JPS6143536Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6143536Y2 JPS6143536Y2 JP13617382U JP13617382U JPS6143536Y2 JP S6143536 Y2 JPS6143536 Y2 JP S6143536Y2 JP 13617382 U JP13617382 U JP 13617382U JP 13617382 U JP13617382 U JP 13617382U JP S6143536 Y2 JPS6143536 Y2 JP S6143536Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- rhodium
- platinum
- palladium
- monolithic
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
本考案は、内燃機関の排気ガス浄化用触媒の組
成構造に関するものである。 そして、上記用途に供する触媒には、HC，CO
等の未燃焼成分を酸化してH2O，CO2に転化させ
る酸化触媒、NOXを分解してN2，O2に転化させ
る還元触媒、これら両種の触媒の作用を同時に行
なう三元触媒の３種類があるが、自動車排気ガス
浄化用触媒としては白金、ロジウム、パラジウム
等の白金族金属を単独に、又は組合せて担持した
触媒が優れた性能を有するものとされ、なかんず
く三元触媒においては白金とロジウムとを組合わ
せてなる触媒が有効なものとして広く使用されて
いる。 しかし、白金とかロジウムは価格が高いところ
から最近は白金の一定分量をパラジウムで置き換
えた白金・パラジウム・ロジウム触媒が考えられ
ている。ところがこのような組合てせの触媒で
は、パラジウムが流速の速いいわゆる高空間速度
（Ｓ・Ｖ）条件下での活性が低く、また白金の機
能をも低下させるという相互作用を生じ、省白金
の効果はあるが総合的性能としては白金とロジウ
ムとを組合てせてなる触媒より劣るという欠点が
ある。 本考案は、上に述べたような従来技術における
欠点を除去するためになされたものである。本考
案者等は、先ず、モノリス触媒コンバータにおい
て、その中心部では流速が速く、周辺部ではこれ
が遅いことに着眼し、流速の速い中心部には高S.
V.条件下においても浄化性能の優れている白金
とロジウムの組合わせてなる触媒を、流速の速い
周辺部には低S.V.条件下で所望の活性を期待でき
るパラジウムとロジウムとの組合わせよりなる触
媒を配置することにより白金とロジウムとを組合
わせてなる触媒と同等の性能を有する白金・パラ
ジウム・ロジウム触媒を得ることができるのみな
らず、このように触媒を構成することにより白金
とパラジウムとが分離して担持されることになる
ため、従来技術にみられるような白金の性能を低
下させるパラジウムによる相互作用をも回避でき
ることに想到したのである。 すなわち、本考案の特徴とするところは、排気
ガス浄化用モノリス触媒において、その中心部付
近には白金とロジウムとの組合わせてなる触媒成
分を、また、その周辺部にはパラジウムとロジウ
ムとを組合わせてなる触媒成分をそれぞれ担持さ
せるようにして構成したことにある。 次に、本考案の一実施例を図面により、表１及
び２を引用しつつ説明する。 第１図では、本考案における触媒の担持方法の
概略を示す説明図で、図においてa′はモノリス触
媒担体用基材、１はモノリス触媒担体a′の中心部
分、２は周辺部分、３は白金とロジウムの水溶液
の循環通路、４はパラジウムとロジウムとの水溶
液の循環通路を示す。また、第２図は、本考案に
係るモノリス触媒の全体図を示す。図においてａ
はモノリス触媒、a1は白金とロジウムとを組合わ
せてなる活性の高い触媒、a2は上記a1を囲繞する
パラジウムとロジウムとを組合わせてなる触媒を
示す。 さて、本考案に係る排気ガス浄化用モノリス触
媒ａは次のようにして得られる。すなわち、先ず
アルミナ含有量10重量パーセントのアルミナゾ
ル、40重量パーセントの硝酸アルミニウム水溶液
150ｇ、イオン交換水450ml、アルミナ粉末1000ｇ
よりなるアルミナスラリーを調整し、これに径10
cm、長さ15cmの円筒型モノリス触媒担体用基材を
１分間浸漬した後これを引き揚げ気流で該モノリ
ス触媒担体用基材内に残留するスラリーを吹き飛
ばす。そして、さらに200℃で１時間乾燥した後
700℃で２時間焼成し、かくして活性アルミナ層
を形成したモノリス触媒担体用基材a′に第１図に
示すように該モノリス触媒担体用基材a′の中心部
より半径約3.5cmまでの部分１に白金含有量約0.4
