JPS61502523A

JPS61502523A - 流れの逆転に順応する流れ逆転端キャップを備えたフィルタ

Info

Publication number: JPS61502523A
Application number: JP60502834A
Authority: JP
Inventors: ストーン　ウオルター　エイチ
Original assignee: パ−カ−　ハニフイン　コ−ポレ−シヨン
Priority date: 1984-06-29
Filing date: 1985-06-24
Publication date: 1986-11-06
Also published as: CA1236407A; EP0188524A4; AU567858B2; US4626348A; ES8702581A1; DE3586681T2; BR8506804A; MX163232B; DE3586681D1; KR860700215A; KR920007873B1; AU4495485A; WO1986000241A1; ES544720A0; EP0188524B1; ZA854478B; JPH0556166B2; EP0188524A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】流れの逆転に順応する流れ逆転端キャップを備えたフィルタ１訂」１本発明は、燃料フィルタ／分離器に関する。より詳細には、本発明は、燃料フィルタ／分離器およびこれに関連し、異なる方向の燃料の流れに順応する端キャンプの設計に関する。

゛燃料フィルタ′、“フィルタユニット“および１濾過媒体”は、ここで使用する場合、粒状汚染物を燃料から除去する装置に加えて、液状汚染物を燃料から分離する一般に分離器と称する装置を含む。

汚染物を燃料から分離するために燃料フィルタを使用することは、当該技術でよく知られている。多くのフィルタは、回転装着型式（ｓｐｉｎ−ｏｎ　ｔｙｐｅ）であって、従来、燃料を単にフィルタに供給したりフィルタユニットから流出させたりするヘッドまたはエンジンブロックに螺着されている６代表的には、これらのフィルタは、円筒形であって、フィルタユニット内に環状または円筒形の濾過媒体を有する。一般に、円筒形濾過媒体は、金属ケーシングの中に配置されかつプラスチ７りで作ることもできる端キャップによって支持されている。

少なくともいくつかの先行技術のフィルタユニットの設計は、予備濾過汚染物収集帯域すなわち溜め部のための設備を有している。このような溜め部を使用して、燃料が濾過媒体を通過する前に燃料から落下し得る特に重い汚染物を収集する。かかる予備濾過汚染物収集帯域すなわち溜め部は、フィルタの寿命を長くする点で有利である。さらに、かかる溜め部は、隔壁フィルタによって燃料から分離される水または他の液状汚染物を収集するのに使用される。代案として、いくつかの設計は、凝集（ｃｏａｌｅｓｃｉｎｇ）　ｉＩ！過媒体の下流側に凝集した水（ｃｏａｌｅｓｃｅｄ　ｗａｔｅｒ）の収集溜め部を使用している。

慣例的に、回転装置フィルタの大部分は、環状または円筒形の濾過媒体を通る、外側から入る流れを使用していた。この場合、最大の表面積が得られ、半径方向外方の流れのような小さい表面積の場合のように容易には粒状物がフィルタに詰らない。

粒状物用フィルタの半径方向内方の流れと対照的に、凝集フィルタは、−Ｃに、円筒形フィルタの内部から半径方向外方に流れる流れを使用していた。半径方向外方の流れは、速度の低下を引き起こし、これは凝集濾過媒体の凝集作用を助ける傾向がある。

回転装着型フィルタユニットは、これが半径方向外方の流れを使用するかあるいは半径方向内方の流れを使用するかどうかにかかわらず、燃料をフィルタユニットの燃料入口ボートに供給したりフィルタユニットの燃料出口ポートから受け入れたりするヘッドまたはエンジンブロックに螺着される。ヘッドは、半径方向内方の流れかまたは半径方向外方の流れかのいずれかのために配置されるので、ヘッドにねし込まれたフィルタユニットは、このヘッドに適合しなければならない。

フィルタユニットと、これをねし込むべきヘッドとの適合性は、フィルタユニットが上記の目的で溜め部を有するなら、特に重要である。明らかに、溜め部が予備濾過溜め部であるように設計され、かつ燃料の流れが逆になれば、溜め部は、その所期の態様ではもはや機能しなくなる。

本発明者は、半径方向外方の流れを使用する凝集器（ｃｏａｌｅｓｃｅｒ）を、半径方向内方の流れのために設計されたヘッドまたはエンジンブロックに連結させる発明のウィリアム、ジー、ノストランド（Ｗｉｌｌｉａｍ　Ｇ、　Ｎｏ５ｔｒａｎｄ）との共同発明者である。その発明は、「スピン−オン、フィルタ、コアレノサ、ウィズ、フロー、リバーシング、バッフル、アセンブリＪ　（Ｓｐｉｎ−Ｏｎ　Ｆｉｌｔｅｒ　ＣｏａｌｅｓｃｅｒＵｎｉｔ　ｗｉｔｈ　Ｆｌｏｗ　Ｒｅｖｅｒｓｉｎｇ　Ｂａｆｆ１ｅ　Ａｓｓｅｍｂｌｙ）　と称する１９８１年９月２９日発行の米国特許第４．２９２，１７９号明細書に詳細に記載されているが、流れ逆転パンフル組立体を使用して、半径方向外方流フィルタを、燃料を半径方向内方流フィルタに供給するように構成されたヘッドまたはエンジンブロックに使用し得るようにしている。

先行米国特許には、さらに以下のものがある。

■封ｌ土　′−日第３，２２８，５２７号　マクファーソン　１９６６年１月１１日第３，３１２，３５１号　カッセン　１９６７年４月　４日第３，７２６．４０３号　シャルティス　１９７３年４月１０日第３．８５９，２１６号　シソン等　１９７５年１月　７日マクファーソンの特許は、水分離燃料フィルタを示しており、このフィルタは、単一の収集溜め部への出口を備えた燃料の半径方向外方の流れのための実施態様および汚染物を収集帯域すなわち溜め部へ通すための出口を有する交互の半径方向内方の流れのための実施り、様を有する。

