JPS6153124A - 塩化第1鉄の塩化第2鉄への部分酸化方法 - Google Patents

塩化第1鉄の塩化第2鉄への部分酸化方法

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JPS6153124A
JPS6153124A JP60173336A JP17333685A JPS6153124A JP S6153124 A JPS6153124 A JP S6153124A JP 60173336 A JP60173336 A JP 60173336A JP 17333685 A JP17333685 A JP 17333685A JP S6153124 A JPS6153124 A JP S6153124A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮呈上皇肌里公里 本発明は固体の塩化第一鉄を塩化第二鉄に部分酸化する
方法に関するものである。
本発明は複数の段階でのT iC1a生成過程における
一段階として特に有用性があり、その1つではFeCβ
2がイルメナイトの流動床の塩素化の副産物であり、2
つめではFeCl2がFeC1ユを塩素化剤として用い
るイルメナイトの塩素化方法の希釈相の副産物である。
そのような方法はすべての塩素をT iCl 4生成に
充分に利用し、イルメナイトの中の鉄を廃棄処理しやす
い酸化鉄の形に変える。
充填床反応器の利点の中には流動装置より大きな効果が
あるということを含む。というのは酸素が常にFeCβ
2反応物より生成物のFezO3゜に比較的多く接触し
ている流動床系と異なり、残余酸素がそれが層を通って
移動するときに新鮮FeC1,の供給物のみに接触する
からである。
本方法は生成物のFe、Q、を、新鮮なFeCβ2の供
給物と混合させることなく、連続的に排出することを可
能にしている。
狐米立辣■ 種々のチタン鉄質鉱石の中のチタン分の転換は従来主に
流動床の条件下で鉱石/炭素混合物の塩素化により成さ
れてきた。通常塩素化剤は元素の塩素であった。含鉄チ
タン鉄質鉱石からの副産物の塩化鉄は廃棄処理に問題を
生じ貴重な塩素を娘費する。
以前は副産物の塩化鉄中の塩素分はそれを空気あるいは
酸素で充分に酸化してFe、03とC12にして回収さ
れた。
本方法において従来の研究で考えられた完全な酸化と異
なり、塩化鉄の部分酸化により利点が得られる。
これまでにもっともしばしば成されたTiCj!。
生成のための一段階塩素イしに替わり、本発明は2段階
法によく適している。第1段階で処理する鉱石の大部分
をTiCj!、や塩化鉄、主にFeC(lzを生じる在
来型の流動床反応器中で、塩素化する。
第2に鉱石の小部分を(−325メツシユ)に粉砕し、
同伴流反応器中でFeCβ、蒸気で塩素化する。塩素分
をFeCl2からFeCβ3やFezO,。
への部分酸化により容易に回収するのでこの方法は成功
である。
この反応における固有の問題を解決しようとして、Fe
C12あるいはFeC1,のcβ2への酸化を志向した
多くの従来技術がある。
FeCj!、あるいばFeCJ、のcε2への完全酸化
の主な問題は熱力学が好適である低温度で反応が遅いこ
とである。実際的速度で反応が進む高温では熱力学は好
ましくなく反応はとても完結許第3,944 、647
号、第3,919,400号とは熱力学がFeCf1.
