JPS61550A - 溶接缶用アルミニウム板 - Google Patents

溶接缶用アルミニウム板

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JPS61550A
JPS61550A JP12281584A JP12281584A JPS61550A JP S61550 A JPS61550 A JP S61550A JP 12281584 A JP12281584 A JP 12281584A JP 12281584 A JP12281584 A JP 12281584A JP S61550 A JPS61550 A JP S61550A
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JP
Japan
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welded
aluminum plate
welding
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cans
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JP12281584A
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English (en)
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Kazuo Tanaka
一雄 田中
Seiji Sasabe
誠二 笹部
Hideyoshi Usui
碓井 栄喜
Kozo Hoshino
晃三 星野
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は溶接缶用アルミニウム板に関し、さらに詳しく
は、製缶用素材として好適な溶接性に優れた容器用のア
ルミニウム板に関するものである。
[従来技術] 一般に、アルミニウム缶は深絞り加工を適用するDI方
式による製缶方法が広く採用されてきており、ブリキ缶
のように電気抵抗溶接による製缶方法、例えば、スード
ロニツタ溶接法は採用されていない。その理由としては
、ブリキ缶の主な用途である内圧がかからない容器は、
容器自身で強度を保持する必要から上記のDI方式は強
度の面から採用しにくいためである。
しかしながら、例えば異形毎のような変形毎の場合には
、強加工を行なうので加工性の極めて良好なアルミニウ
ム、即ち、溶接により缶を製造することのできるアルミ
ニウム板が要望されている。
しかして、アルミニウムの溶接法にはアーク溶接法、ガ
ス溶接法および抵抗溶接法等があるが、本発明に係る溶
接缶用アルミニウム板に適用する溶接法は、抵抗溶接法
のうち特に、マツシュシーム溶接法である。
そして、このマツシュシーム溶接法を使用してアルミニ
ウム缶を製造することは、特開昭58−025881号
公報に記載の通りの、対向する面に薄い電気絶縁皮膜を
密着形成させる方法があるのみであるが、この方法には
次に示すような問題点がある。
(イ)対向する面だけに薄い電気絶縁皮膜を密着形成さ
せるために、形成時に対向面以外をマスキング等を行な
う必要があり、工業的に連続操業が行ない難いというこ
とと費用が萬むこと。
’f       (。)@ 11]1:、pオよう+
:、 m+第1 etB4*L?、:tj、@−に、溶
接部2に連続している溶接継手断面の3の部分は電気絶
縁皮膜が残存し易く未溶着部となり、溶接後の加工時に
この未溶着部3が7ソチとなり加工性が著しく劣化する
こと。
また、アルミニウム板の場合には、上記(イ)、(ロ)
の問題点以外に次に示す問題点が潜在する。
(ハ)アルミニウム板の固有抵抗か小さいので、電極と
被溶接材との間の接触抵抗が大きく影響し、その部分に
おいても多大の発熱を招来し、局部溶融散りを発生し易
いこと。
(ニ)アルミニウム板の熱伝導性が良好なため、上記(
ハ)のように局部溶融が生じると板厚方向に貫通し易く
なって電極を汚損し、ワイヤマツシュシーム溶接法を適
用するとワイヤが切断し易くなって取扱いが難かしいこ
と。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記したようにアルミニウム板を抵抗溶接して
缶を製造する場合の種々な問題点を解決したものであっ
て、本発明者は鋭意研究の結果、電気抵抗溶接による製
缶方法に適用した場合に充分な諸性質を具備する溶接製
缶用のアルミニウム板(容器用アルミニウム板)を開発
