JPS6146709B2 - - Google Patents

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JPS6146709B2
JPS6146709B2 JP10993181A JP10993181A JPS6146709B2 JP S6146709 B2 JPS6146709 B2 JP S6146709B2 JP 10993181 A JP10993181 A JP 10993181A JP 10993181 A JP10993181 A JP 10993181A JP S6146709 B2 JPS6146709 B2 JP S6146709B2
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JP
Japan
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bypass
chamber
valve
plunger
suction
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JP10993181A
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JPS5813269A (ja
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Pareja Ramon
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Lear Siegler Inc
Original Assignee
Lear Siegler Inc
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Publication date
Application filed by Lear Siegler Inc filed Critical Lear Siegler Inc
Priority to JP10993181A priority Critical patent/JPS5813269A/ja
Publication of JPS5813269A publication Critical patent/JPS5813269A/ja
Publication of JPS6146709B2 publication Critical patent/JPS6146709B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的に、流体取扱系統において使
用するバイパス・アンローダ弁に係り、特にその
ような弁の改良された構成であつて比較的高い流
体圧力の使用を伴う装置におけるその長時間にわ
たる使用を許すものに係る。
出願人の先行米国特許第4171708号には、流体
の吐出しが間欠的に遮断される流体取扱系統にお
いて使用するように構成されたバイパス・アンロ
ーダ弁が開示されている。そのような装置におい
ては、1個のポンプが使用されて高圧流体を1個
または複数個の吐出ノズルへ給送し、複数の位置
において高圧スプレーを提供するように仕組まれ
ている。例えば、硬貨の投入によつて作動される
洗車装置においては、区画された室に位置される
複数個のスプレー・ガンへ水またはその他化学薬
品を給送するために1個の共通のポンプが使用さ
れる。任意の或る時点において、全部または全部
よりも少ない個数のスプレー・ガンが作動し、も
しくはどのスプレー・ガンも作動していない。し
たがつて、ポンプが過度の背圧にさらされないよ
うに、バイパスへの液体のアンローデイングを生
じさせる装置が設けられなくてはならない。出願
人の前記先行特許のアンローダ弁は、関連圧力が
比較的低いまたは中位である流体取扱系統にとつ
ては全く好適であるが、その構成は比較的高い圧
力を使用する装置においては必らずしも完全に好
適ではない。例えば、弁軸またはプランジヤは強
いばね要素によつて引張状態に維持され、バイパ
ス弁が働らくためには、プランジヤは、吐出口圧
力の増加にしたがつて該ばねの力に抗らつて運動
するようにされなくてはならないことは前記先行
特許に開示されている通りである。高い流体圧力
