JPS6150517B2 - - Google Patents

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JPS6150517B2
JPS6150517B2 JP9215181A JP9215181A JPS6150517B2 JP S6150517 B2 JPS6150517 B2 JP S6150517B2 JP 9215181 A JP9215181 A JP 9215181A JP 9215181 A JP9215181 A JP 9215181A JP S6150517 B2 JPS6150517 B2 JP S6150517B2
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JP
Japan
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web
adhesive
rewetting
adhesive tape
paper
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JP9215181A
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Inventor
Yukio Maruchi
Sadao Suzuki
Yoshio Matsumoto
Akikatsu Takahashi
Taku Shimada
Masao Kogure
Masahiro Fukaya
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Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd filed Critical Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は段ボール箱・包装物の封緘に使用され
る強靭な再湿接着テープに関するものである。 更に詳しくは2枚の被覆ウエブの一方のウエブ
(A)と縦方向に延伸された熱可塑性扁平ヤーンをウ
エブ(A)面上に縦方向に一定間隔を置いて平行に接
着媒体を介することなく載置され更にその上面に
全面が接着媒体を介して他の一方のウエブ(B)を積
層せしめられたものを基材とする被覆ウエブ(A)と
扁平ヤーンとが接着されていない強靭な再湿接着
テープに関するものである。 この様な構成の基材の特徴はウエブ(A)の上に扁
平ヤーンを載置しその上に全面に接着媒体を介し
てウエブ(B)を積層せしめるため扁平ヤーンとウエ
ブ(B)とは接着媒体により接着しているが、扁平ヤ
ーンとウエブ(A)とは接着しておらず且つ扁平ヤー
ンが配置されていない部分のウエブ(A)とウエブ(B)
とは接着媒体により接着しているので基材全体と
しては扁平ヤーンとウエブ(A)との間が縦筋状に接
着していない部分を有する基材である点である。 本発明における複合強靭再湿接着テープとは上
述の如き基材のウエブ(A)に扁平ヤーンを配置した
面の逆面またはウエブ(B)の接着媒体と接している
面の逆面に再湿接着剤層が設けられてある構造の
ものを云う。 従来、強化再湿接着テープとして市販されてい
るものには糸入り再湿接着テープ、布再湿接着テ
ープ、寒冷再湿接着テープなどがあり、之等に用
いられる基材は各々2層の紙の間に糸を格子状若
しくは斜め格子状に配したもの、布若しくは寒冷
紗と紙との貼り合わされたものなどが主として用
いられている。 糸入り再湿接着テープは一般に引張強さが或る
程度の強さであるにも拘わらず回転六角ドラム試
験(JIS Z 0209)などの実質的なテストで左程
耐性が無いという欠点を有している。また2層の
紙の間に糸を格子状に入れることが非常に生産性
を下げコスト高とし更に強度を持たせるためには
ビニロン、ナイロン、ガラス繊維などの高価な繊
維を用いなければならないという欠点がある。 布、寒冷紗再湿接着テープにおいては糸入り再
湿接着テープの強度を上まわる性能を持つことが
あるが、布や寒冷紗は織布であるため機械工程に
基づく生産性が低く、寒冷紗は布より稍々安価で
あつてもこの場合は紙と貼り合わせた後にテープ
とされるため基材として糸入り再湿接着テープ以
上に高価となる欠点がある。 本発明の再湿接着テープは上述の糸入り再湿接
着テープ並みの引張強さを有し且つ回転六角ドラ
