JPS61501321A - たんぱく様物質標識用テクネチウム99m組成物およびその使用方法 - Google Patents

たんぱく様物質標識用テクネチウム99m組成物およびその使用方法

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JPS61501321A JP60500424A JP50042485A JPS61501321A JP S61501321 A JPS61501321 A JP S61501321A JP 60500424 A JP60500424 A JP 60500424A JP 50042485 A JP50042485 A JP 50042485A JP S61501321 A JPS61501321 A JP S61501321A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 たんばく様物質標識用テクネチウム 99m組成物およびその使用方法 発明の背景 本発明は、ヒトを含む生物体および各個体内において、病理的または非病理的過 程に関与するかもしくは前記過程の進行部位に蓄積するたんばく賞または細胞を テクネチウム99mで標識して前記過程の検出またはシンチグラム撮影を行うた めの一部の新規化学組成物に関する0本発明はまた特に!9a7cの使用による 炎症、感染症、移植組織拒否反応および血栓症の診断法にも関する。
医学および生物学的診断や研究において、放射性核種を用いたたんばく質および 細胞標識用組成物が重視されるようになった。放射性および崩壊性を有する核種 を用いて標識を行うと゛、生体内の過程や疾病を体外から検出ならびに撮影する 事ができるため、とりわけ得るところが大きい0組織や細胞や体液内分子や微生 物に含まれる抗原に対する親和性を有する放射性[2を施された免疫グロブリン は、ガンや感染症過程の検出や撮影に使用されている。放射性インジウムやヨウ 素で!!された白血球(例えば顆粒球やリンパ球)は炎症および拒否反応の検出 および撮影に使用されている。放射性標識を施された血小板は、血栓塞栓症の検 出および撮影に使用されている。
こうした用途にはこれまでに諸種のタイプの放射性核種が用いられてきている。
ヨウ素131および125はたんばく質および細胞の両方の標識に用いられてき た。
しかしこれらの核種の放射性および崩壊性はさほどすぐれたものではないため、 ヒト体内の過程の検出および表現に対する両標識剤の適性は限られたものにすぎ ない。
ヨウ素123はよりすぐれた放射性と崩壊性とを存する。
しかしこの核種は高価であり、またその製造にはサイクロトロンまたはその他の 粒子加速器が必要であるため入手も困難であるため、その使用性は限られている 。クロム51はこうした目的のために従来使用されてはいるが、その放射性は体 外検出および撮影には適していない、インジウム111はこうした用途に通した 崩壊速度と放射性を有するが、被験者または被験組織の検査には比較的大量の放 射′4IAtを必要とする。またインジウム111の製造に際してもサイクロト ロンまたはその他の粒子加速器が必要であるため、この核種は人種が困難であり かつ価格も高い。
上記の用途にテクネチウム99mを使うと、被験者または被験生物に対する放射 線量がかなり少なくてすむ、何故ならこの核種の半減期は6.02時間であり、 また診断上非透過性で役立たない放射線はわずかに13%である。言い換えれば 、99a7cより発する放射線の87%がシンチグラフィーによって検出できる T放射線であり、13%の放射線だけが非rnまたはエネルギーレベルの異なる T線であるため、放射線写真による診断に役立たない、半減期は?!+m7cを 利用しうるに足りる長さではあるが、充分に短期間であるため、被験者は放射線 写真試験後に大量の放射線を浴びる必要がない、ただし半減期が短いために、テ クネチウム99m組成物は使用の直前(すなわち血液系に導入する直前)に製造 する必要がある。
現在市販されている唯一のテクネチウム99mは過テクネチウム酸塩である。滅 菌過テクネチウム酸塩99m溶液は99 s 7 c / * Q M o発生 器を用いて得る事ができる。この発生器を使用するとテクネチウム99mが他の 先述の核種よりも高い収率で得られる。
ただし大部分のテクネチウム99m標識化合物の場合、過テクネチウム酸塩中に 存在する7価テクネチウム99mを還元して原子価を下げる必要がある。この還 元は2僅のスズイオンを使用して、簡単かつ有効に実施できる。