カンセンの特許は、半径方向外方の流れと、凝集水を濾過媒体の外側層から受け入れる単−溜め部を備える燃料フィルタ／分離器とを示している。

シャルティスの特許は、燃料が初めに環状濾過媒体から半径方向外方に通るような双流路（ｄｕａｌ　ｆｌｏｗ　ｐａｔｈｓ）を有する回転装着型燃料フィルタを示している。燃料のいくらかは、下方汚染物収集領域を流下し、そして流上するが、残りの燃料は半径方向内方に流れる。

シソン等の特許は、半径方向内方の流体の流れおよび単一の汚染物収集帯域を存するフィルタ組立体を開示している。リリーフ弁は、要素を通る流体の流れ方向によりいずれかの方向に流体を流すように二方弁である。

［フィルタアセンブリＪと称するウィルソン等によって１９８４年１月３日出願された米国特許出願第５６８．２７１号には、回転装着型フィルタで双収集帯域すなわち溜め部構造を使用することが開示されている。この出願は、本発明の娘受入に譲渡された米国特許出願第３５１，７６１号（１９８２年２月２４日出願）の継続である。

ウィルソン等のフィルタユニットの設計は、内側円筒形濾過媒体および外側円筒形濾過媒体を有する。中央汚染物収集帯域すなわち溜め部は、燃料が内側濾過媒体を通過する前に、汚染物を受け入れるようになっており、環状汚染物収集帯域すなわち溜め部は、ようになっている。

先行フィルタの設計は、一般に有用であったが、使用中のそれらの適応性は限られていた。同様に、このようなフィルタの設計用に使用される端キャンプも適応性が限られていた。

発註の目的および概１本発明の目的は、新規な改良燃料フィルタユニットを提供することである。

本発明の別の目的は、新規な改良燃料フィルタ端キャンプを提供することである。

本発明のさらに別の目的は、逆の燃料の流れに順応する燃料フィルタユニットおよび端キャップを提供することである。

本発明の他の目的は、第１および第２溜め部を、いずれがの方向の燃料の流れに順応させる燃料フィルタユニットおよび端キャップを提供することである。

本発明のさらに他の目的は、双溜め部収集ボウルの場合に使用し得る燃料フィルタユニットおよび端キャンプを提供することである。

本発明の上記目的および他の目的は、説明が進むにつれて明らかになるであろうが、フィルタユニットを通る燃料流路を形成するように第１および第２燃料ボートを有するケーシングと、ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体とを備え、周囲燃料室が、上記第１濾過媒体とケーシングとの間に直接配置され、第１濾過媒体が、燃料流路に第１燃料ボートと第２燃料ボートとの中間に配置されており、そして汚染物を周囲燃料室から、少な（とも１つの内方に延びる汚染物チャンネルを通して直接流出させるように作動できる中央汚染物出口と、汚染物をこの中央汚染物室から直接流出させるように作動できる中央汚染物出口とを備えている燃料フィルタユニットによって達成される。このフィルタユニットは、さらに端キャップを有し、上記の内方に延びる汚染物チャンネルは、端キヤツプ内にある。ケーシングは、側壁部および底部を有し、汚染物チャンネルは、端キャンプと側壁部との間および端キャップと底部との間に延びている。ケーシングは、円筒形であり、端キャップは、ケーシングと同一形状になっている円筒形周部分およびケーシングから引込んだ引込み部分を有し、各引込み部分は、周囲汚染物出口まで延びている汚染物チャンネルの一部である。

本発明によるフィルタユニットは、これに支持されかつ解放可能に係合される汚染物収集ボウル（ｂｏｗｌ）を備え、この収集ボウルは、料がフィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を周囲汚染物出口から収集するように配置されており、第２収集帯域は、燃料がフィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を中央汚染物出口から収集するように配置されている。作動中、第１および第２収集帯域は、互いに壁で完全に仕切られており、第１収集帯域と第２収集帯域との唯一の連通は、中央汚染物出口および第１′ａ、過媒体を通してフィルタユニットを介して行なわれる。燃料の流路は、第１ｉ＋１過媒体を通る燃料の半径方向内方の流れを有し、周囲汚染物出口は、汚染物の予備濾過除去を行う、第１濾過媒体は、凝集用媒体であり、本発明は、第２濾過媒体を中央燃料室内に備えるのがよく、この第２濾過媒体は隔壁媒体である。フィルタユニットは、内側から出る流れおよび外側から入る流れについて汚染物の予備濾過除去を行うように作動できる。

変更例として、本発明による燃料フィルタユニットは、これを通る半径方向内方の燃料の流路を形成するように第１および第２ポートを有するケーシングと；このケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体とを備え、周囲燃料室は、第１濾過媒体とケーシングとの間に直接配置され、上記第１濾過媒体は、燃料の流路に第１燃料ボートと第２燃料ボートとの中間に配置され、上記燃料の流路は、第１濾過媒体を通る燃料の半径方向内方の流れを有し；さらに燃料フように作動できる周囲汚染物出口と；汚染物を中央燃料室から直接排出するように作動できる中央汚染物出口とを備えていることを特徴としている。さらに、フィルタユニットは、汚染物チャンネルが通っている端キャップを備え、この汚染物チャンネルは、周囲燃料室を周囲汚染物出口に連結している。さらに、フィルタユニットは、複数の汚染物チャンネルおよびこれらと関連した周囲汚染物出口を存している。内方に延びる汚染物チャンネルの各々は端キャップにある。

