JPS61501772A - グラスファイバの製造のための方法及びブッシング - Google Patents

グラスファイバの製造のための方法及びブッシング

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 グラスファイバを形成するための方法及び装置反麦光団 本発明は溶融材料、特に溶融ガラスからフィラメントを製造する技術に関するも ので、フラッディング及びビードの滴下による製造過程の中断を極小化するよう な改良に関する。
菫旦辣術 連続的なガラスのフィラメントを製造するに際して、従来から、電気的に加熱さ れた白金もしくは白金合金からなるブッシングの底壁に密集して設けられたオリ フィスから溶融ガラスを個別に流下させている。ブッシングに付設された装置に より、個々の流れをフィラメントとして引出し、即ち絞るが、この過程は連続的 もしくは非連続的であって良い。
一般的に用いられている連続的なフィラメントブッシングとして2つの形式があ る。従来から知られ、一般的に用いられている第1の形式は、下面から突出する 複数の筒状のティップを有する溶融ガラス流下用のオリフィスを備えるオリフィ スプレートを用いるもので、最近開発された第2の形式は、平坦な表面を有する 底壁を用いるものである。
第1の形式は、ティップ付ブッシングと呼ばれ、その例が、ラッセルによる米国 再発行特許第24,060号、グレーザーらによる米国特許第4,222.75 7号及び同第4゜321.074号明細書に開示されている。第2の形式のブッ シングはティップレスブッシングとして知られ、その1例がストリックランドに よる米国特許第3,905,790号明細書に開示されている。
これらのグラスファイバ形成装置のいずれに於ても、形成オリフィスの出口端に 於て形成されるコーンから、グラスファイバが絞られる。コーンは、実質的にオ リフィスと同一の直径を有する上側基部から円滑な漸近的形状をなしてファイバ として絞られる。ブッシング内の溶融ガラスのヘッド圧は、オリフィスによる圧 力降下をもってコーン内に於ける所望のガラス圧に減じられ、ティップ付ブッシ ングの場合には、更にティップによる圧力降下が追加されることとなる。
いずれかのオリフィスに於けるファイバの絞り過程が中断されると、溶融ガラス は、ブッシング内のヘッド圧によりオリフィスから流出し、ビードを形成し、他 のオリフィスから絞られつつあるフィラメントに向けて滴下することとなる。こ のビードが、フィラメントの製造を中断させ、ブッシング全体を新たに再起動さ せる必要を生じさせる。
その結果引起こされる製造過程の中断は、全製造過程の運転効率を大幅に低下さ せる。
従って、ファイバ絞り過程の中断によるビードの形成及び滴下を防止するのが好 ましく、ビードの形成及び滴下によるブッシング全体の手動による再起動の必要 性を回避し得るのが好ましい。
発明の開示 本発明によれば、何らかの理由によりいずれかのオリフィスに於けるファイバ化 の中断に際して、ブッシングの他のオリフィスに於て形成されたファイバに向け てビードが滴下することのないように、ファイバ絞り装置のオリフィスに於てガ ラスのヘッド圧を降下させる。この圧力降下は、ブッシングの形成オリフィスの 上側に位置する溶融ガラス内にて圧力降下を引起すことにより達成される。この 圧力降下の大きさは、オリフィス板の上側即ちティップの入口に於けるガラスの 圧力が大気圧を越えることのないような大きさである。ここで用いられている大 気圧とは、形成オリフィスの外側に加わる大気の圧力を意味する。
本発明は、更に、通常のグラスファイバ形成用のブッシングに於て用いられるオ リフィスよりもかなり大きなオリフィスを利用することを包含するものでおる。
本発明に基づくオリフィスの直径は、少なくとも0.178CIl(0゜0フイ ンチ)であるのが好ましい。このようなオリフィスは、一般に、従来のグラスフ ァイバ製造過程に於てファイバを形成するには不十分な圧力降下を引起す。しか しながら、本発明によれば、上記したようにオリフィスに流入するガラスの圧力 が大気圧よりも高くないために、このような大型のオリフィスが使用可能となる 。従って、オリフィスまたはティップに於てそれ程大きな圧力降下を引起す必要 がないため、0.635cm(0,250インチ)も(ツクは0.762CII K(0,300インチ)の直径を有するオリフィス或いはティップを用いること ができる。
本発明がこのように大型のオリフィスを用い、オリフィスに於いて溶融ガラスの 比較的小ざな圧力降下を引起すものであるため、特別な形状を有するコーンから グラスファイバを形成するものであると考えられる。本発明に基づくコーンはオ リフィスよりも小さく、コーンはオリフィス内に於て形成され、コーンが、比較 的小ざなコーンとその外周の比較的大きなオリフィスとの間の空隙を掛は渡す半 径方向部分により、オリフィス内に於て安定化される。現在の所、このような特 別なコーンの形成に関する理論が十分に解明されていないが、各オリフィスには 大気圧よりも高くない圧力の溶融ガラスが貯留され、各貯留溶融ガラスが、オリ フィス出口に於ける圧力より高い大気圧によりオリフィス内に保持される。結果 として、特別な形状を有するコーンが貯留溶融ガラスから引出されるが、この特 別なコーンの形状は、各オリフィスに於ける貯留溶融ガラスよりも小さなコーン からファイバが引出されることにより形成されるものである。