が生じる場合、力は著しく強大になり、その結
果、プランジヤ部材は引張力で破損するおそれが
ある。このことは、プランジヤの直径を大きくす
ることによつて防止され得るが、それによつて、
アンローダ弁の寸法と重量とコストは必然的に増
加する。さらに、プランジヤに結合されたピスト
ン要に配されたカツプ・シールは、ピストンとシ
リンダの側壁の相互係合面間を通じて押出され、
従つて遭遇される圧力次第で、漏れと性能の劣化
とを生じさせ、ひんぱんな修理を必要とする。
本発明の原理に従えば、前記先行特許における
いくつかの問題は、弁ハウジング、プランジヤ部
材、使用されるばねの形式及び弁並びにシールの
配列様式の構成を修正することによつて解決され
る。一そう明細に説明すれば、強い引張コイルば
ねによつて引張状態に維持される中実棒状のプラ
ンジヤを用いることに代えて、本発明において
は、流体を運搬する管状プランジヤが採用され、
このプランジヤに浮動ポペツト弁が遊装される。
浮動ポペツト弁は弁ハウジング内に据付けられた
面取りされたリング状の固定弁座と協働するよう
にされている。プランジヤに作用する圧縮型のば
ねは、ポペツト弁をその弁座に対し流体阻止関係
に当接させるように定常的に圧迫する。さらに、
プランジヤにはカツプ・シール、押出阻止リング
及び案内部材が結合される。これら要素はバイパ
ス・ポートと吐出ポートとの間に配置される。プ
ランジヤの一端には、逆止め玉弁組立体が取付け
られる。該逆止め玉弁組立体は、定常作動下にお
いては、吸込ポートから管状のプランジヤを通つ
て流れる流体によつて開放位置へ押圧され、それ
によつて、流体は吐出ポートから吐出される。し
かし、吐出ポートが利用装置の遮断断によつて塞
止されたときは、吐出室内の圧力が増加し、逆止
め玉弁をその座に当接させるとともにカツプ・シ
ール・案内リング組立体に対し差動圧力を加え
る。この差動圧力はばねの圧縮力に抗するように
働らき、もし吐出口圧力が先決された大きさに達
するならば、ポペツト弁が開かれて、流体が吸込
ポートからバイパス・ポートへ直接に流れること
を許す。ばねは概ね真直ぐであるから、ポペツト
弁の開放の移度は吐出ポートに存在する圧力の関
数であり、従つて、本バイパス・アンローダ弁は
系統に含まれる残りの利用装置を通る流量を調整
するのに使用され得る。さらに、ポペツト弁の有
効区域に作用する圧力は、バイパス室と吐出室と
の間のシールのより大きい有効区域に加えられる
流体の力を相殺する力を生じさせるから、弁は他
方式において可能にされるそれに比べ実質的によ
り小さい最大変位力パラメータを有するばねを使
用し得る。
したがつて、本発明の主目的は遭遇される作動
圧力が比較的高い、例えば約281Kg/cm2
(4000psi)、流体取扱系統において用いる改良さ
れたバイパス・アンローダ弁を提供することであ
る。
本発明の第2の目的は、プランジヤ軸が管状で
あり、吸込室から吐出室への導管として働らくと
ともに、可動ポペツト要素並びに変位され得るピ
ストン組立体のための支持体として役立つように
仕組まれたアンローダ弁を提供することである。
本発明の第3の目的は、単一の逆止め玉部材
を、管状の流体運搬弁プランジヤの吐出口に対し
て流体密閉関係に配置させるバイパス・アンロー
ダ弁を提供することである。
本発明の第4の目的は、プランジヤ部材が圧縮
力のみを及ぼされ、流体の力が効果的に相殺さ
れ、従つて、より小さい力が正常な作動に必要と
されるように仕組されたバイパス・アンローダ弁
を提供することである。
本発明の以上の、並びにその他の、目的と利点
は、添付図面を参照して提供される一推奨実施例
の下記詳細な説明から当業者に明らかに理解され
るであろう。
第1図を参照すると、本発明の原理を実施され
たバイパス・アンローダ弁が10を以て示されて
いる。該弁10は、ばねハウジング12を含む三
片外ハウジングと、弁体14と、端キヤツプ16
とを有する。弁ハウジング12は全体として円筒
形であるが、概ね円錐形のテーパ形にされた中間
部分18を含み、該中間部分18は縮径された端
部分20を大径部分22に一体的に接続する。大
径部分22は雌ねじ24を切られており、それに
よつて、ばねハウジング12を弁体14に連結す
る手段を提供する。
