JPS6147079A - 雌雄コネクタにおけるラツチ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、雌雄コネクタのラッチ機構に係り。

ラッチの一方向への回動にて雌雄コネクタの結合を解除
し、他方向への回動にて同結合をロックするようにした
機構に関する。

従来よりｍｌ：　７４１コネクタの一方、例えば雄コネ
クタに回動ラッチを設け、該回動ラッチの一方への回動
にて雌コネクタを押上げ（＃雄コンタクトの挿入方向と
反対方向への押上げ）、他方への回動にて雌コネクタへ
係合させ、コンタクト挿入方向と反対方向への離脱を防
止するようにした雌雄コネクタのラッチ機構が成句であ
る。

これら従来例においてはコネクタ係脱を掌る回動ラッチ
が一方のコネクタに一体不可分に軸装されており、爾後
的な組立が不可能な構造となっている。

コネクタに一対の回動ラッチが一体に付属しているため
、その組立体は大型となりがちであり。

圧搬、梱包上も不利となる。又、回動ラッチがフリーに
展開し、生産、流通、現場スト−／り、バラ携行等にお
いて扱い憎く、作業の支障となる。

又製作上もコネクタとラッチとを別部品で８Ｆ−備し、
後から全屈ピン等を圧入、あるいはかしめ付けし軸装を
図る作業が必要となり、工数増加、軸まわりの部品増加
を強いられ、コスト高となる。

又１回動ラッチを爾後的に押し込む操作のみで組立可能
とした例もあるが、回動ラッチを組込位置からラヤチ作
動位置（組立完成位置）へ回動して組立を行った場合に
、ラッチが再び組立完成位置から組込位置へ逆回動して
離脱することがないような工夫を施すことが不可欠とな
り、その逆周り防止機能が確実に果せ、回動操作に過度
の負担がかかっても充分な強度を望めるものであること
が課題となっている。

本発明は回動ラッチにビン圧入止めした場合と同様のコ
ネクタ係脱４！Ｊ！能を完全に充足させつつ、同ラッチ
の組立が爾後的な単なるラッチ押込み操作のみで簡単に
組立でき、組立後は逆に作動位置から組立位置への逆回
動が確実に阻止されコネクタ本体からは容易に離脱し難
いものとなし、必要がある場合には取り外しも可能であ
り、併せてコネクタ係脱に必要な開閉ストロークが適正
に確保されるようにした雌雄コネクタにおけるラッチ機
構を提供するものである。

以下本発明を図示の実施例に基いて詳述する。

第５図乃至第６図は本発明の第１実施例を、第２図、ｆ
５７図乃至第１２図は本発明の第２実施例を夫々示す（
第１図、第３図、第４図はｍｌ、第２実施例に共通であ
る）。

第１実施例と第２実施例とは後記するように前者がラッ
チブレーキ用のバネ片を有さず、後者が同バネ片を具備
する点で異なり、その他の構造は共通である。

先ず第１図乃至第１２図に基き第１、第２実施例に共通
な構造を説明する。

図において、ｌは雌雄コネクタの一方、例えば＃［端子
３を有する維コネクタ、２は同他方、例えば上記雄端子
３と接続する雌端子（図示せず）を有する雌コネクタで
あり、雌コネクタ２がフラットケーブル圧接コネクタで
ある場合を示す、４はフラットケーブルを示し、第１図
は同ケーブル圧接状ｊ出のコネクタを示す。

雄コネクタｌは上記の雌コネクタの下端ボディ部分を収
嵌する筒形を呈し、該コネクタ収嵌部１０の底面１２に
上記雄端子３が立設されており、僚形部への収嵌状態で
雌雄コネクタ１，２の接続が果される。

雌コネクタ２はそのフラットケーブル巾方向に面する一
対の側面が雄コネクタｌの対向する一対の前後側板５，
６によって案内される。又雌コネクタ２の左右側面が雄
コネクタｌの他の対向する左右側板７．８によって案内
される。