本発明に基づく各オリフィス内の溶融ガラスは、貯留溶融ガラスからのファイバ の引出しが中断された場合でも滴下することがない。これは、ティップ内に保持 された溶融ガラスが、貯留溶融ガラスの下面から、相対的に高い大気圧を受ける ためである。このような滴下を防止し得る状態は、ブッシング内の溶融ガラス内 部の圧力降下が維持される限り保持される。
回国の簡単な甜里 第1図及び第2図は、従来技術に基づくコーンの形状の模式図である。
第3図は、本発明に基づくブッシングを、それにより発生する圧力分布と共に示 す模式図である。
第4図は、本発明に基づくオリフィス及び、該オリフィスに於て形成されるコー ンを示す拡大模式図である。
第5図は、ファイバ化が中断した時のオリフィスを示す第4図と同様の図でおる 。
第6図は、ブッシング内の圧力分布を示す第2図と同様の図である。
第7図は、異なる位置に形成されたコーンを示す第4図と同様の図である。
第8図は、異なる位置に於けるコーンを示す第7図と同様の図である。
第9図は、更に別の位置に於けるコーンの形成を示す第7図及び第8図と同様の 図である。
第10図は、前床と本発明に基づくブッシングとを備えるガラス炉の側面図であ る。
第11図は、第10図の11−11面について見た拡大断面図である。
第12図は、第11図に示されたブッシングを一部破断して示す拡大平面図であ る。
第13図は、第12図のブッシングを一部破断して示す側面図である。
第14図は、第12図のブッシングの底面図である。
第15図は、第12図のブッシングの端面図である。
第16図は、第14図の16−16面について見た断面図である。
βを 施するだめの最良のm 本発明を説明し、従来から商業的に用いられてきた方法との違いを明らかにする ために、まず、従来の連続的なガラスファイバ形成過程について考えてみる必要 がある。
従来の製造過程は、形成オリフィスの上方に位置する溶融ガラス体を用いる。オ リフィスは、オリフィス板の下面に円筒状をなして垂設されたティップの出口ま たはティップを有ざない単なるオリフィスの出口であって良い。溶融ガラスは、 大気圧及び、何インチの深さのガラスとして表される溶融ガラスのヘッド圧を受 けて、溶融ガラス体からオリフィスに向けて供給される。下側巻取り装置の回転 マンドレルに巻取ることによりオリフィスから多数のファイバを引出し、同時に フィンシールド、空気冷却その他の手段を用いることによりガラスから熱を除去 する。ガラスが巻取り装置により巻取られるにつれて、ストランドの張力により オリフィスから流出するガラスが絞られ、ガラスの直径が、オリフィスの直径か ら最終的なフィラメントの直径へと縮径される。オリフィスの直径は、最終的な フィラメントの直径に対して約5071J至500倍の大きざを有する。このよ うな大幅な縮径過程は、オリフィスの直下にあって、オリフィスの直径と等しい 直径を有する上側端即ち基端と、フィラメントに等しい直径を有する下側端とを 有する形成コーンにより主に達成される。多数の均一、かつ適切な寸法及び形状 を有する形成コーンを生成しかつそれを維持することが、ファイバ形成過程に於 ける最も重要な点である。
らオリフィスティップに於ける圧力降下分を差引いた圧力を受け、従来形式のブ ッシングの各オリフィスから流出する。コーン内部の圧力は、巻取り装置により ファイバに加えられる張力の累積効果及び比較的狭窄したティップに於ける圧力 降下のために、一般に約1インチのヘッド圧に相当する負圧となっている。この ような圧力条件下に於てオリフィスから引き出されるガラスは、張力により絞ら れる前にオリフィスティップまたはオリフィス板の掌面を構成する金属を濡らす 。従って、従来の形成コーンの上端部の周縁部は、オリフィスに隣接するオリフ ィスティップもしくはオリフィス板の平坦な水平下面に沿って位置することとな り、コーンの上端部の直径がオリフィスの直径よりも僅かに大きい。しかしなが ら、実用的には、コーンの直径がティップの内径に等しいということができる。
特定のガラス温度にて特定の金属表面に対する特定の組成を有する溶融ガラスの 接触角がある一定値であることが見出されている。例えば、通常のファイバ化温 度に於けるEガラスとJ合金との間の接触角は約40度である。ガラス温度が変 化しなければ、このファイバ化過程中の間、この接触角が概ね一定である。従来 のファイバ化過程に於ては、形成コーンは所定の接触角例えば40度の接触角を もってオリフィス部材の水平下面に接触し、コーンは絞られるにつれて円滑かつ 漸近的な形状をなして下向きに収束する。
第1図に、従来のファイバ形成コーンの状態が示され、40度の接触角が角度A として示されている。第1図に示されている従来型式の形成コーンBの基端部は 、オリフィス出口の外周部Cに係着しており、該基端部の直径がオリフィスの直 径により定められる。これは、オリフィスの出口端が、従来型式の中空なティッ プの下端であっても、ティップレスオリフィス板の下面であっても同じことが言 える。 。