ばねハウジング12の端部には、調整ねじ28
を受けるための雄ねじ付き部材26が配置されて
いる。調整ねじ28の整定位置を維持するため止
ナツト31が設けられている。
ばねそのものは30を以て示され、圧縮ばねを
以つて成つており、該圧縮ばねは、図示実施例が
約281Kg/cm2(4000psi)の圧力をを使用する流体
取扱系統において働らくように設計されていると
仮定して、典型的に約500Kg(1100ポンド)毎
2.54cm(1インチ)の付近のばね定数を有する。
しかし、関連するばね定数は弁が使用されるとき
の作動圧力の関数であること、従つて、いかなる
特定ばね定数への限定も意図されず、または意味
さるべきでないことは当業者によつて理解される
であろう。
ばね30は円柱形の整合スタツド32をその一
端に配置され、該整合スタツドはその一部をばね
30のコイル内に延びて円錐形凹所34に対する
定心作用を提供する。凹所34は調整ねじ28の
テーパ端と協働する。さらに、ばね30は、ばね
ハウジング12の端部分20の内円筒面によつ
て、バイパス・アンローダ弁の中心線に対して概
ね同軸整合するように抑制されている。即ち、ば
ね30が荷重下で座屈する傾向は、それがばねハ
ウジング12の端部分20の内側面に当接するこ
とによつて阻止される。
上記したように、ばねハウジング12は弁体1
4にねじ結合されており、ポート36はばねハウ
ジング12の内部を大気圧に維持する。
プランジヤ・ピストン組立体を構成する各種部
品を説明する前に、弁体14の構造の細部に就て
説明する。弁体14は好適な材料例えばステンレ
ス鋼から形成され、それは鋳造または機械加工に
よつて作られる。弁体14の寸法は弁が使用され
る作動圧力によつて或る程度決定され、このこと
に鑑み、弁体14は吸込ポート38と、吐出ポー
ト40とバイパス・ポート42(第2図)とを有
することが理解され得る。これらポートのおのお
のは、雌ねじ44を設けられており、それによつ
て、連結部材(図示されていない)が前記雌ねじ
とねじ結合されてバイパス・アンローダ弁を圧力
流体給源に接続するとともにそれを利用装置に結
合することを可能にする。バイパス・ポート42
は、高圧流体取扱系統のポンプ(図示されていな
い)の吸込側と連絡されたリザーバに好適なホー
スによつて接続されるように配列されている。
吸込ポート38は46を以て示される吸込室と
連通する。やや似た態様を以て、吐出ポート40
は吐出室48と連通し、バイパス・ポート42は
バイパス室50と連通している。これら室のおの
おのは弁体14の内部に形成されている。
第1図において見られるように、弁体14はそ
の左端54から吸込室46まで延在する軸方向の
孔52を形成されている。孔52は軸受押え部材
56の雄ねじを受けるように雌ねじを設けられて
いる。軸受押え部材56はそれを貫通するカウン
タボア58を形成されている。管状のプランジヤ
62の端部内にプレス嵌めされた中実円柱形の軸
60が前記カウンタボア58を通つて延びてばね
保持要素64に当接する。該要素64はテーパ形
の凹所66を有し、該凹所は、部材32と64と
によつて構成されるばね30の反対両端支持体間
における該ばね30の自動中心整合を提供する。
軸60とプランジヤ62の往復運動を許すため
に、軸受押え56は、その軸方向の孔の内部に、
左から右に、押出阻止リング68、カツプ・シー
ル70及び案内スリーブ72とを配されている。
これら要素は軸受押え56の凹所に配置された円
筒形のスペーサ74によつて適所に確保され、全
組立体はスナツプ・リング76によつて一体的に
保持されている。押出阻止リング68と円筒形の
案内スリーブは好ましくはプラスチツク結合材を
混入することによつて長期間摩耗に耐える潤滑面
を提供するグラフアイトから形成されることが好
ましい。カツプ・シール70はネオプレンまたは
その他の好適な材料から形成される。カツプ・シ
ール70は比較的高い(典型的には例えば約281
Kg/cm2〔4000psi〕)吸込流体圧力にさらされるか
ら、通常、シール材料は押出されそして変形され
る傾向を生じる。しかし、押出阻止リング68を
設け、それを軸60の外面に緊密に滑合させるこ
とによつて、そのような押出しは防止され得る。
第1図の横断面図を引き続き参照すると、プラ
