JPS6146519B2 - - Google Patents
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- JPS6146519B2 JPS6146519B2 JP53148132A JP14813278A JPS6146519B2 JP S6146519 B2 JPS6146519 B2 JP S6146519B2 JP 53148132 A JP53148132 A JP 53148132A JP 14813278 A JP14813278 A JP 14813278A JP S6146519 B2 JPS6146519 B2 JP S6146519B2
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- JP
- Japan
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- coal
- treated
- sulfur dioxide
- csn
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Links
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L9/00—Treating solid fuels to improve their combustion
- C10L9/02—Treating solid fuels to improve their combustion by chemical means
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
本発明は高温、高圧下で石炭に二酸化硫黄を作
用せしめて石炭の性状、特に粘結性を低下し、破
砕性を向上せしめた処理炭を得る方法に関するも
のである。 近年石炭をエネルギー資源として、あるいは化
学品の原料として利用するための技術が研究開発
または確立されつつある。例えば石炭のガス化、
液化さらにはコロイダル燃料など、いろいろある
が何れもその製品化工程において供給される石炭
の性状、特にその粘結性と粒度が適切化されてい
ることが重要である。石炭を高温において水蒸
気、酸素、水素などガス化剤の一以上を用いて水
素、一酸化炭素、メタンなどの有用ガスを含む混
合ガスを得る所謂ガス化において、ガス化率を支
配する主要因子は原料石炭の粘結性、粒度、反応
性、水分量および灰分の性質と量などである。ま
た、粘結性や粒度は原料石炭のガス化炉への送
入、ガス化炉構造など操作上の難易にも大きく影
響を及ぼすことは周知のことである。高温処理に
よる石炭液化の場合も同様に粘結性と粒度は重要
である。 コロイダル燃料においても原料炭の粘結性と粒
度はまた重要因子である。 以上の他、石炭を利用する多くの場合に、粘結
性低く、且つ適切な粒度であることが望まれる。 本発明は原料石炭の粘結性を減少せしめ、且つ
易破砕性を付与することに著効を奏する方法であ
る。 本発明は石炭を温度120℃以上、圧力10Kg/cm2
以上において重量で石炭の0.5倍以上の二酸化硫
黄と接触せしめた後、この接触処理炭と二酸化硫
黄とを分離することにより粘結性と破砕性が改善
された処理炭を得るものである。 以下詳細に本発明を説明する。 本発明で最も重要なことは、高温、高圧におい
て、原料石炭を充分量の二酸化硫黄と充分時間接
触せしめることである。 周知の通り、石炭の粘結性はその炭種および産
地により非常に異なる。石炭の粘結性の測定法と
その表示には多くの方法があるが、以下の説明で
は一般的な測定法であるJISM8801に規定してい
るボタン法とその表示指数であるボタン指数
(CSN)を用いることにする。CSNは例えば0.5,
1,1.5……9などの指数で表示され、その数値
が大であるほど粘結性が高い石炭ということであ
る。例えば日本の石炭では夕張新炭が粘結性高く
CSN8、赤平炭では中位でCSN4である。このよ
うに原料石炭のCSNはいろいろであるにもかか
わらず、一方石炭を利用する製品化工程において
粘結性を問題とする場合にどの程度までCSNを
低下させるかが重要となる。 本発明の方法において原料石炭のCSNととも
に、得られる処理炭に要求されるCSNによつ
て、処理条件としての高温、高圧の程度、二酸化
硫黄の対原料石炭重量比、接触処理時間などを適
切に選定して実施することが効率的であり経済的
でもある。本発明は内外国において産出する石炭
を数多く試験し研究した結果に基づいて提供し得
た方法であり、処理炭のCSNを減少、好ましく
は1.5以下とすることを目的としたものである。 以下においては原料石炭の代表として高粘結性
の夕張新炭と中位粘結性の赤平炭を例として説明
する。表1に両原料石炭の元素分析値(%)およ
びCSNが示される。
用せしめて石炭の性状、特に粘結性を低下し、破
砕性を向上せしめた処理炭を得る方法に関するも
のである。 近年石炭をエネルギー資源として、あるいは化
学品の原料として利用するための技術が研究開発
または確立されつつある。例えば石炭のガス化、
液化さらにはコロイダル燃料など、いろいろある
が何れもその製品化工程において供給される石炭