変更例として、本発明は、中央汚染物出口および周囲から半径方向内方に延びる少なくとも１つの汚染物チャンネルを有する燃料フィルタ端キャップよりなり、この端キャップは、ケーシング内の閉鎖ループに配置された第１濾過媒体を固着して、中央汚染物出口が第１濾過媒体内の汚染物を通すとともに、汚染物チャンネルが第１濾過媒体の外側からの汚染物を通すようになっており、また端キャンプは内側から出る燃料の流れおよび外側から入る燃料の流れについて汚染物の予備濾過排出を行うように作動できる。

端キャンプは、その周囲から半径方向内方に延びる複数の同様に構成された汚染物チャンネルを備えている。端キャップは、中央汚染物出口の中心に心出しされた共通半径の円筒形周囲部分および隣接した円筒形周囲部分間にある引込み部分を有し、この引込み部分は、円筒形部分よりも中心に近い、さらに、端キャップは、ヤンネルの一部を構成する。端キャップは、燃料フィルタユニット料の流路を形成するように第１および第２燃料ボートを有するケーシングと、このケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体とを儂え、上記周囲燃料室は、第１濾過媒体とケーシングとの間に直接配置され、第１濾過媒体は、燃料の流路に第１燃料ボートと第２燃料ボートとの中間に配置され、またフィルタユニットは、汚染物を周囲燃料室から汚染物チャンネルを通して直接流出させるように作動できる複数の汚染物出口を備えている。

皿血玖■爪バ説皿本発明の上記の特徴および他の特徴は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を考慮することによって、一層容易に理解できるであろう。添付図面において、数多の図面の全体にわたって同じ符号と同じ部分を示している。

第１図は本発明によるフィルタ組立体の横断面図：第２図は本発明のフィルタユニットの頂面図；第３図は本発明のフィルタユニットの底面図；第４図は本発明による端キャンプの底面図；第５図は第４図の線５−５に沿った横断面図；第６図は端キャンプの頂面図：第７図は第６図の線７−７に沿った横断面図である。

圧貢ｆ脱凱第１図を参照すると、本発明によるフィルタ組立体１０は、横断面図に示されている。このフィルタ組立体１０は、ヘッド１４に螺着されたフィルタユニット１２を有する。このフィルタユニット１２の底部には、汚染物収集ボウル１６が螺着されている。

へ、ド１４および収集ボウル１６は、前記特許（ウィルソン等）の第４図のヘッドおよび収集ボウルと実質的に操作上同一のものである。従って、これらの構成要素を以下簡単にのみ述べる。

ヘッド１４は、燃料人口１８およびボール逆止弁２０を有し、この逆止弁は、燃料入口１８からの燃料の逆流を防ぐ。ボール逆止弁２０へ接近するためには、プラグ２２のねじを使用すればよい。ヘッド１４の中には、手動操作可能なプライマ（ｐｒｔｍｅｒ）　２４が配置され、このプライマは、シリンダ２６内を延びており、シリンダ２６は、フィルタユニット１２の中央に位置決めされた雌ねじ３０に取付けるための雄ねじ２８を有する。さらに、ヘッド１４は、濾過された燃料をヘッド１４から送る燃料出口３２を有し、濾過された燃料をフィルタユニット１２からシリンダ２６を経て上方に通す。

収集ボウル１６は、円筒形外壁部３４および円筒形内壁部３６を有し、これらの円筒形内壁部と外壁部との間には、周囲汚染物収集帯域３８が延びている。円筒形外壁部３４と共軸である円筒形内壁部３６内には、中央汚染物収集帯域すなわち溜め部４０が配置されている。周囲汚染物帯域３８および中央汚染物溜め部４０を同時に排液するために、前記ウィルソン等の特許に組入れられたものと同様のドレイン構造体４２を使用すればよい６円筒形内壁部３６には任意のヒータ４４をフィルタユニット１２の中まで延びるように有利に設けてもよく、このヒータは、１９８３年４月１４日出願の［フィルタアセンブリ」と称するシャツブ氏の米国特許出願第４８４．９０４号明細書により詳細に記載されている。

電気ワイヤをヒータ４４に接続するために、概略的に示しである部分４３を使用すればよい。

さらに、収集ボウル１６は、外壁部３４にガスケット４６、そして円筒形外壁部３６に雄ねじ４８を有し、収集ボウル１６をフィルタユニット１２の雄ねじ５０に螺合することができる。変更例として、外壁部３４には、ねじをガスケット４６の内側に配置することができ、内壁部３６のシールとして０リングを使用することができる。望むなら、任意のレベルセンサを収集ボウル１６の中に前記ウィルソン等の特許明細書に開示されたものと同様な態様で内蔵してもよい。

第１図を続けて参照し、また本発明のフィルタユニット１２の頂面図および底面図を夫々示す第２図および第３図をも考慮して、フィルタユニット１２の構成を以下詳細に述べる。フィルタユニット１２は、円筒形ハウジング５２を有し、このハウジングは、例えば金属で作られるのがよい、ガスケット５４を使用してフィルタユニット１２とヘッド１４との間の界面をシールする。ガスケット５４は、ディスク部片５８に取付けられたリング部片５６によってすえ付けられ、ディスク部片５８には複数の円周に配列された燃料ボート６０が設けられている。さらに、ディスク部片５８は、ヘッド１４のシリンダ２６の雄ねじ２８とかみ合う雌ねじ３０を有する。雌ねじ３０内およびシリンダ２６内の空間を中央燃料ボート６２として考えることができる。ガスケット６４を使用して中央燃料ボート６２を周囲の燃料ボート６０から分離する。上方部片６６がガスケット６４によってディスク部片５８から間隔をへだてている。環状または円筒形の濾過媒体６８がこの部片６６から下向きに延びており、任意の第２すなわち内側濾過媒体７０がまた上方部片６６から下方に延びるのがよい。図示のように、内側濾過媒体７０はバンク、ソックスまたはひだ媒体でもよい。