ンジヤ62の側壁を貫いて複数個の穴78を形成
され、これら穴78は吸込室46に対して露出さ
れていることが見られる。これら穴78がプラン
ジヤ62の長手方向の孔80と連通しており、該
長手方向の孔80はその最右端において開いてい
る。
プランジヤ62の最右端には逆止め弁がねじ結
合されており、該逆止め弁は、スロツトを形成さ
れたケージ82と、玉84と、玉保持ピン86と
を含む。ケージ82は球形に凹まされた弁座88
を画成するように機械加工され、Oリング90が
プランジヤ62の外面とケージ82の内面との間
に配置され、それによつてこれら組み合う部品間
の漏れが防止され得る。この玉弁即ち逆止め弁組
立体は、バイパス・アンローダ弁10の吐出室4
8内に配置されていることが注目されるべきであ
る。
弁体14内の吸込室46とバイパス室50との
間には円筒形の凹所92が画成され、該凹所92
内にはポペツト弁座94が取付けられている。ポ
ペツト弁座94は概ね環状の構造を有するが、そ
の片面に浮動ポペツト弁部材96の結合面と協働
するように配列された面取りされた凹所を有す
る。浮動ポペツト弁部材96はプランジヤ62に
遊装されている。oリング98が環状の弁座94
の外面に形成された凹所に配置され、それによつ
て、吸込室46とバイパス室50との間のいかな
る流体漏れをも通常阻止する。
管状のプランジヤ62を図面において明細に観
察すると、それは穴78を形成されている区域に
おいては該区域と逆止め弁ケージ82が結合され
た最右端との間の区域に比べより大きい第1の直
形にされていることが認められる。大径部分と小
径部との交点にかようにして形成される肩は、浮
動ポペツト弁部材96によつて当接される止めと
して働らく。ここでもまた、oリング102がプ
ランジヤ62に形成された凹所に配置されてい
て、吸込室46からバイパス室50への漏れを阻
止するシールとして働らく。
引き続き第1図を参照すると、バイパス室50
の直ぐ右の弁体内側面はスリーブ部材104を受
けるように内方へ凹所を形成されている。スリー
ブ部材104は概ね円筒形であり、それを通つて
延びるプランジヤの部分の外径よりも大きい先決
された寸法である内径を有する。スリーブ104
とプランジヤ62との間のギヤツプにはカツプ・
シール106、押出阻止リング108及び案内リ
ング110が配置される。環状スペーサ部材11
2がプランジヤ62を包囲し、そしてその長さ
は、ポペツト弁要素がその組合わされた弁座94
に当接するときそれをポペツト弁部材96に当接
させるように選ばれている。スペーサ部材112
は案内リング110が当接する環状面を画成する
ため実質的により大きい直径に末広になる前端部
を有する。好ましくは、案内リング110と押出
阻止リング108は、好適なプラスチツク結合材
を配された粉末グラフアイトから形成され、それ
によつて、硬質の潤滑された摺動面が案内リング
の外径とスリーブ部材104の内径との間に維持
される。押出阻止リング108は、ネオプレンで
成るカツプ・シール106に作用する高圧によつ
て該材料が押出されて案内リング110とスリー
ブ部材104との間の隙間に流入することを不可
能にする。
組立体は弁体14にねじ116によつて結合さ
れた端キヤツプ16によつて完成され、該端キヤ
ツプ16の前端縁はスリーブ部材104と当接し
てそれを長手方向に変位しないように確保する。
oリング118が端キヤツプ16の前面と弁体1
4との間に、これら部品とスリーブ部材104と
の当接部に近接して配置される。同様に、oリン
グ120が弁体14の最右端に形成される凹所に
取付けられ、それによつて、高圧吐出ポートか
ら、ねじ付き表面16に沿つて出じる、環境への
漏れを阻止する。
以上、本発明のバイパス・アンローダ弁の細部
が詳細に説明されたから、次ぎに、その作動の態
様に就て説明する。それによつて、様々に構造関
係が詳細に開示されるであろう。
本発明のバイパス・アンローダ弁は、ポンプな
どからの高圧下の流体が、1個または複数個の利
用装置から間欠的に分配さるべき流体取扱系統に
おいて用いるようにされる。これに関して、硬貨
投入によつて始動される洗車装置が最も説明に役
立つ。そのような装置においては、水または水と
その他の化学薬品との混合物が、低圧給源例えば
公営上水道から供給され、そして好適なポンプ通
