JPS6144958A - 無機質塗料 - Google Patents

無機質塗料

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JPS6144958A
JPS6144958A JP16849384A JP16849384A JPS6144958A JP S6144958 A JPS6144958 A JP S6144958A JP 16849384 A JP16849384 A JP 16849384A JP 16849384 A JP16849384 A JP 16849384A JP S6144958 A JPS6144958 A JP S6144958A
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JP
Japan
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parts
water
inorganic
mixture
coating
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Pending
Application number
JP16849384A
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English (en)
Inventor
Takao Ozeki
大関 孝夫
Akira Tsuchiya
章 土屋
Takeshi Hashizume
健 橋爪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Valqua Industries Ltd, Nihon Valqua Kogyo KK filed Critical Nippon Valqua Industries Ltd
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Publication of JPS6144958A publication Critical patent/JPS6144958A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐熱性、耐水性、可撓性および作業性などのす
ぐれた無機質塗料に関する。
(従来の技術) 近年、合成樹脂の進歩やすぐれた塗装方式の開発にとも
ない、有機質塗料の発展はめざましいものがある。しか
し、一方において、無機質塗料の必要性が強調され、開
発研究がさかんに行なわれている。その理由として、有
機質塗料では得ることのできない耐熱、耐燃、耐炎、耐
久性などのすぐれた特性1の期待と、資源的にみても有
利であ勺、あわせて、無公害、低公害塗料としての可能
性が大きしことである。
従来開発されて来た無機質塗料はケイ酸塩系無機質塗料
とリン酸塩系無機質塗料とに大きく分けられるが、これ
ら従来の無機質塗料は、一般に耐水性。
豆挽性、密着性、作業性などが劣ることが欠点とされて
いた。
たとえば、リン酸塩系無機質塗料には、リン酸塩をバイ
ンダーとし、酸化加鉛、eIl化チタン、酸化バリウム
の混合物を焼成した複合酸化物粉末を硬化剤とし、水ま
たは弱アルカリ性の水を希釈剤として含有してなる無機
質塗料が提案されている。
しかしながらこの塗料は塗膜に気ぶくれが生じたシ、耐
水性、可焼性、密着性についても満足のb〈ものではな
い。
(発明が解決しようとする問題点及び解決手段)そこで
、従来の無機質塗料が有する上記の如き欠点を解決する
ために1本発明者らは無機質塗料の開発研究を鋭意つづ
けて来た結果、(a)(1)酸化亜鉛源と、(ii)二
酸化ケイ素を重量でlOチ以上含有する天然鉱物の少な
くとも1種とからなる混合物を500℃以上に加熱して