上記の如くなした雄コネクタ１の側板５（フラットケー
ブル４の端面と対向する側板）の両端に一対の回動ラッ
チ９を具備させる。

百回動ラッチ９は対称形状であり、同方向に回動する如
く左右に並列し配置する。上記回動ラッチ９を並列配置
すべく上記雌コネクタ収嵌部１０のケーブル＋１１方向
両端にラッチ嵌装部１１を設ける。該ラッチ嵌装部１１
は前部側板５の表面と一致する面において開放され、且
つ上下に開口する。該左右ラッチ嵌装部１１間に前記雌
コネクタ収嵌部ｌＯの底面１２を延在させ雄端子３の配
置領域とする。

回動ラッチ１１は雌コネクタ２の全部側面１３の左右角
縁面を支える横断固視］形に形成された側板１５．１５
’を有し、該］形側板１５゜１５′の内側にコネクタ保
持部１４を形成する。

］形側板１５’はラッチ自身からみた場合背面板となる
。該コネクタ保持部１４の上端、即ち、］形側板１５．
１５’から成るラッチ本体の上端に雌コネクタ２上面の
左右肩部に沿う］形抜止部１６を連設する。

雌コネクタ２上面の左右肩部には前後方向に延在する凹
所１７を形成し、該凹所１７に上記左右回動ラッチ９の
］形の錠止部１６を掛合する。該］形錠止部１６は雌コ
ネクタ２の離脱を防止するためのもので、雌コネクタ２
の肩部と］形錠止部１６間に許容し得る遊びを形成する
こともある。

又回動ラッチ９の下端にコネクタ押上部１８を連設する
。該押上部１８の押上面を上記雄端子３を植付けたコネ
クタ収嵌部１０の底面１２（雄端子植立面）と同レベル
か同程度とする。

上記コネクタ押上部１８の至近に回動ラッチ９の回動＠
１９を設ける。

該回動軸１９は雄コネクタｌのボディと一体成形で形成
し、図示のように雄端子植立面１２と略同レベルにし、
且つラッチ嵌装部１１の開口付近（前部側板５左右端の
開口部）に横設し、その両端を前部側板５基端と左右側
板７，８に連設する。

他方ラッチ９はラッチ側板１５′の背面で開口する上記
軸１９と平行な切欠軸受部２０を有する。更に軸１９に
は該軸１９及び切欠軸受部２０と同心円で且つ曲率半径
の大なる円弧形軸受部２１を連設する。この円弧形軸受
部２１は上記条件を満たすように切欠軸受部２０の端部
又は中間等に設ける。実施例は該軸受部２１を切欠軸受
部２０の両端に設けている。

これに対応して前記軸１９を真円柱とし、該軸１９の両
端に該軸１９と同心円で且つ軸１９よりも径大な切欠軸
部２２を連設する。該切欠軸部２２は円の直径よりも小
さな円弧部を切欠し形成する。該切欠部は雄コネクタ下
面側、即ちラッチ嵌装部１１の下端開口部側に向は形成
する。

上記切欠軸１１ｉ１１２２は上記条件を満たせば軸１９
の端部又は中間に設ける。切欠軸部２２の長短。

数は問わない。

更に上記回動ラッチ９の下端（切欠軸受部２０より下位
の押上部）の外周面に沿いラッチ回動方向の割溝２３を
入れ、該割溝２３を形成する割片２４に開閉弾性を具備
させる。

又上記各割片２４の外側面に上記切欠軸受部２０の開口
面側に位置して割溝２３に沿い且つ軸方向に突出する係
止段部２５を形成する。

又上記両切欠軸部２２の切欠部の下端に連設して一対の
衝止部２６をｌＩＱ設し、該衝止部２６間に割片２４の
出入ゲート２８たる狭間隔を形成する。該ゲルト２８の
巾をラッチ割片外側面に突設された係り二段部２５の１
１より小さくする。

