JPS61500155A - 吸入式温熱治療装置 - Google Patents

吸入式温熱治療装置

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JPS61500155A JP59503776A JP50377684A JPS61500155A JP S61500155 A JPS61500155 A JP S61500155A JP 59503776 A JP59503776 A JP 59503776A JP 50377684 A JP50377684 A JP 50377684A JP S61500155 A JPS61500155 A JP S61500155A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸入式温熱治療装置 〔技術分野〕 本発明は吸入法による温熱治療装置に関する。
〔背景技術〕
の関数であることを証明しており、温度は3つの領域に区分することができる。
即ち、最適温度領域と、下張適温度領域と、超最適温度領域である。超最適温度 においては、ウィルス性遺伝物質は早期に遊離されるリソシーム酵素によって破 壊され、ウィルスの発育は阻止される。これらの研究はパリ科学アカデミ−への レポート(291巻、 1980年12月8日、D−957号)のテーマとなっ ている。
これらの研究に基き、ワイズマン研究所と、ieスツール研究所のフランス/イ スラエル研究者チームは、感染性コリーザとアレルギー性持続性鼻炎の温熱療法 を開発した。このため、「リノテルム」と称する装置を考案した。この装置はフ ランス特許出願2.399,851 の主題となっている。この温熱療法に基く 臨床実験では、大部分の患者、特に他の処理では治りにくい持続性鼻炎に冒され た患者の病気の徴候を長期間にわたり中断させることかできた。
斯る成果は開発の励みとなるものではあったが、この目的のために開発された装 置は複雑で高価であるため一般大衆にこの治療法を受けさせることができなかっ たので、この簡単で全く自然な治療法は実際には病院以外では利用されていない 。ところが、言う捷でもなく、構造がより簡単で妥当な価格で販売できる装置で あれば、電動歯プランや歯茎治療用装置等と同様に殆んどの家庭用医療キャビネ ット内に常備しておくことかできるであろう。年によっては冬期に仕事のかなり の稼動日数の損失を招くことのあるウィルス感染の頻度を考慮すれば、簡単で妥 当な価格の装置が広く普及すれば健康保険財政ならびに一般経済の面で有利であ ろう。
〔発明の開示〕
本発明の目的は、特に構造簡単で、確実に作動し、家庭用装置として使用するに 可能な価格の、吸入式温熱治療装置を提供することである。
このため、本発明は請求の範囲第1項に記載した吸入式温熱治療装置を提供する 。
この装置が簡素であるのは可動部材を全く用いない構成としたことによるのであ シ、駆動源(1駆動要素)は水を加熱して得られベンチ−りに供給される圧力蒸 気によって構成されるか、或いは、吸入時の負圧により構成される。作動のパラ メータはほぼ一定であるので、吸入される空気/蒸気混合物の温度は構造により 設定することができる。
〔図面の簡単な説明〕
添附図面は本発明の装置の2つの実施例と1つの変形例を模式的に例示したもの である。
第1図は1つの実施例の縦断面図である。
第2図は変形例の一部分の一部切り欠き側面図である。
第3図は第2実施例の模式図である。
〔発明を実施するだめの最良の形態〕
第1図に示した装置は円筒形容器2によシ形成されたハウジング1を備え、この 容器はそれに螺合された栓3によって閉鎖されている。栓3の側面に形成した溝 5内に配置されたシール部材、即ち、Q IJソングは、栓3と円筒形容器2と の間のシールを行う0 容器2の壁は、断熱層7で囲繞されたステンレス鋼製の内側部分6と、例えばプ ラスチック材料で形成することの可能な外板8とで構成される。