従来型式の形成コーンは、このように漸近的な形状をもって収束し、絞られるフ ァイバの形状を得るように単一の凹型をなす。コーンの長さは、(a)コーン内 のガラスの粘性(ガラスの温度が低いほどコーンが短くなる)、(b)巻取り装 置の巻取り速度(フィラメントの引張り速度が大きいほどコーンが短くなる)及 び(C)ヘッド圧(オリフィスに於けるガラスのヘッド圧が大きいほどコーンが 長くなる)などに応じて異なる。また、フィラメントの張力は、(a)ガラスの 粘性(ガラスの温度が低いほど張力が大きくなる)、及び巻取り装置の巻取り速 度(フィラメントの引張り速度が大きいほど張力が大きくなる)に応じて異なる 。スループット即ちオリフィスから流出するガラスの重量は、オリフィスの内径 の4乗に略比例し、オリフィスが大きいほど生産量が大きくなる。特定の寸法の オリフィスについて、スループットは、(a)ガラスの粘性(ガラスの温度が高 いほど生産量が多くなる)、(b)巻取り装置の引張り速度(引張り速度が高い ほどスループットが大きくなる)、(C)オリフィスを通過するガラスに対する 圧力(圧力が高いほどスループットが大きくなる)に応じて異なる。
従来のグラスファイバ製造過程に於ては、特定の成るオリフィスに於けるファイ バ化が中断した場合、そのオリフィスからファイバを引出すことができなくなる 。また、このオリフィスの上側のガラスに加わるヘッド圧は、ガラスを、絞られ ていないガラスの流れとしてオリフィスから押出し、ファイバ化コーンが形成さ れなくなる。その結果、溶融ガラスはまずオリフィスの下側にビードDを形成し 、このビードが、第2図に示されるように(符号D′、D″及びD により示さ れるように)拡大し、オリフィスから滴下する。このビードは、他のオリフィス から絞られるファイバ中に滴下し、これらのファイバを破断し、ブッシング全体 のファイバ化過程を完全に中断させてしまう。従って、ブッシングを新に再起動 する必要が生じる。
本発明は、異なる形状のコーンを形成し、ファイバ化オリフィス内の圧力分布を 異なるものとし、更に各オリフィスに於けるファイバ化及びファイバ化の中断に 際して異なる操作方法を行わんとするものである。
第一に、好ましくは多孔板からなる圧力降下手段がオリフィス板の上方に置かれ 、オリフィス板の上側の溶融ガラスの圧力を大気圧以下とする。このような多孔 板が第3図に示されており、ブッシング10は、筒状のティップ13を有するオ リフィス板12の上側にて溶融ガラス11を貯留している。多孔板14は、オリ フィス板12の上側にて間隔を置いて平行をなすように、溶融ガラス11内に浸 漬されている。ブッシングがファイバ化モードにて作動している時に、オリフィ ス板の上側及びティップ開口の入口に於けるガラスの正味ヘッド圧が大気圧より も低くなるように、多孔板の孔の寸法及び数が定められている。
第二に、オリフィスの寸法即ちティップの内径が従来のものよりも大きくされ、 その直径が少なくとも0.178aR(0,070インチ)である。その結果、 同様な直径のファイバを製造する際に一般的に従来から用いられている0、12 7cm(0,050インチ)以下の直径を有する従来のティップに於ける場合よ りもティップ内の圧力降下が大幅に小さくなる。
ファイバ化条件下に於てファイバ化モードを行っている時、従来型式のティップ による圧力降下は、通常20cut(8インチ)〜30.5a!1(12インチ )であるオリフィス板の直上の溶融ガラスの総ヘッド圧から、一般に約2゜5c m(1インチ)〜5cm<2インチ)のヘッド圧に相当する絞り張力によりコー ン内部に発生する負圧との差に等しい圧力降下を引起す。その結果、従来型式の ティップは、ティップ出口に於て軽度の負圧即ち大気圧よりも低い圧力を形成す るのに充分な圧力降下を引起すこととなる。
ファイバ化条件下にてファイバ化モードを実行する時に、本発明に基づくティッ プに於ける圧力降下は、従来型式のティップに於ける圧力降下に比べて極めて小 さい。これは、ティップの内径を拡大することにより達成され、これは、ティッ プの入口に於ける溶融ガラスの圧力が負圧即ち大気圧以下であるために可能とな る。コーンの形成点に於て、従来型式のティップの下面に於て形成されるコーン も、本発明に基づくティップ内にて形成されるコーンもいずれの場合も同程度の 負圧を有する。但し、本発明に基づくコーンの内圧は、従来型式のティップによ り形成されたコーンの内圧よりも約10%〜20%低い。
第三に、本発明に基づくファイバ化コーンは、従来の方法に於けるようにティッ プまたはオリフィスの下側水平面に形成されるのではなく、ティップまたはオリ フィスの内部に形成される。本発明に基づくファイバ化コーンは、均一であって オリフィスの内径よりも小ざく、また、後記するように様々な形状を有するもの であって良い半径方向の結合部により、オリフィスまたはティップの内面に係着 される。第3図及び第4図に示されているように、ファイバ化コーン30は、結 合部32を介してティップの内周面に係着される。上記したように、Eガラス及 びJ合金を通常のファイバ化コーンにて用いた場合に、ガラス−金属間の接触角 は約40度である。第4図に於て、40度の接触角が符号29により示され、所 定の接触角を維持しつつコーン30をティップ13の内壁面28に結合するべく 、結合部32が上向きに凸な形状をなしている。