上記衝止部２６を狭間隔ゲート２８の出口側端面に形成
し、該狭間隔ゲート２８の入口側端面にに記係口Ｊ１部
２５のゲート内への強制侵入を許容するＩｖｉ斜ガイド
面２７を形成し、係止９１２５を該ガイド面２７を滑ら
せて割片２４の弾性に抗し割片２４を閉じ方向に変位さ
せつつ狭間隔ゲート２８内へ侵入させゲート２８の広い
出口において割片２４の弾性復元を得て上記係止段部２
５を上記ゲート出口の衝止部２６に係合させ、ラッチの
逆回動を阻止する。

上記回動ラッチ９のコネクタｌへの組込み、且つその係
脱作動に付、第１実施例を示す第６図に基き説明する。

先ず、同Ａ、Ｂ図に示すように回動ラッチ９の錠止部１
６をｔａｏ’反対側（コネクタｌの下面側）に向けた姿
勢にして切欠軸受ｉ２０をその切欠口から輔１９へ滑合
する。この時円弧形ＩＦ＋１＋受部２１は切欠軸部２２
の切欠面と対向した状態に置かれる。

上記状態から回動ラッチ９をその錠止部１６がコネクタ
ｌの上方・＼起すように回動する。

該回動進行に伴ない前記係止段部２５が狭１ｔｌｌ隔ゲ
ート２８の入口に到達し１割片２４を閉じながらゲート
２８内に強制滑入するに至る。

同時に前記円弧形軸受部２１は切欠ＩｊＴ１１部２２に
滑合するに至る。

更に回動進行すると係止段部２５はゲート２８を通過し
広い出口に至って割片２４と共に開き復元する。この結
果、Ｅ図に示すように係止段部２５がゲート出口の衝止
部２６に係止し逆回動を阻止する。このＥ図の衝止位置
がラッチ９の開き方向への回動死点となり、雌コネクタ
２の押上死点（最大押上点）を形成する。

同Ｅ図の状態から更にラッチ９を回動させ１８０°反転
した位置（ラッチ嵌装部１１内へ収嵌されたＧ図の位置
）で］形錠止部１６が雌コネクタ２の両肩の凹所１７に
掛止するに至る。

この結果、Ｎ１コネクタ２は離脱方向への移動が阻止さ
れる。

第６図Ｅ図から０図間の回動ストロールがラッチ９のコ
ネクタ係脱作動ストロークである。

次に第２実施例に付、第７図、第８図に基き説明する。

既述の如く第８図はラッチ９のブレーキ用バネ片３３を
設けた場合を示す。

バネ片３３はラッチ収嵌部１１内にあって且つ側板６の
下端内面から一体成形で、没け、その自由端をゲート２
９へ向は延設した片持ち板バネで形成する。

該バネ片３３の自由端に突起２９を設け、該突起２９を
割溝２３内へ介入させ、百割片２４間に設けたバネ摺動
溝３０に滑合弾接させ、ラッチ９の回動に伴ない該溝３
０内を摺動しつつその弾発力でブレーキ作用を及ぼしつ
つ、ラッチ９の一方回動死点と他方回動死点で溝３０の
両端に形成した凹み３１．３２に同突起２９を嵌合しラ
ッチ９の錠止位置と押上位置での節度保持を図る（Ｄ。

Ｅ、Ｆ図参照）。

ブレーキ用バネ片２９は上記の如く回動ラッチ９の自由
回転を抑制しつつ、そのバネ片２９の巾でラッチ下端の
割片２４の閉じ方向の変位を制限して衝止部２６との係
止を保ち、ゲート２８を通過しての逆回動を阻止する機
能を併有する。

本発明は回動ラッチ９をコネクタｌに予め設けた軸１９
へ爾後的に一動作で組付できる。

組込位置から作動位置へ回動させることによってう、チ
９のド端割片２４の開き弾性が作用してコネクタｌとし
っかりと係合し逆回り防止効果が的確に得られる。

この結果、ラッチ９の作動ストロークも適切に確保でき
、不用意に組込位置へ回動して軸装することが確実に防
止できる。従って、本発明は回動ラッチ９のワンタッチ
取付を可能としつつ、ピン止めの如３満足するラッチの
コネクタ係脱機能を発揮させることができる。

