JPS6151733B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、所定の荷重を運搬する能力について
の船積用コンテナの試験装置に関する。

現在、つり牽およびグラブのような船荷取扱装
置は定期試験を受けて、劣下していないことおよ
び所定荷重を支持できることが確められる。船積
用コンテナは簡単な試験手段がなく、このような
試験が受けられない。

本発明の目的は、使用において比較的安全なそ
のような試験装置を提供することにある。

本発明は船積用コンテナの耐荷重特性試験用の
装置であつて、一端における開放されたドアを通
してコンテナ内に試験荷重を挿入可能に該試験荷
重を支持するための荷重支持手段、該荷重支持手
段から前記コンテナ側へ前記試験荷重を移転させ
られるように前記コンテナを上昇させる手段、該
上昇手段を下降させる時に前記コンテナを上昇さ
せた位置に支持するためのコンテナ支持手段、並
びに前記コンテナを前記上昇位置に支持して前記
上昇手段を下降させた状態で前記コンテナが前記
試験荷重を受けている間における前記コンテナの
圧力又はひずみを測定するための測定手段を具備
したことを特徴とする。

本発明は、添付図面にしたがつてなされた次の
記載により、より良く理解されよう。

図示されるように、実質的に水平な片持ち位置
において張出するように支持構造１２に一端を固
定された細長い梁１１が支持手段に含まれる。試
験されるべきコンテナの寸法に適する寸法の実質
的に逆Ｕ字形の試験荷重１３が第２図に最良に示
すように梁の上にサドル状に設置される。

第３図に見られるように、この荷重は２部分よ
り成る。それは何個の部分にも形成され得、その
１つまたはそれ以上を除去することにより荷重を
容易に変化させることができる。梁は軌道１４の
上方に位置し、軌道１４上にキヤリジ
（Carriage）１５が載置される。コンテナの各隅
角部に設けられたコーナーキヤステイング（図示
せず）の係合孔に挿入可能な係合部を備え、該係
合部を前記係合孔に挿入した状態で手動若しくは
油圧操作で略90゜回転させることによりコーナー
キヤステイングに係合して固定する構造からなる
従来の捻りロツク（twist lock）１７，１８およ
び１９を備えた支持構造１６の下方に設けられた
上記の支持梁と、軌道とは垂直方向位置が一致す
る。点線で図示された試験されるべきコンテナＣ
が、キヤリジ１５により運搬されるプラツトフオ
ーム２０上に載置される。エア・バツグ（air
bag）２１その他の適当な上昇手段たとえば液圧
ジヤツキまたはネジジヤツキがキヤリジとプラツ
トフオームとの間に設けられてプラツトフオーム
の上昇を可能にする。

操作に際して、キヤリジ１５を支持構造の外に
移動させて、試験されるべきコンテナＣをプラツ
トフオーム２０上に置く。プラツトフオームに、
支持構造に近接してコンテナおよびコンテナの端
部におけるドアを正しく位置づけるための適当な
ガイド（図示されない）が設けられる。そしてキ
ヤリジが支持構造の下の位置へ移動させられ、支
持梁上の荷重が開放されたドアを通つてコンテナ
へ進入する。支持構造に対しキヤリジを正しく位
置づけるための手段（図示されない）が設けられ
る。次にプラツトフオームが持ち上げられて、捻
りロツクの一組に係合されうる位置までコンテナ
が上昇する。

この動作により、コンテナの心合せ
（alignment）の一試験が行われる。もしコンテナ
が直角でなければ、捻りロツクが正しくコンテナ
に係合しない。

コンテナが上昇するにつれて、それが荷重１３
に当接してそれを持ち上げ、支持梁１１から離
す。捻りロツクがコンテナに係合した後、プラツ
トフオームが下降させられて、コンテナは捻りロ
ツクの一組につるされる。この状態において、ひ
ずみゲージまたはフオトグラフ手段その他の従来
の適当な測定手段を用いて、コンテナの圧力やひ
ずみを測定することにより、コンテナの強度を試
験する。もしそれが望ましい場合は、頂部の一組
の捻りロツク１７または側部の二組１８および１
９の一つに支持されている間に、コンテナを試験
しうる。