例えば塩化スズを還元剤として使用する事により、アルブミン、プラスミン、免 疫グロブリンおよびその他のたんばく賞と96Tcとの錯体の水溶液を製造する 事が可能である。ただしン容液中のテクネチウム99mの一部はスズ(U)イオ ンと錯化してテクネチウム99m/スズ放射性コロイドを形成する。
所望の99m7c/たんばく質錯体形成反応と所望されない!!・Tc/スズ錯 体形成反応とは共に可逆的であるため、たんばく質が低濃度である場合に、スズ と共に錯体を形成する9″”Tcの比率が特に高くなる。9911Tc/スズ放 射性コロイド中に結合された状態の?9*7cの比率を下げるために、カルボン 酸またはカルボン酸塩(例えば酒石酸塩やクエン酸塩)を溶液に添加する。こう したカルボン酸塩をスズイオンとの錯体に加える事によってこれらの錯体を溶液 より除去し、これによって**mTc/スズ話体の形成錯体小限にとどめる。ス ズ/カルポン酸塩讃体中のスズ(n)イオンは、テクネチウム(■)イオンに対 する還元剤としても有効である。しかしカルボキシレートイオンはテクネチウム 99mイオンとも錯体を形成してたんばく賞と競合するため、放射化学的に純粋 なテクネチウム99m/たんば<i錯体を得るのは難しい、実際のところ、こう した方法によるたんばく賞の標識は文献には報告されているものの、その標識の 医療への応用は、質的な観点からは不適当である。
テクネチウム99m/スズ放射性コロイドの比率は、溶液中のスズ濃度を下げる 事によっても低下できる。しか ゛し特に還元剤が溶液、凍結晶または溶液を凍 結乾燥して製造した固型物の状態で保持されている場合は、過テクネチウム酸塩 の還元に必要とされる還元性を失くす事なしにどの程度スズ濃度を下げうるかと いう限界がある。
テクネチウム99mは、骨格シンチグラフィーに用いるリンを含有する陰イオン との錯体形成に用いられてきた。
第2回放射性医薬国際シンポジウム(1979年3月)において発表されたアブ ストラクトでAndrew J、 Tofeらが検討しているように、骨格シン チグラフィーに使用した場合、標準溶液中の酸化剤の存在によって、スズ(■) イオン濃度が予想外に低くなる。これらの酸化剤は放射性分解によって誘起され るか、または化学汚染によって導入される。このため、2価スズイオン用の安定 剤としてアスコルビン酸が用いられてきたm Toreらが述べているように、 骨格シンチグラフィーに用いるリン含有陰イオンとテクネチウム99mとの錯体 用製造キットにおいて、2価スズイオンに対する安定剤として2.5−ジヒドロ キシ安息香酸を使用してもよい、実際、Tofeらはアスコルビン酸と2.5− ジヒドロキシ安息香酸とは同等であると述べている。
細胞(例えば赤血球や白血球)標識用テクネチウム99mとして、リン酸塩含有 陰イオンとテクネチウム99mとの錯体が提唱されてきた0食面細胞の標識には テクネチウム99mリンコロイドが用いられる。しかしコロイド状粒子の食菌作 用は、細胞の生物学的および物理学的性質を変化させる事が判明している。
放射性インジウムおよび放射性ヨウ素を用いたガン細胞に対して親和性を有する 免疫グロブリンの標識の成功例が報告されている。しかし1*TCを用いてこう した免疫グロブリンの標識に成功したという報告はない、さらに、白血球(例え ば顆粒球やリンパ球)に対して特異的親和性を有する免疫グロブリンの12に成 功したという報告もなされていない。
Adler らによる米国特許明細書第4027005号は、特定のポリヒドロ キシカルボン酸およびその誘導体のテクネチウム錯体に関する。この明細書には 安息香酸系の酸についての記述はない、また上記錯体は例えばたんぼ(質や細胞 用の標識剤としての使用ではなく、肝臓および梗塞(例えば心臓梗塞)のj最影 における化学的に安定な錯体としての使用を意図されたものである。ジヒドロキ シ安息香酸および/またはたんばく質または細胞用標識剤としての使用について の教示や提言はなされていない。
スウェーデン国承認書第431286号(New England Nucle sCorporation)は、溶液中のたんばく賞や細胞中のたんばく質では なく凝集たんばく賞の標識に関する。同書には、ホスホン酸塩、リン酸塩、アミ ノカルボン酸塩等の一連の安定剤が記載されている。これらの組成物およびその 使用は本発明とは異なるものである。したがって既知技術は本発明を示唆するも のではない。
