JPS615072A - 新規な3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ−ル誘導体 - Google Patents

新規な3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ−ル誘導体

Info

Publication number
JPS615072A
JPS615072A JP59125895A JP12589584A JPS615072A JP S615072 A JPS615072 A JP S615072A JP 59125895 A JP59125895 A JP 59125895A JP 12589584 A JP12589584 A JP 12589584A JP S615072 A JPS615072 A JP S615072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
lower alkyl
alkyl group
oxadiazole
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59125895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0564143B2 (ja
Inventor
Michihiro Yamamoto
山本 道博
Nobuhiko Tamura
田村 伸彦
Yukinori Ori
小里 幸徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP59125895A priority Critical patent/JPS615072A/ja
Publication of JPS615072A publication Critical patent/JPS615072A/ja
Publication of JPH0564143B2 publication Critical patent/JPH0564143B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なl 、2.4−オキサジアゾール誘導体
に関する。
さらに詳しくは、本発明は一般式(1)〔式中、凡は低
級アルキル基、低級アルケニル基、アリール基または複
素環基を、又は−GO+、 −0Hz +、−OHgO
+、−o+、−NH−または単結合を、Yは水素原子、
ハロゲン原子、水酸基または低級アルコキシ基を、Tは
単結合、低級アルキレン基または低級アルケニレン基(
ただし、これらの炭素鎖上にオキソ基があってもよい)
を、Uは水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
、低級アルコキシ−低級アルキル基、低級アルコキシカ
ルボニル−低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル
基、アルカノイル基またはアリール−低級アルキル基を
、2は−o+、−8+、−S(O)−または−8(Ox
)−を意味する。〕 で表わされる8、5−ジ置換1,2.4−オキサジアゾ
ール誘導体に関するものである。
上記一般式(すにおいて、アルキル、アルケニル、アル
キレンおよびアルケニレンという表現は、直鎖状および
分岐状の炭素鎖を含み、低級アルキル基としては、例え
ばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル
、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、n−4
ブチル、n−オクチルなどの炭素数が1〜8のアルキル
基があげられる。低級アルケニル基としては、例えばビ
ニル、アリル、l−プロペニル、イソプロペニル、2−
メチルプロペニル、2−ブテニル、プレニル(3,8−
ジメチルアリル)などの炭素数が2〜6のアルケニル基
があげられ、低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシおよび
ローブトキシなどの炭素数1〜6のアルコキシ基があげ
られる。低級アルキレン基としては、例えばメチレン、
エチレン、プロピレン、テトラメチレン、メチルメチレ
ン、エチルメチレン、メチルエチレンなトノ炭素数1〜
6のアルキレン基があげられ、低級アルケニレン基とし
ては、例えばビニレン、プロペニレン、ブテニレン、l
−メチルビニレン、8−メチルーl−プロペニレン、ブ
タジェニレンなどの炭素数1〜5のアルケニレン基があ
げられる。本発明でいうハロゲン原子には、フッ素、塩
素、臭素およびヨウ素が含まれる。アルカノイルという
表現は、炭素数1〜8のアルカン酸のヒドロキシル基を
除去することにより生成される基を意味し、ヒドロキシ
基、カルボキシ基などを含んでいてもよい。例えばアセ
チル、プロピオニル、2−メチルプロピオニル、ピバロ
イル、ヒドロキシア士チルおよび8−カルボキシプロピ
オニルなどがあげられる。本発明のア?、 リール基は、置換もしくは弗置挾のフェニル基であり、
置換基としてはハロゲン原子、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基および/またはトリフルオロメチル基などが
あげられる。したがってアリール基としては例えば2−
クロロフェニル、8−クロロフェニル、4−クロロフェ
ニル、2−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、
2.4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル
、2,4−ジフルオロフェニル、2.8−ジメチルフェ
ニル、3,4−ジメトキシフェニルおよ−び8−トリフ
ルオロメチルフェニルなどが含まれる。さらに、本発明
でいう複素環基には、例えば2−ピリジル、8−ピリジ
ル% 4−ピリジル、2−チェニル、8−メチル−2−
チェニル、2−フリル、2−チアゾリル、2−フェニル
−4−チアゾリル、1−イミダゾリル、2.5−ジヒド
ロ−1ki−ビロール−1−イル、ベンゾオキサゾール
−2−イル、l−オキソ−2−イソインドリニルおよび
イミダゾ(1,2−a)ピリジン−2−イルなどが含ま
れる。
本発明の前記一般式(1)で表わされる1 、2.4−
オキサジアゾール誘導体は、強い抗炎症作用を有し、か
つ消化管障害等の副作用が極めて弱く低毒性であるため
、哺乳動物の炎症性疾患、例えば慢性関節リウマチ、変
形性関節炎、腰痛症などへの適応が期待される有用な化
合物である。従来、一般式(II) 〔式中、IL、X、YおよびTは前記と同じ意味を有す
る。〕 で表わされるカルボン酸誘導体には、例えば一般名でイ
ブプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、
ジクロフェナク、フェンブフェンなどと称されるような
既知の非ステロイド性抗炎症剤が含まれており、これら
は現在、臨床上広く使用されている。しかし、これら既
存の酸性抗炎症剤は、消化管障害を始めとする少なから
ぬ副作用を発現することがよく知られている。
驚くべきことに、本発明の1.2.4−オキサジアゾー
ル誘導体は、上記の酸性抗炎症剤に匹敵する抗炎症作用
を示すにもかかわらず、消化管障害作用は極めて弱く、
治療係数の高い優れた化合物であることが見い出された
。例えば、フルルビプロフェン(2−(2−フルオロ−
4−ビフェニリル)プロピオン酸)と本発明の化合物で
ある5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベ
ンジル)−8−エチルスルホニル−1,2,’4−オキ
サジアゾールとを比較すると、ラットアジュバント関節
炎治療試験において、最小有効投与量(経口)はいずれ
も0.5rNi/即であり、ラットにおける小腸潰瘍発
生作用(M口)は、フルルビプロフェンの5”?/却投
与と上記本発明化合物の50η/即投与が同等の結果を
示した。即ち、治療係数で比較すると、フルルビプロフ
ェンがlOであるに対して本発明化合物は100であり
、本発明化合物は極めて安全性の高い抗炎症剤であるこ
とが判明した。
本発明の化合物は、人を含む哺乳動物の炎症性疾患を治
療する目的で、経口的または非経口的に投与することが
できる。経口投与のための剤型としては、例えば、錠剤
、カプセル剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤、トローチ剤
等があげられる。非経口投与のための剤型としては、坐
剤、軟膏、クリーム、ゼリー、溶液、懸濁液、貼付剤、
注射剤等が用いられる。本発明の化合物を有効成分とし
て含有する上記医薬組成物は、公知の製剤技術によって
調製することができる。
るいは投与方法により適宜増減して使用される、本発明
の目的化合物である前記一般式(1)の新規な1.2.
