JP3100015U - コンテナ昇降装置 - Google Patents

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Abstract

  【課題】 コンテナがコンテナ搬送車に載置された状態で、コンテナの荷の搬入、搬出作業を容易に行なう。
  【解決手段】 地中に穴1を設け、穴1内に計量ロードセル3を介して支持枠2を設置し、支持枠2に垂直方向の案内ロッド5の両端を固定し、昇降テーブル6に円筒部材7を固定し、円筒部材7内に案内ロッド5を貫通させ、昇降テーブル6に昇降テーブル6を上昇位置に保持するロック手段のロック用油圧シリンダ8を固定し、支持枠2の底部2aに昇降用油圧シリンダ9を固定し、昇降用油圧シリンダ9のピストンロッドの先端部を昇降テーブル6の底部に固定し、支持枠2の底部2aの上面に昇降テーブル6を下降位置に保持するストッパ10を固定する。
【選択図】    図1

Description

 本考案はコンテナ搬送車に載置されたコンテナを昇降するコンテナ昇降装置に関するものである。
 従来、コンテナ搬送車によって搬送されたコンテナに荷を搬入し、そのコンテナから荷を搬出するときには、コンテナがコンテナ搬送車に載置された状態で、コンテナに荷を搬入し、コンテナから荷を搬出している。
 しかし、コンテナがコンテナ搬送車に載置された状態で、コンテナに荷を搬入し、コンテナから荷を搬出したときには、地表面とコンテナの底面との間に高低差があるから、荷の搬入、搬出作業を容易に行なうことができない。
 本考案は上述の課題を解決するためになされたもので、コンテナがコンテナ搬送車に載置された状態で、コンテナに荷を搬入し、コンテナから荷を搬出する作業を容易に行なうことができるコンテナ昇降装置を提供することを目的とする。
 この目的を達成するため、本考案においては、コンテナ搬送車に載置されたコンテナを昇降するコンテナ昇降装置において、地中に設けられた穴内に支持枠を設置し、上記支持枠に昇降テーブルを昇降可能に支持し、上記昇降テーブルを昇降する昇降駆動手段を設ける。
 この場合、上記昇降駆動手段として昇降用油圧シリンダを用いてもよい。
 また、上記支持枠に垂直方向の案内ロッドの両端を固定し、上記昇降テーブルに筒状部材を固定し、上記筒状部材内に上記案内ロッドを貫通させることにより、上記支持枠に上記昇降テーブルを昇降可能に支持してもよい。
 この場合、上記筒状部材として円筒部材を用いてもよい。
 これらの場合、上記穴内に計量ロードセルを介して上記支持枠を設置してもよい。
 これらの場合、上記昇降テーブルの上面が地表面と一致した上昇位置に上記昇降テーブルを保持するロック手段を設けてもよい。
 この場合、上記ロック手段としてロック用油圧シリンダを有するものを用いてもよい。
 これらの場合、上記コンテナの底面が地表面と一致した下降位置に上記昇降テーブルを保持するストッパを上記支持枠の底部の上面に固定してもよい。
 本考案に係るコンテナ昇降装置においては、コンテナがコンテナ搬送車に載置された状態で、コンテナに荷を搬入し、コンテナから荷を搬出するときに、コンテナの底面を地表面と一致させることができるから、コンテナに荷を搬入し、コンテナから荷を搬出する作業を容易に行なうことができる。
 また、穴内に計量ロードセルを介して支持枠を設置したときには、コンテナ内の荷の重量を測定することができる。
 また、昇降テーブルを上昇位置に保持するロック手段を設けたときには、昇降テーブルを確実に上昇位置に保持することができる。
 また、下降位置に昇降テーブルを保持するストッパを支持枠の底部の上面に固定したときには、昇降テーブルを下降位置に確実に保持することができる。
 図1は本考案に係るコンテナ昇降装置を示す概略正面図、図2は図1に示したコンテナ昇降装置を示す概略側面図である。図に示すように、地中に穴1が設けられ、穴1内に複数(6個)の計量ロードセル3を介して支持枠2が設置され、支持枠2に支柱4が設けられ、支持枠2に垂直方向の案内ロッド5の両端が固定され、案内ロッド5の断面形状は円形である。また、昇降テーブル6に円筒部材7が固定され、円筒部材7の内径は案内ロッド5の外径と等しく、円筒部材7内に案内ロッド5が貫通しており、昇降テーブル6は支持枠2に昇降可能に支持されている。また、昇降テーブル6に複数(4個)のロック用油圧シリンダ8が固定され、昇降テーブル6が上昇位置(説明後述)まで上昇した状態でロック用油圧シリンダ8のピストンロッドを伸長したときの支柱4の該ピストンロッドの先端部が当たるべき位置に、ロック用油圧シリンダ8のピストンロッドの先端部が係合すべき係合穴(図示せず)が設けられ、ロック用油圧シリンダ8、係合穴により昇降テーブル6を上昇位置に保持するロック手段が構成されている。また、支持枠2の底部2aに昇降用油圧シリンダ9が固定され、昇降用油圧シリンダ9のピストンロッドの先端部が昇降テーブル6の底部に固定されている。また、支持枠2の底部2aの上面に昇降テーブル6を下降位置(説明後述)に保持する複数(4個)のストッパ10(図1では1個のみを図示)が固定され、2個のストッパ10の間に昇降用油圧シリンダ9が位置している。そして、ロック用油圧シリンダ8、昇降用油圧シリンダ9に油圧を供給する油圧供給装置(図示せず)が設けられている。
 つぎに、図1、図2に示したコンテナ昇降装置を使用して、コンテナがコンテナ搬送車に載置された状態で、コンテナに荷を搬入し、コンテナから荷を搬出する作業の手順を説明する。まず、図3に示すように、昇降用油圧シリンダ9のピストンロッドを伸長して、昇降テーブル6の上面が地表面と一致した位置すなわち上昇位置まで昇降テーブル6を上昇させたのち、ロック用油圧シリンダ8のピストンロッドを伸長して、ロック用油圧シリンダ8のピストンロッドの先端部を係合穴に係合する。つぎに、地表面と昇降テーブル6の上面との間に第1の道板(図示せず)をかけたのち、トレーラ11aにコンテナ12が載置されたコンテナ搬送車11を昇降テーブル6上に移動する。つぎに、図4に示すように、第1の道板を外し、ロック用油圧シリンダ8のピストンロッドを縮小したのち、昇降用油圧シリンダ9のピストンロッドを縮小して、コンテナ12の底面が地表面と一致した位置すなわち下降位置まで昇降テーブル6を下降させる。つぎに、コンテナ12の後方部(図4紙面右方部)の開閉扉を開け、地表面とコンテナ12の底面との間に第2の道板(図示せず)をかけて、小型のフォークリフトをコンテナ12内まで移動可能としたのち、小型のフォークリフトを使用してコンテナ12に荷を搬入し、コンテナ12から荷を搬出し、コンテナ12の開閉扉を閉じる。つぎに、図3に示すように、第1の道板を外したのち、昇降用油圧シリンダ9のピストンロッドを伸長して、上昇位置まで昇降テーブル6を上昇させ、ロック用油圧シリンダ8のピストンロッドを伸長して、ロック用油圧シリンダ8のピストンロッドの先端部を係合穴に係合する。つぎに、地表面と昇降テーブル6の上面との間に第1の道板をかけたのち、コンテナ搬送車11を昇降テーブル6上から地表面上に移動する。
 このようなコンテナ昇降装置においては、コンテナ12がコンテナ搬送車11のトレーラ11aに載置された状態で、コンテナ12に荷を搬入し、コンテナ12から荷を搬出するときに、コンテナ12の底面を地表面と一致させることができるから、コンテナ12に荷を搬入し、コンテナ12から荷を搬出する作業を容易に行なうことができる。また、穴1内に複数の計量ロードセル3を介して支持枠2を設置しているから、コンテナ搬送車11、コンテナ12の重量が既知であれば、コンテナ12内の荷の重量を測定することができる。また、昇降テーブル6を上昇位置に保持するロック手段が設けられているから、昇降用油圧シリンダ9に供給される油圧が変動したとしても、昇降テーブル6を確実に上昇位置に保持することができる。また、支持枠2の底部2aの上面に複数のストッパ10が固定されているから、昇降テーブル6が下降位置になったときに、昇降テーブル6を下降位置に確実に保持することができる。
 なお、上述実施の形態においては、昇降駆動手段として昇降用油圧シリンダ9を用いたが、他の昇降駆動手段を用いてもよい。また、上述実施の形態においては、ロック手段としてロック用油圧シリンダ8を有するものを用いたが、他のロック手段を用いてもよい。また、上述実施の形態においては、筒状部材として円筒部材7を用いたが、他の筒状部材を用いてもよい。また、上述実施の形態においては、コンテナ搬送車11がトレーラ11aを有する場合について説明したが、トレーラを有しないコンテナ搬送車を用いてもよい。
本考案に係るコンテナ昇降装置を示す概略正面図である。 図1に示したコンテナ昇降装置を示す概略側面図である。 図1、図2に示したコンテナ昇降装置の動作説明図である。 図1、図2に示したコンテナ昇降装置の動作説明図である。
符号の説明
    1…穴
    2…支持枠
    3…計量ロードセル
    4…支柱
    5…案内ロッド
    6…昇降テーブル
    7…円筒部材
    8…ロック用油圧シリンダ
    9…昇降用油圧シリンダ
   10…ストッパ
   11…コンテナ搬送車
   12…コンテナ