栓3はその対称軸と同心的でかつ互いに同軸的な2本のチーーブ9および10を 担持しており、これらのチーーブは例えばステンレス鋼、耐蝕合金、またけプラ チナ被覆チタンで形成されている。これらのチーーブは2本の導線11および1 2によって夫夫交流電源Sに接続されていると共に、その上部には開口9aおよ び1.0 aが夫々設けである。これらのチーーブは弁蓋溜水を加熱する電極と して作用するもので、言うまでもなく、単純な2本の軸(図示せず)によって置 換することができる。その場合、これらの軸の下端には2つの球形部または円板 を設けて、容器底部に於ける電極の導電表面を増加させ、加熱作用が水位の影響 を受けない様にするのが好ましい。水・は加熱抵抗を構成すると同時に、蒸気お よび水滴の形で分配される生成物を構成する。
通路13は栓3を軸方向に貫通しており、ノズル14のところで終っている。こ のノズル14はベンチーリ15の首部内に突出している。ベンチーリ15は吸入 マスク17内に開口した通路16と栓3を直径方向に貫通した通路18との合流 部に形成されている。通路18はペンチーリ15の首部を外気に連通ずるもので ある。容器20底部とノズル14は毛細管13Hにより結ばれている。マスク] 7は単なる一例にすぎないのであり、鼻孔内に直接挿入する様になった2本の導 管で置換して、蒸気が顔面の皮膚に作用するのを防止することができる。
この装置は次の様に作動する。容器2の内壁6にマークした水位まで容器内に水 を注入する。この水位は栓3の下面から成る距離、例えば3cmのところに位置 する。チーーブ状電極9および10を備えた栓3を容器2に螺合し、電極を交流 電源Sに接続する。これらの電極間を電流が流れると水が加熱される。開口9a および10aは容器2の異なる領域内で水が同一水位に保持されるのを可能とす ると共に、蒸気が通路13に向って流れるのを可能にする。約1〜2分後に水が 沸騰すると、生成された蒸気は圧力下で通路13およびノズル14を通って逃れ 、ペンチーリ15の首部の領域に負圧を発生させ、ベンチュリ15は空気を吸い 込む。ベンチ−りは、約20℃の大気と100℃の水蒸気との混合により水でほ ぼ飽和された約43℃の混合気が形成され、かつ、流量が45 l/min程度 になる様に調節する。この流量は一定であって毎秒3/4リツターの流量に相当 し、成人の吸入容積に対応する。
水蒸気は約103Paから104Paの圧力でノズル14に達する。ノズル14 は0.5〜2mmの直径を有し、蒸気の流速は50〜200 m/ s程度であ る。蒸気の流量は約0.33m”/hであり、密度は0.6 Kg/ m 3で ある。処置が約半時間継続するものとすれば、水の消費量は約1 dlであるの で、ハウジング1の容量は約150m3である。
水蒸気によって誘引される空気は約20℃の外気であり、その割合は約2711 3/ h %即ち、約2.6 Kg/ hで′ある。この場合、水蒸気で飽和さ れた混合気の質量流量は2.8Kz/hとなり、温度は43℃となる。容器2内 に加わる高圧とノズル14の領域に作用する負圧とにより、成る程度の量の水は 導管13aの出口で霧化されて2〜20μmの水滴となる。これらの水滴は鼻粘 膜に付着させて鼻粘膜の加熱効率を向上させることを目的とするもので、鼻粘膜 は適当に加湿されなければならない。
第2図に示した変形例は更に温度測定装置を備えている。この温度測定装置は例 えば吸入マスク17内に配置されたバイメタル温度計19から成り、その表示板 は吸入中に使用者から見えるので使用者は処置が良好に進行している事を確認す ることができる。
この温度測定装置はリング20を備えた調節機構により補完される。このリング 20は栓3のうち直径方向通路18が貫通している部分の周りに回転可能に装着 しである。このリング20には2群の開口21が設けてあり、開口の直径は同じ 方向にゆくに従い減少させである。夫々の群の開口のうち互いに対応する直径の もの同志はリング20に沿って直径方向に対向させであるので、同じ直径の2つ の開口は直径方向通路18の両端に同時に相対峙するべく持来すことができる。
この調節リング20があるので、吸入マスク]7の内側に形成される吸気の温度 が適正で々い時には使用者は修正することができる。
吸気温度が高すぎる場合には、使用者は直径のより大きな開口21が直径方向通 路18の両端に来る様にリング20を回す。そうすれば、ペンチーリ15によっ て誘引される空気の割合が増加し、空気/蒸気混合物の温度が低下するであろう 。逆の場合には、より小さな直径の開口21を直径方向通路18に合せれば、混 合物の温度は上昇するであろう。実際には、20℃の空気を用いて43℃の混合 気を供給できる様に装置に積極的に目盛りを付す。これは最も使用頻度の高い場 合に該当する。しかし、この測定装置および調節機構は、外気温度が20℃で々 い時に異なる条件から作動を開始する場合に制御および温度調節を行うことが可 能であシ、蒸気の温度は一定に維持される。