4−オキサジアゾール誘導体は、公知文献(例えば、B
 、 W、 Na5h et al、 、 J 。
Ohem、8oc、 (Q、1969 、2794) 
 に記載の方法に従って製造することができる。即ち、
本発明の目的化合物を製造するには、 (a)  一般式(I[O 〔式中、R,X、YおよびTは前記と同じ意味を有する
。〕 で表わされるアシルイソチオシアナート誘導体と、一般
式■ Us −Zt −H(5) 〔式中、 U2は低級アルキル基、低級アルケニル基、
低級アルコキシ−低級アルキル基看低級アルコキシカル
ボニル−低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル基
またはアリール−低級アルキル基を、Zlは酸素原子ま
たはイオウ原子を意味する。〕 テ表わされるアルコールまたはチオール誘導体とを反応
させて、一般式(7) 〔式中、R,X、Y、T、UlおJ:びZ1ft前記と
同じ意味を有する。〕 で表わされるN−アシルチオカルバメート誘導体を得、
次いでこのものと、一般式(ロ)Ul−OH(尊 〔式中、Ulは低級アルキル基、低級アルケニルx、低
級アルコキシ−低級アルキル基低級アルコキシカルボニ
ル−低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル基また
はアリール−低級アルキル基を意味する。〕で表わされ
るアルコールの反応性誘導体とを反応させて、一般式(
ロ) C式中、R、X 、 Y 、 T 、 Ul、Ug オ
J:ヒZxは、前記と同じ意味を有する。〕 で表わされるアシルイミノチオカルボネート誘導体とし
た後、更に、このものとヒドロキシルアミンとを反応さ
せることによって、一般式(Ia) 〔式中、fL、X、Y、T、U2およびZlは前記と同
じ意味を有する。〕および一般式〔式中、凡、X、Y、
TおよびUlは前記と同じ意味を有する。〕 で表わされる1 、2.4−オキサジアゾール誘導体を
得る(ただし、化合物(l b)は、Zlがイオウ原子
の場合にのみ得られる。)か、(b)  一般式(IC
) 〔式中、R,X、YおよびTは前記と同じル誘導体に、
一般式(■) 凡l5Na      (■) 〔式中、R1は低級アルキル基またはアリール−低級ア
ルキル基を意味する。〕 で表わされるナトリウムチオアルコサイドを作用させる
ことによって、一般式(Id)〔式中、R,X、Yおよ
びTは前記と同じ意味を有する。〕 で表わされる8−ヒドロキシ−1,2,4−オキサジア
ゾール誘導体を得、必要ならば、これをさらに一般式(
ロ) Us −OHO)0 〔式中、Usは低級アルキル基、低級アルケニルx、 
低級アルコキシ−低級アルキル基、低級アルコキシカル
ボニル−低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル基
、アルカノイル基またはアリール−低級アルキル基を意
味する。〕 で表わされるアルコールまたはカルボン酸の反応性誘導
体と反応させることによって、一般式(Ie) 〔式中、R,X、Y、TおよびUsは前記と同じ意味を
有する。〕 で表わされる1、2.4−オキサジアゾール誘導体を得
るか、あるいは (C)  一般式(Ib) 〔式中、且、X、Y、TおよびUl  は前記と同じ意
味を有する。〕 で表わされる1、2.4−オキサジアゾール誘導体を酸
化剤と作用させることによって、一般式(If) 〔式中、几、X、Y、TおよびUlは前記と同じ意味を
有する。〕および/または一般式(Ig) 〔式中、R、X 、 Y 、 T オ、、k ヒU11
[1記ト同じ意味を有する。5〕 で表わされる゛1,2.4−オキサジアゾール誘導体を
得、必要ならば、上記一般式(Ig)の化合物をアルカ
リと作用させることによって、前記一般式(1d)の8
−ヒドロキシ−1゜2.4−オキサジアゾール誘導体を
得る方法などを実施することができる。
次に、本発明の化合物の製造法(a)〜(C)について
詳しく説明する。
(a)の方法は、まず、前記一般式(II)のカルボン
酸の酸ハライドと、チオシアン酸ナトリウム、チオシア
ン酸カリウム、チオシアン酸アンモニウム、チオシアン
酸鉛などのチオシアン酸塩とを、ベンゼン、トルエン、
キシレン、ジオキサン、アセトニトリルなどの溶媒中で
加熱することによって、前記一般式(財)の原料化合物
を得る。次いで、これを単離しあるいは単離することな
く、不活性溶媒中で室温または加熱下に、前記一般式(
5)のアルコールまたはチオール誘導体と反応させるこ
とによって、前記一般式(7)のN−アシルチオカルバ
メート誘導体を得る。
次に、この一般式(7)の化合物を、不活性溶媒中で塩
基の存在下に、前記一般式(ロ)のアルコールの反応性
誘導体と反応させることによって、前記一般式(ロ)の
アシルイミノチオカルボネート誘導体が得られる。上記
アルコールの反応性誘導体としては、塩化物、臭化物、
ヨウ化物、p−トルエンスルホン酸エステル、メタンス
ルホン酸エステル、トリクロロメタンスルホン酸エステ
ルなどがあげられる。本反応の溶媒としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロパツール、n−ブタノ
ール、  tert −ブタノールなどのアルコール類
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテルなどのエーテル類が適当であ
る。塩基としては例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸カリウム、金属ナトリウム、水素化ナトリウ
ム、ナトソウ5ムメトキサイド、ナトリウムエトキサイ
ドなどが用いられる。
本反応は通常室温で進行するが、必要に応じて冷却下あ
るいは加熱下に実施されろ。
最後炉、上記一般式(ロ)の化合物をメタノール、エタ
ノール、イソプロパツールなどの溶媒中で、ヒドロキシ
ルアミンと室温または加熱下に反応させることによって
、前記一般式(1)の目的化合物を得ることができる。
塩酸ヒドロキシルアミンなどのようなヒドロキシルアミ
ンの酸付加塩を使用する場合は、予めこれを当量の水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキサイ
ド、ナトリウムエトキサイドなどのアルコール溶液で処
理して、フリー塩基とした後反応系に加えるのが好まし
い。本反応において、原料化合物(ロ)のzlが酸素原
子の場合、即ちアシルイミノチオカルボネート誘導体の
場合は、前記一般式(1a)の化合物(Zi =Q )
のみが生成するが、zlがイオウ原子の場合、即ちアシ
ルイミノジチオカルボネート誘導体の場合には、前記一
般式(Ia)および(Ib)の両方の化合物が生成する
ので、これらをクロマトグラフィーなどの公知の分離精
製手段を用いて、各々を単離することができる。但し、
ui=u=  の場合には、当然ながら目的化合物は1
種類のみである。
(bJの方法は、まず、前記一般式(IC)の化合物に
、非プロトン性極性溶媒中で、前記一般式(■)のナト
リウムチオアルコキサイドを作用させることによって、
前記一般式(Id)の8−ヒドロキシ−1,2,4−オ
キサジアゾール誘導体を得る。本反応の溶媒としては、
例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、ジメチルスルホキサイドなどの無水の溶媒が適当であ
る。反応は、水冷下または室温で充分進行するが、必要
に応じて加熱下に実施することもできる。
次に、この(Id)の化合物を前記一般式(夏X)のア
ルコールまたはカルボン酸の反応性誘導体と、塩基性物
質の存在下に不活性溶媒中で反応させることによって、
前記一般式(Ie)の化合物が得られる。上記化合物(
IX)の反応性誘導体としては、塩化物、臭化物、ヨウ
化物などが好ましい。塩基性物質としては、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、金属ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリ
ウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、トリエチ
ルアミン、N、N−ジメチルアニリン、ピリジンなどが
あげられ、原料化合物の反応性および反応溶媒に応9て
適宜選択して使用される。本反応の溶媒としては、例え
ばエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの工
二テル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどのケトン類、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドなどが適
当である。
(C)の方法は、前記一般式(1b)の化合物を不活性
溶媒中で適当な酸化剤により酸化することによって、一
般的により緩和な条件下では前記一般式(If )のス
ルホキサイドが得られ、より強い条件下では前記一般式
(Ig )のスルホンを得ることができる。本反応の酸
化剤としては、例えばm−クロル過安息香酸、過酢酸、
過酸化水素水、二酸化マンガン、クロム酸、過3つ素酸
塩、過マンガン酸塩などが適当である。本反応の溶媒は
、使用する酸化剤により異なるが、例えば塩化メチレン
、クロロホルム、四塩化炭素、石油エーテル、ヘキサン
、メタノール、エタノール、アセトン、酢酸、水などの
中から適宜選択して用いられる。上記化合物(If )
を得る目的で、通常酸化剤を当モル使用し室温または水
冷下に反応させる。さらに過剰の酸化剤を用いて長時間
反応させるか、加熱下に反応させると上記化合物(Ig
 )が得られる。両者の反応混合物が得られた場合には
、クロマトグラフィーなどによって分離精製することが
できる。更に、本反応で得られた化合物(Ig )を水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの存在下に加水分
解することによって、前記一般式(Id )の8−ヒド
ロキシ−1,2,4−オキサジアゾール誘導体に導くこ
とも可能である。
次に、実施例をあげて本発明の方法を更に詳しく説明す
る。
実施例1 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
(フルルビプロフェン)5.fMを乾燥ベンゼン50−
に懸濁し、塩化チオニル15−を加えて8時間還流した
後、減圧下に反応液を濃縮した。残渣を乾燥トルエン6
〇−に溶解し、チオシアン酸カリウム粉末99を加えて
6時間還流すると、2−(2−フルオロ−4−ビフェニ
リル)プロピオニルイソチオシアナートが生成した。次
いで、室温でn−プロピルメルカプタン9.8−を加え
、60°Cで4時間攪拌した後冷却し、室温で不溶沈で
んをP去した。P液を減圧上濃縮乾固し、残渣をn−ヘ
キサン−ベンゼンから再結晶すると、黄色針状晶のn−
プロピル N−〔2−(2−フルオロ−4−ビフェニリ
ル)プロピオニル〕ジチオカルバメート4.42fIが
得られた。融点109〜110℃。
次に、このジチオカルバメート体4.0y−を乾燥テト
ラヒドロフラン(THF)100dに溶解し、水酸化カ
リウム粉末0.87$Jを加えて水冷攪拌下、ヨウ化n
−プロピル2.242のTHE20−溶液を滴下した後
、室温で15時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮して氷
水を加え、クロロホルムで抽出して有機層を水洗し、硫
酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去すると、油状の
モロ−プロピル 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリ
ル)プロピオニルイミノジチオカルボネートが得られた
NM R(OD 0Ss)δ:0.95(6t1.三重
線。
J = 7Hz )、1.58(8H,二重線、J=7
Hz)、1.80〜1.95(4H9多重線)、2.9
8(4H9三重線、 J =7Hz)、  8.90 
(IK。
四重線、 J = 7 Hz )、6.96〜7.66
 (8H。
多重線)。
さらに、上記イミノジチオカルボネート体全量をメタノ
ール100−に溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩1.