得られる焼成物の少なくとも1種と、(b)水溶性ケイ
酸塩の少なくとも1種と、(c)ポリリン酸ケイ素の少
なくとも1種のCa)(b)(C)を無機質塗料の塗膜
形成主要素の必須成分として用−1これらを水で希釈し
て得られた無機質塗料、または上記の(a)(b)(c
)を必須成分とする組成物と無機弱酸の2価以上の金属
塩の少なくと41種とを無機質塗料の塗膜形成主要素の
必須成分として用い、これらを水で希釈して得られた無
機質塗料は、耐熱性、耐水性、可焼性、密着性1作業性
などに非常にすぐれておシ、しかも各種の金属に適用し
た場合にはすぐれた防錆作用があることを見いだし。
本発明を完成するに至ったものである。
以下に1本発明について詳細に説明する。
本発明において使用される(1)酸化亜鉛源と。
(ii)二酸化ケイ素を重量で10狐以上含有する天然
鉱物c以下、これらのものを単に鉱物と総称する)の少
なくとも1種とからなる混合物を500℃以上に加熱し
て得られる焼成物〔以下これらの焼成物を焼成物(A〕
と総称する〕は次のようにして製造される。すなわち、
#化亜鉛を含めて加熱によって酸化亜鉛を生成する好ま
しくは100メツシユ以下の酸化亜鉛源と、好ましくは
100メツシユ以下の鉱物の少なくとも1種とを乾式ま
たは湿式法により均一に混合して得られた混合物を、電
気炉などの加熱炉中で、500℃以上の温度、好ましく
は700〜1500℃、さらに好ましくは900〜14
00℃の温度で15,0時間〜30分間程度加熱焼成す
ることによって、目的の焼成物(A)が得られる。
上記焼成温度が500℃未満であると、焼成物を得るの
に時間がかか)すぎるために好ましくない。しかしなが
ら500℃未満であってもかなり長時間にわたって焼成
すれば所望の焼成物を得ることができる。
本明111IIvにおいて、「(1)酸化亜鉛源と。
(ii)鉱物の少なくとも1種との混合物を500℃以
上の温度に加熱して得られる焼成物」とは以下のことを
意味する。すなわち、酸化亜鉛源とは加熱によj7酸化
亜鉛となシ、シかも、少なくとも一部の(1)酸化亜鉛
と、(II)鉱物の少なくとも1種が加熱によって何ら
かの化学反応を起こして得られたもの(たとえば上記各
成分の固溶体)を意味しておシ、上記の各成分の単なる
混合物ではない。
焼成物(A)を製造するための酸化亜鉛源としては、1
M化“亜鉛のほか番乙たとえば水酸化亜鉛、炭酸亜鉛、
塩基性炭酸亜鉛、硝酸亜鉛などがあけられる。また、二
酸化ケイ素を重量で10係以上含有する天然鉱物の具体
例としては、たとえば珪石、球石、珪砂、トリディマイ
ト、クリストバライト、カオリナイト、ハロサイト、バ
ンドケラ岩。
カヤナイト類、ロウ石、ガンラン石類、長石類、ウラス
トナイト、蛇紋石、石綿類、雲母類、水晶・ザクロ石類
、ヒル石、パーライト、軽石類、ポゾラン、タルク、ベ
ントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ケイソウ土
、シラス、絹雲母、ゼオライト、ウィルマイト、ガーニ
ライト、@鉄鉱。
パラ輝石、テフロ石、ジルコン、ベルトランダイト、ト
パーズ、デュモルテライト、チタナイト。
ダンブリ石、透輝石、マンガンザクロ石、マンガンカン
ラン石などがあげられる。
本発明で使用される焼成物(A)の製造に際して、原料
となる各成分の混合割合は、得られる籟膜の要求性能お
よび作業性C本発明で1作業性とは上記の塗膜形成主要
素の必須組成物を水で希釈した時点からグル化するまで
の室温における時間。
すなわち、ポットライフと関連して用いる)に応じてき
わめて広範囲に変化させることができるが。
通常は酸化亜鉛が90〜10重量%、鉱物が10〜90
重量係の範囲が好ましい。酸化亜鉛力巴90重量%以上
であるとポットライフが短かくて作業性が悪い場合がみ
られ、酸化亜鉛が10重量%以下であると、ポットライ
