JPS6147106B2 - - Google Patents

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JPS6147106B2
JPS6147106B2 JP55106369A JP10636980A JPS6147106B2 JP S6147106 B2 JPS6147106 B2 JP S6147106B2 JP 55106369 A JP55106369 A JP 55106369A JP 10636980 A JP10636980 A JP 10636980A JP S6147106 B2 JPS6147106 B2 JP S6147106B2
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JP
Japan
Prior art keywords
shuttlecock
badminton
head
hitting
leather
Prior art date
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Expired
Application number
JP55106369A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5731879A (en
Inventor
Masayuki Funabashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YONETSUKUSU KK
Original Assignee
YONETSUKUSU KK
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Publication date
Application filed by YONETSUKUSU KK filed Critical YONETSUKUSU KK
Priority to JP10636980A priority Critical patent/JPS5731879A/ja
Publication of JPS5731879A publication Critical patent/JPS5731879A/ja
Publication of JPS6147106B2 publication Critical patent/JPS6147106B2/ja
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、バドミントン競技用のシヤトルコ
ツクに関する。
バドミントン用シヤトルコツクは、一般に、水
鳥や陸鳥の羽根をスカート状に編組したもの、あ
るいはプラスチツクス材料を天然の羽根の空気力
学特性に似せて成形したものからなるシヤトル部
に、皮革(合成)で包まれたコルクあるいは
PVCフオームやポリウレタンフオームの如き合
成樹脂コルクからなる打撃用頭部を取りつけて構
成される。
ところで、このバドミントン用シヤトルコツク
に要求される性能事項としては、バドミントンラ
ケツトで打撃したときの反撥力、飛行の安定性そ
して打球感がある。最後の打球感は、他の性能に
比べて主観的な感がするが、しかしこの主観的性
能が、またバドミントン用シヤトルコツクにおい
てはきわめて重要視され、他の二つの客観的性能
とともにその向上が望まれている。バドミントン
用シヤトルコツクの諸性能を決めるものは、シヤ
トル部と打撃用頭部であるが、この発明は特にそ
の打撃用頭部の改良に関する。
バドミントン用シヤトルコツクの打撃用頭部
は、上述したように、シヤトルコツクの反撥性、
飛行の安定性そして打球感に大きく影響する。先
ず、反撥性が良くなければならないが、この反撥
性は、通常行なわれている方法で測定される反撥
力ではなくて、ガツト張りされたバドミントンラ
ケツトの打撃面に撃突したときに生ずる反撥感あ
るいは反撥性である。従つて、通常用いられる方
法で測定された反撥力が大きくとも、これがシヤ
トルコツクの打撃用頭部として適したものとはけ
つして言えない。次に、飛行の安定性が良くなけ
ればならないが、これには、飛行軌跡が第1図中
のグラフ線Bのような弾道軌跡よりもグラフ線A
に示すように所定距離を飛行した後急に失速する
ような飛行軌跡を描けること、また飛行中のシヤ
トルコツクの姿勢を安定化させられ、標的方向へ
向けて正確に飛行させられることが、それぞれ十
分に達成できなければならない。このために、シ
ヤトルコツクの打撃用頭部の材質は、その密重が
大きすぎても小さすぎてもいけない。さらに、打
球感が良くなければならないが、このような主観
的要素の強い性能は、上述した2つの性能に増し
て重要であり、例えば、バドミントンラケツトで
打撃したときにシヤトルコツクが重く感じるよう
ではいけないし、また打撃の際に大きな衝撃を感
じてもいけない。このために、上記打撃用頭部に
は、ラケツトの打撃面に当たつて受ける反撥性が
良好である一方で、打撃の際の衝撃感を少なくす
るために弾性振動吸収能力すなわち内部損失があ
る程度大きくなければならないという、互いに両
立し難い特性も要求されるのである。
このように微妙かつきわどい要素が多く、しか
も両立し難いような要求を抱える上記打撃用頭部
は、従来においては、皮革で包被された天然コル