OFおよび28チナトリウムメトキシドメタノール溶液
2.64yの混液を加えて4時間還流した。反応液を減
圧下濃縮して残渣に少量の水を加え、クロロホルムで抽
出して水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留
去した。この残渣をシリカゲルカラムに吸着させ、n−
ヘキサン−クロロホルム(2:1)で溶出して精製する
と、無色油状の5−(8−フルオロ−4−フェニデ ルーα−メチルベンジル)−8−(11−φロピルチオ
)−1,2,4−オキサジアゾール8、Ovが得られた
IRk    Cm  、1560.14B0,142
0゜ax 1255.1240゜ NMR(ODCjzi)δ:L、0B(8tt、三重線
、 J = 7 Hz )、1.45〜2.18 C2
H,多重線)、1.76(8fI、二重線、 J = 
71(z )、8.10(2H,三重線、J=7Hz)
、4.38(IH9四重線、 J =7Hz) 6.9
6〜7.65(8H9多重線)。
実施例2 実施例1におけるn−プロピルメルカプタンおよびヨウ
化n−プロピルの代りに、各々エチルメルカプタンおよ
びヨウ化エチルを用い、実施例1の方法に準じて操作す
ること番こよって、無色油状の8−エチルチオ−5−(
8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベンジル)−
1,2,4−オキサジアゾールが得られた。n二’1.
5882 IRhneaucm−1: 1560,14B5,14
20eax 1270.1245゜ NMR(ODO7g) δ:1.48(8f’、三重線
J=7Hz)、1.75(8■、二重線、J=7Hz)
、8.18(2H,四重線、 J 〜7 Hz )、 
4.86(1)l、四重線、J=7Hz)、7.00〜
7.60(8H9多重線)。
実施例8 実施例1と同様に操作することによって、2−(2−フ
ルオロ−4−ビフェニリル)フロピオニルイソチオシア
ナートを得、これを封管中室源でメチルメルカプタンの
T旦F溶液と反応させて、メチル N−(2−(2−フ
ルオロ−4−ビフェニリル)プロピオニル〕ジチオカル
バメートを得た。次いで、実施例1と同様にして、ヨウ
化メチルと反応させ、さらにヒドロキシルアミンと縮合
することによって、無色プリズム晶の5−(8−フルオ
ロ−4−フェニル−α−メチルベンジル)−8−メチル
チオ−1,2,4−オキサジアゾールが得られた。融点
78.5−74°C実施例4 実施例iにおけるフルルビプロフェン、ロープロピルメ
ルカプタンおよびヨウ化n−プロピルの代りに、各々ケ
トプロフェン(2−(8−ベンゾイルフェニル)プロピ
オン酸)、エチルメルカプタンおよびヨウ化エチルを用
い、実施例1の方法に準じて操作することによって、無
色油状の5−(8−ベンゾイル−α−メチルベンジル)
−8−エチルチオ−1゜2.4−オキサジアゾールが得
られた。
IRシmax   cm   、1665,1565,
1450゜1g25,1285,1250゜ 実施例5 実施例1におけるn−プロピルメルカプタンおよびヨウ
化n−プロピルの代りに、各々ベンジルメルカプタンお
よび臭化ベンジルを用い、実施例1の方法に準じて操作
することによって、無色プリズム晶の8−ベンジルチオ
−5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベン
ジル)−1,2,4−オキサジアゾールが得られた。融
点80.5−81’C実施例6 2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(イブプ
ロフェン)2.(lを乾燥ベンゼン80−に溶解し、塩
化チオニル5−を加えて2時間還流した後減圧下に反応
液を濃縮した。残渣を乾燥トルエン80rnlに溶解し
、チオシアン酸カリウム粉末1.72を加えて8時間還
流すると、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオニ
ルイソチオシアナートが生成した。次いで、n−オクタ
ンチオール2.52−を室温で加えて70°Cで8時間
攪拌した。
放冷後不溶沈でんを枦去して炉液を減圧下濃縮し、残渣
をシリカゲルカラムに吸着させ、n−ヘキサン−クロロ
ホルム(2:1)で溶出して精製すると、淡黄色結晶の
n−オクチル N−[2−(4−イソブチルフェニル)
プロピオニルフジチオカルバメート2.2yが得られた
I Ry 温X ” cm−1” 8160 e 29
6 ’ + 2980 +2850.1720,146
5.1200゜次に、このジチオカルバメート体990
■を乾燥THF26−に溶解し、水酸化カリウム粉末2
0G”Pを加えて水冷上攪拌し、更にl−ブロモオクタ
ン580ηを加えて室温で終夜攪拌した。反応液に氷水
を加えてクロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で
洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去す
ると、淡黄色油状のモロ−オクチル2−(4−イソブチ
ルフェニル)プロピオニルイミノジチオカルボネート1
.21yが得られた。
IRv晋:” cm ’ :2950,2925,28
50゜1675.1570.1460 更に、上記イミノジチオカルボネート全量をメタノール
25−に溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩0.22F
および28−ナトリウムメトキシドメタノール溶液0.