を分離し、酸化域にリサイクルする高評第3,865,
920号はまた酸化域の排出に非常に長い「ダクト管J
 (fluepipe)を使用して低温に保つことを示
唆している。
FeCl2あるいはFeCj23のC12への酸化での
もう1つのきびしい問題は硬くて緻密なFezO,が内
壁に特に酸化域の排出部付近に沈3.193.444号
と三菱の第4,073,874号の主題であは塩化鉄の
塩素への酸化を、本発明が使用するような気体一固体反
応でなく、むしろ気体−気体反応で行っている。
以下は、この分野における米国特許にあられれハロゲン
化鉄を酸化して酸化鉄と塩素を生成する方法で、塩化第
2鉄と乾燥空気とを蒸気相で600℃から800℃まで
の温度で反応させ、これを微細な酸化鉄の触媒床を有す
る鉛直の反応域で反応器の内壁面に反応生成物がかなり
蓄積するのを防止するような条件のもとで行う。
5びowe)の第2,657,976号の表示。
チタン鉄質の鉄鉱石から酸化鉄と4塩化チタンとを生成
する方法。この方法によると、鉄を含有するチタン鉱石
を粉砕し、炭素と混合し室に入れる。この室に塩素と水
分を含む空気とを導入し、高温で実質的に4塩化チタン
を含まない揮発性の塩化第2鉄を生成する。加えられる
塩素の量は鉄分と反応するに必要な量であってチタン分
との反。
広量ではない。水分を含む空気も加えている。塩化第2
鉄は揮発させられ、チタン濃縮液から分離され、この塩
化第2鉄は酸素と直ちに反応して酸化第2鉄と塩素ガス
を生成する。このようにして生成された酸化第2鉄と塩
素を分離し、塩素は戻されて濃縮液中のチタン分と反応
し、4塩化チタンを生成する。これらの反応は個別の反
応器中で式X F e CQ aで示される溶融金属の
錯塩の流動方法で、Xはアルカリ金属であり、この流動
は酸素を含むガスと併流の不活性粒状材料の移動床上の
薄い膜として流れる。この方法は生成物としチタン鉄鉱
石の希釈相の塩素化方法。ここではこの鉱石は希釈相の
反応器システム中で塩素及び炭素質の還元剤と反応し、
金属塩化初生として4ガス状の流れから2段階で塩化鉄
を凝縮する方法で、第1ステツプはガスを約675℃に
冷却して塩化第1鉄を液体に凝縮し残りの気体の第1鉄
を残し、ついで第2ステツプで塩素ガスと塩化ナトリウ
ム塩を個別に加える。ここで残りのFeC1zはFe 
CA 3に酸化され、このものは最初からあるl”ec
j2zとともにNaFeC64に転換され、この生成品
を159℃以上の温度に冷却する。この方法は廃棄ガス
から塩化鉄を回収し空気の汚染チタン鉄鉱石を選鉱する
ときの塩化方法によって得られる塩化鉄とその混合物と
に、流動床の上方の空間ガス中に酸素を注入することに
よって酸化し塩素と酸化鉄を生成している。
福島他の第3,925,057号の教示。
チタンを含有する酸化鉄鉱石の選択的塩素化処理の中で
塩素ガスをリサイクルし、Ti0zを濃縮した鉱石を得
るための方法。ここでは、塩素化反応中に導入される塩
素ガスは酸化鉄との反応に。
よって塩化第2鉄に転換される。この塩化第2鉄は酸化
工程中の酸素との反応によって遊離塩素に再転換され、
j’lj離した塩素は塩素化段階に戻される。
塩素化剤としてのFeCj?3と固体の炭素質還元剤を
使用してチタン鉄鉱石の鉄の成分を選択的に塩素化する
方法。このFeC1,はこの選択的塩素化から生ずるF
eCl2を酸化し、それによってリサイクル操作を可能
にすることで生成されイルメナイトのような鉄を含有す
るチタン鉄鉱石の中の鉄分とチタン分の同時塩素化。こ
こでは、イルメナイトは塩化第1鉄に転換されるが、発
生する廃ガスは4塩化チタンの回収処理が困難である。
I4r棄中の鉄分は部分的ニF e 20h トFec
 I! 3に酸化され、それによって塩化第1鉄の分圧
を減少させ、一方で塩化第1鉄のいくらかの存在を保持
して塩素化段階から発生する塩素を純化(scaven
ge)する。残りの気体の塩化鉄は凝縮され、塩素を含
まない4塩化チタンを残りの気体から回収できる。
実子の第4,055,621号の教示。
チタン鉄質鉱石の塩素化で塩化鉄を得、塩化鉄に合計混