して送られることによつて所望のレベルに迄液圧
が上昇される。好適な配管によつて、高圧液体
は、おのおのがスプレー・ガンの形式にされた利
用装置とそれに配されたオン・オフ流量制御装置
とを有する複数個の洗車室へ運ばれる。任意の一
時点において、複数個のスプレー・ガンの全部ま
たは一部が作動され得る。また、全く作動されて
いないときもある。
かくの如き装置の性質から、ポンプは域る範囲
の背圧にさらされ、該背圧は全スプレー・ガンが
使用されているときは最小であり、全スプレー・
ガンが使用されていないとき最大である。開示さ
れたごとき型式のアンローダ弁を組込むことによ
つて、吐出しはポンプ自体の作動を停止または中
断することなしに、そしてポンプを永久的に破壊
するおそれのある過度の圧力をポンプに与えるこ
となしに遮断され得る。バイパス機構を組入れる
ことによつて、スプレー・ガンの一部が使用され
ておらず、従つて吐出しが部分的に閉止されてい
るに過ぎない場合、または、吐出オリフイスが絞
制され、従つて、ポンプの全容量が定常条件下に
おいては吐出されない場合、部分バイパスが提供
され得る。前記場合、圧力は吐出管路内において
増加し、本発明のバイパス・アンローダ兼用弁の
バイパス機構が働らいて、ポンプによつて圧送さ
れつつある液体の部分バイパスを生じさせる。吐
出しが完全に閉止されるとき、例えば全スプレ
ー・ガンが使用されていないとき、アンローダ弁
はポンプの全吐出量を完全にバイパスさせるよう
に作用し、それによつて、全ポンプ吐出量のアン
ローデイングを生じさせる。
使用時、ポンプ(図示されていない)の吐出口
は、高圧ホースによつて吸込ポート38に接続さ
れ、吐出ポート40は、好適な配管によつて1個
または複数個の利用装置、例えば洗浄用高圧スプ
レー・ガンに接続される。全スプレー・ガンが使
用されると仮定して、圧縮ばね30が浮動ポペツ
ト弁部材96を弁座94の面取りされた表面に緊
密に当接させるのに充分な力をプランジヤ軸60
に供給するように、ばね偏圧力調整ねじ28は回
転される。調整ねじ28のこの整定位置は、止ナ
ツト31を部材26の表面に対して回転すること
によつてロツクされる。前記仮定された条件下に
おいて、吸込室46内の高圧流体は管状のプラン
ジヤ62に形成された穴78を通過して、該プラ
ンジヤの長手方向の孔80を流れ通り、ケージ8
2に形成された弁座88から玉84を変位させ
る。玉保持ピン96は玉84がケージ82から完
全に離脱するのを阻止する。スロツトを形成され
たケージ82は、流体が吐出室48に内に流入す
ることを許し、そこから流体は吐出ポート40を
通つて各スプレー・ガンへ達する。
次ぎに、複数個の利用装置の全部が遮断されて
いると仮定し、アンローデイングが行われる態様
に就て説明する。吐出流れが塞止されていること
によつて、カツプ・シール106は吸込ポート3
8内に存在する圧力よりも高い圧力にされされ、
プランジヤ62はばね30の力に抗らつて運動さ
れる。これは浮動ポペツト弁96をその弁座94
から開放し、その結果、吸込室46内の圧力が低
下する。吸込室46の圧力が低下すると、玉84
はその座に当接して逆止め弁を閉鎖し、それによ
つて、吐出口圧力が利用装置の流体制御弁(図示
されていない)の開放によつて解放されるまでプ
ランジヤ62をこの位置にロツクする。ポペツト
弁96が開いていることによつて、ポンプから流
れ込む流体は、吸込室46からポペツト弁を通つ
てバイパス室50内に流入し、そこから流体はバ
イパス・ポート42(第2図)を通過してポンプ
(図示)の吸込側へ流れ込むことを許される。
各種部品の独特の寸法の故に、もし吐出口圧力
にさらされる諸表面に対し加えられる力だけと相
殺することが必要ならば要求されるであろうそれ
よりも実質的に小さい最大たわみ力のバイパスば
ねを使用することが可能である。さらに明細に説
明すると、もしカツプ・シール106の外径によ
つて画成される円の面積を面積Aで表わし、ポペ
ツト弁弁座94の内径によつて画成される円の面
積を面積Bで表わし、軸60の横断面積を面積C
で表わせば、ばね力FSは作動圧力Pと面積(A
+C−B)との積に等しい:即ちFS=p(A+
C−B)である。この関係から、吸込室46とバ
イパス室50との間にポペツト弁94−96が配