従って、本発明の吸入式温熱治療装置は極めて簡単であり、その結果家庭で使用 するに理想的々装置となるから、家庭用医療箱に常備することができる。
その構造が簡単であるので妥当な価格で製造することが可能となるだけで々く、 マスク17の清掃や各回の使用後のまだは同一患者の治療に必要な一連の処置の 後のマスクの交換の様な基本的衛生措置を除いては事実上何らのメンテナンスも 要しない。
水の導電性を利用しながら前記電極を用いて水を熱するためには水道水を使用す ることができ、水道水の導電性は1000μS/Cmから4C100μSAmの 範囲にある。
電極の表面積に対して水の導電性が小さすぎる場合には、酸捷だはNaC1を添 加することにより導電性を増加させることができる。
ので、水が蒸発するにつれて溶液の導電性が増大するであろう。しかし、溶液中 に浸漬した電極表面積は溶液の水位が下がるにつれて減少するので、はぼ一定し た出力を得ることができる。
装置を適切に作動させるに必要な蒸気を発生させるため水は沸点まで加熱される ので、水道水を利用してもバクテリアに関する特別な問題は生じない。
硬水を使用することにより生ずることがあるスケールは10%酢酸溶液により溶 解させることができる。
NaCtを添加した蒸溜水を使用すればスケールの問題を解消することができる 。
電極の寸法は、例えば、次の様に定めることができる。
蒸気で飽和された空気の流量が0.751/Sにれは2.86Ky/hに対応す る)であるとすれば、Mo1lierダイヤグラムによれば水の質量流量は 必要な電力は 抵抗は次の様でなければならない。
γ−導電率 Se−電極表面積) 水の電気分解を回避するためには電流密度はI / S <、 1200 A/ m2であるので、5e=5Crn2 L=1.86の 寸法設定の計算に際しては、蒸発が開始すると同時に蒸気の気泡の存在により電 極の有効湿潤表面積が減小して出力が大幅に低減することを考慮しなければなら ない。
もちろん、水の酸性度を修正することに加えて、例えば電極間隔を調節すること も可能である。この10 特表明61−50吋’、)5(4)加熱装置は交流電 源に接続された2本の電極で有利に構成され、安価である点において有利であり 、かつ、水が無い時には加熱も行われないので偶発的なオーバーヒートが避けら れるという利点があるが、例えば電極に代えてハウジング1内に電気抵抗を浸漬 させて成るジュール効果を利用した他の型式の加熱装置を使用してもよい。
第3図にごく模式的に示した第2実施例はハウジング22を備え、このハウジン グ内では加熱体23が水中に浸漬しである。この加熱体(前記実施例と同様に2 本の電極と導電率の小さな水とで構成してもよい)はスイッチを介して電源Sに 接続されている。このスイッチは弾性膜25によって2つの部分に分割されたケ ーシング24を有し、弾性膜25にはメタルキャップ26が装着しである。電源 Sと加熱体とを接続する導線の一方はケーシング24を貫通していると共に2つ の端子270間で中断されている。ケーシングのうち端子27を収蔵している方 の部分は導管28によりハウジング22の頂部に連結されている。このケーシン グ24の他方の部分は大気に連通しているので、端子27に対するメタルキャラ 7″26の位置は大気とハウジング22との間の差圧に依存している。
更に、このハウジング22の頂部は導管3oを介1] して吸入マスク29に接続されており、ハウジング22内で発生し導管30を流 れる蒸気の流れは一方向弁31により制御される。この弁は導管30の上流と下 流の圧力が等しい時には通常は閉じており、上流側の圧力が下流側より高くなっ た時に開いて蒸気が吸入マスク29の方向に流れるのを許容する。
第2の弁32は導管33内の流れを制御するもので、この導管33は大気に連通 していると共に弁31の下流側で導管30内に開口している。この弁32は前述 した弁と同様のもので、この弁32の下流側の圧力が大気圧より小さくなった時 に開弁する。夫々の弁31.32は導管30および33の流路面積を調節する手 段に連結することができる。