本発明は、種々の型式の濾過媒体について可能であるが、環状の外側濾過媒体６８は、凝集用媒体であり、フック（ｓｏｃｋ）すなわち内側の媒体７０は、隔壁型フィルタであるのが好ましい。

環状または円筒形の媒体６Ｂは、ハウジング５２の内部を濾過媒体６８内に配置された中央燃料室７２および環状フィルタ６８と円筒形ハウジング５２との間に直接（すなわち、介在フイノＵ夕なしに）配置された周囲燃料室７４に分割している。

環状濾過媒体６８の下端には、端キャップ７６が配置されでいる。この端キャップ７６は、円筒形ハウジング５２内でフィルタ媒体６８を支持し、このハウジングは底部分７８を有する。

本発明の端キャップ７６の特定の細部を続けて述べる前に、特に第１図を参照してその作動を簡単に要約することが役立つであろう。端キャップ７６は、中央汚染物出口８０および複数の周囲汚染物出口８２を有し、これら両方の出口は、夫々中央燃料室７２および周囲燃料室７４内の汚染物を夫々の中央汚染物収集帯域４０および周囲すなわち環状汚染物収集帯域３８の中に落下させる。周囲汚染物出口８２は、端キャンプ７６とハウジング５２の円筒形側壁部および底部７８との間の汚染物チャンネル８４を介して環状の周囲燃料室７４と連通している。注意することとしては、汚染物帯域すなわち溜め部３８．４０は、互いに壁で仕切られており、従って、出口８０．８２およびフィルタ媒体６８を通るフィルタユニット１２を介してのみ連通することができる。

第４図乃至第７図をも考慮して第１図および第３図を続けて参照して、端キャップ７６の構成の特定の細部を説明する。第４図は、端キャンプ７６の底面図を示し、第５図は、第４図の線５−５に沿う横断面図を示している。第６図は、端キャップ７６の頂面図を示し、第７図は、第６図の線７−７に沿う横断面図を示している。初めに、第３図、第４図及び第６図を参照すると、フィルタユニット１２およびこれと関連した端キャップ７６は、同一に構成された４つの四半体を有し、これらの四半体の各々の部分は同一であることがわかる。従って、図示の簡単化のために、同一に構成された部分すべてには参照番号を付していない。

端キャンプ７６は、４つの円筒形周部分８６を存し、これらの部分は、ケーシング５２と同じ外形になっている。詳細には、外方の円筒形周部分８６は、底部７８の一部を切取った第３図の左側に最も良く示すようにケーシング５２の円筒形壁部の内径よりわずかに小さい外径を有する。隣接した円筒形周部分８６間には、引込み部分すなわちセクタ（ｓｅｃｔｏｒｓ）　８８が配置され、これらのセクタは、円筒形周部分８６よりも端キャップ７６の中心９０に近い。各引込み部分すなわちセクタ８８は、テーパ状の半径方向の境界９２およびテーバ状の弧形境界９４内に形成された２つの二番取り部分９３を有する。弧形境界の弯曲中心は中心９０である。

円筒形外周部分８６の各々は、２つの半径方向のリッジ（ｒｉｄｇｅｓ）９８の間を弧形のりッジ９６が延びているホタテ貝状（，５ｃａｌｌＯ１）ｌｉｋｅ）の構造を有する。第５図および第７図に示すように、半径方向のりッジ９８は、弧形リッジ９６までおよびこれからテーパになっている。

第３図に示すように、ケーシング５２の底部７日は、円筒形縁部１００まで延び、これらの円筒形縁部は、弧形リッジ９６および引込み部分８８に相応する円筒形内縁部１０２に当接している。

周囲の汚染物出口８２は、底部７８の円筒形内縁部１０２と端キャップ７６の二番取り部分９３の内側弧状境界９４との間に配置されている。底部７８の円筒形縁部１００は、半径方向リッジ９８と平行に延びる半径方向縁部１０４によって底部の円筒形内縁部１０２に連結され、それにより端キャップ７６をハウジング５２に対して回転しないようにしている０円筒形外周部分８６に相当するセクタ各々における表面１０４は、円筒形ハウジング５２の一部を切取った第５図の右側に最も良く示すように、弧形リッジ９６のすぐ外側かつハウジングの底部７８のすぐ上に配置されている。隣接した二番取り部分９３間のりッジ９１は表面１０４と同レベルであり、従って、二番取り部分９３を金属ハウジング５２の底部７８から片寄らすために単に支持体として働くだけである。かかる半径方向リッジ９１が存在しない場合、高圧により、二番取り部分９３は金属ハウジング５２の金属底部７８に向けて下方に押圧せしめられるかも知れない。