合物に対して重量で10%以上の酸化鉄を加え、この混
合物を流動会焙焼ゾに供給して酸化させることによって
上記酸化鉄から塩素を得る方法。余剰分は第2の反応4
特で酸化される。このようにして得られた酸化鉄は第1
次の反応器に鉄を含むチタン鉄質原料の塩素化で生成さ
れる塩化鉄から、ことに、たとえば2酸化チタンの顔料
を形成するいわゆる塩化ルートの第1段階であるような
イルメナイトの炭素−塩素化から得られる塩素分の回収
塩化第2鉄または塩化第1鉄である塩化鉄を還元と酸化
の反応をさせる。還元反応では塩化第2鉄は塩素化工程
にリサイクルするために塩化化合物を生成するのに適し
た還元剤によって脱塩素化して塩化第1鉄にする。酸化
反応では、塩化第1銖を酸化して酸化第2鉄と塩化第2
鉄にし、この塩化第2鉄を還元反応にリサイクルする。
この方法により塩素分は、塩化第2鉄と酸素との間のむ
ずかしい反応を避けて塩素と酸化第2鉄を生成す多段の
再循環流動床反応器の中で塩素と酸化鉄を生成するため
の改良方法と装置。ここにおし)て、蒸気相の塩化第2
鉄が過剰の酸素と550 ’Cなし)用することにある
。濃密域では、燃料を燃焼させ、反応材と再wi環の酸
化鉄粒体が加熱され、塩化第2鉄が蒸発し、塩化第2鉄
の少くとも50%が塩素と酸化鉄に転換される。下流の
希釈域で番よ、塩化第2鉄の転換が継続されて95!l
/6以上完結する。
コーロソバ特許5054号は酸素と300から1200
1cで反応する炭素のような邪魔になる不純物を実質的
に含まない塩化第一鉄から成る雲母質の酸化鉄の製造方
法を開示している。この方法は流動床で行ない、塩化鉄
から塩素(分)の回    ゝ双方法の一部を形成し得
る。炭素の存在は非雲母質酸化鉄を与える。また流動床
反応器は未反応FeCβ2を同伴せずFezO+を充て
ん層装置におけるように連続的に排出できないという短
所がある。
これは流動床体系が新しい給送と生成物との分離を不可
能にする完全に混合した反応器だからである。本発明の
生成物は非雲母質の酸化鉄である。
乙 ナイトルチルやチタン鉄質の鉱滓ヰ→塩素化する種々の
方法において、塩素化剤は通常塩素であり、塩素をC1
2とFezO3への酸化により塩化鉄から回収する。
開題点を解決するための手段 本件の部分酸化が特に長所であるTi Cl 4方法に
おいてチタン鉄質原料の供給を2部分に分け、それぞれ
違う処理をする。最初の部分をFeCj!zかFeCl
3またはそれらの混合物及び’l’ i Cj2 aを
得るため塩素化剤として塩素あるいは冨塩素ガスを用い
る在来型の任意の方法によって塩素化する。2番目の小
さい部分を同伴流会反応器中でここに述べられたような
部分酸化からのFeCβ3でT L Cl 4とFeC
1zに塩素化する。そこでの副産物FecltをFeC
15とFe、03に酸化する。そのような方法において
すべての塩素(分)をTiCl2あるいは貴重な塩素化
剤、F e Cl 3の生成に利用しFezO*を簡単
に処理する。
簡単に言えば、本発明は、(al固体Fe C1zと炭
素とを含有し下方へ移動する密閉状態の床を、たて型の
管状反応器中において、350℃乃至675℃に加温保
持し、(bl酸素含有ガスを、少なくとも1秒の接触時
間を存する速度で、該床中の上方に流出させ、(c)粉
末のFe Cl zと炭素とを、該床の上端に供給し、
+dl該床を上方へ通過する酸素は、例えば、1モルの
酸素と4モルのFe Cl zとが反応して0.667
モルのFezO3と2.667モルのp’ e CII
 3蒸気を生成し、さらに1モルの酸素と共存する1モ
ルの炭素とが反応して炭素酸化物が生成するようにして
、完全に反応し、+e)Fe2o3を該床の下端から回
収排出し、(fl FGCI:1蒸気と炭素酸化物とを
該管状反応域の上端から回収することを特徴とするFe
C1□をFeCN3とFe2O,(ヘマタイト)とに酸
素共存下で部分酸化する方法である。反応性のまたは多
孔質の炭素を用いるとさらに良好な結果が得られる。
作用 本発明は、第2図に、T i Cl a製造用の2段プ