フが長すぎて作業性上好ましくない場合がみられる。
次に本発明で使用される水溶性ケイ酸としては。
たとえば 一般式: %式% (但し Mlはアルカリ金属、Xは 0、5乃至5の正数を表わす) で表わされる結晶水を有するかまたは有しない水溶性ケ
イ酸塩であることを意味するが、上記のアルカリ金属の
一部分を2価以上の金属たとえばマグネシウム、カルシ
ウム、亜鉛、ジルコニウムなどで置換したよシ高分子量
の水溶性ケイ酸塩も含めて広く総称してbるものである
。本発明で使用される水溶性ケイ酸塩は粉末状で使用さ
れることが好ましく、具体例としては、たとえば公知の
水ガラス1号、水ガラス2号、水ガラス3号の粉末化さ
れた市販品などがあげられる。本発明の無機質塗料の塗
膜形成主要素の成分として用−いられる上記の焼成物(
A)と上記の水溶性ケイ酸塩との混合割合〔以下、これ
らの混合物を混合物(B)と総称する〕は得られる塗膜
の要求性能および作業性に応じてきわめて広範囲に変化
させることができるが、通常は上記の焼成物(A)が1
00重量部に対して上記の水浴性ケイ酸塩粉末が20〜
300重量部の範囲が好ましい。水溶性ケイ酸塩粉末の
混合割合が、20重量部以下であると良好な塗膜が得ら
れない場合がみられ、また300重量部以上′であると
ポットライフ的に好ましくない場合がみられる。
次に本発明で使用されるポリリン酸ケイ素とは。
(1)二酸化ケイ素源と、(ii)五酸化リン源との混
合物を好ましくは300℃以上の温度で加熱して得られ
るポリリン酸ケイ素であって、かつそれらの粉末を水に
懸濁させた時に徐々にリン酸を放出して徐々に水に溶解
してい(ボIJ IJン酸ケイ素であることを意味して
お勺(以下、この種のポリリン酸ケイ素を水溶性ポリリ
ン酸ケイ素と総称する)、一般式+Si p、0.今n
(但し、nは整数を表わす)で表わされる高度の架橋構
造を有し、結晶性で水に不溶性のポIJ 13ン酸ケイ
素は含着れない。
高度の架橋密度を低下させ、結晶構造をみだして水媒体
中で徐々にリン酸を放出する構造をとらせるために1本
発明で用いられる水溶性ボ111Jン酸ケイ素は上記の
一般式+−Si P、O,−+、で表わさせるポリリン
酸ケイ素におけるケイ素原子とリン原子との比は1:2
でないことが望ましい。水媒体中でリン酸を徐々に放出
することを必須条件として。
本発明で用いられるポIJ 11ン酸ケイ素は、二酸化
ケイ素源およびまたは五酸化リン源の一部を他の金属酸
化物源、たとえばアルカリ金属酸化物源。
アルカリ土類金属酸化物源、または周期律表の■族乃至
■族の金属酸化物源の少なくとも1種で置換した水浴性
変性ボIJ IJン酸ケイ素も含着れる。
ここで、金属酸化物源とは、当金縞酸化物を含めて、加
熱によって当金属酸化物を生成する化合物であることを
意味しており、具体例としては、たとえばLi2O,N
a、0、K、0などを含めて、リチウム、ナトリウム、
カリウムなどのそれぞれの水酸化物、炭酸塩、硝酸塩な
どがあげられ、さらにMg0%Ca Q 、 Ba O
などを含めて、マグネシウム。
カルシウム、バリウムなどのそれぞれの水酸化物。
炭酸塩、硝f11塩などがあげられ・また1周期律表の
Jl族乃至■族の金属酸化物源としては、たとえばA/
203 、 Ti 02. Zr 02などを含めて、
アルミニウム、チタン、ジルコニウムなどのそれぞれの
水酸化物などがあげられる。
二酸化ケイ素源の具体例としては二酸化ケイ素を含めて
、たとえばシリカゲル、カオリン酸性白土の如き二酸化
ケイ素を主成分とする天然鉱物などがあげられる。オた
。五酸化リン源の具体例としては五酸化リンを含めて、
たとえばリン酸などがあげられる。本発明で使用される
水溶性ボIJ IJン酸ケイ素としては、水澤化学工業
株式会社が市販しているMI ZUKANEX −a 