更に、成るティップ13に於けるファイバ化が中断した場合、溶融ガラスはその ティップ内に残留する。ティップ内の溶融ガラスは、その圧力が大気圧以下であ るために、従来の過程に於ける場合と異なり、滴下することがない。
本発明に基づくブッシングの各ティップは、大気圧以下の溶融ガラスを貯留する こととなる。
抵抗板を用いた場合の溶融ガラス内、ティップ内及びコーン内の圧力分布につい ては第3図を参照されたい。
第3図に於て、垂直線20は大気圧を示し、線20の右側が正圧を表し、線20 の左側が負圧を表す。線21は圧力板14の上側の溶融ガラス11のヘッド圧を 示し、線22は、起動時などのようにブッシングがファイバ化モードにない場合 のオリフィス板12の上方のヘッド圧を示す。
圧力板に於て僅かな圧力降下があるため線22は線21の僅かに左側に位置して いる。このような圧力条件により、溶融ガラス11はティップ13を通過して流 れ、第2図に示されたようにビードを形成する。かくして、ブッシング10を従 来のブッシングと同様にして起動することができる。即ち、糸状をなして落下す るビードを人力により把持し、これを巻取り装置のマンドレルに巻き付けること によりファイバ化過程を開始する。
ファイバ化過程が一端開始すると、圧力分布が変化する。
圧力板を通過する流れがごく僅かでも形成されると、圧力板14に於ける圧力降 下が大幅に増大し、圧力板の下側の圧力が大気圧よりもかなり低くなる。この大 きな圧力降下の様子が鎖線25により示されている。圧力板14とオリフィス板 12との間の領域に於ては、溶融ガラスの負圧が、線26により示されるように 、圧力板12とオリフィス板14との間の溶融ガラスによるヘッド圧の分だけ増 大する。
溶融ガラスが各ティップ13を通過するに伴い、ティップ自身により線27によ り示される圧力降下が発生する。
ファイバ化過程に於ては、形成コーン30が各ティップ13に形成されるが、そ のようなコーンの一つが第3図に示されている。第4図はこのコーンを拡大して 示す。各形成コーン30は、巻取り装置により及ぼされる引張り力及びコーン上 方の負圧のために、点31に於て大気圧よりも低い内圧を有する。各コーン30 は、部分33に於てティップの内壁面に接触する環状の結合部32により、ティ ップ13の内周面に係着される。
点31のコーン内方向及びティップの長さ方向に於ける位置は、点33に作用す る表面張力(即ちガラス−金属界面張力及びガラス−空気界面張力)間のバラン ス、ファイバの引張り力により発生するコーンの内圧及び圧力板14による圧力 降下に基因してオリフィス板12の上側に発生する負圧により定められる。点3 3の位置は、上記したファクタに加えて、通常40度であるガラス−金属接触角 により定められる。ティップの内側に於けるガラス−空気界面には相対的に高圧 である大気圧が作用するため、結合部32が上向きに凸形となる。
いずれかのティップに於てファイバ化が中断した場合、コーン30が形成されな くなるが、ティップ内の溶融ガラスに作用する表面張力及び負圧により、ティッ プ内の溶融ガラスの圧力が大気圧以下に保持される。ティップ内に貯留された溶 融ガラスの下面に作用する大気圧のため、第5図に示されたように、ティップ内 に貯留された溶融ガラスの下面が凹面34をなし、溶融ガラスが表面張力により ティップ内に保持される。
この状態は、他のオリフィスに於て中断されることなく連続的にファイバ化が行 われることにより、ある程度の流量の溶融ガラスが圧力板14を通過する限り維 持される。
しかしながら、十分な数のファイバが対応するオリフィスに於て破断じ、圧力板 を通過する溶融ガラスの流量が十分に低下すると、圧力板による圧力降下がかな り減少し、圧力板の下側の圧力が大気圧以上となる。この時点に於て、溶融ガラ スは、第2図に示された起動状態と同様に総ヘッド圧の作用を受けて連続的な流 れとして流下することとなる。
上記したように約40度であるガラス−金属間の接触角29は、コーンがティッ プの内部28の長さ方向に沿ういずれの位置にある場合でも維持される。また、 コーンのティップ内部に於ける長さ方向の位置は以下の3つのファクタのバラン スにより定まる。即ち、(a>溶融ガラスと大気及び金属製のティップの内壁面 28との接触点に作用する表面張力、(b)引張り力によりコーン内部に発生す る負圧、及び(C)オリフィス板上側の溶融ガラスの負圧により、コーンのティ ップ内に於けるティップの長手方向位置が定められる。
第6図は、オリフィス板上側の溶融ガラスの負圧の分布を表す。第6図に於ては 、オリフィス板12及び圧力板14が模式的に示されている。上記したファクタ (a>及び(b)が一定であって圧力板14の開口の寸法及び数を変化させるこ とによりファクタ(C)のみを変化させた場合、点33に於て同一の負圧を実現 するためには、コーンの位置がそれに応じて変化しなければならないことが解る 。
例えば、第6図から、線40−41により表される大きざの圧力板14に於ける 圧力降下が、点42に於て所望の負圧を発生することとなる。点42は、第7図 に於けるコーン43の内圧に対応するコーン内圧を表し、線40−44により表 される圧力降下は、第8図のコーン46の点45に於て対応する内圧を形成し、 線40−46により表される圧力降下は、第9図のコーン49の点48に於て対 応する内圧を形成する。第7図〜第9図を比較することにより、コーン43.4 6及び49がかなり異なる形状を有し、しかもこれらがティップ13内の異なる 上下方向位置に形成されることが解る。しかしながら、これらのコーン43.4 6及び49は、ガラスがEガラスであって金属がJ合金であって、ガラスがファ イバ化に適する温度にある場合には40度であるような金属−ガラス間の接触角 をもって前記した結合部32を介してティップの内壁面28に付着する。