の性状、特にその粘結性と粒度が適切化されてい
ることが重要である。石炭を高温において水蒸
気、酸素、水素などガス化剤の一以上を用いて水
素、一酸化炭素、メタンなどの有用ガスを含む混
合ガスを得る所謂ガス化において、ガス化率を支
配する主要因子は原料石炭の粘結性、粒度、反応
性、水分量および灰分の性質と量などである。ま
た、粘結性や粒度は原料石炭のガス化炉への送
入、ガス化炉構造など操作上の難易にも大きく影
響を及ぼすことは周知のことである。高温処理に
よる石炭液化の場合も同様に粘結性と粒度は重要
である。 コロイダル燃料においても原料炭の粘結性と粒
度はまた重要因子である。 以上の他、石炭を利用する多くの場合に、粘結
性低く、且つ適切な粒度であることが望まれる。 本発明は原料石炭の粘結性を減少せしめ、且つ
易破砕性を付与することに著効を奏する方法であ
る。 本発明は石炭を温度120℃以上、圧力10Kg/cm2
以上において重量で石炭の0.5倍以上の二酸化硫
黄と接触せしめた後、この接触処理炭と二酸化硫
黄とを分離することにより粘結性と破砕性が改善
された処理炭を得るものである。 以下詳細に本発明を説明する。 本発明で最も重要なことは、高温、高圧におい
て、原料石炭を充分量の二酸化硫黄と充分時間接
触せしめることである。 周知の通り、石炭の粘結性はその炭種および産
地により非常に異なる。石炭の粘結性の測定法と
その表示には多くの方法があるが、以下の説明で
は一般的な測定法であるJISM8801に規定してい
るボタン法とその表示指数であるボタン指数
(CSN)を用いることにする。CSNは例えば0.5,
1,1.5……9などの指数で表示され、その数値
が大であるほど粘結性が高い石炭ということであ
る。例えば日本の石炭では夕張新炭が粘結性高く
CSN8、赤平炭では中位でCSN4である。このよ
うに原料石炭のCSNはいろいろであるにもかか
わらず、一方石炭を利用する製品化工程において
粘結性を問題とする場合にどの程度までCSNを
低下させるかが重要となる。 本発明の方法において原料石炭のCSNととも
に、得られる処理炭に要求されるCSNによつ
て、処理条件としての高温、高圧の程度、二酸化
硫黄の対原料石炭重量比、接触処理時間などを適
切に選定して実施することが効率的であり経済的
でもある。本発明は内外国において産出する石炭
を数多く試験し研究した結果に基づいて提供し得
た方法であり、処理炭のCSNを減少、好ましく
は1.5以下とすることを目的としたものである。 以下においては原料石炭の代表として高粘結性
の夕張新炭と中位粘結性の赤平炭を例として説明
する。表1に両原料石炭の元素分析値(%)およ
びCSNが示される。
【表】
本発明の方法により両原料石炭が処理される場
合における温度と処理炭のCSNとの関係を第1
図に示す。第1図は9〜16メツシユの原料石炭を
重量基準において原料石炭の9倍量の二酸化硫黄
と密閉容器中で3時間混合接触せしめた場合の温
度と処理炭のCSNを示している。曲線1は赤平
炭、曲線2は夕張新炭を処理した場合を示してい
る。第1図により原料石炭でCSN4の中粘結炭の
場合は120℃(43Kg/cm2)程度、CSN8の高粘結
炭の場合は164℃(88Kg/cm2)程度の高温によれ
ばCSN1.5以下になることがわかる。勿論例示し
た温度以上で処理すればCSNをより減少させる
ことができるのであり、所望の処理炭CSNに応
じて適用温度を変更すればよい。 また適用温度は原料石炭の破砕性にも影響を与
える。表2は第1図に示す曲線1の点11,12
および13、曲線2の21,22および23の温
度条件下で処理した場合の処理炭粒度(メツシ
ユ)を示したものであるが、原料石炭9〜16メツ
シユの粒子の全量が処理炭では細粒化しているこ
とが認められる。また同温度同圧力による処理を
受けた場合粘結性が強い原料石炭がより細粒とな
り、同一原料石炭ではより高温高圧で処理するに
従い細粒化効果が得られている。
合における温度と処理炭のCSNとの関係を第1
図に示す。第1図は9〜16メツシユの原料石炭を
重量基準において原料石炭の9倍量の二酸化硫黄
と密閉容器中で3時間混合接触せしめた場合の温
度と処理炭のCSNを示している。曲線1は赤平
炭、曲線2は夕張新炭を処理した場合を示してい
る。第1図により原料石炭でCSN4の中粘結炭の
場合は120℃(43Kg/cm2)程度、CSN8の高粘結
炭の場合は164℃(88Kg/cm2)程度の高温によれ
ばCSN1.5以下になることがわかる。勿論例示し
た温度以上で処理すればCSNをより減少させる
ことができるのであり、所望の処理炭CSNに応
じて適用温度を変更すればよい。 また適用温度は原料石炭の破砕性にも影響を与
える。表2は第1図に示す曲線1の点11,12
および13、曲線2の21,22および23の温
度条件下で処理した場合の処理炭粒度(メツシ
ユ)を示したものであるが、原料石炭9〜16メツ
シユの粒子の全量が処理炭では細粒化しているこ
とが認められる。また同温度同圧力による処理を
受けた場合粘結性が強い原料石炭がより細粒とな
り、同一原料石炭ではより高温高圧で処理するに
従い細粒化効果が得られている。
【表】
参考迄に原料石炭と処理炭(第1図の点23)
における表面の走査型電子顕微鏡写真を第2図に