Claims (8)

  1.  コンテナ搬送車に載置されたコンテナを昇降するコンテナ昇降装置において、地中に設けられた穴内に支持枠を設置し、上記支持枠に昇降テーブルを昇降可能に支持し、上記昇降テーブルを昇降する昇降駆動手段を設けたことを特徴とするコンテナ昇降装置。
  2.  上記昇降駆動手段として昇降用油圧シリンダを用いたことを特徴とする請求項1に記載のコンテナ昇降装置。
  3.  上記支持枠に垂直方向の案内ロッドの両端を固定し、上記昇降テーブルに筒状部材を固定し、上記筒状部材内に上記案内ロッドを貫通させることにより、上記支持枠に上記昇降テーブルを昇降可能に支持したことを特徴とする請求項1または2に記載のコンテナ昇降装置。
  4.  上記筒状部材として円筒部材を用いたことを特徴とする請求項3に記載のコンテナ昇降装置。
  5.  上記穴内に計量ロードセルを介して上記支持枠を設置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテナ昇降装置。
  6.  上記昇降テーブルの上面が地表面と一致した上昇位置に上記昇降テーブルを保持するロック手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンテナ昇降装置。
  7.  上記ロック手段としてロック用油圧シリンダを有するものを用いたことを特徴とする請求項6に記載のコンテナ昇降装置。
  8.  上記コンテナの底面が地表面と一致した下降位置に上記昇降テーブルを保持するストッパを上記支持枠の底部の上面に固定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のコンテナ昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011093659A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Nippon Kiki Kogyo Kk トラックダンパー

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