第7図に示された実施例に於ては、線40−41により表される圧力降下は、こ れら3つの場合の内で最も小ざく、点42は、オリフィス板12及びティップ1 3の最も下側の位置にあり、ガラス−金属間接触点33aが内壁面28の下側端 の凸型をなす半径線上に位置している。接触角29は、ティップの半径線に対す るガラスの接触角として測定され、この接触角29は40度である。
第8図に示された実施例に於ては、線40−44により表される圧力降下が、3 つの場合の中間的なレベルであり、点49がティップ13の中間部に位置し、接 触点33bが、ティップの内孔28に沿って位置する。この場合に於ても、接触 角29は40度である。
第9図に示された実施例に於ては、線40−46により表される圧力降下が3つ の場合の内で最も大きい。点48は、ティップ13の内孔28の上端部に位置し 、接触点33Cはオリフィス板12の上面に位置する。他の実施例と同様にこの 実施例に於てもガラス−金属間接触角29が40度でなければならないため、接 触角2つが他の実施例とは反転した向きに形成されなければならない。
このような圧力分布がティップ13内で発生した時に実際のコーンの形状を直接 的に観察することが不可能であるため、第3図〜第9図に示されたコーンの形状 は、数学的な考察ばかりでなく、現在知られているファイバ形成過程の力学の知 識に基づく種々の仮定に基づくものであることを了解されたい。直接観察し得る のは、ティップの直下の領域に限られ、(a)本発明の各実施例に於てティップ 内にコーンが形成されること、(b)コーンがティップの内径よりも小さく見え ること、及び(C)ファイバ化過程が中断したオリフィスからは溶融ガラスが流 出しなくなることのみを観察により確認することができる。溶融ガラスからのフ ァイバの形成は、コーンを形成し、そのようなコーンをファイバ化過程中継続し て維持し得る場合に始めて可能であることが知られている。また、Eガラス及び J合金を用いたファイバ化過程に於ては、接触角が常時40度でなければならな いことも知られている。更に、オリフィス板上側の負圧を変化させると、観察し 得る限りに於て、コーンの位置が変化することが知られている。
従って、形成コーンの形状、寸法、位置及び形成の力学を含む本発明の作用は、 使用方法に関して知られている限りに於て最善と考えられる理論に基づくもので ある。上記した説明は不正確または不完全であったり、本発明が現在我々に知ら れていない完全に異なる理論に基づいて作動するものである可能性があるが、我 々は上記した以外の理論に思い至ることができない。
本発明の好適実施例が第10図〜第15図に示されている。第10図に良く示さ れているように、符号100は溶融ガラスを貯留するガラス溶融炉を示し、炉内 のガラスのレベルが符号101により示されている。炉100から得られた溶融 ガラスは、スキマブロック102の下側を通過し、一般的には耐火性材料からな り溶融ガラス、105を貯留する四角形の空室104からなる軸線方向の長い1 つまたは複数の前床103に導入される。前床内の溶融ガラス105のレベルは 、炉100の溶融ガラス101のレベルと概ね等しい。前床103の全長に亘っ て符号106により示される複数のブッシングが軸線方向に沿って設けられてい る。ブッシング106の1つが第12図〜第15図に示されており、このブッシ ング106は、好ましくは約75%の白金と25%のロジウムとからなるJ合金 または白金などの貴金属からなるものであって良い。
第11図に示された断面図に於て、ブッシング106がそれぞれ前床103の下 側にて溶融ガラスの供給を受けるように配設され、溶融ガラスは、耐火性材料か らなる前床の底壁108に設けられた垂直方向孔107及び該孔に整合する同じ く耐火性材料からなる下側ブッシングブロック110の孔109内を流下する。
ブッシングは、ブッシングブロック110の下面に配設され、垂下する取付ボル ト112を有するL字型の前床フレームエレメント111及び、該ボルトを受容 するための孔を有し例えばナツト114により締結し得るようにされた長寸の取 付チャンネル113をもって前床のフレームに取着されている。取付チャンネル 113は、取付板115に一体的に形成された肩部の下面に当接している。ブッ シング106は、耐火性の取付ブロック116内に埋め込まれている。上記した ように前床103の下面にブッシング106を取り付ける要領自体は公知であっ て本発明の一部をなすものではない。