ロセスの1装置として示されている。便宜上、本発明に
よる方法を用いたプロセスを説明する。
’l’ i C14の製造技術においては、C12のみ
又はC12を含む混合気体で単一の反応器(流動床、同
伴流その他の型)で鉄を含有するチタン鉄質材料を塩素
化する方法が一般的である。しかし、図示の製法は、所
定量の鉱石の塩素化を2段階、即ち、(al化学量論上
必要な鉱石の60乃至90%を、唯一の又は主要な塩素
化剤としてのC12を使用する従来の方法で塩素化する
段階と、(b)鉱石の10乃至40%を、FeCβ3の
蒸気を塩素化剤として使用する第2の独立の同伴流反応
器内で塩素化する段階で行なう点で従来の研究と相違す
る。第1次及び第2次の塩素化器内で塩素化する鉱石の
正確な量は、供給原料中のF e / T i比によっ
て異なる。これは、第3図に示されている。
因みに、第3図は、同日付の出願(「塩化第2鉄の再生
を伴うチタン鉄質鉱石の2段階塩素化方法」)に添付の
第4図と同じである。第2次の塩素化器の塩素化剤とし
て働(FeC7!zは、FeCβ2とFezOzとに部
分酸化することで得られる。鉄を含有するチタン鉄質材
料中の鉄は、容易に処理可能な物if (F ezos
 )として回収される。代表的な反応式は次の如きであ
る:第1段塩素化 (I ) 2FeTiO++6C1z+3C→2TiC
14+3COz+2FeC1z(ff) 2FeTiO
:++6CIz+6C−2TiC1a+6CO+2Fe
CIz第2段塩素化 (I[r) 2FeTiO:++12FeC13+3C
−=2TiC14+3COz+14FeC1z(IV)
 FeTi0++6FeC1:++3C−TiC1t+
3CO+7FeC12塩化第1鉄の酸化 (V)  12FeC13+30z  −= 2Fez
03  +  8FeC13第1図は、反応器の1例を
概略的に図示する。
この反応器内では、炭素存在下でFeCl1zの部分酸
化を行なう。このために、適当な耐熱断熱材11、上端
に設けられた気体排出口12及び適当な弁16が取り付
けられた固体FezOx排出口14を有する管状反応器
10が設けられている。
弁16の上方にはなして、即ち、反応器】0の底部付近
には、環状の酸素分散給入口18が設けられている。こ
の給入口は、FeC#、の下向き運動と逆方向に酸素を
注入する。固体FeCβ2は、反応器10の上端付近に
設けられた入口20から反応器10内に供給され、固体
床の上端へ落下する。
第1図に示す実施例によれば、Fec6zと炭素は、固
体FeC7!z塵と炭素塵を含むTick4流から得ら
れる。このT i Cl A流は、気固分離装置22、
例えば、サイクロンセパレータの中へ入る。固体F e
 C(12と炭素は入口20から反応器10の中へ入る
。反応器内には、3つの帯域、即ち、(al主に、新鮮
なFeC(l□と炭素から成る上部域、(b) F e
 CI!、z 、F e t Os及び炭素が混合して
いる中間域、及び、fc)主に、反応器10の下端19
に沈澱しているFezOxから成る下部域が存在する。
但し、各帯域の境界は明瞭ではない。
反応器10内には、酸素ガスに比して、過剰の固体Fe
C1zが存在している方が好ましい。気体速度は、T 
t C14プロセスから回収された時点での約100ミ
クロンよりも小さくなった粒径のFeC1,が流動床体
系を形成しない程度の速度にされている。気体と固体粒
子が混合した該層は、流動床ではなく、粒ψ市ろくつま
った構造と表現すべきであり、開口弁16に従って重力
により流れ出る。Fe、03の最終粒径は、当初のFe
Cβ2の粒径よりも小さく、その直径は、大部分、30
ミクロン以下である。反応器10下部のFe、03堆積
床は、酸素を予熱するのに好適である。
反応器の温度は、350℃乃至675℃が望ましく、好
ましくは、525℃乃至600 ’Cである。
FeC1,の部分酸化は、炭素粒子の存在下で行なうこ
とが望ましい。該炭素は、FeC(12を伴う塩素化器
の流産中に伴っても良く、また、別個に加えても良く、
さらに、両者を組み合わせてもよい。該炭素は、酸素雰