o o 、 MIZUKANEX−500などが特に推
奨される。
本発明′で使用される水溶性ポIJ IJン酸ケイ素は
得られる塗膜の耐水性の向上に寄与するものであるが、
上記の混合物(“B)と水溶性ポIJ IIン酸ケイ素
との混合割合〔以下、上記の混合物1’B)と水溶性ボ
l IJン酸ケイ素との混合物を組成物(C)と総称す
る〕は得られる塗膜の要求性能および作業性に応じてき
わめて広範囲に変化させることができるが1通常は上記
の混合物が100重量部に対して、水浴性ポリリン酸ケ
イ素粉末が5〜150重量部の範囲が好ましい。水溶性
ボ1jlJン酸ケイ素粉末の混合割合が5重量部以下で
あると得られる塗膜の耐水性の向上にそれほど効果はな
く、また150重量部以上であると塗膜に亀裂が生じる
傾向がみられる以外にポットライフ的に好ましくない場
合がみられる。
本発明の無機質塗料は上記の組成物(C)を塗膜形成主
要素の必須成分として用いることによって、耐熱性、耐
水性、可焼性、防錆性、作業性などが非常にすぐれた鼓
膜が得られることが見いだされたが、上記の組成物(C
)に無機弱酸の2価以上の金属塩の少なくとも1種を添
加した組成物〔以下1組成物(C)に無機弱酸の2価以
上の金属塩の少なくと本1種を添加した組成物を組成物
(D)と総称する〕を塗膜形成主要素の必須成分として
用いることによって、耐熱性、耐水性、可撓性、防錆性
1作業性などがよ如一層内上することが見いだされた。
本発明が使用される無機弱酸の2価以上の金属塩とは、
ホウ酸、ケイ酸、チタン酸、クロム酸、ジルコン酸、マ
ンガン酸、モリブデンrII、タングステン!、スズ酸
、バナジン酸、鉛酸、鉄酸、アルミン酸の2価以上の金
属塩であることを意味しているが、広く含水塩も含めて
総称している。2価以上、の金属の具体例としては、た
とえばマグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、ア
ルミニウム、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケル
マンガン、ジルコニウム、鉛などがあげられる。
本発明で用いられる無機弱酸の2価以上の金属塩の具体
例としては、たとえばホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、
ホウ酸アルミニウム、ケイ酸亜鉛。
ケイ酸鉄、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸モリブデン、ケイ酸鋼、ケイ
酸コバルト、ケイ酸マンガン、ケイ酸ジルコニウム、チ
タン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸バ
リウム、チタン酸ニッケル、チタン酸鉛、クロム酸亜鉛
、クロム酸カルシウム、ジルコン酸亜鉛、ジルコン酸マ
グネシウム、ジルコン酸カルシウム、マンガン酸バリウ
ム。
モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム、タングス
テン酸カルシウム、スズ酸亜鉛、スズ酸マグネシウム、
スズ酸カルシウム、スズ酸鉛、バナジン酸カルシウム、
鉛酸マグネシウム、鉛酸カルシウム、鉛酸バリウム、鉛
酸亜鉛、鉛酸マンガン。
鉛酸ニッケル、鉛酸コバルト、鉄酸カルシウム、嫉酸亜
鉛、鉄醪マンガン、アルミン酸カルシウム。
アルミン酸カルシウム、アルミン@l−fンガンなどが
あげられる。
本発明で使用される上記の無機弱酸の2価以上の金属塩
の混合割合は、上記の組成物(C)が100重量部に対
して、2〜100重景部の重量が好ましい。無機弱酸の
2価以上の金属塩の混合割合が2重量部以下であると所
期の効果が少なく。
また100重量部以上用いてもそれほど効果に差はみら
れない。塗膜物性に及はす無機弱酸の2価以上の金属塩