第12図〜第15図に示されたように、ブッシング106は、軸線方向に整合す る一対の四角形の下側オリフィス板120を有する。各オリフィス板の対向端面 には上向きに突出するフランジ121が形成されており、これらのフランジが上 部にて互いに当接し、軸線方向に伸びる一体的なリブを形成するべく互いに固着 されている。オリフィス板120の軸線方向に沿う外側端は上向きに延出する側 板122に溶接され、各側板122は、下側垂直部分123と、内向きに延出す る中間部124と、上側垂直部分125とを有する。側板の上側部分125には 、横方向に延出する4角形の周縁取り付はフランジ126が溶接されている。オ リフィス板120の端部は、取付フランジ126の端部の下面に固着された上端 部を有する垂直端板127に溶接などにより固着されている。取付フランジは、 ブッシング内に溶融ガラスを導入するための制御開口128を有する。
2枚のオリフィス板部分120を有する上記したオリフィス板アセンブリの上側 には圧力板130が設けられている。この圧力板130は、好ましくは、部分1 31に於てブッシングの軸線方向中心線に沿って互いに溶接された2つの部分か らなるものであると良い。圧力板130は、その4辺に上向きの突出フランジ1 32を有し、第16図に良く示されたように、2枚のオリフィス板120の上向 きフランジ121をもって、例えば溶接された中心線131に沿って支持されて いる。圧力板130は、上記したように、上向きフランジ121を介してオリフ ィス板部分120に対して間隔を置いて支持され、更に、圧力板130の下面に 溶接され、かつオリフィス板120の下面に当接する横方向を向く上側フランジ 134を有する複数の4角形のガセット133により支持される。
端壁127には、比較的大きな断面(第15図)を有する電気的接触用の耳片1 35が固着され、各耳片は、概ね台形をなす取付ヨーク136に溶接され、ヨー クの横方向端部は、一対のヨークスペーサ137により端壁127に固着されて いる。云うまでもなく、耳片135はブッシングを電気的に加熱するためのもの で、この熱は、ヨーク136及び、耳片135と端壁127との間に開設された ヨークスペーサ137を介して所望のパターンをもって端壁127に伝達される 。
前床の下側にブッシングを取り付けるのを容易にするために、底壁122の下側 底壁部分123には、耐火性キャスティング116に埋め込まれた取り付けフラ ンジ]39が設けられている。
第12図に良く示されているように、圧力板130は複数の開口を有する。一般 にこれらの開口は0.076cm(0,030インチ)の直径を有し、中心間隔 が0.318cm(0,125インチ)であって良い。圧力板の厚さは0.05 0の(0,020インチ)である。
第14図に良く示されているようにオリフィス板120は、ブッシングの内部か ら溶融ガラスの供給を受けるように、オリフィス板に溶接などにより固着された 複数の垂下するティップ150を有する。成る好適実施例に於ては、各ティップ は少なくとも0.178cm(0,070インチ)の内径、好ましくは0.21 8o++(0,086インチ)程度の内径を有する比較的大型のものであって、 各ティップは横方向に整列している。(第14図)。オリフィス板の厚さは0. 152cm(0,060インチ)であって、各ティップの長さは0.305cm (0,120インチ)である。
これらのティップは、オリフィス板内に嵌入されており、各ティップの内孔の長 さは0.457cm(0,180インチ)である。
本発明の成る実施例によれば、これらのティップは、横方向に0.178cm( 0,070インチ)の中心間の距離を置いて整列し、隣接する列間の間隔が約0 .457ctn(0,180インチ)であって、2列毎の間隔が約0.737c Ift(0,290インチ)である。従って、長さ44゜5cm(17,5イン チ)及び幅6.11J(2,4インチ)の寸法を有する底面を備えるオリフィス 板120は、全体で1008個のティップを有することとなる。従って、このブ ッシングは2016本のファイバを形成することができ、その耳片135を含め ると、全体として長さ53cm(21インチ)、幅15cax(6インチ)余り の大きさを有することとなる。実際のオリフィス板面積は約645ci(100 平方インチ)であって、ティップの密度は、1cIt当り約3個(1平方インチ 3当り20個)である。
第10図〜第15図に示されているブッシングの作動要領は、例えば第3図に示 されたものと同様である。オリフィス板部分120は、第3図のオリフィス板部 分12に相当し、ティップ150は、第3図のティップ13に相当し、多孔板1 30は、第3図の圧力板14に相当する。
倒j− 従来型式のブッシング(ブッシングA)を数日間稼働した。ブッシングAは以下 の仕様を有する。
第1表 ティップの数 2488 ティップの内孔寸法 0.127ca (0,050インチ)ティップの長さ  0.305CI!t(0,120インチ)公称ファイバ寸法(IT) 73.7 X10 (29X10’)冷却構造 フィンシールド 第10図〜第15図に示された本発明に基づくブッシングくブッシングB)を数 日間稼働した。ブッシングBは次のような仕様を有する。
第2表 ティップの数 2016 ティップの内孔寸法 0.218(@ (0,086インチ)ティップの長さ  0.305C11(0,120インチ)公称ファイバ寸法(HT) 73.7x 10 (29xlO’)冷却構造 フィンシールド これらのブッシングの性能の比較結果を以下に示す。
