JPS6148923B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 現代の住宅事情下で癖のある臭の食品を屋内に
保管する事は、屋内に臭を充満させる為殆ど不可
能である。本案は狭い住宅事情に最適の住宅内調
理場近辺の防臭食品庫に関した件である。

図面にて説明すると、本体１は前面上部に上扉
２、下扉２′を設け、下部に腰板４を設けて全周
無開の筒状を成形して天井に給気管１１を取付、
床に排臭管９を取付けて箱状を成した物で、庫内
には上扉と下扉との境界に合せて大きな通気棚６
を設けて上方を上槽庫３、下方を下槽庫５と成
し、上扉の開閉により上槽庫内の上扉と水平位置
にある物の出入れができ、下扉の開閉により下槽
庫内の下扉と水平位置にある物、及下扉より下位
の腰板等で全包囲した筒状内の物の出入れをす
る。床に通気性の良い簀の子７を敷設し、その上
に防臭間仕切８を自在に置き、機に応じた適当な
区割を成して、臭の拡散、伝染を防止する。給気
管の放出口は本体の天井に取付けて直下に設置し
た拡散板１２で庫内に流入する空気を拡散して柔
かく供給し、吸入口は庫外下方の地表部近くに設
置して、冷えた新鮮な空気を庫内に供給する。排
臭管の吸入口は本体の床に取付、排臭扇１０を備
えた排出口は庫外上空に向けて設置し、庫内の臭
気、暖気を排出し、新鮮な冷気を吸入して一定温
度に保持する。通気棚は取外し可能で上槽庫、下
槽庫を一体化した使用も可能である。扉は上扉、
下扉二段に分割して出来得る限り狭小に開閉して
庫内の冷気を保護し、臭気の漏洩を防止する。腐
敗して悪臭を出す生ゴミを衛生的に一時保管でき
る。新鮮な冷たい外気を地表部より吸上げて上方
より庫内に供給して下方より庫外の上空へと排出
する換気法の食品庫で、庫内を一定の冷たい温度
に保持し、臭気を最短距離で下方より外部上空に
排出し、室内への浮漂汚染を防止する。

使用方法は本食品庫を調理室に設置し、上槽庫
には臭いの弱い食品、軽い食品を収納し、下槽庫
には臭いの強い食品、重い食品を収納する。又、
生ゴミは収集日まで冷たい場所に保管し、腐敗、
悪臭の浮漂を防止する。現代の狭まい住宅では調
理前の原形の生鮮食品、臭いの強い食品、又生ゴ
ミ等の保管場所が無く、只その辺に何んとなく置
くだけで見栄えが悪く、鮮度の低下、腐敗が速く
なり、悪臭が浮漂して不愉快な生活を余儀なくさ
れる。本案の防臭食品庫を住宅内に設置すること
により原形の生鮮食品、強臭食品、生ゴミ等を衛
生的に、鮮度の低下を防止しながら完全に保管
し、生活を快適にする発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は防臭食品庫の正面図、第２図は右壁を
切欠した所の側面図、第３図は前壁を切欠した所
の正面図、第４図は下槽庫部の上面図、第５図は
拡散板の上面図、第６図は防臭食品庫の一部分の
斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 槽庫内を上扉と下扉の接触部に合せて通気棚
   で分け、上槽庫の拡散板に覆われた天井に給気管
   の放出口を取付けて吸入口を庫外下方に設置し、
   下槽庫は下扉に直面する上部には通気棚を設け、
   下部は全周無開の筒状を成して防臭間仕切を設置
   し、床に排臭管の吸入口を取付けて排出口を庫外
   上方に設置して庫外気の下層空気を食品庫内上方
   より取入れ、下方に流通して庫外上方へ放出する
   構造の防臭食品庫。