半径方向内方の作動中、燃料は、周囲燃料ボー）６０を経てフィルタユニット１２に流入し、そして周囲燃料室７４に進む０重い粒状物および／または大きい水滴のいくらかは、汚染物チャンネル８４を経て周囲汚染物出口８２から直接（すなわち、介在フィルタなし）流出していく、汚染物出口８４は、端キャップ７６の部分８８とハウジング５２の円筒形内壁部との間の間隔（特に、第３図の切取り部分参照）、および底部７８の円筒形内縁部１０２を通り越して半径方向内方に延びる二番取り部分９３によって形成される。かかる汚染物は、外方の汚染物収集帯域３８の中に落下する。環状すなわち周囲燃料室７８からの燃料は、濾過媒体６８を通って半径方向内方に進み、これらの濾過媒体は、粒状物を濾過し、かつ／あるいは、水を凝集する。中央燃料室７２に入った燃料中の凝集用水および／または他の汚染物は、中央汚染物出口８０から中央汚染物収集帯域４０の中へ進む、水および／または他の汚染物は、任意に収容し得る隔壁媒体７０との接触前または接触後、中央燃料室から流出する０次いで、濾過済み燃料は、シリンダ２６まで進み、そして燃料出口３２から流出する。

本発明の非常に有利な構成は、半径方向内方の流れまたは半径方向外方の流れのいずれかのための予備濾過溜め部すなわち収集帯域を考慮してのものであることがわかるべきである０例えば、任意の隔壁濾過媒体７０を省いて、フィルタユニッ）１２は、半径力、向内方の流れまたは半径方向外方の流れのいずれについても容易に、かつ、すばやく働き得る０本発明の非常に有利な端キャップ７６は、特にこのような流れの逆転についても考慮しである。

さらに、端キャップ７６は、濾過媒体６８と円筒形ハウジング５２との間の環状すなわち周囲燃料室７４を収集ボウル１６の周囲汚染物帯域３８に連結し得る。

端キャンプ７６は、半径方向内方の流れおよび半径方向外方の流れ用に適したフィルタに適用する際に有利であるばかりではな（、いずれの型式の燃料フィルタ用に使用し得る点で非常に有利である。すなわち、特に半径方向内方の流れおよび半径方向外方の流れ用に別々のフィルタを設計しても、同一端キャンプ７６をいずれのフィルタでも使用し得る。

換言すると、半径方向内方の流れ用のフィルタおよび半径方向外方の流れ用フィルタの両方を製造する製造業者は、いずれの設計についても共通の端キャップ７６を使用し得る。

本発明を特定の構成および構造について説明したが、これらの構成および構造は単に例示のためのものであることは容易にわかるであろう。種々の変更例および変形例は当業者には容易に明らかになるであろう。

ＦＩＧ、　／。

ＦＩＧ、　５．　ＦＩＧ　？１．特許出願の表示　ＰＣＴ／ＵＳ８５１０１１８６３、特許出願人名称　パーカーーハニフィン　コーポレーション６、添付書類の目録補正書の翻訳文　１　通請求の範囲１、　燃料フィルタユニットであって、（ａ）　上記フィルタユニットを通る燃料流路を形成するように第１および第２燃料ポートを存するケーシングと、（ｂｌ　上記ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体と、上記周囲燃料室は、上記第１！過媒体と上記ケーシングとの間に直接配置され、上記第１濾過媒体は、上記燃料通路に上記第１燃料ボートと第２燃料ボートとの中間に直接配置されていることと、（Ｃ１汚染物を上記周囲燃料室から、少なくとも１つの汚染物チャンネルを通して直接流出させるように作動できる中央汚染物出口と、ｆｄ＋　汚染物を上記中央燃料室から直接流出させるように作動できる中央汚染物出口と、を備えている燃料フィルタユニットにおいて、上記フィルタユニットは、端キャンプを備え、上記汚染物チャンネルは、上記端キャンプ内を内方に延びており、上記ケーシングは、側壁部を有し、上記端キャップは、上記ケーシングの上記側壁部に接触する周囲部分および上記ケーシングの上記側壁部から引込んだ引込み部分を有し、各引込み部分は、汚染物チャンネルの一部分であることを特徴とする燃料フィルタユニット。

２、　削除する。

３、上記ケーシングは、底部を有し、上記汚染物チャンネルは、上記端キャップと上記底部との間に延びていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の燃料フィルタユニット。

４、　上記ケーシングは、円筒形であり、上記周部分は、円筒形であって、上記ケーシングと同じ形状をしており、各引込み部分は、周囲ｌη染物出口まで延びる汚染物チャンネルの一部であることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の燃料フィルタユニット。

５、　上記フィルタユニットによって支持されかつ上記フィルタユニットに解放可能に係合された汚染物収集ボウルをさらに備え、上記収集ボウルは、別々の第１および第２収集帯域を有し、上記第１収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、上記液状汚染物を上記周囲汚染物出口から収集するように配置され、上記第２収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記中央汚染物出口から収集するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の燃料フィルタユニット。

６、　操作中、上記第１および第２収集帯域は、互いに壁で完全に仕切られており、第１収集帯域と第２収集帯域との唯一の連通は、上記中央汚染物出口および上記第１濾過媒体によって上記フィルタユニットを通して行なわれていることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の燃料フィルタユニット。

７、上記燃料流路は、上記第１１過媒体を通る燃料の半径方向内方の流れを有し、上記周囲汚染物出口は、汚染物の予備濾過除去を行うものであることを特徴とする請求の範囲第５項に記載ノ燃料フィルタユニット。

８、　上記第１濾過媒体は、凝集用媒体であり、そして上記中央燃料室内に第２濾過媒体をさらに備え、上記第２濾過媒体は、隔壁媒体であることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の燃料フィルタユニット。

９、　削除する。

１０、上記ケーシングは、底部を有し、上記汚染物チャンネルは、上記端キャップと上記底部との間に延びていることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の燃料フィルタユニット。

比上記ケーシングは、円筒形であり、上記周部分は、円筒形であって、上記ケーシングと同し形状をしており、各引込み部分は、周囲汚染物出口まで延びている汚染物チャンネルの一部であることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の燃料フィルタユニット。