589の混液を加えて8時間還流した。反応液を減圧下
濃縮して、残渣に水を加え、クロロホルムで抽出して有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後
溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムに吸着さ
せ、n−へキサン−エーテル(go: i)で溶出して
精製すると、無色油状の5−(4−イソブチル−α−メ
チルベンジル)−8−(n−オクチルチオ)−1,2,
4−オキサジアゾール0.882が得られた。 n、1
.5159゜ 実施例7 n−オクチル N−(2−(4−イソブチルフェニル)
プロピオニルフジチオカルバメート1.18P′t−乾
燥THF 20trJに溶解し、水酸化カリウム粉末0
.28 Pを加えて氷冷し、ヨウ化メチル0.499を
加えて4時間攪拌した。反応液を水で稀釈してクロロホ
ルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄して硫酸マグネシウム
で乾燥後溶媒を減圧留去すると、淡黄色油状のメチル 
オクチル 2−(4−イソブチルフェニル) プロピオ
ニルイミノジチオカルボネートi、oapが得られた。
N M R(0DOji)舎:0.88〜1.0(8H
多重線)、0.87(6H,二重線、J=7Hz)、’
1.10〜1.70(12H,多重線)、1.52(8
I(、二重線、J=7Hz)、1.70〜2.00(I
H1多重線)、2.86(8H,−重線)、2.42(
2H,二重線、J、=7Hz)、2.98(2H2三重
線、J=gHz)、8.85(In。
四重線、J=7Hz)、7.04(2H,二重線。
J=9Hz)、7.21(2H,二重線、J=9Hz)
次に、上記イミノジチオカルボネート全量をメタノール
25−に溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩0.28 
f!および28憾ナトリウムメトキシド0.60Fの混
液を加えて8時間還流した。反応液を減圧下濃縮して残
渣に水を加え、クロロホルムで抽出して飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去した。
残渣をシリカゲルカラムに吸着させ、n−ヘキサン−エ
ーテル(40: 1 )で溶出して分離精製すると、各
々無色油状の5−(4−イソブチル−α−メチルベンジ
ル)−8−(n−オクチルチオ7’)−1,2,4−オ
キサジアゾール0.459および5−(4−イツブチル
ーα−メチルベンジル)−8−メチルチオ−1,2,4
−オキサジアゾール0、22 Fが得られた。後者のN
MIILデータは下記の通りであった。
NMR((31)O/s )δ :  0.89 (6
H,二重線、J=7Hz)、1.71 (8E[、:重
線、 J =7 Hz )、1.62〜2.10(lf
l、多重線)、2.48(2f(、二重線、J=7 H
z )、2.57(8H,−重線)、4.80(IJ 
四重線、J=7Hz)、7.07(2f二重線、J==
9Hz)、7.21(2f二重線、J=9Hz)。
実施例8 実施例6と同様に操作することによって、2−(4−イ
ソブチルフェニル)プロピオン酸から2−(4−イソブ
チルフェニル)プロピオニルイソチオシアナートを得、
シリカゲルカラムを用い、ローへキサン−クロロホルム
(a:i)で溶出して得られた無色油状の精製品0.9
89をトルエン20rnlに溶解し、アリルメルカプタ
ン0.9−と共にオートフレ−ブ中に封入した。これを
50〜60で5時間加熱した後放冷し、反応液を減圧下
濃縮した。残渣をシリカゲルカラムに吸着させて、n−
ヘキサン−クロロホルム(8:2)で溶出して精製する
と、黄色油状のアリル N−(2−(4−イソブチルフ
ェニル)プロピオニル〕ジチオカルバメート0.469
が得られた。
IRy謂、:’  cm−’ : 8270,2950
.2925+1720.1465,1210゜ 次昔に、このジチオカルバメート体全量を乾燥THF 
10−に溶解し、水酸化カリウム粉末0.11 Pおよ
び臭化アリル0.215’を加えて室温で4時間攪拌し
た。反応液を水で稀釈してクロロホルムで抽出し、水洗
、乾燥後溶媒を減圧留去すると、ジアリル 2−(4−
イソブチルフェニル)プロピオニルイミノジチオカルボ
ネート0.529が得られた。更にこの全量をメタノー
ル15−に溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩0.18
9および28%ナトリウムメトキシド0.859の混液
を加えて2.5時間還流した後、反応液を減圧下濃縮し
た。残渣に水を加えてクロロホルムで抽出し、水洗、乾
燥して溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムに
吸着させ、n−へキサン−エーテル(20:1)で溶出
して精製すると、無色油状の8−アリルチオ−5−(4
−イソブチル−α−メチルベンジル)−1,2,4−オ
キサジアゾール0.11Pが得られた。n、1.586
0゜ 実施例9 5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベンジ
ル)−8−メチルチオ−1,2゜4−オキサジアゾール
1.17Fを塩化メチレン100−に溶解し、m−クロ