示す。第2図の1は原料石炭を示し2は処理炭を
示すが、処理炭には大小無数の亀裂が発生し、こ
れが処理帯域での一部崩かいならびに処理帯域か
らの処理炭取出しに際し、細粉化させるものであ
る。 次に原料石炭に対する二酸化硫黄の重量比につ
いては、炭種にもよるが相互の密接な接触に必要
とする充分な量でなければならないので処理装置
の型式形状によつても異なる。通常少くとも密閉
容器中での回分処理における所要量、必要により
それ以上の二酸化硫黄が用いられる。 第3図は170℃において3時間密閉容器中で回
分処理した場合の二酸化硫黄/石炭重量比と
CSNの関係を示したものであり、曲線1は赤平
炭、曲線2は夕張新炭である。図示の如く170℃
において処理する場合は原料石炭の0.5倍量の二
酸化硫黄の使用でもCSN1以下に到達することが
可能である。因みに各点11,12,13,2
1,22および23における圧力はそれぞれ29,
46,97,30,60および96Kg/cm2であり、試料の破
砕された石炭は篩分けされた粒度9〜16メツシユ
のものであつた。なお、第3図は170℃の場合で
あるが、赤平炭を二酸化硫黄/石炭重量比0.5、
温度120℃、圧力10Kg%cm2で3時間処理した場
合、処理炭のCSNは20であつた。 本発明方法における適用圧力については前述の
説明に付記してある圧力から容易に知ることがで
きる。例えば赤平炭の場合、二酸化硫黄/石炭重
量比0.5、温度120℃、10Kg/cm2でも充分粘結性の
低下に有効であることが示されている。 また充分時間接触せしめる必要があるが、この
時間は炭種、原料石炭粒度、二酸化硫黄/原料石
炭(重量比)、温度などにより更にCSNをどの程
度まで低下させることを望むかによつて異なる。 第4図は粒度9〜16メツシユの原料石炭を原料
石炭の9倍量(重量)の二酸化硫黄で処理した場
合の接触時間とCSNとの関係を示したものであ
り、曲線1および2は赤平炭を、曲線3および曲
線4は夕張新炭を、それぞれ170℃(97Kg/cm2)
および140℃(61Kg/cm2)において処理したもの
である。 例えば夕張新炭においてはCSN1.5以下に低下
させるためには9倍量の二酸化硫黄を使用した場
合であつても140℃では達成できず、170℃におい
て約1時間50分以上を必要とする。しかし赤平炭
においては9倍量の二酸化硫黄を使用した場合、
140℃において約1時間、170℃においては30分で
達成し得る。 本発明の方法により処理した場合に原料石炭か
らの抽出物ならびにその量について付言すれば本
発明の方法による処理の範囲では抽出物量は僅か
に1〜3%程度平均分子量で300程度である。 その抽出物量を第1図の場合を以て例示すれば
点13で1.36%、点23で2.17%であつた。な
お、処理炭と二酸化硫黄とを分離した後、必要に
応じてエーテルあるいはベンゼンなどの如き有機
溶媒、クロロホルムの如き有機ハロゲン溶媒また
はこれらの混合物を使用して処理炭から抽出物を
分離してもよい。また原料石炭に対する処理炭の
元素分析値の変化を表3に例示する。
における表面の走査型電子顕微鏡写真を第2図に
示す。第2図の1は原料石炭を示し2は処理炭を
示すが、処理炭には大小無数の亀裂が発生し、こ
れが処理帯域での一部崩かいならびに処理帯域か
らの処理炭取出しに際し、細粉化させるものであ
る。 次に原料石炭に対する二酸化硫黄の重量比につ
いては、炭種にもよるが相互の密接な接触に必要
とする充分な量でなければならないので処理装置
の型式形状によつても異なる。通常少くとも密閉
容器中での回分処理における所要量、必要により
それ以上の二酸化硫黄が用いられる。 第3図は170℃において3時間密閉容器中で回
分処理した場合の二酸化硫黄/石炭重量比と
CSNの関係を示したものであり、曲線1は赤平
炭、曲線2は夕張新炭である。図示の如く170℃
において処理する場合は原料石炭の0.5倍量の二
酸化硫黄の使用でもCSN1以下に到達することが
可能である。因みに各点11,12,13,2
1,22および23における圧力はそれぞれ29,
46,97,30,60および96Kg/cm2であり、試料の破
砕された石炭は篩分けされた粒度9〜16メツシユ
のものであつた。なお、第3図は170℃の場合で
あるが、赤平炭を二酸化硫黄/石炭重量比0.5、
温度120℃、圧力10Kg%cm2で3時間処理した場
合、処理炭のCSNは20であつた。 本発明方法における適用圧力については前述の
説明に付記してある圧力から容易に知ることがで
きる。例えば赤平炭の場合、二酸化硫黄/石炭重
量比0.5、温度120℃、10Kg/cm2でも充分粘結性の
低下に有効であることが示されている。 また充分時間接触せしめる必要があるが、この
時間は炭種、原料石炭粒度、二酸化硫黄/原料石
炭(重量比)、温度などにより更にCSNをどの程
度まで低下させることを望むかによつて異なる。 第4図は粒度9〜16メツシユの原料石炭を原料
石炭の9倍量(重量)の二酸化硫黄で処理した場
合の接触時間とCSNとの関係を示したものであ
り、曲線1および2は赤平炭を、曲線3および曲
線4は夕張新炭を、それぞれ170℃(97Kg/cm2)
および140℃(61Kg/cm2)において処理したもの
である。 例えば夕張新炭においてはCSN1.5以下に低下
