JPS61502882A - 多段機関飛行機に対するスラスト操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多段機関飛行機に対するスラスト操ｆヤ装置技」１分−１ 本発明は、多段機関飛行機に対する逆スラスト装置用アクチュエータに関するも のであり、一層詳細には、単一の動力源を利用しているこのような系統に関する ものである。

ジェット機関を有している商用飛行機は、軽Ｉであり、信頼性があり、保守が良 好であり、安全な、信頼のできる作用を与えるファン型逆スラスト装置を必要と する。飛行機の反対側の翼の上に置かれたジェット機関に間して非対称な逆スラ ストが無いことが重要である。単一の動力源を有している逆スラスト装置の操作 系統は、多段一機関飛行機の多数のジェット機関と協同される逆スラスト装置の 同時の作動を、逆スラスト装置への機械的連結によって与え、この場合、すべて の逆スラスト装置が一様に位置決めされるようにする。若しも、一つの逆スラス ト装置が、運動に対して妨害されるならば、他のジェッ１〜機間の逆スラスト装 置は、同じ位置において停止し、非対称的な逆スラストの可能性を防止するよう にする。

１１良記 商用飛行機に対するジェット機関は、ファン型逆スラスト装置を利用しており、 これらの装置は、しまい込み位置と、展開位置との間を動かされ、また、後者の 位置においては、飛行機の前進速度を減少させるために逆スラストを働かす。

ジェット機関の逆スラスト装置に対する公知の操作系統は、ジェット機関に取り 付けられた駆動源を利用しており、これは、ジェット機関付属歯車箱から直接的 な取り出し装置によって、又は、他の推カー＠械的、水圧直線シリンダ、空気又 は電気動力源によって作動されることができるようになっている。

典型的な逆スラスト装置用操作装置は、ボールナツトと協同される逆転可能なボ ールねじを含んでおり、ボールねじの回転は、ポールナツト及び逆スラスト装置 のしまい込み位置の方への、又は、それから離れる方への運動を生じさせる。こ の形式のアクチュエータの例は、アメリカ特許第３．８２９．０２０号に示され ているが、これにおいては、ジェット機関に協同される多数のボールねじアクチ ュエータが、空気、水圧、又は、電気モータのような適当な回転原動機によって 駆動−され、また、機関付属歯車箱からの直接的な動力取り出しによって駆動さ れること無く、また、角度歯車箱及びたわみ軸を介して同期されている。

ジェット機関における逆スラスト装置が、他のジェット機関における逆スラスト 装置と、ジェット機関における駆動源によって独立して位置決めされる時には、 非対称的なスラストの可能性がある。一つのジェット機関の逆スラスト装置の故 障することを阻止する運動があり、一方、反対側の飛行機の翼の上のジェット機 関の逆スラスト装置が、動き続けることがある。非対称的な逆スラストが生ずる 時は、操縦士の少なからない技量が、特に、湿った、あるいは、雪によって覆わ れた滑走路に上において、飛行機の安全な着陸を維持するために必要とされる。

逆スラスト装置用アクチュエータの作動のためにジェット機関と協同される水圧 動力駆動ユニットの使用が、当業界においては公知となっているが、このような 動力駆動ユニットの例は、アメリカ特許第４．１９１．０９４及び４．２１０． ０６６号に示されている。これらの特許は、逆スラスト装置用アクチュエータに 連結可能な軸を駆動する可変容積水圧モータ及びしまい込み並びに展開サイクル において制御される作動を与えるために、モータと協同される水圧回路を示して いる。このような個々のジェット機関と協同される動力駆動ユニット及び制御回 路により、ジェット機関のナセル内に置かれなければならない部材の相当大きな ユニットがある。空気力学的効率のために、ジェット機関ナセルの最小の寸法の ための要求を取り入れられたジェット機関ナセルの内部における動力駆動ユニッ トの配置は、動カニニットの価格及び重量に悪い影響を与えることのある部材の 設計を必要とする。

従来技術は、非対称的な逆スラストの生じそうなことを減少させるために、単一 の動力源を使用して多段機関飛行機に対する逆スラスト装置用作動装置を開示し ていない。

光」Ｌり」１示一 本発明の主な目的は、ジェット機関の逆スラスト装置に対するアクチュエータが 、単一の動力源から駆動され一夕系統を得ることにあるものである。若しも、ス ラストが一つのジェット機関の停止において逆になるならば、他のジェット機関 の逆スラスト装置は同位置において停止され、このようにして、非対称的な逆ス ラストを防止する。単一の動力源は、飛行機の胴体の上に置かれることができ、 また、機械的軸系が単一動力源から、ジェット機関における逆スラスト装置まで 延びている。この発明的な特徴は、機関において直ちに利用可能である動力が、 その機関と共同される逆スラスト装置用アクチュエータを作動させるために使用 されていた当業者の許容されていた実際と、反するものである。