第3表 ブッシングA ブッシングB ティップの数 2488 2016 スループツト 23.6にび/8 20.4に9/H(521bs/hr) ( 451bs/hr)破断/時間 1.7 0.3 ダウンタイム/破断 6.7 17.6(mins、) 稼働効率 81% 90% 変換効率 63% 77% 凹2 更に、ブッシングBを20.4N5F/hour (45ポンド/hour)の スループットをもって15日間稼働した際に、1時間当り0.33回のフィラメ ントの破断、即ちブッシングの単位稼動時間当り0.37回のフィラメントの破 断が発生した。ブッシングBは、86%のブッシング稼働効率にて稼動し、破断 に際してのダウンタイムを1回当り12分に短縮することにより84%の変換効 率を得た。
飢 ブッシングBと同様なブッシングCを長期間に亘ってテストした。ブッシングB は本発明に基づくものであった。
ブッシングCは以下の仕様を有する。
第4表 ティップの数 2250 ティップの内孔寸法 0.274Crn(0,108インチ)ティップの長さ  0.178cm (0,070インチ)スループット 5ONy/+1 (11 01bs/hr)公称ファイバ寸法(HT) 132xlOcm (52X10 ’)冷却構造 空気冷却 最且 ブッシングDを長期間に亘ってテストした。ブッシングDも本発明に基づくもの で、ティップレスオリフィスを用い、空気冷却されるものである。ブッシングD は以下の仕様を有する。
第5表 オリフィスの数 1512 オリフィス板の厚さ 0.127cm (0,050インチ)オリフィスの直径  0.183rm (0,072インチ)オリフィスの密度 21 /cri  (137/sq in、)スループット 34−45Ki/H(75−100I bs/hr、)公称ファイバ寸法(HT) 150−200X 10 cm(5 9−80X 10−”)ブッシングDを9時間に亘って稼動した所、フラッディ ングその他の中断が何ら発生しなかった。
童!上の五里可低姓 ここに開示された発明は、連続的またはステープルグラスフィラメントの製造に 直ちに適応し得るものである。
補正古の翻訳文提出円(特許法第184条の7第1項)昭和60年11月12日 1、特許出願の表示 PCT/US841014342、発明の名称 グラスファイバを形成するための方法及び装置3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国オハイオ州43695・トリド・ファイバーグラスタワ ー 26 名 称 オーウエンズーコーニング・ファイバーグラス・コーポレイショ〉4゜ 代理人 居 所 〒102 東京都千代田区飯田橋1−8−6渋澤ビル 電話 262− 1761 5、補正書の提出年月日 1985年2月22日1寺表昭61−501772  (11)請求の範囲 1、削除 2、削除 3、削除 4、削除 5、削除 6゜削除 7、削除 8、削除 9、削除 10゜削除 11、(補正後)複数のティップを有するオリフィス板を備えるファイバ形成用 ブッシング内にて、前記ティップに連通ずるようにガラスの溶融体を形成する過 程と、前記ティップから流出するガラスの流れからファイバを引き出す過程とを 有するグラスファイバの製造方法に於て、(a)前記ティップの入口のガラスの ヘッド圧が大気圧よりも低く、 (b)前記オリフィスよりも実質的に小ざな直径を有し、かつ前記ティップの内 周縁に、一体をなしかつ外向きに延出する周縁部により、対応する前記オリフィ スに結合されるように、前記各オリフィス内に形成されたコーンからファイバが 引き出されることを特徴とするグラスファイバの製造方法。
12、(補正後)前記周縁部が半径方向に延出することを特徴とする請求の範囲 第11項に記載の方法。
13゜(補正後)前記周縁部が、前記ティップの内周縁部から上向きに延出した 後に前記コーンに接続していることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の方 法。
14、(補正後)前記オリフィスの内径が少なくとも0゜178cm(0,07 0インチ)であることを特徴とする請求の範囲第11項乃至第13項のいずれか に記載の方法。
15、オリフィスティップを有する底板を備えるグラスファイバ製造用のブッシ ングであって、 (a>通常のファイバ形成条件下にあって、前記ティップの上側の圧力を大気圧 よりも実質的に低い圧力に降下させるのに充分な流路抵抗を溶融ガラスの流れに 対して与えるような流路抵抗手段が前記ティップの上方に設けられており、 (b)前記ティップの内径が少なくとも00178cm(0,070インチ)で あることを特徴とするブッシング。
16、(補正後)前記流路抵抗手段が、前記底板の上側に間隔を置いて設けられ た多孔板を含むことを特徴とする請求の範囲第15項に記載のブッシング。
17、前記底板及び多孔板を加熱するための手段を備えることを特徴とする請求 の範囲第16項に記載のブッシング。
国際調査報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.グラスファイバを製造するための方法であって、(a)複数の垂下するテイ ップを有するファイバ形成用ブッシング内に、前記ティップに連通するように溶 融ガラスを形成する過程と、 (b)前記ティップの直上の溶融ガラスが大気圧より低い圧力を有しかつ前記各 ティップが大気圧より低い圧力の溶融ガラスを貯留するようにブッシング内の溶 融ガラスの圧力を制御する過程と、 (c)前記各ティップ内の貯留溶融ガラスからファイバを引出す過程とを有する こと特徴とするグラスファイバを製造するための方法。