置されることと、バイパス室50を吸込室46と
吐出室48との中間に配置することによつて、プ
ランジヤ62を左方に圧迫するであろう力を相殺
するために流体の定常作動圧力を利用することが
可能にされ、従つて、実質的により小さい最大た
わみ力パラメータを有するばねが使用され得るこ
とが理解され得る。
プランジヤ62の最大行程は、スペーサ74の
最右面とプランジヤ62の左端との間の距離であ
る。最大バイパス様式においては、プランジヤ6
2はその最大行程を運動するように配列され、そ
れによつて吸込室46とバイパス室50との間に
最大の開口を提供するようにされる。次ぎに、複
数個の利用装置の全部より少ない個数が遮断され
ていると仮定する。この場合においては、吐出室
48内に存在する背圧は、最大行程偏向を生じさ
せるのに必要とされるそれよりも小さい。そのよ
うなものとして、浮動ポペツト弁96は開放され
るが、吸込室46からバイパス室50への流れは
いくぶん制限され、そして逆止め弁即ち玉弁84
が開放される。そのようなものとして、吐出ポー
ト40からの流れの量は減じられ以て使用中の特
定利用装置の要求を満足させる。本発明のバイパ
ス・アンローダ弁は、従つて、全部より少ない個
数のスプレー・ガンが使用されるとき吐出ポート
40に存在する流量の比例制御を提供し、残りの
部分流れは装置ポンプの入口側へバイパスされ
る。
ポペツト弁96はその内径とプランジヤ62の
外径との間に規定公差を有するように寸法を与え
られているから、規定限度内を浮動し、それによ
つて、その嵌合する面取りされた弁座との完全係
合関係を決定することも自由である。oリング1
00は規定された隙間を通つて吸込室46からバ
イパス室50へ漏れを生じさせない働らきをす
る。
本発明の設計においては、製造とその後の修理
とを容易にする構造に注意が払われている。特
に、端キヤツプ16を単に取り外し、玉逆止め弁
組立体をプランジヤ62の端部からねじ外すこと
によつて、点検と交換のために主カツプ・シール
106、押出阻止リング108及び円筒形グラフ
アイト案内リング110を取り外すことができ
る。次ぎに、ばねハウジング12を弁体14から
ねじ外すことによつて、軸受押え部材56が弁体
からねじ外され得以て全プランジヤが取り出され
ること可能ならしめ、それによつて、ポペツト弁
組立体とそれ組合わされたoリングに対する接近
が達成される。
本発明のもう一つの重要な特色は、プランジヤ
62と軸60とに供給される力がその性質におい
て常に圧縮性であり、先行技術による構成におい
てプランジヤが引張状態に維持されているのと対
照的であることである。そのようなものとして、
本発明の設計においてプランジヤの構造は故障の
可能性がより小さく、他方式において要求される
諸部分に比し、より軽量で、より小さい寸法を付
与された部品から組立てられ得る。
以上において本発明は、特許法規を導守し且つ
新規原理を適用するのに必要とされる情報を当業
者に提供するとともに、要求されるそのような特
殊な構成部品を製作しそして使用するため、相当
な詳細さを以て説明された。しかし、本発明は特
に異なる部品と構成部品を用いて実施され得るこ
と、細部と作動手順とに関して様々な修正が本発
明の範囲から逸脱することなしに為され得ること
とが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一推奨実施例の縦断面図;第
2図は前記推奨実施例の吸込ポート、吐出ポート
及びバイパス・ポートの一般的向きを示した端面
図である。 図面上、10は〓バイパス・アンローダ弁〓;
12は〓ばねハウジング〓;14は〓弁体〓;1
6は〓端キヤツプ〓;28〓調整ねじ〓;30は
〓ねじ〓;32は〓整合スタツド〓;38は〓吸
込ポート〓;40は〓吐出ポート〓;42は〓バ
イパス・ポート〓;46は〓吸込室〓;48は
〓吐出室〓;50は〓バイパス室〓;52は
〓孔〓;56は〓軸受押え部材〓;60は
〓軸〓;62は〓プランジヤ〓;64は〓ばね保
持要素〓;68は〓押出阻止リング〓;70は
〓カツプ・シール〓;72は〓案内スリーブ〓;
74は〓スペーサ〓;78は〓穴〓;80は
〓孔〓;82は〓ケージ〓;84は〓玉〓;86
は〓玉保持ピン〓;88は〓弁座〓;94は〓弁