本発明の目的は、たんばく賞や細胞等のたんばく様物質を放射性テクネチウム9 9mで標識するための組成物の提供にある。さらに本発明は、前記組成物の製造 方法および診断方法にも関する。前記組成物は、とりわけ研究および診断の双方 を目的とするヒトならびに他の生物における過程の検出と撮影とに用いる事を意 図される。
発明の詳細な説明 本発明は、たんばく賞や細胞等のたんばく様物質を放射性テクネチウム99mで 標識するための化学組成物に関する。前記組成物はたんばく様物質、アミノ安息 香酸、モノヒドロキシ安息香酸およびジヒドロキシ安息香酸より成る群から選択 された安息香19i7導体およびスズ(I[)塩またはその水溶性塩より成る事 を特徴とする。この組成物はすぐに使用できる混合物の形態をとり、これを用い る事によりたんばく賞または細胞を錯体形成によるテクネチウム99m放射性標 識に処する事ができる。
安、!!、香酸誘導体としては、2.3−、2.5−または3.4−ジヒドロキ シ安息香酸、または4−アミノ安息香酸または2−13−または4−ヒドロキシ 安息香酸を用いるとよい。
ジヒドロキシ安息香酸としては、2.5−ジヒドロキシ安息香酸またはその塩を 用いる事が好ましい、何故なら2゜5−ジヒドロキシ安息香酸はアスピリンの代 謝物だかラテある。
過テクネチウム酸イオンの還元は、他の成分の水溶液中の2価スズを用いて実施 する。
上記還元は、標識を施すべきたんばく質または細胞に応じたpH値およびイオン 強度を存するスズ(■)塩溶液を用いて行うとよい、 pH値およびイオン強度 は、細胞タイプの至適生存能力または標識を施すべきたんばく質の当業界で既知 の最小限の変性をもたらすべく選択する。
pH値およびイオン強度の選択に際しては、各ケースに応じて標識を施すべき特 異的たんばく質または細胞タイプの特性を考慮するべく注意を払う事が大切であ る。
スズ(n)塩としては、ハロゲン化スズ(II)または有機カルボン酸のスズ( n)塩を用いる事が好ましい。
本発明では、安息香酸誘導体のふたつの効果を利用する。すなわちTcおよびス ズ(I[)イオンの放射性コロイたはTc−細胞標識を媒介する弱錯化剤として の効果、ならびにスズ(I[)イオンを保持するための酸化防止安定剤としての 効果である。
本発明はまた、上記化学組成物の製造方法にも関する。
この方法は、安息香酸誘導体またはその水溶性塩と水溶性スズ(n)塩とを水溶 液中に入れ、得られた溶液と過テクネチウム酸塩水溶液とを合わせる事を特徴と する。
9’?s7cで標識を施したたんばく賞を製造するには、たんばく賞溶液を前記 水溶液と合わせる。また99m7cで標識を施した細胞を製造するには、過テク ネチウム酸塩溶液の添加にひき続いて標識を施すべき細胞を加え、標識後に洗浄 または分離する。また顆粒球または白血球の形態のqQmpc標識細胞を製造す るには、過テクネチウム酸塩溶液と合わせる前に標識を施すべき細胞を加えて洗 浄または分離し、標識後に再度洗浄または分離を行う。
この方法の好ましい実施例においては、スズ(n)塩、安息香酸誘導体、および (所望の場合は)たんばく様物質の水?8液を凍結乾燥し、過テクネチウム酸塩 水溶液と合わせる時点での水溶液への再構成に備える。
より詳細に述べれば、滅菌組成物の製造方法は、過テクネチウム酸塩の滅菌水溶 液および組成物の他の成分(すなわち安息香dg誘導体たはその水溶性塩および スズ(n)塩)の水/8液を製造し、得られた安息香酸誘導体スズ溶液を適当な pH値およびイオン強度(標識を施すべきたんばく質または細胞が許容しうるp H値およびイオン強度に相当)に調整する事より成る。低pH領域(約pH2〜 5)においては、スズ(II)塩として塩化スズ(II)を用いるとよい。
より中性に近いpH領域(pt15をうわまわるもの)においては、スズ(n) 塩が加水分解して水酸化物の形で沈殿する。こうした事態は、スズ(II)塩と してクエン酸スズ(■)または酒石酸スズ(II)等のカルボン酸塩を用いる事 によって避けられる。安息香酸誘導体の酸化防止特性のため、スズCIり塩の量 をさらにきわめて低レベルに保つ事が可能である。pH5を超える場合には、ナ トリウムまたはその□他の酒石酸塩またはクエン酸塩を加える事によって、スズ (n)イオン対酒石酸塩またはクエン酸塩イオンの比を1:工ないし1:25( 好ましくは1:1ないし1:5、より好ましくは1:1ないし1:2.5)にし てもよい。
こうして製造した/8液を、ついで(好ましくはr過により)滅菌する。得られ た滅菌溶液から水分を完全に除去すると長期保存が可能となる。凍結乾燥して固 型物にする事が好ましく、この場合は数ケ月間保存できる。