この実施例の装置は次の様に作動する。弾性膜25の両側の圧力が同じ時には、 弾性膜25はメタルキャラf26を端子27に押圧するので加熱体23に電流が 流れる。ハウジング22内の水が沸騰して蒸気が発生した時には、圧力は僅かに 高くなり弾性膜25は端子27からメタルキャンプ26を引き離すので、加熱体 23への通電は停止せられる。
これでこの装置は作動させ得る状態となる。
マスクから吸入することにより導管30の下流側部分内に負圧が作用すると、弁 31と32とは同時に開弁し、これらの弁の流路面積に応じた割合で蒸気と空気 が流れるのを許容する。
吸入マスク29に向って蒸気が流れることによりハウジング22内の圧力が低下 すると、メタルキャラ7026と端子27との接触が回復し、水の加熱により再 び蒸気が発生する。使用者が吸入を止めれば、弁31および32は閉弁し、圧力 が大気圧より僅かに低く々ると直ちにハウジング22内の蒸気の発生は停止する 。この実施例は主として作動モードが不連続的である点で前記実施例と相違して いるのであり、空気/蒸気混合物の流れは導管30内の負圧に応じてのみ生ずる のであり、との負圧は使用者がこの導管の上流側端部に作用させる吸気により発 生するのである。加熱体として2本の電極と水の抵抗を利用する場合には電気的 イナーシャがほぼゼロになるので有利であり、応答時間は実質的に瞬間的となる 。
変形例として、弾性膜25により作動される接点を廃止して、ハウジング22内 にほぼ一定の圧力(弁31の開弁圧力より小さな圧力)を維持する様になった絞 り付きベント(図示せず)を介して・・ウソフグの上部を大気に接続することも 可能である。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1項) 昭千〇60年6月17日。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.湿分で飽和された35℃〜50℃の温度の空気を発生しかつ分配するための 手段を備えた吸入式温熱治療装置であって、水を収容するハウジングと、この水 を少なくともその沸点に加熱する手段と、前記ハウジングの上部と前記分配手段 との間の接続導管と、前記導管に連通した空気供給通路と、前記通路と前記導管 との合流部に設けられ前記供給通路の下流に空気と蒸気との比例的流れを形成す るための圧力応答手段、とを備えたことを特徴とする吸入式温熱治療装置。
  2. 2.前記接続導管はインゼクタで構成し、前記インゼクタの下流端は前記分配手 段内に開口した管の入口側首部内に係合させ、前記首部と大気を導管で接続した ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の装置。
  3. 3.前記ハウジング内に収容された液体中に一端が浸漬され他端が前記インゼク タに隣接した毛細管を備えて成る請求の範囲第2項記載の装置。
  4. 4.前記接続導管はハウジングの上部に連通していると共に2つの一方向弁を介 して大気に連通しており、前記各一方向弁の開弁は接続導管の下流部分内の負圧 に応じて制御され、前記加熱手段はスイッチを介して電源に接続された電気式加 熱要素を備え、前記スイッチは膜により作動せられ、前記膜の一方の面は大気圧 を受け、他方の面は前記ハウジングの上部内の負圧を受けることを特徴とする請 求の範囲第1項記載の装置。
  5. 5.前記接続導管はハウジングの上部に連通していると共に2つの一方向弁を介 して大気に連通しており、前記各一方向弁の開弁は接続導管の下流部分内の負圧 に応じて制御され、前記ハウジングの上部は絞り付きベントを介して大気に連通 していて、接続導管の下流部分内の蒸気の流れを制御する前記弁の開弁圧力より も低い圧力がハウジング内に保持されるようになっていることを特徴とする請求 の範囲第1項記載の装置。
  6. 6.前記加熱手段は交流電源の夫々の極に接続され水中に挿入し得るようになっ た2つの電極により構成され、前記水の導電率は少なくとも数百μS/cmであ ることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の装置。
  7. 7.前記入口側首部を大気に接続する導管の流路面積を調節する手段を備えてい ることを特徴とする請求の範囲第2項記載の装置。
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