本発明は構造的にコネクタ成形部を以って各要素を構成
することが可能であり、従来のピン圧入等の軸旧め工程
を要せず、部品も最少にしてコスト安廉に製作できる。

尚本発明において左右ラー、チ９は一体に結合して回−
・タイミングで開閉できるようにし、コネクタ押上げと
解除を同時に行わせるようにした実施例を含む。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す雌雄コネクタ分解斜視図
、第２図はラッチによりｒｉ、＋）−状態を前面よりみ
る同コネクタ斜視図、：ｊ５３図は同コネクタを背面よ
りみる斜視図、ｆｊＳ４図は錠止解除状態を示す同コネ
クタ斜視図、第５図は第１実施例に係る回動ラッチの軸
装部を拡大して示す斜視図、第６図Ａ乃至Ｇ図は同第１
実施例の組立と作動状態を段階的に示す拡大側断面図、
第７図は第２実施例に係る回動ラッチの軸装部を拡大し
て示す斜視図、第８図Ａ乃至Ｆ図は同第２実施例の組立
と作動状態を段階的に示す拡大側面図、第９図は回動ラ
ッチの構造を第２実施例を以って示す内面側よりみる側
面図、第１０図は同ラッチの背面図、第１１図は同ラッ
チを外面よりみる側面図、第１２図は同ラッチ正面図で
ある。 １・・・雄コネクタ、２・・・雌コネクタ、９・・・回
動ラッチ、１１・・・ラッチ収嵌部、１６・・・］形形
出止部１８・・・押上部、１９・・・回動軸、２０・・
・切欠軸受部、２１・・・円弧形動受部、２２・・・切
欠軸部、２３・・・割溝、２４・・・割片、２５・・・
係止段部、２８・・・狭間隔ゲート、３０・・・摺動溝
、３３・・・ブレーキ用バネ片。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）雌雄コネクタの結合解除とロックを掌る雌雄コネ
   クタの一方に設けられた回動ラッチであって、該回動ラ
   ッチをコネクタに予め設けた軸部に対し回動ラッチ組込
   位置において嵌脱可となし、他方回動ラッチの下端に回
   動方向の割溝を入れ、該割溝を形成する各割片に開閉弾
   性を具備させ、回動ラッチの上記組込位置から作動位置
   への回動時における該割片の開き方向への弾性復元にて
   一方コネクタとの係合関係を形成し、該係合にてラッチ
   回動軌跡における上記組込位置方向への回動を阻止し、
   他方コネクタに対する押上位置を確保する構成としたこ
   とを特徴とする雌雄コネクタにおけるラッチ機構。
2. （２）雌雄コネクタの結合解除と、ロックを掌る雌雄コ
   ネクタの一方に設けられた回動ラッチであって、該回動
   ラッチをコネクタに予め設けた軸部に対し回動ラッチ組
   込位置において嵌脱可となし、他方該回動ラッチの下端
   に回動方向の割溝を入れ、該割溝を形成する各割片に開
   閉弾性を具備させ、回動ラッチの上記組込位置から作動
   位置への回動時における該各割片の開き方向への復元に
   て一方コネクタとの係合関係を形成し、該係合にてラッ
   チ回動軌跡における上記組込位置方向への回動を阻止し
   、他方コネクタへの押上位置を確保する構成とすると共
   に、上記割溝内に一方コネクタに設けたバネ片を介入さ
   せ、該バネ片の弾発力により回動ラッチへブレーキ作用
   を与えることを特徴とする雌雄コネクタにおけるラッチ
   機構。
3. （３）特許請求の範囲第２項において、バネ片が割片の
   閉じ方向の変位を制限することを特徴とする雌雄コネク
   タにおけるラッチ機構。