  2. 2.中心形成部分と、該部分を囲繞する外側部分とを有する複合形成コーンを形 成して前記貯留溶融ガラスから繊維を引出し、前記形成コーンが、その中心部分 にて下向きに収束しかつ前記ティップの内径よりも実質的に小さな外径を有する と共に、前記外側部分が前記ティップの内壁面に当接するべく半径方向外向きに 延出していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 3.グラスファイバを製造するための方法であって、(a)少なくとも0.17 8cm(0,070インチ)の内径を有し筒状をなして垂設された複数のティッ プと、該オリフィス板の上側にて流路抵抗を呈するべく設けられた多孔板とを有 するブツシング内にて、前記ティップと連通するように溶融ガラスを形成する過 程と、(b)前記オリフィス板の上側の溶融ガラスの圧力を大気圧より低くする べく前記溶融ガラスを前記多孔板を経て前記テイップに向けて流下させる過程と 、(c)0,178cm(0.070インチ)よりも実質的に小さな直径を有し 、かつ基端部から対応するティップの周縁部に向けて外向きに延出する周縁部分 により該テイップ内にて安定化されたコーンからファイバを引出す過程とを有し 、 (d)前記各コーンが、前記ブッシング内部からティップ内に向けて軸線方向に 延出し、引出された前記繊維が前記ティップを通過して概ね軸線方向に沿って下 向きに延出されることを特徴とするグラスファイバの製造方法。
  4. 4.グラスファイバを製造するための方法であって、(a)複数のティップを有 するオリフィス板を備えるブッシング内にて前記ティップと連通するように溶融 ガラスを形成する過程と、 (b)前記ティップの入口部分の溶融ガラスのヘッド圧が大気圧よりも低くなる ように前記溶融ガラスの圧力を制御する過程と、 (c)(a)前記オリフィスよりも実質的に小さな直径を有し、 (b)中心部から半径方向外向きに延出して前記ティップの内周面に当接する周 縁部をもって、該オリフィス内にて安定化されたコーンを前記オリフィス内に形 成し、該コーンからファイバを引出す過程とを有することを特徴とするグラスフ ァイバを製造するための方法。
  5. 5.前記オリフィスの直径が少なくとも0.178cm(0.070インチ)で あることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の方法。
  6. 6.グラスファイバを製造するための方法であって、(a)複数の少なくとも0 .178cm(0,070インチ)の内径を有し筒状をなして垂設された複数の テイップと、該オリフィス板の上側に設けられた多孔板とを有するブツシング内 にて、前記多孔板を浸漬するように溶融ガラスを形成する過程と、 (b)前記各ティップ内の下端よりも上側の前記ティップ内に貯留された溶融ガ ラスから定常的にファイバを引出すことにより、前記多孔板を通過する溶融ガラ スの流れにより前記ティップ内の溶融ガラスの圧力を大気圧よりも低くする過程 と、 (c)(a)絞られるファイバとなるべく下向きに収束し、(b)前記オリフィ スよりも実質的に小さな直径を有し、 (c)中心部から半径方向外向きに延出して前記ティップの内周面に当接する周 縁部をもって、該オリフィス内にて安定化されたコーンを前記オリフィス内に形 成し、該コーンからファイバが引出す過程とを有することを特徴とするグラスフ ァイバを製造するための方法。
  7. 7.グラスファイバを製造するための方法であって、(a)複数の少なくとも0 .178cm(0,070インチ)の内径を有し筒状をなして垂設された複数の ティップと、該オリフィス板の上側に設けられた多孔板とを有するブッシング内 にて、前記ティップに連通するように溶融ガラスを形成する過程と、 (b)前記ティップに進入する溶融ガラスが大気圧より低い圧力を有するように ブッシング内の溶融ガラスの圧力を制御する過程と、 (c)前記各ティップ内の下端に形成されたコーンからファイバを引出す過程と を有し、 前記各ティップ内の溶融ガラスが略大気圧下にあり、前記コーンが、前記ティッ プ内にて下向きに収束すると共に、中心部から半径方向外向きに延出して前記テ ィップの内周面に当接する周縁部をもって、該オリフィス内にて安定化されてい ることを特徴とするグラスファイバを製造するための方法。
  8. 8.前記ティップの内径が少なくとも0.178cm(0.070インチ)であ って、前記コーンの外周部が、前記ティップの上端部に当接することを特徴とす る請求の範囲第2項に記載の方法。
  9. 9.前記ティップの内径が少なくとも0.178cm(0.070インチ)であ って、前記コーンの外周部が、前記テイップの下端部に当接することを特徴とす る請求の範囲第2項に記載の方法。
  10. 10.前記ティップの内径が少なくとも0.178cm(0.070インチ)で あって、前記コーンの外周部が、前記テイップの中間部に当接することを特徴と する請求の範囲第2項に記載の方法。
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