囲気中で燃焼してCO□又はCOzとcoとの混合物と
なり、後記するように、反応域の内部熱源となる。商業
用規模の装置では、外部からこのような吸熱反応へ熱を
与えることは困難であるため、これは、必須となる。
炭素の量は、反応温度を望ましい温度範囲内に保てるよ
うな量であり、反応器の大きさによって異なる。
第2図に、本発明の利用形態の1例として、プロセスフ
ローシートを概略的に示す。化学式につけられた数値は
モル単位で表わされている。オー。
ストラリア産のイルメナイト鉱石、即ち、鉄分を含有す
るチタン鉄質鉱石を図示のプロセスで用いている。これ
は、代表的には、F eo、s6’T” i2.。
なる経験式に対応する組成を有す。このオーストラリア
産鉱石は、採鉱時に一40+140メソシュの砂状で得
られる。そして、該鉱石は、2つに分けられる。即ち、
0.78モル部の鉱石は、−6+40メツシュ例米国標
■を油コークス(さらに、石炭、好ましくは、無煙炭又
はかつ炭を用いても良い)とともに、従来型の流動床反
応器30内へその上端から入れられる。また、2モル部
の塩素ガスがこの反応器30の底から導入され、その流
速は、流動化及び鉱石中の金属含有分に対する完全な非
選択的塩素化処理を達成するように調節される。反応温
度は、800乃至1100℃、例えば、1000℃であ
る。
蒸気状の反応生成物は、0.78モルの7’ i C4
2a蒸気、0.44モルのl”ecAz蒸気及びCO□
に換算して1.1モルの炭素酸化物を含み、第1次の塩
素化装置30から導管32を通して排出される。
一方、残りの鉱石(0,22モル部)は、平均粒径が1
0ミクロン乃至40ミクロンになるように粉砕し、同様
の粒径を有する炭素粉末とともに下向きの同伴流反応器
44内へ入れられる。この反応器は、後続の段階から生
ずるFeC1,蒸気による第2次の塩素化器として機能
する。
ここに添加される炭素はわずかに化学量論以上に添加さ
れた反応性(多孔性)炭素とするのが有利である。(米
国特許第4,329,322号、有用な多孔性炭素特に
粒径100ミクロン以下で、比表面積が10rr?/g
以上であるものについての検討参照)。この同伴流(E
 F C)運転でT i C14の0.22モル部、1
.24モル部のFeC1z蒸気及び酸化炭素が生成する
ことになる。塩素化器44からのこのガス状流出物46
は塩素化器30からのガス状流出物32と34の点で合
流され、液体のTiC1436のスプレィで温度500
−600℃に急冷すると雪状のFec、lzがガス流か
ら「スノーアウト(snow out) Jする。
この固体のFecj!zと、塩素化器30から吹′き出
る炭素粉末と塩素化器44で用いられた過剰炭素とを加
えた炭素と、新たに形成された1モルのT t Cl 
aとCo2としての酸化炭素1.4モルを含む気体相と
を適当なサイクロンセパレータ38中で分離する。
第1次の塩素化器30からの0.44モルと、第2次の
塩素化器44からの1.24モルとのFeC1□はつい
で酸化器40に導入され、ここで部分酸化される。(こ
こで「部分」というのは、酸素が限定されているのでC
12への完全な酸化が達成されないことである)。F 
e Cl zを部分酸化してFeCl3とFezO1に
するのに用いる適当な装置を図1で示す。この部分酸化
はF 6 z Oxo、28モル部とFeCβ31.1
2モル部とを生ずる。分子状酸素あるいは空気を適当な
反応器40の底に導入し、次式に従って酸化を行う。
12FeC1z + 30z  −8FeC1z + 
2FezOzこの酸化段階において、使用される02の
量はFetosとF e Cl s蒸気を生じ、それに
炭素がCOzとCOに燃えるのに要求される分を加えた
だけでよい。これは、CO□とFezO3を生ずるため
強制的に完全な酸化をさせようとするほとんどの従来技
術の方法と対照的である。
f?ec1を酸化は、FeclsとFezclbとの酸
化が遅いような600 ’cあたりでは比較的速い。下
記のデータより酸素とp’ec7!zの反応は僅か2.