の効果は無機弱酸の種類と金属との種類によって異なる
。たとえば含水ケイ酸″亜鉛やアルミン酸カルシウムな
どはポットライフの短縮に効果があ如、ケイ酸ジルコニ
ウム、ジルコン酸カルシウム、スズ酸カルシウム、チタ
ン酸カルシウムなどは耐水性の向上に効果がある。また
、タングステン酸カルシウムなどは硬度の向上に効果オ
ニある。さらに、鉄酸カルシウム、鉄酸亜鉛、鉄酸マン
ガンなどは防錆性の向上に効果がある。また、たとえば
カルシウム塩は一般に耐水性の向上に寄与するか、亜鉛
塩は一般に耐水性の向上よりも可焼性の向上に効果がみ
られる。これはおそらく、Ca −0とZn −0との
化学結合の差以外に、カルシウム原子と亜鉛原との酸素
原子に対する配位能力の差に起因するのかも知れない。
したがって、塗料の用途と塗膜の性能に対する要求番こ
応じて、上記の無機弱酸の2価以上の金属塩は少なくと
も2種類の混合物を用いた方が推奨される場合もある。
次に本発明の無機質塗料の製造方法について説明する。
すなわち、上述の方法で得られた焼成物(A)と水溶性
ケイ酸塩粉末と水溶性ボIJ l]ン酸ケイ素粉末とを
、それぞね所望量ずつ混合してから、この混合物をボー
ルミルなどによシ好ましくは200メツシユ以下に粉砕
して1本発明の無機質塗料用の組成物(C)を得る。こ
の組成物(C)と好ましくは200メツシユ以下の無機
弱酸の2価以上の金属塩の少なくとも1種の所望量を均
一に混合して1本発明の無機質塗料用の組、放物(D)
を得る。
これらの組成物(C)または(D)は必要に応じて、ク
レー、ケイソウ土の如き体質顔料1着色顔料、防錆顔料
、各種金属粉末、有機塗料、増粘剤などの所望量を添加
することができる。使用に際しては本発明の無機質塗料
用の組成物(C)または(D)に水または含水アルコー
ルの如き含水溶媒を適当量添加して粘度を調整し念後、
従来から合成樹脂塗料などの塗装に用いられているスプ
レー塗装、刷毛塗シ、ローラーコート法などによシ塗布
し、てから、自然乾燥あるいは焼付処理をして塗膜を形
成せしめる。
(発明の効果) 本発明の無機質塗料は作業性にすぐれておシ、′塗布し
て得られた塗膜は硬度および耐熱性が太きく、不燃であ
シ、耐水性、可焼性にすぐれておシ。
無機質および金属質の被塗布物との密着性が良好であシ
、また金属質の被塗布物に対しては防錆作用を有してい
る。したがって1本発明の無機質塗料の用途としては、
コンクリート、モルタル、石綿スレート、石綿セメント
パーライト板、ノくル、プセメント板、岩綿板などの無
機質建築材料の塗装。
天然石材、ガラス、陶磁器、屋根ガラスなどの塗装、耐
熱性が要求される用途の各種の金属の塗装、防錆作用の
あることが望まれる橋梁、自動車、車両、船舶、各種製
造プラント、各種電気製品などの塗装、ホウロウの代替
など1機械、電気、建築、土木などの分野で広範囲の用
途がある。
以下に本発明を実施例によって説明するが1本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。
実施例1゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛47重量部と天
然鉱物であるジルコン53重量部とを湿式法によ)均一
に混合し、電気炉中1300℃の温度で3時間以上加熱
焼成した後、冷却してから200メツシユ以下に粉砕し
て、目的の焼成物(A)を得た。前記焼成物(A)10
重量部。
100メツシユ以下の水ガラス1号粉末10重量部、水
澤化学工業株式会社製の200メ・ソシュ以下のMIZ
UKANEX−3005重it部、充テン剤として20
0メツシユ以下のカオリンクレー5重量部を秤量して、
上記の総固形分100重量部に対して50重量部の水を
添加した後、ガラスピーズにて15分間撹拌混合してか
ら、鉄板とアルミニウム板とに塗布した。指触乾燥後、