したもので、この開発したアルミニウム板は、電気抵抗
溶接法を適用した場合に、容器において要求される必要
、かつ、充分な溶接継手強度を得るための適正な溶接条
件の範囲が広く、また、溶接部に欠陥のない広範な溶接
条件を有する製缶用材に適した溶接性に優れた容器用ア
ルミニウム板であって、溶接前処理として絶縁皮膜を付
着させたり、或いは、電気抵抗が高く、マツシュシーム
溶接時に電極/A+およびAl/Al界面にて局部発熱
し、散りを盛しさせるような表面酸化膜を機械的、化学
的に除去する必要がなく、抵抗溶接、特にマツシュシー
ム溶接を行なうことが可能であり、かつ、良好な溶接性
が得られ、溶接缶として塗膜密着性向上のため薄い表面
処理膜を付着させても溶接性は殆んど阻害されない溶接
缶用アルミニウム板を提供するものである。
本発明者等は先に出願を完了している特願昭59−04
4492号において、MH0,3u+t%以下を含有し
、残部Alおよび不純物からなるアルミニウム合金が安
定した溶接性を得るためには5μm以上の厚さが必要で
ある溶接缶用アルミニウム板について説明しであるが、
さらに、含有元素の作用および/または効果につき鋭意
研究を重ねた結果、他の含有元素との組合せにおいてM
g含有量がさらに多くても実質上溶接性が阻害されない
ことを見出し、即ち、アルミニウムまたはアルミニウム
合金において、含有元素および不純物として含有される
Fe、Mn、CrはAl、Fe、Al6Mn、Al6(
Fe、Mn)、A I 3 Cr %の金属間化合物を
形成しており、また、アルミニウム板表面に存在するこ
れら金属間化合物上では酸化皮膜の形成程度が少ないと
いう事実を利用し、合金元素を適度に含有させて適度の
金属間化合物分布とすることによりMgの含有量が若干
多くとも溶接時の問題を減少できることを見出し、また
さらに、これら金属間化合物を適度に形成させることに
より、マツシュシーム溶接時の加圧力により(アルミニ
ウムマトリックス)/(金属間化合物)の硬度差に起因
する変形され方の違いにより酸化皮膜の破砕が進行し易
く、この点において含有させる元素の有効性があり、そ
して、この2つの相開効果により電極・板間、板・板間
の金属素地同志の実質的な接触面積が大きくなるため多
数の通電経路が確保され、溶融は局部的に発生せず、マ
クロな意味における板・板間の接触面全面に生じさせる
ことが可能となる。さらに、この結果散りの発生しない
電流値上限は者しく広げられ、より広い電流範囲におい
て安定した溶接が可能となる。
[問題点を解決するためひ手段] 本発明者は上記に説明したような知見に基いて本発明に
係る溶接缶用アルミニウム板を完成したのである。
本発明に係る溶接缶用アルミニウム板は、(1)  F
e 0.05〜2.0+ut%を含有し、かつ、 Mg0.8IIlt%以下に規制し、 −残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接
缶用アルミニウム板を第1の発明とし、(2)  Fe
 0.05〜2.0wt%、Mn 0.05〜2.0u
+t%を含有し、かつ、 Mg 0.8wt%以下に規制し、 残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接缶
用アルミニウム板を第2の発明とし、(3)  Fe0
.05−2.0wt%、Cu 0.01−0,6wt%
を含有し、かつ、 Mg 0.8wt%以下に規制し、 残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接缶
用アルミニウム板を第3の発明とし、(4)  Fed
、05−2.0wt%、Mn0.05〜2.O+ut%
、Cu 0.01−0,ht% を含有し、かつ、 Mg 0.8厨t%以下に規制し、 残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接缶
用アルミニウム板を第4の発明とする4つの発明からな
るものである。
本発明に係る溶接缶用アルミニウム板について以下詳細
に説明する。
先ず、本発明に係る溶接缶用アルミニウム板の含有成分
および成分割合について説明する。
Feは金属間化合物を形成してアルミニウム板表面の酸
化皮膜の1#!を密さの程度を減少させ、かつ、加圧時
の酸化皮膜の破砕および強度を向上させると共に材料の
電気抵抗を増加させるために含有させるものであり、含
有量が0,05u+t%未満ではこのような効果が少な
く、また、2.0IIlt、%を越えて含有されると粗
大化合物を形成して、缶として加工性の低下を来すと共
に耐蝕性が低下する。よって、Fc含有量は0.05−