この二種類の配合化合物、すなわち過テクネチウム酸塩溶液と凍結乾燥(または その他の乾燥方法)によって得られた固型物は、それぞれたんばく賞または細胞 標識用組成物の製造に直接使用する基本材料である。三番目に標識を施すべき細 胞の懸濁液または標識を施すべきたんばく賞の溶液を作成する。この場合にその イオン強度およびpH値はたんばく賞または細胞の許容範囲とする。
所望の場合は前記固型物がたんばく質を含んでもよいが、細胞を含むわけにはい かない、何故なら細胞に乾燥技術を施すと生存できないと考えられるからである 。
すぐに使用できるタイプの組成物を製造するには、たんに各溶液を混合するか、 または過テクネチウム酸塩溶液を残りの諸成分を含有する乾燥固型状混合物と混 合すればよい、この混合は組成物の使用直前に行うとよい。
至適標識率を得るためには、標識剤溶液と標識を施すべきたんばく賞または細胞 との混合物を、しばらくの間(例えば約5ないし45分間、好ましくは約15な いし20分間)放置した後に所望の用途に供する必要がある。
実際の利用にあたっては、安息香酸誘導体とスズ(n)塩とを含有する上記水溶 液にたんぽ(質をも一成分として加えて、凍結乾燥もしくはその他の方法により 乾燥するのが望ましい事が多い。
放射化学純度を高めるためには、テクネチウム99m標識細胞を標識過程におい て懸濁していた水溶液から除去した状態で得る事が必要とされ、この標識細胞を 細胞の許容しうるイオン強度とpH値とを存するfjI液(例えば血漿または問 題の細胞と相溶する緩衝剤)中で洗浄または分離しなければならない。
本発明の技術は、免疫グロブリン(特に顆粒球やリンパ球等の白血球に対する特 異的親和性をもつもの)の放射性[2をも可能にする。こうした免疫グロブリン を標識する事によって、1mされた免疫グロブリンを患者から採取した血液とi n vitroで混合するか、または免疫グロブリン溶液を1色者に注射して白 血球をin vivoで標識するといった方法を用いて゛、白血球をテクネチウ ム99mで間接的に標識する事ができる。
各患者に注射したテクネチウム99溶液がきわめて低濃度(テクネチウムの総量 が10.1原子のオーダーである)であるため、形成されたテクネチウム99/ たんば<質錯体の性質を正確に決定する事は不可能である。またより高濃度のq q7cを観察してテクネチウム反応を推定する事も不可能である。意図されたわ けではないが、安息香酸誘導体は還元テクネチウム99mと「弱い」錯体を形成 すると考えられる。この「弱い」安、セ、誘導誘導体/テクネチウム99mtt 体は、テクネチウム99m/スズ錯体の形成を妨げるに足りる強度をもつため、 テクネチウム−99/スズ錯体の形成の障害となる。しかしテクネチウム99m /たんばく質錯体はジヒドロキシ安息香酸/テクネチウム99m1f体を充分う わまわる強さを持っているため、ジヒドロキシ安息香酸/テクネチウム99m錯 体はたんばく質錯体の形成の妨げにはならない、実際のところ、安息香酸誘導体 錯体は、たんばく賞と錯体を形成しうるテクネチウム99mを有効に保つ事によ って、たんばく質錯体の形成を促進しているのである。
Tofeらはリン音響錯体の形成にジヒドロキシ安息香酸を使用する事を提唱し 、ジヒドロキシ安息香酸はアスコルビン酸と同等であると述べてはいるが、彼ら はスズ<I[)イオンの酸化を防止する安定側として、ジヒドロキシ安息香酸の みを使用している。またテクネチウム99m/たんばくt錯体に関しては、アス コルビン酸はジヒドロキシ安息香酸と同等ではない、実際、アスコルビン酸を添 加すると、テクネチウム99m/たんばく質錯体の形成が妨げられる。アスコル ビン酸は99a7Cと「強い」錯体を形成するため、たんばく賞や細胞はアスコ ルビン酸/テクネチウム991mjf体からテクネチウム99mをはずしてテク ネチウム99m/たんば<質錯体を形成する事ができないものと考えられる。
骨シンチグラフィー用のリン錯体の形成においてアスコルビン酸とジヒドロキシ 安息香はとが同等であるのは、リン/テクネチウム99mtf体がジヒドロキシ 安息香酸錯体またはアスコルビン酸錯体のどちらよりも強いためであると思われ る。
要するに、ジヒドロキン安息香酸のテクネチウム99/リン諸体形成におけるス ズ(ff)イオンの安定剤としての使用は従来行われてきたが、このような使用 法は、ジヒドロキシ安息香酸のテクネチウム99m/たんばく質錯体形成におけ る媒体または触媒としての使用については明らかにしていない、当業界において は過去何年にもわたってたんばく質をテクネチウム99mで標識するべく試みら れてきたが、「同等」のアスコルビン酸を使用した場合にこうした錯体の形成が 不可能であるため、安息香酸誘導体の使用を試みた者はなかった。