ム試験などの実用的なテストでは大幅に優れたも
のである点に特徴がある。更に糸入り再湿接着テ
ープや布、寒冷紗再湿接着テープよりも安価に生
産出来る特徴を有するものである。 次に図によつて更に詳細に説明する。 第1図および第2図は本発明に基づく製品の構
成図の例を示す。第1図は本発明に基づく製品の
一例で、横方向に切つた横断面を示している。図
中1は被覆ウエブ(B)、2は接着媒体、3は縦方向
延伸した熱可塑性扁平ヤーン、4は接着媒体が存
在しないために被覆ウエブ(A)と扁平ヤーンとが接
着していない部分、5は被覆ウエブ(A)、6は再湿
接着剤を各々示す。 第2図も本発明に基づく製品の他の一例で、横
方向に切つた横断面を示し、図中1,2,3,
4,5,6は各々第1図の場合と同じものを示し
ている。第1図と異なる部分は第2図の場合は被
覆ウエブ(B)に再湿接着剤が設けられている点であ
る。 第3図は本発明とは異なる比較例の一つを示し
たものであり、第3図は第1図,第2図おける如
き非接着部分4が全く存在しないものの横断面図
である。第3図においてイ,ニは被覆ウエブ、ロ
は接着媒体、ハは縦方向延伸した熱可塑性扁平ヤ
ーン、ホは再湿接着剤を各々示す。 第4図は段ボール箱7のフラツプ部分を再湿接
着テープ6で貼りして封緘したときの概略斜視
図を示す。 なお、本発明における基材の構成は2枚の被覆
ウエブで扁平ヤーンを接着媒体を介してサンドウ
イツチした構成であるが、この様な構成が必要最
少限の構成である。即ち、その理由は再湿接着剤
を塗布したウエブに接着媒体無しにウエブ上に扁
平ヤーンが載つているだけでは扁平ヤーンがウエ
ブより簡易にズレ易いことと2枚のウエブがなけ
れば非接着部分(例えば第1図の4)が明確に存
在し得ないので強靭な再湿接着テープとしての特
徴が充分に活かされ得ないことなどのためであ
る。本発明における被覆ウエブには末晒クラフト
紙などの紙、不織布が用いられる。 本発明に基づく製品の構成上の大きな特徴は、
第1図及び第2図の非接着部分4で示す様な接着
媒体が存在しないために被覆ウエブと扁平ヤーン
とが接着していない非接着部分を縦方向に長く帯
状に有することである。 段ボール箱に封緘された再湿接着テープの衝撃
に対する適性を確かめる方法としてはJIS Z
0209に基づく回転六角ドラム試験を行なう。この
とき本発明より成る製品の構成中には非接着部分
4が存在するため回転六角ドラム試験において優
れた衝撃に対する適性を示すことを確認した。 更に第1図及び第2図とは異なり、例えば第3
図に示した様な製品の如く非接着部分4が存在し
ない様に造られたものは非接着部分4を有するも
のと対比すると引張強さにおいては同等であつた
が回転六角ドラム試験では遥かに劣ることを確認
した。 非接着部分4の存在による他の特徴は例えば第
1図の場合に認められる。即ちダンボール箱の封
緘に使用された本発明に基づく第1図の構成を持
つ再湿接着テープを開封しようとするとき非接着
部分4が縦方向に長く帯状に存在するため少なく
とも被覆ウエブ(B)1,接着媒体2,扁平ヤーン3
の三つが一体をなつて剥がすことが出来る。 被覆ウエブ(A)5が紙の場合にはダンボール箱側
に残存する部分は紙5と再湿接着剤6のみとなり
故紙として回収するときプラスチツク部分が存在
せず好都合である。またダンボール箱を通い箱と
して再利用するときにもその儘使用することが出
来る。 非接着部分4を有する特徴の今一つは再湿接着
剤層に水を付与するときに見られる。一般に再湿
接着テープは貼付前に水を付与させると縦方向を
軸として再湿接着剤層を外側としたカールが発生
する。 非接着部分4が存在しないと円柱に近い様な著
しいカールとなり易く実用上、作業性が著しく劣
るが、本発明による再湿接着テープは非接着部分
4が存在するためカールを起こそうとしても「逃
げ」があるため極端なカールは発生することがな
く、作業性を損なうことはない。 また接着媒体は基材全面に渉るので接着媒体に
ポリオレフイン系のものなどが用いられる場合は
テープ全体に防湿性を付与させることが出来る。 本発明に使用される扁平ヤーン3の形状は厚さ
50μ以下、幅2mm〜10mmが望ましく、縦方向の引
張強さは2000Kg/cm2以上が必要であるが、好まし
くは2500Kg/cm2以上であることが望ましい。 扁平ヤーン3の占める面積と並列された扁平ヤ
ーン3同志の間に設けられた間隙部との面積の比