2.0+ut%とする。しかし、Mgが不純物程度以上
に含有されている場合には、Fe含有量は0,25u+
t%以上とすることが酸化皮膜対策として好ましく、ま
た、加工性を良好にする場合には、Fe含有量は1,5
u+t%以下とするのがよい。
Mnは金属間化合物を形成してアルミニウム板表面の酸
化皮膜の緻密さの程度を減少させ、がっ、加圧時に酸化
皮膜を破砕し、強度を向上させ、さらに、材料の電気抵
抗を増加せしめ必要溶接電流を低下させるために含有さ
せる元素であり、含有量が0.05111t%未満では
このような効果が少なく、また、2.0wt%を越えて
含有されると缶としての加工性の面から粗大化合物を形
成して好ましくない。よって、Mn含有量は0.05〜
2.0wt%とする。
しかし、Mgが不純物程度以上に含有される場合には、
酸化皮膜の緻密性低下のためと強度向上のタメニはMn
は0゜3+ut%以上含有させることが望ましく、なお
、Mg含有量が0.3iut%以上である場合はMn含
有量を0.3u+t%以上含有させるのが好ましく、ま
た、電気抵抗増加、加工性等を総合判断すると、Mn含
有量は1.5u+t%以下とするのがよい。
Cuは強度向上、電気抵抗増加のために含有させる元素
であり、含有量が0.01u+t%未満ではこのような
効果は充分でなく、また、0.6u+t%を越えて含有
されると耐蝕性の低下が著しくなる。よって、Cu含有
量は0.01〜0.6wt%とする。なお、Cuの含有
は酸化皮膜形成におよぼす影響は少ない。
Mgは強度を向上させるが、酸化皮膜を厚くする元素で
あり、溶接性を阻害しない含有量としては0.8u+t
%以下に規制すべきであり、即ち、Mg含有量を0,8
ut%以下に規制することにより、Mg酸化物の生成が
少ないので、適度の金属間化合物の存在との兼ね合いで
金属素地同志の接触が良好であり、抵抗溶接の際に先端
が平担な電極を用いても過熱溶融することがなく、散り
の発生を防止することが可能であり、そして、電極直下
の接触部全面か通電の極く初期においても一様に通電溶
融するようになり、故りの発生による電流の」二限を着
しく拡大することが可能となり、缶の強度の面からも好
ましく、また、本発明に係る溶接缶用アルミニウム板は
上記説明したように、Mg含有量を0.8IIIt%以
下に規制しており、がっ、金属間化合物の表面酸化皮膜
破砕の効果に起因して、1       や。イmas
tよエエ。744.第1゜7、あ。□溶融周囲部の、所
謂、コロナボンド部も継手強度に寄与し、たとえ溶融部
が溶接長手方向にオーバーラツプしなくともその圧接部
で気密性を持たせることが可能であり、適正溶接条件の
範囲はさらに広く許容される。
なお、上記に説明した元素の以外に以下説明する不純物
元素も、その説明の範囲内においての含有は許容される
不純物として含有されるSlは0.5す4%以下であれ
ば溶接性を阻害しないが、0.5wt%を越える含有量
では耐蝕性の低下が著しい。よって、不純物としての8
1は0.5u+t%以下の含有は許容される。
CrはFe、Mnと同様に金属間化合物を形成し、酸化
皮膜の破砕効果に対しでは良好であるが、粗大化合物を
形成し易く、Cr含有量は0.3wt%以下に規制すべ
きである。
ZnはMgと同様に表面酸化皮膜を形成し易い元素であ
り、含有量が0,3ψt%以下であれば問題はない。
しかして、上記に説明した本発明に係る溶接缶用アルミ
ニウム板を化合物分散の効果を充分とするために5μf
l1以上の厚さの皮材とし、芯材としてこの皮材より強
度が高い通常缶として用り・られるA3182、A 5
086、A 3004合金等をクラッドすれば、薄肉で
あっても強度の高い溶接缶用アルミニウム板か得られる
。しh化、芯材のMg≧0.3wL%であれば10μm
以上の厚さの皮材が好ましく、また、通常缶用に施され
る燐酸クロメート処理を、溶接性を阻害しない範囲(1
5mg/m2)で施してもよい。
[実施例1 次に、本発明に係る溶接缶用アルミニウム板の実施例を
説明し、併せて比較例を説明する。
実施例1 第1表に、使用するアルミニウム板の名称、調質、板厚
、溶接面の状態、溶接面の含有成分と成分割合、通電中
の電極間抵抗、適正溶接電流範囲および散1)の発生状
態について示す。
1、第1表における評価基準。
◎・・著しく良好、○・・良好、△・・やや劣る、×・
・劣る 2、第1表(2)における評価方法。
銅ワイヤ使用のスードロニック溶接磯使用のワイヤマツ
シュ溶接法による評価。
(1)電極間抵抗 通電中の電極間抵抗が著しく大きいもの  ×、皮膜の
影響がなく通電中の電極間抵抗か着しく低いもの   