ロ過安息香酸0.68Fを加えて室温で4時間攪拌した
。反応液を飽和重曹水で洗浄後食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して残渣をシリ
カゲルカラムに吸着させ、クロロホルムで溶出して精製
すると、無色油状の5−(8−フルオロ−4−フェニル
−α−メチルベンジル)−8−メチルスルフィニル−1
,2,4−オキサジアゾール0.949が得られた。
IRν   cm  :1555,1480,1260
゜ax 1080゜ 実施例10 5−(8−フルオロ−4−7エニルーα−メチルベンジ
ル)−8−メチルチオ−1,2゜4−オキサジアゾール
2.15 yを塩化メチレン80m/に溶解し、m−ク
ロロ過安息香酸8、549を加えて室温で1.5一時間
攪拌した後、さらに2時間還流した。冷後飽和重曹水で
洗浄し、水洗して硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧留去し、残渣をn−へキサン−ベンゼンから
再結晶すると、無色微細結晶の5−(8−フルオロ−4
−フェニル−α−メチルベンジル)−8−メチルスルホ
ニル−112,4−オキサジアゾール2.12が得られ
た。
融点102−108@c。
実施例11 8−エチルチオ−5−(8−フルオロ−4−フェニル−
α−メチルベンジル)−1,2゜4−オキサジアゾール
2.62を塩化メチレン60−に溶解し、氷冷下にm−
クロロ過安息香酸1.4yを加えて8時間攪拌した。次
いで実施例9と同様に処理することによって、無色油状
の8−エチルスルフィニル−5−(8−フルオロ−4−
フェニル−α−メチルベンジル)−1,2,4−オキサ
ジアゾール2.29が得られた。
IR$1”” cm−’ :1555,1485,14
20゜ax 1270.1080゜ 実施例12 8−エチルスルフィニル−5−(8+、フルオロ−4−
フェニル−α−メチルベンジル)−1,2,4−オキサ
ジアゾール1.5yを塩化メチレン80−に溶解し、氷
冷下にm−クロロ過安息香酸1.19を加えて8時間攪
拌した。次いで実施例9と同様に操作することによって
、無色油状の8−エチルスルホニル−5−(8−フルオ
ロ−4−7エニルーα−メチルベンジル)−1,2,4
−オキサジアゾール1. lりが得られた。
IR&I詰:” cm ”:1555,1485,14
20゜1840.1150゜ NMR(ODO1!s)J : 1.4 B (8H、
三重線。
J = 7 kiz )、1.81(9I(、二重線、
J=7Hz)、8.41(2H,四重線、J=7Hz)
、4.48(In、四重線、 J = 7 Hz )、
7.O0〜7.60(8H,多重線)。
実施例18 実施例1Oの方法に準じて操作することによって、5−
(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベンジル)
−8−n−プロピルチオ−1,2,4−オキサジアゾー
ルから、! 牛寺→→→無に芒−ト÷亡5−(8−フルオロ−4−フ
ェニル−α−メチルベンジル −〇ープロピルスルホニルー1.2.4−オキサジアゾ
ールが得られた。
IR l”eaiCm−1:1550 、 1480 
、 1460 。
ax 1420、1840,1145。
NMR(04)Ole)J:1.12(8H,三重線,
J=7Hz)、t.se(an,二重線。
J = 7 11z )、1.80 〜2.14(2E
I,多重線)、8.88(2H,三重線, J = 7
 Hz )、4、46(IH,四重線,J=7Hz)、
7.00〜7.58(8H.多重線)。
実施例14 5−(4−イソブチル−α−メチルベンジル)−8−(
n−オクチル)−1.2.4−オキサジアゾール0. 
7 6 9を塩化メチレン8。
−に溶解し、氷冷下にm−クロロ過安息香酸0、 8 
8 ftを加えて、室温で16分間攪拌した。
次いで実施例9と同様に処理することによって、無色油
状の5−(4−イソブチル−α−メチルベンジル)−8
−(n−オクチルスルフィニル)−1.2.4−オキサ
ジアゾール0、78ノが得られた。
IR yne” cm−” :1555,1515,1
460。
ax 1260、1175。
実施例15 5−(4−イソブチル−α−メチルベンジル)−8−(
n−オクチルスルフィニル)−1,2,4−オキサジア
ゾール0.78Fを塩化メチレン80−に溶解し、m−
クロロ過安息香酸0.889を室温で加えて24時間攪
拌した。次いで実施例9と同様に処理することによって
、無色油状の5−(4−イソブチル−α−メチルベンジ
ル)−8−(n−オクチルスルホニル)−1,2,4−
オキサジアゾール0.78ノを得た。
flDl、5056 実施例16 フルルビプロフェン10.6 Fを乾燥ベンゼン100
−に懸濁し、塩化チオニル40−を加えて8時間還流し
た後、減圧下に反応液を濃縮した。残渣にチオシアン酸
カリウム12.62およびトルエノ100m1を加えて
6時間還流し、生成した2−(2−フルオロ−4−ビフ
ェニリル)プロピオニルイソチオシアナートを単離する
ことなく、反応系にメタノール20−を加えて100℃
で80分間攪拌した。
放冷後不溶物を枦去し、炉液を減圧下に濃縮乾固した。
残渣をn−ヘキサン−ベンゼンか晶 ら再結晶すると、無色針状姑のO−メチルN−(2−(
2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオニルイソチ
オシアナ−ト 9.6gが得られた。融点182.5〜188°C0次
に、このチオカルバメート体9.0y−を乾燥T’HF
7g1nlに溶解し、水冷下水酸化カリウム2.4ノお
よびヨウ化メチル5.2yのTHF1〇−溶液を加えて
、1.5時間攪拌した。反応液を氷水で稀釈し、クロロ
ホルムで抽出して水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後溶
媒を減圧留去すると、無色油状のジメチル 2−(2−
フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオニルイミノチオ
カルボネート9.2ノが得られた。
N M R(CDCj’s )δ:1.52(8H,二
重線、 J = 7Hz )、2.28(8H,−重線
)、8.82(8H,−重線)、8.86(IH,四重
線、 J==7Hz )、 (i、90〜7.65(8
H,多重線)。
さらに、上記イミノチオカルボネート全量をメタノール
150−に溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩2.5 
P 、メタノール50−および28%ナトリウムメトキ
シドメタノール溶液6.72の混液を加えて3時間還流
した。
反応液を減圧上濃縮し、残渣に冷水を加えてクロロホル
ムで抽出した。有機層を水洗して硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。この残渣をシリカゲルカラ
ムに吸着させ、n−ヘキサン−エーテル(5:1)で溶
出して精製すると、5−(8−フルオロ−4−フエニル
ーα−メチルベンジル)−8−メトキシ−1,2,4−
オキサジアゾール7.86ノが得られた。このものをn
−へキサンから再結晶すると、融点68.5−64℃の
無色針状晶となった。
実施例17 実施例16におけるフルルビプロフェンの代りに2−(
8−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸(ケトプロフェ
ン)を用い、実施例16の方法に準じて操作することに
よって、無色油状の5−(8−ベンゾイル−α−メチル
ベンジル)−8−メトキシ−1,2,4−オキサジアゾ
ールが得られた。
IRy    cm  :1660,1595,155
5゜ax 1890゜ NMR((3DC7g)  δ:2.75(8H,二重
線、J=7Hz)、4.00(8H,−重線)%4.8
6(lH,四重線、 J =7Hz ) 、7.80−
7.95(911,多重線)。
実施例18 60チ水素化ナトリウム0.679を乾燥ジメチルホル
ムアミド(DMF)20艷に懸濁させ、氷冷下エチルメ
ルカプタン1.24のDMFIQ−溶液を滴下した。水
素の発生が止んだ後窒素気流中で、水冷下に5−(8−
フルオロ−4−7エニルーα−メチルベンジル)−8−
メトキシ−1,2,4−オキサジアゾ−ル1.99yの
DMIJ−溶液を加え、1.5時間攪拌した。反応液を
食塩水で稀釈し、lN−塩酸を加えてpH約4とした後
、エーテルで抽出した。エーテル層を飽和食塩水および
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を減圧留
去すると、5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メ
チルベンジル)−8−ヒトロキシー1,2.4−オキサ
ジアゾールの粗結晶1.769が得られた。これをn−
へキサン−酢酸エチルから再結晶すると、融点15B−
154°Cの無色針状晶となった。
実施例19 5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベンジ
ル) −9−n−プロピルスルホニル−1,2,4−オ
キサジアゾール0.752をエタノール8−に溶解し、
2N−水酸化ナトリウム水溶液lO−を加えて室温で5
時間攪拌した。水冷上反応液に2N−塩酸を加えて弱酸
性とし、クロロホルムで抽出して水洗、乾燥後溶媒を減
圧留去した。残渣をベンゼンから再結晶すると、無色針
状晶の5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチル
ベンジル)−8−ヒドロキシ−1,2,4−オキサジア
ゾール0.259が得られた。融点151−158℃ 実施例20 実施例18と同様に操作することによって、5−(8−
ベンゾイル−α−メチルベンジル)−8−メトキシ−1
,2,4−オキサジアゾールから、無色油状の5−(8
−ベンゾイル−α−メチルベンジル)−8−ヒドロキシ
−1,2,4−オキサジアゾールが得られた。
IRj’社、:” Cm”−’ :2B00〜8500
,1650゜1595.1540.1820.1280
゜実施例21 5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベンジ
ル)−8−ヒドロキシ−1,2゜4−オキサジアゾール
1ooqを乾燥TfIF8艷に溶解し、水冷下トリエチ
ルアミン0.1−およびピバロイルクロライド501q
を加えて1時間攪拌した。反応液を水で希釈してクロロ
ホルムで抽出し、重曹水で洗浄して乾燥後溶媒を減圧留
去した。残渣をn−ヘキサン−ベンゼンから再結晶する
と、無色針状の5−(8−フルオロ−4−フェニル−α
−メチルベンジル)−8−ピバロイルオキシ−1゜2.
