JPS6153465A - 水車の停止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、水車の停止指令時、停止するまでの時間を短
縮する水車の停止方法に関する。

〔発明の背景〕

水力発電所においては、水車運転時の振動、＠音及びキ
ャビテーションなどの特性改善のため、吸出管内に大気
の自然給気あるいは圧縮空気による強制給気が行われる
場合がある。このような運転方法において、特に放水路
水位がランチの下方に位置する水車では、停止操作でガ
イドベーンが閉鎖するとランチ室の水が放水路水位まで
落ち、このためランチは空気中で廻ることになり、水車
が停止するまでの時間が長くかかるという欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明は上記欠点を改善しようとしてなされたもので、
その目的とするところは、水車停止時その停止するまで
の時間を短扇することにある。

〔発明の概要〕

即ち、本発明の特徴とするところは、放水面より上方に
ランチを位置し、水車の運転時吸出管内に給気を行う水
車の運転方法において、水車停止指令時、吸出管内への
給気を遮断し、しかして、吸出管内を負圧にして水の抵
抗でランチの回転を停止することにある。

このように水軍停止時、吸出管内への封気が遮断される
ため吸出館゛内は負圧にな）、ガイドベーンが閉鎖して
も水の落下が生ぜずランナは水中内で慣性力で回転が行
われる。このためランチは水の抵抗を受けて回転数が次
第に低下し、従来の１／４以下の時間で停止する。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図及び第２図によって説明
する。１は放水面より上方に位置して設けられた水車の
ランチ、２はサーボモータ３のピストンロッド、４はピ
ストンロッド２の往復動によって回動されるガイドリン
グであり、このガイドリング４の回動でガイドベーン５
が開閉される。

６は一端を外気７に開口し、他端は吸出管８に関口した
給気管であり、この給気管６の途中には給気を遮断する
弁９が設けられている。１０はケーシング、１１は吸出
管８内の水、１２は弁９の圧油を切換える電磁弁、１３
は水車の停止指令で閉路する接点であり、この接点１３
が閉路すると電磁弁１２が切換えられ、このため弁９に
連通ずる油圧が逆方向に作用し、給気管６の通路が弁９
で遮断される。

上記構成において、水車の運転時はサーボモータ３によ
ってガイドベーン５が開かれるとケーシング１０内の圧
力水がランナ１に流入し、ランチ１が回転される。ラン
ナ１が回転しているときは振動、騒音、キャビテーショ
ンを防止するため給気管６の弁９が開放されており、ラ
ンナ室に給気が行われる。

次に水車停止の指令があるとサーボモータ３によってガ
イドベーン５が閉じられるが、同時に接点１３が閉路し
、電磁弁１２が切換えられる。このため弁９に連通ずる
油圧が逆方向に作用し、弁９によって給気管６の通路が
迅速に遮断される。

このため吸出管８内は負圧になシ、ランチ室の水が落下
せずランナ１は水中内で慣性力で回転が行われる。した
がって、ランナ１は水中で回転するだめに水の抵抗を受
けて回転数が次第に低下し、短時間で停止する。

例えば、出力１６６５０ｋＷの水車が停止指令後、停止
するまで従来約３０分かかつていたものが本発明では約
４分で停止した。

尚、本実施例では大気圧を給気しているが、給気管６勿
圧縮機を接続して圧権窒気を供給するようにしても勿論
よいものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、水車停止時その停止するまでの時間を
大巾に短縮でき、特に事故等により水車を迅速に停止す
る必要が生じた時には、その効果が非常に大きいもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明水車の停止方法の一実施例を示す概略図
、第２図は第１図に用いられた電磁弁のシーケンス図で
ある。 １・・・ランナ、６・・・吸出゛ｇ、９・・・弁、１２
・・・電磁弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、放水面より上方にランナが位置し、水車の運転時吸
   出管内に給気を行う水車の運転方法において、水車停止
   指令時、吸出管内への給気を遮断し、しかして、吸出管
   内を負圧にして水の抵抗でランナの回転を停止すること
   を特徴とする水車の停止方法。