電気炉中160℃の温度で30分間焼付硬化をしたC以
下の実施例で用いた各種焼成物、 MIZUKANEX
−300%カオリンクレーはそれぞれ200メ・ソシュ
以下の粉末であシ、マた水ガラスは200メツシユ以下
の粉末である。また重量部は部と略記する)。
実施例2゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛31部とジルコ
ン69部とを湿式法により均一に混合し。
電気炉中1300℃の温度で3時間以上加熱焼成した後
、冷却してから200メツシユ以下に粉砕I−て、目的
の焼成物を得た。前記焼成物10部、水ガラス1号粉末
10部、MIZUKANEX −3005部、カオリン
クレー5部を秤量して、上記の総固形分100部に対し
て50部の水を添加した後、ガラスピーズにて15分間
撹拌混合してから、鉄板とアルミニウム板に塗布した。
指触乾燥後、電気炉中160℃の温度で30分間焼付硬
化をした。
実施例3゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛18部とジルコ
ン82部とを湿式法によシ均一に混合し。
電気炉中1300℃の温度で3時間以上加熱焼成した後
、冷却してから200メツシユ以下に粉砕して、目的の
焼成物を得た。前記焼成物10部、水ガラス1号粉末1
0部、 MIZUKANEX −3005部、カオリン
クレー5部を秤量して、上記の総固形分100部に対し
て50部の水を添加した後。
ガラスピーズにて15分間撹拌混合してから、鉄癲とア
ルミニウム板に塗布した。指触乾燥後、電気炉中160
℃の温度で30分間焼付硬化をした。
実施例4゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛50部とケイ砂
50部とを湿式法によシ均一に混合し。
電気炉中1300℃の温度で3時間以上加熱焼成した後
、冷却してから200メツシユ以下に粉砕して、目的の
焼成物を得た。前記焼成物10部。
水ガラス1号粉末10部、 MIZUKANEX −3
005部、カオリンクレー5部を秤量して、上記の総固
形分100部に対して50部の水□を添加しfc 稜。
ガラスピーズにて15分間撹拌混合してから、鉄板とア
ルミニウム板に塗布した。指触乾燥後%電気炉中160
℃の温度で30分間焼付硬化をした。
実施例5゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛65部とケイ砂
35部とを湿式法により均一に混合し、電気炉中130
0℃の温度で3時間以上加熱焼成した後、冷却してから
200メ・ンシュ以下に粉砕して、目的の焼成物を得た
。前記焼成物10部。
水ガラ11号粉末lO部、MIZUKANf2X −3
005部、カオリンクレー5部を秤量して、上記の総固
形分100部に対して50@の水を添加した後。
ガラスピーズにて15分間撹拌混合してから、鉄板とア
ルミニウム板に塗布した。指触乾燥後、電気炉中160
℃の温度で30分間焼付硬化をした。
実施例6゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛50部と酸性白
土50部とを湿式法によシ均一に混合し、電気炉中13
00℃の温度で3誌間以上加熱焼成した後、冷却してか
ら200メツシユ以下に粉砕して、目的の焼成物を得た
。前記焼成物10部。
水ガラス1号粉末10部、MIZUKANFi;X −
3005部、カオリンクレー5部を秤量して、上記の総
固形分100部に対して50部の水を添加した後。
ガラスピーズにて15分間撹拌混合してから、鉄板とア
ルミニウム板に塗布した。指触乾燥後、電気炉中160
℃の温度で30分間焼付硬化をした。
実施例7゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛50部とカオリ