飛行機の一つの翼の上に取り付けられているジェット機関の逆スラスト装置の非 作動から生ずる非対称的な逆スラストは飛行機を着陸させる時、特に、空港の滑 走路が湿っており、氷結しており、又は、雪に覆われている時に、困難を克服す るために操縦士に技量を必要とさせるものである。この問題は、特に、高スラス ト機関を有している双発飛行機において顕著である。まだ、問題もあるが、これ らの問題は、２個以上の機関を有している飛行機においては、顕著では無い、な ぜならば、例えば、４機間飛行機においては、一つの機関の逆スラスト装置の故 障は、全推力の１７４シか影響を与えないからである。ここに開示される本発明 は、すべての逆スラスト装置を共通の一つの動力源から駆動することにより、非 対称的な逆スラストの有りそうなことを減少させるものである。

複数のジェット機関の逆スラスト装置に対する単一動力源を利用して、飛行機当 たりに必要とされる駆動構成部材の個数は、少なくなる。前記のアメリカ特許の 中に示されている型式の水圧動力駆動ユニットのような単一の動力源を使用する ことは、動力駆動ユニットが、２個又はそれ以上のジェット機関のための逆スラ スト装置を駆動するためには、十分に一層強力に作られることだけを必要とし、 また、単一の水圧制御回路が要求されるだけである。このことは、飛行機当たり における回路部材の個数を減少させ、その結果、信頼性を改善する。更に、機関 すセルの内部に逆スラスト装置用アクチュエータへの連結だけが機械的であり、 これは、最少の保守を必要とする。動力駆動ユニットは、飛行機胴体の上の中央 位置に取り付けられ、手入れのために容易に近付けられることができる。

単一の水圧動力駆動ユニットにより、必要とされる動力供給接続は、水圧流体に 対する供給及び戻りボートだけである。電気−機械的動力駆動ユニットが、使用 される時には、単一の電気的接続だけが、作られるべきである。

単−野動力源逆スラスト装置用作動系統の他の利点は、飛行機胴体の中における 動力駆動ユニットの位置にあるが、取り付は空間は、空気力学的効率のために最 小の寸法を要求する機関ナセルの内部に置くために、動力駆動ユニットを設計し なければならないよりも、重１及び価格に対して動力駆動ユニットの効率的な設 計を許す。

本発明の一つの目的は、非対称的な逆スラストの起こりそうなことが減少される 単一の動力源を利用した多段機関飛行機に対する逆スラスト装置用作動系統を得 ることにあるものである。

本発明の他の目的は、単一の動力源が飛行機の胴体の中に取り付けられた動力駆 動ユニットであり、機械的軸系が、ジェット機関のそれぞれにおける動力駆動ユ ニットと、逆スラスト装置用作動装置との間を延びており、この場合、若しも、 一つのジェット機関の逆スラスト装置が故障したならば、他の機関の逆スラスト 装置が、非対称的な逆スラスト、を防止するために、同じ位置において停止され るようになっている、前章に説明されたような逆スラスト装置用アク、チュエー タ系統を得ることにあるものである。

本発明の追加の目的は、機関における逆スラスト装置と、飛行機胴体の上に取り 付けられた動力駆動ユニットとの間における機械的連続だけを有しており、この 場合、機関ナセルの内部にだけ機械的構成部材あり、水力構成部材が飛行機の胴 体において近付き可能であるので、系統の維持性が改善されるようにした前章に 定義されたような逆スラスト装置用アクチュエータ系統を得ることにあるもので ある。

本発明のなお他の目的は、飛行機の複数のジェット機関と協同される逆スラスト 装置用アクチュエータの作動を制御するために、出力軸を有している動力駆動ユ ニ・７トと、１対の機械的駆動列とから成り立っており、両方の機械的駆動列は 、前記出力軸に連結されており、一方の機械的駆動列は、一つのジェット機関の 逆スラスト装置用アクチュエータまで延ばされることができ、他方の機械的駆動 列は、他のジェット機関の逆スラスト装置用アクチュエータまで延ばされること ができるようになっている逆スラスト装置用アクチュエータ構造物を得ることに あるものである。

本発明のなお他の追加の目的は、胴体から延びている１対の翼を有している多機 間飛行機と組み合わせられた、各翼の上に置かれた、それぞれが、同時に動くよ うに相互に連結されている多数の逆スラスト装で用アクチュエータを有している 少なくとも１個のジェット機関と、前記機体により支持されると共に出力軸を有 している動力源と、前記出力軸から、各逆スラスト装置用アクチュエータまで延 ばされている機械的駆動手段とから成り立っており、この場合、一つのジェット 機関における逆スラスト装置用アクチュエータの故障が、他のジェット機関の逆 スラスト装置用アクチュエータの同位置における停止を生じさせるよにした逆ス ラスト装置用アクチュエータ構造物を得ることにあるもである。