本発明に使用する各成分の濃度範囲を以下に示す、スズ(If)イオン−微量な いし約500μM/It、約4ないし約150μm/1が好ましく、約40μF ’l/1がより好ましい、安息香酸誘導体−微量ないし約500mM/ j!  、約0.5ないし約50n+M/fが好ましく、約5mM/!tがより好ましい 、テクネチウム99m−′RL量ないし約100mC4/−2約0.5ないし約 30mC1/aZが好ましく、約15mC4/−がより好ましい、たんばく質− 約0.025ないし約75’g/+nI、約0.25ないし約10+ig/mI が好ましく、約3mg/a/がより好ましい、塩化ナトリウムおよび塩酸ならび に水酸化ナトリウムを用いて、浸透圧とPH値をたんばく質または細胞の許容範 囲に調整する。
以下の非制限的実施例によって、本発明をさらに説明する。
実施例1 5腸門/1の2.5−ジヒドロキシ安息香酸および40μ門/1のクエン酸スズ (II)の水溶液を製造する。酸性度を中性pH値に調整し、溶液をr過により 滅菌し、0.5−ずつに分けて滅菌バイアル中で凍結乾燥する。この操作は滅菌 を施した発熱因子を含まない試薬を使用し無菌技法によりて窒素雰囲気下で実施 する。1本のバイアル中の乾燥固型物を、0.5社の過テクネチウム酸塩および 0.9%Naαの溶液(″” @ Tc / 9 ? M。発生器からの溶出液 として得られたもの)中に溶′解する。50−のヒト血液より単離した顆粒球を この溶液中に懸濁し、得られた懸濁液の液体部分を軽く動かしながら30分間保 持する。つぎに同一被験者から得た血漿を2aZ添加する事によって細胞を隼離 し、遠心分離する。上澄み液を除去した後、細胞を2dの血漿中に再懸濁した後 で、懸濁液を被験者または被験動物に注射する。この方法によって、顆粒球と結 合した形で存在するテクネチウム99mの放射化学純度は90%をうわまわる事 になる。全顆粒球と結合したテクネチウム99mの総量は、シンチグラム撮影に 適している。細胞と結合した99mテクネチウムの量は、最初の溶液(すなわち 発生器溶出液)中のテクネチウム99mの量によって変わる。この方法によって 製造した自己由来のテクネチウム99m標識顆粒球を用いたヒトにおける研究で は+111.標識顆粒球の生分布に相当する生分布が見られ、最初の1時間に尿 中に分泌された注入テクネチウム99mは少量であった。クエン酸スズ(It) の代わりに酒石酸スズ(ff)を用いると、同等またはよりすぐれた結果が得ら れる。2.5−ジヒドロキシ安息香酸の代わりに2.3−ジヒドロキシ安息香酸 、3.4−ジヒドロキシ安息香酸、4−アミノ安息香酸または2..3− もし くは4−ヒドロキシ安息香酸を用いた場合にも、同様の結果が得られた。
実施例2 ヒト血液から単離した血小板を実施例1と同様の方法でテクネチウム99mで標 識するが、ただし顆粒球の代わりに40dのヒト血液から単離した血小板を使用 する。実施例1に示すように細胞を洗浄した後、血小板と結合した形で存在する テクネチウム99mの放射化学純度は90%を超える高さであった。血小板と結 合しているテクネチウム99mの総量は、シンチグラム撮影に適している。細胞 と結合したテクネチウム99mの量は、最初の溶液(発生器溶出液)中のテクネ チウム99mの量によって変わる。
この方法によって製造した自己由来のテクネチウム99m標識血小板を用いたヒ トにおける研究では、実施例1と同様に目1!口標諏血小板の生分布に1当する 生分布が見られ、また最初の1時間に尿中に分泌された注入テクネチウム99m は少量であった。実施例1と同じく、酒石酸塩を用いた場合の結果も良好であり 、また実施例1に記載の各安息香!2誘導体を使用した場合も同様であった。
実施例3 あらゆるタイプの白血球を含有する分画の形をとるヒト血液から単離した白血球 を、実施例1と同様の方法でテクネチウム99mでil!するが、ただし顆粒球 の代わりに30m1のヒト血液から単離した白血球を用いる。標識細胞の洗浄ま たは分離の詳細、ならびに得られた放射化学純度は、実施例1および2と著しい 相違はなかった。
細胞を標識したテクネチウム99mの量は、シンチグラム撮影に充分適している 。実施例1および2と同じく、酒石酸塩を用いた場合も結果は良好であり、また 実施例1に記載の安息香酸誘導体についても同様であった。