4秒と短かく600℃で本質的に完結することが予測で
きる。
熱力学予測ではFeCl2酸化が350がら650℃の
範囲でかなり好都合である;すなわち、反応はこの範囲
で本質的に完結するということを示す。
熱力学予測はまた、酸化反応で生成された塩化第2鉄蒸
気が単量体(Fe2j!3)よりはむしろ主に二量体(
Fe2Cj!、)であるということも示している。60
0℃では、Fe(I[r)の80モルパーセントは二量
体として存在する;400℃では約98%である。故に
、より正確に古くと、酸化式は 12FeC1z(S)” 30z  −4FezC16
(v)  + 2Fe20:1となるべきで 12FeC12(s) ” 30x  →8FezC1
:+(v)  + 2 FezO。
が寄与する部分はごく小部分である。
典型的な酸化反応は長さ122鶴、内径約2゜1mであ
り、底の気体入口と上部気体出口付きの垂直石英反応管
中で行なった。反応管を電気抵抗ヒーターにより長さ6
0龍に沿、って希望温度に保った。粗いシリカの層をF
eC1z粉末層を601の高温域に保持するため反応管
の底に置いた。
FeC/!2粉末(平均直径175ミクロン)を反応管
中に投入し、一方管を通って上へN2を1000 c+
n” /minで流し、高さ1flあたりFeC1zを
2.0から2.3グラム含む約281のFeCβ2層を
得た。反応器をN、流で希望温度まで熱した。
希望温度に到達後N2流を止め、テフロク防ス捕集袋を
反応器上部ガス出口に付け、02を注入した。15から
17グラムのFeCJz(層高約7.6顛に相当する)
と反応するのに必要な02量を添加したのち、02流を
止めOzと同流速のNz流を開始した。未反応02とC
1□をガス捕集袋中に一掃するために充分子fiNz流
を加えたのち止めた。
ガス捕集袋の内容物をガスクロマトグラフィーでN2.
0□及びC1zのパーセント(炭素が存在していた時は
COとCO□も)として分析した。
これらの結果をテフロン袋に計量されたN2容量から0
2とCβ2の容量(炭素が存在する時COとCO□)を
計算した。
反応Feclzの実際の反応量を計算した後、この量の
新たなFeclz粉末をFe C(l Z床の上部にN
2流とともに前記の様に加えた。さらに15から17g
のl”ecJzを反応させ、この操作をくり返した。
Feclz床の低い部分にFe2O3が蓄積したときに
は、ヒーターを通して反応器を下げて未反応FeC1’
z床を加熱領域に保った。Fe、C’ b蒸気はヒータ
ーとガス捕集袋の間の反応管低温部に凝縮した。この凝
縮物を管が閉塞するのを防ぐように時々除去した。
2から3回の置換(120から200gのFeC1’z
 )を反応(及び追加)させたのち、実験を終えた。つ
いで、それぞれのFeclzの追加部分からの結果を平
均した。
FeC/z床の平均高さは24+uであった。Ozの平
均の見かけ接触時間は実施例1−3では2.4秒で、実
施例4と5では4.8秒であった。
叉血■ 実施例1 本実験では、反応は525℃で行なわれ、条件と結果は
表Iに示される。
実施例2 本実験では、反応は525℃で行なわれ、条件と結果は
表■に示される。
実施例3 本実験では、反応は600℃で行なわれ、条件と結果は
表Iに示される。
実施例4 本発明を実施するのに現在最適な方法である本実験では
、炭素をFeclzの装荷に加え、反応は600℃で行
なった。炭素1モルをそれぞれFeCJz8モルごとに
混合した。条件と結果は表Iに示されている。この実施
例4で使用された炭素は、75ミクロン以下の粒径でそ
れぞれの比表面積が370m/gである多孔性のかつ炭
(すブナイト)の炭であった6 (米国特許4,329
,322号参照) 宏鳳斑i 本実験では条件は炭素を省略した以外は実施例4と同じ
であった。
この実施例はFecj?z粒子の充填床が02の対向流
に対して下向きに移動するということを示す。実際の運
転装置においては、FezO,、粉末は連続的に星形弁
を使って酸化装置の底から排出される。鈍い、暗灰色の
光沢のないFe2o3粉末の平均粒径はおよそ10ミク
ロンであった。
FaC(13ば蒸気として酸化装置から流れ出る。
実施例1.2.3を比較すると、0□とFeCl2との
反応は本来高温で完結することがわかる。表1の実施例
4と5を比較すると、実施例4の炭素の存在はFe、Q
j2.と反応する酸素の量を2.4゛から0.16%に
減少させていることがわかる。これらの結果は、0□/
FeCl2反応が速いということと酸素の反応がp’e