１２、上記フィルタユニットは、外側から入る流れおよび内側がら出る流れについて汚染物の予備濾過を行うように作動できるものであることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の燃料フィルタユニット。

１３、燃料フィルタユニットであって、＋ａ＋　上記フィルタユニットを通る半径方向内方燃料流路を形成するように第１および第２燃料ボートを有するケーシングと、（ｂｌ　上記ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体と、上記周囲燃料室は、上記第１濾過媒体と上記ケーシングとの間に直接配置されていることと、上記第１濾過媒体は、上記燃料流路における上記第１および第２の燃料ボートの中間に配置されていることと、上記燃料流路は、上記第１濾過媒体を通る半径方向内方の燃料の流れを有していることと、（Ｃ）汚染物を上記周囲燃料室から直接予備濾過除去を行うように作動できる複数の周囲汚染物出口と、ｆｄｌ　汚染物を上記中央燃料室がら直接通すように作動できる中央汚染物出口と、を備えている燃料フィルタユニ、トにおいて、上記フィルタユニットは、複数の汚染物チャンネルが内方に延びている端キャップをさらに備え、上記内方に延びている汚染物チャンネルの各々は、上記周囲燃料室をこれと関連した周囲汚染物出口に連結していることを特徴とする燃料フィルタユニット。

１４、削除する。

１５、削除する。

＋６．削除する。

１７、上記ケーシングは、円筒形であり、上記端キャンプは、上記ケーシングと同じ形状になっている円筒形周部分および上記ケーシングから引込んだ引込み部分を有し、各引込み部分は、周囲汚染物出口まで延びている汚染物チャンネルの一部であることを特徴とする請求の範囲第１３項に記載の燃料フィルタユニット。

１８、上記フィルタユニットによって支持ぎれがっ上記フィルタユニットに解放可能に係合された汚染物収集ボウルをさらに備え、上記収集ボウルは、別々の第１および第２収集帯域を有し、上記第１収集帯域は、燃料が通過するとき、液状汚染物を上記周囲ｌη染物出口から収集するように配置され、上記第２収集帯域は、燃料が通過するとき、液状汚染物を上記汚染物出口がご収集するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第１３項に記載の燃料フィルタユニット。

１９、作動中、上記第１および第２収集帯域は、互いに壁で完全に仕切られており、第１収集帯域と第２収集帯域との唯一の連通は、上記中央汚染物出口および上記第１　ｉｌ！過媒体によって上記フィルタユニットを通して行なわれていることを特徴とする請求の範囲第１８項に記載の燃料フィルタユニット。

２０、上記第１濾過媒体は、凝集用媒体であり、そして上記中央燃料室内に第２濾過媒体をさらに備え、上記第２濾過媒体は、隔壁媒体すなわち凝集用媒体であることを特徴とする請求の範囲第１３項に記載の燃料フィルタユニット。

２１、中央汚染物出口および周囲から半径方向内方に延びている少なくとも１つの汚染物チャンネルを有する燃料フィルタユニットの端キャップと、上記端キャンプは、ケーシング内の閉鎖ループに配置された第１／！過媒体を固着するようになっていて、上記中央汚染物出口が第１ｉ［１過媒体内からの汚染物を通すものであることと、上記汚染物チャンネルは、第１濾過媒体の外側からの汚染物を通すようになっており、上記端キャップは、外側から入る燃料の流れおよび内側がら出る燃料の流れについて７号染物の予１ｉ！過除去を行うように作動でき、そして周囲から半径方向内方に延びる複数の同様に構成された汚染物チャンネルを存することを特徴とする燃料フィルタの端キャップ。

２２、削除する。

２３、上記端キャップは、上記中央汚染物出口の中心に心出しされた共通半径の円筒形周部分および隣接した円筒形周部分間にある引込み部分を有し、上記引込み部分は、上記円筒形部分より中心に近いことを特徴とする請求の範囲第２１項に記載の燃料フィルタの端キャップ。

２４、上記端キャップは、下面に二番取り部分をさらに有し、これらの二番取り部分は、上記汚染物チャンネルを構成することを特徴とする請求の範囲第２３項に記載の燃料フィルタの端キャップ。゛２５、上記端キャップは、燃料フィルタユニットの一部であり、上記燃料フィルタユニットは、これを通る燃料流路を形成するように第１および第２燃料ボートを有するケーシングと、該ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体とを備え、上記周囲燃料室は、上記第１濾過媒体と上記ケーシングとの間に直接に配置され、上記第１濾過媒体は、上記燃料流路で上記第１燃料ボートと第２燃料ボートとの中間に配置され、上記燃料フィルタユニットは、汚染物を上記中央燃料室から流出させる中央汚染物出口と、汚染物を上記周囲燃料室から上記汚染物チャンネルを通して直接流出させるように作動できる複数の周囲汚染物出口と、を備えていることを特徴とする請求の範囲第２４項に記載の燃料フィルタの端キャップ・２６、上記ケーシングは、側壁部および底部を有し、各汚染物チャンネルは、上記側壁部との間および上記底部との間に延びていることを特徴とする請求の範囲第２５項に記載の燃料フィルタの端キャップ。

２７、上記フィルタユニットによって支持されかつこれに解放可能に係合された汚染物収集ボウルをさらに備え、上記収集ボウルは、別々の第１および第２収集帯域を有し、上記第１収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記周囲汚染物出口から収集するように配置され、上記第２収集帯域は、燃料が上記フィルタユニ７）を通過するとき、液状汚染物を上記中央汚染物出口から収集するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第２６項に記載の燃料フィルタの端キャップ。

