | JPS53139052A (ja) |
| BR (1) | BR7802815A (ja) |
| DE (1) | DE2720297C2 (ja) |
| ES (1) | ES235842Y (ja) |
| FR (1) | FR2389810B1 (ja) |
| GB (1) | GB1586946A (ja) |
| IT (1) | IT1094559B (ja) |
| SE (1) | SE432644B (ja) |
| SU (1) | SU919608A3 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0533802B2 (ja) * | 1987-02-07 | 1993-05-20 | Canon Kk |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4468040A (en) * | 1981-12-17 | 1984-08-28 | Ae Plc | Spacer-expander for pistons |
| DE3208396C1 (de) * | 1982-03-09 | 1983-05-19 | Goetze Ag, 5093 Burscheid | Kolbenring |
| FR2525282B1 (fr) * | 1982-04-19 | 1985-07-05 | Inst T Traktornogo | Segment racleur d'huile complexe |
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