クの使用をもつてしてそれらの難条件を罷りなり
にも満たしていた。
しかしながら、天然コルクは、天然に産するも
のの常として、均質なものが得難く、また面倒な
削り出し加工を行なわなければならないととも
に、上記打撃用頭部の材質としての条件を十分に
満たす部分は少なく、従つて、加工工程が面倒で
あるとともに、生産歩止りが悪く、いわゆる生産
適性を欠くものであつた。また、上記打撃用頭部
として使用するのに適した良質のコルクは大量に
得難く、このことから、いわゆる量産適性をも欠
くものであつた。このため、従来の天然コルクを
使用したシヤトルコツクは、当然のことながら高
価なものとならざるを得なかつた。さらに、従来
の皮革で包被された天然コルクからなる打撃用頭
部を使用したシヤトルコツクは、上述したように
高価なものであるにもかかわらず非常に破損しや
すく、バドミントンラケツトの打撃面で繰り返え
し打撃されているうちに、あるいは誤つてラケツ
トのフレーム部で叩かれることにより、天然コル
クを包被している皮革が簡単に破れたり傷ついた
りしてシヤトルコツクとしての本来の用をなさな
くなつてしまうという問題もあつた。このような
ことは、バドミントン競技を娯楽として手軽に楽
しもうとする人達、あるいはバドミントン競技を
スポーツとして選んだ青少年層に大きな経済的負
担をかけてしまうことになつてしまい、娯楽とし
てあるいはスポーツとしての健全性が損なわれ
る。
そこで、皮革で包被された天然コルクに代つ
て、安価で耐久性のある代用材料でもつて上記打
撃用頭部を形成したシヤトルコツクが要求される
ようになつてきた。ところが、前述したように、
シヤトルコツクの打撃用頭部に要求される条件は
非常に厳しくかつ微妙できわどい要素があるため
に、従来の皮革で被包された天然コルク以外のも
のを使用して構成されたシヤトルコツクは、それ
らの条件から大きく外れてしまい、ただ安価で比
較的耐久性が良いということから、専ら遊び用か
練習用としてしか使えないものであつた。従来、
その使用材料としては、PVC(ポリ塩化ビニー
ル樹脂)あるいはポリウレタン等を打撃用頭部の
形状に発泡成型したものが主に使用されていた
が、バドミントンラケツトの打撃面に対しての反
撥性能とそのラケツトで打撃したときの振動衝撃
吸収性能とが共に従来の皮革で包被された天然コ
ルクのものに比べて大きく劣り、このため打球感
が目立つて悪いといつた欠点が現われていた。ま
たラケツトで打撃された後の飛行方行も安定せ
ず、狙つた方向に飛行させることが非常に難しく
て、競技に著しい支障を来たすものであつた。
さらに、従来の代用材料によるシヤトルコツク
の打撃用頭部は、PVCやポルウレタン等の発泡
体で構成されるが、PVCの場合、PVCの成形を
行ない、次いでその成形品を要求される形状へ膨
張させるという2工程を比較的時間をかけて行な
わなければならず、またポリウレタンの場合、特
開和50−25333号公報に示されているように、発
泡体形成性反応混合物を必要量精密に定量し、こ
れを所定の寸法形状の雄/雌金型中に流し込み、
さらにその金型内にて発泡・硬化するのを待つ
て、その後でようやく金型から取り出せるのであ
る。このように、従来の代用材料による打撃用頭
部も、その生産工程は必ずしも能率的とは言え
ず、その生産適性はさらに改善の必要があつた。
また、ポリウレタンで形成された打撃用頭部は、
8℃以下の低温下で使用すると耐久性が著しく劣
化してしまうため、如何にバドミントンが屋内競
技であるといつても、冬期の使用には適さないも
のであつた。更には、上記特開和50−25333号公
報で述べられている如く、打撃用頭部の重量は僅
か2g程度にすぎないが、このような軽量のもの
をポリウレタンの発泡成形で形成することは実際
上非常に困難であつて、到低量産に適したものと
は言えない。
この発明は、以上に述べてきたような背景を鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、
良質なものが入手し難くなつた従来の天然コルク
によらずに、均質なものが大量に得やすい合成樹
脂材料を使用して打撃用頭部を形成するととも
に、反撥性能、飛行性能および打球感などの客観
的主観的特性において、従来の皮革で包被された
天然コルクを使用したものにきわめて近い特性を
呈することができ、さらに、耐久性、生産適性、
量産適性などにおいては、従来の皮革で包被され
たものに比べて格段にすぐれ、特に生産適性につ
いては、従来の代用材料のものよりさらにすぐれ
ているバドミントン用シヤトルコツクを提供する
ことにある。
本発明者らは、前述した如き諸問題を鑑みなが
ら種々研究を重ねた結果、シヤトルコツクの打撃
用頭部を、イオン架橋および/あるいは化学架橋
を有するポリオレフインを主体とする発泡体で形
成すると、従来の皮革で被包された天然コルクか
らなる打撃用頭部を有するシヤトルコツクの特性
にきわめて近い性能を有するシヤトルコツクが得
られることを見い出し、本発明を完成するに至つ
た。さらに、上記発泡体は、射出成形機での成形
が可能であるため、シヤトルコツクとしての性能
とともに、生産適性、量産適性をも一挙に向上さ
せることができるようになつたのである。そし
て、耐久性についても、もちろん従来の皮革で包
被された天然コルクのものよりも格段にすぐれた
ものとすることができたばかりでなく、冬期の低