実施例4 9mM/1の2,5−ジヒドロキシ安息香酸および55μ門/lの塩化スズ(I I)の水溶液を製造する。酸性度をpH−3,5に調整し、0.150?I/1 のウサギ免疫グ凸プリンG水溶液を2−g/−の割合で添加する。濾過による滅 菌を施した後、溶液を0.5dずつに分けて、滅菌バイアル中において無菌操作 で窒素雰囲気下にて凍結乾燥する。バイアル中の乾燥固型物を0.9XNa(j 溶液中における0、5 @1の過テクネチウム酸塩溶液(”Tc/”Mo発生器 の溶出液)中に溶解する。40分経過後に、免疫グロブリンと結合したテクネチ ウム99mは高い放射化学純度(典型的な場合90〜98%)を示す。2.5− ジヒドロキシ安息香酸の代わりに実施例1に記載の安息香酸誘導体を用いた場合 にも、同様の結果が得られた。
実施例5 811M/lの2.5−ジヒドロキン安息香酸および55μ門/iのクエン酸ス ズ(■)の水溶液を製造する。酸性度をpH−5,0に調整し、0.150門/ 1のNa(J水溶液に溶かしたウサギ免疫グロブリンGを2−g/@lの割合で 添加する。
r過による滅菌を施した後、溶液を0.5 II7ずつに分けて、滅菌バイアル 中において無菌操作で窒素雰囲気下にて凍結乾燥する。バイアル中の固型物を0 .9χNaα溶液中における0、5 +17の過テクネチウム酸塩溶液(テクネ チウム99m / q4110発生器からの溶出°液)中に溶解する。40分経 過後に、免疫グロブリンと結合したテクネチウム99は高い放射化学純度を示す 、放射免疫電気泳動法で調べたところ、標識免疫グロブリンの抗原性および免疫 親和性は保持されている0本実施例においても、クエン酸スズ(II)の代わり に酒石酸スズ(II)を用いてもクエン酸スズ(■)を用いた場合と判別できな い結果を得る事ができ、また実施例1に記載の安息香酸誘導体を用いた場合も同 様であった。
実施例6 特衣昭6l−501321(7) 実施例4と同様にして溶液を製造する。ただしウサギ免疫グロブリンを使用せず 、その代わりにハイブリドーマ法によって製造したガン胎児性抗原に対して親和 性を存するネズミモノクローナル免疫グロブリンを使用する。
以後実施例4と同様の操作を行うと、同様のテクネチウム99m標識結果を得る 。
実施例7 細胞標識を行う上記各実施例(実施例1〜3)においては、以下の順序でia工 程を実施した。
a) 試薬成分(スズ(■)塩十例1に記載の安息香酸誘導体)の製造 b) 過テクネチウム酸塩溶液の添加 C) 細胞の混合、および d) 洗浄または遠心分離による標識細胞の分離。
顆粒球および白血球を標識するには、以下の手順によって同様またはよりすぐれ た結果が得られる事がわかっている。
a) 試薬成分(スズ(II)塩十例1に記載の安息香酸誘導体)の製造 b) a)の試薬の細胞内拡散を目的とする細胞との混合C) 細胞に吸収され なかった試薬を除去するための洗浄または遠心分離による分離 d) m胞内に拡散して標識反応を起こさせるための過テクネチウム酸塩の添加 、および e) 洗浄または遠心分離による標識細胞の分離。
実施例8 8Ilfi/1の2.5−ジヒドロキシ安息香酸および55μM/lの塩化スズ C11)の水溶液を製造する。酸性度をpH−365に調整する。 0.150  M/j!のNa(Jに溶解したヒト白血球に対する特異的親和性を有するモノ クローナル免疫グロブリンを2mg/−の割合で添加する。溶液をr適法によっ て滅菌し、0.5dずつに分けて、滅菌バイアル中で無菌操作により窒素雰囲気 下で凍結乾燥する。バイアル中の固型物を0.5−の過テクネチウム酸塩溶液中 に溶解する。 30分間経過後、免疫グロブリンと結合したテクネチウム99m は高い放射化学純度(典型的な場合90〜98%)を示す、免疫グロブリン溶液 を静脈注射するか、または免疫グロブリン溶液を被験者の血液と混合してから静 脈注射する事によって、被験者の白血球を間接的にテクネチウム99m″?!標 識する。標識細胞の分布に相当する放射活性は、これらの白血球が関与している 炎症や感染症または拒否反応の検出および逼影をシンチグラフィーまたはその他 の体外放射線測定によって得られるものである。
塩化スズ(n)の代わりに、クエン酸スズ(II)または酒石酸スズ(n)を用 いてもよい、2.5−ジヒドロキシ安息香酸の代わりに実施例1に示す安息香a =誘導体用いた場合にも同様の結果が得られた。
実施例9 実施例日に記載の方法によって顆粒球をテクネチウム99mを用いて標識するが 、ただしヒト白血球に対する特異的親和性を有するモノクローナル免疫グロブリ ンの化クローナル免疫グロブリンを使用する。