２８、上記端キャンプは、燃料フィルタユニットの一部であり、該燃料フィルタユニットは、これを通る燃料流路を形成するように第１および第２燃料ボートを有するケーシングと、該ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体とを備え、上記周囲燃料室は、上記第１濾過媒体と上記ケーシングとの間に直接配置され、上記第１濾過媒体は、上記燃料流路に上記第１燃料ポートと第２燃料ボートとの中間に配置されていることと、上記燃料フィルタユニットは、汚染物を上記中央燃料室から流出させる中央汚染物出口と、汚染物を上記周囲燃料室から上記汚染物チャンネルを通して直接に排出させるように作動できる複数の周囲汚染物出口とを備えていることを特徴とする請求の範囲第２２項に記載の燃料フィルタの端キャップ。

２９、上記フィルタユニットによって支持されかつこれに解放可能に係合された汚染物収集ボウルをさらに備え、該収集ボウルは、別々の第１および第２収集帯域を有し、該第１収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記周囲汚染物出口から収集するように配置され、上記第２収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記第２中央汚染物出口から収集するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第２８項に記載の燃料フィルタの端キャップ。

Claims

【特許請求の範囲】

１．（ａ）燃料流路を形成するように第１および第２燃料ポートを有するケーシングと、（ｂ）上記ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体と、上記周囲燃料室は、上記第１濾過媒体と上記ケーシングとの間に直接配置され、上記第１濾過媒体は、上記燃料流路に上記第１燃料ポートと第２燃料ポートとの中間に配置されていることと、（ｃ）汚染物を上記周囲燃料室から少なくとも１つの汚染物チャンネルを通して直接流出させるように作動できる中央汚染物出口と、（ｄ）汚染物を上記中央燃料室から直接流出させるように作動できる中央汚染物出口と、を備えていることを特徴とする燃料フィルタユニット。
２．上記フィルタユニットは、端キャップをさらに備え、上記汚染物チャンネルは、上記端キャップ内を内方に延びていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の燃料フィルタユニット。
３．上記ケーシングは、側壁部および底部を有し、上記汚染物チャンネルは、上記端キャップと上記側壁部との間および上記端キャップと上記底部との間に延びていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の燃料フィルタユニット。
４．上記ケーシングは、円筒形であり、上記端キャップは、上記ケーシングと同一形状になっている円筒形周部分および上記ケーシングから引込んだ引込み部分を有し、各引込み部分は、周囲汚染物出口まで延びている汚染物チャンネルの一部であることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の燃料フィルタユニット。
５．上記フィルタユニットによって支持され、かつ上記フィルタユニットに解放可能に係合した汚染物収集ボウルをさらに備え、該収集ボウルは、第１および第２収集帯域を有し、上記収集ボウルは、燃料が通過するとき、液状汚染物を上記周囲汚染物出口から収集するように配置され、上記収集帯域は、燃料が通過するとき、液状汚染物を上記中央汚染物出口から収集するように配置されていることを特赦とする請求の範囲第１項に記載の燃料フィルタユニット。
６．作動中、上記第１および第２収集帯域は、互いに壁で完全に仕切られており、上記第１収集帯域と第２収集帯域との唯一の連通は、中央汚染物出口および上記第１濾過媒体を通してなされることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の燃料フィルタユニット。
７．上記燃料流路は、上記第１濾過媒体を通る半径方向内方の燃料の流れを有し、上記周囲汚染物出口は、汚染物の予備濾過除去を行うものであることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の燃料フィルタユニット。
８．上記第１濾過媒体は、凝集用媒体であり、そして上記中央燃料室内に第２濾過媒体をさらに備え、上記第２濾過媒体は、隔壁媒体であることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の燃料フィルタユニット。
９．上記フィルタユニットは、端キャップをさらに備え、上記の内方に延びる汚染物チャンネルは、上記端キャップの中にあることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の燃料フィルタユニット。
１０．上記ケーシングは、側壁部および底部を有し、上記汚染物チャンネルは、上記端キャップと上記側壁部との間および上記端キャップと上記底部との間に延びていることを特徴とする請求の範囲第９項に記載の燃料フィルタユニット。
１１．上記ケーシングは、円筒形であり、上記端キャップは、上記ケーシングと同じ形状になっている円筒形周部分および上記ケーシングから引込んだ引込み部分を有し、各引込み部分は、周囲汚染物出口まで延びる汚染物チャンネルの一部であることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の燃料フィルタユニット。
１２．上記フィルタユニットは、外側から入る流れおよび内側から出る流れについて汚染物の予備濾過除去を行うように作動できるものであることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の燃料フィルタユニット。
１３．（ａ）燃料流路を形成するように第１および第２燃料ポートを有するケーシングと、（ｂ）上記ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体と、上記周囲燃料室は、上記第１濾過媒体と上記ケーシングとの間に直接配置され、上記燃料流路は、上記第１濾過媒体を通る半径方向内方の燃料の流れを有することと、（ｃ）汚染物を上記周囲燃料室から直接予備濾過除去を行うように作動できる複数の周囲汚染物出口と、（ｄ）汚染物を上記中央燃料室から直接通すように作動できる中央汚染物出口と、を備えていることを特徴とする燃料フィルタユニット。