cA:+よりはむしろ、FeC1!zに対して選択的で
あるということを示しである。
米国特許出願第638,977号のイルメナイトの塩素
化過程のFeCl2をFeCjli、、に酸化する段階
は下向き移動充填床型反応器に限定されない。
他の型の反応器もまた有効である。実施例において充填
床型装置を使用したことは本発明と、酸化反応器内にあ
る02に対しF e C1zが過剰に存在するときのO
z/FeCj!□反応で得られる有効性を説明するのに
役立つ。
この方法はT i Cj! 4を生成する2段階の過程
に関連して述べられてきたが、その方法が、必要ならば
、FeC1!zからFeclxを生成する、または、微
粉砕したF e z 02あるいは非雲母性の赤鉄鉱を
!#独につくるために用いられることが理解される。
31u邦防鼓 それゆえ、本発明はFezO3とFeC(23を得るた
めのFeCj!zの部分酸化によるl” e C(1。
生成の改良方法を提供する。FeCl2あるいはFeC
l3のような副産物の処理にともなう問題は避けられる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の部分酸化反応を行なう反応装置を概
略的に示す。第2図は、T i Cl 4プロセス全体
を概略的に示し、この中には、その第1次、第2次の再
塩素化器内で(?eC1zを生成する酸化プロセスも含
まれる。第3図は、チタンに対する鉄の原子比と第1次
の塩素化器への供給材料の重量%との関係を示すグラフ
である。 10・・・反応器    11・・・断熱材12・・・
上端部    14・・・下端部16・・・弁    
  18・・・酸素給入口20・・・取入口    2
3.38・・・セパレータ30・・・第1次塩素化器、
流動床反応器40・・・酸化反応器 44・・・第2次塩素化器、反応器 32.46・・・ガス状流出物 代理人  三  宅  正  夫 他1名Fき/Tiの
4購割−斗中りゑ壬Eし FIG、3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固体の塩化第1鉄を酸素を用いて気体/固体反応
    で塩化第2鉄と酸化第2鉄とに部分酸化する方法であつ
    て: (a)固体の塩化第1鉄と炭素とを含む下向き移動の充
    填床である反応域内を350℃ないし675℃の温度に
    設定してこれを保持し、 (b)上記充填床を通して少くとも1秒の接触時間を与
    えるに十分な流速で分子状の酸素を上向きに流動させ、 (c)上記充填床の上方部分に粒体状の塩化第1鉄を供
    給し、塩化第1鉄をそれと反応すべき分子状の酸素1モ
    ルごとに4モルの比例を有するようにし、分子状の酸素
    の量は固体の炭素質の材料の酸化で消費されるFel_
    2の部分酸化のための化学量論の量に対する量以上であ
    り、 (d)反応域の下端部から酸化第2鉄を集めて除去し、
    そして (e)反応域の上端部から塩化第2鉄の蒸気と酸化炭素
    とを回収する ことを特徴とする塩化第1鉄の部分酸化方法。
  2. (2)炭素が比表面積が10m^2/g以上である反応
    性の多孔質炭素である特許請求の範囲第1項に記載の塩
    化第1鉄の部分酸化方法。
JP17333685A 1984-08-08 1985-08-08 塩化第1鉄の塩化第2鉄への部分酸化方法 Expired - Lifetime JPH0725554B2 (ja)

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GB1584359A (en) * 1976-11-17 1981-02-11 Mineral Process Licensing Corp Recovery of chlorine values from iron chloride by-produced in chlorination of ilmenite and the like
DE2818881C3 (de) * 1977-09-21 1981-08-06 Mineral Process Licensing Corp. B.V., Den Haag Verfahren zur Chlorierung von Eisen und insbesondere auch Titan enthaltenden Materialien

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