4−オキサジアゾールが得られた。融点105.5−1
06.5℃ 実施例22 60憾水素化ナトリウム120■を乾燥DMFlOrn
lに懸濁させ、水冷下5−(8−フルオロ−4−フェニ
ル−α−メチルベンジル)−8−ヒドロキシ−1,2,
4−オキサジアゾール800■のDME 16−溶液を
徐々に加えて、しばらく攪拌した。次いで氷冷下2−ブ
ロモ酢酸エチル500■を加えて2時間攪拌し、反応液
を氷水に注入してクロロホルムで抽出した。有機層をl
N−塩酸および重曹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥後減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムに吸着させ
、n−ヘキサン−クロロホルム(1:4)で溶出して精
製すると、無色油状の3−エトキシカルボニルメトキシ
−5−(8−フルオロ−4−フェニル−α−メチルベン
ジル)−1,2,4−オキサジアゾールが得られた。
n%’1.5487゜ 実施例23 8−エトキシカルボニルメトキシ−5−(8−フルオロ
−4−フェニル−α−メチルベンジル)−1,2,4−
オキサジアゾール890m9をメタノール2m/に溶解
し、水酸化カワウA180■の水2−溶液を加えて室温
でしばらく攪拌した。
反応液にIN塩酸を加えて弱酸性とし、クロロホルムで
抽出して、水洗、乾燥後溶媒を減圧留去すると、無色油
状の8−カルボキシメトキシ−5−(8−フルオロ−4
−フェニル−α−メチルベンジル)−1,2,4−オキ
サジアゾール274W9が得られた。
n′D’ 1.5562゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、アリ
    ール基または複素環基を、 Xは−CO−、−CH_2−、−CH_2O−、−O−
    、−NH−または単結合を、Yは水素原子、ハロゲン原
    子、水酸基または低級アルコキシ基を、 Tは単結合、低級アルキレン基または低級アルケニレン
    基(ただし、これらの炭素鎖上にオキソ基があってもよ
    い)を、Uは水素原子、低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、低級アルコキシ−低級アルキル基、低級アルコキ
    シカルボニル−低級アルキル基、カルボキシ−低級アル
    キル基、アルカノイル基またはアリール−低級アルキル
    基を、 Zは−O−、−S−、−S(O)−または−S(O_2
    )−を意味する。〕 で表わされる3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ
    ール誘導体 (2)Uが低級アルキル基、低級アルケニル基、低級ア
    ルコキシ−低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
    −低級アルキル基、カルボキシ−低級アルキル基または
    アリール−低級アルキル基であり、Zが一般式−S(O
    )n−(nは0、1または2を意味する。)で示される
    基である特許請求の範囲第1項記載の3,5−ジ置換1
    ,2,4−オキサジアゾール誘導体 (3)R−X−がp−フェニル基、Yがm−フルオロ基
    、Tがメチルメチレン基である特許請求の範囲第2項記
    載の3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾール誘導
    体 (4)R−X−がm−ベンゾイル基、Yが水素原子、T
    がメチルメチレン基である特許請求の範囲第2項記載の
    3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾール誘導体 (5)R−X−がp−イソブチル基、Yが水素原子、T
    がメチルメチレン基である特許請求の範囲第2項記載の
    3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾール誘導体
JP59125895A 1984-06-18 1984-06-18 新規な3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ−ル誘導体 Granted JPS615072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59125895A JPS615072A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 新規な3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ−ル誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59125895A JPS615072A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 新規な3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ−ル誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS615072A true JPS615072A (ja) 1986-01-10
JPH0564143B2 JPH0564143B2 (ja) 1993-09-14

Family

ID=14921560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59125895A Granted JPS615072A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 新規な3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ−ル誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS615072A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0564143B2 (ja) 1993-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
PT98292A (pt) Processo para a preparacao de heterociclos tioxo e de composicoes farmaceuticas que os contem
US6306854B1 (en) Chemical compounds
AU658629B2 (en) Novel isoxazole derivative and salt thereof
IE52079B1 (en) N-substituted omega-(2-oxo-4-imidazolin-1-yl)alkanoic acids,salts and esters thereof,process for producing the same and pharmaceutical preparations containing the same
DE69018876T2 (de) Pyridazinon-Derivate.
EP0292979B1 (en) New alkanesulfonanilide derivatives, processes for preparation thereof and pharmaceutical composition comprising the same
EP0273369A2 (en) New alkanesulfonanilide derivatives, processes for preparation thereof and pharmaceutical composition comprising the same
JP3136427B2 (ja) ジベンズ〔b,f〕〔1,4〕オキサアゼピン−11(10H)−オン
US4818760A (en) Derivatives of pyridylsulfinyl(benz-or thieno-)imidazoles and their use as gastric secretion inhibiting substances
EP0816338B1 (en) 3-(bis-substituted-phenylmethylene)oxindole derivatives
JPH044312B2 (ja)
JP2007522181A (ja) シクロオキシゲナーゼ−1及びシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤としての置換アゼチジン化合物、ならびにそれらの調製、および薬剤としての使用
JPS615072A (ja) 新規な3,5−ジ置換1,2,4−オキサジアゾ−ル誘導体
FR2576900A1 (fr) Derives de cyclohepto-imidazole 2-substitue, agents anti-ulcereux et procede pour leur preparation
JPS6239583A (ja) ベンゾジオキソ−ル誘導体及びその製造法
AU610629B2 (en) Improvements in or relating to leukotriene antagonists
JPH0710863B2 (ja) エーテル化若しくはエステル化しうるジヒドロキシ基により位置2で置換された4―ohキノリンカルボン酸の新規の誘導体、その製造方法、及び医薬としてのその使用
EP0121806A1 (en) Pyrazolo(1,5-a)pyridine derivatives and compositions containing them
US3450698A (en) Phenthiazine derivatives
JP4717305B2 (ja) ベンズイミダゾール化合物及びこれを含む医薬
JPH07215952A (ja) カテコール誘導体
JPH01308227A (ja) プロテアーゼ阻害剤
WO1986007357A3 (en) Cyclopentapyrazole and tetrahydroindazole compounds
JP2520416B2 (ja) ω−〔〔〔5−(置換ベンジルチオ)チアジアゾ−ル−2−イル〕チオメチル〕フエノキシ〕アルキルカルボン酸
JPS60142970A (ja) テトラゾ−ル誘導体