ｇ／、ロジウム含有量0.04ｇ／の白金塩とロ
ジウム塩との混合水溶液、また、同じく該中心部
より3.5cmないし５cmの周辺部２にパラジウム含
有量0.4ｇ／、ロジウム含有量0.04ｇ／の混
合水溶液４の1.5をそれぞれポンプで１時間流
通循環させる。そして、その後該モノリス触媒担
体用基材a′内の残留溶液を気流で除き200℃温度
下で１時間乾燥させモノリス触媒ａを得るのであ
る。 次に、本考案のモノリス触媒ａの効果の比較対
象としてのｂとｃとは次の如くにして得た。すな
わち、ａの場合と同様にモノリス触媒担体用基材
に活性アルミナ層を形成した後、白金含有量0.8
ｇ／、ロジウム含有量0.08ｇ／の混合水溶液
1.5に１時間浸漬かつ撹拌して触媒ｂを、同じ
く白金含有量0.4ｇ／、パラジウム含有量0.4
ｇ／、ロジウム含有量0.08ｇ／の混合水溶液
を用いて触媒ｃを得た。これを表−１として次に
示す。
成構造に関するものである。 そして、上記用途に供する触媒には、HC，CO
等の未燃焼成分を酸化してH2O，CO2に転化させ
る酸化触媒、NOXを分解してN2，O2に転化させ
る還元触媒、これら両種の触媒の作用を同時に行
なう三元触媒の３種類があるが、自動車排気ガス
浄化用触媒としては白金、ロジウム、パラジウム
等の白金族金属を単独に、又は組合せて担持した
触媒が優れた性能を有するものとされ、なかんず
く三元触媒においては白金とロジウムとを組合わ
せてなる触媒が有効なものとして広く使用されて
いる。 しかし、白金とかロジウムは価格が高いところ
から最近は白金の一定分量をパラジウムで置き換
えた白金・パラジウム・ロジウム触媒が考えられ
ている。ところがこのような組合てせの触媒で
は、パラジウムが流速の速いいわゆる高空間速度
（Ｓ・Ｖ）条件下での活性が低く、また白金の機
能をも低下させるという相互作用を生じ、省白金
の効果はあるが総合的性能としては白金とロジウ
ムとを組合てせてなる触媒より劣るという欠点が
ある。 本考案は、上に述べたような従来技術における
欠点を除去するためになされたものである。本考
案者等は、先ず、モノリス触媒コンバータにおい
て、その中心部では流速が速く、周辺部ではこれ
が遅いことに着眼し、流速の速い中心部には高S.
V.条件下においても浄化性能の優れている白金
とロジウムの組合わせてなる触媒を、流速の速い
周辺部には低S.V.条件下で所望の活性を期待でき
るパラジウムとロジウムとの組合わせよりなる触
媒を配置することにより白金とロジウムとを組合
わせてなる触媒と同等の性能を有する白金・パラ
ジウム・ロジウム触媒を得ることができるのみな
らず、このように触媒を構成することにより白金
とパラジウムとが分離して担持されることになる
ため、従来技術にみられるような白金の性能を低
下させるパラジウムによる相互作用をも回避でき
ることに想到したのである。 すなわち、本考案の特徴とするところは、排気
ガス浄化用モノリス触媒において、その中心部付
近には白金とロジウムとの組合わせてなる触媒成
分を、また、その周辺部にはパラジウムとロジウ
ムとを組合わせてなる触媒成分をそれぞれ担持さ
せるようにして構成したことにある。 次に、本考案の一実施例を図面により、表１及
び２を引用しつつ説明する。 第１図では、本考案における触媒の担持方法の
概略を示す説明図で、図においてa′はモノリス触
媒担体用基材、１はモノリス触媒担体a′の中心部
分、２は周辺部分、３は白金とロジウムの水溶液
の循環通路、４はパラジウムとロジウムとの水溶
液の循環通路を示す。また、第２図は、本考案に
係るモノリス触媒の全体図を示す。図においてａ
はモノリス触媒、a1は白金とロジウムとを組合わ
せてなる活性の高い触媒、a2は上記a1を囲繞する
パラジウムとロジウムとを組合わせてなる触媒を
示す。 さて、本考案に係る排気ガス浄化用モノリス触
媒ａは次のようにして得られる。すなわち、先ず
アルミナ含有量10重量パーセントのアルミナゾ
ル、40重量パーセントの硝酸アルミニウム水溶液
150ｇ、イオン交換水450ml、アルミナ粉末1000ｇ
よりなるアルミナスラリーを調整し、これに径10
cm、長さ15cmの円筒型モノリス触媒担体用基材を
１分間浸漬した後これを引き揚げ気流で該モノリ
ス触媒担体用基材内に残留するスラリーを吹き飛
ばす。そして、さらに200℃で１時間乾燥した後
700℃で２時間焼成し、かくして活性アルミナ層
を形成したモノリス触媒担体用基材a′に第１図に
示すように該モノリス触媒担体用基材a′の中心部
より半径約3.5cmまでの部分１に白金含有量約0.4
ｇ／、ロジウム含有量0.04ｇ／の白金塩とロ
ジウム塩との混合水溶液、また、同じく該中心部