ンクレー50部とを湿式法によル均一に混合し、電気炉
中1300℃の温度で3時間以上加熱焼成した後、冷却
してから200メツシユ以下に粉砕して、目的の焼成物
を得た。前記焼成物10部、水ガラス1号粉末10部、
 MIZUKANEX−3005部、カオリンクレー5
部を秤量して、上記の総固形分100部に対して50部
の水を添加した後、ガラスピーズにて15分間撹拌混合
してから、鉄板とアルミニウム板に塗布した。指触乾燥
後、電気炉中160℃の温度で30分間焼付硬化をした
実施例8゜ それぞれ200メツシユ以下の酸化亜鉛50部とシラス
50部とを湿式法により均一に混合し。
電気炉中1300℃の温度で3時間以上加熱焼成した後
、冷却してから200メ・ソシュ旬下に粉砕して、目的
の焼成物を得た。前記焼成物10部。
水ガラス1号粉末10 s、 MIZUKANEX −
30,05部、カオリンクレー5部を秤量して、上記の
総固形分100部に対して50部の水を添加した後。
ガラスピーズにて15分間撹拌混合してから、鉄板とア
ルミニウム板に塗布した。指触乾燥後、電気炉中160
℃の温度で30分間焼付硬化をした。
実施例9゜ 実施例1.で得られた焼成物5部、水ガラス1号粉末1
0部、 MIzU′KANFJx −a o O5m、
無機弱酸の2価以上の金属塩としてチタン酸カルシウム
5部およびケイ酸ジルコニウム5部、カ第1)ンクレー
5部を秤量して、上記の総固形分100部に対して50
部の水を添加した後、ガラスピーズにて15分間撹拌混
合してから、鉄板とアルミニウム板に塗布した。指触乾
燥後、電気炉中190℃の温度で30分間硬化をした。
実施側辺。
実施例1.で得られた焼成物3.3部、水ガラス1号粉
末10部、 MIZUKANEX −3005部、無機
弱酸の2価以上の金属塩としてチタン酸カルシウム6.
7部、カオリンクレー5部を秤量して、上記の総固形分
100部に対して50部の水を添加した後、ガラスピー
ズにて15分間撹拌混合してから、鉄板とアルミニウム
板に塗布した。指触乾燥後、電気炉中160℃の温度で
30分間焼付硬化をした。
実施例11゜ 実施例1.で得られた焼成物10部、水ガラス1号粉末
10部、 MIZUKANEX −3005部、無機弱
酸の2価以上の金属塩としてケイ酸亜鉛1.7部および
ケイ酸ジルコニウム1.7部おヨヒジルコン酸カルシウ
ム1.7部、カオリンクレー5部を秤量して、上記の総
固形分1. O0部に対して50部の水を添加した後、
ガラスピーズにて15分間撹拌混合してから、鉄板とア
ルミニウム板に塗布し。
た。指触乾燥後、電気炉中160 ℃の温度で30分間
焼付硬化した。
実施例12゜ 実施例2.で得られた焼成物6.7部、水ガラス1号粉
末10部、MIZUKANEX −3005m、 無機
弱酸の2価以上の金属塩としてチタ:/酸カルシウム3
.3部およびジルコン酸カルシウム5部、カオリンクレ
ー5部を秤量して、上記の総固形分100部に対して5
0部の水を添加した後、ガラスピーズにて15分間撹拌
混合してから、鉄板とアルミニウム板に塗布した。指触
乾燥後、電気炉中160℃の温度で30分間焼付硬化を
した。
実施例13゜ 実施例5.で得られた焼成物lO部、水ガラス1号粉末
10部、 MIZUKANEX−3005N、無機弱酸
の2価以上の金属塩としてチタン酸カルシウム5部、カ
オリンクレー5部を秤量して、上記の総固形分100部
に対して50部の水を添加した後、ガラスピーズにて1
5分間撹拌混合してから、鉄板とアルミニウム板に塗布
した。指触乾燥後、電気炉中160℃の温度で30分間
焼付硬化をした。
実施例14゜ 実施例5.で得られた焼成物10部、水ガラス1号粉末
10部、 MIZUKANEX −3005部、 無機
弱酸の2価以上の金属塩としてチタン酸カルシウム2.