              ◎(2)適正電流範囲 範囲が存在しないもの          X範囲が著
しく広いもの          ◎(3)散りの発生 表面、内面の散りの発生状態を観察。
この第1表から明らかなように、本発明に係る溶接缶用
アルミニウム板の実施例が比較例に比して、通電中の電
極間抵抗、適正溶接電流範囲および散りの発生状態にお
いて格段に優れていることがわかる。
実施例2 第2表に使用した材料および試験結果を示す。
第2表の実施例D−1(は本発明に係る溶接缶用アルミ
ニウム板であり、5iSFe、Cu、Cr、Ti等の含
有元素および不純物元素は溶接性を阻害することがなく
、また、実施例I−Mも本発明に係る溶接缶用アルミニ
ウム板であり、Fe、Mnの含有量が多い場合でも溶接
性が良好であることが明らかである。なお、実施例Jは
Mg含有量が多く、Fe、Mn含有量が少ない場合は適
正電流範囲がやや劣るけれども実用上の問題はない。
また、実施例L−Mはその強度において、比較例B(A
3(’)04合金)と同等の強度を有していることは明
らかである。
実施例3 第3表に使用した材料とその試験結果を示す。
この第3表から明らかであるが、本発明に係る溶接缶用
アルミニウム板を使用したクラ、ンド材は、Fe、Mn
およびMgを含有する合金の両面クラ・ンド材において
も溶接性、強度ともに優れて(することがわかる。
実施例4 第4表に材料表面に燐酸クロメート処理を行なった場合
の試験結果を示す。
この第4表から明らかなように、薄い燐酸クロメート処
理を施しても溶接性を阻害しないことがわかる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る溶接缶用アルミニウ
ム板は上記の構成を有しているものであるから、電気抵
抗溶接により缶を製造する場合に、電極・板間、板・板
間の金属素地同志の実質的な接触面積が大きくなって多
数の通電経路が確保され、溶融は板・板間の接触開面全
面に生じさせることができ、さらに、散りの発生しない
電流値の上限を著しく広げることかでと、従って、容器
として必要な溶接継手強度を得るための溶接条件の範囲
が広く、また、溶接部に欠陥のない優れた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来材を使用し場合の溶接継手部を示す断面図
である。 1・・母材、2・・溶接部、3・・未溶着部。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所 :t1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Fe0.05〜2.0wt% を含有し、かつ、 Mg0.8wt%以下に規制し、 残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接缶
    用アルミニウム板。
  2. (2)Fe0.05〜2.0wt%、Mn0.05〜2
    .0wt%を含有し、かつ、 Mg0.8wt%以下に規制し、 残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接缶
    用アルミニウム板。
  3. (3)Fe0.05〜2.0wt%、Cu0.01〜0
    .6wt%を含有し、かつ、 Mg0.8wt%以下に規制し、 残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接缶
    用アルミニウム板。
  4. (4)Fe0.05〜2.0wt%、Mn0.05〜2
    .0wt%、Cu0.01〜0.6wt% を含有し、かつ、 Mg0.8wt%以下に規制し、 残部Alおよび不純物からなることを特徴とする溶接缶
    用アルミニウム板。
JP12281584A 1984-06-14 1984-06-14 溶接缶用アルミニウム板 Pending JPS61550A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624326U (ja) * 1992-06-08 1994-03-29 三機工業株式会社 クリーンルームの壁面の配線貫通部の気密構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624326U (ja) * 1992-06-08 1994-03-29 三機工業株式会社 クリーンルームの壁面の配線貫通部の気密構造

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