実施例10 実施例8に記載の方法によってリンパ球をテクネチウム99mを用いて標識する が、ただし白血球に対する特異的親和性を存するモノクローナル免疫グロブリン の代わりに、ヒトリンパ球に対する特異的親和性を有する免疫グロブリンを使用 する。
実施例11 実施例8に記載、の方法によって血小板をテクネチウム99mを用いて標識する が、ただしヒト白血球に対する特異的親和性を有するモノクローナル免疫グロブ リンの代わりに、血小板に対する特異的親和性を存する免疫グロブリンを使用す る。標識血小板によって血栓症や塞栓症の検出および盪影が可能になる。
本発明は、その精神または本質的特性を逸脱しない限り、その他の特定の形式で 実施する事もできる。したがって本発明の範囲については、上記の各側よりはむ しろ添布の請求の範囲を参照されたい。
手斧売補正書 (方式) 昭和61年4月24す。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.たんばく様物質を99mTcで標識するために用いる化学組成物において、 たんばく様物質、アミノ安息香酸、モノヒドロキシ安息香酸およびジヒドロキシ 安息香酸またはその水溶性塩より成る群から選択された安息香酸誘導体およびス ズ(II)塩より成る事を特徴とする組成物。
  2. 2.請求の範囲第1項記載の組成物において、さらにテクネチウム99mイオン を含有する事を特徴とする組成物。
  3. 3.請求の範囲第1項記載の組成物において、前記安息香酸誘導体またはその塩 が2,3−,2,5−または3,4−ジヒドロキシ安息香酸またはその塩である 事を特徴とする組成物。
  4. 4.請求の範囲第1項記載の組成物において、前記安息香酸誘導体が4−アミノ 安息香酸またはその塩である事を特徴とする組成物。
  5. 5.請求の範囲第1項記載の組成物において、前記安息香酸誘導体が2−,3− または4−ヒドロキシ安息香酸またはその塩である事を特徴とする組成物。
  6. 6.請求の範囲第1項記載の組成物において、たんぱく様物質がたんぱく質、細 胞および免疫グロブリンより成る群から選択される事を特徴とする組成物。
  7. 7.請求の範囲第1項記載の組成物において、たんぱく様物質が白血球、血小板 および赤血球より成る群から選択される事を特徴とする組成物。
  8. 8.請求の範囲第1項記載の化学組成物において、たんぱく様物質が白血球に対 する特異的親和性を有する免疫グロブリンである事を特徴とする組成物。
  9. 9.請求の範囲第8項記載の組成物において、白血球に対する特異的親和性を有 する免疫グロブリンが、顆粒球に対する特異的親和性を有する免疫グロブリンお よびリンパ球に対する特異的親和性を有する免疫グロブリンより成る群から選択 される事を特徴とする組成物。
  10. 10.請求の範囲第1項記載の組成物において、前記スズ(II)塩がハロゲン 化スズ(II)またはカルボン酸のスズ(II)塩である事を特徴とする組成物 。
  11. 11.請求の範囲第1項記載の組成物において、前記スズ(II)塩が塩化スズ (II)、酒石酸スズ(II)およびクエン酸スズ(II)より成る群から選択 される事を特徴とする組成物。
  12. 12.請求の範囲第1項記載の組成物において、酒石酸スズ(II)およびクエ ン酸スズ(II)以外にさらに酒石酸塩またはクエン酸塩(ナトリウム塩が好ま しい)を含有する事を特徴とする組成物。
  13. 13.請求の範囲第1項記載の組成物において、さらに過テクネチウム酸塩を含 有する事を特徴とする組成物。
  14. 14.請求の範囲第1項記載の組成物において、固型状である事を特徴とする組 成物。
  15. 15.請求の範囲第12項記載の組成物において、凍結乾燥される事を特徴とす る組成物。
  16. 16.請求の範囲第1項記載の組成物において、たんぱく様物質が許容しうるp H値およびイオン強度をもつ事を特徴とする組成物。
  17. 17.ヒトまたはその他の生物における過程の検出またはシンチグラム攝影を目 的とする、請求の範囲第1項記載の組成物の用途。
  18. 18.請求の範囲第17項記載の用途において、炎症、感染症、移植組織拒絶反 応、血栓症または塞栓症の診断のために白血球を標識する事を特徴とする用途。
  19. 19.請求の範囲第18項記載の用途において、前記白血球が炎症、感染症、移 植組織拒否反応の診断に用いられる顆粒球である事を特徴とする用途.