区ｍ冒艶ふ」先躬− 第１図は、多機間飛行機を示す斜視図、第２図は、複数の機関と協同される逆ス ラスト装置の略図、 第３図は、逆スラスト装置用作動系統を有している一つの横断部分図 である。

几１Ｌヒスーカ　−るための最　の乏、＝ここに開示される逆スラスト装置系統 は、多機間飛行機と共に使用するためのものであるが、この型式の飛行機が第１ 図に示されている。この飛行機は、胴体１０を有しており、この胴体から、１対 の翼が延びているが、各翼は、それと協同されるジェット機関を有している。ジ ェット機関１２が、翼１４と協同されて示されており、また、ジェット機関１６ が、第１図には見られることができない機体１０の反対側における翼１８の上に 取り付けられている。

各ジェット機関１２及び１６は、当業界において公知の型式のものであり、機関 スラストは、着陸する時に、飛行機速度の急速な減少のために逆とされることが できるようになっている。この逆スラスト、機関ナセルの内部における逆スラス ト装置の展開によって達成されるが、これらの逆スラスト装置は、通常は、不作 動位置に、しまい込まれている。

逆スラスト装置用作動系統が、特に、第２及び３図に示されている。各ジェット 機関１２及び１６は、逆スラスト装置用作動構造物を見ることを容易とするため に、それぞれ、破線２０及び２２により示されているナセルを有している。

ジェット機関１２は、円形の列に１組の逆スラスト装置用アクチュエータを機関 ナセル２０の内部に有しており、それぞれは、逆スラスト装置（図示されていな い）に、通常の様式によって連結可能にボールねじ２７を有している。ボールね じ２７のそれぞれは、機関に対して固定位置にあるボールナツト２８によって機 関の長手方向に動くようにされる。ポールナツト２８は、ボールねじ２７の直線 運動を、後に説明される動力源からの駆動により生ずるように回転される。動力 源からＴ型の歯車箱３０への入力により、それから反対方向にトルク伝達管の形 状に延びている機械的駆動連結がある。これらの機械的駆動連結管は、３２及び ３４により示されており、逆スラスト装置用アクチュエータ２６のそれぞれに対 するポールナツト２８に対する駆動装置につながっている。機械的トルク伝達構 造物の適当な形状は、アメリカ特許第４．２５６．２７７号に示されているが、 その構造カー参考のために、ここに組み込まれている。ジェット機関１６は、逆 スラスト装置をジェット８１間の回りに円形に配置されると共に各逆スラスト装 置用アクチュエータは、ボールナツト４４と協同される直線的に動くことができ るボールねじ４２を有して、同様の構造を有している。

逆スラスト装置用アクチュエータは、後に説明される動力源から動かされるが、 これは、Ｔ型の歯車箱４６につながっており、また、ポールナツト４４のための 駆動装置に連結するように、そこから反対方向に延びている１対の機械的トルク 伝達駆動軸４８及び５０を有している。

ボールねじ及びポールナツトを利用しているジェット機関１２及び１６のそれぞ れに対して示されている逆スラスト装置用作動構造物は、当業界においては公知 であり、また、動力源は機関にある。

本発明のここに開示された実施例は、単一の動力源から作動される各ジェット機 関１２及び１６における逆スラスト装置用アクチュエータを示している。一つの ジェット機関における逆スラスト装置の故障は、非対称的な逆スラストとなるこ とは、できない、なぜならば、他のジェット機関における逆スラスト装置が、故 障された逆スラスト装置と同じ位置において停止するからである。

単一の動力源が、第２及び３図に示されており、また、飛行機の胴体１０の内部 に置かれている。単一の動力源は、好適には、前記の最初の２件のアメリカ特許 に開示されている型式の動力駆動ユニットの型式であることが望ましい。

動カニニットは、歯車６４を有している出力軸６２に連結された可変容積水圧モ ータ６０を有しているが、この歯車６４は、Ｔ型歯車箱３０及び４６に機械的軸 系により連結されている。ｖ１械的軸系６８は、ジェット機関１２のＴ型歯車箱 ３ｏまで延びており、また、機械的軸系７０は、ジェット機関１６のＴ型歯車箱 ４６まで延びている。この＠械的軸系は、前記の最後のアメリカ特許に開示され ている型式のものであって良い。

モータ６０は、一般的に７４で現されている水圧制御回路によって制御されるが 、この回路７４は、モータ６０の入口部分及び戻り部分への連結を有している。

制御回路７４は、流体圧力入口管路７６及び戻り管路７８への接続を有している が、指令電気線８０への連結をも有している。出力軸６２は、水力的に解放され ることができるブレーキ８２を有しており、制御回路７４が、水力モータロ０の 運動を生じさせた時に、出力軸６２の回転を許すように作動可能となっている。