率については15〜70:85〜30である場合が好適で
あり餘りに間隔が小さ過ぎると被覆ウエブ(A)5と
被覆ウエブB1との接着が悪くなり、逆に間隙が
大き過ぎると前述した非接着部分を持つことの特
徴が著しく減少するので上記の如き限定が必要と
なる。 また互いの扁平ヤーンの中心部から中心部間の
ピツチは5mmから20mmが望ましい。 処で扁平ヤーンの代わりに2軸延伸フイルムを
格子状に形成せしめた2枚のウエブと貼り合わせ
たり2軸延伸フイルムをそのまま2枚のウエブと
貼り合わせて再湿接着テープとする構成のものも
考えられるが、之等のものは衝撃に対して非常に
弱い。その理由は2軸延伸フイルムでは縦方向だ
け延伸した扁平ヤーンの場合程に引張強度が出な
いと共に、一度フイルムに傷が入ると引裂強さが
非常に弱いことによる。まして格子状に形成せし
めたものは引裂強さが更に弱く、衝撃に対して比
較例5に示す如く非常に弱いものになつて了う。 それに反して扁平ヤーンは2枚のウエブ間に縦
方向に夫々独立して配設されており、横方向の引
裂きには強い構造になつており、万一、1本の扁
平ヤーンに傷が存在していたとしても衝撃が掛か
つてもその1本の扁平ヤーンのその部分が引き裂
かれて切れるだけであつて破壊が2軸延伸フイル
ムを使つた場合と異なつて伝播することは全く無
い。 本発明被覆ウエブとして使用される紙および不
織布は一般に市販されているものが適用できる。
紙では未晒クラフト紙が一般的であり、衝撃強度
を上げるために縦方向に伸びを持たせた、例えば
クルパツク処理などを施したストレツチヤブル紙
なども用いられる。 ウエブとして片面にプラスチツクフイルムなど
を用いると、片面が防湿性となるため紙の吸湿に
よるカールなどの影響を受け易く、作業性を著し
く低下させ好ましくない。またダンボール箱を封
緘したときにプラスチツクフイルム部分が滑り易
いためにダンボール箱をパレタイズしたときに輸
送時の荷崩れなどを起こし易く好ましくない。 本発明における如くウエブとして紙や不織布が
使われる場合はカールのトラブルや荷崩れの心配
が少なく且つ安価であるので優れている。 また本発明における複合強靭ウエブを基材とす
る再湿接着テープが同一基材を用いた粘着テープ
と対比して優れている点は次に示す様な諸点であ
る。 即ち、ダンボール箱などの機械貼りの際、粘着
テープではテープ巻きからテープを繰出すのに粘
着に基づく抵抗があるが再湿接着テープの場合に
はこの抵抗が無いので封緘スピードを速くするこ
とが出来る。粘着テープの場合は巻取体とするた
めにテープ背面に剥離剤処理をする必要があり、
粘着テープで封緘したダンボール箱をパレタイズ
したとき、輸送時に荷崩れを起こし易い。更に粘
着テープの背面にシリコーンなどの剥離剤が処理
されている場合にはそれに付随してダンボール箱
などを開封した後、ダンボール箱を再使用すると
きに粘着テープでは背面に剥離剤が処理されてい
るため重ね貼りが難かしいので、粘着テープをダ
ンボール箱より剥がさねばならずそのためダンボ
ール箱を傷付け易いが、再湿接着テープの場合に
は重ね貼りが可能であり、ダンボール箱を傷付け
ることがない。また粘着テープの場合、ダンボー
ル箱を封緘後、高温度の環境下でダンボール箱を
保管した場合にはテープの剥がれを生ずることが
あるが再湿接着テープではこの様なことがないな
どが挙げられる。 この様に本発明における複合強靭再湿接着テー
プはダンボール箱などの封緘用として非常に強靭
で衝撃に対して強く、加えて輸送時の荷崩れなど
のトラブルも少なく、貼付時の作業性も良く重ね
貼り性も優れ、ダンボール箱の再利用にも役立
ち、高温度下でも耐えられるなどの種々の特徴を
兼ね具えた安価で且つ優れた再湿接着テープであ
ると云える。 本発明に使用される接着媒体としては被覆ウエ
ブと扁平ヤーンとを接着させ得るものであれば如
何なるものでも使用可能であり、例えば溶融塗工
可能のポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン、酢ビ共重合体などの各種ポリオレフイン系接
着剤、各種ホツトメルト接着剤、各種感圧接着
剤、各種の水系有機溶剤系の接着剤などが用いら
れる。 また再湿接着剤としては再湿接着性能を有する
ものであれば如何となる接着剤でも使用可能であ
り、デンプン・デキストリン系、ポリビニルアル
コール系、ポリ酢酸ビニル系、ニカワ系、カゼイ