  20. 20.請求の範囲第18項記載の用途において、前記白血球が血栓症または塞栓 症の診断に用いられる血小板である事を特徴とする用途。
  21. 21.ヒトまたはその他の生物における過程の検出またはシンチグラム攝影の方 法において、たんぱく様物質を、アミノ安息香酸、モノヒドロキシ安息香酸およ びジヒドロキシ安息香酸またはその塩より成る群から選択された安息香酸誘導体 、スズ(II)塩およびテクネチウムイオンを含む組成物で処理する事により標 識し、このたんぱく様物質をヒトまたは他の生物に注射する事を特徴とする方法 。
  22. 22.請求の範囲第21項記載の方法において、安息香酸誘導体、スズ(II) 塩およびテクネチウムイオンを含有する溶液を製造し、この溶液でたんぱく様物 質を処理する事を特徴とする方法。
  23. 23.請求の範囲第22項記載の方法において、凍結乾燥したスズ(II)塩と 安息香酸誘導体をテクネチウムイオンを含有する溶液に溶かす事によって、テク ネチウムイオン、スズ(II)塩および安息香酸誘導体の溶液を製造する事を特 徴とする方法。
  24. 24.請求の範囲第22項記載の方法において、テクネチウムイオンを含有する 溶液を安息香酸誘導体、スズ(II)塩およびたんぱく様物質を含有する組成物 に添加する事を特徴とする方法。
  25. 25.請求の範囲第24項記載の方法において、テクネチウムイオン含有溶液を 添加する前に安息香酸誘導体、スズ(II)塩およびたんぱく様物質を凍結乾燥 する事を特徴とする方法。
  26. 26.テクネチウム99mで標識された血小板。
  27. 27.白血球、血小板、または赤血球をinvivoで間接的に標識する方法に おいて、所望の白血球、血小板、または赤血球に対する特異親和性を有する免疫 グロブリンを標識し、標識された免疫グロブリンをヒトまたは他の生物に注射す る事を特徴とする方法。
  28. 28.請求の範囲第27項記載の方法において、白血球に対する特異的親和性を 有する免疫グロブリンが、顆粒球に対する特異親和性を有する免疫グロブリンお よびリンパ球に対する特異的親和性を有する免疫グロブリンより成る群から選択 される事を特徴とする方法。
  29. 29.請求の範囲第1,2および13項記載の化学組成物の製造方法において、 安息香酸誘導体またはその水溶性塩および水溶性スズ(II)塩を水溶液中に入 れ、この溶液を過テクネチウム酸塩水溶液と合わせ、99mTc標識たんぱく質 を製造するには、たんぱく貿の溶液と合わせ、99mTc標識細胞を製造するに は、過テクネチウム酸塩溶液の添加にひき続いて標識を施すべき細胞を加えて、 標識後に洗浄または分離し、あるいは顆粒球または白血球の形態の99mTc標 識細胞を製造するには、標識を施すべき細胞を添加しで、過テクネチウム酸塩溶 液と合わせる前に洗浄または分離し、標識後に再度洗浄または分離を行う事を特 徴とする方法。
  30. 30.請求の範囲第29項記載の方法において、水溶液のpH値およびイオン強 度を、標識を施すべきたんぱく質または細胞の許容しうる値に調整する事を特徴 とする方法。
  31. 31.請求の範囲第29項記載の方法において、スズ(II)塩、安息香酸誘導 体および(所望の場合には)たんぱく質の溶液を凍結乾燥しておき、後に過テク ネチウム酸塩水溶液と合わせて再構成して水溶液にする事を特徴とする方法。
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