特に、第１図から見られるように、単一動力源を備えている動力駆動ユニットは 、飛行機の胴体１０の中に好都合の位置に置かれ、水圧構成部分の手入れを容易 とさせることができる０機械的軸系６８及び７０が、動力駆動ユニットから反対 方向に胴体及び翼１４及び１８の部分をそれぞれ貫いて延びており、Ｔ型歯車箱 ３０及び４６への接続を作っている。

逆スラスト装置を不作動のしまい込まれている位置にして、指令電気ｆｉ８０を 介してモータ６０に対する制御回路７４へ供給される指令は、ジェット機関のボ ールねじＺ７及び４２を、逆スラスト装置を展開させる方向に駆動させる方向に モータの運転を生じさせる。万一の一つのジェット機関における逆スラスト装置 の故障の場合には、これは、水圧モータ６０の停止を生じさせ、その結果、他の 機関の逆スラスト装置用アクチュエータが、同じ位置において停止されるように する。

単に８１械的構造物が、ジェット機関のナセルの内部に置かれているだけである 。胴体１０の中にあるモータ及び制御回路７４は、空気力学的効率のためにナセ ルの寸法を最小にすることを助ける。このことは、また、水圧部材の手入れを、 それらが胴体の中に置かれていることのために容易とさせる。

前記の最初の２件のアメリカ特許に示されている型式の動力駆動ユニットは、複 数のジェット機関の逆スラスト装置用アクチュエータを作動させるために追加の 動力を有するように設計されなければならず、これは、その重量の増加の結果と なる。しかしながら、単一の水圧モータ６０に対して要求される只１個の制御回 路があるだけであるので、飛行機当たりの構成部材の個数は減少され、その結果 、信頼性の改善となる。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の７第１項）昭和６１年　３月２０日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．飛行機の複数のジェット機関の作動を制御するための逆スラスト装置用アク チュエータ構造物において、出力軸を有している動力駆動ユニットと、前記出力 軸に両方が連結されている１対の機械的駆動列とから成り立っており、機械的駆 動列の一方は、一つのジェット機関の逆スラスト装置まで延びることが可能であ り、他方の機械的駆動列は、他のジェット機関の逆スラスト装置まで延びること が可能となっていることを特徴とする逆スラスト装置用作動構造物。
2. ２．一つのジェット機関の逆スラスト装置を相互に連結する機械的軸系を含んで いる請求の範囲第１項記載の逆スラスト装置用作動構造物。
3. ３．前記機械的駆動列が、それぞれを、一つのジェット機関の逆スラスト装置に 対する機械的軸系のそれぞれにつながっている請求の範囲第２項記載の逆スラス ト装置用作動構造物。
4. ４．胴体から延びている１対の翼を有している胴体を有している複数機関飛行機 と組み合わされた逆スラスト装置用アクチュエータ構造物において、各翼の上に 置かれると共に同時的な運動のために相互に連結された多数の逆スラスト装置を 有している少なくとも１個のジェット機関と、前記胴体により支持されていると 共に出力軸を有している動力源と、前記出力軸から各ジェット機関における逆ス ラスト装置まで延ばされている機械的駆動手段とから成り立っており、これによ り、一つのジェット機関における逆スラスト装置の故障が、他のジェット機関に おける逆スラスト装置の同じ位置における停止を生じさせるようにしたことを特 徴とする逆スラスト装置用作動構造物。
5. ５．前記機械的駆動手段が、トルク伝達軸系の形状である請求の範囲第４項記載 の逆スラスト装置用作動構造物。
6. ６．前記機械的駆動手段が、翼の中に置かれると共に前記ジェット機関まで延ば されているその部材を含んでいる請求の範囲第４項記載の逆スラスト装置用作動 構造物。
7. ７．前記動力源が、前記出力軸を駆動し、前記故障が生じた時に、動かなくなる 水圧モータを含んでいる請求の範囲第４項記載の逆スラスト装置用作動構造物。
8. ８．１対のジェット機関と協同される逆スラスト装置アクチュエータの一様な位 置決めのための逆スラスト装置用アクチュエータ構造物において、出力軸を有し ている動力駆動ユニットと、前記動力駆動ユニットの出力軸から、両方のジェッ ト機関の逆スラスト装置まで延ばされている機械的軸系とから成り立っているこ とを特徴とする逆スラスト装置用作動構造物。
9. ９．前記動力駆動ユニットが、飛行機の胴体の中に取り付けられており、また、 １対の飛行機翼のそれぞれの上の前記ジェット機関の少なくとも一つがある請求 の範囲第８項記載の逆スラスト装置用作動構造物。
10. １０．前記動力駆動ユニットが、前記出力軸を駆動する水圧力モータを含んでい る請求の範囲第９項記載の逆スラスト装置用作動構造物。