ン系、ゼラチン系、アラビノース系及び之等の混
合系など各種の再湿接着剤が用いられる。 なお、再湿接着剤は予め被覆ウエブに塗工して
おいてから扁平ヤーンと貼り合わせを行なうプレ
ガム方式と、ウエブと扁平ヤーンとを貼り合わせ
てからウエブに再湿接着剤を塗工するアフターガ
ム方式のどちらも採用することが出来る。 プレガム方式のときはフラツトなウエブに再湿
接着剤を塗工するため、アフターガム方式の様な
扁平ヤーンを貼合後に塗工する場合よりも接着剤
の塗工量が少なくて済み所定の接着性能を持たせ
ることが出来る。 なお扁平ヤーンの引張強さはJIS K 6781に準
じて測定した。 次に実施例の幾つかを挙げて具体的に説明す
る。 実施例及び比較例 第1図に準じて次に示す様な本発明に基づく複
合強靭再湿接着テープ〔試料(i)〕を使つた。即ち
被覆ウエブ(A)に坪量50g/m2の未晒クラフト紙を
用い、接着剤組成物としてゼリー強度150gのニ
カワおよび酸加水分解デキストリンの8:2の混
合物100重量部に対して水100重量部を加え、80℃
に加熱撹拌して糊化させたものを一般のロールコ
ーターで30g/m2の割合で塗工後、100℃で1分
間乾燥してその反対面に縦方向の引張強さ3000
Kg/cm2の強度を持つポリエチレン扁平ヤーンを配
置し接着媒体として低密度ポリエチレン(比重
0.918メルトインデツクス5)を用い、被覆ウエ
ブ(B)である坪量50g/m2の未晒クラフト紙を貼り
合わせた。 低密度ポリエチレンによる貼り合わせは押出塗
工法により貼り合わせた。扁平ヤーンは厚さ30μ
スリツト幅3.5mmで並列された扁平ヤーンのピツ
チは10mmで行なつた。 このとき同時に被覆ウエブ(B)が未晒クラフト紙
の代わりに坪量25g/m2の不織布(レーヨン75
%,ポリエステル25%)を用い、他は総て上述の
試料(i)と同じ構成の複合強靭再湿接着テープ〔試
料(ii)〕も造つた。 比較例として市販の糸入り再湿接着テープ(比
較例1)、市販の寒冷紗と未晒クラフト紙の複合
体よりなる寒冷紗、紙再湿接着テープ(比較例
2)、市販の紙再湿接着テープ(比較例3)を用
い本発明より成る複合強靭再湿接着テープ試料(i)
〔実施例1〕及び試料(ii)〔実施例2〕と対比し
た。 更に比較例として第3図に準じて被覆ウエブイ
に坪量50g/m2の未晒クラフト紙を用い、予め試
料(i)で使用したものと同一の再湿接着剤を試料(i)
と同一の方法で被覆ウエブイである坪量50g/m2
の未晒クラフト紙に塗工し、このものを接着媒体
ロである低密度ポリエチレン(比重0.918メルト
インデツクス5)を用いて被覆ウエブニである坪
量50g/m2の未晒クラフト紙を貼り合わせ且つ接
着媒体ロである低密度ポリエチレン内に引張強さ
3000Kg/cm2の強度を持つポリエチレン扁平ヤーン
を内蔵する第3図に示む様な再湿接着テープ(比
較例4)も造り、試料(i),試料(ii)と対比した。 このものが本発明より成る試料(i)と異なる点は
第1図における様な非接着部分4に該当する部分
が全く存在せず、被覆ウエブイと被覆ウエブニと
が全面に渉り接着媒体と接着している点である。
その他の扁平ヤーンの厚さ、スリツト幅、ピツチ
などは試料(i)と全く同一である。 このものは以下非接着部分が存在しない場合再
湿接着テープと称することにする。 また更に今一つの比較例として扁平ヤーンの代
わりに市販の25μ厚さの2軸伸ポリプロピレンフ
イルムを格子状に形成せしめたものを2枚の未晒
クラフト紙(坪量50g/m2)と貼り合わせてその
一方の未晒クラフト紙の外側の面に再湿接着剤を
設けて成る再湿接着テープ(比較例5)も造り実
施例試料(i)と対比した。 なお、このときの再湿接着剤は実施例(試料
)と同一のものを同一の条件で塗工した。また
格子状のポリプロピレンフイルムの幅は1.5mmと
し格子の空間部分の大きさは5mm×5mmとした。
また格子状の2軸延伸ポリプロピレンフイルムと
2枚の未晒クラフト紙との貼り合わせは低密度ポ
リエチレン(比重0.918メルトインデツクス5)
を用いた。 なお、表1には比較例に用いた市販品の糸入り
再湿接着テープ、寒冷紗、紙再湿接着テープ、紙
再湿接着テープの原反構成を示した。
【表】 上記実施例および比較例より得られた再湿接着
テープの特徴を下記表2に示す。
【表】 表2に示す如く本発明による実施例の試料(i)及
び(ii)は比較例と比べると単なる引張強度の様な静