より3.5cmないし５cmの周辺部２にパラジウム含
有量0.4ｇ／、ロジウム含有量0.04ｇ／の混
合水溶液４の1.5をそれぞれポンプで１時間流
通循環させる。そして、その後該モノリス触媒担
体用基材a′内の残留溶液を気流で除き200℃温度
下で１時間乾燥させモノリス触媒ａを得るのであ
る。 次に、本考案のモノリス触媒ａの効果の比較対
象としてのｂとｃとは次の如くにして得た。すな
わち、ａの場合と同様にモノリス触媒担体用基材
に活性アルミナ層を形成した後、白金含有量0.8
ｇ／、ロジウム含有量0.08ｇ／の混合水溶液
1.5に１時間浸漬かつ撹拌して触媒ｂを、同じ
く白金含有量0.4ｇ／、パラジウム含有量0.4
ｇ／、ロジウム含有量0.08ｇ／の混合水溶液
を用いて触媒ｃを得た。これを表−１として次に
示す。
【表】
上記ａのｂ及びｃに対する耐久試験としては、
ａ，ｂ及びｃの触媒をエンジン排気系に連設する
方法によつて行なつた。その耐久試験の結果は、
次の表−２に示す通りであつて、本考案に係る触
媒ａはｂと比較して全体としての白金の量の半分
がパラジウムに置き換えられているにもかかわら
ず白金とロジウムとを組合わせてなるｂと同等の
性能を保有し、またｃと比較して従来の白金、パ
ラジウムとロジウムとの組合わせよりなる触媒の
有する欠点が解消されていることが確認されてい
る。
ａ，ｂ及びｃの触媒をエンジン排気系に連設する
方法によつて行なつた。その耐久試験の結果は、
次の表−２に示す通りであつて、本考案に係る触
媒ａはｂと比較して全体としての白金の量の半分
がパラジウムに置き換えられているにもかかわら
ず白金とロジウムとを組合わせてなるｂと同等の
性能を保有し、またｃと比較して従来の白金、パ
ラジウムとロジウムとの組合わせよりなる触媒の
有する欠点が解消されていることが確認されてい
る。
第１図は、本考案における触媒の担持方法の概
略を示す説明図、第２図は、本考案に係るモノリ
ス触媒の全体図、である。 ａ……モノリス触媒、a′……モノリス触媒担体
用基材、１……モノリス触媒担体の中心部、２…
…モノリス触媒担体の周辺部、３……白金とロジ
ウムとの水溶液の循環通路、４……パラジウムと
ロジウムとの水溶液の循環通路。
略を示す説明図、第２図は、本考案に係るモノリ
ス触媒の全体図、である。 ａ……モノリス触媒、a′……モノリス触媒担体
用基材、１……モノリス触媒担体の中心部、２…
…モノリス触媒担体の周辺部、３……白金とロジ
ウムとの水溶液の循環通路、４……パラジウムと
ロジウムとの水溶液の循環通路。
Claims (1)
- 流速の速い排気ガスの通過する中心部分付近に
は白金とロジウムとを組合わせてなる触媒成分
を、比較的流速の遅い排気ガスの通過する周返部
分にはパラジウムとロジウムとを組合わせてなる
触媒成分をそれぞれ担持せしめてなることを特徴
とする排気ガス浄化用モノリス触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13617382U JPS5939639U (ja) | 1982-09-08 | 1982-09-08 | 排気ガス浄化用モノリス触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13617382U JPS5939639U (ja) | 1982-09-08 | 1982-09-08 | 排気ガス浄化用モノリス触媒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5939639U JPS5939639U (ja) | 1984-03-13 |
| JPS6143536Y2 true JPS6143536Y2 (ja) | 1986-12-09 |
Family
ID=30306259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13617382U Granted JPS5939639U (ja) | 1982-09-08 | 1982-09-08 | 排気ガス浄化用モノリス触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5939639U (ja) |
-
1982
- 1982-09-08 JP JP13617382U patent/JPS5939639U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5939639U (ja) | 1984-03-13 |
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