させるためには9倍量の二酸化硫黄を使用した場
合であつても140℃では達成できず、170℃におい
て約1時間50分以上を必要とする。しかし赤平炭
においては9倍量の二酸化硫黄を使用した場合、
140℃において約1時間、170℃においては30分で
達成し得る。 本発明の方法により処理した場合に原料石炭か
らの抽出物ならびにその量について付言すれば本
発明の方法による処理の範囲では抽出物量は僅か
に1〜3%程度平均分子量で300程度である。 その抽出物量を第1図の場合を以て例示すれば
点13で1.36%、点23で2.17%であつた。な
お、処理炭と二酸化硫黄とを分離した後、必要に
応じてエーテルあるいはベンゼンなどの如き有機
溶媒、クロロホルムの如き有機ハロゲン溶媒また
はこれらの混合物を使用して処理炭から抽出物を
分離してもよい。また原料石炭に対する処理炭の
元素分析値の変化を表3に例示する。
【表】
以上に説明した通り、本発明方法を実施するこ
とにより、石炭の粘結性を低下せしめ、且つ破砕
性を改善せしめることが可能である。
とにより、石炭の粘結性を低下せしめ、且つ破砕
性を改善せしめることが可能である。
第1図は本発明の方法が適用される温度と処理
炭のボタン指数との関係の実験例値を示し、第2
図1は夕張新炭組織表面の走査型電子顕微鏡写真
であり、第2図2は第1図の点23に示される処
理炭の組織表面の走査型電子顕微鏡写真であり、
第3図は本発明の方法が適用される場合の二酸化
硫黄対石炭重量比とボタン指数との関係の実験例
値を示し、第4図は同様に処理時間・温度とボタ
ン指数との関係の実験例値を示す。
炭のボタン指数との関係の実験例値を示し、第2
図1は夕張新炭組織表面の走査型電子顕微鏡写真
であり、第2図2は第1図の点23に示される処
理炭の組織表面の走査型電子顕微鏡写真であり、
第3図は本発明の方法が適用される場合の二酸化
硫黄対石炭重量比とボタン指数との関係の実験例
値を示し、第4図は同様に処理時間・温度とボタ
ン指数との関係の実験例値を示す。
Claims (1)
- 1 破砕された石炭を、120℃以上・10Kg/cm2以
上の温度・圧力条件下、該石炭の0.5倍(重量基
準)以上の二酸化硫黄のみと接触反応させ、次い
で該石炭の組織中に固定されない余剰の二酸化硫
黄を該石炭から分離することを特徴とする石炭の
非粘結化方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14813278A JPS5575492A (en) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | Rendering coal noncaking condition |
US06/098,448 US4278442A (en) | 1978-11-30 | 1979-11-29 | Method for reducing caking property of coal |
GB7941350A GB2036073B (en) | 1978-11-30 | 1979-11-30 | Method for reducing the caking property of coal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14813278A JPS5575492A (en) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | Rendering coal noncaking condition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5575492A JPS5575492A (en) | 1980-06-06 |
JPS6146519B2 true JPS6146519B2 (ja) | 1986-10-14 |
Family
ID=15445971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14813278A Granted JPS5575492A (en) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | Rendering coal noncaking condition |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4278442A (ja) |
JP (1) | JPS5575492A (ja) |
GB (1) | GB2036073B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0659195A (ja) * | 1992-08-07 | 1994-03-04 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 内視鏡用光学系装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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