的な試験だけでは充分なる差が認められないが、
回転六角ドラム試験や落下試験の様な実際的な試
験では実施例が著しく優れていることを示してい
る。 即ち引張強度では著しい差が認められないが、
回転六角ドラム試験では実施例は約200回の転落
に耐えるのに対して比較例では良いものでも60回
程度しか耐えない。また落下試験でも実施例は5
ないし6の順位まで耐えることができるが、比較
例は総て1ないし2程度しか耐えることが出来な
い。 この様に実施例の試料(i),試料(ii)は比較例の糸
入り再湿接着テープや寒冷紗・紙再湿接着テープ
より著しく優れており、また価格面や生産性の面
でも実施例の方が有利であることは前述した通り
であり実施例が非常に優れたものであることを示
している。 また、比較例における非接着部分が存在しない
複合再湿接着テープの引張強度においては実施例
の試料(i)と大差がないが実質的な試験である回転
六角ドラム試験や落下試験では著しく劣ることが
判る。このことは実施例における非接着部分の存
在が如何に衝撃時におけるエネルギーを吸収する
ものであるかを如実に示しているものである。 なお、布を基材とした布再湿接着テープが市販
されているが、このものは非常に高価なためダン
ボール封緘用としては殆んど使用されることがな
いのが実状である。 次に実施例において示した試験の測定方法の詳
細について述べる。 (1) 引張強度 試験片はJIS P 8111(試験用紙の前処理)
に従つて、前処理された試験用紙から折り目及
び皺などの異常な部分を避け、正しく縦方向に
幅50±1mmに裁断した。 この試験片を万能型引張試験機で次の条件に
て測定し、Kg/50mmで表示した。 試験環境 20℃,65%RH 試料の測定長 180mm 引張り速さ 200mm/min (2) 回転六角ドラム試験 JIS Z 0209の包装貨物質および容器の回転
六角ドラム試験法により7形試験機を使用して
結果はダンボール箱の稜部分の再湿接着テープ
が1稜テープ切れを生じるまでの転落回数で表
示した。条件の詳細を以下に示す。
【表】 (3) 落下試験 回転六角ドラム試験に供したのと同様の再湿
接着テープを貼付したダンボール箱をJIS Z
0202に定める包装貨物および容器の落下試験方
法の表2の落下順位でダンボール箱の落下を行
ない結果はダンボール箱の稜部分の再湿接着テ
ープが1稜テープ切れを生じるまでの落下順位
(落下回転)を表示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に成る複合強靭再湿接着テープ
の一実施例を示す断面図、第2図は本発明の他の
実施例の断面図、第3図は比較例の断面図、第4
図は段ボール箱のフラツプ部分を再湿接着テープ
で貼りして封緘した時の概略斜視図を示す。 図中、1:被覆ウエブ(A)、2:接着媒体、3:
熱可塑性扁平ヤーン、4:非接着部分、5:被覆
ウエブ(A)、6:再湿接着剤、7:ダンボール箱、
イ:被覆ウエブ、ロ:接着媒体、ハ:熱可塑性扁
平ヤーン、ニ:被覆ウエブ、ホ:再湿接着剤、
8:再湿接着テープ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2枚の被覆ウエブが紙または不織布の何れか
    より成りその一方の被覆ウエブ(A)の面上に、縦方
    向に延伸された縦方向引張強さが2000Kg/cm2以上
    である熱可塑性樹脂扁平ヤーンを被覆ウエブ(A)の
    縦方向に一定間隔を置いて平行に接着媒体を介す
    ることなく載置され、且つ扁平ヤーンの占める面
    積と該扁平ヤーン間の間隔の面積とが15〜70%:
    85〜30%の比率を有し、更にその上面に全面に接
    着媒体を介して他の一方の被覆ウエブ(B)が積層さ
    れた被覆ウエブ(A)と該扁平ヤーンとの間のみが接
    着していないことを特徴とする複合強靭ウエブを
    基材とし、且つ被覆ウエブ(A)または(B)の外面に再
    湿接着剤が形成せしめられている包装・封緘用の
    複合強靭再湿接着テープ。
JP9215181A 1981-06-17 1981-06-17 Tough composite remoistening adhesive tape Granted JPS57207670A (en)

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