座〓;96は〓浮動ポペツト弁部材〓;104は
〓スリーブ部材〓;106は〓カツプ・シー
ル〓;108は〓押出阻止リング〓;110は
〓案内リング〓;112は〓スペーサ部材〓を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 吸込ポート、吐出ポート、及びバイパ
    ス・ポートを有する弁体であつて、前記吸込ポ
    ートが前記弁体に形成された吸込室と連通し、
    前記吐出ポートが前記弁体に形成された吐出室
    と連通し、前記バイパス・ポートが前記弁体に
    形成されたバイパス室と連通し、前記吸込室と
    吐出室とバイパス室が、前記弁体の長手方向軸
    線に沿つて概ね整合され、前記バイパス室が前
    記吸込室と吐出室との中間に配置され、前記弁
    体が前記3個の室を連絡する軸方向に延びた孔
    を有するもの; (b) 前記孔に配置され、その長手方向に前記孔内
    を往復運動するように支持され、前記吸込室と
    連通する半径方向の穴をその側壁を貫いて設け
    られ、前記吐出室に開端を配置されている管状
    のプランジヤ; (c) 当接部材に隣接して前記プランジヤによつて
    担持され、前記軸方向に延びた孔内に配置さ
    れ、閉じられたときは前記吸込室を前記バイパ
    ス室から隔離するようにされたポペツト弁; (d) 前記バイパス室を前記吐出口から隔離するた
    め前記管状のプランジヤに同心に取付けられ、
    圧力下の流体が前記吸込ポートを通じて前記吸
    込室内に導入されて前記半径方向の穴と前記管
    状のプランジヤとを通して流れさせられるとき
    前記吐出室内の流体の圧力にさらされるように
    された軸方向に変位され得るシール組立体; (e) 前記吐出室内に配置され、前記管状のプラン
    ジヤの前記開端に結合され、前記吐出室内の圧
    力が前記吸込室内のそれを超えるとき前記開端
    を通る液流を塞止するようにされた玉逆止め弁
    組立体; (f) 前記吐出口圧力が規定値を超過するとき前記
    ポペツト弁を開放位置へ押圧するため前記軸方
    向へ変位され得るシール組立体を前記ポペツト
    弁に連結する装置;及び (g) 前記ポペツト弁をその閉鎖位置へ押圧するた
    め圧縮力を前記管状のプランジヤに加えるため
    のばね装置を含むバイパス・アンローダ弁。 2 特許請求の範囲第1項記載のバイパス・アン
    ローダ弁において:前記軸方向に変位され得るシ
    ール組立体が、 (a) 規定直径の円筒形の表面を画成するため前記
    軸方向の孔に配置された管状のスリーブ部材; (b) 前記管状のプランジヤの外径を受けるための
    内径と、前記円筒形の表面内に摺動自在に受け
    られた外径とを有する環状のグラフアイト含有
    プラスチツク案内リング; (c) 前記環状案内リングに隣接して配置され、前
    記円筒形の表面に当接する押出阻止リング;及
    び (d) 前記環状のプランジヤを包囲する内径と前記
    円筒形の表面と係合する外径とを有し、その一
    端を前記環状の案内リングと当接させている変
    形自在の弾性プラスチツク・カツプ・シールを
    含み、前記案内リング、前記押出阻止リング及
    び前記カツプ・シールが前記玉逆止め弁組立体
    によつて前記管状のプランジヤに一緒に確保さ
    れている、前記バイパス・アンローダ弁。
JP10993181A 1981-07-14 1981-07-14 バイパス・アンロ−ダ弁 Granted JPS5813269A (ja)

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JP10993181A JPS5813269A (ja) 1981-07-14 1981-07-14 バイパス・アンロ−ダ弁

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JPS5813269A JPS5813269A (ja) 1983-01-25
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