5部およびジルコン酸カルシウム2.5部。
カオリンクレー5部を秤量して、上記の総固形分100
部に対して50分の水を添加した後、ガラスピーズにて
15分間撹拌混合してから、鉄板とアルミニウム板に塗
布した。指触乾燥後、電気炉中16.0℃の温度で30
分間焼付硬イLをした。
実施例15゜ 実施例5.で得られた焼成物8部、水ガラス1号粉末1
0部、 MIZUKANEX−3005部、 無機弱酸
の2価以上の金属塩としてチタン酸カルシウム2.0部
およびジルコン酸カルシウム2.5部およびスズ酸カル
シウム2.5部、カオリンクレー5部を秤量して、上記
の総固形分100部に対して50部の水を添加した後、
ガラスピーズにて15分間混合してから、鉄板とアルミ
ニウム板に塗布した。指触乾燥後、電気炉中160℃の
温度で30分間焼付硬化をした。
実施例16 実施例6.で得られた焼成物10部、水ガラス1号粉末
10部、MIZIJKANEK −3005部、無機弱
酸の2価以上の金属塩としてケイ酸ジルコニウム2.5
部およびジルコン酸カルシウム2.5部。
カオリンクレー5部を秤量して、上記の固形分100部
に対して50部の水を添加した後、ガラスピーズにて1
5分間撹拌混合してから、鉄板とアルミニウム板に塗布
した。指触乾燥後、電気炉中160℃の温度で30分間
焼付硬化をした。
実施例17゜ 実施例8.で得られた焼成物10部、水ガラス粉末10
部、 MIZUKANEX −3005部4’ilJ無
機弱酸の2価以上の金属塩としてジルコン酸カルシウム
5部、カオリンクレー5部を秤量して、上記の総固形分
100部に対して50部の水を添加した後、ガラスピー
ズにて15分間撹拌混合してから。
鉄板とアルミニウム板に塗布した。指触乾燥後。
電気炉中160℃の温度で30分間焼付硬化をした。
実施例18゜ 実施例12.で得られた無機質塗料をガラス板に塗布し
た。指触乾燥後、電気炉中160℃の温度で30分間焼
付硬化をした。
上記実施例で得られた試料について、塗膜性能評価結果
を第1表に示す。
なお、各塗膜性能の評価方法は次の通りである。
1. 可焼性 鉄板:厚さ0.3 、、の鉄板に塗布して得られた試験
片を塗膜を外にして180°折シ曲げた後、塗膜の外観
を肉眼観察によシ判定した。
優:ひび割れなし 良:ややひび割れみられる 可:ひび割れ多し 不可:塗膜の剥離が発生 アルミニウム板:厚さ0.2 txmのアルミニウム板
に塗布して得られた試験片を塗膜を外にして180°折
)曲けた後、もとの位置にもどじ、同じ操作を“〈シ返
した後、塗膜の外観を肉眼によシ判定した。
優:2回以上〈p返してもひび割れな し 良=2回〈シ返してひび割れみられる 可=2回くり返してひび割れ多し 不可:1回でひび割れみられる 2、耐水性 試験片を沸とう水中で2時間処理した後肉眼観察により
判定した。
優:全く変化なし 良:はぼ変化なし 可:変化あシ ネ可:大きな変化あり 3、密着性 JISK−5400のごばん目試験法に準じて判定した
4、鉛筆硬度 JISK−5400の鉛筆引っかき試験法に準じて判定
した。
5、耐熱性 試験片を電気炉中500℃で2時間処理した後。
塗膜の外観を肉眼観察により判定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)(i)酸化亜鉛源と、(ii)二酸化ケイ素
    を重量で10%以上含有する天然鉱物の少なくとも1種
    とからなる混合物を500℃以上に加熱して得られる焼
    成物の少なくとも1種と、(b)水溶性ケイ酸塩の少な
    くとも1種と、(c)ポリリン酸ケイ素の少なくとも1
    種の(a)(b)(c)を塗膜形成主要素の必須成分と
    して含む無機質塗料。 2、特許請求の範囲 I の(a)(b)(c)を必須成
    分とする組成物と無機弱酸の2価以上の金属塩の少なく
    とも1種とを塗膜形成主要素の必須成分として含む無機
    質塗料。
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