１４．上記フィルタユニットは、汚染物チャンネルが通っている端キャップをさらに備え、該端キャップは、上記周囲燃料室を上記周囲汚染物出口に連結していることを特徴とする請求の範囲第１３項に記載の燃料フィルタユニット。
１５．複数の内方に延びる汚染物チャンネルおよびこれらと関連した周囲汚染物出口をさらに備えていることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載の燃料フィルタユニット。
１６．上記フィルタユニットは、端キャップをさらに備え、上記の内方に延びる汚染物チャンネルは、上記端キャップの中にあることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載の燃料フィルタユニット。
１７．上記ケーシングは、円筒形であり、上記端キャップは、上記ケーシングと同一形状をしている円筒形周部分および上記ケーシングから引込ンだ引込み部分を有し、各引込み部分は、周囲汚染物出口まで延びている汚染物チャンネルの一部であることを特徴とする請求の範囲第１６項に記載の燃料フィルタユニット。
１８．上記フィルタユニットによって支持されかつ上記フィルタユニットに解放可能に係合された汚染物収集ボウルをさらに備え、上記収集ボウルは、別々の第１および第２収集帯域を有し、上記第１収集帯域は、燃料が通過するとき、液状汚染物を上記周囲汚染物出口から収集するように配置され、上記第２収集帯域は、燃料が通過するとき、液状汚染物を収集するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載の燃料フィルタユニット。
１９．作動中、上記第１および第２収集帯域は、互いに壁で完全に仕切られており、第１および第２収集帯域間の唯一の連通は、上記中央汚染物出口および第１濾過媒体を介してなされていることを特徴とする請求の範囲第１８項に記載の燃料フィルタユニット。
２０．上記第１濾過媒体は、凝集用媒体であり、そして上記中央燃料室内に第２濾過媒体をさらに備え、上記第２濾過媒体は、隔壁媒体すなわち凝集用媒体であることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載の燃料フィルタユニット。
２１．燃料フィルタの端キャップであって、この端キャップは、中央汚染物出口および上記キャップの周囲から半径方向内方に延びる少なくとも１つの汚染物チャンネルを有し、上記端キャップは、ケーシング内の閉鎖ループに配置された第１濾過媒体を固着するようになっており、上記中央汚染物出口は、第１濾過媒体内からの汚染物を通過させ、かつ上記汚染物チャンネルは、第１濾過媒体の外側からの汚染物を通過させようになっており、上記端キャップは、外側から入る流れおよび内側から出る流れについて汚染物の予備濾過排出を行うように作動できることを特徴とする燃料フィルタの端キャップ。
２２．上記端キャップは、その周囲から半径方向内方に延びる複数の同様に構成された汚染物チャンネルを備えていることを特徴とする請求の範囲第２１項に記載の燃料フィルタの端キャップ。
２３．上記端キャップは、上記中央汚染物出口の中心に心出しされた共通半径の円面形周部分および隣接した円筒形周部分間における引込み部分を有し、上記引込み部分は、上記円筒形部分より上記中心に近いことを特徴とする請求の範囲第２２項に記載の燃料フィルタの端キャップ。
２４．上記端キャップは、下面に二番取り部分をさらに備え、上記二番取り部分は、上記汚染物チャンネルを構成することを特徴とする請求の範囲第２３項に記載の燃料フィルタの端キャップ。
２５．上記端キャップは、燃料フィルタユニットの一部であり、上記燃料フィルタユニットは、これを通る燃料流路を形成するように第１および第２燃料ポートを有するケーシングと、該ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体とを備え、上記周囲燃料室は、上記第１濾過媒体と上記ケーシングとの間に直接に配置され、上記第１濾過媒体は、上記燃料流路で上記第１燃料ポートと第２燃料ポートとの中間に配置され、上記燃料フィルタユニットは、汚染物を上記中央燃料室から流出させる中央汚染物出口と、汚染物を上記周囲燃料室から上記汚染物チャンネルを通して直接流出させるように作動できる複数の周囲汚染物出口と、を備えていることを特徴とする請求の範囲第２４項に記載の燃料フィルタの端キャップ。
２６．上記ケーシングは、側壁部および底部を有し、各汚染物チャンネルは、上記側壁部との間および上記底部との間に延びていることを特徴とする請求の範囲第２５項に記載の燃料フィルタの端キャップ。
２７．上記フィルタユニットによって支持されかつこれに解放可能に係合された汚染物収集ボウルをさらに備え、上記収集ボウルは、別々の第１および第２収集帯域を有し、上記第１収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記周囲汚染物出口から収集するように配置され、上記第２収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記中央汚染物出口から収集するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第２６項に記載の燃料フィルタの端キャップ。
２８．上記端キャップは、燃料フィルタユニットの一部であり、核燃料フィルタユニットは、これを通る燃料流路を形成するように第１および第２燃料ポートを有するケーシングと、該ケーシング内の閉鎖ループに配置されかつ中央燃料室を周囲燃料室から分離する第１濾過媒体とを備え、上記周囲燃料室は、上記第１濾過媒体と上記ケーシングとの間に直接配置され、上記第１濾過媒体は、上記燃料流路に上記第１燃料ポートと第２燃料ポートとの中間に配置されていることと、上記燃料フィルタユニットは、汚染物を上記中央燃料室から流出させる中央汚染物出口と、汚染物を上記周囲燃料室から上記汚染物チャンネルを通して直接に排出させるように作動できる複数の周囲汚染物出口とを備えていることを特徴とする請求の範囲第２２項に記載の燃料フィルタの端キャップ。
２９．上記フィルタユニットによって支持されかつこれに解放可能に係合された汚染物収集ボウルをさらに備え、該収集ボウルは、別々の第１および第２収集帯域を有し、該第１収集帶域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記周囲汚染物出口から収集するように配置され、上記第２収集帯域は、燃料が上記フィルタユニットを通過するとき、液状汚染物を上記第２中央汚染物出口から収集するように配置されていることを特徴とする請求の範囲第２８項に記載の燃料フィルタの端キャップ。