温下でも全く劣化しないものとなしえたのであ
る。
ここで、この発明による上記シヤトルコツクの
打撃用頭部は、例えば、ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,エチレン―プロピレン共重合体の如きポ
リオレフインにカルボン酸基の側鎖を付与せし
め、このカルボン酸基の一部が金属イオンによつ
て分子鎖間架橋を行なわしめられたポリオレフイ
ンに、あるいはSiO基等の化学架橋可能な側鎖を
有するポリオレフインに通常の発泡剤を添加せし
めた後、これを射出成形機によつて要求形状を有
する打撃用頭部に成形することにより得られる。
第2図は、このようにして得られた打撃用頭部1
をスカート状に形成されたシヤトル部2に取り付
けてなるシヤトルコツクの完成品の一例を示す。
このように構成されたシヤトルコツクは、バドミ
ントンラケツトの打撃面で打撃された際の打撃
感、反撥性そして飛行方向の安定性において、従
来の皮革で包被された天然コルクを使用のものに
比べ何ら遜色のないものであることが確認され
た。
以下、実施例によつてさらに詳述する。
実施例 1 金属イオンを架橋したアイオノマ―樹脂ハイミ
ラン1555(三井ポリケミカル社製品)100重量部
に発泡剤アゾジルボンアミド1.0重量部をドライ
ブレンドした後、打撃用頭部を射出成形により成
形した。このようにして得られた打撃用頭部にポ
リアミド樹脂製スカートを装着してシヤトルコツ
クを構成し、これを使つて一線級プレイヤーによ
るバドミントン競技を行なつた結果、打撃衝撃
性、打球感にすぐれ、かつ競技上何ら障害もな
く、従来の皮革で包被された天然コルク使用のシ
ヤトルコツクに劣らぬ非常にすぐれたシヤトルコ
ツクであることが見い出された。さらに、その製
造工程は、射出成形によつて要求形状、寸法およ
び重量の打撃用頭部に直接成形加工することがで
きるので、従来のPVC、ポリウレタン等の代用
材料の使用に比べて、製造工程が簡単で、しかも
均一製品の量産化が可能になつたなど、著しく改
善された。また、2℃の温度まで低下させた屋内
でこのシヤトルコツクを使用したところ、耐久性
に何ら変化のないことが確認された。上記温度は
バドミントンの競技が行なわれる状況としては実
質的に最低の温度なので、このシヤトルコツクは
季節を問わず使用できると言つて良い。
比較例 1 エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA),ウルト
ラセン(東洋曹達工業社製品)100重量部に発泡
剤アゾジカルボンアミド1.0重量部をドライブレ
ンドした後、実施例1と同様にして打撃用頭部を
得た。このようにして得た打撃用頭部にポリアミ
ド製スカートを装着してシヤトルコツクを構成
し、これを使つて一線級プレイヤーによるバドミ
ントン競技を行なつたところ、特に打球感が悪
く、かつ反撥性に劣るため、さらにシヤトルコツ
クを狙つた方向、狙つた位置に飛行させることが
困難なため、競技上に著しく障害を生じた。従つ
て、ここで構成されたシヤトルコツクは、従来の
皮革で包被された天然コルク使用のシヤトルコツ
クの代わりとしては、到低使用に耐えないもので
あつた。
実施例 2 ハイミラン1652を60重量部,低密度ポリエチレ
ン40重量部,発泡剤アゾジルカルボンアミド1.2
重量部をドライブレンドした後、実施例1と同様
な方法により打撃用頭部を得、ポリアミド樹脂製
スカートを装着してシヤトルコツクを構成し、こ
れを使つた一線級プレイヤーによるバドミントン
競技評価結果は、耐久性、打球感にすぐれ、かつ
シヤトルコツクを目的とする方向、場所へ目的と
する速度で飛行させることができ、これも非常に
すぐれたシヤトルコツクであることが見い出せ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はバドミントン用シヤトルコツクの特性
の一つである飛行軌跡の良否を比較して示すグラ
フ図、第2図はこの発明に係るシヤトルコツクの
一実施例を示す斜視図である。 1……打撃用頭部、2……シヤトル部(スカー
ト部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シヤトル部と打撃用頭部とからなるシヤトル
    コツクにおいて、上記打撃用頭部は、イオン架橋
    および/あるいは化学架橋を有するポリオレフイ
    ンを主体とする発泡材から射出成形により形成さ
    れたことを特微とするシヤトルコツク。
JP10636980A 1980-08-04 1980-08-04 Shuttlecock Granted JPS5731879A (en)

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JP10636980A JPS5731879A (en) 1980-08-04 1980-08-04 Shuttlecock

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GB2308089A (en) * 1995-12-15 1997-06-18 Vic Tree Injection moulding shuttlecock cork
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