もしコンテナをころがり荷重の下で試験するこ
とが望まれる場合は、荷重１３の下側に車輪を設
けうる。

試験が完了すると、プラツトフオームが上昇さ
せられて捻りロツクが解除される。コンテナが下
降させられるにつれて荷重が支持梁１１に当接
し、その後キヤリジは支持構造から外出し、コン
テナを持ち去りうる。

上記の実施例において、支持梁１１は定位置に
保持されており、試験中にもしコンテナがつぶれ
ても、それは荷重１３を支持する。

場合によつてはドアを閉じてコンテナを試験す
ることも望ましい。この場合、荷重支持梁から遠
い軌道の他端に支持構造が位置する。一端のドア
を開放してコンテナを定位置へ進入させ、プラツ
トフオームを上昇させることにより荷重がコンテ
ナに当接され、支持梁から持ち上げられて離れ
る。そして、前記荷重１３がコンテナ内に残され
た状態で、キヤリジが支持梁から離れるように移
動させられて、ドアが閉じられる。次に、キヤリ
ジを支持構造下の位置へ進入させて試験する。次
に、操作を反転させて荷重を支持梁上の位置へ戻
す。

【図面の簡単な説明】

第１図は、上昇前の位置におけるコンテナ（点
線）を示す斜視図である、第２図は同端面図であ
る、第３図は、荷重支持手段を受ける位置に移動
しているコンテナを示す側面図である。 １１……梁、１２……支持構造、１３……試験
荷重、１４……軌道、１５……キヤリジ、１６…
…支持構造、１７，１８，１９……捻りロツク、
２０……プラツトフオーム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 船積用コンテナの耐荷重特性試験用の装置で
   あつて、一端における開放されたドアを通してコ
   ンテナ内に試験荷重を挿入可能に該試験荷重を支
   持するための荷重支持手段、該荷重支持手段から
   前記コンテナ側へ前記試験荷重を移転させられる
   ように前記コンテナを上昇させる手段、該上昇手
   段を下降させる時に前記コンテナを上昇させた位
   置に支持するためのコンテナ支持手段、並びに前
   記コンテナを前記上昇位置に支持して前記上昇手
   段を下降させた状態で前記コンテナが前記試験荷
   重を受けている間における前記コンテナの圧力又
   はひずみを測定するための測定手段を具備したこ
   とを特徴とする船積用コンテナの試験装置。 ２ 前記荷重支持手段と線合わせされた軌道上を
   走行するキヤリジ上に設置されたプラツトフオー
   ム上に、前記コンテナが支持され、前記上昇手段
   が該プラツトフオームとキヤリジとの間に設けら
   れる特許請求の範囲第１項に記載の船積用コンテ
   ナの試験装置。 ３ 前記上昇手段がエアバツグ、液圧ジヤツキ又
   はネジジヤツキである特許請求の範囲第２項に記
   載の船積用コンテナの試験装置。 ４ 前記試験荷重が除去可能な複数の部分より成
   る特許請求の範囲第１項〜第３項のいずれかに記
   載の船積用コンテナの試験装置。 ５ 前記試験荷重が前記荷重支持手段状にサドル
   状に支持される特許請求の範囲第１項〜第４項の
   いずれかに記載の船積用コンテナの試験装置。 ６ ころがり荷重下の試験が可能なように、前記
   試験荷重に車輪又はローラーを設けた特許請求の
   範囲第１項〜第５項のいずれかに記載の船積用コ
   ンテナの試験装置。 ７ 前記コンテナを頂部又は各側部から支持する
   ための一組又はそれ以上の捻りロツクが前記コン
   テナ支持手段に含まれ、該捻りロツクは支持構造
   に固定されている特許請求の範囲第１項〜第６項
   のいずれかに記載の船積用コンテナの試験装置。